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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

1月第1週 相場展望と予定

2018-12-30 15:17:38 | 相場展望

      
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ブロガー/読者の皆さん、今年も当ブログを訪問して頂き、
御礼申し上げます。

10月以降の下落で、投資マインドがシュリンクしましたが、
それまでの国内での自然災害が相場を暗示してた1年でした。
また、トランプ主義が、大きな影響を国内にもたらしました。

国内はゲリラ豪雨、猛暑、台風、地震と自然の猛威にさらされ、
政治、
経済で、トランプ氏のアメリカ・ファースト主義が市場を
翻弄
した1年でした。

来るべき2019年、亥年は、改元で平成から○○へ、大きく
時代が変わります。
来年も、市場を取り巻く環境を眺めつつ、コメントアップして
いきます。

今日が、今年最後の投稿で、来年は、1/3に書き込み予定です。
来年も宜しくお願い致します。
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12/24~週の日経平均は、4週連続で下落した。根底にあるのは、米・中
貿易摩擦の懸念。株式市場は、乱高下をして買いを入れにくい神経質な展開。

米欧がクリスマス休暇となり、市場流動性が枯渇する中、値が飛びやすい状況
となった。東京市場は、最悪のクリスマスで1000円超下落したが、大納会
前日の27日に750円戻りを試したが、週間で下落した。為替が110円台
とやや円高にシフトしており戻りを鈍くした要因となった。

結局、日経平均は、週間で151円下落(↓0.75%)の20014円。
2018年を振り返ると、年前半は投資状況良かったが、後半3カ月の下落で
投資マインドを冷やした結果であった。

年間騰落率を見ると、
日経平均   :-12.1%(約2750円の下落)
TOPIX  :-17.8%
2部指数   :-14.33%
マザーズ   :-34.11%
ジャスダック :-18.77%
REIT指数 :+ 6.77%  の騰落結果でした。

さて、1月第1週(12/31~1/4)主なイベントと予定は、下記1.の
通りです。

国内市場は、年末・年始休場で、1日取引(1/4大発会)となる。

年末3日間は、連続の陽線、週足でも陽線となっており、戻りを試す時期の
到来する新春相場となるか、NY株式相場の結果に依存することになりそう。
アンダーシュートする局面は終わり、底固めから戻りを試す局面入りと予想
したい。

3月期末配当を意識するタイミングも入って、この週は、大発会1日のみ。
亥年、猪突猛進、上への動きに期待したい。

日経平均、1月第1週(12/31~1/4)レンジは、19700円~
20500円程度を想定しています。

1.1月第1週(12/31~1/4)主なイベントと予定
 12/31
 日本 休場(大晦日、年始~1/3)
    米   債券市場、短縮取引
 中国 休場
 中国 12月製造業PMI
   中国 12月非製造業PMI
 1/1
 日本 休場(正月)
  米 休場
 中国 休場
 EU 休場
    仏 デジタル課税導入
  ル  ルーマニア、EU議長国に就任
  カ カタールがOPECから脱退
 1/2
 日本 休場(正月三が日)
 日本 一般参賀
   米 12月製造業PMI改定値
 中国 12月新製造業PMI
   独 12月製造業PMI改定値
 EU ユーロ圏12月製造業PMI改定値
 1/3
 日本 休場 (正月三が日)
  米  12月自動車販売
  米 12月ADP雇用者数
  米  12月ISM製造業景気指数
  米 週間新規失業保険申請件数
 1/4
 日本 大発会
    米  12月雇用統計
  米 12月非製造業PMI改定値
  米 パウエルFRB議長の発言
  米 パウエルFRB議長、イエレン前議長、バーナンキ元議長 
    AEA年次総会でインタビュー
  独 ドイツ12月失業率
  独  ドイツ12月非製造業PMI改定値
 EU ユーロ圏12月非製造業PMI改定値
 EU ユーロ圏11月卸売物価指数
 EU ユーロ圏12月消費者物価指数 

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/28)
 28日のNY外為市場でドル・円は、110円53銭から110円16銭まで下落、安値圏
 で引けた。米国の11月中古住宅販売成約指数が予想外のマイナスに落ち込み米国債
 利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。
 
 ユーロ・ドルは、1.1469ドルから1.1430ドルまで下落して1.1450ドルで引けた。
 ドイツのインフレ率が予想以上に低下したため、金利先高感を受けたユーロ買いが
 後退。
 
 ユーロ・円は、126円58銭から126円15銭まで下落。リスク回避の円買いが優勢と
 なった。
 
 ポンド・ドルは、1.2664ドルから1.2707ドルまで上昇した。
 ドル・スイスは、0.9791フランまで下落後、0.9859フランまで上昇した。
 https://minkabu.jp/news/2286417

 米国債利回り
  2年債        2.516(-0.046)
  10年債      2.715(-0.052)
  30年債      3.020(-0.036)
  期待インフレ率   1.732(-0.026)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場、10年債利回りは低下。米政府機関閉鎖が長引きそうな中、
 米国債利回りは下げている。米株が終盤になって失速したことも利回りの下げ幅
 を拡大させた。この日はシカゴPMIが発表になり予想を上回る強い内容となっ
 ていたが、反応は限定的。
 
 10年債は2.71%、2年債は2.51%付近まで低下している。
 2-10年債の利回り格差は20と変わらず。(前日20)
 https://minkabu.jp/news/2286434

3.NY株式市場 結果(12/28)
  NY株式28日
  ダウ平均      23062.40(-76.42 -0.33%)
  S&P500      2485.74( -3.09 -0.12%)
  ナスダック       6584.52( +5.03 +0.08%)
  CME日経平均     19960     (大証比:-40 -0.20%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は3日ぶりに反落。前日は終盤にかけて買い戻し
 が膨らみ、ダウ平均は600ドル超の下げを一気に取り戻す展開が見られた。
 このところのモメンタムの低下が一服しつつある傾向を示唆する動きではあった。
 クリスマス後の2日間だけで、ダウ平均は1300ドル超急上昇したことから、
 さすがにきょうは一服感が出ていたのかもしれない。
 
 きょうも終盤になってIT・ハイテク株中心に買いが膨らみ、前日同様に引けに
 かけての上げが期待されたが、戻り売りに押され失速している。ダウ平均は一時
 243ドル高まで後に100ドル超下落した。

 ダウ採用銘柄ではゴールドマン、エクソンモービル、シェブロンが下げたほか、
 キャタピラー、3Mも下げに転じている。一方、インテルやウォルマート、ディ
 ズニーが堅調。

 ナスダックは横ばい。終盤になってIT・ハイテク株に買いが膨らみナスダック
 1%超上昇したものの、引けにかけて戻り売りに押されている。テスラが上昇した
 ほか、アマゾン、エヌビディア、AMDが上昇。一方、マイクロソフト、フェイス
 ブックが軟調。アルファベットも下げに転じている。
 
 テスラは、オラクルの共同創業者ラリー・エリソン氏と、ウォルグリーンの人事
 責任者キャスリーン・ウィルソン・トンプソン氏を新たに社外取締役に起用する
 人事を発表している。
 
 デル・テクノロジーズがNY証券取引所に再上場。同社の株式は買収したソフト
 ウェア開発のVMウェアの業績に連動したトラッキング・ストック。初値は46
 ドルちょうどで寄り付いた。
 その後46.50ドルまで上昇したが、終値は45.43ドルで終えている。
 
 アナリストからは、投資判断が「買い」、目標株価は60ドルとする新規カバレ
 ッジも出ている。ティッカーは「DELL」。
 レストラン運営のウィングストップが反発。アナリストが投資判断を「中立」から
 「買い」に引き上げている。
 
 ファースト・リパブリック銀行が上昇。1月2日の取引からS&P500株価指数
 採用銘柄に組み入れられることが発表された。ドミニオン・エナジーに買収された
 スキャナを削除することに伴う措置。
 https://minkabu.jp/news/2286426

4.NY市場、原油先物2月限/金先物2月限 各結果(12/28)
 NY原油先物2月限(WTI)
  1バレル=45.33(+0.72 +1.61%)
 27日の米株式市場が上昇したことを好感し、アジア時間の時間外取引から買いが
 先行し、指標の期近2月限を含む期近の主要限月は、一時46ドル台に上昇した。
 
 しかし戻り売り圧力が強く、欧州時間では上げ幅を削り一時、小安くなった。
 日中取引開始後は強含みとなり、欧州株が堅調に引けたのに続き、米国株も下値
 堅く推移後に続伸したことを好感し、買い優勢となった。ただしNYダウは終盤
 に売り先行となり、反落で引け、今後、原油市場で再度、波乱要因になる懸念を 
 残した。
 https://minkabu.jp/news/2286460
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1283.00(+1.90 +0.15%)
 金2月限は小幅続伸。時間外取引で26日の高値1282.3ドルを上抜き、1,284.7ドル
 まで上昇したが、利食い売りからマイナスサイドに軟化し、小幅安で推移。
 
 日中取引の序盤もその流れを引き継ぎ、小安く推移したが、中盤からドル安から
 強含みとなった。欧米の株価は概ね堅調に推移する展開だったが、先行き不安から
 金買い意欲は強く、プラスサイドに浮上し、小高く引けた。
 https://minkabu.jp/news/2286457

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12月最終週 相場展望と予定

2018-12-24 23:58:53 | 相場展望

      
12/17~週の日経平均は、3週連続で大幅下落した。米・中貿易摩擦の
懸念から、米中貿易戦争への警戒からの世界経済減速懸念が現実味を帯び、
また米で、一部政府期間の活動停止と年内継続との見方やマティス国防長官
退任など、政治・経済状況が不安定で、NYダウが続落した。

週末にかけての東京市場、NY株式市場を先取りして下げており、日経平均
下げ幅は1200円強に達しており、異常事態。

結局、日経平均は、週間で1208円下落(↓5.65%)の20166円。

さて、12月最終週(12/24~12/28)主なイベントと予定は、下記
1.の通りです。

先取して下げてる日経平均は、週明け短期取引となるNY株式市場が下落して
も、リバウンドがあっていい状況。一方、日柄的には、年内受け渡しである、
25日で換金売り圧力が一巡し、多くは3連休前に一巡したとすれば、連休
明け寄り付き直後は、下落しても、押し目狙いのリターン・リバーサルの動き
を想定したい。

3月期末配当を意識するタイミングも入ってくることから、株価調整による個別
銘柄配当利回りの狙いも出てくるだろう。
明日20000円割れしても下ヒゲを引いて陽線引けに期待したい。

師走相場、少しづつリスクを織り込み、模様眺め展開から、中・小型株を物色する
反騰を想定している。

日経平均、12月最終週(12/24~12/28)レンジは、19600円~
20800円程度を想定しています。

1.12月最終週(12/24~12/28)主なイベントと予定
 12/24
 日本 休場(天皇誕生日の振替休日)
  米  短縮取引(クリスマス・イブ)
 12/25
 日本 11月企業向けサービス価格指数
 日本 10月景気先行・一致指数改定値
 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(10/30、31分)
 日本 ベルトラ、レオス・キャピタルワークス、リンク 各IPO
 日本 象印、ピックルス、あさひ、ストライク、壱番屋、しまむら 各決算
  米 クリスマス休場
 香港 クリスマス休場
  豪 クリスマス球場
 EU クリスマス休場
 12/26
 日本 黒田日銀総裁が講演
 日本 ニイタカ、ナガイレーベン、ハイデイ日高、スギHD、パルコ 各決算
  米 S&P住宅価格指数
 12/27
 日本 ミタチ、DCM、一六堂、ヒマラヤ、宝印刷、タカキュウ、平和堂 ニトリ 各決算
  米 消費者信頼感指数
 中国 工業利益
 EU ECB月報
 日本
   米 11月中古住宅販売成約指数
  独 消費者物価指数
 12/28
 日本 東証大納会
 日本 11月有効求人倍率
 日本 11月完全失業率
 日本 11月労働力調査
 日本 11月鉱工業生産
 日本 11月商業販売統計
 日本 12月開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」
 日本 アダストリア、バローズ、ライトオン、高島屋、北恵 各決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/21)
 21日のNY外国為替市場でドルは反発。主要16通貨のバスケットに対する
 ドルの価値を示すウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)ドル指数は
 0.45%高の90.50をつけた。
 
