「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

日銀、物価シナリオ維持だが、期待インフレに期待!?

2015-01-21 23:58:51 | マ-ケット

              
今日、日銀は金融政策決定会合で、15年度の物価見通しをプラス1.0%に
下方修正したが、目標とする2%の到達時期について「2015年度を中心と
する期間」とのシナリオは堅持しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150121-00000107-reut-bus_all

15年度後半以降に物価が急速に上昇する絵を描くが、市場には目標達成の
可能性は後退したとの声も浮上しています。期待インフレ率の動向によっては、
日銀がどこかの時点で追加緩和の是非を真剣に判断する局面が来ることも、
予想されます。

今回の経済・物価見通し策定に当たっては、原油価格について、「1バレル=
55ドルを出発点に、(16年度までの)見通し期間の終盤にかけて70ドル程度
に緩やかに上昇していく」との前提を置いています。

通常であれば、為替や原油相場は9人の政策委員がそれぞれ独自の想定で
試算するが、最近の原油価格の変動があまりに激しく、異例の対応を取らざるを
得なかった状況です。

それでも市場からは原油価格について、日銀が追加緩和を行った10月末以降
40%程度も下落、足元で40ドル台で推移する中、「やや想定が楽観的では
ないか」(国内金融機関)との声も聞かれます。

15年度の実質経済成長率見通しについても、政府が前年比プラス1.5%と
試算しているのに対し、今回示した日銀の見通しは同プラス2.1%と強気。

「高めの原油価格と、大幅な需給ギャップ改善を前提にすることで、15年度
中心とする期間の2%実現をつくりあげた印象」(同)との見方も少なくない。

黒田総裁は、物価2%達成の根拠について、潜在成長率を上回る成長が続く
事による需給ギャップの改善と、賃上げ実現に伴うインフレ期待の高まり、原油安
による経済の好影響などを挙げています。

一方、原油価格については「今後どうなるかわからない、前提通りに行くかも、
わからない」とし、「2%を達成する時期が原油の動向によって、多少前後する
可能性はある」ことも認めました。

銀が物価上昇目標を2%に据え置いたことは、強気の見通しで、5月までに
追加緩和を実施する腹積もりがあるように思います。膠着ドル/円相場も、今後
120円は通過点になるように思います。

さて、日経平均は、反落し85円安の17280円の大引けでした。
(出来高 概算21.8億株の商いでした。)

為替が円安に推移した中、日銀金融政策決定会合を見極めたい思いと、昨日
大幅上昇もあり、売り先行のスタートで、午後に日銀決定概要の報が伝わると
為替が円高にシフトし、マイナス圏から抜け出せず反落となりました。

日経平均は反落も、25日線辺りの攻防で、ここからの踏ん張りが期待されます。
為替の大きな変動が無ければ、リバウンド余地は充分です。

注目のNY市場、下落からのスタートですが、続伸できるかポイントです。

明日の日経平均、下ひげをつけての陽線引けを想定しています。

                                  
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