「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

1月第1週 相場展望と予定

2011-01-03 22:31:39 | 相場展望

         
明日から2011年卯年相場の開幕です。

昨年度の株式市場は、大納会だった12/30の日経平均の終値が約10229円と、
09年末から約3%下落して取引を終了しました。急激な円高が相場を圧迫した事に
加え、民主党政権の経済・財政政策も「力不足」と受け止められた格好
でした。

尚、12月最終週は、前週から約50円安(↓0.5%)の終了でした。

欧米の株式市場が、08/9月のリーマンショック前の株価水準に回復しても、日経
平均は12000円台に届かず、出遅れが鮮明となった状況です。

卯年が その干支にふさわしく、ジャンプする年になるか、今年も株式投資のヒントに
なるニュースなど 拾いながら、雑感を記していこうと思います。 

1月第1週(1/3~1/7)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

明日の大発会以降、1/5に12月の米ADP雇用統計、12/7に12月の米雇用統計
の発表があり、米雇用統計は失業率は9.7%と0.1P低下が予想されており、注目。
雇用改善が見られるようだと、ドル高/円安の流れも意識され、輸出関連を中心に、
日本株の修正リバウンドに弾みがつく可能性もあります。

尚、年明けのアジア市場や欧州市場は、底堅いスタートとなっています。

1月第1週(1/4~1/7)の日経平均レンジは、10150円~10450円程度を
想定しています。

1.1月第1週(1/3~1/7)主なイベントと予定
 1/3
  日本  年始休暇(~1/3)
  日本  箱根駅伝
  米   12月ISM製造業景気指数(予想、56.9)
  英   英国市場休場(バンクホリデー)
 1/4
  日本  東京証券取引所、大発会(年内取引初日)
  米   FOMC議事録
  独  12月失業率
  EU   12月消費者物価指数
 1/5
  日本  12月新車販売台数(日本自動車販売協会連合会)
  日本  12月軽自動車販売台数(全国軽自動車協会連合会)
  米   12月ISM非製造業景気指数(予想、55.0)
  米   12月ADP全米雇用統計
  EU   10月鉱工業新規受注
  EU   11月生産者物価指数
 1/6
  米  新規失業保険申請件数(先週分)
  米  世界最大の家電見本市(CES)開催(~1/9)
  EU   12月景況感指数
   1/7
  米  12月雇用統計(予想、非農業部門雇用者数が+13.5万人、
                     失業率が9.7%                         )
  米  12月失業率
  加  12月失業率
  EU   11月失業率

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/30)

 30日のNY市場、ユーロの買戻しが強まっている事もあり、全体的にドル売りが
 優勢で始まった。しかし、この日発表になった米経済指標は予想以上に強い内容が
 相次ぎ、米国債利回りの上昇と伴にドル買いが次第に強まった。

 しかし、後半になると動きを維持できず、米国債利回りも上げ幅を縮小した事から
 ドルも伸び悩んでいる。ユーロの買戻しに関しては特に好材料が出た訳ではない。

 むしろ、イタリア国債の入札が目標に届かなかったことなど悪材料も出ていたが、
 アジア系中銀などソブリン系の買いが継続しており、下値が底堅くサポートされて
 いることで、次第にショートカバーが加速したように思われる。

 ユーロドルは一時1.33台まで回復していたが、この辺に来ると、逆にアジア系の売り
 も観測されている。前日、サポートしていたアジア系中銀は姿を見せていなかった
 ようだが、別のアジア系が売りで出てきているとの観測も出ていた。

 アジア系の動きについては、1.33付近から買い下がっていたようだが、平均コストを
 下げるため、1.31台で積極的に買いを入れている。しかし、水準がコストを上回って
 来たこともあるのか、今度は一部売りに回っているのかもしれない。

 一方、ドル円も81円台半ばから買戻しが入り、81円台後半迄押上げたが、82円台は
 回復できずに往って来いの展開となった。このところの急ピッチな下げで値ごろ感も
 出てきているよに思われるが、82円台に接近すると売りオーダーが出てくるようだ。

 上値には日本の輸出企業のリーブオーダーが並んでいるとの指摘も聞かれる。

   米国債利回り(12/30)
     2年債          0.641(+0.008)
     10年債        3.367(+0.018)
     30年債        4.421(-0.010)
     期待インフレ率   2.294(+0.013)
                    *期待インフレ率は10年債で算出

 30日のNY債券市場、利回りは小幅に上昇。この日発表された米経済指標は強い
 内容が相次ぎ、発表後、利回りは上昇したものの、終盤になってポジション調整の
 動きが強まり、上げ幅を失っている。

 10年債は一時3.40%台を回復したものの、3.36%台まで戻してる。2年債も0.68%台
 まで上昇後、0.64%台に戻す動き。

 2-10年債の利回り格差は+272(前日271)。

3.NY株式市場 結果(12/30)

   NY株式(12/30)
     ダウ平均      11569.71(-15.67 -0.14%)
     S&P500       1257.88(  -1.90 -0.15%)
     ナスダック      2662.98 (  -3.95 -0.15%)

   CME日経平均    10225  (大証比:+15 +0.15%)

   出来高(億株)
     NYSE         5.08
     ナスダック     10.78

 30日のNY株式市場、ダウ平均は反落。この日発表になった経済指標は強い内容と
 なったものの、特に反応は見られなかった。年初来高値を更新し続けてきただけに、
 本日は利益確定売り先行といったところ。

 ダウ採用銘柄ではマクドナルド、ディズニー、クラフトといった前日上昇した消費関連
 株の一角が反落。ファイザー、メルクも利益確定に押された。一方インテルやアルコア、
 IBMがしっかり。個別に石油関連のアナダルコが商いを伴って上昇。BHPビリトンによる
 買収観測が出ている。

 ナスダックもハイテク株が利益確定売りに押され軟調に推移。アップルやオラクルの他
 グーグルやアマゾンも下落した。

4.NY原油先物2月限、金先物2月限 各結果(12/30)

 NY原油先物2月限(WTI)
   1バレル=89.84(-1.28 -1.40%)

 30日のNY原油先物相場は急反落。この日発表になった米経済指標は強い内容で、また
 週間石油在庫統計も原油在庫が予想外の減少となった物の、それに対する反応は限定的。
 利益確定売りが優勢となった。2月限は90ドルを割り込むとストップを巻き込む形で下げ足
 を早め、一時89.00付近まで一気に急落する場面も見られた。

 NY金先物2月限(COMEX)
   1オンス=1405.90(-7.60 -0.54%)

 30日のNY金先物相場は反落。NY時間に入って利益確定売りが優勢となった。
 為替市場はドル安の雰囲気が強かったものの、年末を迎えてポジション調整が出ている。
 ただ、2月限は1400ドル台を維持し、来年への期待感も滲ませる動きとなった。


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