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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

5月第4週 相場展望と予定

2019-05-19 23:57:48 | 相場展望

       
5月第3週の日経平均は、下落した。週間ベースでは2週連続安となった。米中貿易
戦争を再燃させリスクオフの動きが広がった。米国が対中追加関税第4弾を発表。
ファーウェイに対すル禁輸措置など中国への締め付けが強まった。

その流れを受けた日経平均は、週間を通して軟調と、一時21000円台を割り込む
場面もあった。

結局、日経平均は、週間で94円下落(↓0.44%)し21250円だった。

さて、5月第4週(5/20~5/24)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週明けの東京市場は、リバウンドを試す展開が期待されそう。週間下落したものの
日経平均は、節目21000円台をキープし5日線を超えている。週末のNY市場
下落したが、為替がドル/円で110円台の円高是正となっている。
もみ合いスタートも戻りを試す展開に期待したい。

主な経済指標は、国内で、5/20GDP速報値、ソニーの経営戦略発表、5/21
訪日外国人観光客数、5/22の3月機下記受注など注目されます。

海外で、米で5/20のパウエルFRB議長の講演、5/22のFOMC議事録、
5/23に4月新築住宅販売件数があります。
週末は、トランプ大統領の訪日も注目です。
また、世界的には、5/21のOECD世界経済見通し、5/22のOECD
閣僚会議も注目されそうです。

為替がやや円安になって、企業決算もほぼ出揃い、週末からNY市場が3連休に
入るが、中・小型を中心に見直し買いが入り、自律反発に期待したい。

日経平均、5月第4週(5/20~5/24)レンジは、21000円~21700円
程度を想定しています。

1.5月第4週(5/20~5/24)主なイベントと予定
 5/20
  日本 第1四半期GDP速報値
  日本 ソニー、経営戦略発表

  日本 東京海上、テクノセブン、極楽湯、マース、SOMPO、MS&AD 各決算
  米 パウエルFRB議長、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
 5/21
 日本 4月訪日外国人客数
 日本 4月首都圏新規マンション販売
 日本 日賃貸 決算
  米  4月中古住宅販売件数
  米 ホーム・デポ、コールズ、ノードストローム、JCペニー 各決算
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、講演
  英 カーニー英中銀総裁、議会証言
  世 OECD世界経済見通し
 5/22
 日本 4月貿易収支
 日本 3月機械受注
 日本 森トラスト 決算
  米 FOMC議事録(4/30~5/1開催分)
  米 ロウズ、ターゲット、Lブランズ 各決算
  米 NY連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  英 4月消費者物価指数
 EU ドラギECB総裁、講演
  世 OECD閣僚理事会
 5/23
  米 4月新築住宅販売件数
  米 メドトロニック、クラフト・ハインツ、HP、ベストバイ 各決算
  米 ダラス・サンフランシスコ・アトランタ・リッチモンド連銀総裁、パネル討論
  印 インド総選挙(下院)開票
 南ア 南アフリカ中銀政策金利
  独 5月IFO景況感指数
 EU 欧州議会選挙(~5/28)
 5/24
 日本 4月消費者物価指数
 日本 3月全産業活動指数
  米 債券市場、短縮取引
  米 フットロッカー 各決算
 5/25
 日米 トランプ米大統領、国賓として来日(~5/28)

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/17)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円は110円台を回復した。
 今日のドル円は東京時間から戻り売り優勢の展開が続き、109円台半ばでNY
 時間の取引を開始した。
 
 中国政府は米国との再交渉に意欲を失っているといった報道が市場の雰囲気を圧迫
 していたようだ。
 ただ、この日発表のミシガン大学消費者信頼感指数が2004年1月以来の水準に
 上昇したことを受けて動きが反転している。
 
 一時200ドル超下落していたダウ平均もプラスに転じるなど買い戻しが見られ、
 ドル円も追随した格好。
 
 5月に入ってからの米中貿易協議を材料にしたリスク回避の雰囲気が、このまま沈静
 化して行くのか見極めたい雰囲気も強く、ドル円は110円台に慎重だったが、午後
 になって買いが加速し、110.20円付近まで一時上昇している。
 特に材料は見当たらないが、110円台には慎重だったものの、一方で戻り売りを
 強めることもなく109円台後半の水準を維持していたことから、ショート勢が
 ポジション解消に動いたのかもしれない。
 
 ただ、終盤になってドル円は一時109円台に値を落とす場面が見られた。トランプ
 大統領が「EUによる米国への脅威は中国よりも悪い」と述べたことに敏感に反応し
 ていた模様。
 
 一方、ユーロドルは上値の重い展開が続いた。今週に入ってユーロドルは戻り売りの
 展開が続き、きょうは1.1155ドル付近まで値を落とす場面が見られた。週後半
 にはリスク回避の雰囲気も一服する中で、ユーロドルは次第に上値が重くなって来て
 いるが、一方で下押す動きも見られていない。
 
 来週は欧州議会選挙が予定されており、その結果を見極めたい雰囲気もあるようだ。
 ポピュリスト政党が躍進しそうな雰囲気も出ているが、結果次第ではEU懐疑派の
 勢力が強まる可能性もあり、ユーロにとってはリスク要因となる。
 
 ポンドドルは下値模索が続き1.27ドル台前半まで下げ幅を広げる展開。今日の
 下げで2月安値を下回っている。きのうはメイ首相が来月に退陣スケジュールを策定
 する事に合意と伝わってたが、その前にメイ首相は最後にもう一度、自身がEUと結
 んだ離脱合意案の承認に向けた手続きを議会で採決にかけるとしている。
 
 首相の後任を巡ってはジョンソン前外相が既に名乗りを上げているが、新首相によって
 は合意なき離脱のリスクも皆無ではないとの見方もある一方、メイ首相が突然解散し
 総選挙というシナリオも可能性としては残されている。いずれにしろ、英国債利回りも
 低下し、ポンドはネガティブな反応を続けている。
 https://fx.minkabu.jp/news/103651
 
 米国債利回り
  2年債        2.200(+0.008)
  10年債      2.393(-0.002)
  30年債      2.824(-0.010)
  期待インフレ率   1.824(-0.026)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場、10年債利回りは横ばい。中国政府は米国との再交渉に意欲を
 失っているといった報道が伝わり、米中貿易協議への懸念は依然として圧迫している。
 その様な中、債券市場も逃避買いが先行して始まったものの、この日発表のミシガン
 大学消費者信頼感指数が2004年1月以来の水準に上昇した事をきっかけに売りが
 優勢となり利回りは下げを取り戻している。その後は前日付近での上下動に終始した。
 
 米10年債は2.36%まで下げてたが、一時2.4%台を回復する場面も見られた。
 政策金利に敏感な2年債は2.15%台まで低下後に2.21%まで一時戻す展開。
 2-10年債の利回り格差は20(前日20)。
 https://fx.minkabu.jp/news/103650

3.NY株式市場、結果(5/17)
 NY株式17日
  ダウ平均     25764.00(-98.68 -0.38%)
  ナスダック      7816.29(-81.76 -1.04%)
  CME日経平均物  21235     (大証比:-35 -0.17%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は4日ぶりに反落。米中貿易問題が再び蒸し返されて
  おり売りが先行した。中国政府は米国との再交渉に意欲を失っているといった報道が
 流れており、市場の雰囲気を圧迫していた。この日発表になった農業機械メーカーの
 決算が弱く、米中貿易問題が米農家を直撃している様子もうかがえた。
 
 ダウ平均は一時200ドル超下落する場面も見られたが、この日に米ミシガン大学
 消費者信頼感指数が、2004年1月以来の水準に上昇したことをきっかけに買い戻し
 が強まり、ダウ平均は一時プラスに転じる場面も見られた。トランプ政権がカナダと
 メキシコの鉄鋼とアルミの関税を撤廃したこともサポートとなった。
 
 ただ、終盤になってトランプ大統領が「EUによる米国への脅威は中国よりも悪い」
 と 述べると、再び売りが強まった。
 
 ミシガン大指数に関しては米失業率が過去最低水準に低下し、賃金の伸びも拡大傾向、
  一方でインフレは落ち着く中、米消費者のマインドは高まっている様だ。株価が今年
  に入って昨年終盤の下げを取り戻している事もフォローとなっていたものと思われる。
 
 ダウ採用銘柄でダウ・インクやキャタピラー、3Mが下落したほか、IBM、インテル
  も軟調。ユナイテッド・ヘルス、ベライゾン、ウォルグリーン、シスコシステムズが
 上昇した。
 
 ナスダックも反落。シスコシテムズが上昇した他、主力のIT・ハイテク株は総じて
  軟調。テスラの下げが続いてるほか、マイクロンやブロードコムといった半導体銘柄
  がきょうも売りが優勢となった。
 
 ただ、決算を発表したアプライドは上昇。2-4月期決算を発表しており、1株利益、
  売上高とも予想を上回った。5-7月期の見通しも売上高は予想範囲内だったものの、
  1株利益は予想を上回る見通しを示し、需要鈍化が早期に終了すると半導体メーカー
  の見方を示唆した。
 
 農業機械のディアが下落。2-4月期決算を発表しており、売上高は予想を上回った
  ものの、1株利益は予想を下回った。通期見通しは売上高、利益とも下方修正し予想も
  下回った。中国との貿易戦争や大雨、大豆への需要減少が響いたと説明している。
 
 スーパーコンピュータ設計を手掛けるクレイが大幅高。HPエンタープライズ(HPE)
  約13億ドルで買収することで合意したと伝わっている。全て現金での買収で1株35
  ドルとなり、クレイの前日終値を17%上回る水準。
 
 アンダーアーマーが上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたほか、目標
  株価を従来の23ドルから29ドルに引き上げた。 
  https://fx.minkabu.jp/news/103646

4.NY市場、原油先物6月限、金先物6月限 各結果(5/17)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=62.76(-0.11 -0.17%)
 
 NY原油は小反落。イランに対する軍事行動懸念やサウジアラビアとイエメンのフーシ
 派との緊張激化など、中東地域の地政学的リスク増大が引き続き支援材料となったもの
 の、米商務省が前日、中国の大手通信企業、ファーウェイ関連の取引締め出しリストを
 発表したことや、この日北京で中国イランの外相会談が開かれたことで、米中の貿易摩
 擦懸念が蒸し返される形で高値から上げ幅を削った。米株が軟調だった事も嫌気された。
 https://fx.minkabu.jp/news/103649
 
 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1275.70(-10.50 -0.82%)
 
 金6月限は続落。時間外取引では、小幅まちまちで方向性を欠いた。日中取引は、5月
 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が強気の数字となり、ドル高となった事から
 売り圧力が強まった。中盤から終盤は下げ渋ったが、戻り鈍く2日続けて10ドル以上の
 下落となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/103648


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5月第3週 相場展望と予定

2019-05-12 23:55:26 | 相場展望

         
令和時代に突入、5月第2週の日経平均は、平成最終から5連敗と大きく下落した
週となった。東京市場10連休中の欧米市場は、比較的堅調であったが、連休最後
に、トランプ大統領が中国への関税引き上げ10%→25%の表明で米中通商協議
先行き懸念が再燃し、大幅安。

その流れを受けた日経平均は、連休中の米雇用統計好感を取り消して軟調と、節目
22000円を割り込むと、為替の円高もあり突っ込み安となった。

結局、日経平均は、週間で913円下落(↓4.11%)21344円だった。

さて、5月第3週(5/13~5/17)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

連休明けの東京市場は、トランプ大統領が中国への全品目25%関税を表明しており、
突っ込み安から戻りを試す下ヒゲ陽線引けのスタートを想定したい。

経済指標で、国内は、決算ピーク後半のヤマ場。好業績を発表した個別銘柄で、
中・小型株の妙味がありそうである。

また、海外では、米で5/14の4月輸出入物価指数、5/15の4月小売売上高、
5/16の4月住宅着工件数などが注目される。中国では、5/15の4月鉱工業
生産、4月小売売上高。EUでは、5/15の域内GDP改定値がある。

