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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

10月第4週 相場展望と予定

2018-10-21 23:55:11 | 相場展望

       
10/15~週の日経平均は、3週連続の下落となった。17日は、米企業
好決算や経済指標を好感して、NY株が大きく上昇し、日経平均も上昇した
が、上昇幅は米ほどなかった。週末にかけ、9月日本貿易統計22カ月ぶり
減少(台風禍や北海道胆振地震の影響)、やや円高シフト、サウジ記者殺害
疑惑による地政学リスクなどあり、市場にリスク回避の動きが広がり、東京
市場は、下落した。

結局、日経平均は、週間で162円下落(↓0.72%)の22532円の
大引けでした。

さて、10月第4週(10/22~10/26)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY株式市場がマチマチも、米・中貿易戦争の不透明感や、サウジ問題、
上海株式市場の見極めなど、日経平均は、大型株を避け、軟調スタートが想定
されるが、戻りを試す東京市場の始まりを想定したい。

主なイベントは、国内は少なく、10/22 日EUハイレベル貿易経済対話、
10/24 8月景気先行指数、10/25 安倍首相、訪中など。

米で10/24 ベージュブック、9月新築住宅販売件数、10/25 9月中古
住宅販売、9月耐久財受注、10/26 第3四半期GDP速報値に注目です。

週明け以降、日経平均は、為替、上海・香港市場、NY市場の動向に反応する
展開になりそうです。

日経平均は、22500円を回復しているが、値がさ株が停滞して、方向感を
掴みづらくさせている。好決算機体の中・小型株に投資妙味がありそうである。
また、4~9月決算の発表がスタートし、企業業績へ期待も高まりやすく、ここ
から下押しは限定的と捉えたい。

日経平均、10月第4週(10/22~10/26)レンジは22200円~
23000円程度を想定しています。

1.10月第4週(10/22~10/27)主なイベントと予定
 10/22
 日本 日EUハイレベル貿易経済対話
 日本 8月全産業活動指数
 日本 LIFULL、日立化成、ADワークス、ナガワ 各決算
  米 ハリバートン 決算
 10/23
 日本 栄研化、高純度化、東製鉄、日本電産、シマノ、小松ウオール 各決算
 日本 リーガル不動産 IPO
 日本 長銀破綻から20年
  米 10月リッチモンド連銀製造業指数
  米 ベライゾン、マクドナルド、3M、ユナイテッド・テクノロジーズ
    テキサス・インスツルメンツ、ロッキード・マーチン、キャタピラー
    バイオジェン、ウィン・リゾーツ、ハーレーダビッドソン 各決算
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  米 国債入札 2年債(380億ドル)
 イネ インドネシア中銀政策金利
  英 カーニー英中銀総裁、講演
 サウ フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(サウジアラビア、~10/25)
 10/24
 日本 8月景気先行指数
 日本 小野測器、ベリサーブ、花王、キヤノン電子、富士通コンポ、中外、LINE
    蝶理 各決算 
 日本 臨時国会召集
 日本 気象庁3カ月予報 
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
    米 9月新築住宅販売件数
  米 8月FHFA住宅価格指数
  米 マイクロソフト、ビザ、AT&T、ボーイング、UPS、アフラック
    フォード、AMD、フリーポート・マクモラン 各決算
  米 国債入札 5年債(390億ドル)
  米 世界恐慌(暗黒の木曜日)から89年
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
  米 カンザスシティ連銀総裁、講演
  独 9月製造業PMI速報値
  独 ドイツ銀行 決算
 EU 9月製造業PMI速報値
  世 WTO閣僚会合
 10/25
 日本 石塚硝、SMK、積水樹脂、リコーリース、アイカ工業、エムスリー
    ピエトロ、サイバーエー、日立建機、富士電機、アクセル、ネットワン
    キヤノン、キヤノン、日立ハイテク、東北電、ソフトバンクテク 各決算
  日本 安倍首相、訪中(習近平国家主席と首脳会談)
  米 9月耐久財受注
  米 9月中古住宅販売成約指数
  米 アマゾン、アルファベット、インテル、メルク、コムキャスト
    アルトリア、ギリアド・サイエンシズ、セルジーン、サウスウエスト航空
    エクスペディア、ニューモント・マイニング、ウエスタンデジタル
    アメリカン航空、チポトレ・メキシカン 各決算
  米 国債入札 7年債(310億ドル)
  米 クラリダFRB副議長、講演
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
 トル トルコ中銀政策金利
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁、記者会見
 10/26
 日本 10月東京都区部消費者物価指数
 日本 松井証券、新電工、三晃金属、アツギ、ルネサンス、BBT、グリー
    さくら、信越化学、ミルボン、日立、リコー、JSP、オリックス
    日精化、日車両、Vコマース、富士通ゼネ、小糸 各決算
  米  第3四半期GDP速報値
  米 チャーター・コミュニケーションズ、グッドイヤー 各決算
 10/28
 EU 夏時間から冬時間へ移行
   ブ ブラジル大統領選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(10/19)

 今日のNY為替市場でドル円は買い戻しが優勢となった。米株の下げが
 一服しており、ひとまず買い安心感に繋がった模様。ポイントとして意識
 される112.50円水準を上回り、一時112.60円近辺まで上昇。
 
   ただ、米株は依然としてIT・ハイテク株中心に上値が重い展開が続いて
 おり、ドル円も買い戻しの勢いを強めるまでには至っていない。ただ、
 112.50円付近の水準は維持しており、来週以降の動きが注目される。
 
 為替市場は株にらみの状況に変わりはない。来週は米企業決算が本格化し、
 大手ITや産業株の決算なども発表が予定されているが、それらを通じて
 株式市場が本格的に落ち着きを取り戻して行くかが、ドル円がリバウンド
 相場に戻せるかの鍵となる。
 
 目先は前日高値の112.75円付近と、21日線が控える113円丁度
 付近が上値レジスタンスとして意識される。
 
 きょうはユーロの買い戻しが優勢となり、ユーロドルは1.15ドル台を
 回復、ユーロ円も129円台半ばまで上昇した。株安が一服しているほか、
 イタリア財政への懸念が緩んでいることもユーロの買い戻しを誘っていた
 模様。NY時間に入って欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制
 担当)の発言がフォローとなった面もあるようだ。委員は「イタリア政府
 の優先的な経済課題を理解している。イタリアの経済政策には干渉しない」
 と述べていた。また、イタリアの地元紙で、イタリア政府は2019年の
 財政赤字の目標を現在の2.4%から2.1%に上方修正する可能性がある
 とも伝わっていた。
 
 ユーロドルは一時1.1520ドル近辺まで上昇。目先は1.1530ドル
 が上値レジスタンスとして意識される。
 
 ポンドは急速に買いが強まる場面が見られた。ポンドドルは一時一気に、
 1.31ドルちょうど付近、ポンド円も147円台に上昇している。
 ブルームバーグが関係者の話として、メイ英首相が、アイルランド国境問題
 で膠着しているEU離脱協議を打開するため要求の一つを取り下げる用意が
 あると伝えた。メイ首相の修正案では、英国がEUの関税同盟に無期限に残る
 可能性を開くという。ただ、英国内の離脱強硬派からの反発が強まりそうだ、
 メイ降ろしが加速する可能性もあるという。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456382

  米国債利回り
  2年債       2.904(+0.030)
  10年債      3.192(+0.013)
  30年債      3.377(+0.013)
  期待インフレ率  2.115(+0.003)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日発表の住宅指標は6ヵ月
 連続の減少となり、米住宅市場の減速を示したものの債券市場の反応は限定的。
 専ら株にらみの展開の中、米株式市場でダウ平均が反発したことで債券市場へ
 の逃避買いも緩み利回りは上昇している。

 10年債利回りは一時3.20%台に上昇したほか、2年債は2.9%台まで
 上昇している。
 2-10年債の利回り格差は29(前日30)。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456381

3.NY株式市場 結果(10/19)
 NY株式19日
  ダウ平均      25444.34 (+64.89 +0.26%)
  S&P500       2767.78(   -1.00 -0.04%)
  ナスダック          7449.03( -36.11 -0.48%)
  CME日経平均    22485      大証比:-45 -0.20%)
 
   今日のNY株式市場、ダウ平均は下げが一服したものの、ナスダックは続落して
 いる。きょうは中国株が急反発したことから米株も前日の大幅安から買い戻しが
 先行した。取引開始前までに発表になったP&Gやアメックスの決算が好調だっ
 たことで、来週から本格化する決算を楽観視する向きもいるようだ。
 
   S&P500採用銘柄では22%の増益が見込まれている。これまで発表になっ
 ているS&P500採用銘柄の決算は78%が予想を上回った。
 しかし、序盤の買いが一巡するとIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まり伸び
 悩む展開となっている。特に半導体などチップ関連の銘柄の下げが目立ち、ナス
 ダックは下げに転じている。IT・ハイテク株は上値での戻り売り圧力は依然と
 して根強いようだ。
 
   ダウ採用銘柄ではP&Gが8%の大幅高となったほか、アメックスも上昇。
 ディズニー、ファイザー、コカコーラも上昇した。一方、キャタピラー、ボーイ
 ングが下落したほか、インテルやIBMも軟調。ダウ・デュポンは農業事業の
 評価を46億ドル引き下げたことから売り優勢となった。
 
   P&Gは7-9月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 また、通期見通しも売上高、利益とも据え置いている。市場ではドル高や競争
 激化、値下げ圧力などで利益見通しは下方修正が見込まれていた。
 
 ナスダックは上昇して始まったものの買い一巡後は戻り売りに押され下げに転じた。
 エヌビディアやAMDの下げがきつく、インテルも下落。AMDはアナリストが
 投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を18ドルに下げた。そのほか、テスラ、
 ネットフリックスも下げている。
 
   ペイパルが大幅高。7-9月期の決算を発表しており、1株利益、営業収益とも
 予想を上回った。見通しに関しても予想以上に上方修正している。特に投資家の
 目を引いたのがモバイル決済アプリ「ベンモ」。まだ黒字化はしていないが、
 収益化に向けて前進していることが示されている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456375
 
4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果(10/19)
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=69.12(+0.47 +0.68%)
 
   NY原油は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.47~0.57ドル高。
 その他の限月は0.29~0.72ドル高。
 
   中国国家統計局が発表した9月の製油所原油処理量が過去最高水準の日量1249
 万バレルとなったことが好感された。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と減産
 協力国の9月の減産遵守率が111%となり、8月の129%から低下したと、
 伝わったことは各国が積極的に増産していることを示唆したものの、主要な産油国
 がイランやベネズエラの減産を穴埋めするために十分に増産できていないことも
 連想された。
 
   時間外取引で12月限は買いが優勢。68.62ドルまで小幅安となる場面はあっ
 たが、売りに持続性はなかった。通常取引開始後は69.90ドルまで堅調に推移
 した。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456380
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1228.70(-1.40 -0.11%)
 
 金12月限は小反落。サウジアラビアの記者殺害疑惑が引き続き相場を支えたものの、
 年初来安値圏で下値を探っていた上海総合株価指数が当局者の口先介入から値を戻
 したことで中国に対する警戒感が緩み、金を圧迫した。イタリアの財政懸念がやや
 後退し、対ユーロでドル高となったことも金の重しとなった。ただ、オフショア人民
 元は下落基調を維持しているほか、7-9月期の中国国内総生産(GDP)は前年比
 6.5%増と2009年以来の低い伸びを記録するなど、中国の不透明感はあまり
 後退していない。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456377
 

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10月第3週 相場展望と予定

2018-10-14 23:51:11 | 相場展望

       
10/9~週の日経平均は、波乱の中下落した。NY株が大きく下落して
市場にリスク回避の動きが広がり、東京市場は、増幅して暴落した。

米長期金利の上昇がトリガー、米・中貿易摩擦懸念やEUでの政治不安も
加わった。米ハイテク株の下落などが、日本株を翻弄した形であった。
ただ、週末にかけて下げモード一服で、自律反発したが、戻りは鈍かった。

結局、日経平均は、週間で1089円下落(↓4.58%)22694円
でした。

さて、10月第3週(10/15~10/19)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY株式市場、アップダウンはあったものの、ダウ、ナスが反発。海外
株式市場の落ち着きを好感し、米株も買い戻しが強まったが、乱高下しており、
週明けの東京市場、下落から始まりそうである。

主なイベントは、国内は、10/16 9月月首都圏新規マンション発売、9月
訪日外国人客数、10/18 さくらレポート、黒田日銀総裁の支店長会議 挨拶。

米で10/15 9月小売売上高、10/16 9月鉱工業生産、9月設備稼働率、
10/17 9月住宅着工件数、FOMC議事録、10/18 9月CB景気先行
総合指数、10/19 9月中古住宅販売などに注目です。

