一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

歴史的に見て簡単ではない朝鮮半島

2010-11-30 06:24:58 | 日記
朝鮮半島の緊張は太平洋戦争後の朝鮮戦争を除いては最大級のものになった。この半島の歴史を紐解くと、中国と朝鮮三国の関係、朝鮮三国の戦い、ロシア、清国、日本の関係による日清戦争・日露戦争、など複雑な国際情勢を絡めて戦争や紛争が起きていた。太平洋戦争終了後、朝鮮半島に初めて一つの国として成立するはずであったが、冷戦下、アメリカとソ連・中国の争いに巻き込まれた結果、南北に分断されることになった。
世界には一国になれなかった国が多く出来てしまった。朝鮮半島(南北朝鮮)、インドシナ半島の南北ベトナム、パキスタン(東と西)、東西ドイツなど夫々苦しい歴史を歩むことになった。分断のままの国もあれば、再び統合して一つの国になったのもある。分断の歴史は、民族の歴史を変えるだけではすまない。
朝鮮半島が再び統一できる日は、今回の騒動で再び遠のいてしまった。国の統一には、東西ドイツのようなケースが考えられるが、一方の国の崩壊と云うことはもう一方の国に大変な経済力がないと支えられない。西ドイツ経済があったからこそ出来た話である。今、韓国が果たして北朝鮮を支えることが出来るかどうか、難しい面が多い。
20倍もの経済格差は、埋めることは簡単ではない。韓国の夢は北朝鮮の夢でもあるかもしれないが、今の経済格差は如何ともしがたい。韓国の犠牲を強いても行なうということが本当に必要なのか。夢ばかりでは国は成り立たない。現実を見ることの方が重要ではないか。
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狸が葉っぱのお金を出した

2010-11-29 06:13:57 | 日記
七カ国協議を開く前に、六カ国協議を遣ろう、と提案してきた。この国は、北朝鮮に対しては、裏で何か約束事をしているらしく、直接ものをいえないようだ。尤も、朝鮮戦争では人民軍の犠牲を強いられていたのだから仕方がないかもしれない。とはいえ、今回の韓国に対する砲撃事件を全く批判できないくらい、親密になっている。
中国は、葉っぱのお金を出してきた。何故葉っぱのお金なのか。その提案が全く議題に取り上げられないほど中身がないからである。核の所有、軽水炉の建設、などは最初から認めていないものである。それを全く無視してお金だけ毟り取ろうという魂胆はとても他の国は飲めない。
中国は、北朝鮮に対して何もしないで他の国でお金だけ出してもらおうとしている。自分の懐が痛まないようにしようとしている。之ではほかの国はついていけない。ギブアンドテイクと云う言葉があるが、これではギブアンドギブとなってしまう。
北朝鮮の政権維持には多額の援助をしている中国は、自分の国だけでなく他国からの援助を如何に引き出そうかと苦慮していることは確かだ。しかし、あの体制を「よし」としてしまった中国の責任は重い。世界で親子三代に渡って世襲が行われるという快挙を成し遂げてしまった北朝鮮は中国しか援助できない状態にしているのと同じである。他国はこの話の中には入れない。
中国の人民元は、今は、強い通貨、といわれるようになったが、これは永遠に続くわけではない。北朝鮮を維持できるのも強い通貨のお蔭なのである。そのうちに葉っぱに化けてしまうのではないかとびくびくしている国も出てくる。統制された通貨には、市場原理が働いていない。従ってその化けの皮が何時剥がれるかである。
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朝鮮半島危機、キューバ危機に酷似

2010-11-28 11:52:59 | 日記
朝鮮半島は、北朝鮮の好戦的な挑発で揺れに揺れている。この半島、元々一つの国であるはずであったものが、冷戦の影響で二つの国に割れ、戦争になってしまった。当時のソ連首相であったスターリンは、中国共産党、毛沢東との協議で北朝鮮を手に入れるために戦争に突入した。中国の肩入れは人民軍を投入することで北朝鮮と国連軍(韓国、アメリカ、その他)との戦いになり、休戦までこぎつけた。
今の朝鮮半島が休戦でストップしていることに異常さが残る。北朝鮮は韓国との統一と云う言葉を手にしているが、経済格差は1対20くらい離れており、北朝鮮には極めて不利な条件となっている。このような状況下で北朝鮮が取っている恫喝外交は、緊張を高めることで国威を高めることしか出来ない。今回の緊張も、韓国領となっている島に自ら砲弾を撃ち込むという暴挙に走っている。
米韓軍事演習に対する北朝鮮の対応がどのように展開していくか。若し、この演習の中に北朝鮮が軍事的な挑発行為を行なえば、大変な事態に発展する。まさかそのような行為はしないとは思うが、今の北朝鮮には、そのボタンを押しかねない人間が存在しているのである。ボタンの押し間違い、などといっている場合ではない。完全戦争に突入しかねないからだ。
北朝鮮の国境から数十キロしか離れていないソウルは今、緊張の度合いが最高潮になっているという。キューバ危機のとき、米ソ首脳が戦争回避に全力を尽くしたというが、今、米中首脳はどのような対策を練っているのだろうか。ロシアは、これに対してどのような役割を果たそうとしているのか。大国の役割がうまく起動すればいいのだが、歯車が噛み合わないと大変な事態になりかねない。
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不利な証拠を出さない検察