為替がやや円高になっており、ここからの下振れは限定的と捉え、自律反発に期待
したい。

日経平均、5月第3週(5/13~5/17)レンジ、21050円~21650円
程度を想定しています。

1.5月第3週(5/13~5/17)主なイベントと予定
 5/13
 日本 3月景気動向指数
 日本 デサント、デンカ、大林組、エーザイ、大正薬、王子HD、LIXIL、東芝
    安藤ハザマ、大和ハウス、明治HD、三菱ガス、東急、国際帝石、ハウス食、
    TIS、ガンホー、太陽日酸、ブリヂストン、三菱マ、ホトニクス、太陽誘電
    いす々、ユニ・チャーム、スズケン、グリコ、ユー・エス・エス、スクエニ 各決算
  米 クラリダFRB副議長、挨拶
 5/14
 日本 3月国際収支
 日本 Gウイン、日揮、IIJ、日水、三菱ケミ、大塚HD、ヤクルト、東レ、日軽金
    近鉄G、協和エクシオ、森永、カルビー、クレハ、宇部興産、沢井製薬、資生堂
    太平洋セ、JFE、フジクラ、アマダHD、ルネサス、堀場製、カシオ、ゼンショー
    パラベッド、大日印、三菱地、西武G、TBS、日本製粉、宝G、飯田HD
    マンダム、古河電、サンリオ、日産、博報堂、リクルート 各決算
  米 4月輸入物価指数
  米 ラルフローレン 決算
  米 NY連銀総裁、講演
  米 カンザスシティ連銀総裁、講演
  英 3月失業率
  独 5月ZEW景況感指数
 5/15
 日本 4月工作機械受注 
 日本 鹿島、DIC、日ハム、クラレ、三井化学、日本紙、クレセゾン、東映、パーソル
    アルフレッサ、すかいHD、ワコール、住友化学、電通、日ぺ、フジHD
    出光興産、三浦工業、日本郵政、SMC、かんぽ、郵貯、メディパル、みずほ
    ソニーFG、T&D、KDDI、共立メンテ、アサヒインテック、日産化学
    洋缶HD、三菱UFJ、第一生命、コカ・コーラ、三井住友、ホシザキ
    フクダ電、三井トラスト 各決算
  米 4月小売売上高
  米 4月鉱工業生産
  米 3月対米証券投資
  米 週間原油在庫統計
  米 クラフト・ハインツ・フーズ、シスコシステムズ、メーシーズ 各決算
  米 国債償還 3年債 (294億ドル)
         10年債(644億ドル)
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
 中国 4月小売売上高
 中国 4月鉱工業生産
  独 第1四半期GDP速報値
  仏 クレディ・アグリコル 決算
 5/16
 日本 4月企業物価指数
 日本 住友不動産、JRE、日テレ、おおぞら、タカラレーベン 各決算
  米 4月住宅着工件数
  米 ウォルマート、アプライド・マテリアルズ、エヌビディア 各決算
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演 
  豪 4月雇用統計
 EU ユーロ圏財務相会合
 5/17
 日本 3月第3次産業活動指数
 日本 光通信、北越コーポ、オオハシテクニカ 各決算
  米 4月景気先行指数
 NZ 第1四半期生産者物価指数
 EU 財務相理事会
 5/18
  豪  豪州総選挙
 5/19
  印 インド総選挙投票最終日

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/10)
 今日のNY為替市場、序盤はドル売り・円買いが優勢となった。トランプ政権は
 2000億ドルの中国輸入品に対する関税を10%から25%への引き上げを発動
 した。トランプ大統領は「慌てる必要はない」と述べていた。
 
 中国がどのような対応を取ってくるか見極めたい雰囲気もある中、米中貿易協議が
 長引くのではとの懸念から、きょうもリスク回避の雰囲気が強まった。
 
 米株式市場でダウ平均が一時358ドル安まで下げ幅を広げる中、ドル円は昨日に
 引き続き109.50円を割り込む場面も見られた。
 ただ、昼過ぎになってドル円は買い戻されている。2日目の米中貿易協議が午前で
 終了し、ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わっていたが、
 ムニューシン米財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は
 「協議は非常に順調にいった」と述べていた。具体的な進展は何も見えていないが、
 一旦悪材料出尽し感が出ているのかもしれない。中国の環球時報は、米中は北京で、
 次の協議を継続することで合意したと伝えていた。米株も買い戻しが強まる中、ドル
 円は110円台に戻す場面も見られた。
 
 ユーロドルは上に往って来いの展開。序盤は買いが強まり1.1250ドル近辺まで
 上昇。完全に米株睨みの中、米株に買い戻しが入るとユーロドルは1.1230ドル
 近辺に伸び悩んでいる。1.1250ドル付近の売り圧力は強かった模様。
 ポンドドルも1.3050ドル手前まで上昇後、1.30ドルちょうど付近に戻した。 
 https://fx.minkabu.jp/news/102844
 
 米国債利回り
  2年債        2.268(+0.010)
  10年債      2.469(+0.027)
  30年債      2.887(+0.026)
  期待インフレ率   1.885(+0.029)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場、10年債利回り上昇。朝方発表の米消費者物価指数(CPI)が
 予想を下回ったことや、トランプ政権が対中関税を引き上げたことで序盤はリスク回避
 の雰囲気が強まり、利回りは下げて始まった。
 
 しかし、後半になるとムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わり、米
 株も急速に下げを取り戻す中、米国債利回りもプラスに転じている。ムニューシン米
 財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は「協議は非常に順調に
 いった」と述べていた。
 
 米10年債は一時2.42%まで低下後に2.47%付近まで戻した。
 2-10年債の利回り格差は20(前日19)とフラット化解消が続いている。
 https://fx.minkabu.jp/news/102843

3.NY株式市場 結果(5/10)
 NY株式10日
  ダウ平均       25942.37(+114.01 +0.44%)
  S&P500       2881.40( + 10.68 +0.37%)
  ナスダック         7916.94(  +  6.35 +0.08%)
  CME日経平均    21495     (大証比:+185 +0.86%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。トランプ政権は2000億ドルの中国輸入品に
 対する関税を10%から25%への引き上げを発動し、トランプ大統領は「慌てる必要
 はない」と述べていた。市場では何を期待したらよいのかわからず、中国がどのような
 対応を取ってくるのか見極めたい雰囲気のようだ。そのような中、米中貿易協議が長引
 くのではとの懸念から、きょうも売りが優勢となり、ダウ平均は一時358ドル安まで
 下げ幅を広げる場面も見られた。
 
 ただ、昼過ぎから買い戻しが見られている。2日目の米中貿易協議が午前で終了し、
 ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わっていたが、ムニューシン
 米財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は「協議は非常に順調
 にいった」と述べていた。具体的な進展は何も見えていないが、一旦悪材料出尽し感が
 出ているのか、ショートカバーが入っているようだ。中国の環球時報は、米中は北京で、
 次の協議を継続することで合意したと伝えていた。
 
 終盤に入ってダウ平均はプラスに転じ一時190ドル高まで上昇し、2万6000ドル
 台を回復する場面も見られた。
 
 ダウ採用銘柄ではダウ・インク、ウォルマート、ユナイテッド・ヘルス、コカコーラが
 上昇に転じた。一方、アップルやインテルが下落している他、ウォルグリーン、メルクが
 マイナス圏で推移。
 
 ナスダックは横ばい。アマゾンやアップル、エヌビディアが下落しているほか、インテル、
 テスラも軟調。一方、マイクロソフト、AMDがプラスに転じている。
 配車サービスのウーバーがきょう上場。IPO価格の45ドルに対して初値は42ドルと
 IPOより低い水準で寄り付いた。結局、41ドル台半ばに下落して初日の取引を終えて
 いる。
 
 不動産サイト運営のジローが上昇。1-3月期決算を発表しており、売上高が予想を上
 回った。昨年立ち上げた不動産売買部門が予想以上に好調だった。
 シマンテックが大幅安。決算が不調でクラークCEOの即日退任が発表された。ヒル氏を
 暫定CEOに起用。
 https://fx.minkabu.jp/news/102840

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/10)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=61.66(-0.04 -0.06%)
 
 期近6月限は時間外取引は小高く推移。日中取引も序盤から中盤は小高く推移したが、
 日本時間の10日午後1時1分に、米国が中国からの輸入品2,000億ドル分についての
 関税を10%から25%に引き上げられ、世界景気減速に伴う石油需要の減少が警戒された。
 
 米株が一時、大幅下落からリスク回避の動きも強く、上げ幅を削り、弱含みとなったが
 下値堅く推移。米国・イラン間の緊張による地政学的リスクが下支え要因となったが、
 方向性を欠く展開となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/102845

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1287.40(+2.20 +0.17%)

 金6月限は続伸。時間外取引では、米中の通商協議の1日目が終了、リスク回避の動きが
 一服する場面も見られたが、米国の対中関税引き上げによる株安再開を受けて堅調と
 なった。日中取引では、予想以下の米消費者物価指数を受けて買い優勢となった。
 その後は米中の通商協議が建設的とされ、株高に振れたことを受けて上げ一服となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/102837

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5月第2週 相場展望と予定

2019-05-06 23:58:34 | 相場展望

     
令和時代の最初の取引は、10連休中の欧米市場イベント結果を受けての取引である。
注目の米雇用統計は、市場予想を上回る結果で、週末のNY株式市場を上昇させた。

ただ、週明け月曜日、トランプ大統領が中国製品に関税25%をかけると表明すると、
上海市場が5%強の下落、EU市場も1%強の下落で、さきほど始まったNY市場も
米中貿易戦争の勃発と捉え、大幅安スタートしている。

為替もドル/円で110円台後半と、前月から円高にシフトしている。
因みに4/27の日経平均は、22258円で終了している。NY市場の株価推移を
4/Eから見ると、底堅い状況であった。

さて、5月第2週(5/6~5/10)主なイベントと予定は、下記1.の通りである。

連休明けの東京市場は、明朝のNY市場の結果次第だが、どこまで戻すかポイント。

名実ともに「令和相場」が始まるというムードに水を注すトランプ発言であったが、
過剰な悲観は慎みたい。

国内は、決算ピーク週で業績に目が向けられ、週末5/10がオプションSQ日。

海外で、5/8に米中閣僚級貿易協議(ワシントン)、5/12に菅官房長官の訪米
などが注目されます。

為替がやや円高になっているが、過剰な下振れは、押し目のチャンスと捉えたい。

日経平均、5月第2週(5/7~5/10)レンジは、22000円~22700円
程度を想定しています。

1.5月第2週(5/6~5/10)主なイベントと予定
 5/6
 日本 振替休日
  米 AIG、タイソン・フーズ、モザイク 各決算
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
 中国 4月財新サービス業PMI
 5/7
 日本 ジョイ本田、HOYA、ミルボン、ニチアス、アトム、オリックス、カプコン
    長瀬産、ヤマハ発  各決算
  米 アラガン、リジェネロン、エレクトロニック・アーツ、マイラン、
    トリップアドバイザー  各決算
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
  豪 中銀政策金利
 EU 欧州委員会経済見通し
  米 3月求人件数
 5/8
 日本 日銀議事録(3/14、15開催分)
 日本 三洋化、トヨタ、ローム、日触媒、アサヒ、サントリー、不二油、カゴメ、
    SUMCO、協和キリン、ラウンドワン、富士フィルム、ディスコ、住友重
    ブラザー、ミネベア、シスメックス、IHI、ワークマン、アシックス
    パルタック、ソフトバンク、ベネワン、ヒロセ電、ホンダ、スクリーン 各決算
  米 ウォルト・ディズニー、フォックス、コティ、チェサピーク・エナジー
    ウェンディーズ、オフィス・デポ 各決算
  米 国債入札 10年債(270億ドル)
 米中 貿易協議(ワシントン)
 NZ 中銀政策金利
  独 コメルツ銀行 決算
  南ア 南アフリカ総選挙
 5/9
 日本 菅官房長官、訪米
 日本 リンナイ、カカクコム、キリンHD、小野薬品、日清食品、ダイセル、塩野義
    三菱重工、住友商、東ソー、日油、丸紅、三菱商、京阪HD,サッポロHD
    GMOPG、昭和工、メルカリ、参天、テルモ、トレンド、ライオン、アース
    日本製鉄、住友鉱、ダイキン、日精工、OKI,パナソニック、シャープ
    三菱食品、ニコン、リコー、バンナム、日本ユニシス、オリコ、NTTデータ
    コナミ、ソフトバンクG、住友ゴム、ヤマハ、ミスミG、三菱自、コスモエネ 各決算
  米 3月貿易収支
  米 4月生産者物価指数
  米 ブッキング、クラフト・ハインツ、シマンテック、タペストリー 各決算
  米 国債入札 30年債(190億ドル)
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 中国 4月消費者物価指数
 中国 4月生産者物価指数
  仏 ナティクシス投資銀行
  伊 ウニクレディト銀行 決算
 EU EU非公式首脳会議
 5/10
 日本 オプションSQ
 日本 日銀主な意見(4/24、25開催分)
 日本 有明、清水建、東洋水産、ALSOK、旭化成、レンゴー、大日住薬、SUBARU
    ニフコ、山九、大成建、長谷工、味の素、田辺三菱、空港ビル、コムシス、DeNA
    マック、マツキヨ、東急不、ネクソン、ロート、関ペ、楽天、住友電、クボタ
    平和、アズビル、スズキ、島津、オリンパス、イオン、三井不、京急、名鉄、NTT
    ベネッセ、サンドラック、ダイフク、りそなHD、ホシザキ 各決算
  米 4月財政収支
  米  4月消費者物価指数
  米 マリオット、バイアコム 各決算
  米  アトランタ連銀総裁、講演
  英 第1四半期GDP速報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/3)
 今日のNY為替市場はドル売りが優勢となっており、ドル円は111円台前半に下落
 した。今日の下げでドル円は21日線で上値を抑えられ、200日線を下放れる展開を
 見せており、来週以降の動きが警戒される。
 