中国では、10/16 9月消費者物価指数/9月生産者物価指数、10/19
第3四半期GDP、9月小売売上高、9月鉱工業生産などに注目です。
週明け日経平均は、為替、中国経済指標、上海・香港市場、NY市場の動向に、
反応する展開になりそうです。

ただ、調整は収束方向に向かい、為替112円台をキープする様なら、4~9月
決算の発表シーズンへ向けて、企業業績へ期待も高まりやすく、ここから下押し
限定的と捉えたい。

日経平均、10月第3週(10/15~10/19)レンジは22250円~
23150円程度を想定しています。

1.10月第3週(10/15~10/20)主なイベントと予定
 10/15
 日本 日置電、北の達人、一六堂、串カツ田中、メディアドゥ、ベクトル
    ロゼッタ、松竹、大庄 各決算
  米 9月小売売上高
  米 10月NY連銀製造業景気指数
  米 8月企業在庫
  米 財務省、半年次為替報告書提出期限
  米 バンカメ 決算
  米 国債償還 3年債(240億ドル)
 ア太 APEC財務相会合
 10/16
 日本 9月月首都圏新規マンション発売
 日本 9月訪日外国人客数
 日本 家電・ITの国際見本市「シーテック・ジャパン2018」(~10/19)
 日本 ブロンコB、福岡リート 各決算
  米 8月求人件数
  米 9月鉱工業生産
  米 9月設備稼働率
  米 8月対米証券投資
  米 10月NAHB住宅市場指数
  米 J&J、G・S、モルガン・スタンレー、ユナイテッドヘルス、IBM
    ネットフリックス 各決算
 中国 9月消費者物価指数
 中国 9月生産者物価指数
 10/17
 日本 「ワールドロボットサミット2018」(~10/21)
 日本 平山、ザイマックス、ハウスリート 各決算
  米 9月住宅着工件数
  米 9月建設許可件数
  米 FOMC議事録(9/25、26日開催分)
  米 ブレイナードFRB理事、講演
  米 アルコア 決算
  加 カナダ大麻合法化
  英 9月消費者物価指数
 EU EU首脳会議・夕食会
 10/18
 日本 9月貿易収支
 日本 10月日銀地域経済報告(さくらレポート)
 日本 黒田日銀総裁、支店長会議 挨拶
 日本 ゲンキドラ、アコモF
 日本 プリントネット IPO
  米 10月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
  米 9月CB景気先行総合指数
  米 フィリップ・モリス、アメリカン・エキスプレス、トラベラーズ
    ペイパル、ニューコア 各決算
  米 クオールズFRB副議長、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
 EU EU首脳会議
 10/19
 日本 9月消費者物価指数
 日本 黒田日銀総裁、あいさつ
 日本 モバファク、アジュバン、アルインコ、エンプラス 各決算
 日本 デイ・アイ・システム、ギフト 各IPO
  米 9月中古住宅販売件数
  米 P&G、ハネウェル、シュルンベルジェ 各決算
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 中国 第3四半期GDP
 中国 9月小売売上高
 中国 9月鉱工業生産
  英 カーニー英中銀総裁、講演
  伊 イタリア中銀四半期経済報告
 10/20
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 中国 9月新築住宅価格

2、NY市場、為替/債券 各結果(10/12)
 今日のNY為替市場も株にらみの展開が続く中、ドル円の上値は依然として
 重い。東京時間にはポイントとなってる112.50円付近まで戻していた
 が、再び上値を拒まれた。NY時間に入ると400ドル超上昇して始まった
 ダウ平均が失速し、一時マイナスに転じたことから、ドル円も111円台に
 一時下落。ただ、後半になってダウ平均が再び上げ幅を広げたことからドル
 円も112円台に戻している。
 
 株式の動向にドル円も神経質になっている。きょうの株式市場は下げが一服
 したとはいえ、このまま落ち着きを取り戻せるのか不透明で手探りの状況。
 今のところドル円は見切売りを強める雰囲気まではなく上向きのモメンタム
 は温存しているようだが、ともかく株式が落ち着いた後に上下どちらの方向
 に進むのか確認したいところのようだ。目先の下値サポートは、前日安値の
 111.85円付近が意識される。
 
 ポンドが下落。ロンドン時間の朝方には1.3250ドル付近まで上昇して
 いたものの、NY時間にかけて100ポイント下落した。
 
 来週のEU首脳会議に向けたEU離脱協議の合意への期待感が高まっており、
 ポンドは買い戻しが続いていた。しかし、議論は尚アイルランド国境の取り
 扱いで難航している模様で、関係者からも大きな問題がなお残っているとの
 発言も出ている。一部報道では、協議の膠着感を打開するために英EU離脱
 後の移行期間の延長が議題にのぼっていると伝えていた。移行期間を現在の
 21ヵ月から延長する案だという。月曜日には何らかのアナウンスがある事
 が期待される。
 
 ポンドドルの目先の下値サポートは21日線が1.3110ドル付近に来て
 おり意識される。なお、ポンド円も戻り売りが優勢となり147円台半ば迄
 下落。200日線を再び下回っている。147円台前半がサポートライン。
 
 ユーロドルは1.1540ドル付近まで下落していたが、1.1560ドル
 近辺に下げ渋る展開。ユーロに関してドルやポンドの動きに左右される展開。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=455240

 米国債利回り
  2年債        2.855(+0.007)
  10年債      3.163(+0.013)
  30年債      3.336(+0.012)
  期待インフレ率   2.124(0.000)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日NY債券市場で10年債利回りは上昇。ここ数日の債券市場、インフレ
 より株式にらみの展開となっている。10年債利回りは、上昇して始まった
 ものの、その後、大幅に反発して始まった米株が急速に伸び悩みマイナスに
 転じたことで、利回りも下げに転じたが、後半になって米株が再び上げ幅を
 拡大 したことから同様の動きが債券市場でも見られた。
 
 10年債利回りは3.13%まで一時低下後、3.16%まで戻している。
 2年債、30年債も同様の動き。
 2-10年債の利回り格差は31(前日30)。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=455239
 
3、NY株式市場 結果(10/12)
 NY株式12日
  ダウ平均       25339.99(+287.16 +1.15%)
  S&P500       2767.13(  +38.76 +1.42%)
  ナスダック        7496.90(+167.83 +2.29%)
  CME日経平均    22590     (大証比:-60 -0.27%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。海外の株式市場の落ち着きを好感して
 米株も買い戻しが強まった。IT・ハイテク株中心に買いが強まり、ダウ平均
 は寄り付き直後に400ドル超急上昇して始まった。しかし、買いが一巡する
 と急速に戻り売りが強まり一時マイナスに転じている。
 
 ただ、押し目買いも見られる中、後半になって買い戻しが再び強まるなど乱高下
 し、下に大きく往って来いの動きとなっている。
 
 ダウ平均は取引開始直後の水準には戻せなかったものの、ローソク足は長い下
 ひげをつけており、来週以降に期待を残す展開ではあった。
 
 今年2月の急落時にも指摘されていたが、VIX指数が節目の20を上回って
 きている。ボラティリティが高まればポジションを減らすリスク・パリティ
 ファンドの売りが見込まれるとの指摘も聞かれる。VIX指数は2月ほどの
 急上昇は見せていないが、この先、更に高まるようであれば警戒される所では
 ある。なお、きょうは大幅に低下した。
 
 取引開始前に大手銀の決算が発表されており、一部には債券トレーディング
 部門の好調も伝えられていた。しかし、他の部門では減収も伝えられ好調な
 決算とは言い難い。
 
 シティやウェルズ・ファーゴは上昇したものの、JPモルガンは下落。
 ダウ採用銘柄ではビザが上昇したほか、ウォルグリーン、シスコ、マイクロ
 ソフト、アップルが上昇。一方、JPモルガンのほか、シェブロン、エクソン
 モービルが軟調。
 
 ビザはフィンテック関連の位置づけでここ数日売りが強まっていたが、他の
 ペイパル、スクエア、マスターカードなどと伴に買い戻しが強まっている。
 
 ナスダックも下に往って来いの展開となり反発。ネットフリックスが主導する
 形でIT・ハイテク株には一斉に買い戻しが入っていた。
 
 特殊医薬品のコリウムが50%超急伸。同社は皮膚や粘膜を通して医薬品を
 送達するシステムを開発している。スイスの富豪ベルタレリ氏が率いるヘルス
 ケアへの投資ファンドが5億ドル以上で買収する事で合意したと伝わっている。
 1株12.50ドルでの買収で前日終値を50%上回る水準。
 
 ウェアラブル健康機器を手掛けるフィットビットが上昇。アナリストが投資
 判断を「買い」に引き上げ、目標株価も6.50ドルに引き上げている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=455236
 
4.NY市場 原油先物11月限/金先物12月限 各結果(10/12)
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=71.34(+0.37+0.52%)
 NY原油は期近が小反発。時間外取引から買いが先行し、自律修正高場面を
 迎えた。国際エネルギー機関(IEA)がこの日、発表した月報で今年の
 世界の石油需要見通しを前月の予測から下方修正したことから、日中取引で
 いったん上げ幅を失い、小安くなる場面があった。しかし欧米の株価の反発
 からリスクオン(リスク容認)ムードが強まり、再度、買い優勢となり、
 小高く引けた。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=455244
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1222.00(-5.60 -0.46%)
 金12月限は小幅安。時間外取引から小安くなり、1219.3ドルまで下落。前日の
 急騰に対する修正安局面を迎えた。日中取引では、アジア株に続き、欧米の
 株価の反発、ドル高からジリ安となったが、時間外取引の安値1219.3ドルが
 支持線となり、下値堅く推移した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=455247
 

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10月第2週 相場展望と予定

2018-10-08 23:58:16 | 相場展望

       
10/1~週の日経平均は下落した。米ADP雇用統計やISM非製造業景況
指数が予想以上の強さを見せ、米市場の堅調さをみせたNY市場は、週後半に
金利急上昇となり、株価が調整モードになった。東京市場は、その流れを受け
週後半に円高進行と共に、調整した週末を迎えることとなった。

日経平均、週前半の24200円台を維持できず週末にかけ3日続落となった。

結局、日経平均は、週間で336円下落(↓1.39%)23783円でした。

さて、10月第2週(10/7~10/13)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY株式市場、9月雇用統計は予想を下回ったものの、失業率は低水準
であったが、長期金利の上昇が嫌気され、続落となっている。
3連休明け日経平均は、スピード調整はあっても、為替が113円台をキープ
するなら、季節性の4~9月決算の発表シーズンへ向けて、企業業績への期待
も高まりやすく、下押しは限定的と捉えたい。

日経平均、10月第2週(10/8~10/12)のレンジは23450円~
24250円程度を想定しています。

1.10月第2週(10/8~10/13)主なイベントと予定
 10/8
 日本 休場(体育の日祝日)
  米 債券市場休場(コロンブスデー祝日)
  世  ノーベル経済学賞
 10/9
 日本 8月国際収支
 日本 9月景気ウオッチャー調査
 日本 Jフロント、ライク、キリン堂HD、リソー教育、北興化、4℃HD、フジ 各決算
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
    独 9月貿易収支
  世 IMF世界経済見通し
 10/10
 日本 8月機械受注
 日本 9月工作機械受注(速報値)
 日本 コメダ、スタジオアリス、ABCマート、USMH、竹内製作、安川電機、コジマ
    三光合成、イオン、プレナス、ミニストップ 各決算
 日本 CRGホールディング IPO 
  米 9月生産者物価指数
  米 国債入札  3年債 (360憶ドル)
        10年債(230億ドル)
  米 NY連銀総裁、講演
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 北朝 朝鮮労働党創立記念日
 10/11
   日本 9月都心オフィス空室率
 日本 コシダカHD、いちご、ローソン、ビックカメラ、PRTIMES、ユニー・ファミマ
    松屋、CSP、ファーストリテ、7&I 各決算
  米 9月財政収支
  米 9月消費者物価指数
  米 国債入札 30年債(150億ドル)
  米 ウォルグリーン、デルタ航空 各決算
  世 G20財務相・中央銀行総裁会議
 10/12
 日本 SQ算出日
 日本 8月第3次産業活動指数
 日本 進和、タマホーム、キャンドウ、大黒天、ハブ、黒谷、コスモス薬、住江織物
    ネオス、Gunosy、東洋電、古野電、島忠、高島屋、東宝 各決算
 日本 Delta-Fly Fharma、イーソル 各IPO
  米 9月輸入物価指数
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティG 各決算
 中国 9月貿易収支
  ト  トルコ、軟禁中の米国人牧師ブランソン氏の審理
  世 IMF・世銀、年次総会
 10/13
  米 クオールズFRB副議長、講演
 
