一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

やはり起きた中国高速鉄道の死亡事故

2011-07-24 06:05:18 | 日記
日本、ドイツ、フランス、アメリカの技術を統合し駆使して造った高速鉄道だが、余りにも早すぎる事故である。どこかに無理があった、ではなく無理して走らせた結果だということである。多くの最新技術をうまく絡み合わせなければ、幾ら最新技術であろうともうまく行くはずはない。
自国の技術だと言い張るこの国は、大きな勘違いをしている。技術の請買いが単純ではないということだ。表面的に単純そうに見えても、過去の多くの試練を通しての技術なのである。それを自国の技術だと言い張って、その挙句の果てに死亡事故を起こしてしまった。まだ技術自身が尾についていないのである。技術が習得されたと勘違いしてしまったこの国のトップは、技術を甘く考えていたに違いない。
日本やドイツ、フランスは高速鉄道に関しては血の滲むような努力を重ねてきた。その努力があってこそ大きな事故は殆んどなかった。その努力をこの国は余りにも軽く見すぎている。日本やフランスの技術で同じようなものを造れば事故は起きない、と云う何かに取り付かれてしまったのだろうか。運転の殆んどが自動化されているが、プラットホームや気象条件によっては手動運転を余儀なくされることもある。運転手や車掌が総ての技術を収得した、と勘違いしてしまった結果が、今回の事故に繋がったのではないか。早く走らせることだけが高速鉄道の役目ではない。安全性を高めて事故がない状態を永く保つことが大切なのである。
日本の原発事故についても、他国では考えられないような津波に襲われた結果である。しかし、地震国である以上、津波は当然起きるもの、と考えなければならないはず。これも甘く見た結果の事故ではないか。
色々な装置を事故なく安全に動かすことが如何に難しいかである。人間が造ったのもだから、どこかに欠陥が一つくらいある、と思わなければならない。その欠陥をどのようにカバーして事故にならないようにするかも人間である。驕るなかれ、と云うことになる。
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