 ただ、朝方発表の米雇用統計は強い内容であった。非農業部門雇用者数(NFP)は
 26.3万人増と予想を大きく上回り、失業率も3.6%と過去最低水準に低下して
 いる。
 
 一方、注目の平均時給は予想こそ下回ったものの、前年比で3%台の伸びをしっかりと
 維持していた。製造業の雇用が依然として弱い事や、小売りが減少しているなど弱点を
 指摘すればきりが無いが、今回の米雇用統計は米労働市場が力強さを堅持している事は
 明らか。
 
 しかし、為替市場の反応はドル売り。理由は不明だが、今回の強い雇用統計をもってして
 も利上げのシナリオが台頭する可能性はまだ低く、水曜日パウエルFRB議長のFOMC
 後の会見以降、ドル買いが進んでいたことから、材料出尽し感のほうが強かったのかも
 しれない。市場ではドルのバリュエーションが高過ぎるとの見方も少なくなく、絶好の
 利益確定売りのタイミングとなってしまった可能性もありそうだ。
 
 ユーロドルは買い戻しが強まり1.12ドル台を回復。きょうはロンドン時間に4月の
 ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が発表されていたが、コアインフレは前年比
 1.2%と予想を上回る内容となった。ただ、そのときのユーロの反応は限定的だった。
 ユーロ圏GDPやドイツ消費者物価指数(HICP)など、今週発表のユーロ圏の指標は
 予想を上回る内容が多かったことから、きょうのHICPも事前に強い内容が期待されて
 いたことがあったのかもしれない。それ以上に米雇用統計の強さへの期待が勝っていた
 可能性もありそうだ。
 
 何れにしろ、今週発表のユーロ圏の経済指標からは、景気減速が一服しつつありECBが
 指摘する下期の回復を期待させる内容が多く見受けられてた。ユーロも来週以降、ボトム
 アウトを期待する声が高まる可能性もありそうだ。
 
 今日はポンド買いが目立っている。ポンドドルはロンドン時間には1.30ドルを割り込
 んでいたが、NY時間に入って1.3175ドル付近まで上昇。ドル円は下落してるもの
 のポンド円は上昇しており、146円台を回復している。
 
 きのうイングランドと北アイルランドで統一地方選の投票が実施されたが、与党保守党の
 大敗が確実な情勢となっている。また、野党労働党も苦戦。英BBCの集計によると、
 イングランドで保守党は433議席、労働党は81議席をそれぞれ失った模様。
 
 一方、EU残留を訴えた自由民主党が議席を増やした。EU離脱の議会での混迷が今回の
 統一地方選に響いたようだ。ただ、選挙に対するポンドの反応は限定的となっている。
 https://fx.minkabu.jp/news/102107

 米国債利回り
  2年債        2.333(-0.012)
  10年債      2.529(-0.013)
  30年債      2.922(-0.008)
  期待インフレ率   1.911(+0.016)
             ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、10年債利回りは低下。朝方発表になった米雇用統計は強い内容と
 なったものの、平均時給が予想を下回ったことで、利回りは下げの反応を見せている。
 
 米10年債は2.51%台まで低下し、政策金利に敏感な2年債は2.31%台まで一時
 低下した。
 2-10年債の利回り格差は20(前日20)
 https://fx.minkabu.jp/news/102106

3.NY株式市場 結果(5/3)
 NY株式3日)
  ダウ平均     26504.95(+197.16 +0.75%)
  S&P500       2945.62(  +28.10 +0.96%)
  ナスダック        8164.00(+127.22 +1.58%)
  CME日経平均     22490    (大証比:+240 +1.07%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。朝方発表された米雇用統計が力強い内容だった
 事から、景気の先行き不安が後退している。一方で平均時給は予想を下回る伸びとなった
 ことから、FRBの利上げ期待までは高まっていない。適温相場への期待から今日の株式
 市場は堅調な動きを見せていたようだ。
 
 エネルギー株や銀行、産業など幅広いセクターに買いが入り、ダウ平均は一時227ドル
 高まで上げ幅を広げた。
 
 来週以降、決算もピークアウトして行くが、S&P500採用銘柄のうち約8割が発表を
 終えている。そのうちの75%が予想を上回る決算を発表していた。4月時点では今回の
 決算は減益が見込まれていたが、増益に転じている模様。
 
 ダウ採用銘柄は28銘柄が上昇。キャタピラーやマイクロソフト、インテルが上昇してる
 ほか、シェブロン、エクソンモービル、マクドナルド、ゴールドマン、インテルも堅調。
 
 一方、シスコシステムズとユナイテッド・ヘルスが下げてる。シスコシステムズはクラウド
 企業の冴えない決算を嫌気している模様。
 
 ナスダックは1%超の大幅高。アマゾンとテスラが上げを牽引してるほか、フェイスブック、
 アルファベット、マイクロソフトが堅調。
 
 アマゾンは著名投資家のバフェット氏がテレビインタビューで、アマゾンのベゾスCEOを
 過小評価していたことを認めアマゾン株を買い入れていることを明らかにした。
 
 ディスプレイ開発のユニバーサル・ディスプレイが大幅高。1-3月期決算を発表しており、
 1株利益が予想の2倍以上だったほか、売上高が前年比で2倍以上拡大した。
 エナジー飲料のモンスタービバレッジが大幅高。1-3月期決算を発表しており、1株利益、
 売上高とも予想を上回った。
 
 USスチールが大幅高。前日引け後に1-3月期決算を発表して、1株利益が予想を大きく
 上回ったほか、売上高、EBITDAも予想を上回った。1株利益は予想の約2.5倍へ。
 クラウド・ネットワークなどを手掛けるアリスタネットワークスが大幅安。1-3月期決算
 を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、第2四半期の売上高見通しが予想を
 下回ったことが嫌気されている。得意先の大口顧客が予想外に発注を全て延期したことを
 明らかにし懸念を強めている。
 https://fx.minkabu.jp/news/102102

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/3)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=61.94(+0.13 +0.21%)

 NY原油の期近は小反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.13~0.14ドル高。
 その他の限月は0.17ドル安~0.13ドル高。
 4月の米雇用統計が堅調だったことが、景気減速に伴う石油需要の下振れ懸念を後退させた。
 ただ、米国がイランに対する石油制裁を強化した後の供給ひっ迫懸念が限定的であることは
 上値を抑えている。

 時間外取引で6月限は61.30ドルまで軟調に推移したが、通常取引開始を控えてプラス
 転換し、通常取引開始後には62.52ドルまで上げた。ただ、引けにかけては高値圏から
 押し戻された。
 https://fx.minkabu.jp/news/102104

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1281.30(+9.30 +0.73%)
 
 金6月限はドル安で反発。4月の米雇用統計は堅調な内容だったものの、賃金上昇率は
 依然として加速しておらず、利上げの必要性が乏しいとしているFRB)の認識を裏付
 ける結果だったことがドル売りにつながった。

 米経済の安定感を背景として世界的な景気減速懸念が和らぎ、安全資産を求める雰囲気が
 後退していることも逃避通貨であるドルを圧迫した。
 https://fx.minkabu.jp/news/102105

 

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5月第1週 相場展望と予定

2019-04-29 10:37:45 | 相場展望

        
平成から令和へ、連休中休場ですが、4月最終週の相場状況をまとめ、連休後の
投資の一助にするため、アップしておきます。


4/22~週の日経平均は上昇した。週間で4週連続、月間で2カ月ぶり上昇と
なった。同週のNY市場は好決算企業が多く散見され、堅調だったことが、日経
平均を下支えた。

日経平均は小幅高でスタートしたが、大型連休を控えて方向感に乏しく、もみ合い
の中、下振れすることなく節目22200円台をキープして週足陽線引けとなった。

結局、日経平均は、58円高(↑0.26%)の22258円の大引けでした。

さて、5月第1週(4/29~5/5)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週末のNY市場は、好調な企業決算からダウ/ナス共堅調で、10連休中の海外市場と
為替相場の動向次第ながら、堅調な相場展開が期待される。

連休中の国内は、4/30の天皇陛下退位、5/1に新天皇の即位があり、令和時代の
到来です。
海外経済指標で、米で4/30のFOMC、5/1ADP雇用統計、5/3の4月雇用
統計があり、中国で4/30に米中 貿易協議、4月製造業PMIがあります。

海外の結果・影響を予想するのは難しいが、4/25日銀の金融政策決定会合で、現状
金融緩和策を来春迄継続を明確化した。また、保有するETFを一時的に市場参加者に
貸し付ける制度導入を検討すると発表したことが、下振れ不安を後退させる大きな効果
となっている。

10連休中に相場に与える影響、為替変動リスクが少ないなら、フラッシュ・クラッシュ
(瞬間暴落)は起きないだろう。
ドル/円で112円台程度を維持する様なら、上値追いを想定したい。

CME日経平均で、5月第1週(4/29~5/3)レンジは、22050円~
22750円
程度を想定しています。

1.5月第1週(4/29~5/5)主なイベントと予定
 4/29
 日本 休場(昭和の日祝日)
  米 3月個人所得/個人支出
  米 カーニー英中銀総裁、講演
  米 アルファベット、ウエスタンデジタル、MGMリゾーツ 各決算
 4/30
  日本 天皇陛下退位
  日本 休場(国民の日祝日)
  米 FOMC(~5/1)
  米 3月中古住宅販売制約指数
  米 4月消費者信頼感指数
  米 アップル、マスターカード、ファイザー、メルク、マクドナルド、イーライリリー
    アムジェン、GE、コノコフィリップス、GM、プルデンシャル・FIN.
    AMD、コーニング、ウィン・リゾーツ 各決算
  米 国債償還 2年債(446億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(593億ドル)
 米中 貿易協議(北京)
 中国 4月製造業PMI
 5/1 
 日本 新天皇即位
 日本 休場(国民の祝日)
  米 4月自動車販売
  米 4月ADP雇用者数
  米 4月ISM製造業景況指数
  米 FOMC結果
  米 パウエルFRB議長会見
  米 スプリント、クアルコム、CVSヘルス、メットライフ、クラフト・ハインツ
    ヒューマナ、ヤム・ブランズ、スクエア 各決算
 中国 市場休場(~5/3)
 5/2
 日本 休場(国民の休日)
  米 3月製造業新規受注
  米 日本など8ヵ国へのイラン原油禁輸の適用除外終了
  米 ギリアド・サイエンシズ、CBS、エクスペディア、アンダーアーマー
    エイボン・プロダクツ、ダウ・インク 各決算
 中国 4月財新製造業PMI
  仏 BNPパリバ 決算 
  英 中銀政策金利
  英 議事録、四半期インフレ報告
  英 中銀総裁会見(スーパーサーズデー)
  英 地方選
  蘭 INGグループ 決算
 5/3
 日本 休場(憲法記念日)
  米 4月雇用統計
  米 4月ISM非製造業景況指数  
  米 NY連銀総裁、講演
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
  米  サンフランシスコ連銀総裁、講演
  米 クラリダFRB副議長、講演
  仏 ソシエテ・ジェネラル 決算
  5/4
 日本 みどりの日
  5/5
 日本 こどもの日