2.NY市場、為替/債券 各結果(10/5)
 
 今日のNY為替市場、ドル円は利益確定売りが続いている。この日は米雇用
 統計は注目だったが、非農業部門雇用者数(NFP)の伸びは予想を下回っ
 ていたものの前回、前々回分が上方修正されていた。失業率は過去最低水準
 に低下している。今回のNFPに関してはハリケーンの影響が出ていた様だ。
 
 注目の平均時給は前年比2.8%と予想通りで3%を下回る水準が続いてる。
 インフレ期待を強める内容と迄は行かないものの米雇用統計を受けて、今日
 も米国債利回りが上昇しており、長期金利上昇への警戒感が株式市場の利益
 確定売りを誘っている模様。
 
 ドル円は米国債利回りの上昇と伴に瞬間114円台に上昇したものの、すぐ
 に戻り売りに押されている。米株式市場の利益確定売りが続いており、今日
 もIT・ハイテク株を中心に売りが強まっている。
 
 円高の動きが圧迫しドル円は利益確定売りが続いている状況。ただ、下押す
 動きまでは見られていない。前日サポートとなっていた113.50/60
 円水準で下げ止まり、底堅さは維持している模様。
 
 ユーロドルは膠着した値動きを続けており、1.15ドル台前半での振幅が
 続いた。この日の米雇用統計を受けて米国債利回りが上昇の反応を示す一方
 で、米株の利益確定売りが続いている。そのような中、昨日に引き続きドル
 は売りの反応が見られてるものの、一方で株安がユーロの上値を抑えており、
 ユーロドルは売買交錯となっている模様。
 
 一方、ユーロ円は売り優勢の展開となっており130円台に一時下落した。
 株安による円高の動きがユーロ円を圧迫。200日線が130.95円付近
 に来ているが、いまのところサポートされている。目先は、この水準を維持
 できるか注目となる。ここ数日強いサポートとなっていた。
 
 ポンドの買い戻しが続いており、ポンドドルは1.31ドル台まで回復して
 いる。EU当局者による離脱協議が合意に近づいているとの発言が出るなど、
 市場は合意への期待を再び高めているようだ。株安・円高の動きからポンド
 円は上値が重くなっているものの、148円台後半の水準は維持されている。
 
 200日線が148円台前半に来ているが、その水準でしっかりとサポート
 されており、心理的節目の150円を視野に入れた動きは続いている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454224
 
 米国債利回り
  2年債       2.885(+0.017)
  10年債      3.231(+0.044)
  30年債      3.403(+0.055)
  期待インフレ率  2.172(+0.011)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇が続いている。この日発表の
 米雇用統計は無難な内容となったものの、利回りは上昇の反応。10年債
 利回りは一時3.24%台まで上昇し、年初来の最高水準を更新している。
 今日も複数のFOMCメンバーの発言が伝わっていたが、インフレ圧力は
 見られていないとの見解が多かった。しかし、債券市場は警戒感を高めて
 いる模様。
 
 2-10年債の利回り格差は35(前日32)とスティープ化が続いている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454225

3.NY株式市場 結果(10/5)

 NY株式5日
  ダウ平均      26447.05(-180.43 -0.68%)
  S&P500      2885.57( -16.04 -0.55%)
  ナスダック     7788.45( -91.06 -1.16%)
  CME日経平均   23690   (大証比:-130 -0.55%)
 
   今日もNY株式市場は利益確定の動きを強めた。この日発表になった米雇用
 統計は非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが非農業部門雇用者数(NFP)
 は予想を下回っていたものの前回、前々回分が上方修正されていた。
 
 失業率は過去最低水準に低下。今回のNFPに関してはハリケーンの影響も
 出ていたようだ。注目の平均時給は前年比2.8%と予想通りで3%を下回
 る水準が続いている状況。
  
 インフレ期待を強める内容ではなったと思われるが、米雇用統計を受けて
 米国債利回りが再び上昇し、長期金利上昇への警戒感が株式市場の利益確定
 売りを誘った。
 
 前日同様にIT・ハイテク株が下げを先導した。来週の大手銀を皮切りに
 決算発表が始まるが、FAANG銘柄など主力のIT・ハイテク株のバリュ
 エーションに対する懸念も出ており調整色を強めている模様。IT・ハイ
 テク株のほか、きょうは銀行株も下げに転じ、産業株も軟調。 
 
 ダウ採用銘柄ではインテル、キャタピラー、ホームデポ、IBMが下落。
 アップル、ダウ・デュポンも軟調。一方、P&G、ファイザー、マクドナルド、
 ユナイテッド・ヘルスなどディフェンシブ銘柄が上昇。
 
 ナスダックは大幅続落。FAANG銘柄をはじめ主力のIT・ハイテク株は
 揃って下落。テスラが大幅安となった他、ネットフリックス、エヌビディア
 の下げが目立った。
 
 GEは逆に買い戻しが加速。新CEOに決定したカルプ氏の契約条件が公表
 されており、株価回復が条件となっている報酬体系が好材料と受け止められ
 ているようだ。
 
 コストコが下落。前日引け後に決算を発表しており、ほぼ予想と一致した。
 市場が特に嫌気しているのがITの問題。財務データへのアクセスを遮断
 されるべきだった従業員が引き続きアクセスできる状態だったことが明らか
 になっている。
 
 バイオ医薬品のケムファームが大幅安。1株3~3.25ドルで2500万
 ドル分の増資計画を発表した。発行価額は前日終値よりも20%超低い水準
 で且つ、27%希薄化する計算。

4.NY原油先物11月限/金先物12月限 各結果(10/5)

 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=74.34(+0.01 +0.01%)
 NY原油は小じっかり。前日の急落も下げ一服模様となり、水準固めの展開。
 多くのアナリストらが11月のイラン産原油の輸出が日量100万バレル未満に
 落ち込むとの見方を示すなど、引き続きイラン制裁による供給懸念が強い中、
 この日発表された米雇用統計で失業率が3.7%に低下していたことなどが好感
 された。ただ、前日急落した米株がこの日も崩れたことで、上値は抑制された。
 
 一方、規模は大きくないが、米国内の稼働中原油のリグ(掘削装置)数が3週
 連続で減少したことは下支え要因。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454222

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1205.60(+4.00 +0.33%)

 金12月限は反発。時間外取引では、米雇用統計の発表を控えて小動きとなっ
 たのち、ポンド高などを受けて地合いを引き締めた。日中取引では、米雇用
 統計発表後のドル安を受けて堅調となったが、米国債の利回り上昇に上値を
 抑えられた。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454217
 

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10月第1週 相場展望と予定

2018-09-30 23:55:06 | 相場展望

       
9/25~週の日経平均は上昇した。米FOMCが予想通り通過し、また
国連でのトランプ大統領演説などで、強い米国のイメージが経済堅調さの
背景もあって示され、NY株式市場が堅調であった。

日経平均は、ドル高/円安もあり、年初来高値を約8カ月ぶりに更新した。
また、ザラ場高値は、27年ぶりの水準までリバウンドを見せた。

結局、日経平均は、週間で250円上昇(↑1.05%)24120円でした。
さて、10月第1週(10/1~10/7)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY株式市場は、FOMCを想定内で通過し、米経済の好調さを確認
したことで、底堅さ継続での終了でした。

連休明けの日経平均は、スピード調整はあっても、為替の円安があると、もう
一段高の可能性もありそうです。米・中貿易摩擦は長期化懸念が強まるなか、
日米首脳会談で、自動車輸入関税回避で、一つの波乱要素は乗り越えた格好。

週末の米雇用統計は、控えているものの、良好な着地が想定できるだけに、
パウエルFRB議長の講演内容やノーベル賞の行方に注目で、中小型の個別
材料株の動きに注目です。

日経平均、10月第1週(10/1~10/5)のレンジは23800円~
24600円程度を想定しています。

1.10月第1週(10/1~10/7)主なイベントと予定
 9/30
 中国 9月製造業PMI
  英 保守党党大会(~10/3)
 10/1 
 日本 第3四半期 日銀短観
 日本 ジャステック、あみやき、ダイセキ、象印、クリエイトSDH、しまむら
    日本フイルコン、キュソー流通 各決算
  米 9月自動車販売
  米 9月ISM製造業景況指数
  米 ボストン連銀総裁、講演  
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
    印 9月製造業PMI
  世 ノーベル賞、医学生理学賞
 中国 市場休場(~10/5)
 10/2
 日本 内閣改造、自民党役員人事
 日本 9月マネタリーベース
 日本 カネコ種、キュピー、瑞光、放電精密、ライトオン、平和堂 各決算
  米 パウエルFRB議長、講演
  米 クオールズFRB副議長、上院銀行委員会で証言
  米 ペプシコ、ペイチェックス 各決算
  豪 中銀政策金利
  世 ノーベル賞、物理学賞
 10/3
 日本 ウエルシアHD、川口化工、エスプール、東京個別、良品計画、マルカキカイ 各決算
 日本 ブリッジインターナショナル IPO
  米  9月ADP雇用者数
  米 9月ISM非製造業景況指数
  米 パウエルFRB議長、講演
  米 ブレイナードFRB理事、講演
  米 レナー 決算
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
  ト トルコ消費者物価指数
  英 メイ英首相、保守党党大会最終日で演説
  世 ノーベル賞、化学賞
 10/4
 日本 クリーク&リバ、三協立山、不二越、佐鳥電機、アオキスーパー 各決算
  米 8月製造業新規受注
  米 クオールズFRB副議長、講演
  メ メキシコ中銀政策金利
 EU ラガルドIMF専務理事、会見
 10/5
 日本 8月家計調査
 日本 8月景気動向指数
 日本 パソナ、サンエー、シグマ光機、わらべや、薬王堂、大有機、オンワード、パルコ
    トーセイ、インテリックス、フロイント産業、レノバ、アルテック、ベルク 各決算
  米 8月貿易収支
  米 9月雇用統計(非農業部門雇用者数)
  米 コストコホールセール 決算
  米 アトランタ連銀総裁、講演 
  印 インド中銀政策金利
  独 8月製造業受注
  世 ノーベル賞、平和賞
 10/7
 中国 9月外貨準備高
  ブ ブラジル大統領選総選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/28)

 今日のNY為替市場、ドル円は上値追いの動きを続けた。ロンドン時間
 にはイタリア財政への懸念から、欧州株や米株先物が大きく下落して、
 円高圧力がドル円を圧迫した。一時113.35円付近まで下落した
 ものの、その後に取引を開始した米株式市場が寄り付きこそ売りが先行
 したものの、次第に買い戻しが膨らんだことからドル円も買い戻される
 展開。
 
 ドル円は前日にようやく年初来高値を更新し上値期待を高めている。
 きょうも、そのモメンタムは堅持されており上値追いの流れを持続して
 いるようだ。目先は昨年12月高値の113.75円付近が上値レジス
 タンスとして意識される。
 
 ユーロはNY時間に入って買い戻しが入り1.16ドル台、ユーロ円は
 132円ちょうど付近まで下げ渋った。月内最終売買日というともあり、
 実需の動きも出ていたようだ。イタリアのコンテ首相のコメントもユーロ
 の買戻しを誘っていたようだが、首相は「予算案の詳細が明らかになれば
 市場は財政を信頼するだろう」と述べていた。イタリア政府はきのう、
 
 来年の予算案に基づく財政赤字をGDP比2.4%の水準を目指すことで
 合意した。
 EU規則である3%以内には収まってはいるものの、市場は不安感を高め
 ている。
 
 ユーロドルは21日線と100日線をブレイクしており、上値へのモメン
 タムは一旦失われたとの指摘も聞かれる。8月中旬から9月下旬までの上昇
 波のフィボナッチ38.2%戻しが1.1620ドル付近に来ているが、
 この水準を下回って終えており、1.15ドル割れが視野に入る可能性も
 高まったようだ。
 
 きょうはポンド売りが目立った。ポンド円は一時147円台半ばまで下落
 するなど上値の重い展開。FOMCを通過してドル円は上値追い動きを加速
 させていることから支えられてはいるものの、ポンド自体の売りが圧迫。
 200日線が148円台前半に来ているが、その水準で売買が交錯している。
 
 市場は「合意なき離脱」へのリスク意識を再び高めている。もし、合意なき
 離脱の場合、ポンドドルで1.20ドルまでの下げの可能性も指摘されている。
 この日曜日から来週3日にかけ英保守党大会が予定されており、離脱交渉に
 何らかのメドが示されるか注目される。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453093
 
