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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

7月最終週 相場展望と予定

2019-07-28 23:55:05 | 相場展望

               
7月第4週の日経平均は、3週ぶりの上昇となった。日経平均は週末こそ下落した
が、米企業の好決算も散見され、NY市場が高値圏の底堅い展開で、上昇した。
日経平均は、為替の108円台を背景に下支えされた格好で、週間を通して戻りを
試す展開となった。

結局、日経平均は、週間で191円上昇(↑0.89%)の21658円だった。

さて、7月最終週(7/29~8/2)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、ダウ平均は反発、ナスダックは最高値を更新し終了した。IT
企業の決算で、予想を上回る好決算だった事から、IT・ハイテク株がけん引した。
また、GDPも予想を上回った。

週明けの東京市場は、この流れから継続してリバウンドを試す流れが期待できそう。

主な経済指標は、国内で7/30の日銀金融政策決定会合と日本版雇用統計、海外で
米の7/31のFOMC結果とパウエルFRB議長のコメントや中国の7月PMI、
EUユーロ圏4~6月期GDPなど注目されます。FOMCでは、0.25%の引き
下げが想定されますが、これは為替相場に織り込み済でしょう。

また、国内企業決算も本格化し約980社発表、来週1500社発表予定で、思った
程悪くない決算となるか注目されます。
ハイテク・ITに続きネット関連など、底堅い展開に期待したいところ。

日経平均、7月最終週(7/29~8/2)レンジは、21500円~22000円
程度を想定しています。

1.7月最終週(7/29~8/2)主なイベントと予定
 7/29
 日本 日銀金融政策決定会合(~7/30)
 日本 トクヤマ、大正HD、コクヨ、塩野義、ニフコ、東京ガス、寿スピリッツ、JSR
    大日住薬、コマツ、日本精工、日立、ファナック、シマノ、オリックス、SCSK 
    積水樹脂、田辺三菱、スクリーン、大坂ガス、特殊陶、大東建 各決算、
  日本 ブシロード IPO
 7/30
 日本 日銀金融政策決定会合
 日本 黒田日銀総裁、記者会見
 日本 6月有効求人倍率
 日本 6月完全失業率
 日本 6月東京都区部消費者物価指数
 日本 6月鉱工業生産指数
 日本 6月新設住宅着工戸数雇用統計
 日本 セガ・サミー、川重、インフォコム、アステラス、JPX、三菱ケミカル、積水化
    三菱電機、HOYA、ヤクルト、味の素、東海理化、山九、カルビー、ニチレイ
    野村不、コニカ・ミノルタ、ポーラ、AGC、ガイシ、エプソン、ソニー、アルプス
    日野自、オリコ、JR東/西/東海、ANA、ワコール、OLC、任天堂、三井住友
    ZOZO、NTN、三井トラスト、SBI、アンリツ 各決算
  米 FOMC(~7/31)
  米  6月個人所得/個人支出
  米 6月中古住宅販売成約指数
  米 中通商協議(~7/31、上海)
  米 20200年米大統領選に向けた第2回民主党討論会(~7/31)
  米 ファーウェイ、アップル、マスターカード、P&G、ファイザー、メルク、
    アムジェン、イーライリリー、ギリアド・サイエンシズ、コノコフィリップス
    アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、DRホートン、ゼロックス  各決算
 7/31
 日本 7月消費者態度指数
 日本 豊田織機、デンソー、清水、東洋水産、エーザイ、郵船、商船三井、東芝プラ
    日ハム、レンゴー、第一三共、LIXIL、ジェイテクト、三井物産、日通
    プリマ、ALSOK、日油、豊田成、東武、きんでん、エディオン、ハウス食
    JT、三越伊勢丹、住友化学、宇部興産、花王、武田、コーセー、TOTO
    住友電、オークマ、住友重機、マキタ、NEC、パナソニック、TDK、村田製
    TSテック、メディパル、リコー、大和証券、野村証券、京王、京成、JAL
    中部電力、ナブテスコ、豊田商、りそな、みずほ、東電、Jパワー、グリコ
    アイシン精 各決算   
 日本 ツクルバ IPO 
  米 FOMC
  米 パウエルFRB議長の記者会見
  米 7月ADP雇用者数
  米 クアルコム、GE、メットライフ、プルデンシャル、ヒューマナ、ウエスタンデジタル
    マイラン、スプリント 各決算
  米 国債償還 2年債(286億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(290億ドル)
 中国 7月製造業PMI
  豪 第2四半期消費者物価指数
  仏 BNPパリバ 決算
 EU 4~6月期ユーロ圏GDP
 8/1
 日本 7月自動車販売台数
 日本 双日、小野薬、王子HD、東ソー、三井化学、ダイセル、CTC、三菱商事、アサヒ
    日東紡、TIS、協和キリン、参天薬、大塚商、日本製鉄、古河電、シャープ
    日光電、カシオ、ローム、マツダ、ヤマハ、ユニシス、西武HD、KDDI、
    カプコン、コナミ、山田電、イビデン、カカクコム 各決算
  米 7月自動車販売
  米 7月ISM製造業景況指数
  米 デュポン、ベライゾン、GM、エクセロン、クラフト・ハインツ
    ヤム・ブランズ、スクエア、モトローラ、ハートフォード、エイボン 各決算
 中国 7月財新製造業PMI
  英 中銀政策金利、インフレ報告
  英 カーニー英中銀総裁の記者会見
  仏 アクサ、ソシエテ・ジェネラル、ナティクシス 各決算
  蘭 INGグループ 決算
 8/2
 日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(6/19、20分)
 日本 7月マネタリーベース
 日本 帝人、丸紅、旭化成、トヨタ、伊藤忠、住友商、三菱ガス、キッコ―マン、アリアケ
    東急不、グリー、日産化、日本触媒、ツムラ、ヤフー、神戸鋼、ミネベア・ミツミ
    シスメックス、京セラ、いすゞ、ホンダ、オリンパス、三井不動産、阪急阪神
    NTTデータ、ベネッセ、ヒロセ電 各決算
  米 7月雇用統計
  米 6月貿易収支
  米 6月製造業受注
  米 エクソンモービル、シェブロン 各決算
  独 アリアンツ 決算
  仏 クレディ・アグリコル 決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/26)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となった。朝方発表になった第2四半期の米
 GDPは予想を上回り、2%台の成長を堅持している。貿易問題の影響で民間設備
 投資が減少。第1四半期の3%成長に寄与した在庫投資に反動が出たほか、純輸出
 も減少した。
 
 ただ、第1四半期に落ち込んでいた個人消費は4.3%増と力強い回復を示してる。
 全体的には前回よりも伸びは鈍化したものの、個人消費が力強さを維持しており、
 見た目よりもポジティブな印象。
 
 GDP発表後にドル円は108.80円近辺まで上昇したものの、109円を試す動
 きまでは出ていない。前日はECB理事会後のドラギ総裁の会見が、期待したほど
 ハト派でなかったとの見方から、欧州債利回りに連動して米国債利回りが上昇した事
 からドル円も上昇。前日のドラギ総裁の会見が来週のFOMCを連想させた面があっ
 たかもしれない。
 
 市場の一部では0.5%の大幅利下げへの期待があり、その分、パウエルFRB議長
 の会見次第では失望感が出やすい状況。きょうのGDPもそうだが、6月FOMC
 以降発表されている米経済指標は好調で、利下げに懐疑的な意見も聞かれる。FRB
 はあくまで予防的な利下げとしており、来週のFMCでの利下げは実施してくると思
 われるが、秋以降の積極利下げには慎重になっておかしくはない。その場合はドル高
 の反応も想定されるが、ドル円に関しては、米株式市場の反応次第ではリスク回避の
 円買いのシナリオも捨てきれないところではある。
 
 ドル円は21日線を上放れる動きが見られており、黄色信号が点滅してたリバウンド
 相場の復活への期待も高まる動きとなっている。目先は109円ちょうど付近が上値
 抵抗として意識。
 
 ユーロドルは再び売りが加速し、1.11ドル台前半に下落。朝方発表の米GDPが
 予想を上回ったことや、米政府がドル安誘導の為替介入を否定したことも売りを誘って
 いるようだ。ECBは前日の理事会で、利下げや資産購入といった追加緩和再開を強調
 したものの、その後のドラギ総裁の会見が、期待したほどハト派ではないとの見方から
 ユーロドルは逆に買い戻しが強まってた。ECB理事会直後に1.11ドル割れを試す
 動きも出たものの、その付近での押し目買い意欲が強かった事も買い戻しを誘っていた
 面もあったようだ。「噂で売って事実で買う」といった動きが出ていたのかもしれない。
 しかし、ECBはハト派色を前面に打ち出す中、ユーロドルは再び上値が重くなってる
 ものと思われる。
 
 ポンドドルも売りを強め、今月の安値を一時更新している。市場はジョンソン新英首相
 の誕生で、これまで以上に「合意無き離脱」へのリスクを高めており、ポンドは下値
 模索が続いている。ジョンソン首相はきょう、メルケル独首相と会談を行っており、前日
 の議会での演説同様にバックストップ条項の削除を求めたと伝わっている。
 同首相の側近は、「EUがバックストップ条項を削除しなければ、新たな協議はない」と
 も述べたいた。
 
 これについてアイルランドのバラッカー首相は、「バックストップ条項の削除は合意無
 き離脱に等しい」とのコメントも出ている。EU離脱協定を巡って、英国とEUの隔た
 りが再び深まる中で、ポンドは浮上のきっかけが掴めないでいる。
 https://fx.minkabu.jp/news/111635
 
 米国債利回り
  2年債             1.858(-0.006)
  10債               2.072(-0.009)
  30年債       2.594(-0.015)
  期待インフレ率  1.779(-0.017)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 きょうのNY債券市場で利回りは小幅低下。朝方発表のGDPは予想を上回ったものの
 PCEコアデフレータは予想を下回っていたことから、利下げへの期待感が温存してる。
 前日はECB理事会後のドラギ総裁の発言を受けて米国債利回りも大きく上昇していた
 が、きょうは一服感も出ていたようだ。
 
 10年債は2.06%台まで一時低下し、政策金利に敏感な2年債は朝方こそ上昇して
 いたものの、後半になって下げに転じている。
 2-10年債の利回り格差は21(前日22)。
 https://fx.minkabu.jp/news/111633

3.NY株式市場結果(7/26)
 NY株式26日
  ダウ平均        27192.45(+51.47 +0.19%)
  S&P500      3025.86(+22.19 +0.74%)
  ナスダック       8330.21(+91.67 +1.11%)
  CME日経平均    21650      (大証比:+50 +0.23%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発したほか、ナスダックは最高値を更新した。取引
 開始前までに大手IT企業の決算が発表になったが、予想を上回る良好な決算だった事
 から、IT・ハイテクの買いが目立った。
 
 特にアルファベットが約10%の上昇。4-6月期決算を発表しており、売上高が予想
 を上回った。1-3月期の売上高に失望感が強かっただけに、今回の決算は安心感を、
 もたらした模様。クラスC株250億ドル相当の自社株買いも発表している。グーグル
 部門の広告収入は伸びこそ鈍化しているものの、市場の期待には答えた格好。クラウド
 などその他の収入は40%の大幅増となった。
 
 更にツイッターも決算を発表。売上高が予想を上回ったほか収益を生み出すユーザー数
 も予想を上回った。
 
 この日は第2四半期のGDPが発表。予想を上回り2%台の成長を堅持している。貿易
 問題の影響で民間設備投資は減少したものの、第1四半期に落ち込んでいた個人消費は
 4.3%増と力強い回復を示している。全体的には前回よりも伸びは鈍化したものの、
 個人消費が力強さを維持しており、見た目よりもポジティブな印象。
 
 ただ一方、来週はFOMCが予定されてるが、今日のGDPもそうだが、6月FOMC
 以降発表されている米経済指標は好調で、利下げに懐疑的な意見も聞かれる。FRBは
 あくまで予防的な利下げとしており、来週のFMCでの利下げは実施してくると思われ
 るが、秋以降の連続利下げには慎重になってもおかしくはない。
 
 ダウ採用銘柄ではコカコーラやP&G、ユナイテッド・ヘルスが上昇しているほか、
 ベライゾン、ファイザー、ビザが堅調。一方、ダウ・インクや3M、キャタピラー、
 ボーイングが下落。シェブロンも軟調に推移。
 
 ナスダックは1%超の上昇。アルファベットが約10%上昇したほか、ネットフリックス、
 アップル、AMDが上昇。一方、アマゾンは決算が冴えず下落しているほか、テスラ、
 インテルが下落。
 
 スターバックスが上昇。4-6月期決算を発表しており、既存店売上高が予想を上回った。
 米国、中国をはじめ各地域で既存店売上高は予想を上回った。
 
 カジノのMGMリゾーツが上昇。4-6月期決算を発表しており、1株利益は予想を下回
 ったものの、売上高は予想を若干上回った。同社が保有するカジノリゾートのグランド・
 ラスベガスやマンダレイ・ベイは減収となったものの、中国での売上げは増加した。
 https://fx.minkabu.jp/news/111631

4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(7/26)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=56.20(+0.18 +0.32%)