 ラッセル・インベストメンツの為替・債券戦略ヘッド、バン・ルー氏は、
 来年「1-3月期はドル相場は上がるだろう」とした上で「足元の市場が織り
 込んでいる利上げ回数は少な過ぎる」と指摘した。
 
 米連邦準備制度理事会(FRB)は19日に利上げを決めたが、2019年について
 一層緩やかな利上げペースを示唆した。金利が低下すれば、利回りを求める
 投資家のドル需要が鈍化する可能性もある。
 
 今年はドル高が進んだものの、ここ数日は米経済成長への警戒感を背景に
 売られていた。ドル相場は直近4日間のうち3日間で下がった。

 米国債利回り
  2年債       ー  ( ー )
  10年債      2.792(+0.005)
  30年債      ー  ( ー )
  期待インフレ率  ー  ( ー )
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 21日の米国債相場は小幅下落。ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁
 米経済の先行きに楽観的な見方を示す一方、利上げ決定に関しては、経済指標に
 加え、市場動向にも配慮する姿勢を示したことに反応した。
 
 米東部時間午後3時時点で、指標10年債利回りは2.792%と、前日の2.787%から
  やや上昇した。
 
 朝方発表された一連の経済指標には反応薄だった。だが、ウィリアムズ総裁の
  CNBCとのインタビューは材料視された。ウィリアムズ総裁は、米経済の力強さを
  踏まえ、米連邦準備制度理事会(FRB)は来年2度の利上げを見込んでいるが、
  中銀は柔軟に対応する構えで、多くの要因により調整する可能性もあると述べた。
  発言を受け、株式市場が上向く場面もあった。

3.NY株式市場 結果(12/21)
 NY株式21日
  ダウ平均   22445.37(-414.23 -1.81%)
  S&P500     2316.62( -50.80 -1.66%)
  ナスダック   6332.99(-195.41 -2.99%)
  CME日経平均  19795   (大証比:-255 -1.27%)

 NY株式相場は下落。ダウ平均は414.23ドル安22445.37、ナスダック195.41P
 安の6332.99で取引を終了した。朝方はクリスマス休暇前のポジション調整から
 買い戻しが広がったものの、7-9月期GDP確報値が下方修正されたほか、メキシコ
 国境壁建設費用を含む暫定予算案を巡る混乱で政府機関閉鎖への警戒感が強まり、
 下落に転じた。
 
 マティス米国防長官の2月退任も明らかとなり、政権運営の先行き不透明感が強まり、
 下げ幅を拡大して大幅下落となった。セクター別では耐久消費財・アパレルを除いて
 全面安となり、特にメディアや小売の下落が目立った。
 
 製薬のペリゴ(PRGO)は、アイルランド当局が約19億ドルの追徴課税を要求されてる
 ことが明らかとなり、30%近い急落。原油相場の下落で、石油のマラソン・オイルや
 深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。コンサル
 ティングのアクセンチュア(ACN)は、データ分析企業の買収を発表し、売られた。

 一方で、スポーツ用品のナイキ(NKE)は決算内容が予想を上振れ、上昇した。
 24日(月)はクリスマス・イブの為、米国株式相場は午後1時までの短縮取引となる。

4.NY市場、原油先物2月限/金先物2月限 各結果(12/21)
 NY原油先物2月限(WTI)
  1バレル=45.59(-0.29 -0.63%)

  21日のNY取引所(NYMEX)で、米原油先物相場は小幅続落。石油輸出国機構
 (OPEC)加盟国との間で最近合意した水準以上に、盟主のサウジアラビアが生産量
 を減らすと伝わったことで、市場は減産の行方を見極めようとしている。

 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1257.50(-10.40 -0.82%)(日本時間12/22 3:15現在)
 NY金が下落した。
 
 

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12月第3週 相場展望と予定

2018-12-16 23:56:51 | 相場展望

      
12/10~週の日経平均は、2週連続で下落した。米・中貿易摩擦の
両国に施策に揺さぶられ、リスクオン流れが強まった。米中貿易戦争の
警戒から世界経済減速懸念が再浮上した格好であった。

週末の東京市場、メジャーSQ値は21618円だった。NY株価指数
先物の下落や、中国11月小売売上高が低い伸びと、中国経済リスクも
意識され、日経平均は大幅反落の週末であった。

結局、日経平均は、週間で304円下落(↓1.4%)の21374円。

さて、12月第3週(12/17~12/21)主なイベントと予定は、
下記1.の通りです。

週末のNY市場は、世界経済の減速懸念が再燃して496ドル安と3日
ぶり大幅反落となったが、週明け東京市場は、週末に先取りしている。

日経平均は、下落スタートも切り返しSQ値を目指す展開を想定したい。
師走相場、少しづつリスクを織り込み、模様眺め展開から、大型株を避け
中・小型株を物色する、反騰を想定している。

日経平均、12月第3週(12/17~12/21)レンジは、21100円
21900円程度を想定しています。

1.12月第3週(12/17~12/21)主なイベントと予定
 12/17
 日本 11月首都圏新規マンション発売
   日本 日産取締役会
 日本 グッドライフ、ツクイSTF 各IPO
   日本 システムデイ、パーク24、プロレド、アークランド 各決算 
  米  10月対米証券投資
  米  12月NY連銀製造業景況指数
  米 12月NAHB住宅市場指数
    米 オラクル、レッドハット 各決算
 12/18
 日本 田中建設工業、TDSE 各IPO (ファイズ、東証M→東証1部)
 日本 ツルハ 決算
  米 FOMC(~12/19)
  米 11月住宅着工件数
  米 11月建設許可件数
  米 マイクロン・テクノロジー、フェデックス 各決算
  独 12月Ifo景況感指数
 12/19
 日本 日銀金融政策決定会合(~12/20)
 日本 11月貿易収支
 日本 11月訪日外国人客数
 日本 ソフトバンク、Kudan 各IPO
 日本 カイカ、日本ヘルスケア 各決算
  米 FOMC声明、経済予測公表
  米 パウエルRB議長会見
  米 第3四半期経常収支
  米  11月中古住宅販売件数
  米 ペイチェックス、ライト・エイド 
  英  11月消費者物価指数
 12/20
 日本 日銀金融政策決定会合結果 
 日本 日銀政策金利
   日本 黒田日銀総裁会見
 日本 10月全産業活動指数
 日本 Amazia、AmidAH 各IPO
  米 12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
    米  11月景気先行指数
  米 ナイキ、アクセンチュア、ウォルグリーン 各決算
  豪  11月雇用統計
 NZ 第3四半期GDP
  英 中銀政策金利
 12/21
 日本 11月消費者物価指数
 日本 11月食品スーパー売上高
 日本 11月スーパー売上高
 日本 11月百貨店売上高
 日本 大光、サツドラHD 各決算
 日本、EduLab、ACSL、テノHD、ポート、ミダック 各IPO
 日本 セグエG JQ→東証2部
  米 11月個人所得/個人支出
  米 第3四半期GDP確報値
  米  暫定予算期限

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/14)
 今日のNY為替市場でドル円は売りが強まった。序盤は上値追いの動きも
 見られたが、後半にかけて売りが強まっている。特段の材料は見当たらな
 いが、米株が大幅安となるなど株安が止まらずリスク回避の雰囲気がドル
 円を圧迫した。
 
   株式市場の下げにつては、この日発表の中国とユーロ圏の指標が予想を下
 回ったことから、世界経済の先行き懸念が強まり、ネガティブな反応を見
 せているようだ。ただ、肝心の米経済のほうは、この日発表の11月の米
 小売売上高が予想を上回るなど、年末商戦の消費は好調だった模様。
 
 一方、ユーロはNY時間に入って下げ渋っているものの上値は依然として
 重い。ユーロドルは一時1.1270ドル近辺まで下落し、ユーロ円は
 127円台に下落する場面も見られた。
 
 この日発表のドイツやユーロ圏のPMIが予想を下回ったことからユーロ
 圏経済への懸念が強まっている。きのう、ECBのドラギ総裁は理事会後
 の会見で、先行きに慎重姿勢を滲ませていた。
 
 総裁はきょう、EU首脳会談に参加しており、経済状態について前日同様
 「以前よりも成長が鈍化しており警戒感が増している」と述べていた様だ。
 「ECBは今年、成長見通しを3回下方修正した」とも言及していた模様。
 
 ポンドは再び下値模索となり、ポンド円は一時142.40円近辺迄下落。
 きょうの下げで21日線に届かず失速した格好。ブリュッセルで開催され
 ているEU首脳会談でメイ首相は、より良い条件を求めて交渉したが、
 EU側は合意の再交渉を認めず、譲歩を得ることはできなかった。
 
 EU側はアイルランド国境のバックストップ案への懸念を緩めるため、
 新たな声明を検討していた。その声明をまとめるため1月に首脳会談の
 開催を要請しているが、その声明はまだ具体化していない。
 
 ドルは買えない、ユーロは更に買えない、ポンドはもっと買えないと
 いった展開が続いている。
 https://fx.minkabu.jp/news/87060
 
 米国債利回り
  2年債        2.733(-0.029)
  10年債      2.893(-0.020)
  30年債      3.147(-0.023)
  期待インフレ率   1.828(-0.014)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場、10年債利回りは低下。この日発表のユーロ圏の経済
 指標が弱かったことや、英離脱交渉も暗礁に乗り上げるなか、欧州債利回り
 が低下しており、米国債も追随した。米株の下げが依然として止まらず、米
 国債への逃避買いの動きも利回りを押し下げ。
 
 この日の米小売売上高は好調な個人消費を示したが、先行き不安は払拭でき
 ずに米国債の反応も限定的となった。

 10年債は2.88%、2年債は2.73%に低下。
 2-10年債の利回り格差は16(前日15)とフラット化の解消は続いて
 いる。
 https://fx.minkabu.jp/news/87059

3.NY株式市場 結果(12/14)
 NY株式14日
  ダウ平均     24100.51(-496.87 -2.02%)
  S&P500     2599.95(  -50.59 -1.91%)
  ナスダック      6910.66(-159.67 -2.26%)
  CME日経平均  21265      (大証比:-35 -0.16%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅反落。中国や欧州の経済指標が弱く、
 市場は世界経済への懸念を強めている。ダウ平均は一時500ドル超下落。
 
 この日発表の中国の鉱工業生産や小売売上高は予想を下回った。米中貿易
 問題を通じて中国経済の減速が示唆されている。また、欧州の企業景況感が
 弱い内容だったことも懸念に繋がっているようだ。
 
 ただ、肝心の米経済のほうは、この日発表の11月の米小売売上高が予想を
 上回るなど年末商戦の消費は好調だったことを示している。
 中国が輸入自動車に対する報復関税の3ヵ月間停止を発表するなど米中貿易
 協議への進展は伝わっていたものの、市場の反応は鈍い。貿易問題よりも
 景気の先行き不安を材料に売りを進めているようだ。
 
 株式市場は悪材料探しの様相になっているが、情報会社の調査によると、
 今回の下落局面で投資信託やETFなどを通じて460億ドル以上の資金が
 米株式市場から引き揚げているという。
 
 ダウ採用銘柄は28銘柄が下落。ジョンソン&ジョンソンが大幅安となって
 いるほか、ウォルグリーン、シスコシステムズが下落。ユナイテッド・ヘルス、
 メルク、ファイザーも軟調。
 
 ジョンソン&ジョンソン(J&J)は、同社がベビーパウダーに使っていた
 タルクにアスベストが混ざっていたと各地で裁判になっているが、ロイター
 通信によると、少量のアスベストが含まれていたことを経営幹部は数十年もの
 間認識していたと報じている。同社はこの報道を否定している。
 
 シスコシステムズは、アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価
 を50ドルにした。
 ウォルグリーンは、アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も
 68ドルに下方修正。
 
 ナスダックも大幅に続落し、再び7000ポイントを割り込んでいる。アマゾン、
 アップル、マイクロソフトなど主力のIT・ハイテク株への売りが続いている。
 
 スターバックスが下落。きのうニューヨークでカンファレンスを開催しており、
 2019年度の目標を据え置いた。既存店売上高は米国を含め3~4%の拡大
 を見込んでいるという。しかし、同社のクリスマーCFOは中国市場について、
 既存店売上高は長期的には1~3%増に鈍化を予想している事を明らかにした。
 同社にとって重要な市場である中国での鈍化見通しに、市場は失望感を強めて
 いるようだ。
 