 米国債利回り
  2年債        2.819(-0.008)
  10年債      3.061(+0.009)
  30年債      3.207(+0.023)
  期待インフレ率   2.145(-0.003)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは下に往って来いの展開。イタリア
 の財政赤字への懸念がリスクを高め、序盤は下げて始まった。しかし、
 米株が底堅く推移し、原油相場も上昇したことからリスク選好の雰囲気も
 見られ、米国債利回りは序盤の下げを取り戻している。
 
 10年債利回りは3.02%台まで低下後、3.06%まで戻す展開。一方、
 2年債は2.81%付近に低下した。
 2-10年債の利回り格差は24(前日23)
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453092

3.NY株式市場 結果(9/28)

 NY株式28日
  ダウ平均       26458.31(+18.38 +0.07%)
  S&P500      2913.98(  -0.02 0.00%)
  ナスダック      8046.35(  +4.38 +0.05%)
  CME日経平均先物 24185   (大証比:+65 +0.27%)
 
   今日のNY株式市場は底堅さを見せている。イタリアの財政赤字への懸念が
 リスクを高め、寄り付きは売りが先行して始まった。イタリア政府はきのう、
 来年の予算案に基づく財政赤字をGDP比2.4%の水準を目指すことで
 合意した。EU規則である3%以内には収まってはいるものの、市場は不安
 感を高めている。
 
 きょうのイタリア債は売りが強まり利回りは急上昇。この状況を受けてイタ
 リアの株式市場では銀行株が急落し、その余波で米株式市場でも銀行株が
 下げを先導した。
 しかし、売りが一巡すると買い戻しが入り、ダウ平均はプラス圏に浮上した。
 今週のFOMCを通過して市場は、米景気の先行き期待を再度意識しており
 株式市場は上値追いの動きが続いているようだ。
 
 インテルがPC向け半導体の増産に向け設備投資を10億ドル増額する事を
 明らかにしたこともフォローとなっている。電子部品などハイテク株が堅調
 に推移し相場をサポート。エネルギー株やヘルスケア株も上昇した。
 
 ダウ採用銘柄ではインテルの他、ボーイング、ディズニー、シスコ、メルクが
 堅調。
 一方、ダウ・デュポンが6日続落したほか、JPモルガン、ゴールドマンが
 軟調。
 
 ナスダックも小幅高。インテルのほかエヌビディアやマイクロンが上昇。
 
 一方、テスラが大幅安となっているほか、AMD、フェイスブックが下落。
 テスラは米証券取引委員会(SEC)が同社の非公開化に必要な資金調達の
 準備が整っているとツイートし投資家を欺いたとして、同氏を提訴した事が
 嫌気されている。
 
 エヌビディアはアナリストが目標株価を従来の300ドルから400ドルに
 引き上げたことが材料視。
 
 フェイスブックは先日のセキュリティ問題で5千万件のアカウントに影響
 したと報告したことが嫌気されている。
 通信機器のカランプが上昇。前日引け後に6-8月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回った。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453088

4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果(9/28)

 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=73.25(+1.13 +1.57%)
 NY原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が1.10~1.13ドル高。
 その他の限月は0.30~1.07ドル高。
 
 米国の制裁によってイランの輸出量が減少することから、供給不足が警戒されて
 いる。イランのほかベネズエラの減産をサウジアラビアやロシアが増産して穴埋
 めし、協調している石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非OPEC加盟国は、
 需給バランスを維持しようとしているが、生産余力は潤沢ではない。
 
 時間外取引で11月限は小動きだったが、通常取引開始後は一気に上値を伸ばす
 と73.73ドルまで上昇し、期近つなぎ足で7月11日以来の高値を更新した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453091
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1196.20(+8.80 +0.74%)
 
 金12月限は反発。週末・月末・四半期末の中、前日に下げた反動で買い戻しが
 優勢となった。ただ、上値は限定的だった。ドルインデックスが続伸したことが
 金の上値を抑えた。イタリア政府は2019~21年の3年間の経済財政計画に
 ついて、国内総生産(GDP)に対する財政赤字比率を2.4%に抑制する事で
 合意し、欧州連合(EU)の財政規律を遵守するが、黒字化目標を後退させて
 おり、イタリアの財政懸念はユーロ安・ドル高を後押しした。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=453089
 

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9月最終週 相場展望と予定

2018-09-23 23:49:06 | 相場展望

       
9/18~週の日経平均は上昇した。ダウが上昇がして8カ月ぶりの高値
と、世界的な株高傾向が目立つ中で、リスクオンの円安で、日経平均は、
日経平均は14日から6連騰を記録した。

米・中貿易戦争については、米国が中国に新たな関税(9/24予定)を
かける予定の中、リスクオンムードが復活して、やや円安が、東京市場の
追い風となりました。

日経平均は、約8カ月ぶりの高値をつけ、24000円台の目前迄迫った。
結局、日経平均は、週間で775円上昇(↑3.36%)23869円でした。

さて、9月最終週(9/25~9/28)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY株式市場は、ダウ・ナスとマチマチの展開も底堅い動きでした。
週明けは、秋分の日振替で、東京市場は休場。

連休明け日経平均は、スピード調整はあっても、24000円を上回る展開
を想定している。自民党総裁選で安倍総裁が3選し、外資は政治の安定性を
好む中、経済対策への期待が高まりやすい。

米FOMCを通過し12月利上げが現実味を帯び、ドル/円で113円台が
視野に入り、相場の支援材料になりそうです。

日経平均、9月最終週(9/25~9/28)レンジは23600円~24300円
程度を想定しています。

1.9月最終週(9/24~9/29)主なイベントと予定
 9/24
 日本 休場(秋分の日の振替休日)
 日米 通商協議開催
  米 トランプ米政権、中国製品約2000億ドル相当への関税発動
  米 米国債入札 2年債(370億ドル)
 中国 休場(中秋節)
  英 労働党党大会(~9/26)
 EU ドラギECB総裁、講演
 9/25
 日本 日銀議事録(7/30、31日分)
 日本 黒田日銀総裁、講演
 日本 8月企業向けサービス価格指数
 日本 ピックルス、あさひ 各決算
 日本 アイリックコーポレーション IPO 
  米 FOMC(~9/26)
  米 9月消費者信頼感指数
  米 トランプ米大統領、演説
  米 ナイキ、KBホーム 各決算
  米 国債入札 5年債(380億ドル)
  世 国連総会一般討論演説(~10/1)
 9/26
 日米 日米首脳会談
 日本 サツドラHD,ニイタカ、西松屋チェーン、ニトリHD 各決算
 日本 ブロードバンドセキュリティ IPO
    米 FOMC政策金利発表
  米 経済予測公表
  米 パウエルFRB議長 記者会見
  米 8月MBA住宅ローン申請指数
 9/27
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 安川情報、ストライク、オプトエレクト、ヒマラヤ、セキチュー 各決算
 日本 SBIインシュアランスG、極東産機、東京インフラ・エネルギー投資法人 各IPO
  米 パウエルFRB議長、発言 
    米  8月耐久財受注
  米 第2四半期GDB確報値
  米 アクセンチュア、カーニバル、ライト・エイド 各決算
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 国債入札 7年債(310億ドル)
 中国 8月工業利益
 NZ 中銀政策金利
 フィ フィリピン中銀政策金利
 イン インドネシア中銀政策金利
  独 8月消費者物価指数
  英 英中銀総裁、パネル討論会で司会
 EU ECB経済報告
 9/28
 日本 8月有効求人倍率
 日本 8月完全失業率
 日本 8月消費者物価
 日本 8月鉱工業生産速報
 日本 タキヒョー、スギHD、アダストリア、ハニーズHLD、クラウディア、ハイディ日高
    宝印刷、ケーヨー、ジャステック 各決算
 日本 フロンティア・マネジメント、ワールド 各IPO
  米 8月個人所得/支出
  米 NY連銀総裁、講演
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
 中国 9月財新製造業PMI
 9/30
 日本 沖縄県知事選・宜野湾市長選投開票
  米 国債償還 5年債(275億ドル)
         7年債(649億ドル)

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/21)
 今日のNY為替市場でドル円は序盤こそ買いが優勢となったものの次第に
 上値が重くなった。メイ英首相の発言でポンドが急落しユーロも連れ安。

 欧州通貨の下げがドル買いを誘発しドル円も一時112.80円付近まで
 上昇し東京時間の高値をうかがう展開が見られてたが、次第に上値が重く
 なった。米株式市場でナスダック、債券市場で米10年債利回りが下げに
 転じ、ドル円の利益確定売りを誘ったようだ。

 今週はトランプ大統領が中国への制裁関税の発動を発表するなど、米中
 貿易問題のエスカレートが伝えられていたが、市場は意外なほど落ち着い
 た反応を見せ、株式市場を中心にリスク選好の動きが強まった。ドル円も
 円安の動きで買いが強まったが、きょうは週末ということもあり、来週の
 FOMCを控えてポジション調整が出ていたようだ。

 ポンド売りが加速し、ポンド円は147円ちょうど付近まで下げる場面が
 見られた。東京時間にはリスク選好の雰囲気から一時149.70円付近
 まで上昇し、心理的節目の150円をうかがう展開も見せていたが、そこ
 から200ポイント超急落した格好。きょうの下げでポンド円は200日
 線を再び下回っている。

 原因はメイ英首相の発言。首相は「英国とEUは袋小路に陥っているが、
 EU離脱は悪い合意ならない方がましだ」と述べている。このところ、
 EU離脱交渉に関しては楽観的な見方が市場に広がりポンドの買い戻しを
 誘発していたが、メイ首相の発言からすれば、依然として情勢は不透明な
 ようだ。もし、合意なき離脱という最悪のシナリオとなれば、ポンドは
 20%下落するとのシナリオもある。

 ポンドの動きにユーロも連れ安し、ユーロ円は132円台前半まで下落。
 ユーロドルも1.1735ドル付近まで一時下落した。ロンドン時間に
 発表になっていたユーロ圏製造業PMIが予想を下回っていた事もユーロ
 の利益確定売りを誘発ようだ。
 きょうは全般的にリスク選好の動きが一服といった雰囲気。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=452032

 米国債利回り
   2年債       2.800(-0.004)
   10年債      3.063(+0.000)
   30年債      3.201(+0.006)
   期待インフレ率  2.153(+0.003)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場は週末ということもあり、リスク選好の動きが一服して
 おり、債券市場は利益確定の動きが優勢となった。
 10年債利回りは3.08%まで一時上昇していたものの結局、前日付近に
 上げ幅を縮小。
 2-10年債の利回り格差は26(前日27)。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=452035

3.NY株式市場 結果(9/21)
 NY株式21日
  ダウ平均       26743.50(+86.52 +0.32%)
  S&P500       2929.67(   -1.08 -0.04%)
  ナスダック       7986.96(  -41.28 -0.51%)
  CME日経平均       23770     (大証比:+20 +0.08%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は最高値更新を続けている。米中貿易問題の
 経済への影響に対する楽観的な見通しから今週の米株式市場はリスク選好の
 雰囲気に包まれた。きょうはその雰囲気に一服感が出ていたものの、ダウは
 上昇が続いた。

 商品市場で原油相場が上昇しておりエネルギー株の上げが支援したほか産業
 株も堅調。一方、銀行株には利益確定売りも見られ相場を圧迫した。
 きょうは2つのイベントで忙しい1日となっている。年4回の株価指数と
 個別株の先物とオプションの4つのSQ(特別清算指数)算出日が重なる
 クワドループル・ウィッチングと、S&P500株価指数の世界産業分類
 基準(GICS)が1999年以来の大幅変更となっており、その日が重
 なった。

 出来高は急増したものの、GICSの大幅変更に関しては既に周知されてる
 ことから波乱の動きまでは見られていない。ただ、IT・ハイテク株は売り
 が優勢となった。それについては、GICSに絡んだ動きとも思われテクニ
 カル的な要因かもしれない。

 ダウ採用銘柄ではマクドナルドが上昇したほか、シスコ、ベライゾン、ボーイ
 ング、シェブロンが堅調。ファイザー、メルクも上昇している。
 一方、インテルやアップル、ゴールドマン、JPモルガンが下落した。
 マクドナルドは15%の増配を発表しており1株1.16ドルとした。

 ナスダックは反落。序盤は上昇して始まったものの次第に売りが強まり心理的
 節目の8000ポイントを割り込んでいる。上記のGICSの動きも影響した
 ようだ。インターネットとメディア、通信がコミュニケーション・サービスに
 新たに分類される。

 きょうは半導体関連の下落が目立った。前日引け後にマイクロンが6-8月期
 決算を発表しており、予想を上回る強い内容となったものの、9-11月期の
 見通しが予想を下回っており、市場に失望感を与えていたようだ。