 NY原油期近は時間外取引は、第2四半期の米国内総生産(GDP)速報値の発表を控える
 なか、米利下げ観測に支援され買い優勢となり、小高く推移。米GDP速報値は年率換算で
 前期比+2.1%となり、事前予想の同1.8%を上回る数字となりドル高となったが、欧州、
 米株式市場が堅調に推移から投資家心理は弱気に傾かず、小高い状態を維持した。

 米ベーカー・ヒューズ社が発表した米原油掘削装置(リグ数)の稼働数が前週比3基減少、
 776基となったことも支援材料となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/111636

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1432.20(+4.70 +0.33%)

 金12月限は反発。時間外取引では、米利下げ観測から買い先行となり、5ドル以上の
 上げ幅を維持し、堅調に推移した。日中取引は開始後、第2四半期の米国内総生産
 (GDP)速報値が発表され、年率換算で前期比+2.1%となった。事前予想の1.8%を
 上回る数字となったことでドル高要因との判断で上げ幅を削り、マイナスに沈んだ。

 売り一巡後、地合いを引き締め、プラスサイドに浮上。月末の米連邦公開市場委員会
 (FOMC)で利下げが決定的となったことで押し目買いで持ち直した。  
 https://fx.minkabu.jp/news/111634


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7月第4週 相場展望と予定

2019-07-21 23:59:25 | 相場展望

           
7月第3週の日経平均は、2週連続の続落となった。週中盤にかけNY市場が高値圏
から続落した。トランプ大統領の対中国追加関税の再燃、為替の円高/ドル安傾向も
あり、日経平均は、3連休明け3日続落スタートとなった。特に7/18は先物主導
により大幅安と、一時21000円を割れる場面もあった。週末は、下げ過ぎの反動
から前日の下落分を埋める反動高もあったが、週間では、続落の展開となった。

結局、日経平均は、週間で218円下落(↓1.01%)の21466円だった。

さて、7月第4週(7/22~7/27)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週明けの東京市場は、参院選の投開票も波乱なく過ぎ、弱含んだとしても底堅い展開
を想定したい。中東ホルムズ海峡の緊張、米中貿易協議の動向も相場の不安材料だが、
日米貿易協議も注目点で、円高要因が頭を押さえ上値の重い展開も想定される。

また、米に続き国内企業決算も始まり、思った程悪くない決算となるか注目されます。
政治の安定性が確認されると、底堅い展開も期待できそうです。

日経平均、7月第3週(7/22~7/26)レンジは、21200円~21750円
程度を想定しています。

1.7月第4週(7/22~7/27)主なイベントと予定
 7/21
 日本 参院選投開票
 7/22
 日本 安倍首相、参院選結果を受けて記者会見
 日本 6月コンビニエンスストア売上高
 日本 OBC、ADワークス、ナガワ、コーエーテクモ 各決算
  米 ハリバートン 決算
 中国 中国版ナスダック「科創板」取引開始
 7/23
 日本 7月月例経済報告
 日本 6月全国百貨店売上高

 日本 東京製鐵、信越ポリマー、FDK、キヤノンMJ、総メディHD、KOA 各決算
  米 6月中古住宅販売件数
  米 ビザ、コカ・コーラ、ユナイテッド・テクノロジーズ、T・インスツルメンツ
    ロッキード・マーチン、バイオジェン、トラベラーズ、チポトレ・メキシカン
    ハーレーダビッドソン  各決算
  米 国債入札 2年債(400億ドル)
  英 与党保守党党首選結果公表
  西 サンタンデール銀行 決算
  世 IMF世界経済見通し
 7/24
 日本 ジャフコ、帝国ホテル、信越化、日電産、アドバンテ、キヤノン、日立ハイ、
    三菱自、富士通ゼ 各決算
 日本 ビーアンドビー IPO
  米 6月新築住宅販売件数
  米 フェイスブック、AT&T、ボーイング、ペイパル、キャタピラー
    フォード・M 各決算
  米 国債入札 5年債(320億ドル)   
  独 ドイツ銀行 決算
 7/25
 日本 6月企業向けサービス価格指数
 日本 エムスリー、アイカ工業、日立化成,NRI、日立建機、富士電、オムロン
    富士通、ネットワン、三菱鉛筆、日清製粉、中外薬、ディスコ、日産、小糸製 各決算
  米  6月耐久財受注
  米 アマゾン、アルファベット、インテル、コムキャスト、スターバックス
    3M、セルジーン、アフラック、ニューモント、サウスウエスト航空
    ベリサイン、エクスペディア、MGMリゾーツ、アメリカン航空
    ジュニパーネットワークス、Dow Inc 各決算

  米 国債入札 7年債(320億ドル) 
  独 7月IFO企業景況感指数
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁、記者会見
 7/26
 日本 芙蓉リース、サカイ引越、MontaRO、東映アニメ、日立金属、アマノ、OKI
    ショーワ、東京エレク、日テレ、ドコモ、関西電、キーエンス、日東電工
    ミスミ、Vコマース 各決算   
  米 第2四半期GDP速報値
  米 マクドナルド、アッヴィ、アラガン、グッドイヤー 各決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/19)
 今日のNY為替市場はドル買い戻しが優勢となり、ドル円も買い戻しが優勢となっ
 た。きのうはウィリアムズNY連銀総裁の発言で、7月FOMCでの0.5%の
 大幅利下げの期待を再び市場は高めた。総裁は「経済が極度の不安に陥った場合
 FRBは積極的に行動すべき」との見解を示していた。
 
  ドル円も一気に107円台前半まで下落していたが、その後にNY連銀が、「総裁
 の発言は20年の研究に基づいたアカデミックなもの」と火消しに回ったことで、
 市場もドル買い戻しに動いていたようだ。
 
 終盤に入ってドル買いが更に強まり、ドル円は21日線が控える107.95円
 付近まで上昇する場面が見られた。一部報道がFRB高官の話として、7月FO
 MCでは0.25の利下げに留め、追加利下げの可能性を示唆するという。
 
 米経済は好調だが、不透明感や低インフレ、貿易問題が利下げを正当化するとも
 述べていた。7月FOMCは0.25%利下げのシナリオが次第に濃厚になって
 きているようだ。
 
 ただ、ドル円は21日線を回復することはなかった。きのうの下落で21日線を
 下放れる展開が見られ、6月下旬からのリバウンド相場に黄色信号が点滅している。
 そのような中で、21日線の水準にはなお慎重な模様。
 
 一方、ユーロドルは戻り売りが優勢となり、一時1.12ドルちょうど付近まで
 下落。21日線で上値を抑えられた格好となっており依然として上値の重い展開が
 続いている。1.12ドルちょうど付近は強い下値サポートとなっているが、再び
 試しそうな気配も出ている。その水準をブレイクするようであれば、年初来安値の
 1.11ドルちょうどの水準が視野に入る気配もありそうだ。
 
 市場は来週のECB理事会に注目を集めている。市場では今回は据え置きが有力視
 されているものの、声明やドラギ総裁の会見では追加緩和の可能性を強調してくる
 と見られている。しかし、意外に来週の理事会での利下げ期待は高い。欧州の短期
 金融市場では来週の理事会での0.1%の利下げ確率を60%程度まで高めている。
 
 今月のFRBによる0.5%大幅利下げの確率は40%程度だが、それよりも高い。
 今年に入ってドラギ総裁がハト派なコメントで市場にサプライズを与えたのが既に
 2回ある点も市場のリスク意識を高めているのかもしれない。もし、サプライズ利
 下げがあるとするならば、1.10ドル台までの下落の可能性も指摘されていた。
 
 ポンドドルも下値模索の動き。1.25ドルを割り込んでいる。前日は1.2560
 ドル付近まで上昇し、1.2575ドル付近に来ている21日線をうかがう展開も
 見られたものの結局、到達せずに失速している。
 
 来週は英保守党党首選の結果が公表される。下馬評ではジョンソン前外相が有力の
 ようだ。ジョンソン氏は、合意が無くても10月31日にEUから離脱することを
 表明しているが、きのうは英下院は、次期首相が議会の休会を使い合意なき離脱を
 強行することを阻止する案を賛成多数で可決した。英議会は11月初旬に開会する
 が、その1~2週間前は休会となることが多く、10月末の期限付近で新首相が、
 議会を休会させ、合意無き離脱を審議させない可能性があるとの見方が出ていた。
 
 いずれにしろ、10月末までにその辺が明確になるまではポンドの浮上は期待でき
 そうにないのかもしれない。 
 https://fx.minkabu.jp/news/110875
 
 米国債利回り
  2年債       1.816(+0.060)
  10年債      2.048(+0.024)
  30年債      2.576(+0.012)
  期待インフレ率  1.791(+0.027)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で利回りは上昇。NY連銀が前日のウィリアムズ総裁の発言の
 火消しに回り、また、7月FOMCは0.25%の利下げが好ましいとのFRB高官
 の発言も伝わっていたことから、0.25%が濃厚となり、利回りは上昇している。
 
 10年債は2.06%付近まで一時上昇し、政策金利に敏感な2年債も1.83%
 まで一時上昇。
 2-10年債の利回り格差は23(前日27)に再びフラット化している。
 https://fx.minkabu.jp/news/110872

3.NY株式市場 結果(7/19)
 NY株式19日
  ダウ平均    27154.20(-68.77 -0.25%)
  S&P500      2976.61(-18.50 -0.62%)
  ナスダック    8146.49(-60.75 -0.74%)
  CME日経平均   21265   (大証終比:-115 -0.54%)
 
 今日のNY株式市場、ダウ平均は反落。序盤は前日引け後に発表になったマイクロ
 ソフトの決算が好調だったことが相場を支援していた。マイクロソフトは最高値を
 更新してるが、4-6月期決算はクラウド部門が好調で「アジュール」や「オフィス」
 で顧客を獲得し増収増益となった。
 
 これまでの決算に関しては、決して強さは無いが、思ったほどネガティブな印象も
 ない。これまでの発表から、S&P500採用銘柄ベースでは、先週の若干の減益
 見通しから1%の増益見通しに変化しているようだ。来週は発表が本格化するが、
 この流れを継続できるか注目される。
 
 ダウ平均は寄り付きから上昇し、119ドル高まで上げ幅を広げる場面が見られた。
 しかし、その後は伸び悩む展開。前日はウィリアムズNY連銀総裁の発言で今月の
 FOMCでの0.5%利下げ期待が後半に高まったが、その後にNY連銀が火消しに
 回ったことから、大幅利下げへの期待は一旦緩んでいる。
 
 それでもダウ平均はプラス圏を維持していたが、終盤になって一部報道がFRB高官
 の話を伝え、7月FOMCでは0.25の利下げに留め、追加利下げの可能性を示唆
 するという。米経済は好調だが、不透明感や低インフレ、貿易問題が利下げを正当化
 するという。ブラード・セントルイス連銀総裁も0.25%の利下げが好ましいと、
 述べており、次第に0.25%が濃厚となってきている様だ。この報道後にダウ平均
 もマイナス圏に沈んでいる。なお、イラン革命防衛隊が英国籍のタンカーを拿捕した
 とのニュースも重しとなったようだ。
 
 ダウ採用銘柄ではマイクロソフトのほか、ボーイングが4%反発。来週発表予定の決算
 で737MAX関連の特別費用を49億ドル計上する方針を発表した。今回の特別費用
 の計上に関して一部のアナリストからは期待通りの数字でポジティブとのコメントも出
 ていた。キャタピラー、インテルが買われているほか、IBMも続伸。
 
 一方、アメックスが下落したほか、ユナイテッド・ヘルス、メルク、ジョンソン&Jが
 軟調。
 
 アメックスは決算こそ予想を上回ったものの、カード保有者に対する特典付与に伴う
 コストが予想以上に膨らみ、過去最高の26.5億ドルとなったことが嫌気されて
 いたようだ。
 
 ナスダックは下落。マイクロソフトのほか、テスラ、インテル、マイクロンが上昇。
 一方、ネットフリックスが続落しているほか、アルファベット、アップル、アマゾンも
 下げに転じた。
 
 レストラン運営のレッド・ロビン・グルメ・バーガーズが大幅高となり最高値更新。
 SECに提出された資料によると、投資会社ビンテージ・キャピタルが1株40ドルの
 現金での買収を提案していたことが明らかとなった。前日終値よりも30%高い水準。
 
 靴の製造販売を手掛けるスケッチャーズUSAが大幅高。4-6月期決算を発表して
 おり、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高も予想を上回っている。
 7ー9月期についても予想を上回る見通しを示してきた。
 
 サイバーセキュリティのクラウド・ストライクが大幅高。2-4月期決算を発表して
 おり、1株損益は赤字だったものの、予想通りだったほか、売上高は予想を上回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/110870

4.NY市場、原油先物9月限/金先物8月限 各結果(7/19)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=55.76(+0.34 +0.61%)
 
 NY原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.33~0.34
 ドル高。その他の限月は0.38~1.03ドル高。
 
 米国がイランの無人偵察機を撃墜し、イラン革命防衛隊が外国籍のタンカーを拿捕
 したと発表しており、両国の緊張感が一段と高まったことが相場を押し上げた。
 取引終盤には、イラン革命防衛隊が英国のタンカーを新たに拿捕したと発表した。
 
 ただ、景気減速による石油需要の下振れ懸念が根強く、高値から押し戻されて引けた。
 時間外取引で9月限は56.49ドルまで堅調に推移したが、通常取引開始後は失速
 し55.12ドルまでマイナス転換する場面があった。ただ、引けにかけては買いが
 盛り返した。
 https://fx.minkabu.jp/news/110873
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1426.70(-1.40 -0.10%)
 
