猿になってしまった中華民族は一体どのように世界に発信していくのか。『中国では当局がネット検閲システムを構築』している現状で、世界を支配していくことが出来るのか。言論の自由、報道の自由、など全く存在しない中国には国語辞典に「共産主義」と言う言葉は載せていても「民主主義」と言う言葉は載せていないはずだ。その昔、孔子と言う偉い人が中国にはいた。この人は多くの名言を残している。今でも彼の残した言葉がそのまま生きている。
ところが、1500年前に孔子が云っていた言葉を今の中国人は殆ど知らないし、殆ど使うことも無くなった。何故なら、今の中国には彼が残した言葉が全く生かされていないからだ。孔子が唱えた「論語」は現在の中国には全く適用できない。若し、現在中国に「論語」が出版されているとしたら、その解釈は孔子が考えていたことと全く違ったものになっているだろう。孔子が若し生きていたら嘆き悲しむこと間違いない。
共産党一党独裁の中国には、「論語」の生きる道は閉ざされているはずだ。特に習近平は果たして「論語」を読んでいるだろうか。恐らく読んでいないだろう。読んでいたとしても自分勝手な解釈をしていることだろう。今の中国人の中に、孔子が考えていた論語の正しい解釈をする人がいるのだろうか。或いは、論語の正しい解釈を理解している人がいるのだろうか。
小生は今凡そ100年前に出版された「論語」の日本語解釈版を持っている。100年前の中国は今の共産中国とは違った国であった。この時代は、清朝が滅びて新しい中華民国が誕生したばかりであった。この時代は「論語」をどのように解釈していたのであろうか。少なくとも今の共産中国とは違っていた。現在よりも自由な意見が出されていたと考えたい。現在の中国は、三猿と同じようになってしまったということが出来る。この国が世界を支配したら、間違いなく見ざる、言わざる、聞かざる、の状態になるだろう。それは保証できる。中華民族は何時になったら民主主義国家に進展するのか。それは100年先も解らない。1000年先かもしれない。悲しい民族だ。一人の普通の人間として生きていけないのだから。