 自然食品卸のユナイテッド・ナチュラルフーズが大幅安。6-8月期決算を発表
 しており、1株利益、売上高とも予想を下回った。

 アンダーアーマーが続伸。きのうは全世界の3%に及ぶ400人の人員削減を
 含むコスト削減計画と2018年度の業績見通しの発表を好感し、株価は大幅
 に上昇していた。きょうもその流れを引き継いでいる格好。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=452033

4.NY市場 原油先物11月限、金先物12月限 各結果(9/21)
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=70.78(+0.46 +0.65%)

 NY原油は総じて小反発。
 イランなどの産油国の減産、米国内の原油在庫の減少などから足元の需給改善
 により、買い優勢となった。

 期近11月限は時間外取引から買い優勢となり、日中取引開始後、上げ幅を拡大し、
 71.80ドルまで上昇した。しかし前日20日の高値71.81ドルを抜けなかった事で
 利食い売りを含めた手じまい売りが先行し、69.98ドルまで下落した。

 押し目を買われ、中盤に71.40ドルまで切り返したが、23日にアルジェリアで、
 OPEC産油国と非OPEC産油国の共同閣僚監視委員会(JMMC)が開催
 を控えていることや、ドル高から利食い売りの動きも強く、上げ幅を縮小したが、
 70.50ドルが支持線として意識され、堅調に引けた。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=452043

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1201.30(-10.00-0.83%)
 金12月限は下落。時間外取引では、小幅安で推移。1,208.6ドルで買い支えら
 れ下値堅く推移。しかし日中取引開始後、ニューヨーク時間の午前8時半頃から
 ユーロ・ドルが下落し、ドル高となると急速に地合いを緩めた。ユーロ・ドルは、
 メイ英首相が首相は「英とEUは袋小路に陥っているが、EU離脱は悪い合意なら、
  ない方がましだ」と発言からポンドが急落し、ユーロも連れ安となった格好。

 12月限は1,196.0ドルまで値を崩し、今月11日以来の安値をつけたが、下げ幅
  を縮小し、1,200ドル台を回復も2ケタ安。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=452042
 
 

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9月第4週 相場展望と予定

2018-09-16 23:54:51 | 相場展望

       
9/10~週の日経平均は上昇した。米・中貿易戦争については米国が
中国と新たな協議を行うことを示唆し、追加関税発動は様子見となった。
リスクオンムードが復活して、NY株式市場が堅調な中、やや円安と、
東京市場の追風となった。

日経平均は、約7カ月ぶりの高値、節目23000円台を回復した。

結局、日経平均は、週間で787円上昇(↑3.53%)23094円でした。

さて、9月第4週(9/17~9/21)主なイベントと予定は下記1.の通り。

週末のNY株式市場は、ダウ・ナスとマチマチの展開も底堅い動きだった。
週明けは、敬老の日祝日で、東京市場は、休場。先週トルコ中央銀行による
利上げで、新興国を含む世界景気に対する警戒感が薄らぎ、円高懸念は後退
した格好で、週明けNY市場の動きを確認して18日から取引。

週末のSQ値(23057.94円)を超えて引けて、先高観が出た格好。
東京市場は、天災の影響から下げた経緯もあり、関空再開、北海道電力復旧
と、復興へ向け動いており、下値は限定的で上値を追う展開と捉えたい。

日経平均、9月第4週(9/17~9/21)レンジは22850円~23550円
程度を想定しています。

1.9月第4週(9/17~9/21)主なイベントと予定
 9/17
 日本 休場(敬老の日祝日)
   ト  トルコ失業率
 EU 8月ユーロ圏消費者物価指数
 9/18
 日本 日銀金融政策決定会合(~9/19)
 日本 基準地価(各都道府県)
 日本 ツルハHD、アークランド 各決算
 朝鮮 南北首脳会談
  米  7月米対米証券投資
  米   8月NAHB住宅市場指数
  米  オラクル、フェデックス、オートゾーン、レナー 各決算
  世  夏季ダボス会議
  世  第73回国連総会開会
 9/19
 日本 日銀金融政策決定会合
 日本 黒田日銀総裁、記者会見
 日本 8月貿易収支
 日本 8月訪日外国人客数
 日本 ファーストロジ 決算
  米  8月住宅着工件数
 タイ 中銀政策金利
 アル 第2四半期アルゼンチンGDP
 ブラ ブラジル中銀政策金利
  英  8月消費者物価指数
 EU ドラギECB総裁、講演
 9/20
 日本 自民党総裁選
 日本 8月コンビニ売上高
 日本 テノ・HD、アズーム 各IPO
 日本 産業ハ、クスリのアオキ 各決算
  米  8月景気先行指数
  米  8月中古住宅販売件数
  米  マイクロンテクノロジー、カーニバル 各決算
  ス  スイス中央銀行、政策金利発表
 南ア 南アフリカ中銀政策金利
 9/21
 日本 8月消費者物価指数
 日本 7月全産業活動指数
 日本 イーエムネットジャパン IPO
 日本 サツドラHD 決算
  米  8月製造業PMI
  独  9月製造業PMI速報値
 EU 9月ユーロ圏製造業PMI速報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/14)

 東京、ロンドンと続いたドル売りの動きに反発が入り、ドル円が112円
 台に乗せるなど、ドル高の動きが優勢となった。
 ロンドン市場から続く米債利回りの上昇がNY朝方に強まり、10年債利回
 りが節目の3.0%に乗せたこともドルの支えとなった。
 
 ドルはほぼ全面高の動きに、ドル円もしっかり。21時半に発表された
 小売売上高の弱さもドル売りにはそれほどつながらず、逆にドル買いに
 安心感を与えた。
 
 ロンドン市場で111円70銭台まで下げていたドル円は、NY昼頃には
 112円17銭まで上昇。もっとも、米中通商摩擦問題に関して、トランプ
 大統領が2000億ドル規模の追加関税賦課の意向を依然として示している
 との見通しなどがドル売りを誘った面も。
 
 米中通商摩擦懸念を受けて、ドル円以外ではドル高が優勢に。ユーロドル
 はロンドン市場での1.1720台から1.1621までと約100Pの
 ユーロ安ドル高に。
 
 中国関連での影響が大きく出る豪ドルは0.7210台から0.7150
 近くまでの豪ドル安ドル高に。
 リスク警戒の動きから、対ドル以外でも円高が進行。ユーロ円はロンドン
 高値から80銭以上の円高に。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=450989

 米国債利回り
  2年債       2.778(+0.021)
  10年債      2.996(+0.026)
  30年債      3.131(+0.024)
  期待インフレ率  2.109(+0.007)
           ※期待インフレ率は10年債で算出 
 
 NY債券市場は債券安(利回り上昇)が目立つ展開となった。欧州市場から
 売りがやや目立つ展開。国債・社債の供給過剰が懸念されており、下げ
 やすい(利回りが上昇しやすい)状況となっていた。
 
 10年債利回りは、ロンドン市場ご縁の2.96%台から3BP以上上昇
 して、一時節目の3%台に。その後2.98%前後まで調整もNY午後に
 入って再び利回りの上昇が見られ3%前後まで上げて引けている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=450988

3.NY株式市場 結果(9/14)

 今日のNY株式市場はダウ平均、ナスダックはともに木曜日終値付近での
 推移。ダウ平均はわずかながらプラス圏で引けており、上昇は4営業日
 連続となる。ナスダックはわずかにマイナス圏。終値の前日比は、ダウ
 工業株30種平均が8.68ドル高の2万6154.67ドル、ナスダ
 ック総合指数が3.67安の8010.04、S&P500が0.80
 高の2904.98。

 米国と中国の通商摩擦に関して昨日から報じられている米国が中国に
 新たな貿易協議を提案との材料が米株を支える展開となった。一方で
 トランプ大統領は2000億ドル規模の追加関税賦課方針を維持して
 いるとの見方もあり、大きく動きにくい展開に。

 週末での新たな進展などを警戒する動きも、様子見ムードにつながった。
 政治相場だけに、週末には動きが出にくくなる面も。
 ダウ平均採用銘柄はまちまち。朝から弱めの推移となっていたアップル、
 ディズニー、マクドナルドなどが終値ベースでも値を落とす展開に。
 一方で、原油高傾向を受けて石油メジャーのエクソンモービル、シェブ
 ロンなどがしっかり。その他ユナイテッドテクノロジーズやボーイング
 などが買われた。

 ナスダックもまちまち。テスラの上昇が目立ったほか、朝から強めのエヌ
 ビディアも大きく上昇。朝は強めだったツイッターはマイナス圏、アマゾン、
 ネットフリックスなども弱い。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=450979

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(9/14)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=68.99(+0.40 +0.58%)

 NY原油は反発。ドルが全面高となったこともあり、前日の国際エネルギー
 機関(IEA)の月報を受けた軟調地合いが、この日も米国の時間帯の午前まで
 続いた。しかし、ポンペイオ国務長官がイラン制裁に関する新たな記者会見
 を行うと報じられたことで、再び同国の今後の供給懸念が意識されて、その
 後は安値から急反発して乱高下する展開となり、結果的にプラス引けした。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=450976

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1201.10(-7.10 -0.59%)
 金112月限は続落。時間外取引では、ユーロの底堅い値動きを受けて堅調
 となったが、ユーロ高が一服すると、戻りを売られた。日中取引では、米国債
 利回りの上昇を受けてドル高に振れたことが圧迫要因になった。

 またトランプ米大統領が中国への追加関税措置を進めるよう指示し、通商問題
 に対する懸念も圧迫要因になった。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=450975
 

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9月第3週 相場展望と予定

2018-09-09 23:55:58 | 相場展望

      
9/3~週の日経平均は下落した。週末にかけて6日続落となった。週間で
3週ぶりの下げとなった。週初、米とカナダのNAFTAの再交渉が合意に
至らず、警戒して売り先行した。9/5は中国株安と台風21号による高潮
で関空港が浸水するなど被害拡大が伝わり相場の重しとなった。週末にかけ
北海道胆振地方を震源とする震度7の地震が地合いを悪化させ、週間を通し
NY市場が底堅い中、東京市場は、天災により売り優勢状態の感であった。

結局、日経平均は、週間で558円下落(↓2.44%)の22307円でした。

さて、9月第3週(9/10~9/14)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、週間を通じて小動きで、カナダとの通商交渉と中国から
の輸入品2000億ドルに対する関税引き上げへの警戒感が継続する中、8月
ISM製造業景況指数が約14年ぶりの高水準となるなど好調な経済指標から
週末の下げも限定的であった。

イベントで、週末のSQがあげられる。トランプ大統領が対中だけでなく、日本
にも、牙を向くとの報道があり、対日貿易で関税に関する実施検討があるか、
注目です。
と言っても、東京市場は、天災の影響から下げ続けており、関空再開、北海道
電力復旧しており、下へのバイアスがかかったとの見方もできます。

週明け、日経平均が下落してスタートしても下値の堅さは限定的で、戻りを試す
展開を想定したい。

日経平均、9月第3週(9/10~9/14)レンジは22000円~22750円
程度を想定しています。

1.9月第3週(9/10~9/14)主なイベントと予定
 9/8
 中国 8月貿易収支
 9/9 
 北朝 建国70周年
 9/10
 日本 7月国際収支
 日本 第2四半期GDP改定値
 日本 8月景気ウォッチャー調査
 日本 気象庁、エルニーニョ監視速報
 日本 学情、ライクキッズN、サムコ、Casa、萩原工業 各決算
  米 消費者信用残高
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 中国 8月消費者物価指数
 中国 8月生産者物価指数
 トル 第2四半期トルコGDP
   英 商品貿易収支
 9/11
 日本 7月工作機械受注
 日本 8月マネーストック
 日本 アールエイジ、イムラ封筒、シーズHD、シーイーシー 各決算
  米 7月求人件数
 米中 習近平国家主席、プーチン大統領、会談
   米 米国国債入札 3年債(350億ドル)
 米 米国同時多発テロから17年
   独  9月ZEW景況感指数
 9/12
 日本 7~9月期法人企業景気予測調査
 日本 神戸物産、鳥貴族、日東網、SKIYAKI、日本テレホン 各決算
   米  地区連銀経済報告(ベージュブック)
   米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 米国国債入札 10年債(230億ドル)
  米 アップル、イベント開催
 EU 8月ユーロ圏鉱工業産指数
 9/13
 日本 7月機械受注
 日本 8月国内企業物価指数
 日本 8月東京オフィス空室率
 日本 8月首都圏新規マンション発売
 日本 マリオン、香陵住販 各IPO
 日本 ブラス、トーエル、稲葉製作、稲葉製作、はてな、鎌倉新書、ヤーマン
    MICS化学、ナイガイ、小林産 各決算
   米 8月消費者物価指数
 米 米国国債入札 30年債(150億ドル)
 米 オラクル、アドビシステムズ、クローガー 各決算
 米 アトランタ連銀総裁、講演
 豪  8月雇用統計
  ト トルコ中銀政策金利
  英 中銀政策金利
 EU ECB政策金利、
 EU ドラギECB総裁記者会見
 9/14
 日本 メジャーSQ
 日本 土屋HD、アスクル、バロック、エニグモ、オハラ、東洋電、明豊エンタ 各決算
   日本 「会社四季報」発売
  米 8月小売売上高
  米 8月輸入物価指数
  米 8月設備稼働率
  米 9月ミシガン大学消費者マインド指数
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米  ボストン連銀総裁、講演
 中国 8月小売売上高
  中国 8月鉱工業生産
  露 ロシア中銀政策金利
  英  カーニー英中銀総裁、講演
 9/15
   米  リーマンブラザーズ破綻から10年
  米 米国国債償還 3年債(240億ドル)

