『人民日報サイト総裁を連行』という記事を見て、いよいよ中国は大恐怖政治が始まった、という感じがしてきた。一部の共産党幹部による中国の支配は、恐怖政治をしなければならないほど逼迫してきたのだ。チベット、ウイグル、などは少しも解決の兆しは見えず、多くの地域で大爆発や大火災が発生している。その度毎に企業や地区行政の幹部が逮捕、拘束されている。共産党上層部の人間だけが生き残れる体制を益々強めている。
痴呆を抑えるだけでなく、中央の幹部たちも一部の上層幹部によって抑えられている。恐らく雁字搦めの状態だろう。そのうちに何処かに蟻の穴が出来て、それが一気に広がり大爆発を起こすのではないか。今は未だ蟻の穴を塞いでいる段階だが、穴を塞ぎきれなくなった時が問題だ。上層幹部たちの家族の多くが海外へ逃亡している現状は、何を意味しているのか。国内情勢が決して安泰ではない、という状況である。
中国の恐怖政治の形態、どこかで聞いたことがある、と思っていたら、スターリン、ヒトラーが既に行っていた。今では歴史の教科書でしか知ることが出来ないが、それほど昔の事ではない。つい、80年くらい前の事なのだ。勿論、中国では文化大革命という出来事があったが、スターリン、ヒトラーの行ってきた政治はもっと恐怖政治であった。今習近平が行っている恐怖政治は段々スターリン、ヒトラーに近付きつつある。
今の中国にいる中華民族、果たしてあの時代の恐怖政治のことをどれだけ理解しているのだろうか。中国の歴史教育でスターリンやヒトラーのことをどれだけ教えているのだろうか。若しかすると殆ど教えていないかもしれない。従って、習近平が進めている恐怖政治を理解できないでいるかもしれないのだ。恐怖政治に突き進んで、最後の所になって初めて恐怖政治に到達していることに気が付くかもしれない。しかし、それでは遅すぎる。今気が付かないといけない。歴史の真実を学ばないと今進められている恐怖政治は理解できないだろう。13億人の多くが討ち死にするかもしれない、という時になって初めて恐怖政治の恐ろしさが解る。それが歴史というのかもしれない。