2.NY市場、為替/債券 各結果(4/26)
 今日のNY為替市場はドル売りが優勢となった。きょうの注目は1-3月期の米
   GDP速報値だったが、前期比年率で3.5%と予想を大きく上回るかなり高い
   数字となった。
 発表直後こそドル買いが強まったものの直ぐに反転している。個人消費は予想こそ
   上回ったものの1.2%と低水準の伸びとなり、デフレータやPCEコア指数も
   予想を下回った。
 
   数字を押し上げた主な要因は在庫投資と純輸出で、在庫投資は1284億ドルの
 大幅な拡大となり、純輸出もプラスに寄与した。
 
 市場からは在庫積み上げなど一時的要因が大きく、国内最終需要は鈍化している
 事から、見た目ほどは強くはないとの見解も出ている。少なくとも今回のGDPは
 FRBの利上げを促す内容ではなさそうだ。とはいえ、利下げ期待を強めるような
 数字でもない。
 
 ドル円は、GDP発表直後に112円台に瞬間的に上昇も、直ぐに戻り売りが
 強まり、111.45円付近まで下落する場面も見られた。111.50円付近に
 200日線が来ており、きのうに引き続き一時割り込んでる。ただ、ロンドンフィキ
 シングを挟んで買い戻しも見られ111.65円付近まで戻す動き。
 
 ユーロドルは買い戻しの動きが優勢。GDP発表直後に瞬間的に1.1110ドル
 付近まで下落したが、直ぐに切り返している。今週の下げでショートポジションが
 積み上がっていたこともあり、売り一巡後は買い戻しが活発に入り1.117ドル
 近辺迄上昇した。しかし、米経済とユーロ圏経済の格差に再び注目されており、
 1.12ドル台の回復を目指す展開までは見られていない。
 
 この日曜日にスペインの議会選挙が行われる。市場からは強い警戒感までは出て
 いないものの、どの政党も単独過半数の獲得は難しい情勢でハング・パーラメント
 になりそうな気配も出ている。ユーロにとって大事には至らないとは思われるが、
 スペインの政局が少し不安定になる可能性は留意される。
 
 ポンドドルも一時1.2940ドル付近まで買い戻された。200日線が1.296
 ドル付近に来ており、目先の上値メドとして意識されるが、上値にはなお慎重だ。
 
 市場はEU離脱協議の動向に意識が集中してる。メイ政権と野党労働党の超党派での
 協議は続いている様だが、進展が全く聞こえてこない。市場にも不安感が高まってる
 ようで、ポンド上値を圧迫している模様。可能性はまだ低いものの総選挙のシナリオ
 も想定される。もし、野党労働党が政権を奪回しても、シナリオはポンド安の見方も
 少なくないようだ。いずれにしろ、もうしばらく不安定な情勢が続きそうだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/101600
 
 米国債利回り
  2年債        2.284(-0.048)
  10年債      2.500(-0.033)
  30年債      2.925(-0.017)
  期待インフレ率   1.971(-0.005)
                ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場は買いが優勢となり10年債利回りは低下。朝方発表された
  1-3月期のGDPは予想を大きく上回る強い数字となったが、デフレータやPCE
 コア指数が 予想を下回ったことで利回りは下げで反応している。
 
 米10年債は一時2.5%を下回り、政策金利に敏感な2年債も2.27%まで一時
 低下。ただ、2-10年債の利回り格差は22(前日21)とスティープ化は続いて
 いる。
 https://fx.minkabu.jp/news/101599

3.NY株式市場 結果(4/26)
 NY株式26日
  ダウ平均      26543.33(+81.25 +0.31%)
  S&P500      2939.88 (+13.71 +0.47%)
  ナスダック       8146.40 (+27.72 +0.34%)
  CME日経平均    22355     (大証終比:+105 +0.47%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。前日引け後に発表されたインテルの決算が
 不調だったことから、半導体関連株中心に売りが膨らみ、寄り付きは下げて始まった。
 朝方第1四半期の米GDP速報値が発表になったが、予想を大きく上回る強い内容と
 なった。ただ、在庫投資や純輸出が押し上げており、一時的な要素が多いとの見方
 から、さほどポジティブな反応は見られていない。
 
 ただ、決算も直近の米経済指標も、先行き不安を強める内容ではなく、株式市場も下
 押す動きまでは見られていない状態。ダウ平均は小幅な推移が続いていたが、引けに
 かけては上げ幅を広げた。
 
 決算については一部ネガティブな内容も出ているものの、概ねポジティブとの見方が
 広がっている。S&P500採用銘柄のうち178社が発表を終えており、8割近くが
 予想を上回る発表を行った。ただ、予想通り減益決算が多い状況。
 
 ダウ採用銘柄ではインテルが9%近く下落したほか、冴えない決算を発表したエクソン
 モービルが売られてる。ウォルマートも軟調。一方、P&G、ユナイテッド・ヘルスが
 上昇しているほか、ディズニー、キャタピラーも堅調。
 
 ウォルマートやターゲットなど米小売大手の下げが目立った。アマゾンが決算を発表
 していたが、その際に今後のサービスとして「翌日配達宣言」を打ち出しており、
 これを嫌気しているようだ。ただ、アナリストからは今回のアマゾンの新戦略は大手
 小売りであれば脅威にはならないとの分析も出ている。
 
 ナスダックも終盤にかけて上昇に転じている。アマゾンやネットフリックスが上昇。
 一方、インテルの決算を受けて半導体が下落。
 インテルについては1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、データセンター向
 けの売上高が減少したことが失望感を強めた様だ。4-6月期や通期の見通しも下方
 修正している。
 
 今回の決算を受けエヌビディアやAMDなど他の半導体も下落、フィラデルフィア
 半導体指数も下げている。ただ、クアルコム、ザイリンクスは上昇。
 
 フォードが8月以来の10ドル台を回復。1-3月期決算を発表して、1株利益、売上
 高とも予想を上回った。ピックアップトラック「Fシリーズ」の販売が好調だった他
 大規模なコスト削減効果が出始めた。
 
 グッドイヤーが下落。1-3月期決算を発表して、1株利益、売上高とも予想を上回
 った。ただ、原材料価格の上昇で営業利益は前年から落ち込んだほか、中国、インド
 での自動車生産の落ち込みを反映して、販売量は15%減少し、アジアでの売上高は
 12%減少した。
 玩具のマテルが大幅高。1-3月期決算を発表しており、赤字決算となったものの、
 利益、売上高とも予想ほど落ち込まなかった。バービーとホットホエールズが好調。
 https://fx.minkabu.jp/news/101597

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(4/26)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=63.30(-1.91 -2.93%)

 NY原油は大幅続落。第1四半期の国内総生産(GDP)が予想外に強気の内容だった
 ものの、トランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)に対して、原油価格を抑制する
 ように再び圧力をかけていることが報じられたことで、大きく崩れる展開となった。
 ただ、米国の時間帯の後半に発表された米国の稼働中の原油掘削装置(リグ)数が
 急減していたこともあり、安値からはかなり下げ幅を縮小した。
 https://fx.minkabu.jp/news/101595
 
 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1288.80(+9.10 +0.71%)
 金6月限は続伸。時間外取引では、インテル決算による株安などを受けて堅調と
 なった。
 日中取引では、米国内総生産(GDP)が予想以上となったが、在庫増加など一時的
 要因との見方からドル安に振れたことを受けて上値を伸ばした。
 https://fx.minkabu.jp/news/101594


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4月第4週 相場展望と予定

2019-04-21 23:46:57 | 相場展望

      
4/15~週の日経平均は上昇した。米中の経済指標が底堅く、景気回復期待が
NY株式市場や上海市場など比較的堅調。為替もドル/円112円弱で推移した
事で、薄商いながら週間で上昇した。ただ、欧米は週末のイースター休場を控え、
外資の日本株への投資は、控えられた感もあった。

それでも週末、節目22000円台をキープして週足陽線引けとなった。
結局、日経平均は、330円高(↑1.51%)の22200円の大引けでした。

さて、4月第4週(4/22~4/26)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY市場は、イースター休場を控えて休場で、来週の東京市場の相場展開の
ポイントは、10連休GWを控えて持ち高調整に動くか、日米企業決算発表の好調
さを先取りして、打診買いから、売りを牽制するのか注目です。

国内は、4/26の日本版雇用統計と黒田総裁コメントや日々発表される企業決算に
注目です。

海外の経済指標で、米で4/26に第一四半期GDPやピークを迎える企業決算に
注目です。

10連休中に相場に与える影響、為替変動リスクがどの程度あるのか、読めない相場
であるが、フラッシュ・クラッシュ(瞬間暴落)は起きない底堅い展開に期待したい。

少なくとも、現物株で保有している方は、一喜一憂せず7月まで保有する心構えが、
得策の様に思えます。連休前で含み益がある銘柄を保有してる方は、換金も選択肢
の1つかもしれない。また信用での取引分は、リスクに備えて決済する方がいい。

国内は、ドル/円で112円前後の推移なら、需給面での改善もあり、22000円
値固めを想定したい。

日経平均、4月第4週(4/22~4/26)レンジは21850円~22550円
程度を想定しています。

1.4月第4週(4/22~4/26)主なイベントと予定
 4/22
 日本 3月コンビニエンスストア売上高
 日本 安倍首相、EU4ヵ国と米国、カナダを訪問 (~4/29)
 日本 アンジェス、コクヨ 各決算
  米 3月シカゴ連銀全米活動指数
  米 3月中古住宅販売件数
  米 ハリバートン 決算
 香港 休場(イースターマンデー)
 EU 独、仏、英、伊など休場(イースターマンデー)  
 4/23
 日本 4月権利付最終売買日
 日本 3月企業向けサービス価格指数
 日本 3月スーパー売上高
 日本 4月百貨店売上高
 日本 日本電産、東京製鐵、OBC、オービック、シマノ、小糸製作所 各決算
  米 3月新築住宅販売件数
  米 2月FHFA住宅価格指数
  米 4月リッチモンド連銀製造業指数
  米 コカコーラ、ツイッター、スナップ、アイロボット、イーベイ、シャーウィン・
    ウィリアムズ、テキサス・インスツルメンツ、ニューコア、P&G 、ベライゾン
        ユナイテッド・テクノロジーズ 各決算
  米 国債入札 2年債(400億ドル)
 EU 4月ユーロ圏消費者信頼感
 4/24
 日本 日銀金融政策決定会合(~4/25)
 日本 2月景気動向指数改定値
 日本 3月企業向けサービス価格指数
 日本 2月全産業活動指数
 日本 ファナック、キヤノン、LINE、キッコーマン、エムスリー、花王、サイバーエ
    オムロン、キーエンス、中外製 各決算 
 日本 ハウテレ IPO 
   米 MBA住宅ローン申請指数
  米 フェイスブック、ボーイング、キャタピラー、AT&T、ビザ、テスラ、
    マイクロソフト、バイオジェン、ボストン・サイエンティフィック、STマイクロ
    エレ、 ザイリンクス、ペイパル・HD、F5ネットワークス、ダッソーシステムズ
    SAP、テレパフォーマンス、ラムリサーチ 各決算
  米 国債入札 5年債(410億ドル)
  加 中銀が政策金利を発表
  独 4月Ifo景況感指数
 4/25 
 日本 日銀金融政策決定会合
 日本 政策金利を発表
   日本 黒田総裁 記者会見
 日本 4月経済・物価情勢の展望 (展望レポート)
 日本 3月建機出荷
 日本 3月外食売上高
 日本 任天堂、川重、アステラス、第一三共、山崎パン、NRI、ヤフー、大塚商会
    小林製薬、富士電機、アドバンテスト、京セラ、日立ハイテク、野村HD
    JR東日本、関西電力、OLC、JR東海 各決算
 日本 トビラシステ、グッドスピード 各IPO
  米 3月耐久財受注
  米 週間新規失業保険申請件数(~4/20)
  米 アマゾン、フォード、インテル、スターバックス、フリーポート・マクモラン、
         イルミナ、3M、ニューモント・マイニング、ユナイテッド・パーセル・サービス
         (UPS) 、ウエイスト・マネジメント、ワイヤカード、ノキア 各決算
  米 国債入札 7年債(320億ドル)
 中国「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラム (~4/27、北京)
  豪 休場
  ト  トルコ中銀が政策金利発表
 4/26
 日本 3月有効求人倍率
 日本 3月完全失業率
 日本 4月東京都区部消費者物価指数
 日本 3月鉱工業生産指数
 日本 3月新設住宅着工戸数
 日本 ソニー、村田製作所、信越化学、東京エレクトロン、大東建、豊田織機、デンソー
    JPX、三菱電機、三井物産、伊藤忠、東京ガス、JT、コーセー、コマツ、日立
    TDK、JR西日本、ヤマトHD、JAL、ANA、ドコモ、富士通、SBI 各決算
 日米 麻生財務大臣とムニューシン米財務長官が会談(~4/27、ワシントン)
 日米 安倍首相、トランプ大統領 首脳会談見通し(ホワイトハウス)  
  米 第1四半期GDP
  米 4月ミシガン大学消費者態度指数確報値
  米 エクソンモービル、シェブロン 各決算
  露 ロシア中銀が政策金利を発表