 金8月限は小反落。週末とあって米利下げ観測を背景とした上昇に調整が入った。
 月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向け、利下げ幅を巡って市場参加者の
 見通しは引き続き揺れている。米国がイランの無人偵察機を撃墜したことから、米と
 イランの対立は緊迫化しているものの、買いは手控えられた。
 https://fx.minkabu.jp/news/110874

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7月第3週 相場展望と予定

2019-07-15 11:34:16 | 相場展望

         
7月第2週の日経平均は、6週ぶりに反落した。週前半は、米の利下げ期待後退
からNY市場が軟調となり、円高一服も東京市場は、大幅下落でスタート。週央
からパウエルFRB議長の議会証言で利下げ示唆を暗示すると、米株堅調となっ
たが、円高が重しとなり日経平均は、伸び悩んだ1週間となった。
また、ETFによる分配金の捻出目的の売り観測や上海株の軟調さもあり、重石
となった。

結局、日経平均は、週間で60円下落(↓0.28%)の21685円だった。

さて、7月第3週(7/15~7/20)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

3連休明けの東京市場は、堅調さを取り戻しつつ、上値の重い展開となりそうだ。
先週のパウエルFRB議長の議会証言で、貿易摩擦の影響や世界景気減速への懸念
から、今月末のFOMCでの利下げを暗示して、NY市場の堅調さが期待される。
一方、東京市場は下支え要因として機能しても、円高要因が頭を押さえる事が想定
されます。

主な経済指標では、米で7/16の6月小売売上高、7/17のベージュブックなど
や中国の第2四半期GDPなど注目です。

また、米では、企業決算が本格化し、日本企業も遅れてスタートします。
週末7/21は、参院選投開票があり、自公で過半数超えとの予想も出る中、政治の
安定性を先取りする様だと、底堅い展開も期待できそうです。

日経平均、7月第3週(7/16~7/19)レンジは、21450円~21950円
程度を想定しています。

1.7月第3週(7/15~7/21)主なイベントと予定
 7/15
 日本 東京市場休場(海の日祝日)
  米 シティG 決算
  米 国債償還 3年債(255億ドル)
        10年債(151億ドル)
  米 NY連銀総裁、講演
 中国 第2四半期GDP
 中国 6月小売売上高
 中国 6月鉱工業生産
 7/16
 日本 日銀議事録
 日本 株式等の受渡日が1営業日早まり、現行の4→3日後の決済へ移行(7/16~)
 日本 トウキョベース、マネーフォワード、メタップス 各決算
  米 5月対米証券投資
  米 6月小売売上高
  米 6月輸入物価指数
  米 J&J、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、GS 各決算
  米 カーニー英中銀総裁、講演
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、イベント司会
  米 フェイスブック関係者、米上院銀行委員会の仮想通貨計画巡る公聴会で証言
  独 7月ZEW景況感指数
 7/17
 日本 6月訪日外国人客数
 日本 平和RE 決算
  米 6月住宅着工件数
  米 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 バンカメ、アボットラボ、IBM、ネットフリックス、イーベイ、
    Alcoa Corp 各決算
  米 フェイスブック関係者、米下院金融委員会の仮想通貨計画巡る公聴会で証言
  英 6月消費者物価指数
 EU 6月ユーロ圏消費者物価指数
  世 G7財務相中銀総裁会議
 7/18
 日本 6月貿易収支
 日本 6月首都圏新規マンション発売
 日本 経団連夏季フォーラム(~7/19、軽井沢)
 日本 プロロジス、大和オフィスDNAチップ 各決算
  日本 LinkーU IPO
  米 6月景気先行指数
  米 マイクロソフト、ユナイテッドヘルス、ハネウェル、フィリップ・モリス、ユニオン・
    パシフィック、モルガン・スタンレー、ニューコア、スカイワークス  各決算
  米 NY連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  豪 6月雇用統計
 7/19
 日本 6月消費者物価
 日本 5月全産業活動指数
 日本 モバファク、光世証、アルインコ、エンプラス、阪急RE 各決算
  米 アメリカン・エキスプレス、ブラックロック、シュルンベルジェ 各決算
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、パネル討論会参加
 7/21
 日本 参院選投開票

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/12)
 今日のNY為替市場でドル円は売りが優勢となり、108円を割り込んだ。今週の
 パウエルFRB議長の議会証言を受けたドル売りも一服しつつあったものの、再び
 その動きが出ている。前日は107円台まで値を落とした後、108円台半ばまで
 戻す展開が見られていたが、108円台半ばからの上値抵抗が強く、短期筋の見切
 り売りも出ていた模様。
 
 今週のパウエルFRB議長の議会証言を経て市場は今月末のFOMCでの利下げを
 確実視している。一方、前日の米消費者物価指数(CPI)、そして本日の生産者
 物価(PPI)も予想を上回った。一部の米地区連銀総裁からは現段階での利下げ
 を疑問視する声も出ているものの、市場が利下げ期待を後退させる動きは見られて
 いない。
 
 21日線が108.05円付近に来ているが、その水準を割り込んでおり、来週以降
 動きが警戒される。
 
 ユーロドルはNY時間入って買い戻しが見られた。朝方発表の米生産者物価(PPI)
 が予想を上回ったこともあり、1.1240ドル近辺まで値を落とす場面が見られて
 いたが、FRBの利下げ期待が強まる中で、次第にドル売りが優勢となり、ユーロドル
 もロンドン時間の高値まで戻す展開。21日線が1.1280ドルに来ており、目先の
 上値抵抗として意識される。
 
 FRBの利下げ期待の一方でECBも追加緩和期待が高まっており、ユーロは上値を
 追いづらいようだ。今月の理事会で追加緩和の可能性を強く示唆してくるものと見ら
 れている。ECBが再度追加緩和に踏み切った場合、利下げや国債、社債といった
 債券購入が想定される。ただし、既にECBはマイナス金利を採用しており、利下げ
 幅には限界がある。
 
 一方、国債購入に関しても、各国のECBへの出資比率(キャピタルキー)に応じた
 購入や、各国債の発行量の33%に設定している購入上限といった制約があり、それら
 の規制を変更する必要もありそうだ。また、変更したとしても直ぐに限界点に到達する
 ことも予想される。
 
 そのような中で一部からは、ECBも日銀のように株式購入がいずれ検討課題に入る
 可能性も指摘されている。もっともコンセンサスを得られない可能性も高そうだが。
 ポンドドルも買い戻しが強まった。前日は1.2570ドル付近で上値を抑えられたが、
 再びその水準を試す動きが出ている。
 https://fx.minkabu.jp/news/110136
 
 米国債利回り
  2年債       1.839(-0.024)
  10年債      2.115(-0.023)
  30年債      2.642(-0.017)
  期待インフレ率  1.775(+0.006)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。この日発表の米生産者物価指数(PPI)
 は予想を上回る内容となったものの、利回りの上げは一時的で下げに転じている。
 
 きょうはエバンス・シカゴ連銀総裁の発言が伝わっていたが、数回の利下げを肯定する
 内容となてっいた。総裁は2回の利下げで2021年までにインフレは目標を上回ると
 語っていた。利下げ期待が強まる中、きょうの利回りは下げている。
 10年債は2.10%付近まで一時低下し、政策金利に敏感な2年債は1.83%まで
 低下した。
 2-10年債の利回り格差は28(前日27)。
 https://fx.minkabu.jp/news/110135

3、NY株式市場 結果(7/12)
 NY株式12日
  ダウ平均     27332.03(+243.95 +0.90%)
  S&P500      3013.77( +13.86 +0.46%)
  ナスダック    8244.15( +48.10 +0.59%)
  CME日経平均   21580   (大証比:-50 -0.23%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は200ドル超続伸し、最高値更新が続いている。
 今週のパウエルFRB議長の議会証言を通過して、株式市場には楽観的なムードが
 広がっており、利下げによる適温相場への期待感を高めている。FRBのみらず、
 各国の中銀が緩和再開に動いていることも株式市場のムードを高めているようだ。
 利益確定売りも見られたものの、それを吸収して上値追いを続けている。
 
 今週のパウエルFRB議長の議会証言を経て市場は今月末のFOMCでの利下げを
 確実視している。一方、前日の米消費者物価指数(CPI)、そして本日の生産者
 物価(PPI)も予想を上回った。一部の米地区連銀総裁からは現段階での利下げ
 を疑問視する声も出ているものの、株式市場に利下げ期待を後退させる気配は見ら
 れていない。
 
 来週から決算発表が開始され、大手銀やIT大手の発表が予定されている。それに
 向けた調整も出ている可能性もあるが、米中貿易問題もあり、情報会社の予想では
 S&P500採用銘柄ベースで0.4%の減益決算が見込まれているようだ。
 
 ダウ採用銘柄ではダウ・インク、インテル、キャタピラーが上昇しているほか、3M、
 ホームデポ、ボーイングが買われている。一方、ジョンソン&ジョンソンが4%下落
 しているほか、メルク、ファイザーが続落。
 
 ジョンソン&ジョンソンは1970年代からベビーパウダーにアスベストが含まれて
 いた問題で、米司法省が刑事事件として捜査していると報じられたことが嫌気されて
 いる。
 
 ナスダックも反発。アマゾンやアップル、フェイスブックが上昇した他、エヌビディア、
 マイクロンも上昇。一方、来週決算を控えたネットフリックスが下落。
 フォードが続伸。同社は電気自動車や自動運転技術の分野でのフォルクス・ワーゲン
(VW)との提携を拡大すると伝わっている。
 
 射出成形など産業機械を手掛けるミラクロンが大幅高。同業のヒレンブランドによる
 買収が伝わっている。現金と株式交換による買収で買収規模は負債を含めて約20億
 ドルとなる。
 
 遺伝子解析ツールなどを手掛けるイルミナが大幅安。4-6月期の暫定売上高を公表
 しており。8.35億ドルと予想(8.76億ドル)を下回った。通期の売上高の伸び
 についても従来の13%~14%のレンジから約6%に下方修正している。
 同社は年内にコスト調整の早急な対応を行うと述べた。
 
 通信機器のエムコアが下落。4-6月期の暫定売上高を公表しており、従来見通しの
 2000万~2200万ドルのレンジから1700万~1750万ドルのレンジへ下方
 修正している。また、予想(2140万ドル)も下回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/110133

4、NY市場、原油先物8月限/金先物9月限 各結果(7/12)
 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=60.21(+0.01 +0.02%)
 国際エネルギー機関(IEA)の月報で、世界の石油需要が低迷するなか、米国の石油生産
 が拡大し、今後9カ月で世界の石油在庫が増加するとの見通しが示されたことを受けて
 戻りを売られた。しかし、米国内の原油の掘削装置(リグ)稼動数の減少が下支えとなり、
 小幅高で引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/110132
 
NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1412.20(+5.50 +0.39%)
 金8月限は反発。時間外取引では、欧州時間に押し目を買われたが、ドル高に上値を
 抑えられた。日中取引では、米生産者物価指数(PPI)が事前予想を上回ったが、米
 連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しからドル安に振れたことを受けて堅調となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/110131

 

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7月第2週 相場展望と予定

2019-07-07 23:58:36 | 相場展望

       
7月第1週の日経平均は、5週連続で上昇した。6/29の米中首脳会談では、
通商協議再開が合意された。また、米国が、新たな対中制裁関税を見送った事に
より、米・中貿易戦争の激化が回避されたことにより、週明け日経平均は、好感
して大幅高のスタート。その後は、週末の米雇用統計を控えて、もみ合い展開と
なったが、21700円台で終了した。

結局、日経平均は、週間で470円上昇(↑2.21%)の21746円だった。

さて、7月第2週(7/8~7/13)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週明けの東京市場は、米・中貿易摩擦の問題が小康状態に入る中、売りから入る事が
想定されます。注目の6月米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが大幅に回復と、
市場予想を大きく上振れて、米国の利下げ期待にブレーギが掛かった事により、NY
市場が小幅安。これを受けたスタートになりそう。ただ、米利下げ後退により、円安
1ドル=108円台に戻しており、日本市場への追い風になりそうです。

主な経済指標は、国内で、7/8のさくらレポートと黒田日銀総裁の挨拶、6月景気
ウォッチャー調査に注目です。

米国で、7/10、11のパウエルFRB議長の議会証言、また、中国で7/12の
6月貿易収支に注目です。

6月米雇用統計の堅調さを確認。米での利下げ期待後退により、円高水準の是正が
働くと、東京市場に追い風です。また、国内企業決算が小売り等から始まり、思った
程悪くない事が確認されれば、投資マインドがアップしそうです。今週 上値追いの
ある展開に期待したい。