 アドビが下落。9-11月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想
 を上回っていた。しかし、見通しは、売上高は好調なものの、利益は予想を下
 回っている。アナリストからは、同社は企業向けのマーケティングを手掛ける
 マルケトを47.5億ドルで買収することで合意しているが、それに関連して
 利益が圧迫されていると指摘されている。
 https://fx.minkabu.jp/news/87057

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(12/14)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=51.20(-1.38 -2.62%)

 NY原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.38~
 1.36ドル安。その他の限月は1.31~0.43ドル安。

 小売売上高や鉱工業生産など中国経済指標の伸びは一段と鈍化しており、
 世界的な景気減速の進展が嫌気され、石油需要の下振れが警戒された。
 中国は米国に次ぐ石油の消費大国。米株式市場の下落も重し。
 
 時間外取引で1月限は前日終値水準でもみ合ったが、通常取引開始後は
 売りが 強まった。終盤には50.84ドルまで安値を更新した。
 https://fx.minkabu.jp/news/87052

 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1241.40(-6.00 -0.48%)
 
 金2月限は続落。米株式市場の軟調さや中国経済指標が弱かったことを
 背景にリスク回避のドル高に振れ、ドルの代替資産とされる金は圧迫
 された。
 https://fx.minkabu.jp/news/87051
 

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12月第2週 相場展望と予定

2018-12-09 23:57:48 | 相場展望

      
12/3~週の日経平均は、下落した。週前半、米・中貿易摩擦の最中
米国が追加関税の発動を90日間延期するとの報道が好感された。だが、
週中カナダでファーウェイの副会長を逮捕したとのリリースで、リスク
オン流れが強まり、米中貿易戦争の警戒から世界経済減速懸念が再浮上。
また、米債利回りの逆イールド化が、来年の米景気動向へ翳りが出て、
日本市場へ増幅して伝播した格好であった。

結局、日経平均は、週間で672円下落(↓3.0%)の21678円。

さて、12月第2週(12/10~12/14)主なイベントと予定は、
下記1.の通りです。

週末のNY市場は、景気の先行き不安が強まっており、米中貿易交渉も
不透明なことから大きく下落して終了した。
この流れから、日経平均は、下落スタートになりそうである。

師走相場、リスクオンの買い需要を期待したいが、週末14日にメジャー
SQと12月日銀短観の発表を控えており、下落後は模様眺め展開になり
そうです。

日本市場は、大型株を避けた中・小型株を物色する、下値をつけた後、もみ
あい展開を想定している。

日経平均、12月第2週(12/10~12/14)レンジは、21100円~
21900円程度を想定しています。

1.12月第2週(12/10~12/14)主なイベントと予定
 12/10
 日本 10月国際収支
 日本 第3四半期GDP改定値
 日本 11月景気ウオッチャー調査
 日本 ソフトバンク、売り出し価格決定
 日本 学情、Bガレージ、シーズHD、三井ハイテク、荻原工業、泉州電 各決算
 日本 エルニーニョ監視速報
  米 10月求人件数
  英 11月鉱工業生産指数
  世 ノーベル賞授賞式
 12/11
 日本 10月工作機械受注
 日本 10月機械受注 
 日本 11月マネーストック
 日本 アルー、ピアラ 各IPO
 日本 イムラ封筒、トーホー、HIS、シーイーシー 各決算 
  米 11月生産者物価指数
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
  独 12月ZEW景況感指数
  英 下院、EU離脱合意案巡り採決
 12/12
 日本 11月国内企業物価指数
 日本 アルテリア・ネットワークス IPO
 日本 ミサワ、グッドコムA、コーセル、日本テレホン 各決算
  米 11月消費者物価指数
  米 MBA住宅ローン申請指数
  米 国債入札 10年債(240億ドル)
  ブ ブラジル中銀政策金利
 12/13
 日本 11月都心オフィス空室率
 日本 FUJIジャパン、オーウエル 各IPO
 日本 稲葉製、クスリのアオキ、ネオジャパン、オハラ、ヤーマン、小林産業 各決算
  米 11月輸入物価指数
  米 アドビ、コストコ 各決算
  米 国債入札 30年債(160億ドル)
  ト トルコ中銀政策金利
  独 CPI改定値
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁記者会見
 EU EU首脳会議(~12/14)
 12/14
 日本 第4四半期日銀短観
 日本 メジャーSQ算出日
 日本 プラス、アスクル、バロック、フリービット、クミアイ化学、西松屋 各決算
  米  11月小売売上高
  米 11月鉱工業生産
  米 11月設備稼働率
 中国 11月小売売上高
 中国 11月鉱工業生産
 12/15
  米 国債償還 3年債(240億ドル)

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/7)
 今日のNY為替市場、株安が止まらずリスク回避の動きが見られている。
 朝方発表の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回った
 ものの、市場の反応は一時的に留まった。平均時給は前回と変わらず3%
 を超える伸びとなっていたことや、失業率も過去最低水準で推移しており、
 インフレと雇用の面からはFRBの利上げ期待に支障はない。
 
  ドル円は雇用統計発表後に激しく上下動したものの、112円台後半に留
 まっていた。しかし、米株が次第に下げ幅を拡大するなか、リスク回避の
 円高がドル円を圧迫し、112円台半ばまで値を落とす場面が見られた。
 
   市場は依然として先行き不安を強めているほか、米中貿易協議への不透明感
 も根強い。ナバロ米国家通商会議委員長は、90日間で合意できなければ
 関税を引き上げると述べていた。
 前日は維持したものの、ポイントとなっている112.50円割れを再び
 うかがう動きが出ていた。目先は112.25円付近に来ている100日
 線が再び意識される。

 ユーロドルは1.14ドル台に上昇。後半になってドル売りの動きがやや
 強まっておりユーロドルも1.14ドル台を回復している。ただ、ユーロは
 なお上値が重い印象で、ドル安の受け皿にはなり切れていない状況。今日
 第3四半期のユーロ圏のGDP確報値が発表になっていたが、ユーロ圏の
 景気減速が農業や建設、サービスといった予想以上に幅広い分野に影響して
 いることが示された。
 
 来週はECB理事会が予定されているが、予告通りに資産購入の年内終了を
 宣言してくるであろう。ただ、次の利上げのステップには慎重姿勢を強調
 してくる可能性もありそうだ。
 
 ポンドは上値の重い展開が続いている。ポンドドルは一時1.27ドル台
 前半まで下落。来週11日にメイ首相がEUと合意してきた離脱協定に対
 する採決が英下院で予定されている。情勢は混沌としているが、否決される
 との見方がやや優勢のようだ。もし、否決された場合のメイ首相の行動が
 注目される。同首相は否定しているが2回目の国民投票実施や、EUとの
 再交渉が模索される可能性がありそうだ。結果が判明するまではポンド買い
 は手控えられている印象。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464170

 米国債利回り
  2年債        2.717(-0.043)
  10年債      2.856(-0.040)
  30年債      3.146(-0.017)
  期待インフレ率   1.905(-0.005)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
  
 今日のNY債券市場、10年債利回りは下げが続いている。きょうは米雇用
 統計が発表されていたが、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回った
 ものの、平均時給は高い伸びを示していた。今月の利上げは正当化される
 内容ではあった。
 
 米雇用統計に対する米国債の反応は一時的に留まったものの、米株の下げが
 止まらず、逃避買いによる利回りの下げが強まった。
 10年債は2.85%まで低下したほか、2年債も2.7まで一時低下。
 2-10年債の利回り格差は14(前日13)。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464172

3.NY株式市場 結果(12/7)
 NY株式7日
  ダウ平均       24388.95(-558.72 -2.24%)
  S&P500     2633.08(  -62.87 -2.33%)
  ナスダック      6969.25(-219.00 -3.05%)
  CME日経平均   21340    (大証比:-280 -1.31%)
 
 今日のNY株式市場は下げが止まらず全面安となるなか、ダウ平均は一時
 662ドル安まで下げ幅を拡大した。序盤は買い戻しも見られダウ平均も
 上昇する場面が見られたものの、買いが一巡すると戻り待ちの売りが強ま
 った。
 
 景気の先行き不安が強まっており、米中貿易交渉も不透明なことから依然
 としてネガティブな雰囲気が強い。この日発表の米雇用統計で非農業部門
 雇用者数(NFP)が予想を下回ったことから、FRBの利上げ期待の後退
 のフォローとなったものの平均時給は3%超の高い伸びを維持している。
 OPECプラスが120万バレルの減産を決めたことで原油が上昇しており、
 エネルギー株は買い戻されていたものの、後半になって失速している。
 
 そのほか、銀行株や産業株、IT・ハイテク株が引き続き相場を圧迫。
 薬品株も下落。
 
 ダウ採用銘柄は全銘柄が下落。IBMやインテル、マイクロソフトが下落
 しているほか、ユナイテッド・ヘルス、キャタピラーも下落。シェブロン、
 エクソンモービルも下げに転じている。
 
 ナスダックも3%超の大幅安となり7000ポイントを割り込んだ。アマゾン
 アップルを始め、ネットフリックス、アルファベットなどFAANG銘柄を
 中心にIT・ハイテク株は全面安。好決算を発表したブロードコムも下げに
 転じている。
 
 医療用大麻のクロノスが大幅高。タバコのアルトリアが持ち株比率45%に
 あたる18億ドルを出資すると発表した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464168

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(12/7)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=52.61(+1.12+2.18%)
 NY原油は反発。米株は急落したが、前日からウィーンで開催されている
 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国との拡大会議で、日量
 120万バレルの減産合意に至ったことで急騰する展開となった。加えて、米国
 時間の午後に発表された米国内の稼働中原油のリグ数が前週比10基減と、週間
 の減少幅としては2016年5月以来、最大となったことも好感された。ただし、
 高値から大きく上げ幅を削って引けた。   
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464169
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1252.60(+9.00 +0.72%)
 金2月限は上昇。時間外取引では、11月の米雇用統計の発表を見送り気分が
 強いなか、小高く推移し、2ドル超の上げ幅を維持して推移。日中取引では、
 米労働省発表の11月の米雇用統計が弱気の数字となったことを背景にドル安
 となると、上げ幅を拡大した。米株式市場でニューヨークダウが不安定な
 値動きとなるとヘッジ買いが広まり、1,250ドルの節目を突破し、1,252ドル
 台で堅調に引けた。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=464165
 

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12月第1週 相場展望と予定

2018-12-02 23:55:39 | 相場展望

      
11/26~週の日経平均は月足陽線で上昇した。週前半、世界経済の
減速懸念もあったが、パウエルFRB議長が、中立金利に近づいてきて
いるとの認識を示し、ハト派姿勢と市場にとらえられ、利上げ打ち止め
への思惑が広がり、米債利回り低下/ドル安/株高の動きが広がった。

週後半は、NY市場もダウ大幅高もあり、日経平均は、疑心の中、毎日
続伸と、週を通して負けなし反発となり、6日続伸して月末を終了した。
結局、日経平均は、週間で704円上昇(↑3.25%)22351円。

さて、12月第1週(12/3~12/7)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY市場は、G20は想定通り終了するとのアク抜けや、米中貿易
戦争で、両首脳の会談で進展期待もあり、上昇して終了した。

土曜日には、トランプ大統領が、中国への引き上げ関税を見送ると正式に
伝わっており、日経平均は、続伸スタートになりそうである。

師走相場、リスクオンに買い需要が膨らむと、「クリスマスラリー」を控え、
株高アノマリーを実現する展開も期待できそうです。

日本市場、大型株に加え、中・小型株を物色する、上値追いの展開を期待
したい。

日経平均、12月第1週(12/3~12/7)レンジは、22300円~
23100円程度を想定しています。

1.12月第1週 主なイベントと予定
 12/3
 日本 第3四半期法人企業統計
 日本 11月新車販売台数
 日本 モロゾフ、伊藤園、アマガサ、ピープル、ピジョン 各決算 
 米 11月自動車販売
 米 11月ISM製造業景気指数
 米 10月建設支出
 米 ダラス連銀総裁、講演
 中国 11月財新製造業PMI
 英 11月製造業PMI
 英 EU離脱案について議会審議入り
 EU 11月ユーロ圏製造業PMI改定値
 EU ユーロ圏財務相会合
 12/4  
 日本 11月マネタリーベース
 日本 不二電機、アインHD、ながの東急 各決算
   米 ダラー・ゼネラル、HPエンタープライズ 各決算
 豪 中銀政策金利
 英 カーニー英中銀総裁、議会証言
 EU 11月ユーロ圏生産者物価指数
 EU EU財務相理事会(イタリアの財政赤字に対する制裁開始の可否)
 12/5
 日本 日ビュホテル、アルチザ、楽天地
 米 11月ADP雇用者数
 米 11月ISM非製造業景気指数
 米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
 米 パウエルFRB議長、上下両院合同経済委員会で証言
 豪 第3四半期GDP
 EU 11月ユーロ圏サービス業PMI改定値
 EU 11月ユーロ圏小売売上高
 12/6
 日本 トップカル、スバル興 各決算
 米 10月貿易収支
 米 10月製造業新規受注
 米 ブロードコム、クローガー、アルタ・ビューティ 各決算
 米 アトランタ連銀総裁、講演
 独 11月製造業受注
 独 CDU党大会(~12/8)
 世 OPEC総会
 12/7
 日本 エイチーム、積水ハウス、アルトナー、日駐、鳥貴族、日東網、アイル、gumi
   日本スキー、巴工業、アイモバイル、カナモト、丹青社 各決算
 米 11月雇用統計
 米 一部政府機関の予算、期限切れ
 米 ブライナードFRB理事、講演
 独 11月鉱工業生産
 独 CDU党首選
 12/8
 中国 11月貿易収支