2.NY市場、為替/債券 各結果(4/19)
 グッドフライデー休場

3.NY株式市場 結果(4/19)
 グッドフライデー休場

4.NY市場、原油先物5月限/金先物6月限 各結果(4/19)
 グッドフライデー休場


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4月第3週 相場展望と予定

2019-04-14 23:56:43 | 相場展望

          
4/8~週の日経平均は、上昇した。この週は、注目経済指標が多かった。ECB
理事会、米FOMC議事録の公表、EU臨時首脳会会議などが重なった。世界経済
の減速懸念がある中、米利上げの据え置き観測やEU臨時主脳会談で英のEU離脱
10/E迄延長などが決まり、欧米市場が底堅い動きの中、出遅れ日経平均は上昇。
週末に、節目21800円台を割らず、週足陽線引けとなった。

結局、日経平均は、63円高(↑0.29%)の21870円の大引けでした。

さて、4月第3週(4/15~4/19)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY市場は、米メガバンクのJPモルガンとウェルズファーゴの好決算もあり
全体敵に上昇しており、東京市場の追い風になりそうである。

海外の経済指標で、中国が4/17に第一四半期GDP、米で4/18に種々の経済
指標の発表があり注目です。
また、日本に先行して米国企業の好決算発表もあり、日本も追従するかポイントです。

国内は、ドル/円で112円台の円高修正や需給面での改善があるので、上値を追う
展開を期待したい。

日経平均、4月第3週(4/15~4/19)レンジは、21700円~22300円
程度を想定しています。

1.4月第3週(4/15~4/19)主なイベントと予定
 4/15
 日本 GLP、マネーフォワード、RPA、古野電、東天紅、ベルク 各決算
 日米 貿易協議(~4/16、ワシントン)
  米  2月対米証券投資
  米 シティG、ゴールドマン・サックスG 各決算
  米 国債償還 3年債(241億ドル)
         5年債(500億ドル)
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、講演
  米 財務省、半年次為替報告書提出期限
  ト トルコ失業率
 4/16
   日本 3月首都圏新規マンション発売
 日本 ブロンコビリー 決算
  米 3月鉱工業生産
  米 3月設備稼働率
  米 J&J、バンカメ、ユナイテッド・ヘルス、ネットフリックス、IBM
    ブラックロック、CSX 各決算
  米 ダラス連銀総裁、講演
 中国 3月新築住宅価格
  独 4月ZEW景況感指数
  英 3月失業率
 4/17
 日本 3月貿易収支
 日本 いちご、アコモF、ザイマックス 各決算
  米 2月貿易収支
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 ペプシコ、アボットラボラトリーズ、モルガン・スタンレー、Alcoa Corp 各決算
  米 カーニー英中銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
 中国 第1四半期GDP
 中国 3月小売売上高
 中国 3月鉱工業生産
  イ インドネシア大統領議会選挙
 4/18
 日本 DNAチップ、オリックスJRE、ハウスリート 各決算
  米 債券市場、短縮取引
  米 3月小売売上高
  米 3月景気先行指数
  米 フィリップ・モリス、ユニオン・パシフィック、ハネウェル、アメリカン・エキスプレス
    シュルンベルジェ、トラベラーズ 各決算
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  豪 3月雇用統計
  印 インド総選挙投票日
 4/19
 日本 3月消費者物価指数
 日本 ゲンキードラ、モバファク、アジュバン、エンプラス、KOA 各決算
  米 休場(グッドフライデー祝日)
  米 3月住宅着工件数
  米 3月建設許可件数
 香港 休場(グッドフライデー祝日)
  豪  休場(グッドフライデー祝日) 
 EU 欧州市場、休場(グッドフライデー祝日)

2.NY市場、為替/債券 各結果(4/12)
 ドル円が一時112円台を回復するなど、ドル高円安の動きが広がった。
 ロンドン市場朝に発表された中国の輸出拡大や与信拡大の動きが世界的なリスク選好の
 動きにつながった。
 
   特に与信拡大は、2月の春節後の与信の鈍化を受けて中国の景気減速懸念につながって
 いただけに、今回の予想を大きく超える回復(3月2.86兆元、予想1.85兆元、
 2月0.7億元)を受けて、中国の景気回復期待が広がった形。
 
 欧州株、米国株時間外などの上昇、債券利回りの上昇(債券価格の低下)などのリスク
 選好の動きに、ドル円はNY朝に112円手前を付ける動き。いったん上値を抑えられる
 と、朝一買いが強まった米株にも調整が入ったこともあり、少し調整ムードとなったが、
 午後に入って再びの株高利回り上昇ドル高円安という流れに、ドル円は112円09銭
 を付ける動きが見られた。 引けにかけては少し調整も、高値圏での推移に。
 
 ユーロは対ドル、対円でともに基本的はしっかり。リスク選好での円安が先に入り、
 ユーロ円の上昇に、ユーロドルも1.1320台まで上値を試す展開に。NY午後のドル
 円の上昇は円安ではなくドル高が主導したこともあり、ユーロドルは少し調整が入って
 1.13割れを付ける動きに。
 
 ポンドもほぼ同じ動き。海外市場はドルと円の相場に。ロンドン市場からのリスク選好
 での円売りにポンド円が大きく買われ、ポンドドルも1..3130台まで。その後NY
 市場午後はドル買いが優勢となり、1.3070台までという流れに。
 
 ポンド円はロンドン市場で146円ちょうど近辺から147円台まで上昇。その後は、
 調整で146円40銭近辺まで。
 https://fx.minkabu.jp/news/100242
 
 米国債利回り
  2年債         2.391(+0.037)
  10年債       2.565(+0.068)
  30年債       2.977(+0.050)
  期待インフレ率    1.964(+0.028)
              ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 米10年債利回りは2.565%台まで上昇。ロンドン市場朝2.49%割れからしっかり
 と上昇した。世界的なリスク選好の動きが債券の売り(利回りの上昇)を誘った形。
 ロンドン朝に上昇した後も、じりじりとほとんど戻りなく利回り上昇が続く展開で、株高
 債券安のリスク選好ムードがかなり強い展開となった。
 
 中国の輸出増加や与信拡大などの動きも、世界的なリスク選好につながっている。
 https://fx.minkabu.jp/news/100235

3.NY株式市場 結果(4/12)
 ダウ平均        26412.30(+269.25 +1.03%)
 S&P500      2907.41(  +19.09 +0.66%)
 ナスダック       7984.16(  +36.81 +0.46%)
 CME日経平均   22090      (大証比:+230 +1.04%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は1%を超える上昇。終値の前日比は、ダウ工業株30種
 平均が269.25ドル高の2万6412.30ドル、ナスダック総合指数が36.81
 高の7984.16、S&P500が19.09高の2907.41。
 
   NY市場オープン前の米金融機関大手JPモルガンとウェルズファーゴの好決算が米株
 全体の支えに。ダウ平均採用銘柄ではJPモルガンに加え、同業のゴールドマンサックス
 にも買いが入り、全体を支えた。
 
 また、11月から米国でスタートする動画配信サービスへの期待感が強まったディズニー
 大幅高。同社株の一日の上げ幅としての記録を更新する前日比11.5%上昇が見られた。
 欧州市場に続いて化学系の株高も目立ち、ダウインク、3Mなどの買いが入っている。
 
 一方、独立系アナダルコを330億ドルで買収と発表したシェブロンは大幅売り込まれ、
 一時5%を超える下げ、終値ベースでも4.94%安になった。
 なお、アナダルコは32%高と大きく上げて引けている。
 
 新興ハイテク関連では、ネットフリックスが4.49%安。ディズニーとの競合が意識
 された格好。アルファベットなどがしっかり。
 その他銘柄では自動車シート製造アディエント13%高、製薬関連マイメディックスが
 8%安。
 https://fx.minkabu.jp/news/100231

4.NY市場、原油先物5月限/金先物6月限 各結果(4/12)
 NY原油先物5月限(WTI)
  1バレル=63.89(+0.31 +0.49%)
 
 NY原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近4限月が0.31~0.35
 ドル高。その他の限月は0.29~0.52ドル高。
 
 米国の制裁を背景にイランやベネズエラで減産が続いていることや、リビア情勢がさらに
 緊迫していることが相場を押し上げた。3月の中国貿易統計は世界的な景気減速や石油需要
 の下振れ懸念を和らげた。
 
 時間外取引で5月限は64.65ドルまで堅調に推移。ただ、64ドル後半が引き続き抵抗
 となり、通常取引開始後は上げ幅を削った。
 https://fx.minkabu.jp/news/100232
 
 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1295.2(+1.9 +0.15%)
 
 金6月限は反発。ドルインデックスが低下した事がドルの代替資産とされる金を押し上げた。
 ただ、最近の米経済指標で米国の利下げ観測が後退しているほか、3月の中国の輸出が市場
 予想以上に伸びたことや、欧米の主要な株価指数が上げたことは金の上値を抑制した。 
 https://fx.minkabu.jp/news/100233

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4月第2週 相場展望と予定

2019-04-07 23:58:18 | 相場展望

        
4/1~週の日経平均は、上昇した。米中の経済関連指標が強含んだ事や、米中貿易
協議の進展期待、米雇用統計の回復期待などが背景。気迷いはあるが、リスク選好の
ムードが出てきた。

結局、日経平均は、601円高(↑2.84%)の21807円の大引けでした。

さて、4月第2週(4/8~4/12)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末NY市場は、3月米雇用統計で、雇用者数の伸びが回復し、賃金の伸びは鈍化と
マチマチの内容だったが、小幅上昇している。

これを背景に週明け日経平均は、上昇してスタートが想定される。ただ、EU離脱を
めぐり、英与野党の協議が続いているが、英議会は合意なき離脱を回避する案を可決
した。メイ英首相は離脱のさらなる延期を要請ているが、EU側からは合意なき離脱
の可能性が高まっていると懐疑的な見方がしめているので、上昇した後のもみ合いも
想定される。

