トランプ次期米大統領は28日、ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話大手
スプリントが5000人分の雇用を海外から米国に移転させると明らかにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161229-00000018-reut-bus_all
また、同じくソフトバンクが出資の米衛星通信ベンチャーのワンウェブが米国
内で3000人を採用すると語った。
トランプ氏は記者団に「スプリント幹部から電話があり、海外から5000人分の
雇用を米国に戻すと説明を受けた」と述べた。
スプリントは今年1月、25億ドルのコストカット策の一環で雇用2500人分
の削減を発表していた。今回国内に移転する5000人分は営業や顧客対応
等で、2018年3月までに行う計画。
ソフトバンクの孫正義社長は今月、トランプ氏とニューヨークで会談し、米国に
500億ドルを投資し、5万人の新規雇用を創出すると明らかにしていた。
スプリントの場合、米国籍の5000人分を従業員に当てるなら、米国に移転
させても雇用維持や創出の一助になるが、そうでないなら、米国内の新規
雇用と言えない様に思う。今後、米国内の通信会社をM&Aする、孫社長の
トリガーとなる戦術かもしれません。注目したいと思います。
さて、日経平均は大幅続落し、256円安の19145円の大引けでした。
(出来高 概算22.4億株の商いでした。)
今朝方のNY市場が3ケタ下落となった流れを受け、売り先行でスタート。
前場は200円前後の下げも、後場に入ると、為替の円高を見た先物主導の
売りも入り、一時19100円を下回る場面もあった。結局、19300円
を下回る大引けとなった。
日経平均は大幅続落で、投資マインドは悪化。明日の大納会で「掉尾の一振」
期待が遠のいた格好です。
注目のNY市場、小反発スタートも、もみ合い商状、ただ、経済状況は概して
良好なので、下押しよりプラス引けに期待したい。
明日の日経平均、年足陽線で、どこまで踏張りを見せるか注目です。