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/30)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。月末ということも
 あり、ロンドンフィキシングにかけてドル買いが強まった。年末に
 向けたドル買い需要を予感される動きでもある。
 
   一方、きょうからG20首脳会談がアルゼンチンのブエノスアイレス
 で開催されており、特に明日の米中首脳会談の行方を市場は注目して
 いる。その結果待ちの雰囲気も強かったが、今日のドル買いはそれに
 向けたリスク回避の動きとの指摘もあった。
 ただ、それに対しては懐疑的な見方も出ていた。
 
 その米中首脳会談だが、米通商代表部(USTR)のライトハイザー
 代表からは楽観的なコメントも出てたが、市場は慎重に見ている様だ。
 同代表は「米中首脳会談が成功しなかったなら、それは驚きだ」と、
 述べていた。
 
 最終合意を期待する向きは少ないが、何らかの前進を示すコメント等は
 期待できるのかもしれない。どの様な結果になるか未知数だが、いずれ
 にしろ週明けの市場の反応次第といった状況ではある。
 
 ドル円は買戻しが優勢となりストップを巻き込み一時、113.70円
 付近まで上昇。米10年債が3%を下回ったことで終盤は伸び悩んだも
 のの、しっかりとした展開が見られた。
 
 パウエルFRB議長の講演を受けて来年の米利上げ期待が後退しており、
 週後半の為替市場はドル売りが優勢となっていた。ドル円も113円台
 前半まで下落していたが、一方で米株の買い戻しが見られる中、下値も
 底堅く113円台は維持されている。今日の21日線は113.40円
 近辺に来ていたが、その水準は堅持して、上向きの流れは維持している。
 ユーロドルは戻り売りが優勢となり、1.13ドル割れを試す動きも見
 られた。今日の下げで再び21日線を下回っている。今週はユーロドル
 も下げ渋る動きを見せていたが、ドイツの指標に弱い内容が相次いだ事
 から、ユーロ経済への不安感も台頭しており、ユーロはドル安の受け皿
 に成り得ていない。
 
 来月のECB理事会では資産購入終了が発表されることが確実視されて
 いるが、次のステップである利上げに向けた強いメッセージまでは期待
 薄のようだ。
 
 ポンドドルも売りが強まり、1.2740ドル近辺に下落。ただ、対
 ユーロではポンドは買い戻されており、下げ一服感も見せている。
 
 きょうはポンド安よりもドル買いがポンドドルを下押しした模様。
 ポンドに関しては、メイ首相がEUと合意した離脱案に関して、12月
 11日の英下院での承認投票が待たれるところ。メイ首相はもし議会が
 否決すれば、合意なき離脱のリスクに言及していた。きょうは離脱強硬
 派のフォックス国際貿易相がメイ首相案への賛同を正式に表明していた
 が、なお事態は混沌としている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463082
 
 米国債利回り
  2年債        2.795(-0.014)
  10年債      2.990(-0.040)
  30年債      3.293(-0.032)
  期待インフレ率   1.969(-0.019)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは3%を下回っている。全体的
 にはG20首脳会談と明日の米中首脳会談を巡って様子見気分が強かっ
 たが、米利上げ期待が後退する中、利回りは下げが続いている。
 
 今日はカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わっていたが、
 金利は中立に近いとし、利上げの停止に言及していた。政策金利に敏感
 な2年債利回りも終盤に下げに転じている。
 2-10年債の利回り格差は20(前日24)までフラット化が進んだ。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463081

3.NY株式市場 結果(11/30)
 NY株式30日
  ダウ平均        25538.46(+199.62 +0.79%)
  S&P500      2759.98 ( +22.22 +0.81%)
  ナスダック      7330.54 (  +57.45 +0.79%)
  CME日経平均先物 22390      (大証比:+40 +0.18%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。終盤になって買いが強まった。
 米中首脳会談に関して中国の経済担当高官から楽観的な発言が聞かれた
 ことが上げに繋がった模様。ただ、両国の隔たりはまだあるとも述べて
 いた。
 
 前半は前日終値を挟んで小幅な値動きが続いた。全体的にはG20首脳
 会談と明日の米中首脳会談を巡って様子見気分が強かった。米通商代表部
 (USTR)のライトハイザー代表から楽観的なコメントも出ていたが、
 市場は慎重に見ているようだ。同代表は「米中首脳会談が成功しなかった
 なら、それは驚きだ」と述べていた。
 
 原油相場が一時心理的節目の50ドルを割り込だことからエネルギー株の
 下落が一時圧迫したほか、米国債利回りの下げが続いており、銀行株の
 一角も軟調な動きをしていた。しかし、後半になってそれらも買い戻され、
 指数の上げに繋がっている。IT・ハイテク株も序盤は売り先行も、動き
 が一巡すると買い戻された。
 
 ダウ採用銘柄ではゴールドマンが下落したほか、トラベラーズ、アップル
 が軟調。一方、キャタピラー、IBM、インテル、ホームデポが上昇。
 ゴールドマンはマレーシアの政府系投資ファンド「1マレーシア・デベ
 ロップメント(1MDB)」の資金行方不明に関してFRBが調査して
 いると伝わっていた。
 
 ナスダックもプラスに転じている。エヌビディアやフェイスブック、
 アマゾンが上昇。一方、アップル、ネットフリックス、AMDが軟調。
 ホテルチェーンのマリオットが下落。昨年買収を完了したスターウッドで
 2014年から5億人分の顧客情報がハッキングされていたことを明らか
 にした。
 
 GEの下値模索が続いている。複数のアナリストが流動性に警戒感を示した
 ことが売りを誘った。また、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が、
 GEの元社員が保険事業を巡り当局から聴取されていると伝えていることも
 圧迫している。
 
 ビデオカメラ用半導体製造のアンバレラが大幅高。8-10月期決算を発表
 しており、1株利益が予想の2倍以上となった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463079

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(11/30)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=50.93(-0.52 -1.01%)
 
 NY原油の期近は反落。供給過剰に対する懸念や需要減少の見方を受けて
 軟調となった。ただ序盤の売りが一巡すると、サウジアラビアやロシアの
 減産に対する見方が下支えとなり、安値から戻した。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463073
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1226.00(-4.40 -0.36%)
 
 金2月限は反落。時間外取引では、もみ合いとなったのち、欧州時間からの
 ドル高を受けて地合いを緩めた。日中取引では、好調なシカゴ地区購買部
 協会景気指数を受けてドル高に振れたことを受けて軟調となった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=463071

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11月最終週 相場展望と予定

2018-11-25 23:55:24 | 相場展望

      
11/19~週の日経平均は小幅下落した。世界経済の減速懸念からNY株式
や原油相場などには売り圧力がかかり、やや円高圧力となった。
米週末のブラックフライデー売上げ増期待も、世界景気に翳りが出てきたとの
思惑からNY株式は下落。日経平均は、底堅さを発揮したものの小幅続落した
ただ、日経平均は21500円台を割れると、買い需要を喚起し、業績の良い
銘柄を買い戻す動きも散見された。

結局、日経平均は、週間で33円下落(↓0.16%)21646円でした。

さて、11月最終週(11/26~11/30)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY市場は、感謝祭明けのNY株式市場で、ダウ平均は続落。原油相場
下げが止まらず、マインド向上に繋がらなかった。

明日からの日経平均は、その流れから下落スタートが想定される。ただ、買い
手掛かり材料に欠ける中で、2025年、大阪万博が決定。下値21300円
台上の底堅さを想定。12月の「クリスマスラリー」を控え、株高アノマリー
を意識する展開を期待したい。

日本市場の決算発表一巡し、上場企業の営業利益の伸びの鈍化は見られるが、
PERは依然、割安水準にある。中・小型株を物色する、下値の限定的な相場
展開を期待したい。

日経平均、11月最終週(11/26~11/30)レンジは、21300円~
22000円程度を想定しています。

1.11月最終週(11/26~11/30)主なイベントと予定
 11/25
 EU U臨時首脳会議
 11/26
 日本 10月製造業PMI
 日本 ウチダエスコ、タカショー 各決算
  米 サイバーマンディ
  米 国債入札 2年債(390億ドル)
  米 米ロサンゼルスモーターショー
  独 11月Ifo景況感指数
  英 カーニー英中銀総裁、グリーンスパン元FRB議長 対談
 11/27
 日本 10月企業向けサービス価格指数
 日本 プラネット、DyDo、菱洋エレ 各決算
  米 9月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米 10月消費者信頼感指数
  米 クラリダRB副議長 講演
  米 セールスフォース 決算
  米 国債入札 5年債(400億ドル)
  米 カンザスシティー連銀総裁、アトランタ連銀総裁、シカゴ連銀総裁 討論会
  米  上院、ミシシッピ州補欠選挙決選投票
 中国 10月工業利益
 11/28
 日本 内田洋行 決算
 日本 霞ヶ関キャピタル IPO
  米 第3四半期GDP改定値
  米 10月新築住宅販売件数
  米 パウエルFRB議長 講演
  米 ティファニー 決算
  米 国債入札 7年債(320億ドル)
 11/29
 日本 10月対外・対内証券投資
 日本 10月商業動態統計
 日本 ラクーンHD、共和工業 各決算
  米  10月個人所得/個人支出
  米 10月中古住宅販売成約指数
  米 FOMC議事録(11/7、8 開催分)
  米 HP、ダラー・ツリー 各決算
  米 シカゴ連銀総裁 討論会
  独 10月失業率
  世 G20財務相会議
 11/30
 日本 10月有効求人倍率
 日本 10月完全失業率
 日本 10月消費者物価
 日本 10月鉱工業生産速報
 日本 11月消費者動向指数 
 日本 東和フード、大和コン、はてな、トリケミカル、キタック、ダイサン、ACCESS 各決算
 日本 ソフトバンク、IPO仮条件決定
  米 NY連銀総裁 講演
  米 国債償還 2年債(287億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(303億ドル)
 中国 11月製造業PMI
  世 G20サミット

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/23)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。原油相場が50ドル台
 前半まで急落するなど商品相場の下げがドルをサポートしている。昼に
 入って米国債利回りが下げ幅を縮小していることもフォロー。
 
 そのような中、感謝祭明けの米株が下げていることで序盤は円高圧力から、
 ドル円は売りが先行したが、ドル高がサポートし下げ渋る動きを見せた。
 週初は見切売りも出て112円台前半まで値を落としていたが、リスク
 回避のドル高の動きがサポートし113円台まで戻していた。しかし、
 株式市場が依然として不安定で、景気の先行き懸念も台頭する中、FRB
 利上げ期待も後退しており、ドル円の上値は重い。
 
 しかし、いまのところは下押しする動きまでは見られず、意識されるポイ
 ントの112.50円の水準は維持されている格好。
 
 一方で113.15円付近に来ている21日線は強い上値抵抗となってる。
 来週はG20首脳会談が行われるが、その際に米中首脳会談が予定されて
 いる。トランプ大統領からは期待感も高まる発言が出ているが、市場では
 合意は何も出ないとの見方が優勢。大枠の議論が中心との見方も出ていた。
 いずれにしろ、来週はその動向が最大の注目ポイントになりそうだ。
 
 ユーロドルは戻り売りが強まった。NY時間に入って下げが一服していた
 ものの浮上の気配も見せず、1.13ドル台前半まで下落。ロンドン時間
 にドイツがGDP確報値を発表していたが、マイナス成長となっていた他、
 個人消費が落ち込んでいる。また、ドイツのPMIも発表になっていたが、
 製造業は2016年3月以来の低水準となっていた。米貿易政策や中国
 経済へ懸念でドイツ製造業のモメンタムは低下している模様。
 
 ECBは年内で資産購入を終了し、来年夏終わりまでの金利据え置きを
 コミットしている。ECBの強気姿勢から市場の一部では、夏より前の利上
 げ予想も出ていたが、景気先行きへの懸念も台頭する中、その期待はやや
 後退している模様。21日線が1.1365ドル付近に来ているが、その
 水準を下回ってきており、来週以降の動きが警戒される。
 
 ポンドも戻り売りが優勢。ロンドンフィキシングにかけて売りが再度強ま
 った。前日は英国とEUが離脱の最終草案に合意したことから、ポンドドル
 も1.29ドル台まで急速に買い戻されていた。その上げを維持できていな
 い状況だが、市場ではメイ首相とEUが合意したとしても英議会の承認は
 得られないのではとの警戒感も根強い。また、ジブラルタルや漁業権問題は
 未解決で残っていることも不安感を強めている。
 
 25日日曜日に臨時のEU首脳会談が開かれ、そこで合意文書に調印が行わ
 れる予定のほか、その前日にメイ首相と欧州委員会のユンケル委員長が会談
 する予定となっている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=461982
 
 米国債利回り
  2年債        2.809(-0.005)
  10年債      3.039(-0.024)
  30年債      3.302(-0.015)
  期待インフレ率   1.967(-0.023)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。原油が50ドル台前半まで
 急落しており、インフレ懸念が後退している。また、感謝際休暇明けの米
 株が下落したことから、債券への逃避買いも見られた。
 10年債は一時3.03%まで低下しており、3%をうかがう展開が続い
 ている。
 
 2-10年債の利回り格差は23(前日25)に縮小し、フラット化が続
 いている。
 なお、本日は現地時間午後2時(日本時間午前4時)までの短縮取引。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=461977

3.NY株式市場 結果(11/23)
 NY株式23日
  ダウ平均       24285.95(-178.74 -0.73%)
  S&P500     2632.56(  -17.37 -0.66%)
  ナスダック      6938.98(  -33.27 -0.48%)
  CME日経平均   21495   (大証比:-205 -0.95%)
 
 感謝祭明けのNY株式市場でダウ平均は続落。原油相場の下げが止まらず、
  きょうは50ドル台まで急落している。サウジの生産が過去最高との見方が
 強まっており過剰供給への懸念が根強い。これを受けてエネルギー株の下落
 が相場を圧迫。 
 
 IT・ハイテク株は売り先行で始まったものの、値ごろ感からの買い戻しも
 入っている。ただ、アップルの下げが続いており、IT・ハイテク株の上値
 は依然として重い。米当局が中国のファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)
 への圧力を強めているとの懸念も高まっているようだ。
 
 きょうは感謝祭明けのブラックフライデーで米消費者は1年で最も買い物を
 する日になっている。過去最高の売れ行きとの予想も出ているが、利益も薄く
 なっているとの指摘も聞かれる。市場もその動向に注目しているが、きょうの
 小売株は軟調な動き。
 
 ダウ採用銘柄ではシェブロン、エクソンモービルが指数を圧迫したほか、
 アップル、ゴールドマン、ボーイングが下落。一方、ユナイテッドテクノロ
 ジーズ、ウォルグリーンが上昇。
 
 アップルが4日続落。アイフォーンの需要に対する懸念が高まっているが、
 ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、アイフォーンXRの
 日本での販売促進のため携帯電話業者に補助金を出す計画だと伝えた。
 
 ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)は航空部品のロックウェル・コリ
 ンズの買収を中国当局が条件付きで承認したことが材料視。
 
 ナスダックも下落しているものの、序盤の下げを取り戻しプラス圏に浮上する
 場面も見られている。アップル、テスラ、フェイスブック、ネットフリックス
 が下落。一方、エヌビディア、AMDが上昇。
 テスラが4日続落。「モデルS」と「モデルX」の中国での値下げを発表。
 
 値下げ率は12%から26%。米国からの輸入時に中国が課している関税相当
 分をテスラが吸収することに決めたと説明している。
 
 eコマースのオーバーストックが大幅高。ウォールストリート・ジャーナル
 (WSJ)が同社のバーンCEOのインタビューを伝えており、2月までに
 リテール事業の身売りを検討していると述べた。同社はブロックチェーン事業
 にも進出しており、そちらに経営資源を集中したいようだ。
 
 なお、本日は現地時間午後1時(日本時間午前3時)までの短縮取引。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=461973

4.NY市場、原油先物1月限/金先物12月限 各結果(11/23)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=50.42(-4.21 -7.71%)
 
 NY原油は大幅反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が4.21ドル
 安。その他の限月は4.21~1.32ドル安。年初来安値を再び塗り替えた。
 供給過多を警戒した売りが続いている。世界的な景気減速による石油需要の下
 振れが警戒されている。ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)が低下を続
 けていることで不透明感が強まった。米中貿易戦争も引き続き警戒されている。
 
 来月の石油輸出国機構(OPEC)総会に向けて減産が協議されているものの、
 下げに歯止めがかからない。
 時間外取引から1月限は軟調に推移。期近つなぎ足で年初来安値を更新した。
 通常取引開始後も売りが止まらず、50.15ドルまで一段安となった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=461984
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1223.20(-4.80 -0.39%)
 
 金12月限は反落。ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)が低下を続けて
 いることや原油安で世界的な景気減速見通しが強まり、逃避的なドル高に振れた
 ことが重しとなった。安全資産として金を求める動きは強まっていない。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=461983
 

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11月第4週 相場展望と予定

2018-11-18 23:57:27 | 相場展望

      
11/12~週の日経平均は下落した。週前半に、世界景気に翳りが出てきた
事を織り込み日経平均は急落した。NY株式市場がアップル決算を受け、軟調。
ハイテク株主体のナス株が軟調で、日経平均は、増幅して影響を受けた格好。
米・中貿易摩擦も燻り、為替もやや円高と、東京市場は、戻りを遅らせた状況。

ただ、日経平均は、21500円台割れで底打ち感を示し、業績相場に含みを
残した格好。

結局、日経平均は、週間で569円下落(↓2.56%)21680円でした。

さて、11月第4週(11/19~11/23)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY市場は、リスクオフムードが残る中、米・中首脳会談へ向け貿易摩擦
緩和期待も出て、ナスは弱含んだものの、ダウは上昇している。

今週の日経平均は、その流れから上昇スタートが想定される。ただ、米・中貿易
戦争の影響も、株式市場は先行して織り込んできたので、一旦、アク抜けの局面
を迎えると予想する。

日本市場の決算ピークを過ぎ、上場企業の営業利益の伸びに鈍化は、見られるが
PERの割安水準にあり、ここから下値の堅い相場展開を想定したい。

週明けの東京市場、週末3連休はあるものの、リバウンドする展開に期待したい。
日経平均、11月第4週(11/19~11/23)レンジは、21500円~
22250円程度を想定しています。

1.11月第4週(11/19~11/23)主なイベントと予定
 11/19
 日本 10月貿易収支
 日本 黒田日銀総裁、講演
 日本 MS&AD、東京海上、シェアリングT、SOMPO HD 各決算 
 米 NY連銀総裁、講演
 EU 10月経常収支 
 11/20
 米 10月住宅着工件数
 米 メドトロニック、ロウズ、ターゲット、ベストバイ、コールズ
   ギャップ、フットロッカー 各決算
 11/21
 日本 10月全国百貨店売上高 
 米 10月耐久財受注
   米 10月景気先行指数
 米 10月中古住宅販売件数
 米 ディア 決算
 世 OECD経済見通し
 11/22
 日本 10月消費者物価指数
 米 米株式・債券市場、休場(感謝祭祝日)
 南ア 南フリカ中銀政策金利
 EU 10月ユーロ圏消費者信頼感速報値
 11/23
 日本 東京市場休場(勤労感謝の日) 
 米 米株式・債券市場は短縮取引(ブラックフライデー)
 独 11月製造業PMI速報値
 独 第3四半期GDP改定値
 EU 11月ユーロ圏製造業PMI速報値

2.NY市場、為替/債券 各決算(11/16)
 今日のNY為替市場はドル売りが優勢となった。FRB幹部の発言に敏感に
 反応しているようだ。特にクラリダFRB副議長の発言に反応していた様で、
 副議長は米CNBCのインタビューで「世界経済に減速している証拠がある」
 と述べていた。今週、パウエル議長はFRBが来年直面する課題の一つに、
 海外需要の鈍化を指摘していたが、副議長の発言もその線に沿った内容とも
 言える。
 
 また、カプラン・ダラス連銀総裁が来年から2020年にかけて成長鈍化見
 通しを示したことも圧迫した可能性もありそうだ。
 
 ドル円は112円台に下落し、ストップを巻き込んで112.65円近辺迄
 一時下落。エヌビディアの決算を受けた株安もドル円を圧迫した。ドル円は
 きょうの下げで113.05円付近に来ている21日線を割り込んでおり、
 早期に回復できるか注目される。10月26日から11月12日の上昇波の
 50%戻しが112.80円付近に来ており、その水準での推移が続いた。
 
 一方、ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが強まり、1.14ドル台を
 回復。ポンド安が落ち着いていることもユーロ買い戻しへの安心感につなが
 っているようだ。ただ、一部からはユーロ圏の経済は見た目以上に弱い可能性
 も指摘されており、ECBの出口戦略が期待通りにはならないとの見方も出て
 来ているようだ。
 
 ECBは来年夏の終わりまで金利据え置きをコミットしてるが、すぐに利上げ
 開始となるかは未知数な部分も多い。
 
 ユーロドルはきょうの上げで21日線を回復しており、来週以降の動きが注目
 されるもののイタリア問題も燻る中、上値での戻り売り圧力も強そうだ。
 ポンドは下げ一服。辞任が伝えられていたゴーブ英環境相が辞任をひとまず
 撤回しており安心感につながった模様。ポンド円は下値模索が続いているもの
 の、きょうはポンド安よりもドル円の下げが圧迫しているものと思われる。
 
 しかし、離脱強硬派の閣僚からは、メイ首相がEUと結んだ離脱合意を全面的
 に見直す計画に取り組んでいるとも伝わっている。議会を通過できるか懐疑的
 で、与党内にメイ降ろしの動きも再び台頭する中、ポンドの買い戻し積極的に
 試そうという雰囲気はまだないようだ。合意なき離脱のリスクは依然として残
 っておりポンドの上値は重い。
 
 ポンド円は200日線を下放れる展開となっているが、目先は、10月安値の
 142.75円付近を視野に入れた動きが続きそうだ。
 なお、トランプ大統領が「中国は合意をしたがっており、追加関税は必要ない
 かもしれない」と述べていた。ロス商務長官はきのう、今月末G20首脳会議
 の際に行われる米中首脳会談では最終合意には至らず、対中関税1月に25%
 に引き上げる計画」と述べていた。トランプ政権も様々使い分けているのかも
 しれない。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=461002
 
 米国債利回り
  2年債       2.804(-0.050)
  10年債      3.065(-0.046)
  30年債      3.321(-0.038) 
  期待インフレ率  2.029(+0.012)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。クラリダFRB副議長が「世界
 経済に減速している証拠がある」と述べたことをきっかけに利回りは下げが加速。
 来年の利上げ期待を幾分後退させたようだ。今週、パウエル議長はFRBが来年
 直面する課題の一つに、海外需要の鈍化を指摘していたが、副議長の発言もその
 線に沿った内容とも言える。
 
 また、カプラン・ダラス連銀総裁が来年から2020年にかけて成長鈍化見通し
 を示したことも圧迫した可能性もありそうだ。
 10年債利回りは3.06%台まで低下、2年債は2.80%まで低下した。
 2-10年債の利回り格差は27(前日26)。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=461001

3.NY株式市場 結果(11/16)
 NY株式16日
   ダウ平均         25413.22(+123.95 +0.49%)
   S&P500       2736.14(  +5.94 +0.22%)
   ナスダック         7247.87( -11.16 -0.15%)
   CME日経平均         21765   (大証比:+115 +0.53%)
 
   今日のNY株式市場、前日引け後に発表になったエヌビディアの決算が失望的な
 内容だったことから、IT・ハイテク株中心に売りが膨らみダウ平均は反落して
 始まった。一時141ドル安まで下げ幅を広げる場面が見られたものの、売りが
 一巡すると買い戻しも入りプラス圏に浮上している。前日も下げから反転の流れ
 だったが、下値では見直し買いも入って来ているようだ。
 
 エヌビディアについては、主力のゲームPC部門が予想よりも弱かったほか、
 仮想通貨ブームの後退でマイニング用チップの販売が予想以上に不調で在庫の
 積み上がりが確認されている。市場ではしばらくは在庫処理が先行するとの弱気な
 見方が強まっているようだ。AIや自動運転などデータセンター部門は好調を維持。
 ただ、収益の割合はまだまだ小さい。
 
 ただ、上値では戻り売りも根強く、前日付近まで戻す場面も見られたものの、
 トランプ大統領の発言で後半にかけ再び上げ幅を広げている。大統領は「中国は
 合意をしたがっており、追加関税は必要ないかもしれない」と語っていた。
 
 ダウ採用銘柄ではユナイテッド・ヘルスやトラベラーズ、ベライゾンが上昇した
 ほか、マクドナルド、3M、シェブロンも堅調。一方、ウォルマート、ボーイング
 軟調に推移した。
 
 ナスダックは午後になってトランプ大統領の発言をきっかけに下げ幅を縮小。
 エヌビディアのほかAMD、マイクロンなど半導体関連には売りが強まり指数を
 圧迫。アマゾン、フェイスブックも売りが続いている。ただ、アップルの買戻しが
 続いたほか、マイクロソフト、テスラも買い戻されている。
 
 フェイスブックは下げが止まらず、10月にサポートされた140ドルを割り込
 んだ。NYタイムズが、サンドバーグCOOが、フェイスブック上でロシアが実施
 した虚偽情報による世論操作について、取締役会やメディアに全体像を知られない
 よう水面下で画策したと報じている。これに対して社内では経営幹部に対する
 不信感が強まっているようだ。
 
 カリフォルニア州最大の公益事業会社PG&Eが急反発。同州で大規模な山火事が
 発生したが、同社の機器が出火原因の可能性が指摘され、経営破綻への懸念が高ま
 っている。カリフォルニア州当局からの支援の声もなく前日の株価は急落していた
 が、同州の公益事業委員会(PUC)の委員長が、同社の破綻を容認することは
 考えられないと発言したことで、州政府の支援があるのではとの期待感が膨らん
 でいる。
 
 GEの下げが止まらず09年3月以来の安値水準の更新が続いている。きょうは、
 アナリストから目標株価の引き下げが伝わっていたが、四半期決算を徹底的に見
 直した結果、多くの疑問が生じたとしている。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=460999

4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(11/16)
 NY原油先物12月限(WTI)
  1バレル=56.46(0.00 0.00%)

 NY原油の期近は同値圏。今週、石油輸出国機構(OPEC)が来年から日量140万
 バレル減産する意向を示したことや、サウジアラビアの米国への原油輸出が減少
 していることが示されたことなどで、米国の時間帯の前半までは一貫して、急落
 後の戻り高値を更新する展開となった。しかしロシアがこの減産に難色を示して
 いることもあり、後半は売り崩され、結局は期近は前日同値圏まで上げ幅を削った。
 ただ、帳入れ後は小戻している。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=460993
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1223.00(+8.00 +0.66%)
 金12月限は続伸。時間外取引で、ユーロの押し目が買われたことを受けて堅調
 となった。日中取引では、クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長の発言など
 を受けてドル安に振れたことが支援要因となった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=460992

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11月第3週 相場展望と予定

2018-11-11 23:57:39 | 相場展望

      
11/5~週の日経平均は、もみあい展開であった。米中間選挙や米FOMC
会合を挟んで、市場の想定から大きく外れない結果だったことで、NY株が
上昇した格好であった。日経平均は、下落・上昇の振幅の大きい週となった。

週末にかけ、ドル高/円安となったが、週末の上海・香港株が軟調で、下落し
終了して、週間でもみあい状態であった。

日経平均は、22000円台の底打ち感を示し、業績相場に含みを残した格好。
結局、日経平均は、週間で6円上昇(↑0.03%)22250円でした。

さて、11月第3週(11/12~11/17)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY市場は、中国経済の減速感から世界経済への波及懸念が起き格好。
今週は、その流れから下落スタートが想定される。ただ、昨日書き込んだ様に
日本市場の決算ピークを過ぎ、好決算銘柄も多く、PER水準で割安であり、
下値は堅い相場展開を想定したい。

週明けの東京市場、下落スタートからリバウンドする展開に期待する。

日経平均、11月第3週(11/12~11/17)レンジは、22000円~
22750円程度を想定しています。

1.11月第3週(11/12~11/19)主なイベントと予定
 11/12
 日本 大林組、住友ぺ、リョービ、近鉄GHD、ヤオコー、ソニーFG、
    各決算
  米 米債券市場は休場
  米 サンフランシスコ連銀総裁、講演
  印 10月鉱工業生産
 11/13
 日本 鹿島、光通信、ワールド、ロート、荏原、THK、MTG、タカラトミー
    大日本印、三菱UFJ、住友不、アサヒイン、リクルート 各決算
 日米 安倍首相、ペンス米副大統領と会談
    米  10月財政収支
  米 ホーム・デポ、タイソン・フーズ 各決算
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  独 11月ZEW景況感指数
 11/14
 日本 第3四半期GDP1次速報値
 日本 DIC、大塚HD、東映、アイHD、すかい、応化工、電通、日本ぺ
    出光、東海カ、アマダ、日本郵政、かんぽ、ゆうちょ、みずほ、T&D
    サイバーダイン、三井トラスト、第一生命、RIZAP、スルガ銀行 各決算
  米  10月消費者物価指数
  米 パウエルFRB議長、講演
  米 クオールズFRB副議長、下院議会証言
  米 シスコシステムズ、メーシーズ 各決算
 中国 10月小売売上高
 中国 10月鉱工業生産
  独 第3四半期GDP速報値
  英  10月消費者物価指数
  英  10月生産者物価指数
 11/15
 日本 JRE、日本賃貸、レカム 各決算
  米 10月小売売上高
  米 10月輸入物価指数
  米 クオールズFRB副議長、上院議会証言
  米 ウォルマート、エヌビディア、アプライド・マテリアルズ ノードストローム
    JCペニー 各決算
  米 国債償還 3年債(241億ドル)
        10年債(573億ドル)
        30年債(903億ドル)
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  世 APEC閣僚会議
 11/16
  米 10月鉱工業生産
  米 9月対米証券投資
  米 バイアコム 決算
  米 シカゴ連銀総裁、講演
 EU ユーロ圏CPI改定値
 11/17
  世 APEC首脳会議
2.NY市場、為替/債券 各結果(11/9)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。ただ、米株式市場が大幅安
 となり、リスク回避の円高がドル円の上値を重くした。前日のFOMCでは
 FRBは利上げ姿勢を堅持している。一部から慎重姿勢も垣間見せるのでは
 との見方も出ていたが、その期待を裏切っている。12月利上げも確実視
 される中、ドルに見直し買いが強まっているのかもしれない。
 
 ドル・インデックスは10月に付けた高値97.20をうかがう動きも見ら
 れている。10月高値が当面の高値との声も出ていたが、きょうは下落した
 ものの米株式市場が落ち着く中、キャリー取引によるドルへの資金流入が、
 再び強まりつつあるのかもしれない。
 
 ただ、ドル円は上値が重かった。アジア時間に発表された中国の生産者物価が
 予想通りだったとはいえ4ヵ月連続の低下となり、中国経済及び世界経済への
 懸念を強めている様だ。内需や製造業の活動が弱まっていることが示唆された
 格好。ただ、米株式市場に関しては先週以降、買戻しが続いていたことから、
 ここに来て一服感が出ている可能性もありそうだ。ドル円も前日のFOMCを
 受けて114円台に乗せていた。週末という事もあり、あくまで利益確定売り
 の範囲なのか、いまのところ下押す動きまでは見られていない。
 
 一方、ユーロドルは1.1320ドル近辺まで急速に下落している。ポンドに
 連れ安している面もあるが、目先は先月末に付けた安値1.13ドル丁度が
 意識される。
 
 ECBは年内で量的緩和(QE)拡大を終了することを強調する一方、来年夏
 終わりまで金利は据え置くことをコミットしている。
 しかし、一部からはユーロ圏の成長やインフレ指標から、来年夏終わり以降に
 利上げサイクルに戻すのは難しいのではとの見方も出ている。実際、EUは
 来年の成長見通しを下方修正していた。
 
 きょうはポンド売りが目立ち、ポンドドルは1.29ドル台に下落した。
 ジョー・ジョンソン英運輸担当閣外相の辞任が報じられた。英EU離脱交渉も
 大詰めに来てるが、メイ首相が臨時閣議を数日中に開催するとも言われている。
 それを経てラーブ英離脱担当相とEUのバルニエ首席交渉官が来週会談し、
 完全な離脱合意と政治宣言の概要が発表される可能性もあるという。
 
 きょうの下げでポンドドルは21日線を下回っており、来週以降の動きが警戒
 される。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=459872

 米国債利回り
   2年債        2.924(-0.041)
   10年債      3.186(-0.052)
   30年債      3.387(-0.047)
   期待インフレ率   2.054(-0.022)
              ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。この日の市場は原油安・株安の
 動きが強まり、米国債への逃避買いから利回りは低下した。この日発表の米生産
 者物価指数が予想外に強い内容だったことから、利回りは下げ幅を縮小する場面
 も見られたが、終盤にかけ下げ幅を拡大している。
 
 10年債利回りは3.18%付近まで低下し、2年債も2.92%付近まで低下。
 2-10年債の利回り格差は26(前日27)とフラット化が進んでいる。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=459871

3.NY株式市場 結果(11/9)
 NY株式9日
  ダウ平均       25989.30(-201.92 -0.77%)
  S&P500       2781.01(  -25.82 -0.92%)
  ナスダック          7406.90(-123.98 -1.65%)
  CME日経平均先物  22130     (大証比:-140 -0.63%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅反落。この日発表の中国の生産者物価が
 予想通りだったとはいえ、4ヵ月連続の低下となり、中国経済及び世界経済への
 懸念が強まっている。内需や製造業の活動が弱まっていることが示された格好。
 これを受けてアジア株が下落し、NY市場にも波及した様だ。また、商品市場で
 原油や金属などが下落し、為替市場ではドル高の動きが出ていることも株式市場
 を圧迫している。
 
   今週も株式市場は買い戻しが強まっていたことから、週末ということもあり上げ
 一服となった面もあるようだ。ダウ平均は一時300ドル超下落。
 
 IT・ハイテク株の下げが続いているほか、産業株、銀行株も下落。原油相場が
 一時60ドルを割り込んでおり、エネルギー株も売りが続いている。
 
 ダウ採用銘柄ではキャタピラーが下落したほか、シスコシステムズ、アップル、
 マイクロソフトなどIT・ハイテクが軟調。一方、ディズニー、P&G、コカ
 コーラが堅調。
 
 ディズニーは前日引け後に7-9月期決算を発表しており、1株利益、売上高
 とも予想を上回った。映画とテーマパーク部門が収益に貢献している。
 
 ナスダックは大幅続落。一時2%超急落。アマゾンやアップル、ネットフリックス
 などFAANG銘柄を中心に主力IT・ハイテク株は総じて売りが強まった。
 
 GEが下落。アナリストが目標株価を6ドルに引き下げた。先日発表の第3四半期
 決算は全ての面で予想以上に弱い内容だったと指摘している。
 
 ドロップボックスが上昇。7-9月期決算を発表しており、比較可能な1株利益が
 予想を大きく上回った。売上高も予想を上回っている。特に投資家が励まされた
 のが今四半期の見通しで、売上高見通しが予想上限を上回った。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=459869

4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(11/9)
 NY原油先物12月限(WTI)
  1バレル=60.19(-0.48 -0.79%)

 NY原油は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.50~0.48ドル安。
 その他の限月は0.81~0.12ドル安。

 供給過剰が意識されるなかで、節目の60ドルを一時下回った。石油輸出国機構
 (OPEC)加盟国を中心とした産油国は来年から再び減産する可能性がある一方
 で、米中貿易戦争の拡大を背景に景気が鈍化し、石油需要が伸び悩むことが引き
 続き警戒されている。

 時間外取引から12月限は軟調に推移し、59.28ドルまで下げ幅を拡大。
 通常取引序盤には59.26ドルまで安値を塗り替えた。ただ、引けにかけては
 下げ幅を縮小し、60ドルを上回って引けた。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=459865

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1208.60(-16.50 -1.35%)
 
 金は続落。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)がさらなる漸進的な利上げを
 継続する方針を維持したことでドル買いが続いたことが重し。市場予想に沿って、
 米連邦準備理事会(FRB)は来月追加利上げを決定する見通し。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=459864

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11月第2週 相場展望と予定

2018-11-04 23:57:10 | 相場展望

       
10/29~週の日経平均は、大きく上昇した。米中貿易戦争について、
週末にかけ、米中首脳が合意に向けて前向きの姿勢を示したことが好感
された格好です。NY株と共に、中国・香港株も大幅続伸し、東京市場
も、為替ドル/円で113円台と背中を押した格好。

日経平均は、21000円台をキープし、10/25に開けた下げマド
を埋め、10/Bの高値24448円からの調整の底打ち感を示現した。

結局、日経平均は、週間で1059円上昇(↑5.0%)22243円
でした。
 
さて、11月第2週(11/5~11/9)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。
 
週末のNY市場は、雇用統計が予想を大幅に上回るも、アップル決算を受けて
アップルが大幅安となり、相場を圧迫して下落したNY市場でした。
 
今週は、11/6の米国中間選挙、11/8のFOMC、11/9のSQと
イベントが目白押しで、結果に一喜一憂する場面が想定されます。

一方で、日米で、半導体関連株が上昇し始めた事で、売り込まれていたハイ
テク株に対する買い戻しが期待されます。

週初の日経平均は、NY市場の結果を受け、22000円を割り込む開始と
なりそうだが、為替がドル円で113円台、本格化した決算は良好なものも
多く、週末にかけて買い戻しを想定したい。

週明けの東京市場、下落スタートから、週末23000円を目指す展開に期待。
日経平均、11月第2週(11/5~11/9)レンジは、21800円~
22800円程度を想定しています。

1.11月第2週(11/5~11/9)主なイベントと予定
 11/4
  米 夏時間終了し冬時間に移行
  加 夏時間終了し冬時間に移行
 11/5
   日本 日銀金融政策決定会合要旨
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
   日本 帝人、ユニ・チャーム、清水建、持田薬、サントリーBF、ライオン、日製鋼
    ワコム、ケーズHD、NTT都市、ソフトバンクG 各決算
  米 10月ISMM非製造業景気指数
  米 ブッキング、マイラン、モザイク 各決算
  米 国債入札 3年債(370億ドル)
  米  対イラン制裁第2弾発動
 11/6
 日本 メイテック、グローリー、トヨタ、西華産、日触媒、日本粉、キリンHD
    かどや、BEENOS、住精化、ツムラ、三菱マ、クボタ、ダイキン、ブラザー
    横河電、カシオ、ドンキ、オリンパス、日ユニシス、NTT、スズケン
    三菱自、カカクコム 各決算
  日本 アクセスグループHD IPO
  米 9月求人件数
  米 中間選挙
  米 イーライリリー、CVSヘルス、マリオット、リジェネロン、ラルフローレン 各決算
  米 国債入札 10年債(270億ドル)
  豪 中銀政策金利
 EU 10月生産者物価指数
 11/7
 日本 リンナイ、デンカ、DMG森精、日清食HD、JXTG、味の素、イソライト
    ゼンショーHD、国際帝石、明治HD、日清オイリオ、三越伊勢丹、SUMCO
    参天薬、富士フイルム、SMC、東芝テック、シスメックス、バンナムHD
    菱地所、京急、住友ゴム、三菱Uリース、ホシザキ、スクエニHD 各決算 
  米 FOMC(~11/8)
  米 クアルコム、21世紀フォックス、ヒューマナ、プルデンシャル、ウィン・リゾーツ
    マイケル・コース、トリップアドバイザー 各決算
  米 国債入札 30年債(190億ドル)
 中国 10月外貨準備高
  仏 クレディ・アグリコル 決算
  伊 ウニクレディト 決算
 11/8
 日本 9月機械受注
   日本 10月景気ウオッチャー調査
 日本 日揮、日清紡、大成建、クラレ、ブリヂストン、大和ハウス、ニプロ
    高砂熱、ミクシィ、DeNA、マクドナルド、マツキヨ、ネクソン
    昭電工、メルカリ、テルモ、トレンド、楽天、住友鉱、ニコン、丸井G
    西武HD、日テレHD、セコム、ベネッセHD、資生堂、東急不、カネカ
    日産自、東芝、各決算
  米 FOMC結果
  米 ウォルト・ディズニー、DRホートン 各決算
 中国 10月貿易収支
 NZ 中銀政策金利
  仏 ソシエテ・ジェネラル 決算
  独 コメルツ銀行 決算
 EU 欧州委員会、経済見通し発表
 11/9
   日本 オプションSQ(特別清算指数)算出日
 日本 東レ、浜ゴム、リンテック、長谷工、ヤクルト、BML、岩谷産、東急
    ショーボンド、パーソルHD、森永菓、博報堂、エア・ウォーター
    ケネディクス、関西ペ、Dガレージ、DOWA、栗田工、SANKYO
    アルバック、堀場製、太陽誘電、コンコルディア、NOK、シチズン
    凸版、サンドラッグ、セイノーHD、飯田G、洋インキHD、ダイフク
    りそな、コカコーラ、ユニバーサル、三井不 各決算
  米 卸売在庫
  米 JCペニー 決算
 中国 10月生産者物価指数
 中国 10月消費者物価指数
  独 アリアンツ 決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/2)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となりドル円は113円台を回復。この日
 発表の米雇用統計が予想を上回る強い内容となり、非農業部門雇用者数(NFP)
 25万人増と予想を大きく上回った。特に平均時給が前年比3.1%と3%台に
 伸びを拡大させている。
 
   直近の米株の急落やトランプ大統領からのプレッシャーもあって来年以降FRBは、
 利上げ姿勢を緩めるのではとの期待も一部からは出ている。しかし、今回の米雇用
 統計からするとそれは難しいようだ。米国債利回りも上昇しており、10年債利回
 りは3.2%台に再び上昇。
 
 一部報道で、ECBが12月の理事会で量的緩和(QE)の拡大は終了するものの、
 ECBが新たなTLTRO(貸出条件付き長期資金供給オペ)を検討すると伝わっ
 たこともドル買い戻しに拍車をかけている模様。その報道ではTLTROを打ち出
 すことで緩和的な金融政策をコミットするのだという。
 
 別の報道では否定的見解が示されていたが、もしそれが事実だとすれば、FRBと
 ECBの金融政策格差が更に拡大することから、ドルに資金が集まりやすくなる。
 この報道を受けてユーロドルは1.13ドル台に再び下落していた。
 
 今日は、東京時間から米中貿易問題の早期解決への期待が高まっていた。トランプ
 大統領が今月末のG20首脳会議の際に予定している米中首脳会談に向け、重要
 閣僚に中国との貿易合意の草案作成を要請したとのニュースが流れ市場は期待感に
 包まれていた。しかし、ホワイトハウスは火消しに回ったようで、クドロー米国家
 経済会議(NEC)委員長は、米中交渉に大きな動きはないと報道を否定していた。
 
 この発言を受けて米株式市場が下落し、円高の動きも見られていたが、今度はトラ
 ンプ大統領が「中国とは合意に達すると考えている」と述べるなどトランプ政権内
 で発言が迷走している。
 
 ただ、ドル円は113円台での推移を続け、一時113.30円付近まで上昇した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=458730

 米国債利回り
  2年債        2.908(+0.063)
  10年債      3.218(+0.088)
  30年債      3.461(+0.085)
  期待インフレ率   2.061(+0.032)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは大幅上昇。この日発表の米雇用統計が
 予想を上回る強い内容となり、非農業部門雇用者数(NFP)は25万人増と
 予想を大きく上回った。特に平均時給が前年比3.1%と3%台に伸びを拡大
 させている。直近の米株の急落やトランプ大統領からのプレッシャーもあって
 来年以降FRBは、利上げ姿勢を緩めるのではとの期待も一部からは出ている。
 しかし、今回の米雇用統計からするとそれは難しいようだ。
 10年債利回りは3.21%付近まで大幅に上昇したほか、2年債も2.9%
 台に上昇した。
 2-10年債の利回り格差は31(前日29)にスティープ化。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=458729

 3.NY株式市場 結果(11/2)
 NY株式2日
  ダウ平均        25270.83(-109.91 -0.43%)
  S&P500      2723.06(  -17.31 -0.63%)
  ナスダック       7357.00(  -77.06 -1.04%)
  CME日経平均   22030      (大証比:-200 -0.91%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は一時300ドル超下落するなど戻り売りが強
 まった。2つのネガティブ要因が株式市場を押し下げた。

 1つは決算を受けてアップルが大幅安となり全体を圧迫。前日引け後に発表した
 決算で、1株利益や売上高は予想を上回ったものの、年末商戦を控える10-
 12月期の売上高見通しが予想を下回ったことで失望売りにつながっている。

 アイフォーンの最新機種の需要が予想より低調なことを示唆する内容となった。
 アップルは裾野が広い企業で、今回の決算に半導体関連など多くのハイテク株
 の下げを誘発していた。
 
 もう一つは米中貿易問題で、トランプ大統領が今月末のG20首脳会議の際に
 予定している米中首脳会談に向け、重要閣僚に中国との貿易合意の草案作成を
 要請したとのニュースが流れ市場は期待感に包まれた。
 
 しかし、ホワイトハウスは火消しに回ったようで、クドロー米国家経済会議
 (NEC)委員長は大きな動きはないと報道を否定していた。
 クドロー発言を受けてダウ平均の下げ幅は300ドルを超える場面も見られた
  が、今度は当のトランプ大統領が「中国とは合意に達すると考えている」との
  発言が伝わると、終盤にかけ下げ渋る動きを見せた。どちらが正しいのか不明。

 なお、この日発表になった米雇用統計が強い内容となり、特に平均時給の伸びが
  前年比3.1%と3%を超える伸びとなった。これを受け米国債利回りは大幅に
  上昇しているものの、以前見られた長期金利上昇への警戒感による株安は今日の
 ところは見られていなかったようだ。

 ダウ採用銘柄ではアップルが大幅安となったほか、ファイザー、メルク、イン
 テルが下落。ダウ・デュポンも反落した。一方、シェブロンが決算を受け上昇
 したほか、キャタピラー、3Mが堅調に推移。

 シェブロンは7-9月期決算を発表しており、1株利益が予想を上回った。
 上流部門の利益が前年から大きく改善しており、原油・天然ガスの生産は全
 世界で日量296万石油換算バレルと過去最高に拡大した。
 
 ナスダックも反落。アップルをはじめ、ネットフリックス、フェイスブック、
 エヌビディアが下落。インテルやブロードコムも下げている。一方、マイクロ
 ソフト、テスラは上昇。

 スターバックスが大幅高。前日引け後に7-9月期決算を発表しており、既存
 店売上高が予想を上回った。特に米国での既存店売上高が予想を上回る伸びを
 示したことが好感されている。

 高級アパレルのマイケルコースが上昇。複数のアナリストが投資判断引を「買い」
 に引き上げている。最近の株価下落で割安感が出ていると指摘。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=458727

4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(11/2)
 NY原油先物12月限(WTI)
  1バレル=63.14(-0.55 -0.86%)

 NY原油は続落。米雇用統計発表後にドル高に振れたことや、ダウ平均株価など
 米株が軟調だったことに圧迫されて、さらに直近の安値を更新した。
 また、イラン制裁の原油禁輸措置に関して、日本を含む8カ国が適用を除外され
 ることが明らかになったことも圧迫要因。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=458738

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1233.30(-5.30 -0.43%)

 金12月限は小反落。時間外取引では、10月の米雇用統計待ちとなるなか、
 小反落となった。10月の米雇用統計は非農業部門の就業者数が前月比24万
 6,000人増となり、事前予想の19万5,000人増を大幅に上回った。