国内は、実質4月相場入りで、需給面での改善があるので、底堅い展開を期待したい。

明日からの日経平均は、世界経済減速懸念はあるものの、新元号の発表以降のマインド
アップもあり、個別株物色が活発になり始めてるので、ジリ高上昇を想定したい。

日経平均、4月第2週(4/8~4/12)レンジは、21600円~22250円
程度を想定しています。

1.4月第2週(4/8~4/12)主なイベントと予定
 4/8
 日本 4月日銀地域経済報告
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
   日本 2月国際収支
 日本 3月景気ウオッチャー調査
 日本 高島屋、ニトリHD、コスモス薬品、リソー教育、技研製、パルコ 各決算
 日本 ヴィッツ IPO
  米  2月製造業新規受注
  米 3月ISM製造業景況指数
  中国 首相、欧州訪問
 4/9
 日本 パルG、サーラ、U.S.M.H、竹内製、イズミ、イオンモール 各決算 
  米  2月求人件数
  米 クラリダFRB副議長、講演
  米 国債入札 3年債(380億ドル) 
  エ エジプト大統領、トランプ米大統領と会談
  イ イスラエル総選挙
  世 IMF世界経済見通し発表
 4/10
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 2月機械受注
 日本 2月工作機械受注
 日本 3月国内企業物価指数
   日本 ホギメディカル、コメダ、タマホーム、パソナ、スタジオアリス、ABCマート
    ウエルシアHD、TSIHD、メディアドゥ、久光薬、良品計画、サイゼリア
    ユニー・ファミマ、イオン、プレナス、ミニストップ 各決算 
  米  3月財政収支
  米 2月消費者物価指数
  米 FOMC議事録(3/19、20開催分)
  米 デルタ航空、ライト・エイド 各決算
  米 国債入札 10年債(240億ドル) 
 EU ECB策金利
 EU ドラギECB総裁の記者会見
 EU EU臨時首脳会議
 4/11
 日本 3月マネーストック
 日本 3月都心オフィス空室率
 日本 ローソン、ビックカメラ、SHIFT、安川電機、島忠、ライフコーポ
    乃村工、吉野家、ファーストりテ 各決算
  米 3月生産者物価指数
  米 国債入札 30年債(160億ドル) 
  米 クラリダFRB副議長、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、ツイッターで質疑応答
 中国 3月消費者物価指数
 中国 3月生産者物価指数
  印 インド総選挙
  世 G20財務相 中銀総裁会議
 4/12
 日本 オプションSQ
 日本 Sフ―ズ、ディップ、キャンドゥ、大黒天、北の達人、JINS、ドトル日レス
    クリレスHD、UUUM、明光ネット、ベクトル、OSG、不二越、佐鳥電機
    チヨダ、松竹、東宝、モリト、大庄 各決算
  米 3月輸入物価指数
  米 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、ウェルズ・ファーゴ 各決算
 中国 3月貿易収支
  英 EU離脱期限
  世 IMF世銀、春季総会
 4/14
 フィ フィンランド総選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(4/5)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円も底堅さを堅持した。きょうは
 3月の米雇用統計が発表となったが、非農業部門雇用者数(NFP)は19.6万人
 増となり予想を上回る内容となった。前回が大きく落ち込んでいたことからその反動
 も考えられるが、3月は天候に恵まれことで、建設業やレジャーで雇用が伸びほか、
 ヘルスケアも拡大した。

 一方、平均時給は前月比0.1%と予想を下回った。市場は平均時給の伸び鈍化から
 発表直後はドル売りの反応が見られドル円も売られたものの、労働市場の力強さが
 確認されていることから直ぐに切り返している。平均時給の伸び鈍化したものの、
 FRBは既に年内の金利据え置きの見通しを立てており、その見方を覆すほどの内容
 ではない。

 トランプ大統領がFRBに利下げと量的緩和を求める発言があり、米国債利回りは下
 げたものの、ドル円は200日線を上回る水準でのしっかりとした展開を続けた。
 3月高値が112円前半にあるが、来週以降、その水準を試しそうな気配も見られて
 いる。

 ユーロドルは売り優勢となり、1.12ドル台前半に水準を落とした。米雇用統計発表
 直後は1.1245ドル付近まで瞬間的に上昇する場面もみられたが上値は重い。
 来週はECB理事会が予定されているが、マイナス金利政策の副作用を軽減するため、
 マイナス金利を導入している預金金利の階層的設定が検討されているとの報道も流れて
 いた。もし、これが導入されれば、年間70億ユーロ超に及ぶ銀行によるECBへの支
 払い負担が一部軽くなる。

 ただし、その場合は長期に渡って金利を低水準に留めることを示唆するとの見方もあり、
 ユーロにとっては圧迫要因と見られているようだ。実際、来週の理事会で打ち出すかは
 未知数だが、いずれにしろ注目ではある。そのような中、ユーロドルは心理的節目の
 1.10ドルを目指すとの見方は根強い。

 ポンドは軟調。英野党労働党のコメントが伝わり、英政府からは譲歩案が提示されて
 いないと述べたことをきっかけに売りが強まった。ポンドドルは一時1.30ドルを
 割り込む場面も見られ、目先は200日線も控える1.2975/80水準が下値メド
 として意識される。

 メイ首相はEUのトゥスク大統領に宛てた書簡で、離脱を6月30日まで延期する事を
 要請したことが明らかとなっている。英国の要請を受け入れるかどうかは、来週のEU
 臨時首脳会合で決定される。トゥスク大統領は離脱延期を支持しているとの報道もある
 が、EU内でも意見は分かれており、どうなるかは未知数。ポンドもこの報道に反応は
 無かった。

 なお、ポンド円は145円台前半まで下げ幅を拡大したが、145円台半ばに下げ渋っ
 ている。きょうの下げで21日線を再び下回っており、来週の動向次第では、200日
 線が控える144.65円付近を視野に入れる可能性も高まっているようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/99468

 米国債利回り
  2年債        2.341(+0.004)
  10年債      2.497(-0.018)
  30年債      2.906(-0.013)
  期待インフレ率   1.912(+0.005)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。この日発表の米雇用統計は力強い米労働
 市場を示したが、平均時給の伸びが予想を下回った。また、トランプ大統領がFRBに
 対して利下げと量的緩和(QE)拡大を提言したことも利回りを押し下げている。
 10年債は米雇用統計発表前は2.54%まで上昇していたものの、2.49%に低下。
 2-10年債の利回り格差は16(前日17)。
 https://fx.minkabu.jp/news/99467

3.NY株式市場 結果(4/5)
 NY株式5日
  ダウ平均      26424.99(+40.36 +0.15%)
  S&P500      2892.74(+13.35 +0.46%)
  ナスダック       7938.69(+46.91 +0.59%)
  CME日経平均   21875     (大証終比:+85 +0.39%)
 
   今日のNY株式市場でダウ平均は小幅に続伸。朝方発表になった米雇用統計では、非農業
 部門雇用者数(NFP)が19.6万人増となり予想を上回る内容となっていた。
 前回が大きく落ち込んでいたことからその反動も考えられるが、天候が良好だったことも
 あり建設業やレジャー産業などで雇用が伸びたほか、ヘルスケアの雇用も増加した。
 一方、平均時給は前月比0.1%と予想を下回る伸びとなった。ただ、FRBは既に年内
 の金利据え置きの見通しを立てており、その見方を覆すほどの内容ではない。
 
 米株式市場はポジティブな反応を見せ、寄付きから買いが先行した。ダウ平均も一時
 100ドル超上昇したが、きょうはボーイングやダウ・インクの下げが圧迫し上値を
 圧迫された。一時マイナスに転じる場面も見られた。
 
 ダウ平均は昨年10月につけた最高値に再び接近する中、来週から始まる決算も控えて
 おり、上値に慎重になっている面もあるのかもしれない。
 
 ダウ採用銘柄ではウォルグリーンやシェブロン、ホームデポが上昇したほか、ウォル
 マート、ファイザーも買われている。一方、ダウ・インクが大幅反落となったほか、
 ボーイング、インテルが下落。
 
 ダウ・インクはアナリストが新規に「売り」でカバレッジを開始し、目標株価を49ドル
 とした。きのうまでは「買い」のカバレッジ開始が多かっただけに利益確定売りを誘った
 ようだ。
 
 インテルはアナリストが投資判断を「中立」に引き下げたことが嫌気されている。今回の
 投資判断の変更は1-3月期の決算を控える中、半導体需要に対する慎重な見方を反映
 させたとしている。
 
 ボーイングは737MAXへの懸念が再び蒸し返されている格好。悪影響は長期に渡り
 続くとの見方も出ているようだ。通常取引終了後、737型機の生産を1ヵ月52機
 から42機に削減させるとを発表した。時間外で株価は下落している。
 
 一方、ナスダックは堅調。テスラやアマゾン、アップルが上昇。マイクロソフト、エヌ
 ビディアも買われている。
 
 米住宅建設大手のレナーが上昇。アナリストが投資判断の「買い」を継続し、注目リスト
 に入れたことが買い手掛かりとなった。
 
 アパレル販売のダルースが大幅安。前日引け後に12-2月期決算を発表しており、
 1株利益が予想を下回ったほか、売上高も予想に届かなかった。通期の見通しも予想
 以下となっている。今回の決算を受けてアナリストからも投資判断の引き下げが伝わ
 っていた。
 
 スナップが商いを伴って続伸。同社は前日にイベントを開催しており、ビデオゲーム
 事業を含む、新たな製品やサービスを紹介した。これを受けアナリストからは投資判断
 や目標株価の引き上げが複数伝わっていた。
 https://fx.minkabu.jp/news/99465

4.NY市場、原油先物5月限/金先物6月限 各結果(4/5)
 NY原油先物5月限(WTI)
  1バレル=63.08(+0.98 +1.58%)

 NY原油の反発。米雇用統計の発表までは比較的小幅な値動きとなったが、同発表で米
 株が上昇したことをきっかけに原油も騰勢を強めた。そのあと米株は上値が重くなった
 が、原油は3日に付けた年初来高値を抜けたこともあり、さらに上げ足を加速させた。
 後半に発表された米国の稼働中の原油リグは急増していたが、上昇中のため無視される
 形て、売り方の踏み(損失覚悟の手じまい)上げ相場の様相となった。
 ブレント原油期近が再び70ドル台に乗せたことも買い意欲を強めた要因。
 https://fx.minkabu.jp/news/99470

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1295.60(+1.30 +0.10%)

 金6月限は小反発。時間外取引では、3月米雇用統計の発表を控え、買い玉のポジション
 整理の動きが優勢となり、小安く推移。日中取引は3月米雇用統計発表直後は平均賃金の
 鈍化からドル安となった事に支援された。その後、非農業部門の雇用者数の増加を評価し、
 ドル高となり、いったん軟化したが、下値は堅い展開となった。

 トランプ米大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)に対し利下げと量的金融緩和の要望
 を出し、今後、米金融政策が緩和方向に向かうとの観測や、米10年債利回りの低下から
 買いが先行し、小高く引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/99469


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4月第1週 相場展望と予定

2019-03-31 23:56:25 | 相場展望

    
3/25~週の日経平均は、週間で3週ぶりに下落。世界的な経済減速、景気後退を
示唆する様にNY市場の逆イールド(米長短債券利回りの逆転)や英ブレグジットの
合意無き離脱等を背景に、週初に暴落し、一時21000円を割り込む場面もあった。

ただ、3/26の3月期末の配当取りやその後の実質4月相場入り期待もあり、自律
反発し、21200円台を回復して終了した。

結局、日経平均は、421円安(↓1.95%)21205円の大引けでした。

さて、4月第1週(4/1~4/5)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
週末NY市場は、懸念材料はあるものの、米・中貿易協議の進展期待の再燃で、ダウ
200ドル超の上昇をして終了。日経平均は、この流れを受けて上昇スタートになり
そうである。為替がドル/円で110円後半に戻しており、景気の不透明感はあるが
戻りを試す展開に期待したい。

国内は、4/1に新元号発表が発表され、特需期待や日銀短観に注目です。実質4月
相場入りで、需給面での改善や期間投資家の銘柄入れ替え等も想定
されるが、底堅い
展開を期待したい。

海外は、米中貿易協議継続の行方、4/3の米ADP雇用統計や4/5の雇用統計に
注目です。

明日からの日経平均は、世界経済減速懸念はあるものの、新元号の発表が社会マインド
を高揚させ、投資効果が生じる可能性もあります。また、日銀短観は悪い事が想定され
るが、先週の下落である程度織り込んでおり、個別株物色が活発になり始めてるので、
もみあい上昇を想定したい。

日経平均、4月第1週(4/1~4/5)レンジは、21000円~21850円程度
を想定しています。

1.4月第1週(4/1~4/5)主なイベントと予定
 3/31
 中国 3月製造業PMI
  ト トルコ統一地方選挙
 EU 欧州夏時間開始
 4/1
 日本 11:30頃 新元号公表
 日本 第1四半期 日銀短観
   日本 3月自動車販売台数
 日本 象印、クリエイトSDH、WNIウエザー、しまむら、キューソー 各決算 
  米 2月小売売上高
  米 3月ISM製造業景気指数
  米 2月建設支出
 中国 3月財新製造業PMI
 中国 付加価値税引き下げ
  英 下院、離脱案の代案巡り支持動向を探る拘束力のない投票を再び実施
 EU 2月ユーロ圏失業率
 4/2
 日本 3月マネタリーベース
 日本 キューピー、ライトオン、ナガイレーベン、西松屋チェ 各決算
  米 2月耐久財受注
  米 3月自動車販売
  米 イーストマン・コダック、ゲームストップ 各決算
  豪 中銀政策金利
 4/3
 日本 エスプール、バイク王、マルカキカイ 各決算
 日本 東名 IPO 
  米 3月ADP雇用者数
  米 3月ISM非製造業景気指数
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
 中国 副首相、ワシントン訪問
 4/4
 日本 サカタのタネ、アダストリア、7&I HD、三協立山、不二越、ハイデイ日高 各決算 
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
 4/5
 日本 2月景気動向指数・速報値
 日本 2月家計調査
 日本 2月毎月勤労統計調査
 日本 壱番屋、サンエー、薬王堂、スギHD、大有機、マニー、ワキタ、トーセイ 各決算
  米 3月雇用統計
  米 2月消費者信用残高
 中国 アトランタ連銀総裁、講演
   中国 休場(清明節)
   香港 休場(清明節)