日経平均、7月第2週(7/8~7/12)レンジは、21500円~21950円
程度を想定しています。

1.7月第2週(7/8~7/13)主なイベントと予定
 7/8
 日本 7月地域経済報告(さくらレポート)
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 5月国際収支
 日本 5月機械受注
 日本 6月景気ウォッチャー調査
 日本 クリエイトSD、技研製、フジ 各決算
  EU ユーロ圏財務相会合
 7/9
 日本 5月毎月勤労統計調査
 日本 6月マネーストック
 日本 6月工作機械受注
 日本 OSG、竹内製、パルG、ハニーズ、リソー教育、北興化、イズミ、吉野家 各決算
  米 5月求人件数
  米 クオールズFRB副議長、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 国債入札 3年債 380億ドル
 EU EU財務相理事会
 7/10
 日本 6月国内企業物価指数
 日本 ユニー・ファミマ、サカタのタネ、コシダカHD、大黒天、久光薬、良品計画
    サイゼリア、コジマ、近鉄百貨店 各決算
  米 FOMC議事録(6/18、19日開催分)
  米 パウエルFRB議長、下院金融委員会で半年に一度の議会証言
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 国債入札 10年債 240億ドル
 中国 6月消費者物価指数
 中国 6月生産者物価指数
 7/11
 日本 6月都心オフィス空室率
 日本 5月第三次産業活動指数
 日本 いちご、ディップ、ローソン、JINS、ビックカメラ、明光ネット、三協立山
    安川電、島忠、ファーストリテ 各決算
  米 6月財政収支
  米 6月消費者物価指数
  米 パウエルFRB議長、上院銀行委員会で証言
  米 クオールズFRB副議長、講演
  米 NY連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  米 国債入札 30年債 160億ドル
 EU ECB議事録(6/5、6日開催分)
  世 OPEC月報
 7/12
 日本 日置電、S Foods、キャンドゥ、ドトール日レス、コスモス薬品、レナウン
    メディアドゥ、テラスカイ、Sansan、ベクトル、ロゼッタ、RPA、IDOM
    リンガーハット、ユナイテッドU、松竹、東宝 各決算
  米 6月生産者物価指数
 中国 6月貿易収支

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/5)
 5日のNY外国為替市場は、注目された6月の米雇用統計、非農業部門雇用者数
 (NFP)が、予想を大きく上回る前月比+22.4万人をきろくしたことをうけて、
 いっきにドル買いがつよまる展開となった。今月のFOMCで一気に0.5%金利を引
 き下げるのではというような過激な金融緩和期待が後退。7月の利下げ期待自体は
 織り込み済みで残ったが、9月のFOMCでの連続利下げの期待がやや後退した事など
 も、ドル買いを誘った。
 
 米債利回りは急騰。10年債利回りは発表前後から約0.1%(10BP)の大幅上昇
 を見せた。
 
 こうした流れを受けてドルは雇用統計直後に全面高に。ドル円は東京市場の107円
 80銭台から、ロンドン市場に入ってじりじりとした上昇を見せ、108円台に乗せ
 ていたが、それでも108円10銭近辺から108円60銭台に。高値を付けた後の
 戻りも限定的で、上げ一服後は高値圏で揉み合い。午後に入って高値をわずかながら
 更新して6月18日以来の108円64銭を付ける動きとなった。その後は週末を前
 にしたポジション調整に高値から売りが出たものの108円40銭台までと限定的な
 ものにとどまった。
 
 ユーロドルも同様の動き。東京市場の1.1280台から、ロンドン市場に入ってドル
 買いが優勢となり1.1260前後で指標発表を迎えた。直後の振幅で1.1270近辺
 を付けるも、その後1.1210割れまでユーロ安ドル高に。ポンドドルも基本的に同
 じような動きに。
 
 目立ったのはドルカナダでのドル買いカナダ売りとその後の戻し。米雇用統計と同時に
 発表されたカナダの雇用統計は、雇用者数が予想外にマイナスとなる弱い結果に。
 ドルカナダは1.3060台から、瞬間1.3050台を付けて1.3120超え。さら
 にその後1.3130台までドル高カナダ安が進んだ。しかし高値からは一転して調整
 が入り、1.3060台と上昇分をほぼ解消する動きに。
 https://fx.minkabu.jp/news/109350
 
 5日の米債券市場は注目された6月の米雇用統計が予想を大きく上回ったことをうけ
 て、米国債に売りが入り、国債価格が急落(利回りが急騰)する展開が見られた。
 
 かなり弱かった5月の雇用統計に続いて、今回も弱めに出た場合、7月の利下げが一気
 に0.5%になる可能性があったほか、9月のFOMCでの連続利下げ期待も見られたが、今回
 の好結果でそうしたやや過剰気味な期待が後退。米長期債利回りの上昇につながったと
 みられる。
 
 米10年債利回りは1.97%近辺から前後の振幅で1.95%台を付けた、その後急騰し
 2.06%台まで。10BP(0.1%)の上昇という大きな動きを見せた。その後は週末を
 前にした調整が入ったものの、2.03%台で引けるなど、債券利回りは上昇傾向を
 維持した。 
 https://fx.minkabu.jp/news/109346

3.NY株式市場、結果(7/5)
 NY株式5日
  ダウ平均      26922.12(-43.88 -0.16%)
  S&P500      2990.41 ( -5.41 -0.18%)
  ナスダック       8161.79 ( -8.44 -0.10%)
  CME日経平均   21660     (大証比:-40 -0.18%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は5営業日ぶりの下落となった。 終値の前日比は、
 ダウ工業株30種平均が43.88ドル安の2万6922.12ドル、ナスダック総合
 指数が8.44安の8161.79、S&P500が5.41安の2990.41。
 
 21時半に発表された6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る
 好結果に。米指標の好結果は本来は株高材料であるが、米債利回りの上昇などを誘い
 株安の展開に。7月の利下げ期待自体は継続も、一気に0.5%下げるのではとの思惑
 や、9月のFOMCでの連続利下げ期待などを後退させる結果と、株安につながった。
 
 ダウ平均が一時220ドル超の下げとなるなど、米株式市場は軒並みの大幅安に。
 このところ連日の上昇が続き、ダウ平均も前営業日である3日に史上最高値を更新
 する動きを見せていたこともあり、調整が入りやすくなっていた面も。
 
 ダウ採用銘柄では水曜日に買いが目立ったP&G、ジョンソン&ジョンソン、メルク
 などに調整売りが入る展開。JPモルガン、ゴールドマンサックスの銀行株が堅調。
 
 ナスダックは7営業日ぶりの下落。もっともこちらも一時の下げから下げ幅を大きく
 縮めている。エヌビディアの下げが1.55%と少し大きめも、その他FAANG株は
 下げても1%未満。アルファベットやツイッターはしっかり。
 
 個別銘柄ではバイオ関連で好材料の出たタイム・テクノロジーズ大きく上昇。
 コーバス・ファーマシューティカルズなどもしっかり。一方新規リリースのゲームが
 やや事前の期待か上との思惑が出ていた米ゲーム制作大手エレクトロニックアーツが
 水曜日に続いての下げに。
 https://fx.minkabu.jp/news/109342

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/5)
 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=57.51(+0.17 +0.30%)
 
 NY原油まちまち。期近の主要限月は小幅続伸。イランのタンカーがジブラルタル沖
 で英軍に拿捕されるなど地政学的リスクは引き続き懸念されてるが、米雇用統計発表
 後に米株安、ドル高に振れたこともあり米国の時間帯の午前まで上値が重かった。
 
 しかし、6月の石油輸出国機構(OPEC)産油量が日量3,000万バレルを割り込み、ほぼ
 5年ぶり低水準になったことが報じられ、直近の安値を下回らなかったこともあり、
 米国の時間帯の午後は今週の急落に対する修正高となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/109345
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1400.10(-20.80 -1.46%)
 金8月限は急反落。時間外取引では、6月の米雇用統計の発表を控え、買い玉の整理売
 りが優勢となり。1,410ドル台前半~半ばで軟調に推移。
 
 日中取引では、6月の米雇用統計で非農業部門の就業者数が22万4,000人増となり、事前
 予想の16万人増を大幅に上回り、ドル高となったことから売りが膨らみ、20ドル以上の
 下落で引けた。一時1,400ドル割れとなったが、下値を切り上げ、終値で1,400ドルをかろ
 うじて維持した。
 https://fx.minkabu.jp/news/109343


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7月第1週 相場展望と予定

2019-06-30 23:57:15 | 相場展望

           
6月最終週の日経平均は、4週連続で上昇した。ただ、週末の米・中会談を控えて
膠着感ある相場展開であった。ただ、投資マインドは改善しており、月間で2カ月
ぶり上昇に転じている。

結局、日経平均は、週間で17円上昇(↑0.08%)の21275円だった。

さて、7月第1週(7/1~7/6)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週明けの東京市場は、米・中会談でトランプ大統領は「中国との交渉を継続する」との
認識を示した。また、中国通信機器ファーウェイに対し、国家安全に関わらない部品/
製品の貿易を許可するとのコメントで、不透明要因を抱えながらも協議再開が示された
事で、週明けにアク抜け感が浮上する事が想定されます。

主な経済指標は、国内で、7/1の6月日銀短観や7/5の5月家計調査、5月景気
動向指数、G20後の為替動向に注目です。

海外は、米で7/3のADP雇用統計や7/5雇用統計に注目です。
G20イベント通過、米・中貿易協議再開や米朝会談での緊張緩和、投資マインド
が改善されており、為替の円高是正と相まって上値追いもありそうである。

日経平均、7月第1週(7/1~7/5)レンジは、21400円~21900円
程度を想定しています。

1.7月第1週(7/1~7/6)主なイベントと予定
 6/29
 米中 首脳会談
   世 G20首脳会議、議長国会見
 6/30
 米朝 米、北朝鮮 緊急会談(板門店) 
 中国 6月製造業PMI
 7/1
 日本 第2四半期 日銀短観(6月調査)
 日本 6月消費者態度指数
 日本 6月自動車販売台数
 日本 路線価(国税庁)
 日本 象印、ダイセキソリュ、ダイセキ 各決算
  米 6月ISM製造業景気指数
  米 クラリダFRB副議長、講演
 中国 6月財新製造業PMI
  世 OPEC総会
  世 夏季ダボス会議(~7/3)
 7/2
 日本 6月マネタリーベース
 日本 放電精密、ライトオン 各決算
  米 6月自動車販売
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
  米 NY連銀総裁、講演
  米 対中関税に関する公聴会後の意見公募期間終了 
  豪  中銀政策金利
 EU 欧州議会本会議
  7/3
 日本 アスクル、サムテイ、川口化学、マルか、ニトリHD 各決算
  米  5月貿易収支
  米 6月ADP雇用統計
  米 6月ISM非製造業景気指数
  米  株式債券市場は短縮取引
 7/4
 日本 参院選公示
 日本 わらべや、USMH、7&I、クスリのアオキ、不二越、マニー、イオンモール 各決算
   米 独立記念日祝日で休場
 7/5
 日本 5月家計調査
 日本 5月景気動向指数
 日本 サンエー、ウエルシアHD、ファンタジー、イオン、トーセイ、アークス 各決算
 日本 フィードフォース IPO
  米 6月雇用統計
 
2.NY市場、為替/債券 各結果(6/28)
 今日のNY為替市場、ドル円は107円台後半での推移が続いた。NY時間に入っ
 てやや売りが出たものの、ロンドンフィキシングにかけ買いも見られた。きょうは
 第2四半期末の取引ということもあり、期末に絡んだ実需の動きも出ていたようだ。
 
 また、フィキシングを通過したあともドル買いが優勢となっており、107.90円
 近辺まで上昇した。ただ、108円台に近づくと戻り売り圧力も強まるようだ。
 全体的には狭い範囲での振幅に終始している。明日の米中首脳会談の結果待ちでポジ
 ションを傾ける雰囲気はない。108円台には慎重なものの107.50円水準は
 維持しており自律反発の流れを続けている。
 
 明日の米中首脳会談は約90分間が予定されている。この時間数に市場の一部からは、
 事前に合意した政策の微調整を追認するだけとの見方も出ている。市場は、最終合意
 はないものの、今回は中国からの輸入3000億ドルに対する新たな関税発動は見送
 られ、今後も協議継続というのがメインシナリオとなっているようだ。
 
 しかし、週明けの市場がポジティブに反応するかは未知数。あくまで短期的な措置で、
 今後も追加関税のリスクなど不透明感は長引くとの見方も出ている。ドル円も米中
 首脳会談を受けての週明けの反応を確認したいといったところのようだ。
 
 ユーロドルはロンドン時間の早朝に1.1360ドル近辺まで下落したものの、NY
 時間にかけて買い戻しも見られていた。しかし、1.14ドル台を回復することなく
 戻り売りに押された。
 
 きょうは6月の消費者物価指数(HICP)の速報値が発表になっていたが、コア
 指数は前年比1.1%と依然としてインフレ上昇の気配は見せていない。市場では、
 ECBが7月にも利下げを実施する可能性も徐々に聞かれ始めている。市場はその
 可能性を十分に織り込んではいないが、その利下げが実施されたとしても、せいぜい
 ユーロドルの上値を抑える程度で、再び下値模索を強める可能性は小さいと見る向き
 もいるようだ。
 
 ポンドドルはロンドンフィキシングにかけて買いが続いていていたものの、フィキシ
 ングを通過した後は戻り売りに押されており、1.26ドル台に再び値を落としている。
 一時1.2735ドル付近まで上昇する場面も見られた。
 
 きょうは第1四半期の英GDP確報値が発表され、高い成長を示した。第1四半期は
 企業がEU離脱に備えて在庫を大量に積み上げたことから、在庫投資の拡大が寄与した。
 このケースの場合、反動がが出ることが多く、エコノミストの中には第2四半期の英
 GDPはゼロ%成長になる可能性も指摘されている。
 https://fx.minkabu.jp/news/108581
 
 米国債利回り
  2年債        1.755(+0.010)
  10年債      2.005(-0.009)
  30年債      2.531(+0.002)
  期待インフレ率   1.702(+0.008)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは小幅に低下。明日の米中首脳会談の結果待ちで
 ポジションを傾ける雰囲気はない。10年債利回りは2%付近での推移が続き、政策
 金利に敏感な2年債も1.75%付近で推移。
 
 なお、この日の7年債入札は好調な入札だったことも利回りを圧迫した。
 2-10年債の利回り格差は27(前日28)。
 https://fx.minkabu.jp/news/108580

3.NY株式市場 結果(6/28)
 NY株式28日
  ダウ平均      26599.96(+73.38 +0.28%)
  S&P500      2941.76(+16.84 +0.58%)
  ナスダック       8006.25(+38.49 +0.48%)  
  CME日経平均   21320      (大証終比:+60 +0.28%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。きょうは銀行株の上げが相場をサポートして
 いる。前日引け後にFRBが銀行のストレステストの結果を公表し、全ての大手行が
 通過したことが好感されている。ストレステストの結果を受けて早速配当を発表する
 銀行も見られた。
 
 市場は明日の米中首脳会談を控えて様子見気分も強い。明日の米中首脳会談は約90分
 間が予定されている。この時間数に市場の一部からは、事前に合意した政策の微調整を
 追認するだけではとの声も出ている。
 
 市場は最終合意はないものの、今回は中国からの輸入3000億ドルに対する新たな
 関税発動は見送られ、今後も協議継続というのがメインシナリオとなっているようだ。
 ただ、週明けの市場がポジティブに反応するかは未知数。あくまで短期的な措置で、
 今後も追加関税のリスクなど不透明感は長引くと見られている。
 
 ダウ平均は一時111ドル高まで上昇する場面も見られたが、後半に入って前日付近
 まで伸び悩んだ後、引け間際に上昇した。
 
 ダウ採用銘柄ではJPモルガンやゴールドマンが上昇したほか、3M、ユナイテッド・
 テクノロジーズ、インテル、キャタピラーが上昇。一方、シスコシステムズが下落
 したほか、ユナイテッド・ヘルス、ダウ・インク、ジョンソン&ジョンソンが売られた。
 ユナイテッド・ヘルスは、来年の米大統領選に向けた米民主党候補のテレビ討論会が
 きのうまでの2日間に渡って行われたが、医療保険を巡る議論が活発に行われる中で、
 医療保険株は警戒感を強めている模様。
 
 ナスダックは3日続伸。フェイスブックやマイクロン、エヌビディアが上昇。一方、
 アップル、AMD、マイクロソフトが下げた。
 
 モデロビール、コロナビールなどアルコール飲料の生産販売を手掛けるコンステレー
 ション・ブランズが上昇。株価は200ドルを回復している。3-5月期決算を発表
 しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 
 コンサートなどライブイベントなどを手掛けるライブ・ネーション・エンタテインメント
 が下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。目標株価は63ドルとしている。
 https://fx.minkabu.jp/news/108576

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(6/28)
 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=58.47(-0.96 -1.62%)
 NY原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.97~0.96
 ドル安。その他の限月は0.98~0.52ドル安。
 
 注目の米中首脳会談を控えて、米国とイランの対立を背景とした上げが調整された。
 トランプ米大統領が中国の習近平主席との会談について「最低でも生産的だろう」、
 
 「最終的にはうまくいくだろう」との認識を示したものの、楽観論による買いは限られた。
 時間外取引から通常取引にかけて8月限は前日終値水準で上下を繰り返した。ただ、引け
 近くに売りが強まり、57.75ドルまで下落した。
 https://fx.minkabu.jp/news/108579

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1413.70(+1.70 +0.12%)
 
 金8月限は小反発。米国とイランの対立激化を背景とした安全資産を求める買いは一巡し、
 イランや米国に次の動きがないなかで模様眺めとなっている。米中首脳会談を控えている
 ことも値動きを抑制した。
 https://fx.minkabu.jp/news/108577


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6月最終週 相場展望と予定

2019-06-23 23:57:48 | 相場展望

            
6月第4週の日経平均は、3週連続で上昇した。NY株式市場が、金利引き下げ期待
から上値追いのリードもあり、日経平均は、21000円台の値固めの底堅い展開と
なった。週末こそ、円高や米のイラン攻撃懸念を材料にした売りから約200円下落
となったが、上昇基調をキープした格好だった。

結局、日経平均は、週間で141円上昇(↑0.67%)21258円だった。

さて、6月最終週(6/24~6/29)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週明けの東京市場は、週末NY市場の底堅さを受け、下落からスタートしても底堅い
展開が想定されます。ただ、円相場は1ドル/107円台前半と年初の円高水準に達し
中東の地政学リスクの高まりに加え、米長期金利が再び2%割れを窺う展開となり、
円高進行が懸念材料。

だとしても、6/27に株主総会集中日や週末のG20開催を控え、下値を売り込む
リスクは低いと思いたい。

主な経済指標は、国内で、6/28の日本版雇用統計やG20の動きに注目です。
海外で、米で6/25のパウエルFRB議長講演、住宅関連指標、6/26の耐久財
受注、6/27のGDP確報値、6/28の個人所得/支出に注目です。

週末のG20を控えて、株主総会集中や配当金の再投資効果、IPO5銘柄と投資の
マインドアップ、底堅さを演出しそうである。

日経平均、6月最終週(6/24~6/28)レンジは、21000円~21650円
程度を想定しています。

1.6月最終週(6/24~6/29)主なイベントと予定
 6/24
 日本 しまむら、あさひ、オプトエレ、壱番屋、パルコ 各決算
  米 ペンス米副大統領、中国を巡る演説
  独 6月Ifo企業景況感指数
 6/25
 日本 日銀議事録(4/24~25日開催分)
 日本 5月企業向けサービス価格指数
 日本 ピックルス、スギHD、高島屋、タキヒョー 各決算
 日本 インフォネット IPO
  米 5月新築住宅販売件数
  米 4月FHFA住宅価格指数
  米 6月消費者信頼感指数
  米 パウエルFRB議長、講演
  米 マイクロン・テクノロジー、フェデックス、レナー 各決算
  米 国債入札 2年債(400億ドル)
  米 NY連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
 米中 閣僚級通商協議
 6/26
 日本 ヒマラヤ、オークワ、瑞光 各決算
 日本 ヤシマキザイ IPO
 日本 マクロン仏大統領、来日 
  米 5月耐久財受注
  米 ペイチェックス、KBホーム、ライト・エイド 各決算
    米 国債入札 5年債(410億ドル)
  米 民主党、大統領候補者討論会
 NZ 中銀政策金利
  英 カーニー英中銀総裁、議会証言
 6/27
 日本 5月商業動態統計
 日本 ハイデイ日高、平和堂 各決算
 日本 新日本製薬、あさくま 各IPO
 日本 株主総会集中日
  米 第1四半期GDP確報値
  米 5月中古住宅販売制約指数
  米 ナイキ、アクセンチュア、ウォルグリーン 各決算
    米 国債入札 7年債(320億ドル)
  米 FRB、銀行ストレステストの第2段階となる包括的資本分析結果発表
 6/28
 日本 5月有効求人倍率
 日本 5月完全失業率
 日本 5月東京都区部消費者物価指数
 日本 5月鉱工業生産指数
 日本 5月新設住宅着工戸数雇用統計
 日本 日銀主な意見(6/19、20日開催分)
 日本 アダストリア、Jフロント、日本オラクル、ストライク、マルマエ、ナガイレーベン
    ケーヨー 各決算
 日本 リビン・テクノロジーズ IPO
  米 5月個人所得/支出
 米中 首脳会談(6/28~29)
  世 G20首脳会議(~6/29、大阪)
 6/29
  世 G20首脳会議、議長国会見
 6/30
  米 国債償還 2年債(291億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(292億ドル)
 中国 6月製造業PMI
 EU 人事に関する臨時首脳会議開催

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/21)
 今日のNY為替市場で、ドル円は序盤こそ買戻しが見られたものの依然として
 上値が重い。ドル売りの流れが続く中、序盤の買い戻しはトランプ大統領の
 イランに関する発言がきっかけとなっていたようだ。大統領は、イランに対する
 3箇所への空爆を承認したが、軍司令官に何人(イラン兵)が死ぬかと尋ねた所、
 150名との答えに、米無人機撃墜に対する報復としては、相応ではないと判断
 し中止したという。一時107.70円近辺まで上昇したものの、上げを維持で
 きずに後半は戻り売りに押された。
 
   米商務省が中国の5団体をブラックリストに追加したと伝わったことや、中国の
 環球時報が、米国が関税を維持するなら中国は合意しないと伝えたこともドル円
 を圧迫していた模様。
 
 今日は107円ちょうど付近まで一時下落した。この動きに一部からは105円
 を視野に入れるとの声も出ている。ドル円には2重の逆風が吹いている。今週の
 FOMCを通過して市場は早期の利下げを確信しおり、ドル売り圧力は続いている。
 加えてドル円にはイラン情勢の緊迫化という新たな懸念が台頭して来ている。
 今回は中止になったとはいえ、軍事行動の可能性は今後も燻る。
 
 今週の日銀決定会合後の黒田総裁の会見からは、ドル円が105円を下回る様で
 あれば、日銀が対応する可能性もありそうだが、日銀の追加緩和余地は小さく、
 効果に疑問もある中、ドル円は上値の重い展開が警戒されている。
 
 ユーロドルは買い戻しが強まり、1.1375ドル付近まで上昇する場面が見ら
 れた。ロンドン時間に発表された6月のユーロ圏PMI速報値が7ヵ月ぶりの高
 水準に達し、景気減速で最悪期は過ぎた可能性を示唆してるとの指摘も出ていた。
 
 今日の上げで200日線を回復してる。現値が200日線の上を回復するのは、
 2018年5月以来。
 
 ただ、ECBの追加緩和への期待は根強い。ドラギ総裁は今週のポルトガルでの
 シンポジウムで緩和姿勢を一段と強調していたことから、市場には追加緩和期待が
 高まっている。追加緩和の手段としては、フォワードガイダンスの強化、量的緩和
 の再開、利下げなどが挙げられている。
 
 政策金利については0.2%の引き下げが期待されているほか、量的緩和について、
 国債の追加購入が想定されるが、ECBが現在とっている発行残高の33%までを
 上限とするルールを撤廃するとの見方も出ている様だ。例えば50%に引き上げた
 場合、1.3兆ユーロの緩和余地が生まれるとの試算も出ているようだ。
 
 ドル売りが続く中、ポンドドルも買い戻しが優勢となっている。ロンドン時間に1.
 2650ドル近辺まで下落する場面も見られ、21日線を下回る動きが見られてた
 ものの、NY時間に入ると、FOMCメンバーの発言や米製造業の景況感指標が弱
 い内容だったことで、再びドル売りが強まりポンドドルは買い戻しを強めている。
 21日線にサポートされた格好となり、リバウンドの流れを堅持している。
 
 ただ、ポンド自体に関して状況に変化はない。前日の英保守党党首選ではジョンソン
 前外相とハント外相が決選投票に駒を進めた。明日から全国16万人の保守党員に
 向け、1ヵ月間の選挙活動が開始される。その間に郵送による投票が実施され、結果
 は7月22日に判明する予定。いまは一服しているが、その辺に再び市場の注目が集
 まる様であれば、ポンドは上値が重くなる可能性もある。6月前半に上値を拒んだ
 水準が1.2765ドル近辺にあるが、目先はその水準を試すか注目される。
 https://fx.minkabu.jp/news/107743
 
 米国債利回り
  2年債        1.770(-0.008)
  10年債      2.057(+0.029)
  30年債      2.586(+0.046)
  期待インフレ率   1.735(-0.011)
              ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇したものの、2年債利回りは下げて、
 イールドカーブは再びスティープ化している。この日発表の米住宅指標が強い内容
 だったことから10年債利回りは上昇したものの、カシュカリ・ミネアポリス連銀
 総裁が今週のFOMCで0.5%の利下げを求めていたことが明らかとなり、政策
 金利に敏感な2年債利回りは上値を抑えられた。
 
 10年債利回りは2.06%まで戻し、政策金利に敏感な2年債も前日水準を挟んで
 上下動した。
 
 2-10年債の利回り格差は29(前日25)と再びスティープ化している。
 https://fx.minkabu.jp/news/107741

3.NY株式市場 結果(6/21)
 NY株式21日
 ダウ平均      26719.13(-34.04 -0.13%)
 ナスダック     8031.71(-19.63 -0.24%)
 CME日経平均   21205      (大証比:+15 +0.07%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は5日ぶりに反落。序盤は利益確定売りも出て、前日
 付近で売買が交錯していたが、次第に買いが優勢となった。来週の大阪G20サミット
 での米中首脳会談に関心が移る中、ペンス副大統領が予定していた演説を延期すると
 伝わったことが好感された模様。
 
 ペンス副大統領は中国の人権問題に関する演説を行うとも見られていた。これが延期
 となったことで、市場はポジティブは兆候と受け止めたようだ。
 ダウ 平均も一時2万6900ドル付近まで上昇したものの、その後は伸び悩んだ。
 
 米商務省が中国の5団体をブラックリストに追加したとの報道が伝わったことに加え、
 中国の環球時報が、米国が関税を維持するなら中国は合意しないと伝えたことも圧迫
 していた模様。大引け間際に売りが強まり下げに転じて終えた。
 
 ダウ採用銘柄ではウォルマート、ユナイテッド・ヘルスが上昇したほか、エクソンモー
 ビル、シェブロンも堅調。一方、ディズニー、ダウ・インク、ホームデポ、ウォルグ
 リーン、ユナイテッド・テクノロジーズが下落。
 
 ナスダックも反落。AMDやマイクロンなど半導体関連株の下げが圧迫。アマゾン、
 アップルも下落した。一方、フェイスブックやアルファベット、ネットフリックスが
 上昇。
 
 マイクロンはアナリストが目標株価を従来の32ドルから28ドルに引き下げたことが
 嫌気されている。NANDメモリーの低迷が2020年まで長引く可能性を指摘。
 バイオ医薬品のAMAGファーマシューティカルズが上昇。同社は女性版バイアグラと
 呼ばれる性的欲求低下障害(HSDD)治療薬「Vyleesi」の承認をFDAに
 申請している。アナリストからは、もし承認されれば、株価反転のきっかけになる可能
 性があると指摘した。FDAはきょうまでに判断を下す見込み。
 
 中古車販売のカーマックスが上昇。3-5月期決算を発表しており、既存店売上高が
 予想を大きく上回ったほか、1株利益も予想を上回った。新車への需要が鈍化する中、
 中古車の価格がようやく下落するなか、そのギャップを上手く利益に結びつけたようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/107739

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(6/21)
 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=57.43(+0.36 +0.63%)

 NY原油は続伸。急騰した前日の地合いを引き継ぎ、さらに高値を更新したものの、
 米中貿易摩擦問題に対する楽観的見方が後退し、このところ騰勢を強めていた米株も
 上げ一服となったことで、原油は週末を控えた利食い売りをこなして、上げ幅は抑え
 られた。ただ、米国とイランが一触即発の様相で緊張が高まっていることで、強地合
 いは維持した。
 https://fx.minkabu.jp/news/107738 

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1400.10(+3.20 +0.23%)

 金8月限は続伸。時間外取引では、米国債の利回り低下によるドル安を受けて堅調と
 なり、一代高値1415.4ドルを付けた。その後はドル安一服を受けて上げ一服となったが、
 6月の仏PMI速報値が予想以上となったことを受けて押し目を買われた。日中取引では、
 ドル安を受けて堅調となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/107737


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6月第4週 相場展望と予定

2019-06-16 23:56:53 | 相場展望

          
6月第3週の日経平均は、2週連続で上昇した。5/E以来の21000円台を
固める展開となった。週初の日経平均は、大幅続伸でスタートした。米5月雇用
統計が市場予想を下回り、米利下げ期待が高まり、NYダウの続伸基調が続いて
日経平均を押し上げた格好だった。
米・中貿易摩擦問題を巡っては、両国強気姿勢を崩しておらず膠着状態であった。

結局、日経平均は、週間で232円上昇(↑21.11%)21116円だった。

さて、6月第4週(6/17~6/22)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週明けの東京市場は、週末NY市場の下落を受け、下落スタートになりそうである。
ただ、日経平均は、21000円台をキープし、週末のメジャーSQを通過、SQ
値を上回ってる事から、過度な下値不安は後退している格好。
為替も108円台中盤を言いしており、上値を追う展開があると診ています。

主な経済指標は、国内で、6/20の日銀金融政策決定会合、黒田総裁コメントに
注目です。

海外で、米で6/19FOMC結果とパウエルFRB議長発言に注目です。
米・中の報復関税合戦が燻るものの、月末G20を控えて、6月リバウンドに期待
したい。

一時的に21000円台を割り込んでも、値固めから小幅リバウンドを想定しており
日経平均、6月第4週(6/17~6/21)レンジは、20900円~21500円
程度を想定しています。

1.6月第4週(6/17~6/22)
 6/16
 香港 「逃亡犯条例」改正案に対する大規模デモ実施
 6/17
 日本 5月首都圏新規マンション発売
 日本 ツルハ、西松屋チェ、アークランド 各決算 
  米 4月対米証券投資
  米 6月NY連銀製造業景況指数
  米 USTR、対中関税計画を巡る公聴会
 EU ECBフォーラム、ドラギECB総裁開会演説
 6/18
 日本 6月月例経済報告
 日本 積水ハウスR、プレミア投信 各決算
  米 FOMC(~6/19)
  米 5月住宅着工件数
    米 アドビ 決算
  英 カーニー英中銀総裁、講演
  英 保守党党首選、下院議員による第2回投票
  独 6月ZEW景況感指数
 6/19
 日本 日銀金融政策決定会合(~6/20)
 日本 5月貿易収支
 日本 5月訪日外国人客数
 日本 コーセル 決算
 日本 日本グランデ、Sansan 各IPO
  米 FOMC声明発表、経済予測公表
  米 パウエルFRB議長記者会見
  米 オラクル 決算
  英 5月消費者物価指数
  英 英保守党党首選、下院議員による第3回投票
 6/20
 日本 日銀金融政策決定会合
   日本 黒田日銀総裁記者会見
 日本 5月コンビニエンスストア売上高
 日本 ピアズ IPO
  米 第1四半期経常収支
  米 5月景気先行指数
  米 クローガー 決算
 米加 首脳会談
    英 中銀政策金利
  英 カーニー英中銀総裁、講演
  英 保守党党首選、下院議員による第4回投票
 EU ECB経済報告
 EU EU首脳会議
 6/21
 日本 5月消費者物価指数
 日本 ブランディング・テクノロジー 
  米 5月中古住宅販売件数
  米 ブレイナードFRB理事、FRBイベント参加

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/14)
 15日のNY市場でドル円は朝方108円20銭前後から108円台半ばまで上昇。その後
   の調整も108円30銭台までにとどまり、午後に入って再びのドル買いで108円50銭台
 まで上昇して週の取引を終えている。
 
 朝方のドル買い円売りは米小売売上高の強めの結果を好感したもの。総合の数字は
 予想よりも若干弱めも、前回値が大幅な上方修正となっており、そこからの比較で
 出る今回の数字も見た目よりも強いとの認識が広がった。また月ごとの変動が激しい
 自動車を除いたコアは前回値の上方修正に加えて、予想よりも強めに出ており、かな
 りの強い数字という印象に。
 
 この数字を受けて、来週18日、19日に開催される米FOMCでの利下げ期待が後退。
 もともと据え置きが大勢であったが、据え置き見通しがもう一段支えられる形に
 なり、ドル買い円売りにつながった。
 
 その後108円台半ばからの売り意欲に押されて少し調整も、欧州通貨はドル買い基調
 が継続。ユーロはイタリアの財政問題懸念がこのところの重石となっており、今日も
 ユーロ買いに慎重姿勢。ポンドは来週18日からの保守党党首選を前に無理をせず。
 
 党首選は来週議員投票で2名の候補者を選び、党員投票にかけられる。ユーロドルは
 1.1280台から1.1203まで。大台は維持もほぼ安値圏での引けに。ポンドドルは1.2660
 前後から1.2580まで。1.25台で引けている。
 https://fx.minkabu.jp/news/106918
 
 NY債券市場で10年債利回りは朝方の2.05%台から一時2.11%に近いところまで上昇
 (債券価格の下落)する場面が見られた。米小売売上高の好結果を受けてリスク警戒の
 動きがやや後退したこと、早期の利下げ期待が若干ながら後退したことなどが背景に。
 
 その後は若干利回りが低下しての揉み合い。2.08%前後で引けており、来週のFOMCを
 前に金利は低下傾向を示して週の取引を終えている。2年債は昨日終値水準よりも利
 回りが上昇するなど、小売売上高を受けての債券売りの影響が大きい。
 イールドカーブはスティープ化がやや鈍化も目立った動きではない。
 https://fx.minkabu.jp/news/106920

3.NY株式市場 結果(6/14)
 NY株式14日
  ダウ平均        26089.61(-17.16 -0.07%)
  S&P500      2887.01(  -4.63 -0.16%)
  ナスダック       7796.66(-40.47 -0.52%)
  CME日経平均      21015    (大証比:-15 -0.07%)
 
 今日のNY株式市場で主要指数は横ばいの動き。一時100ドル超の下げとなり、ダウ
 平均はその後プラス圏を回復。引けにかけての売りでマイナス圏で週の取引を終えてい
 るが、ほぼ木曜日の終値水準。
 
 終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が17.16ドル安の2万6089.61ドル、
 ナスダック総合指数が40.47安の7796.66、S&P500が4.66安の
 2886.98。
 
 ダウ採用銘柄では、ダウインクが朝から弱く3.4%安。シスコシステムズが2.5%
 安と全体を押し下げる展開に。ホームデポが1.7%高と堅調。なお上下ともに変化が
 1%にとどか図、様子見ムードを広げる様子もない。
 
 ファング関連ではフェイスブックが2%を超える上昇を見せた。エヌビディアは逆に
 2%を超える下落。
 朝から大幅高のアーキュール、ブルーグリーンバケーションズなどは夕方に入っても
 上昇の意識買わらず。
 https://fx.minkabu.jp/news/106910

4.NY市場 原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/14)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=52.28(+1.14、+0.04%)
 
 NY原油は総じて小幅続伸。 前日13日はホルムズ海峡付近のオマーン湾でタンカー
 2隻が攻撃を受け、供給懸念が強まり、大幅高となったが、14日は時間外取引から
 方向性を欠き、小安くなる場面があった。米小売り売上高の発表後、ドル高となっ
 たことや、米株の下落が足かせとなった。後半から終盤の取引では地政学的リスク
 への警戒感は根強く、小幅高で推移。石油掘削サービス大手ベイカーフューズが発表
 した週間稼働リグ(掘削装置)が減少したことにも支援され、小高く引けた。  
 https://fx.minkabu.jp/news/106913
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1344.50(+0.80)
 金8月限は小幅続伸。時間外取引では、地政学的リスクや中国経済に対してのリスク
 から欧州時間の取引開始とともにまとまった買いが入り、大幅高となり、1,360ドル
 超えとなった。しかし米小売売上高が強気の数字と解釈され、ドルが堅調な展開と
 なると、日中取引の序盤で上げ幅を縮小。前半から中盤は1,350ドル台で堅調に推移
 した。終盤にかかる午後の取引ではドルが対ユーロで堅調に推移、米債券市場では
 10年債の利回りの上昇から利食い売り先行ムードとなり、一時、小安くなるまで上げ
 幅を削る展開となった。引け前に買いが優勢となり、かろうじてプラスサイドを維持
 して引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/106911


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6月第3週 相場展望と予定

2019-06-09 23:54:09 | 相場展望

         
      
6月第2週の日経平均は、5週ぶりに反発に転じた。NY市場が利下げ期待から上昇
したことが支援材料となって日経平均も上昇した。依然、米・中貿易摩擦問題は燻っ
ている中、週前半は、メキシコへの通商摩擦の拡大に、円高も加わり週初は大幅安。

ただ、パウエルFRB議長が、利下げに動く可能性を示唆した事がインパクトとなり、
NYダウが大幅高となると潮目が変わった。これを好感して5日日経平均は、前日比
367円高と6日ぶりに急反発した格好だった。
週末まで堅調さを保った日経平均は、令和で初の週間上昇となった。

結局、日経平均は、週間で283円上昇(↑1.38%)の20884円だった。

さて、6月第3週(6/10~6/14)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週明けの東京市場は、週末NY市場の上昇を受け、続伸の展開が想定される。

NY市場が5連騰となった背景は、米雇用統計の予想下振れにより、利下げ期待が
強まった事と、原油相場の上昇であった。

また、週末にメキシコからの輸入品に対する関税上乗せは回避するとのリリースも、
週明け東京市場の追い風になりそうである。

主な経済指標は、国内で、6/10のGDP改定値、6/11の5月工作機械受注
6/12の4月機械受注で、予想が悪いため、それを上回るか、注目です。
また、週末のメジャーSQも注目です。

海外で、米で6/11の5月生産者物価、6/12の5月消費者物価、6/14の
5月小売り売上高、中国での5月小売売上高、5月鉱工業生産など注目です。

ただ、週後半は、NY市場の連騰も一休みになる可能性もあり、もみ合う可能性も。
それでも、G20を控えて、売られ過ぎた景気敏感株、6月相場の切り返しに期待。
日経平均、6月第3週(6/10~6/14)レンジは、20850円~21450円
程度を想定しています。

