一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

不可能を可能にする日本の力

2011-07-19 04:48:18 | 日記
サッカー女子W杯で、世界を沸かせた日本代表「なでしこジャパン」は将に不可能を可能にしてしまった。これはスポーツに限らない。科学技術でも、日本の底力はまだまだある。この力を結集すれば、自然エネルギーへの転換も可能かもしれない。そんな夢のようなことを考えた総理大臣がいたが、夢にしないための方策が何もなければ本当に夢になる。
スポーツには不可能を可能にすることが屡みられる。とはいえ、そこに限界があるのも事実である。幾ら不可能を可能にするといっても、100メートルを5秒では知ることは不可能である。その限界を極めるのがスポーツの醍醐味でもあるのだ。今回の女子サッカーでは、過去に公式戦で一度も勝った事がないアメリカと対戦した。アメリカ人の殆んどが負けることを考えた人はいなかったという。しかし、スポーツは遣って見なければ結果は解らない。それがスポーツなのである。
自然エネルギーへの転換はどうであろうか。技術的には出来そうに見えるが、その工程を考えると短期間での完成は簡単には行かない。現時点での総電力のシェアは5%未満である。それを30%までに引き上げなければならないのである。日本の国土の広さを考えると、自然エネルギーの何を何処にどれだけ設置することになるのか、と云う問題も出てくる。総てを太陽光発電で賄うということは現実的ではない。それこそ不可能に近い。
これから将来に向かって、現在考えられていないような方法も研究することが必要かもしれない。光そのものをもっと効率よく利用できないものか。触媒技術と合同で発電技術を考えることは出来ないものか。現在の技術は飽くまでもパネルを使って光を転換して発電をしている。このパネルも、高熱に弱いとされているが、強い光であれば総てよし、と云うわけには行かないのが現状である。
技術開発のどれだけお金を投入するかである。予算の関係もあるかもしれないが、人員削減と給与削減を徹底的に行なう事が、今後の予算編成では不可欠である。技術開発プロジェクトがどのようになっているのか解らないが、天下り団体を作ってやることの不合理さはいうまでもない。民間企業との共同開発も必要である。特許が発生したら、総て民間企業に定額で買い取らせる。
不可能を可能にすることは、今の日本にはできないことはないと感じる。過去の事例を見てもアメリカよりも、ヨーロッパよりも先に到達していることが多く見られるからである。できないことはない、と云う強い信念を持たないと不可能を可能にすることは出来ない。ただ、夢を語るだけでは夢は実現しない。総理大臣の夢は他人から見ても本当の夢にしか見えないのである。それは根拠や工程がしっかりしていないからだ。口先だけでは夢は実現しない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする