『今年3月の調査では「評価する」が38%で、「評価しない」の47%をなお下回っているものの、その差は9ポイントに縮まっている。』という記事を見ると、国民の安保法案に対する見方が大分変ってきているのが解る。要は、野党が「戦争法案」と大々的に宣伝して、それを国民の一部がうモミにしてしまった。しかし、一方、日本の廻りを見ると、北朝鮮は核兵器や弾道ミサイルの開発に余念がない。そして、中国は相変わらず日本の領土である尖閣諸島の略奪を考えている。
日本人は、中国や北朝鮮が何もしない国だと本当に思っているのだろうか。もし、そのように考えていたら尖閣諸島に中国の民兵が偽装した漁船で乗り込んできたらどうするのか。北朝鮮がミサイルを日本に向けて発射したらどうするのか。ミサイルは日本に届くとか届かないとかの問題ではない。間違って日本国土に落ちてきたら何もしないでただ見ているだけでいいのか。
中国と北朝鮮は日本の脅威である、ということが解らない人間がいることは確かだ。沖縄県知事の娘が中国人民軍の兵士と結婚していると囁かれているのをどう見るのか。中国は国是として国土拡張を唱えている。従って尖閣諸島もその国是の一つのとなっているのだ。北朝鮮はアメリカを標的にしているが、日本もその標的の一つとなっている。日本をどのように守るのか、という事を今の野党は全く考えていない。
国民を犠牲にしてでも野党は国を捨てるつもりなのだ。国を守る、という基本的なことが出来ないようでは国を任せることは出来ない。安保法案が全ていい、というわけではない。これに代わるものがあればいいのだが、今のところ何もない。憲法を守る、という事を野党は叫んでいるが、憲法を守れば尖閣諸島を守れるのか。国を守るのは憲法があるからではない。野党は憲法が国を守っていると錯覚をしている。
幾ら立派な法律を目の前に差し出しても、中国は尖閣諸島を略奪したいのだ。中国から見たら、憲法があるから日本は何もしない、と見ているはずだ。中国が他国の領土を略奪するのは尖閣諸島だけではない。南シナ海がその例である。大国であり国連常任理事国である中国は国際法など関係ないという姿勢を世界に示している。この国には平和という言葉が辞書に載っていないとしか思えない。略奪国家である。共産党というギャングがいて、その親分が習近平だと思う方が正しい。日本の野党は、このギャング団に組しているのである。