2010-11-28 09:25:06 | 日記
痴漢事件で、検察側は被害者とされる女性に不利は証拠があるのにもかかわらず裁判で証拠として出さなかった。裁判官は加害者男性に無罪を言い渡したという。裁判では、被害者、加害者ともに公正な立場で審議されなければならないはずなのに、検察官は自分の立場だけを考えて被害者に不利な証拠を提示しなかったのであろう。このようなことが原因で、裁判自身に不審を抱くことになってしまう。
証拠の捏造はもっと酷い話であるが、不利な証拠を出さないことも同じくらい酷い話である。検察官の資質の問題かもしれないが、単に資質で片付けられる問題ではない。検察官は、事件を公正に裁くことが出来なくなったというのなら、司法の崩壊を招くことになる。現在の司法修習生は検察官の仕事をどのように教えられているのだろうか。また、新任の検察官に対して、司法研修所では、どのような教育をしているのだろうか。
法務省や最高検察庁は、司法制度を保つために様々な教育を行なっているはずである。現在の検察官が、事件や事故をどのように捉えているのか。事実をきちんと見る目を養っているのか。社会の常識をしっかりと見につけているのか。社会から隔離されているという意識になっていないか。社会と一体になって活動してこそ検察官がしっかりと仕事をしていけると考えなければならない。
証拠採用に関しても、裁判官の裁量に任せられているというが、出された証拠のみを以て裁判をするという現在の裁判のあり方にも問題がないわけではない。証拠主義は大事ではあるが、検察官が大事な証拠を隠したりすることが平然と行なわれていることについては大問題である。弁護人が、隠した証拠を見つけられなければ、被告人は冤罪となってしまうことになる。
日本で冤罪が発生する余地がこのようなところにもあるということが良くわかる。現在でも冤罪が発生しているということである。証拠はすべて開示して、その開示された証拠の採用は裁判官が決める。公正な裁判とは、こういうことなのではないだろうか。
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中国は、仲良しの北朝鮮を棄てられない

2010-11-27 10:43:19 | 日記
中国はやはり、米韓合同軍事演習に反対をしてきた。北朝鮮がどんな軍事行動をしようと中国は全く非難をしなかった。これに対して、米韓合同軍事演習には反対をするのだ。北朝鮮は我子同然にかわいいので、どんなに悪いことをしても許してしまう。日本語で言うと親ばか同然。
通常、悪いことをした我子に対しては、心を鬼にして叱りつけるのが親の役目、親心と云うものだ。それが出来ないほど溺愛してしまった中国の親としての立場は何とも見っとも無い話。親の心子知らず、子の心親知らず、と云う言葉もある。ところがこの二つの国はそうではない。お互いに傷つけあいながらも、どんなに悪いことをしながらも、お互いを思いやっているようだ。世界のことなど眼中にない。時刻の事だけを考えればいい、と云うのがこの二つの国の考えである。
いっその事、この二つの国は合併した方がより遣りやすいのではないだろうか。主席が二人いて、総書記が二人いて、お互いに兄弟同士のように振舞う。思想的にも合い通じるものがあるので、国の進む方向も一致する。民族の違いはあるが、そんなものは大した問題ではない。仲違いをすれば骨肉の争いになるが、中国はそのような戦いは慣れたもの。片一方が片一方を飲み込むことなど5千年の歴史の中では何度も経験をしている。
所詮民主主義国とはうまく行かないこの二つの国である。世界から格別に見えるのはそれほど珍しいことではない。世界の国土の10%くらいはあるかもしれないが、他の国とうまく貿易を遣っていくことが本当に出来るのだろうか。自国がいつも一番だと思っている中国は、何が優れているのだろうか。???
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