2.NY市場、為替/債券 各結果(3/29)
 29日のNY外国為替市場は、米株高の動きなどを好感して、ドル買いがやや
 優勢な展開となった。ドル円はリスク警戒後退の動きが円売りにつながった事
 もあり、しっかりの展開に。
 
   この所、下げが目立っていた米長期債利回りがやや回復し、一時2.43%台を
 付けたこともドル買い要因に。ドル円は110円95銭を付ける場面が見られた。
 もっとも111円手前の売りを崩すだけの勢いは見られず、米債利回りの上昇が
 一服すると、110円台後半でのもみ合いとなった。
 
 ユーロドルは1.12台前半での推移。ドル高基調もあって頭の重い展開。
 ポンド売りの動きなどもユーロの重石となり、一時1.1210近辺まで。
 もっとも、ドル円同様に大台を超えて動きが進むだけの勢いに欠けていた。
 
 ポンドは、注目された英下院でのEU離脱案に対する採決が日本時間23時半に
 行われ、3度目の否決となったことで売りが出る展開となった。ロンドン市場で
 採決への悲観論から1.30ちょうど手前まで下落したあと、離脱強硬派などが
 政府案に賛同に回るとの思惑で1.3130台まで上昇するなど、不安定な動きを
 見せた後の下院採決。投票時からややポンド売りが進み、否決決定で1.2978
 近辺まで売りが出る流れとなった。もっとも、その後は買い戻しが入り1.30台
 を回復。採決前よりはポンド安の水準でもみ合いが続いた。
 
 ポンド円も同様でロンドン市場で144円10銭近辺から145円台半ば迄上昇し、
 144円台後半へ戻して採決の実施。その後144円割れまで売り込まれたものの、
 144円台半ばで週の取引を終えている。
 https://fx.minkabu.jp/news/98685 
 
 米国債利回り
  2年債        2.260(+0.024)
  10年債      2.405(+0.010)
  30年債      2.814(-0.008)
  期待インフレ率   1.875(+0.013)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 このところ低下が目立った米長期債利回りは、週末を前に回復傾向に。ロンドン
 市場から上昇傾向にあった10年債利回りは、株高などを受けたリスク選好の
 動きに、一時2.43%台まで上昇する(債券価格が下落する)展開となった。
 世界的なリスク警戒からの米長期債への資金流入の流れに対する調整が入った格好。
 その後はやや調整が入り、2.405%前後で週の取引を終えてる。昨日2.33%
 台を付けた状況から、2.40%台を維持しての推移と、利回り低下が一服といった
 ところに。
 https://fx.minkabu.jp/news/98684

3.NY株式市場 結果(3/29)
 NY株式29日
  ダウ平均       25928.68(+211.22 +0.82%)
  S&P500       2834.41(  +18.97 +0.67%)
  ナスダック        7729.32(  +60.15 +0.78%)
  CME日経平均       21290     (大証比:+80 +0.38%)

 29日の米国株式市場は堅調な動きが続いた。主要指数は寄り付きからプラス圏で
 推移し、その後もしっかりの展開。午前中は英議会がEU離脱案に対して3度目の
 否決を決めた際の世界的なリスク警戒の動きなどから調整が入る場面も、プラス圏
 を維持した推移となり、その後も堅調な地合いを継続。引けにかけて上げ幅を拡大
 する展開となった。
  
 ダウ30種平均は29銘柄がプラス圏で引けており、幅広い買いが入っていた。
 唯一マイナス圏の3M藻0.36%安にとどまっており、全体にしっかり。
 
 朝から買いが目だった建設機械大手キャタピラーに加え、ヘルスマネジメント大手
 ユナイテッドヘルスが2%超の上昇、薬局チェーン大手ウォルグリーン、コングロ
 マリットのユナイテッドテクノロジーズ、化学ダウデュポン、航空大手ボーイング、
 システム開発のシスコシステムズ、半導体大手インテルなどが1%を超える上昇に。
 
 FANG・GAFAなど新興ハイテク関連ではエヌビディアが1.3%高としっかり。
 その他は小幅高。
 
 個別銘柄ではバイオ医療関連でゼーロス・セラピューテクス、マーカー・セラピュー
 テクスなどが強い。アプリケーション開発のプログレスソフトウェアも15%高と強い。
 IT関連のスマートグローバルホールディングスが19.5%安。 
 https://fx.minkabu.jp/news/98678

4.NY市場、原油先物5月限/金先物6月限
 NY原油先物5月限(WTI)
  1バレル=60.14(+0.84)
 
 NY原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.80~0.84ドル高。
 その他の限月は0.12ドル安~0.77ドル高。
 
 米中の通商協議に対する期待感から株高に振れたことなどを受けて堅調となった。石油
 輸出国機構(OPEC)の協調減産にロシアが9月までの延長の可能性を示したことも支援
 要因となり、5月限は昨年11月以来の高値60.73ドルを付けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/98677
 
 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1298.50(+3.20)
 
 金6月限は反発。時間外取引で、株高などを受けて軟調となり、7日以来の安値1291.3
 ドルを付けたのち、ユーロ安一服を受けて下げ一服となった。日中取引では、米PCE
 デフレータでインフレの落ち着きが示されたことを受けて堅調となり、1304.6ドルまで
 上昇した。ただ買い一巡後は株高を受けて上げ一服となった。  
 https://fx.minkabu.jp/news/98674


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3月最終週 相場展望と予定

2019-03-24 23:56:50 | 相場展望

    
3/18~週の日経平均は、上値は重いものの2週連続上昇した。米・中貿易交渉の
進展期待や、中国の景気刺激策の継続発表を好感した流れを受けて、週初から続伸と
米・中の底堅い株価の形成もあり、追従する動きであった。ただ、春分の日の祝日や
週後半の米FOMCを前に、積極的に上値を追い切れず、重い状況であった。
それでも、米・中からの株価の出遅れもあり、2週続けての上昇となった。

結局、日経平均は、176円高(↑0.82%)21627円の大引けでした。

さて、3月最終週(3/25~3/30)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末NY市場は、米国債のイールドカーブの逆転と、独・仏の製造業PMIが予想を
下振れて、世界経済の減速懸念の台頭で、ダウは460ドル余り下落して、週明けの
日経平均は、大幅下落のスタートになりそうである。為替がドル/円で110円割れ
も、嫌気を誘いそうである。

国内は、3/26が3月期末権利付き最終売買日、3/29が日本版雇用統計など
注目です。
海外については、3/28~29の米・中貿易協議、3/29のブレグジットの
進展などが注目されそうです。

明日からの日経平均は、世界経済減速懸念や為替の円高を背景に、日経平均が一時
21000円割れをするかもしれないが、3/26配当取りや翌日の配当落ち分を
吸収する動きとなれば、企業業績の期待感から週末には戻りを試す展開を期待したい。

日経平均、3月最終週(3/25~3/29)レンジは、20850円~21700円
程度を想定しています。

1.3月最終週(3/25~3/30)主なイベントと予定
 3/25
 日本 1月全産業活動指数
 日本 原田日銀審議委員、講演
 日本 大光、アークランド 各決算
 日本 GDH IPO
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  米 アップル、新製品・サービス発表イベント開催
  独 3月Ifo景況感指数
 3/26
 日本 3月期末、権利付き最終売買日
 日本 日銀金融政策決定会合の主な意見(3/14、15開催分)
 日本 2月企業向けサービス価格指数、
  米 2月住宅着工件数
  米 1月ケースシラー住宅価格指数
  米 国債入札 2年債(400億ドル)
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、講演
  米 サンフランシスコ連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
 NZ 2月貿易収支
 3/27
 日本 ニイタカ、ヒマラヤ 各決算
  米 1月貿易収支
  米 第4四半期経常収支
  米 国債入札 5年債(410億ドル)
  米 カンザスシティ連銀総裁、講演
 中国 1月工業利益
 EU ドラギECB総裁、講演
 3/28
 日本 夢の街、ストライク、セキチュー、タキヒョウ 各決算
 日本 NATTY SWANKY、フレアス、日本ホスピスHD 各IPO
 日本 JPX清田CEO記者会見
  米 第4四半期GDPP確報値
  米 2月中古住宅販売制約指数
  米 国債入札 7年債(320億ドル)
  米 ボウマンFRB議事、講演
  米  クラリダFRB副議長、講演
  米 クオールズFRB副議長、講演
  米  NY連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
 米中 閣僚級貿易協議(~3/29まで)
 EU 2月ユーロ圏マネーサプライ
 3/29
 日本 2月有効求人倍率
 日本 2月完全失業率
 日本 2月労働力調査
 日本 2月鉱工業生産
 日本 2月商業動態統計
 日本 ハニーズHD、スターマイカ、ミタチ、クラウデイアH、日本エンタ―、マルマエ
    宝印、ジャステック 各決算
 日本 Welby、エードット 各IPO
  米 2月個人支出
  米 2月個人所得
  米 2月新築住宅販売件数
  独 3月失業率
  英 EU離脱期限→4/12へ延期
 3/31
  米 国債償還 2年債(291億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(296億ドル)
 中国 3月製造業PMI
 EU 夏時間へ移行
  ト トルコ統一地方選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(3/22)
 週末のNY市場でドル円はドル安円高の動きが加速した。
 米国のPMIの弱さが世界的な景気鈍化懸念を誘う格好で、ドル円は110円80銭近辺の
 揉み合いから、ロンドン市場で110円台半ば割れ。
 その後もドル売り円買いの動きが続き、110円近辺でいったん揉み合った後、109円
 70銭台まで。
 
 週末ということもあり、安値からは一旦買い戻しも110円10銭台までと戻りは鈍い。
 ロンドン市場で値を落としたユーロドルはNY市場でもう一段下値を試し、1.1270台
 まで。ドル全面高ではなく、リスク回避での円買いが主導する展開に。
 
 ユーロ円は126円台からロンドン市場で124円台まで。NY市場では円高主導で123円台
 まで値を落とす大きな動きに。
 ドル買い新興国通貨売りの動きなども見られリスク警戒感が強い展開に。
 
 ダウ平均が400ドルを超える下げとなるなど、為替市場以外でもリスク警戒の動きが
 広がっている。
 
 ポンドはロンドン市場での1.3080近くの安値トライから一転して買い戻しが優勢に。
 週末を前に突っ込んだ動きを避けたいとの思惑がポンドの買い戻しに。
 ブレグジット期限延長で目先の合意なき離脱が先送りされたことも大きい。
 https://fx.minkabu.jp/news/97905
 
 米債利回りの低下傾向が継続。ベンチマークとなる10年債利回りは一時2.416%
 と約1年2カ月ぶりの低下。3カ月物の利回りを下回る逆イールドが発生した。
 サププライムショックの渦中である2007年以来の現象。
 
 米株が大きく値を落とす中、世界的にリスク警戒感が強まり、質への頭皮から米長期
 債に資金が流れ込んでおり、米債利回りが低下する状況が続いている。
 
 米10年債利回りは2.416%を付けた後一旦少し戻したが、2.46%超えまで。
 節目の2.50%を海外市場でしっかりと下回ってからは頭の重い展開が続き、
 2.439%近辺で週の取引を終える展開に。
 https://fx.minkabu.jp/news/97902

3.NY株式市場 結果(3/22)
 ダウ平均      25502.32(-460.19 -1.77%)
 ナスダック       7642.67(-196.29 -2.50%)
 CME日経平均       20990     (大証比:-350 -1.67%)

 22日の米国株は、金融やハイテク中心の大きな下げに押される形で、全体に大きく
 値を崩す展開となった。朝からマイナス圏で始まった米国株は、その後も売りが優勢に。
 米国債利回りの低下などを嫌気した米金融株の売りが全体の重石となった。
 
 ダウ採用銘柄ではゴールドマンサックスとJPモルガンの二行が大きく売られている。
 売上報告が失望を誘ったナイキの6%を超える下げなども目立った。
 ダウ平均30業種中26業種が下げと、幅広い業種で売りが出ている。

   上記以外で目立ったのは3.5%超さげたダウデュポン、2.5%超下げたインテルと
   マイクロソフト等。
 ダウでも見られるIT系の下げもあり、ナスダックはダウ平均以上の下げ率で2.5%安。
 
   ネットフリックスが4.5%弱の大幅安。テスラ、アマゾン、エヌヴィディアなどが3%
 を超える下げなど、軒並みの大幅安に。
 その他ではアルツハイマー病治験薬の後期試験注中止発表で昨日29%も下げたバイオ
 ジェンが約4.5%の続落。
 https://fx.minkabu.jp/news/97897

4.NY市場、原油先物5月限/金先物6月限 各結果(3/22)
 NY原油先物5月限(WTI)
  1バレル=59.04(-0.94 -1.57%)

 NY原油は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.94~0.91ドル安。
 その他の限月は0.90~0.35ドル安。
 欧州の製造業PMIが一段と低下したことで、ユーロ圏の景気減速懸念がさらに
 強まった。景気減速による石油需要の下振れが警戒されている。
 時間外取引から5月限は軟調に推移し、通常取引開始後は58.28ドルまで一段安
 となった。ただ、安値からは若干切り返して引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/97898

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1318.70(+5.1 +0.39%)
 
 金6月限は続伸。欧州の製造業PMIが一段と低下したことで、世界的な景気減速懸念
 強まり、逃避的な需要が強まった。ただ、ドル高に振れたことは代替資産である金の
 上値を抑えた。 
 https://fx.minkabu.jp/news/97899
 

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3月第4週 相場展望と予定

2019-03-17 23:56:04 | 相場展望

    
3/11~週の日経平均は上昇した。3/4~週の日経平均が約800円下落
していたこともあり、世界的な景気後退のニュースを、過剰に先取りしたので、
自律反発狙いの買いやアジア市場が堅調であったことを背景に反発した格好。
結局、日経平均は、425円高(↑2.02%)21450円の大引けでした。

さて、3月第4週(3/18~3/22)主なイベントと予定は、下記1.の
通りです。

週末のNY市場が堅調であったため、日経平均は、続伸スタートを想定している。
主な注目トピックスは、3/20米のFOMCとパウエルRB議長のコメント、
3/22、23のEU首脳会議など結果。

国内は、3/18の2月貿易収支、3/19の訪日外国人客数、3/22の消費
物価指数などあります。
3/26の19/3末配当取りを控えるので、売り圧力を緩和させ、底堅い展開
を期待したい。

明日からの日経平均は、下値限定のリバウンド相場から、22000円台への
プロローグの週を想定したい。

日経平均、3月第4週(3/18~3/22)レンジは、21200円~21900円
程度を想定しています。

1.3月第4週(3/18~3/22)主なイベントと予定
 3/18
 日本 2月貿易収支
 日本 2月首都圏新規マンション発売
 日本 ツルハHD 決算
 日本 共栄セキュリティサービス IPO
  米 3月NAHB住宅市場指数
 3/19
 日本 2月訪日外国人客数
 日本 コプロHD、ミンカブ・ジ・インフォノイド、KHC 各IPO
  米 FOMC(~3/20)
  米 1月製造業受注
  米 フェデックス 決算
  独 3月ZEW景況感指数
 3/20
 日本 3月月例経済報告(日銀金融政策決定会合議事要旨)
 日本 2月コンビニエンスストア売上高
 日本 クスリのアオキ、石井表記 各決算
 日本 ギークス IPO
  米 FOMC
  米 パウエルFRB議長会見、経済予測公表
  米 1月製造業受注
  米 マイクロン・テクノロジー 決算
  英 2月消費者物価指数
  英 20日までに離脱案採決目指す
 3/21 
 日本 祝日休場(春分の日)
  米 2月CB景気先行指数
  米 3月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
  米 ナイキ 決算
  豪 2月雇用統計
  英 中銀政策金利
 EU EU首脳会議(~3/22)
 3/22
 日本 2月消費者物価指数
 日本 サツドラHD、オプトエレク 各決算
  米 2月財政収支
  米 2月中古住宅販売件数
  米 ティファニー 決算
  独 2月PMI
 EU 2月ユーロ圏PMI

2.NY市場、為替/債券 各結果(3/15)
 今日のNY為替市場はドル売りが優勢となった。この日に発表された鉱工業生産や
 NY連銀指数が予想外に弱かったことは、強い米経済指標を欲している市場にとっ
 ては失望感が大きかったようだ。鉱工業生産は製造業の生産が予想外の減少となり、
 2ヵ月連続の減少となった。
 
 なお、米中協議について、昨日は米中首脳会談が4月以降に延期になるとの報道が
 流れていたが、協議は続いている。中国の李克強首相は「米中は横たわる残り1つ
 の重大な問題の解決に取り組もうとしている」と述べ、米中交渉の合意に楽観的な
 見通しを示していたこともあり、期待感は依然として温存されている模様。
 
 ドル円は戻り売りが強まり111.40円近辺まで下落する場面が見られた。本日
 200日線は111.45円付近に来ており顔合わせしている。東京時間に日銀決定
 会合が行われていたが、市場が期待していた追加緩和のヒントは無かった。
 景気判断は下方修正されていたものの、日銀が取れる手段が少なくなっており、現状
 現行の緩和を継続し情勢を見守りたいスタンスのようだ。
 
 一方、ユーロドルは買戻しが強まり1.1345ドル近辺まで一時上昇。21日線が
 1.1320ドル付近に来ており、試す動きが見られている。
 100日線が1.1370ド近辺に来ており、目先の上値メドとして意識される。
 
 今週のユーロドルは買戻しが優勢となり、先週のECB理事会を受けた下げを回復して
 いる。ECB理事会は予想以上にハト派でユーロにとってはネガティブな材料だったが、
 果たしてユーロがECBのハト派姿勢を十分に織り込んだかどうかは疑問。
 ドル買いが一服していることから、今週は買い戻しが見られているが、積極的に上値
 を追って行くような状況でもないようだ。
 
 ポンドも買いが続いており、ポンドドルは1.33ドルちょうど付近まで上昇する場面
 も見られた。今週、英議会で「合意なき離脱」を否決したことや、「離脱期限延長の
 EUへの要請」も可決されたことで安心感が出ている。ただ、一部からはポンドの上値
 追いには慎重になるべきとの指摘も聞かれる。市場が楽観的になっている分、ネガティ
 ブ・サプライズにも弱くなっているという。
 
 メイ首相は来週、自身の離脱案を3度目の正直で再度議会に提示する。もし、可決され
 た場合は6月30日までの延長を経て離脱というシナリオが高まるが、否決された場合
 は、EUが設定する条件での長期の離脱延期になる可能性もある。今度は議会が主導権
 を握りその場合、総選挙や2回目の国民投票の可能性も浮上。そのような中で、EU側
 の対応次第では「合意なき離脱」の可能性が全く無くなったわけではない。
 ただ、その可能性は低いとは思われる。
 https://fx.minkabu.jp/news/97090

 米国債利回り
  2年債        2.440(-0.021)
  10年債      2.589(-0.041)
  30年債      3.014(-0.032)
  期待インフレ率   1.945(+0.005)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。この日発表の米鉱工業生産やNY連銀
 指数が予想を下回る弱い内容となったことで利回りは下げている。来週はFOMCが
 予定されているが、FRBは再度慎重姿勢を強調するのではとの見方も出ている。
 
 10年債は2.58%、政策金利に敏感な2年債は2.43%付近まで一時低下した。
 2-10年債の利回り格差は15(前日16)
 https://fx.minkabu.jp/news/97089

3.NY株式市場 結果(3/15) 
 NY株式15日
  ダウ平均        25848.87(+138.93 +0.54%)
  S&P500      2822.47(  +13.99 +0.50%)
  ナスダック       7688.53(  +57.62 +0.76%)
  CME日経平均   21360     (大証比:+120 +0.56%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は一時200ドル超上昇した。米中貿易協議への期待
 感が引き続き温存される中、ボーイングが切り返したことがダウ平均をサポートした。
 序盤は下げる場面が見られた。取引開始前に発表になった鉱工業生産やNY連銀指数
 といった経済指標が予想外に弱かったことで下げに転じる場面が見られた。鉱工業
 生産は製造業の生産が予想外の減少となり、強い指標を待っている市場には失望感が
 広がった模様。
 
 ただ、ダウ平均は下押す動きまではなく、底堅さを堅持していた中、ボーイング買い
 が強まり、ダウ平均は上昇に転じた。ボーイングは数週間のうちに737MAXの
 失速防止のソフトウェアを更新すると伝わったことが好感されている。離陸時の失速
 が事故の原因とも言われている。
 
 なお、米中貿易協議に関しては、首脳会談が4月以降に延期になったものの協議は
 続いており、中国の李克強首相は米中交渉の合意に楽観的な見通しを示していた。
 「米中は横たわる残り1つの重大な問題の解決に取り組もうとしてる」と述べていた。
 きょうは株価指数と個別銘柄の先物とオプションの清算が重なるクアドループル・
 ウィッチングの日となっており、商いが普段よりも増加。
 
 ダウ採用銘柄ではボーイングが上昇したほか、インテル、シスコシステムズ、アップル
 などハイテク株が上昇。一方、ジョンソン&ジョンソンやユナイテッド・ヘルスなど、
 ヘルスケアの一角が軟調に推移したほか、キャタピラーも下落。
 
 一方、ナスダックは序盤から堅調。決算を受けてブロードコムが上昇し、他の半導体
 株にも買いが広がった。決算は2019年度の売上高見通しを維持しており、年後半
 に需要が上向く可能性を示唆していた。そのほか、アマゾンやマイクロソフト、アッ
 プルの上昇が指数をサポート。一方、テスラやフェイスブックやアドビが下落。
 
 アマゾンは一時1718ドルまで上昇し、1730ドル付近に来ている200日線を
 うかがう展開が見られ始めている。きょうはアナリストの投資判断引き上げが伝わっ
 ており「買い」に引き上げた。目標株価は2100ドルとしていた。
 
 フェイスブックは製品部門の最高責任者のコックス氏と、ワッツアップの責任者ダニ
 エルズ氏が退社したことを発表した。
 
 アドビは12-2月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 ただ、3-5月期の利益見通しが予想に届かなかったことが嫌気されている。
 
 テスラはきのう、マスクCEOがクロスオーバーSUVの「モデルY」を発表した。
 ただ、市場ではその発売時期や予約の条件などから、同社の現金への懸念が再燃して
 いる模様。
 https://fx.minkabu.jp/news/97087

4.NY市場、原油先物4月限/金先物4月限 各結果(3/15)
 NY原油先物4月限(WTI)
  1バレル=58.52(-0.09 -0.15%)
 
 NY原油は期近の主要限月が小反落。
 欧州の時間帯前半までは、戻り高値を更新する地合いを継続していたが、NY連銀製造
 業景気指数や米鉱工業生産指数など米国の経済指標が弱い数値だったことで、いったん
 大きく崩れた。しかし、その後ダウ平均株価が大きく切り返したこともあり、下げ幅を
 縮小して、結局、小幅安で引けた。
 
 この日発表の国際エネルギー機関(IEA)の月報で、世界の石油需給が2019年第1四半期
 小幅な過剰から、2019年第2四半期には日量50万バレルの不足になると示されたことや、
 米国の稼働中の原油リグが1基ながら減少し、昨年5月以来の低水準になったことも下
 支え要因。
 https://fx.minkabu.jp/news/97092
 
 NY金先物4月限(COMEX)
  1オンス=1302.90(+7.80 +0.60%)
 金4月限は反発。アジア時間の時間外取引からニュージーランドのモスク襲撃事件でテロ
 に対して不安が強まったことや、北朝鮮が米国との非核化協議を停止することを検討して
 いると伝えられたことで地政学リスクが強まり、買い先行となった。
 

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