「米軍使用の国旗までメード・イン・チャイナ」という記事を見て唖然とした。それだけではない。米軍で使用している食料も多くが中国製だという。このくに、一体どうなっているのだろうか。それなら日本はどうなのか。まさか日本の国旗は日本製だろうね。日本の自衛隊が食べている食料は日本製だろうね。もし、日本製ではないとしたら大変なことになる。少なくとも国防に拘わるものは国産を使うべきだ。防衛相はこれに関してどのようなチェックをしているのだろう。
この問題、「若しかすると」という事が本当になる可能性も捨てきれない。お役人は、国産という意識をどれだけ持っているか。装備に関しては、アメリカ製のものも多く含まれているはずだ。中国製や韓国製は持っていないはず。食料品で言えば、多くが外国からの輸入で賄われている。その素材を追っていくと、もしかすると中国産のものも含まれているのではないか。コメ、麦、大豆、などの素材の中で、大豆を考えたら、その殆どが輸入品だ。野菜はどうか。今では以外にも中国や韓国から輸入されているものも多くある。特に中国産のものである可能性が高い。何しろ、素材から加工されて製品になったら、その素材が何処のからきたものは殆ど解らない。
小生は「アメリカよ、しっかりしろよ」というタイトルを付けたが、よく考えたら日本も同じことが言えるかもしれない、と言うことが解ってきた。国防と貿易は別物、と言う考え方だが、果たしてどこで区切ることが出来るのか。特に食料品の場合は、全てに共通しているのだから、簡単には割り切れない。戦時ではないから敵国という考え方も出来ない。平時においては、全ての国と貿易をしていて、区別するのは困難だ。国民感情から言えば、国旗は国産、自衛隊で食べている食品は国産、
位は何とかできないだろうか。但し、前にも書いた通り、小麦や大豆は国産が殆どない状況から、それが中国から輸入されていれば、その一部は自衛隊で使われている可能性は高くなる。
平時なのになぜそこまでこだわるか、という問題もある。世界が平和にしている時でも、どこかで戦争が行われている。たまたま日本は戦争をしていないが、若し、日本が戦時になったら、様々な問題が出てくるのである。戦争になると、物が自由に動かなくなる。敵対している国と国は直接の貿易が途絶えてしまう。もし、日本と中国が戦争になれば、全ての物資が今までと同じようには動かなくなる。アメリカではなく日本の問題として、肝心なものが何処から日本に入ってくるのか、常日頃から見ておく必要がある。
国産かどうか、という問題では済まなくなるのである。日本は資源が殆どない国だから、戦時になると全てが不自由になる。それは太平洋戦争で苦い経験を持っている。あの悲惨な生活は絶対に経験すべきではない。そのためには、国として普段から多少の備蓄を心がけることも必要である。特にエネルギーの源である石油備蓄は絶対にやらなければならない。食料品では、缶詰などの食品は国民自ら多少の蓄えを持っていてもおかしくはない。まあ、その前に戦争などはしないことだ。といっても、中国が戦争を仕掛けてきたらどうするか、である。愚かな軍人が見え隠れしている中国、誰がそのボタンを押すか、である。