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/7)

 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。朝方発表になった米雇用
 統計が強い内容だったことで発表後からドル買いが強まった。非農業部門
 雇用者数(NFP)の増加数は20万人を上回り、注目の平均時給も前年比
 で2.9%まで上昇。今月下旬のFOMCでの追加利上げを確実視させる
 内容となっている。市場も素直にドル高で反応した。

 トランプ大統領の発言もドル買いを加速させた。大統領は「対中制裁関税
 に関して、まもなく発動される2000億ドルに加え、追加で2670億
 ドル規模を用意している」と述べた。「実施したくはないが、私が望めば
 間髪を入れずに実施する用意がある」という。大統領は日本に関しても言及
 しており、「もし、日本が米国と新たな合意ができなければ大問題になる。
 それは日本も認識している」と述べていた。この発言で為替市場ではリスク
 回避のドル買いが強まった格好。

 今日のドル円は東京時間に110.40円近辺まで一時下落していたが、
 米雇用統計の発表で111円台に一時戻している。また、序盤の米株式
 市場でIT・ハイテク株の下げが一服していたこともドル円に安心感を
 与えていたようだ。しかし、トランプ発言が伝わると一気に戻り売りが
 強まり、一時110.75円近辺まで下落。ただ、売りが一巡するとドル
 買いの動きが支援する格好で一時111円台に戻している。

 今日の動きでドル円のローソク足は100日線でサポートされ、21日線
 付近まで回復。来週以降の動きが注目されるが、111.50円や、今週
 の高値111.75円付近が目先の上値レジスタンスとして意識される。

 ユーロドルは戻り売りが強まり、一時1.1550ドル近辺まで下落。
 再び21日線を意識する展開が見られている。ロンドン時間には1.16
 ドル台半ばまで買い戻されていたものの、米雇用統計とトランプ発言で失速
 した格好。

 ポンドは上に往って来いの展開。このところのポンドはEU離脱交渉に関連
 して、EUのバルニエ首席交渉官の発言に一喜一憂する展開が多々見られて
 いる。きょうのロンドン時間にもバルニエ氏の発言でポンド買いが強まり、
 ポンドドルは1.30ドル台を回復する場面も見られていた。

 バルニエ氏は英議員団に対して「離脱後のEUとの関係について英政府が
 策定した白書は多くが有用で、アイルランド国境問題の解決で新提案を検討
 する可能性は閉ざされていない」と述べていたという。ただ、トランプ発言
 を受けたドル買いでロンドン時間の上げを帳消しにしている。

 このところ、合意なき離脱への懸念が後退しており、ポンドは買い戻しが
 強まっているが、一部からは楽観的過ぎとの指摘も聞かれる。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=449824

 米国債利回り
   2年債       2.703(+0.070)
   10年債      2.937(+0.064)
   30年債      3.100(+0.047)
   期待インフレ率  2.106(+0.020)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。朝方発表になった米雇用統計が
 強い内容だったことで利上げ期待が強まった。非農業部門雇用者数(NFP)
 の増加数は20万人を上回り、注目の平均時給も前年比で2.9%まで上昇。
 今月下旬のFOMCでの追加利上げを確実視させる内容となっている。

 途中にトランプ大統領の発言が伝わり、利回りは上げ幅を縮める場面も見られ
 たものの、債券市場では一時的な動きに留まっている。大統領は「対中制裁
 関税に関して、まもなく発動される2000億ドルに加え、追加で2670億
 ドル規模を用意している」と述べた。

 10年債利回りは2.94%台まで上昇し、2年債も2.70%台まで上昇。
 2-10年債の利回り格差は23(前日24)。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=449823

3、NY株式市場 結果(9/7)
 
 NY株式7日
  ダウ平均       25916.54 (-79.33 -0.31%)
  S&P500      2871.68( -6.37 -0.22%)
  ナスダック       7902.54(-20.18 -0.25%)
  CME日経平均先物 22340   (大証比:-40 -0.18%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反落。IT・ハイテク株の下げは一服感が
 見られていたものの、産業株や銀行株への売りが優勢でダウ平均を圧迫した。
 序盤はダウ平均も下げてはいたものの、底堅い推移も見せていた。しかし、
 昼になってトランプ大統領の発言が伝わり下げ幅を拡大した。

 大統領は「対中制裁関税に関して、まもなく発動される2000億ドルに加え、
 追加で2670億ドル規模を用意している」と述べたことが嫌気されている。
 「実施したくはないが、私が望めば間髪を入れずに実施する用意がある」という。
 ダウ平均は一時177ドル安まで下落したものの、後半になると買い戻しも入り
  下げ渋っている。

 IT・ハイテク株については、きのう下げを先導した半導体株が反発しており
 フォローとなった模様。ブロードコムとマーベルテクノロジーの決算が好調だ
 ったことが支援したようだ。

 なお、朝方発表になった米雇用統計は予想を上回る強さで、利上げ期待を追認
 する内容となった。これを受け寄り付きは利上げへの警戒感から株式市場は売り
 が先行したものの、動きが一巡するとすぐに買い戻され、株式市場はさほどネガ
 ティブな反応までは見せなかった。

 ダウ採用銘柄ではユナイテッドテクノロジーズやボーイング、キャタピラー、
 3Mが下落しているほか、P&G、トラベラーズ、シェブロン、インテルが軟調。
 一方、エクソンモービルやディズニー、ファイザーが上昇した。

 ナスダックは序盤こそ上昇していたものの、トランプ大統領の発言で下げに転じ
 ている。ただ、押し目買いも入り前日付近で推移していたが、終盤になってアッ
 プルが政府に宛てた書簡で、関税の影響がアップルウォッチやアップルペンシル
 に出ていると述べていた事が伝わったことで売りが優勢となり指数も引き下げた。

 半導体のブロードコムが大幅反発。5-7月期決算を発表しており、1株利益が
 予想を上回ったほか、8-10月期の売上高見通しも予想を上回っている。
 売り上げの半分以上を占めるデータセンター向けの力強い需要に支えられた。

 テスラが大幅安。同社の会計責任者のモートン氏の辞任が発表されたことが嫌気
 されている。同氏は就任後たった1ヵ月での辞任。

 情報セキュリティのパロアルトネットワークスが商いを伴って上昇。5-7月期
 決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。取扱高の伸びは、
 30%近く拡大した。8-10月期に関しても予想を上回る見通しを示した。

 アプリケーション開発のオクタが大幅高。5-7月期決算を発表しており、予想
 よりも損失が少なかったことや売上高が予想を上回ったことが好感されている。
 通期の売上高に関しても予想を上回る良好な見通しを示した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=449821

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(9/7)

 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=67.75(-0.02 -0.03%)

 NY原油は小動き。終値の前営業日比は、期近2限月が0.02ドル安~
 0.03ドル高。その他の限月は0.00~0.19ドル高。

 今週、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で石油製品の在庫が
 増加を続けていることが引き続き上値を抑えた一方で、イラク南部の石油
 都市バスラで暴動が拡大している事が支援要因となり、値動きが抑制された。
 イラクの輸出量や生産量は今のところ維持されているが、供給減少が警戒
 されている。

 時間外取引で10月限は小動き。通常取引開始後は売りが優勢となり、
 66.86ドルまで軟化したものの、引けにかけては下げ幅をほぼ消した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=449820

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1200.40(-3.90 -0.32%)
 
   金12月限は反落。8月の米雇用統計が堅調だったことがドル買いを後押しし、
 ドルの代替資産とされる金を圧迫した。トランプ米大統領が中国からの輸入品
 2000億ドル相当に加えて、さらに2670億ドル相当に追加関税を課す
 用意があると語ったこともドル高を後押しした。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=449819
 

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9月第2週 相場展望と予定

2018-09-02 23:57:40 | 相場展望

       
8/27~週の日経平均、2週連続で上昇となった。米国経済の堅調さから
穏やかな利上げ予定や、NAFTA再交渉からメキシコとの貿易協定の合意
からNY株式市場は堅調さをキープ。これを好感した日経平均は、先週から
8/30にかけ8日続伸となった。週末にかけ、米・中両国による追加関税
実施見通しから、NY市場は弱含んだものの、日経平均は、下ヒゲをつけて
小幅安で終了した。

結局、日経平均は、週間で263円上昇(↑1.17%)の22865円でした。

さて、9月第2週(9/3~9/7)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、米・中貿易摩擦の再燃からダウは、小幅下落、ナス上昇。
NY市場3連休前ということもあり、マチマチで終了した。

イベントで、明日からの週、第一のポイントは、9/6トランプ大統領が対中
に対して追加関税発動を実施するかが相場の分岐点となりそうである。
また、米中貿易摩擦の行方をみながらの週末 米雇用統計も注目されます。
前哨戦の9/6ADP雇用統計が良好で、追加関税の発動なければ、週末 日経
平均の追い風になりそうである。

週明け、日経平均が下落してスタートしても下値の堅さは8/Eに確認しており
23000円台を目指す展開を想定したい。

日経平均、9月第2週(9/3~9/7)レンジは22550円~23050円
程度を想定しています。

1.9月第2週(9/3~9/7)主なイベントと予定
 9/3
 日本 第2四半期法人企業統計
 日本 8月新車販売台数
  日本 伊藤園、ロックフィールド、ティーライフ、泉州電気 各決算
  米 NY市場休場(レーバーデー祝日、株式・債券・為替)
  米 シカゴ連銀総裁、講演
 中国 8月財新製造業PMI
 トル 8月トルコ消費者物価指数
 9/4
 日本 8月マネタリーベース
 日本 日経平均定期入れ替えの発表(or9/5)
 日本 モロゾフ、アマガサ、不二電機 各決算
  米 8月自動車販売
  米 8月ISM製造業景況指数
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  豪 中銀政策金利
 南ア 南アフリカ 第2四半期GDP
 9/5
 日本 サービス業PMI
 日本 フジコーポ、楽天地 各決算
  米 7月貿易収支
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  豪 第2四半期GDP
  マ マレーシア中銀政策金利
 EU ユーロ圏総合PMI改定値
 9/6
 日本 片岡日銀審議委員、講演
 日本 積水ハウス、くらコーポ、アルチザ、三井ハイテク、スバル興、きんえい 各決算
 日本 anfac、ナルミヤ 各IPO
  米 7月製造業新規受注
  米 8月ADP雇用者数
  米 8月ISM非製造業景況指数
  米 NY連銀総裁、講演
  米 2000億ドル規模の対中関税発動?
  米 米国とカナダがNAFTA再交渉を再開
  独 8月製造業受注
 9/7
 日本 自民党総裁選告示
 日本 7月家計調査
 日本 7月毎月勤労統計
 日本 7月景気動向指数
 日本 ベステラ、アルトナー、ポールHD、エイチーム、フリービット、ミライアル
    クミアイ化、ファースト住、精養軒、丹青社 各決算
  中国 8月外貨準備高
  米 8月雇用統計
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、講演
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
 EU ユーロ圏GDP確定値
 9/8
 中国 8月貿易収支
 9/9
 北朝 北朝鮮、建国70周年
 
2.NY試乗、為替/債券 各結果(8/31)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。依然として新興国通貨の
 下落が続くなど懸念が根強いほか、トランプ大統領がきのう、9月6日に
 期限を迎える2000億ドル規模の中国輸入品に対する制裁関税措置の
 発動を支持すると発表したことで市場は、新興国と貿易問題へのリスク
 回避の雰囲気が醸し出されていたようだ。この雰囲気に、為替市場では
 リスク回避のドル買いが復活している。

 尚、米国とカナダがワシントンで連日のNAFTA再交渉を行っていた
 が、今回は合意には至らず決裂した。ただ、9月5日に再び再開すると
 しており、こちらはさほどリスク回避の雰囲気を強めてはいなかった。