1.6月第3週(6/10~6/15)主なイベントと予定
 6/10
 日本 4月国際収支
 日本 第1四半期GDP改定値
 日本 5月景気ウォッチャー調査
 日本 学情、ザッパラス、Casa、ピジョン 各決算
  米  4月求人件数
  米  対メキシコ関税発動延期
  中国 5月貿易収支
  露 ロシア・サウジ、エネルギー相会談
 6/11
 日本 5月マネーストック
 日本 5月工作機械受注 
 日本 JPNミート、三井ハイテク、シーイーシー、丹青社 各決算
  米 5月生産者物価指数
  米 ゲーム業界最大の見本市「E3」開催(~6/13、ロサンゼルス)
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
 6/12
 日本 5月国内企業物価指数
 日本 4月機械受注
 日本 神戸物産、Hamee、NEROZ、サムコ 各決算
 日本 ユーピーアール IPO
 日本 安倍首相、イラン訪問(日本の首相としては41年ぶり)
  米 5月財政収支
  米 5月消費者物価指数
  米 週間原油在庫統計
  米 国債入札 10年債(240億ドル)
 中国 5月消費者物価指数
 中国 5月生産者物価指数
  ト トルコ中銀政策金利
  仏 ルノー株主総会
 EU ドラギECB総裁、講演
 6/13
 日本 第2四半期法人企業景気予測調査
 日本 5月都心オフィス空室率
 日本 ラクスル、鎌倉新書、ヤーマン、正栄食、ドーム 各決算
 日本 トヨタ株主総会
  米 5月輸入物価指数
  米 国債入札 30年債(160億ドル)
  豪 5月雇用統計
  英 英保守党党首選、下院議員による第1回投票
 EU ユーロ圏財務相会合
  世 OPEC月報
 6/14
 日本 メジャーSQ算出日
 日本 星野RR、エイチーム、エニグモ、サンバイオ、梅の花、いちごオフ 各決算
  米 5月小売売上高
 中国 5月小売売上高
 中国 5月鉱工業生産
  露 ロシア中銀政策金利
 EU EU財務相理事会(ルクセンブルク)

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/7)
 今日のNY為替市場はドル売り強まった。朝方発表になった米雇用統計は非農業部門
 雇用者数(NFP)が7.5万人増と予想を大きく下回ったほか、平均時給も前年比
 3.1%と前回から鈍化した。NFPが極端に低い数字であることから、特殊要因の
 可能性もあるが、明らかに弱い内容ではあった。今回の米雇用統計を受けて市場では、
 0.5%の大幅利下げのほか、6月利下げの可能性までも指摘されている。
 
 米雇用統計発表後にドル円は売りが強まり107.9円近辺に下落する場面が見られた。
 しかし、売りが一巡すると買い戻しも見られ108円台に下げ渋ってる。米株式市場が
 逆にポジティブな反応を見せており、ダウ平均が一時350ドル超上昇する中、ドル円
 は下値をサポートされた様だ。ただ、米国債利回りも低下する中、ドル円の上値は重い
 印象。
 
 ユーロドルは買い戻しが加速。強い上値抵抗となっていた1.13ドルを突破し、スト
 ップを巻き込んで1.1350ドル付近まで上昇する場面も見られた。今日の上げで、
 100日線を上放れる展開が見られているが、きょうの200日線は1.1370ドル
 付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。ただ、ECBが追加緩和姿勢を強
 める中、今日は上昇しているものの、このまま1.15ドルを目指すとの見方までは、
 まだ強まっていない。
 
 ポンドドルは買い戻しが優勢。ただ、対ユーロや円では上値の重い展開が続いており
 ポンド自体が買われている印象は小さい。きょうはメイ首相の保守党党首の辞任が、
 発表された。後任が決まるまでは首相は続投するとしている。来週以降、メイ首相の
 後任レースが始まるが、市場ではEU離脱強硬派の首相が誕生するのか注目しており、
 その場合、合意無き離脱のリスクが高まるとの連想が働いているようだ。
 
 一部からは、EU離脱強硬派の首相が誕生した場合、ポンドドルは1.24ドルまで
 下落する可能性も指摘されている。ちなみに、報道機関の調査では70%の可能性で
 誕生すると見られているようだ。
 ただ一方で、合意無き離脱に関しては議会がストップをかけるとの期待もある。
 https://fx.minkabu.jp/news/106133
 
 米国債利回り
  2年債        1.847(-0.031)
  10年債      2.081(-0.037)
  30年債      2.572(-0.042)
  期待インフレ率   1.749(-0.011)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。朝方発表になった米雇用統計は非農業
 部門雇用者数(NFP)が7.5万人増と予想を大きく下回ったほか、平均時給も前年
 比3.1%と前回から鈍化した。NFPが極端に低い数字であることから、特殊要因の
 可能性もあるが、明らかに弱い内容ではあった。今回の米雇用統計を受けて市場では、
 0.5%の大幅利下げのほか、6月利下げの可能性までも指摘されている。
 
 10年債利回りは一時2.05%台まで低下した一方、2年債利回りは1.78%台迄
 一時低下している。
 2-10年債の利回り格差は24(前日24)
 https://fx.minkabu.jp/news/106132

3.NY株式市場 結果(6/7)
 NY株式7日
  ダウ平均       25983.94(+263.28 +1.02%)
  S&P500       2873.34(  +29.85 +1.05%)
  ナスダック        7742.10(+126.55 +1.66%)
  CME日経平均     21030     (大証比:+110 +0.52%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅に4日続伸。朝方発表になった米雇用統計は非
 農業部門雇用者数(NFP)が7.5万人増と予想を大きく下回ったほか、平均時給も
 前年比3.1%と前回から鈍化した。NFPが極端に低い水準であることから、一時的
 要因の可能性もあるが、明らかに弱い内容ではあった。
 
 ただ、株式市場は買いが先行している。弱い米雇用統計が逆に市場の利下げ期待を裏
 付ける内容となったことが支援しているものと思われる。今回の米雇用統計を受けて
 市場の一部からは、6月利下げや0.5%の大幅利下げの可能性まで指摘さ始めている。
 ダウ平均は寄付きから上昇し、350ドル超上昇する場面も見られ、2万6000ドル
 台を回復した。
 
 米国債利回りが低下しており、銀行株には軟調な動きも見られているものの、エネルギー
 株や産業株、IT・ハイテク株など幅広い銘柄に買いが入った。
 
 ダウ採用銘柄ではマイクロソフトやアップル、インテルが上昇したほか、ユナイテッド・
 ヘルス、ウォルグリーン、ジョンソン&ジョンソンも堅調。一方、JPモルガンが下落。
 
 ナスダックも大幅高。FAANG銘柄をはじめ、エヌビディアやインテルなど半導体も
 しっかり。テスラが下落。
 
 ビデオ会議ソフトのズーム・ビデオ・コミュニケーションズが大幅高。IPO後初の決算
 を発表しており、2-4月期は1株利益、売上高とも予想を上回った。見通しについても
 1株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示している。
 
 超大型書店経営のバーンズ・アンド・ノーブルが大幅高。投資会社エリオットが買収する
 ことで合意した。全て現金での買収で金額は負債を含めて4.76億ドルとなる。1株
 6.50ドルが株主に支払われる。
 
 カジノ運営のシーザーズ・エンターテインメントが上昇。同社の株主でもある著名投資家
 のアイカーン氏から身売りを推奨されているが、同業のエルドナラド・リゾーツとの合併
 協議に進展が見られたとの報道が伝わっている。
 
 電子署名ソフトウェアを手掛けるドキュサインが大幅安。2-4月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回った。通期売上高見通しも上方修正しており、予想も
 上回った。ただ、市場は5-7月期のビリングの見通しが予想を下回ったことが嫌気され
 ているようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/106128

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/7)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=53.99(+1.40 +2.66%)
 
 NY原油は大幅続伸。米メキシコ間の貿易摩擦はまだ不透明感が強いものの、サウジ
 アラビアのエネルギー相が6月末で期限を迎える協調減産の期限延長について、石油
 輸出国機構(OPECの中では合意に近づいていると述べたことや、弱気の内容だった米
 雇用統計にも逆に早期利下げ期待が高まるとの見方で、米株が大幅高となったことに
 支援された。加えて、米国の時間帯の午後後半は、米国内の原油の稼動掘削装置(リグ)
 数が急減していたことで一段高となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/106131
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1346.10(+3.40 +0.25%)
 金8月限は続伸。時間外取引では、5月の米雇用統計の発表を控え、買いポジションの
 整理の動きが優勢となり、小反落となった。日中取引開始後は5月の米雇用統計が弱気
 の数字となり、ドル安が進行すると買い意欲が強まり、反発に転じ、直近の高値更新の
 動きとなった。前半で買い一巡後は最近の上昇で高値警戒感が強まっていることや、米
 株の上昇から利食い売りの動きもあり、上げ幅を縮小したが、堅調に引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/106130


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6月第2週 相場展望と予定

2019-06-02 23:58:13 | 相場展望

           
5月最終週の日経平均は、4週連続続落し、節目21000円を割り込んだ。
続落継続の背景は、米・中貿易摩擦問題を巡り、関税合戦の様相を呈した事。

中国が米国への対抗措置として、米国製品の追加関税実施やレアアースの輸出
制限を検討している事などである。加えて、米はメキシコ不法移民の対抗措置
として、メキシコ製品に5%の追加関税を賦課すると発言した事も、世界経済
減速懸念に現実味を持たせている事も、株安を引き起こした要因であった。
日本は、円高傾向も加わり、続落状態となった。

結局、日経平均は、週間で516円下落(↓2.44%)の20601円だった。

さて、6月第2週(6/3~6/8)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週明けの東京市場は、週末NY市場の貿易摩擦の拡大が懸念から下落しており
続落スタートになりそうである。ただ、今週の日経平均は大きく下落した反動
から、短期的なリバウンドも期待される。貿易摩擦の拡大が懸念があるため、
戻りは限定的になるかもしれない。

主な経済指標は、国内で、6/6の黒田日銀総裁講演や週末のメージャーSQ
算出などが注目される。
海外で、米で6/4のパウエルFRB議長発言、6/6の4月貿易収支、6/7
米雇用統計など。
ファーエイ問題から、米・中の報復関税合戦や、グローバル経済に保護主義の
足音が聞こえるが、G20を控えて、6月相場の切り返しを期待したい。

一時的に20000円台に接近する場面があっても、下バイアスがかかり過ぎて
おり、短期リバウンドとなるか、注目です。

日経平均、6月第2週(6/3~6/7)レンジは、20250円~20950円
程度を想定しています。

1.6月第2週(6/3~6/8)主なイベントと予定
 6/1
 中国 米国からの輸入品600億ドル相当への関税率引き上げ
 6/3
 日本 第1四半期法人企業統計
 日本 5月自動車販売台数
 日本 日ハウス、伊藤園、ティーライフ 各決算
  米 5月自動車販売
  米 5月ISM製造業景気指数
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
  米 トランプ米大統領、英国訪問 
 中国 5月財新製造業PMI
 6/4
 日本 5月マネタリーベース
 日本 不二電機、アインHD、泉州電 各決算
 日本 大英産業 IPO
  米 4月耐久財受注
  米 4月製造業受注
  米 パウエルFRB議長、挨拶
  米 セールスフォース、ティファニー 各決算
  米 NY連銀総裁、講演
  豪 中銀政策金利
 6/5
 日本 巴工業、フジコーポ、楽天地 各決算
  米 5月ADP雇用者数
  米 5月ISM非製造業景気指数
  米 地区連銀経済報告
  米 キャンベルスープ 決算
  米 クラリダFRB副議長、挨拶
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 中国 5月財新サービス業PMI
 中国 国家主席、ロシア訪問
  豪 第1四半期GDP
  デ デンマーク総選挙
 6/6
 日本 黒田日銀総裁、講演
 日本 5月都心オフィス空室率
 日本 トップカルチャー、スバル興 各決算
  米 4月貿易収支
  米 トランプ米大統領、フランス訪問
  米 シエナ 決算
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 NY連銀総裁、講演
  英 カーニー英中銀総裁、講演
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁会見
 6/7
 日本 メジャーSQ算出日
 日本 黒田日銀総裁、講演
 日本 4月家計調査
 日本 4月毎月勤労統計調査
 日本 4月景気動向指数
 日本 ベステラ、積水ハウス、日駐車、くら寿司、鳥貴族、ポールHD、ミライアル
    クミアイ化、アイモバイル、HIS、カナモト 各決算 
  米 5月雇用統計
  米 クラフト・ハインツ 決算
  米 サンフランシスコ連銀総裁、講演
 中国 4月貿易収支
 中国 休場(端午節)
 香港 休場(端午節)
  英 メイ英首相、保守党党首を辞任
 6/8
  世 G20財務相中銀総裁会議

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/31)
 今日のNY為替市場でドル円は下値模索が続き108.35円近辺まで下落する場面が
 見られた。きのうは一服していたものの、きょうの市場は再びリスク回避が強まってる。
 為替市場は円高の動きが強まっている。
 
  トランプ大統領がメキシコが米国への不法移民流入を止めるまでは、同国に対する関税を
 最高25%まで引き上げていく方針を打ち出した。市場にとっては寝耳に水だったかも
 しれない。
 
 NAFTAに代わる米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を脅かす行為でもあり、
 米中合意の可能性にも影響するとの声も出ている。米中対立の長期化に備えて企業はサプ
 ライチェーンを中国からメキシコにシフトするのではとの期待感もあっただけにネガティ
 ブ・サプライズとなっているようだ。
 
 この日発表の中国の企業景況感指標が弱い内容となったことや、中国政府がレアアース
 輸出規制導入を示唆していることも警戒感に繋がっている模様。
 これまで堅持していた109円のサポートをブレイクした格好だが、きょうはドルも軟化
 しておりドル円を圧迫。米国債利回りが下げ幅を拡大し、2年債は2%を割り込んだ。
 10年債も2.13%まで低下。このような中、イールドカーブはスティープ化が見られ
 ている。
 
 スティープ化でもブル・スティープ化で、10年債など長期ゾーン以上に政策金利に敏感
 な2年債など短期ゾーンの低下が激しく、それによってイールドカーブがスティープ化して
 いる状況。教科書的には景気の先行きに不安を強める中で、市場がFRBの利下げ期待を
 かなり高めていることを示している。
 
