大納会を含む週が「週5日立会い」となるのは、2000年、01年、05~07年、
11~12年に続いて00年以降では、8回目。約2年に1回の割合で、案外多い
印象か。年末にかけて買われやすい季節習性について、よく言われる事である。
ともあれ、日本の3連休明けとなる26日は、クリスマスの振替休日で、欧米や
一部アジアの主要市場が休場。翌27日も英、豪、加、香港など休場となる市場
は多い。主要プレーヤーを欠き、市場エネルギー減退は避けられない情勢。
26日からは、安倍首相がオバマ米大統領とともにハワイ真珠湾訪問(オバマ
氏の卒業旅行)を予定。注目されそうな経済指標の発表も少なく、大きな材料の
浮上は想定しづらい所。逆に言うと、足元の相場方向性が維持されやすい面も
ある。30日納会で、日経平均19033.71円を上回っていると、「5年連続高」
さらに12、13年以来となる(その前は1999年)大納会の年間高値形成にも、
一部で期待が生じている様子。テロといった海外発の異変が生じなけれは、その
可能性も十分ありそうだ。
ただ、あまり無理をすると、年明けを機に反動が生じる例も少なくはない。新春
相場での2万円乗せに期待が広がるような、フィニッシュを迎えたい。
参考で、1996年~2015年の過去20年間を見ると、ラスト5日間の
日経平均騰落は17勝3敗(96年、97年、2010年が負け)で勝率は
85%となっています。 (参考:日本証券新聞16/12/26号)
果たして、今年は??
それでは、また。