 ドル円はNY時間に入って下げ渋り、111円台に戻している。日銀が
 9月のオペの方針を8月から変更すると発表した事もあり、円高の動き
 がドル円を圧迫していた。一時110.70円付近まで下落し21日線
 を下回っていたが、米株が下げてはいるものの底堅い推移も見られ、
 次第に円高よりもドル高のほうが勝っている。この動きで21日線は
 何とか維持された格好。

 一方、ユーロドルはNY時間に入って軟調な動きが続き、1.16ドルを
 一時割り込んだ。この所ドルロングの調整の受け皿となっていたユーロだ
 が、きょうは戻り売りに押された格好。この日発表のユーロ圏消費者物価
 指数(HICP)速報値が予想を下回ったことに、イタリア情勢に対する
 懸念もユーロの重しとなっている。イタリア政府高官から、「必要ならば
 EUの財政規律であるGDP比3%の財政赤字の上限を超える可能性が
 ある」との発言が伝わっていた。
 
 一方、ポンドも売りが優勢でポンドドルは1.29ドル台半ばに値を落と
 している。EU離脱交渉が合意するのではとの期待感も高まっているが、
 なお予断は許さない状況。
 ポンド円は一時143.50円近辺まで下落した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=448716

 米国債利回り
   2年債        2.629(-0.020)
   10年債      2.860(+0.005)
   30年債      3.019(+0.016)
   期待インフレ率   2.091(-0.014)
             ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは横ばい。新興国や貿易問題への
 警戒感が再び高まっており、米国債利回りも序盤は下げてNY時間は始
 まった。ただ、米株もさほどきつい下げも見せない中、10年債利回り
 は終盤になってプラスに転じている。

 10年債利回りは2.86%台まで上昇し、逆に2年債は2.62%に
 低下。
 2-10年債の利回り格差は23(前日21)とフラット化は一服してる。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=448717

3.NY株式市場 結果(8/31)
 NY株式31日
  ダウ平均      25964.82(-22.10 -0.09%)
  S&P500      2901.52( +0.39 +0.01%)
  ナスダック      8109.54(+21.18 +0.26%)
  CME日経平均   22825    (大証比:-35 -0.15%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は続落。市場は貿易問題や新興国への
 リスクを再び意識しており、株式市場にはリスク回避の雰囲気が出て
 いた。トランプ大統領がきのう、9月6日に期限を迎える2000億
 ドル規模の中国輸入品に対する制裁関税措置の発動を支持すると発表
 したことが、再びリスク回避の雰囲気を醸し出しているようだ。

 なお、米国とカナダがワシントンで連日のNAFTA再交渉を行って
 いたが、合意には至らず一旦決裂しており、来週の5日に再開となった。
 こちらは進展があったとの報道もありネガティブな反応迄は見せていない。

 原油相場が下落しており、エネルギー株が下落したほか、米国債利回り
 が低下し銀行株も軟調。産業株の一角も売りに押された。ITハイテク
 株も序盤は堅調だったものの次第に売りに押される展開。

 ダウ採用銘柄ではボーイングやユナイテッドテクノロジーズが下落して
 いるほか、シェブロン、エクソンモービル、JPモルガン、ゴールド
 マンが軟調。一方、アップルやシスコ、ナイキは上昇している。

 ナスダックはプラス圏で推移。アップルやアマゾン、マイクロソフトが
 上昇しており指数をサポートした。アルファベット、フェイスブック、
 ネットフリックスは下落。

 半導体のインテグレーテッド・デバイス・テクノロジーが大幅高。日本
 経済新聞が日本のルネサスエレクトロニクスが買収する方針を固めたと
 報じている。

 ヨガウエアのルルレモンが大幅高。5-7月期決算を発表しており、
 既存店売上高の伸びが予想の倍になるなど強い数字が発表されている。

 ビューティ・サロン運営のアルタ・ビューティが商いを伴って大幅高。
 前日引け後に発表になった5-7月期決算は既存店売上高が予想を下
 回るなど冴えない内容だったものの、アナリストからは人気モデルの
 カイリー・ジェンナー氏が手掛けるコスメブランドとの販売提携が、
 冴えない決算を打ち消すかもしれないとの指摘が出ていた。

 銃器メーカーのアメリカン・アウトドア・ブランズが40%急伸。
 当初、市場では米連邦捜査局(FBI)による即時犯歴照会システム
 導入の影響が懸念されたが、今回の決算はその懸念を覆す内容となっ
 ている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=448714

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/31)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=69.80(-0.45 -0.64%)

 NY原油は反落。前日の高値を抜け切れなかったことで、レーバーデー
 (勤労感謝の日)の週末や、月末が重なったこともあり、これまでの
 上昇に対する利食い売りが先行する形となった。加えて、米中の貿易
 戦争懸念が続いていることや、この日注目された米加の北米自由貿易
 協定(NAFTA)再交渉を巡る2国間協議が、執筆時で合意に至ってい
   ないことも上値抑制要因となった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=448713

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1206.70(+1.70 +0.14%)

 NY金12月限は反発。時間外取引では、ノボトー・オーストリア中銀
 総裁の発言を受けてユーロ高に振れたことが支援要因となったが、欧州
 時間に入ると、ユーロ高が一服し、上値を抑えられた。日中取引では、
 ドル高やリスク回避の動きを受けて軟調となった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=448711


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8月最終週 相場展望と予定

2018-08-26 23:55:50 | 相場展望

      
8/20~週の日経平均、4週ぶりに上昇した。米・中両国による追加関税は
8/23予定通り実施されたが、前週から流れていた両国の協議再開などもあり
NY市場の反応も限定的であった。加えて為替が一時109円台割れから週末に
111円台と日経平均を支え、週末にかけて4日続伸で終了した。

結局、日経平均は、週間で331円上昇(↑1.49%)の22601円でした。

さて、8月最終週(8/27~8/31)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週末のNY株式市場、ダウ/ナス共上昇。パウエルFRB議長の講演がジャクソン
ホールで行われたが、議長は従来通りの利上げ姿勢を示し好感された恰好だった。

イベントで注目点は、 米中貿易摩擦の行方。不透明感はあるものの、織り込んで
きており、米国の経済堅調で、年内後2回の利上げが想定される中、為替のドル高
円安が手掛かりとなり、円高是正が進むと、日経平均の追い風となりそうである。

週明け、日経平均は底堅い展開を想定したい。日経平均は25日線、75日線が
上放れを示しており、テクニカル的には23000円を目指す陽転サインである。
決算算発表がほぼ終了し、日経平均のPERは12倍台(推定)でありリバウンド
余地がある。月末上昇する週を想定したい。

日経平均、8月最終週(8/27~8/31)レンジは22400円~22900円
程度を想定しています。

1.8月最終週(8/27~8/31)主なイベントと予定
 8/27
 日本 日米知事フォーラム(~8/28)
 日本 DyDo、タカショー 各決算
  米  7月シカゴ連銀全米活動指数
  米 国債入札 2年債(360億ドル)
 中国 工業利益
  独 8月Ifo景況感指数
  英  休場
 8/28
 日本 スリープロ 決算 
  米 8月消費者信頼感指数
  米 6月ケースシラー住宅価格指数
  米 HPエンタープライズ、べストバイ、ティファニー 各決算
  米  国債入札 5年債(370億ドル)
 EU 7月ユーロ圏マネーサプライ
 8/29
 日本 8月消費者態度指数
  米  第2四半期GDP改定値
  米  7月中古住宅販売成約指数
  米 セールスフォース 決算
  米  国債入札 7年債(310億ドル) 
 8/30
 日本 7月商業動態統計
 日本 7月小売業販売額
 日本 7月百貨店販売額
 日本 7月スーパー販売額
 日本 アイ・ケイ・ケイ、ラクーン、パーク24、ウチダエスコ、ダイサン、菱洋エレ
    HIS、アインHD 各決算
  米 7月個人所得/支出
  米 ダラー・ゼネラル、クローガー、ダラー・ツリー、アルタ・ビューティ
    キャンベルスープ 各決算
  独 7月失業率
 EU 7月ユーロ圏景況感指数
 8/31
 日本 7月有効求人倍率
 日本 7月完全失業率
 日本 7月消費者物価
 日本 7月鉱工業生産速報
 日本 ザッパラス、大和コン、トリケミカル、ナトコ、ACCESS、共和工業、巴工業
    ピープル、内田洋行 各決算
   8月シカゴ購買部協会景気指数
  米 国債償還 2年債(277億ドル)
  米 国債償還 7年債(648億ドル)
 中国 8月製造業PMI

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/24)
 今日のNY為替市場はジャクソンホールで行われたパウエルFRB議長の
 講演を受けてドル売りが優勢となった。議長は従来通りに漸進的な利上げ
 姿勢を示した一方で、「インフレが2%超で加速する明らかな兆候はなく、
 経済の過熱リスクは高まっていない」との認識も示した。

 スタンスが従来から大きく変わった印象はないが、為替市場はドル売り
 ムードが強まっていることもあって、「過熱リスクは高まっていない」
 との言及に敏感に反応したようだ。

 米国債利回りも上げ幅を縮小しドル円も値を落とした。ただ、111円
 ちょうど付近に来ている21日線を試す動きまでは見られずに111円台
 堅持している。

 米株式市場でダウ平均が堅調に推移しており、リスク選好の円安の動きが
 ドル円をサポートしたものと見られる。ユーロ円は一本調子の上げを続けた。
 午後に入ってトランプ大統領が「北朝鮮は非核化に向けた進展が不十分で
 ポンペオ国務長官には今回は北朝鮮に行かないよう伝えた」との発言が伝
 わった。ドル円も瞬間的に売らられ111.10円近辺まで値を落とす
 場面も見られた。ただ、直ぐに戻している。

 一方、ユーロドルは1.16ドル台を回復し、一時1.1635ドル付近
 迄上昇。きょうの上昇で21日線がサポートされた格好となっており、来週
 以降もリバウンド相場の流れが続くか注目される。

 ユーロドルは6月から7月にかけてのレンジ相場内に再び戻している。しかし、
 ファンダメンタルズの状況に変化はなく、ECBの利上げが早まる状況には
 ない。そのレンジ相場の上限は1.18ドルちょうど付近だが、その水準を
 目指すには、ファンダメンタルズの後押しもしくは、ECB内の変化などもう
 一段の材料が欲しいところではある。

 ポンドも買いが優勢。ポンドドルは一時1.2880ドル近辺まで上昇したが、
 21日線が控える1.2895ドルの水準には到達していない。ただ、週足の
 ローソク足は7週間ぶりに明確な陽線を見せている。

 来週は重要な英経済指標もなく、もっぱらポンドの焦点は英EU離脱協議に
 集中しそうだ。来週もラーブEU離脱担当相とバルニエ首席交渉官との協議が
 予定されている。ラーブ担当相は10月までに合意できると自信を示していた
 が、市場ではなお懐疑的な見方が根強い。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=447591

 米国債利回り
   2年債       2.620(+0.004)
   10年債      2.813(-0.013)
   30年債      2.961(-0.019)
   期待インフレ率  2.102(+0.010)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。この日のパウエルFRB議長の
 ジャクソンホールでの講演では、従来通りに漸進的な利上げ姿勢を示した一方で、
 「インフレが2%超で加速する明らかな兆候はなく、経済の過熱リスクは高まって
 いない」との認識も示した。

 従来から姿勢が大きく変わった印象はないが、インフレが急速に進む環境にはなく、
 慎重姿勢が示されたことで、長期ゾーン中心に利回りは下げている。
 10年債利回りは2.81%付近まで低下した一方で、2年債は2.62%に
 上昇。この結果、2-10年債の利回り格差は19(前日21)まで縮小しており、
 2007年以来の水準までフラット化が進んでいる。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=447590

3.NY株式市場、結果(8/24)
  NY株式24日
   ダウ平均     25790.35(+133.37 +0.52%)
   ナスダック    7945.98( +67.52 +0.86%)
   CME日経平均  22615    (大証比:+25 +0.11%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発。この日はジャクソンホールでの
 パウエルFRB議長の講演が行われたが、議長は従来通りに漸進的な利上げ姿勢を
 示していた一方で、「インフレが2%超で加速する明らかな兆候はなく、経済過熱
 リスクは高まっていない」との認識も示していた。従来からの慎重スタンスを維持
 しており、株式市場では追い風となった模様。

 IT・ハイテク株が上昇したほか、議長の講演を受けて為替市場でドル安が進み、
 それに伴い原油や金属など商品相場が上昇したことからエネルギー株も上昇。
 その他、銀行や産業株も堅調に推移した。産業株についてはこの日発表になった
 耐久財受注が強い内容となったこともフォローとなっていたようだ。