 日中取引はドル高となったことが圧迫要因となったが、1,231.3ドルで買い支え
 られ、前日の急騰に対する修正安の範囲内の下げにとどまった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=458737

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11月第1週 相場展望と予定

2018-10-28 23:56:54 | 相場展望

       
10/22~週の日経平均は、大きく下落した。NY株を中心に世界的な
株安の動きが広がり、東京市場は、増幅された暴落した1週間だった。

米・中貿易戦争の実体経済への影響、イタリア予算に対する警戒、英の
EU離脱、中東情勢とネガティブな話題が多く、東京市場は、ファンドに
よる売り仕掛けが継続した形であった。

ただ、日米の本格化した企業決算では、業績好調な企業も散見されたのは
ひとつの救いであった。

結局、日経平均は、週間で1347円下落(↓5.98%)21184円
でした。

さて、11月第1週(10/29~11/2)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

今週も、米中貿易摩擦、ブレグジッドと伊財政問題を抱えた欧州懸念、サウジ
アラビア問題、英EU離脱など海外材料は、不透明さを増しており、海外要因
で一喜一憂しそうです。

週末のNY株式市場が続落した。日経平均は、この2週間で1500円余り
下落。「まだは、もうなり。」で、相応のリバウンドがあっても良いタイミ
ングです。
週明けの東京市場、下落から始まっても、戻りを試す展開を想定したい。

主なイベントは、国内は、10/30 国内雇用統計、10/31 日銀金融政策
決定会合結果と黒田総裁会見、11/2 GPIFの7~9月期 運用報告など、
注目です。

米で10/31 9月ADP雇用報告、11/2の10月雇用統計など注目です。

週明け日経平均は、海外外部要因にさらされながらも、リバウンドをさぐる展開
想定したい。決算の発表が本格化、企業業績へ期待も高まりやすく、ここから下
押しは限定的と思いたい。
日経平均、11月第1週(10/29~11/2)レンジは、21000円~
21900円程度を想定しています。

1.11月第1週(10/29~11/2)主なイベントと予定
 10/29
 日本 9月商業販売統計
 日本 大正薬HD、積水化、塩野義、三菱電、カルビー、野村不HD、JSR
    オービック、コマツ、ファナック、JR東日本、JR西日本、SCSK
    日清粉G、メルコ、ゼンリン 各決算
 日印 首脳会談
  米 9月PCE(個人消費支出)デフレータ
  米 9月個人支出/個人所得
 10/30
 日本 9月有効求人倍率
 日本 9月完全失業率
 日本 9月消費者物価
 日本 9月鉱工業生産速報
 日本 日銀金融政策決定会合(~10/31)
 日本 大東建、川重、田辺三菱、ローム、三井物産、M&A、山崎パン、八洲電機
    協和キリン、コニカミノルタ、ポーラオルHD、JFEHD、ディスコ
    マキタ、オムロン、ソニー、シャープ、ホンダ、H2Oリテイル、ガイシ
    OLC、任天堂、東電、SBI 各決算
 日本 VALUENEX IPO
  米 10月CB消費者信頼感指数
  米 アップル、製品発表会(NY)
    米 フェイスブック、ファイザー、マスターカード、コカ・コーラ、アムジェン
    GE、イーベイ、MGMリゾーツ、タペストリー、アンダーアーマー 各決算
  豪 ブロック総裁補講演
  独   9月失業率
  独 9月消費者物価指数
 EU 第3四半期ユーロ圏GDP
 10/31
 日本 日銀金融政策決定会合結果
   日本 黒田日銀総裁会見
 日本 9月鉱工業生産
 日本 10月消費動向調査
 日本 ALSOK、デンソー、豊田織機、アステラス薬、第一三共、日本ハム、LIXIL G
    三菱重、アイシン精、HOYA、ジェイテクト、東亜合成、東京ガス、JT
    ガンホー、住友化、武田、ヤフー、コーセー、住友重、パナソニック、TDK
    村田製、ヤマハ発、東エレ、野村HD、JAL、ドコモ、日東電、豊通商
    Jパワー、グリコ、ZOZO 各決算
  米 9月ADP雇用者数
  米 9月雇用コスト指数
  米 9月シカゴ購買部協会景気指数
  米 EIA週間石油在庫統計
  米 国債償還 2年債 (275.7億ドル)
         2年インフレ連動債 (419億ドル)
                        5年債 (350億ドル)
                        7年債 (301億ドル)
  米 スプリント、エクスプレス・スクリプツ、GM、AIG、
    ヤム・ブランズ 各決算
  加 カナダ9月GDP
 中国 9月製造業PMI
 中国 9月非製造業PMI
  豪 9月消費者物価指数
 EU 9月ユーロ圏失業率
 EU 9月ユーロ圏消費者物価指数
  ス スイス中銀ジョルダン総裁講演
  ブ ブラジル中銀政策金利(もしくは1日)
 11/1
 日本 双日、キッコーマン、エーザイ、小野薬、王子HD、三井化学、住友商
    三菱ケミ、阪急阪神、ハウス食G、住友電、IHI、スズキ、ヤマハ
    KDDI、キーエンス 各決算
  米 新規失業保険申請件数(~10/27)
  米 9月建設支出
  米 9月ISM製造業景気指数
  米 アップル、ダウ・デュポン、スターバックス、メットライフ
    CBS、シマンテック 各決算
  豪  9月貿易収支
 中国 財新PMI
 中国 一部品目の輸入関税引き下げ
  英 中銀政策金利
  英 四半期インフレ報告
  英 カーニー英中銀総裁記者会見
 EU EU設立から25年
 11/2
 日本 10月マネタリーベース
 日本 GPIFの7~9月期 運用報告
 日本 西松建、旭化成、レンゴー、伊藤忠、三菱商事、丸紅、アサヒ、サッポロHD
    ジョイ本田、新日鉄住、サトーHD、いすゞ、アシックス、SGHD、ANA
    NTTデータ、ヒロセ電、長瀬産 各決算
  米 10月雇用統計
  米 10月貿易収支
  米 10月製造業受注
  米 バークシャー・ハサウェイ、エクソンモービル、シェブロン 各決算
  加 カナダ雇用統計
  豪 10月小売売上高
  独 10月製造業PMI
 EU 10月ユーロ圏製造業PMI

2.NY市場、為替/債券 各結果(10/26)
 今日のNY為替市場、リスク回避の雰囲気が強まりドル円は売りが強まった。
 一時111.40円近辺まで下げ幅を拡大している。
 100日線が111.55円付近に来ているがその水準を下回った。米株安
 一向に止まらず、きょうのダウ平均は一時500ドル超急落し、リスク回避
 の円高がドル円を押し下げている。

 これまではドル高の動きがドル円をサポートし、株急落の割にはユーロ円や
 ポンド円に比べて底堅さも見られていたが、きょうは米10年債利回りも一時
 3.05%付近まで低下する中、ドル高の動きも一服して、ドル円は見切り売り
 が出てしまった様だ。株安に関しては、取引開始前までに発表になったアマゾン
 やアルファベットなどIT銘柄の決算が冴えなかったことで、ネガティブな
 雰囲気が強まっている。

 昼にかけて米株が下げ渋った事からドル円も112円台に戻す動きが見られた。
 米株もさすがに下げ過ぎ感からの押し目買いが入ったものと見られるが、来週
 もアップルやフェイスブックなど主要企業の決算が続く中、上値は重く再び
 下値模索の動きも見られた。
 
 なお、この日発表された7-9月期GDPは個人消費が予想以上に強く予想を
 上回る成長となっていた。足元の米経済の力強さを示したものの、株式市場は
 先行き不安感を強めている。ドル円も買いの反応を見せたものの一時的な動き
 に留まった。
 
 ドル売りが優勢の中、欧州通貨が買い戻された。ユーロドルは1.14ドル台
 を回復。目先は前日高値の1.1430ドル付近が意識される。ECB理事会
 後のドラギ総裁の会見が始まって直ぐに付けた水準。

 ただ、ユーロに関してはイタリア財政への懸念が重しとなっており上値は重い。
 イタリアは予算案をEUに提出してるが、EUは再提出するよう要請している。
 しかし、イタリア政府は拒否の構えで難航している状況。

 英EU離脱協議が袋小路に入る中、ポンドは上値の重い展開が続いていたが、
 きょうはドル買い一服から、ポンドドルは買い戻しが優勢となった。ただ、
 離脱協議に合意の道筋が見えない限りポンドの買い戻しが強まるとは考え難い。
 来週は英中銀金融政策委員会(MPC)が予定され、同時に四半期インフレ
 報告も発表される。
 
 いわゆるスーパーザーズデー。ただ、ゲーム・チェンジャーになる可能性は
 低そうだ。

 なお、ポンド円は142円台まで下落していたが、143円台に戻している。
 こちらはドル円に歩調を合わせた格好。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457535

 米国債利回り
  2年債        2.810(-0.036)
  10年債      3.077(-0.039)
  30年債      3.314(-0.029)
  期待インフレ率   2.068(+0.019)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。アマゾンとアルファベットの
 決算が予想を下回った事で株安が強まり、債券市場への逃避買いから利回りは
 低下した。この日発表の米GDPは個人消費が力強く予想を上回る内容となっ
 たが、反応は一時的に留まっている。

 10年債利回りは一時3.05%付近まで低下し、2年債も2.78%まで
 一時低下した。
 2-10年債の利回り格差は27(前日27)。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457543

3.NY株式市場 結果(10/26)
 NY株式26日
  ダウ平均      24688.31(-296.24 -1.19%)
  S&P500      2658.69 ( -46.88 -1.73%)
  ナスダック      7167.21 (-151.13 -2.07%)
  CME日経平均     21270     (大証比:+40 +0.19%)
 
 今日のNY株式市場は反落。前日引け後に発表になったアマゾンとアルファ
 ベットの決算が予想を下回ったことで株式市場は再びネガティブな雰囲気に
 包まれている。特にアマゾンの年末商戦を控える10-12月期の売上高見
 通しが弱い内容だったことは失望感を強めた模様。

 IT・ハイテク株をはじめ幅広い銘柄が売られ、ダウ平均は一時539ドル
 安まで急落した。
 ただ、このところの急落に値ごろ感の買いも出始め、中盤にかけて下げ渋る
 動きも見られた。ただ、プラス圏には戻せず戻り売りに押されている。
 ダウ採用銘柄ではホームデポやシスコシステムズ、ファイザーが下落した他、
 ユナイテッド・ヘルス、アメックスが下落。一方、同じく決算を発表した
 
 インテルは上昇。ウォルグリーン、シェブロン、キャタピラーも買われてる。
 インテルは前日比引け後に7-9月期決算を発表しており、1株利益、売上高
 とも予想を上回った。また、見通しについても予想を上回る強気な見通しを示し、
 企業のハードウエア更新が後押しし、PC需要が意外に好調なことを示唆して
 いる。
 
 ナスダックも上値が重い。インテルや予想外の黒字決算を発表し前日上昇した
 テスラが続伸しているほかは、アマゾンやアルファベット、ネットフリックス
 など主力のIT・ハイテク株は揃って下落している。
 
 アマゾンの決算はオンライン市場が米国内で飽和状態に達しつつあることを
 示唆し、広告事業を含む全分野の事業で収益の伸びは前四半期から鈍化した。
 アルファベットはトラフィック獲得コスト除いた売上高が予想を下回ったほか、
 広告単価も低下。
 
 米CATV2位のチャーター・コミュニケーションズが大幅安。7-9月期
 決算を発表しており、売上高は4%増収となったものの予想は下回った。
 きのう発表になったライバルのコムキャストを追随するのに苦戦を強いられて
 いる様子がうかがえる。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457541

4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(10/26)
 NY原油先物12月限(WTI)
  1バレル=67.59(+0.26 +0.39%)
 
 原油は続伸。米国のイラン制裁による供給減少が見込まれていることや、ドル
 安で買い戻しが入ったことが支援要因になった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457537

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1235.80(+3.40 +0.28%)

 金12月限は続伸。時間外取引では、中国人民元下落などで先行き懸念が出た事が
 下支えとなった。欧州時間に入ると、イタリアの財政問題に対する懸念が支援
 要因となって堅調となった。日中取引では、米株価急落やドル安を受けて上値を
 伸ばし、7月17日以来の高値1246.0ドルを付けた。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=457536
 

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