 ダウ採用銘柄では、ダウ・デュポンやインテル、ビザが上昇しているほか、キャタ
 ピラー、3M、エクソンモービル、シェブロンも堅調。ユナイテッド・ヘルス、
 ベライゾンも高い。一方、ゴールドマン、ナイキが下落。ナイキはスポーツ用品
 販売最大手のフットロッカーの決算が冴えなかったことで連れ安となっている様だ。
 ナスダックは最高値更新。ネットフリックスやエヌビディア、AMDを始め、IT・
 ハイテク株は揃って上昇。

 ネットフリックスはアナリストが投資判断を「買い」に引き上げている。インドでの
 期待を高めているようだ。

 通信機器のアリスタ・ネットワークが上昇。S&Pダウジョーンズ社がS&P500
 株価指数の採用銘柄にすると発表した。ギャップが大幅安。5-7月期決算を発表
 しており、オールドネイビーのブランドが底堅く、全体の既存店売上高、1株利益
 とも予想を上回ったものの、ギャップ・グローバルブランドの既存店売上高が予想
 以上に減少していたことが嫌気されている。

 設計図作成用ソフトウェアのオートデスクが大幅高。5-7月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回った。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=447588

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/24) 
 NY原油先物10月限(WTI)
   1バレル=68.72(+0.89 +1.31%)

 NY原油は上昇。期近10月限は時間外取引から米国の制裁により、イランの原油
 生産が減少との観測から買い優勢となり、68ドル台後半で推移。日中取引開始後は、
 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の講演後、ドル安となったことから上げ
 幅を拡大し、69ドル台を回復し、69.31ドルまで上昇。米国内で稼働中のリグ
 (堀削機)の減少や、欧米の株価の上昇も支援材料となった。69ドル台では週末を
  控えた買い玉の整理があり、上げ幅を縮小し、69ドルは維持できなかったが、堅調
 に引けた。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=447599

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1213.30(+19.30 +1.62%)
 金12月限は大幅高。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の
 講演を控えるなか、買い優勢となり、1,200ドルの節目に接近した。日中取引は
 パウエル議長がジャクソンホールでの講演で、従来来通りに漸進的な利上げ姿勢を
 示した。同時に「インフレが2%超で加速する明らかな兆候はなく、経済の過熱
 リスクは高まっていない」との認識も示したことで、市場は利上げが最終局面に
 差し掛かっていると解釈され、ドル安となったことから金買いが加速した。

 22日の高値1,208.4ドルを突破し、今月13日以来の高値となる1,215.4ドルまで
 上昇。終盤に幾分、上げ幅を維持したが、20ドル近い上昇で引けた。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=447598
 

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8月第4週 相場展望と予定

2018-08-19 23:53:15 | 相場展望

       
8/13~週の日経平均、小幅下落した。お盆休みに突入した日本市場は
閑散薄商いの中、トルコ・リラの急落を受けてトルコ経済の混乱懸念がら
世界金融危機へのトリガーになるとの心理が働き、円買いもあり、大きく
下落して始まった日経平均は、22000円割れもあったが、トルコ政府
の対応措置から買戻しが入り、22000円台を回復。その後、弱含みで
推移したが、週末に米・中貿易摩擦への対応で協議する、とのリリースも
あり、週末に小幅反発して引けた。

だが、週間ベースで3週連続のマイナスで終了した。

結局、日経平均は、週間で27円下落(↓0.12%)の22270円でした。

さて、8月第4週(8/20~8/24)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、ダウ/ナス共上昇。米中貿易摩擦に対して、両国が下旬にも
協議するとの報道が先行きに希望を持たせた格好でした。

イベントで注目点は、 8/22の米中の通商協議開催予定と、8/23の対中関税
と対米関税の発動が実行されるか否かと市場の反応。また8/24のパウエルFRB
議長の講演内容も8/27~週相場のポイントになるでしょう。

週明け、日経平均は堅い展開を想定したい。週末トランプ米大統領がツイッターで、
ドル高容認と捉えられる発言があった様で、為替の円安となれば、上昇の追い風に
なる可能性もあります。

また、主要企業の決算発表がほぼ終了し、お盆明け企業ファンダメンタルから、
下値の堅い展開を想定したい。
日経平均、8月第4週(8/20~8/24)レンジは22100円~22800円
程度を想定しています。

1.8月第4週(8/20~8/24)主なイベントと予定
 8/20
 日本 7月コンビニエンスストア売上高
 日本 MidCity 決算
 米 アトランタ連銀総裁、講演
 タ タイGDP
 ト ルコ市場短縮取引
 8/21
 日本 7月工作機械受注
   米 メドトロニック、コールズ 各決算
 ト トルコ市場休場(~8/24)
 8/22 
 日本 JHR、INV 各決算
 日本 チームスピリット IPO
 米 7月中古住宅販売件数
 米 7月MBA住宅ローン申請指数
 米 FOMC議事録(7/31、8/1日開催分)
 米 ロウズ、ターゲット、Lブランズ 各決算
 米中 通商協議開催予定
 NZ 7月小売売上高
 8/23
   米  7月新築住宅販売件数
 米 7月FHFA住宅価格指数
 米 カンザスシティー連銀総裁、講演
 米 年次シンポジウム(~8/25、ジャクソンホール)
 米、中国製品160億ドル相当への関税25%発動
 米 HP、ギャップ 各決算
 中国 米製品160億ドル相当への関税25%発動
 EU ユーロ圏製造業PMI速報値
 8/24
 日本 7月消費者物価指数
 日本 キタック 決算
 米 7月耐久財受注
 米 パウエルFRB議長、講演
 独 第2四半期GDP改定値

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/17)

 今日のNY為替市場、終盤になってドル売り・円売りの動きが強まり、
 欧州通貨は買い戻しが強まった。午後になって米中貿易問題への期待が
 高まっていたようだ。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が
 関係者の話として、米中の通商問題担当者が、11月末にブエノスアイ
 レスで開催されるG20サミットの際の米中首脳会談に向けて、こう着
 状態を終わらせるためのロードマップを描いていると伝えている。

 来週は次官級の米中通商協議が再開するが、問題解決に向けて進展が
 見られるのではとの期待感が高まった格好。

 週末ということでポジション調整が主体だったが、来週の米中通商協議
 に向けて中国当局が人民元高を誘導してくるのではとの思惑もドル売り
 を誘っていた面もあったようだ。ニューヨーク・タイムズ紙が、米財務
 省が今後の米中通商協議で人民元を上昇させるよう中国に圧力をかけよ
 うとしていると報じたこともドルを圧迫している。

 序盤はトルコリラが再び下落しリスク回避の円高も見られた。トルコの
 裁判所が米国人牧師の開放要求を却下した。米国によるトルコへの追加
 制裁の可能性が高まっており、トルコリラを押し下げている。

 ドル円は一時110.30円近辺まで下落する場面も見られたが、下値
 では押し目買い意欲も根強い中、心理的節目の110円を試しに行く動
 きまでは見られなかった。後半になって米中貿易問題関連の報道から
 110.60円近辺に戻している。

 110円台を堅持し底堅さも見せているが、今週のチャートは21日線
 で上値を抑えられた格好となっており、7月の中旬以降の下げトレンド
 からなお抜け出せていない。

 一方、ユーロドルは1.1440ドル付近まで上昇。トルコリラの下落
 で戻り売り強まり1.13ドル台に値を落としたものの、貿易問題関連
 の報道から終盤になって買戻しが加速した。これまで1.14ドル台に
 入ると上値を抑えられ、1.1420/30ドルの水準は強い上値レジ
 スタンスとなっていたが上抜いている。

 ただ、ユーロに関してトルコ危機が沈静化したとしても景気回復の鈍さ
 から、来年の夏の間中まで金利を据え置くというECBのスタンスには
 変化はないものと見られており、上値が重い展開を予想する向きは多い。

 今日はカナダドルの上げが目立った。この日発表になったカナダの消費者
 物価指数(CPI)の強さは驚きだったようだ。カナダ中銀は貿易摩擦の
 悪影響には言及しているものの、追加利上げに関しては否定していない。
 市場も年内に80%以上の確率で利上げがあると見込んでいるが、今日の
 CPIはその期待を十分に裏付ける内容ではあった。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=446446

 米国債利回り
   2年債       2.608(-0.008)
   10年債      2.862(-0.004)
   30年債      3.018(-0.008)
   期待インフレ率  2.088(0.000)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは横ばい。前半はトルコリラが再び
 下落していたこともあり、利回りは下げていたものの、終盤になり11月
 の米中首脳会談に向けて、両国の担当者がロードマップを描いているとい
 った報道もあり前日付近まで戻した。

 10年債利回りは2.84%まで低下後、2.87%まで一時上昇した。
 2年債は2.6%を下回る場面も見られたが、終盤になって回復している。
 2-10年債の利回り格差は25(前日25)とフラット化の水準は変わらず。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=446447

3.NY株式市場 結果(8/17)
 NY株式17日
   ダウ平均    25669.32(+110.59 +0.43%)
   S&P500     2850.13 (  +9.44 +0.33%)
   ナスダック   7816.33 (  +9.81 +0.13%)
   CME日経平均  22265   (大証比:+5 +0.02%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は続伸。終盤になって米中貿易問題への
 期待が高まった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が関係者
 の話として、米中の通商問題担当者が、11月末にブエノスアイレスで
 開催されるG20サミットの際の米中首脳会談に向けて、こう着状態を
 終わらせるためのロードマップを描いていると伝えている。

 来週は次官級の米中通商協議が再開するが、問題解決に向けて進展が見
 られるのではとの期待感が高まっている模様。

 序盤はエヌビディアやアプライドの決算が冴えなかったことから、半導体
 関連中心にIT・ハイテク株が軟調に推移し相場を圧迫していた。フィラ
 デルフィア半導体指数の下げも目立ったが、産業株の一角には買いも入り
 ダウ平均はプラス圏を維持していた。

 ただ、IT・ハイテク株はきょうは下落したものの、上昇相場が終了した
 との見方はまだなく、年末にかけて更に上値を目指すとの見方が根強い。
 ダウ採用銘柄はではキャタピラーやアップルが上昇したほか、シスコシス
 テムズ、ファイザー、ジョンソン&ジョンソンも堅調。一方、ウォルマート、
 マクドナルドが軟調。  

 ナスダックはマイナス圏での推移が続いたが、終盤になってプラスに転じて
 いる。エヌビディアやアプライドのほか、テスラが大幅安となっており、
 ネットフリックスも6日続落。IT・ハイテク株には下げているものが多い
 が、アップルやAMDの上昇が指数をサポートした。

 エヌビディアは5-7月期決算を発表しており、売上高は予想範囲内だった
 ものの利益は予想を下回った。仮想通貨マイニング向けの半導体が思った
 ほど伸びず、売上高は当初約1億ドルを想定していたが、1800万ドルに
 留まった。仮想通貨ブームの終息で需要が大きく落ち込んでおり、同社は
 将来的にはマイニン業者からの需要はなくなると見込んでいる。

 テスラはマスクCEOがニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで、
 テスラを率いることの心身への負担について涙を浮かべて語っていたという。
 睡眠薬を頻繁に服用していることも明らかにしている。

 百貨店のノードストロームが大幅高。5-7月期決算を発表しており、既存
 店売上高、利益とも予想を上回った。通期の既存店売上高見通しも上方修正
 している。
 地中海レストランを運営するゾーイーズ・キッチンが急伸。レストランチェ
 ーンを手掛けるサバ・グループに3億ドルで身売りすることで合意した。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=446443

4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/17)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=65.91(+0.45 +0.69%)

 NY原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.33~0.45
 ドル高。その他の限月は0.20~0.28ドル高。

 暴落したトルコ・リラの下げが一巡し、トルコ不安が落ち着いたことや、
 人民元安を通じた中国経済に対する不安感がやや一服したことで、買い戻し
 が優勢だった。世界的な需要拡大見通しは不透明となっているものの、
 米国の対イラン制裁による供給減少が警戒されることは下支え要因。

 時間外取引から9月限はしっかりと推移し、通常取引序盤には66.39
 ドルまで上げ幅を拡大した。その後、買いが失速しマイナス転換する場面は
 あったものの、終盤にかけては再び買いが優勢となった。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=446442

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1184.20(+0.20 +0.02%)
 
 金12月限は小反発。最近のドル高が調整されたことから、ドルの代替資産
 である金には買い戻しが入った。今月末に米中通商協議が再開される見通し
 となっていることもコモディティ需要の後退観測を和らげ、相場を下支えした。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=446441

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