 実際、CMEがFF金利先物取引から算出しているFEDウォッチでは、年内据え置きの
 確率が10%まで低下している。逆に2回以上の利下げの確率を58%まで高めている
 状況。
 
 一方、ユーロドルは買い戻し。ドル売りがユーロドルを押し上げた。ただ、ユーロ自体の
 上値には慎重さも見られる。景気の先行き不透明感が強まっており、米国債利回りの下げ
 続いているが、一方でドイツ国債の利回りもマイナス幅を拡大している。きょうのドイツ
 10年債利回りは一時マイナス0.215%まで低下し過去最低を更新した。
 
 リスク回避のほか、この日発表のドイツの経済指標が弱かったことも利回りを押し下げた
 模様。来週はECB理事会が予定されているが、上記の状況では、声明やドラギ総裁の
 会見でポジティブな内容は期待できそうにない。
 
 ポンドドルも買戻された。ただ、ポンドも上値には慎重だ。来週はメイ首相が7日に辞任。
 英与党・保守党内では同時に後継レースが本格化して来る。市場ではEU強硬派の首相が
 誕生した場合の合意なき離脱のリスクを警戒しており、ポンドは上値が重い。市場の一部
 では、もし、合意なき離脱となった場合は、ポンドドルは1.20ドルまで下落する可能性
 も指摘されている。英国のリスクが高まる中で、資金が英国債への逃避が続いており、英
 10年債は0.88%まで低下している。5月の英10年債利回りの下げは国民投票が実施
 された2016年6月以来の下げ幅となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/105246
 
 米国債利回り
  2年債        1.916(-0.145)
  10年債      2.128(-0.085)
  30年債      2.570(-0.070)
  期待インフレ率   1.741(-0.008)
              ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で利回りは下げが続いている。きょうの市場は再びリスク回避の動きが
 強まった。トランプ大統領がメキシコが米国への不法移民流入を止めるまでは、同国に対する
 関税を最高25%まで引き上げていく方針を打ち出した。
 
 10年債利回りは2.13%台まで低下し、2年債が1.92%まで低下している。
 2-10年債の利回り格差は20(前日15)にスティープ化している。
 
 スティープ化でもブル・スティープ化で、10年債など長期ゾーン以上に政策金利に敏感な
 2年債など短期ゾーンの低下が激しく、それによってイールドカーブがスティープ化してる
 状況。教科書的には景気の先行きに不安を強める中で、市場がFRBの利下げ期待をかなり
 高めていることを示している。
 実際、CMEがFF金利先物取引から算出しているFEDウォッチでは、年内据え置きの確率
 が10%まで低下している。逆に2回以上の利下げの確率を58%まで高めている状況。
 https://fx.minkabu.jp/news/105245

3.NY株式市場  結果(5/31)
 NY株式31日
  ダウ平均        24815.04(-354.84 -1.41%)
  S&P500      2752.06(  -36.80 -1.32%)
  ナスダック       7453.15(-114.57 -1.51%)
  CME日経平均先物 20430     (大証比:-110 -0.54%)
 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅反落。きのうは一服していたものの、きょうの市場
 再びリスク回避の動きが強まった。トランプ大統領がメキシコが米国への不法移民流入を
 止めるまでは、同国に対する関税を最高25%まで引き上げていく方針を打ち出した。
 
 市場にとっては寝耳に水だったかもしれない。NAFTAに代わる米国・メキシコ・カナダ
 協定(USMCA)を脅かす行為でもあり、米中合意の可能性にも影響するとの声も出てる。
 米中対立の長期化に備えて企業はサプライチェーンを中国からメキシコにシフトするのでは
 との期待感もあっただけにネガティブ・サプライズとなった模様。
 
 この日発表の中国の企業景況感指標が弱い内容となったことや、中国政府がレアアース輸出
 規制導入を示唆していることも警戒感に繋がったようだ。
 
 GM、フォードといった自動車株の下げが目立った。関税が引き上げられた場合、米自動車
 業界への悪影響は必至で、特にフォードよりもGMのほうが影響が大きいとの分析も伝わっ
 ている。GMがメキシコで生産している車種はフォードよりも利益率が高い車種が多いという。
 ダウ平均は360ドル安まで一時下落し、2万5000ドルを再び下回った。
 
 ダウ採用銘柄はマクドナルド以外の29銘柄が下落。ベライゾンが下落しているほか、ダウ・
 インク、シスコシステムズ、ゴールドマン、P&G、ユナイテッド・テクノロジーズが下落。
 ベライゾンは、AT&Tと伴に通信キャリアの売りが目立ってる。ロイター通信が、アマゾン
 TモバイルUSとスプリントからプリペイド携帯事業の「ブースト・モバイル」の買収に興味
 を示していると報じた。
 
 ナスダックも大幅反落。クアルコムは上昇した以外は、アマゾン、マイクロソフト、フェイス
 ブックなど他のIT・ハイテク株は揃って下落した。
 
 ギャップが大幅安。2-4月期決算を発表しており、旗艦ブランドのオールドネイビーが予想
 外の減少だったことが市場の失望感を強めた模様。減少は約3年ぶり。
 同社はオールドネイビー部門のスピンオフを計画しているが、今回の決算を受けて、その
 魅力が低下するのではとの懸念が高まったようだ。
 
 企業向けソフトウェア開発のズオラが大幅安。2-4月期決算を発表しており、減益決算
 だったものの予想ほどではなかったものの、売上高は予想を下回った。5-7月期も1株
 利益は予想以上の減少が見込まれていることが嫌気された。
 https://fx.minkabu.jp/news/105243

4、NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(5/31)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=53.50(-3.09 -5.46%)
 
 NY原油は大幅続落。米大統領のメキシコに対する関税発表で貿易摩擦が懸念された事や
 中国の製造業購買担当者指数(PMI)悪化で景気減速懸念が高まったことを受け、リスク
 回避の動きが広がったことが圧迫要因になった。
 https://fx.minkabu.jp/news/105242
 
 NY金先物8月限(COMEX)(終値)
  1オンス=1311.10(+18.70 +1.45%)
 金8月限は続伸。時間外取引では、米大統領のメキシコに対する関税発表や中国の製造業
 購買担当者指数(PMI)悪化などを受けて堅調となった。日中取引では、株安やドル安を
 受けて堅調となり、4月11日以来の高値1311.9ドルを付けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/105240


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5月最終週 相場展望と予定

2019-05-26 23:58:03 | 相場展望

           
5月第4週の日経平均は、続落した。週間ベースでは3週連続安となった。リスク
回避の動きが広がった要因は、米国のファーウェイなど中国企業に対する制裁禁輸
措置の米中貿易戦争であった。リスク回避圧力は、米中以外の各国企業にも及んで
おり、その流れを受けた日経平均は、週間を通して軟調となった。

結局、日経平均は、週間で132円下落(↓0.63%)の21117円だった。

さて、5月最終週(5/27~6/1)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週明けの東京市場は、週末NY市場が上昇して反発スタートになりそうである。
ただ、米中貿易戦争の様相の中、米国による中国ファーウェイ排除の動きが相場の
悪材料として作用している。ファーウェイ問題は、半導体企業への収益に悪影響を
与えるだけにやっかいである。

また、原油相場の下落やメイ英首相辞任等EU政治リスクもあり、予断を許さない
状況で、日経平均の重石となっている。

とは言っても、日米関係は良好で、日米貿易協議での米要求は、国内参院選まで
猶予ができ、朗報ではある。

主な経済指標は、国内で、5/31日本版雇用統計が注目される。
海外で、米で5/30のGDP改定値、中国で5/31のPMIなどが注目です。

ファーエイ問題が織り込まれつつあり、実質6月相場へ突入するので新たな物色
探しの期待もあります。
一時的に21000円割れがあっても、押し目を狙う戦術が有効そうです。

日経平均、5月最終週(5/27~5/31)レンジは、21000円~21550円
程度を想定しています。

1.5月最終週(5/27~5/31)主なイベントと予定
 5/25
 日本 トランプ米大統領、来日(~5/28)
 5/26
  独 ブレーメン州議会選挙
  西 スペイン地方選挙
 ベル ベルギー連邦議会選挙(下院)
 5/27
 日本 黒田日銀総裁、講演
 日本 プラネット、DyDo 各決算
 日米 首脳会談、共同記者会見
  米 NY市場、メモリアルデー祝日で休場
 5/28
 日本 4月企業向けサービス価格指数
 日本 スリープロ、タカショー 各決算
  米  消費者信頼感指数(5月)
  米 3月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米 国債入札 2年債(400億ドル)
         5年債(410億ドル)
 EU 首脳会議
 5/29
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 日鉄鉱 決算 
  米 国債入札 7年債(320億ドル)
   加 カナダ中銀政策金利
 5/30
 日本 アイ・ケイ・ケイ、パーク24、内田洋行、菱洋エレ 各決算
 日本 バルテス IPO
  米 第1四半期GDP改定値
  米 4月中古住宅販売制約指数
   米 コストコ、ダラー・ゼネラル、ダラー・ツリー、アルタ・ビューティ、ギャップ 各決算
  米 クラリダFRB副議長、講演
 5/31
 日本 4月有効求人倍率
 日本 4月完全失業率
 日本 4月東京都区部消費者物価指数
 日本 4月鉱工業生産指数
 日本 4月新設住宅着工戸数雇用統計
 日本 東和フード、トリケミカル、ダイサン、ACCESS 各決算
  米 4月個人所得/個人支出
  米 国債償還 2年債(291億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(289億ドル)
 中国 5月製造業PMI
  ト  第1四半期トルコGDP
 6/1
 中国 米国からの輸入品600億ドル相当への関税率引き上げ

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/24)
 今日のNY為替市場はドル売りが優勢となり、ドル円は109.30円付近まで下落。
 きょうはトランプ大統領の発言もあって、前日に高まっていた米中貿易問題への懸念が
 一服しており、ドル円も109.70円近辺まで上昇する場面が見られた。しかし、
 その後は戻り売りに押されている。円高よりもドル売りがドル円を圧迫。
 
 ドル売りを誘発するファンダメンタルズ的な材料はないが、米市場が明日から3連休に
 入ることもあり、ポジション調整が出ているものと見られる。目先は今月安値109円
 ちょうど付近が下値サポートとして意識される。
 
 ユーロドルは1.12ドル台に上昇。きょうの上げで21日線を上回っており、来週
 以降の動きが注目される。週明けには欧州議会選挙の結果が判明するが、ポピュリスト
 政党の躍進が予想されている。しかし、世論調査では主導権を握るまでの勢いはなさ
 そうだ。
 
 特にユーロ自体の買い材料は見当たらず、ドルロングの調整がユーロドルを押し上げた
 ものと思われる。きのうはユーロ圏やドイツのPMIが発表になっていたが、いずれも
 弱い数字が並んだ。下期のユーロ圏の景気回復のシナリオを遠ざける内容ではある。
 ECBの追加緩和も見込まれるなか、ユーロの上値を積極的に追う動きまでは期待でき
 そうにない。
 
 ポンドも買い戻しが出ており、ポンドドルは1.27ドル台に上昇。きょうはメイ首相が
 6月7日に退陣する事を表明した。同時に次期首相を選ぶ保守党・党首選レーススタート
 となる。離脱強硬派のジョンソン前外相が立候補を表明しており、人気も高まっている
 ようだ。ただ、合意なき離脱のリスクもその分高まる。英議会では合意なき離脱はしない
 ことで通過しており、可能性はなお低いものの、テールリスクとしてはこれまで以上に
 意識されるところ。誰が次期首相になるかわからないが、ポンドはこの先も不安定な動き
 が警戒される。
 https://fx.minkabu.jp/news/104472
 
 米国債利回り(NY時間16:26)
  2年債        2.164(+0.018)
  10年債      2.320(+0.002)
  30年債      2.751(-0.002)
  期待インフレ率   1.771(+0.008)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場、10年債利回りは横ばい。前日終値を挟んで上下動に終始した。
 このところの上げの利益確定の動きが出て利回りは下げ止まっていたものの、一方で
 米中貿易問題に絡んだ先行き不透明もあり、売買が交錯した。本日は3連休前で短縮
 取引となる中、方向感のない値動きが続いた。
 2-10年債の利回り格差は16(前日17)。
 https://fx.minkabu.jp/news/104470

3.NY株式市場 結果(5/24)
 NY株式24日
  ダウ平均     25595.56(+105.09 +0.41%)
  ナスダック      7642.28( +14.00 +0.18%)
  CME日経平均先物 21125    (大証比:+25 +0.12%)
 
 NY時間の終盤に入ってダウ平均は100ドル超の上げを続けている。きょうのNY
   株式市場でダウ平均は反発。前日は米中貿易協議への警戒感をきっかけに先行き不安
 も加わり、一時400ドル超下落していたが、きょうはその動きが一服。

 トランプ大統領がきのう、米中貿易協議は早期に合意に至る可能性に言及したことで
 安心感が出ているようだ。また、ファーウェイとの取引については、合意に至った
 場合には、何らかの形でその中に含めるかもしれないと述べていた。メイ首相が6月
 7日に退陣することを発表したが、特に市場はネガティブな反応を見せていない。
 
 ダウ平均は寄り付きから上昇し、一時180ドル高まで上昇したが、買い一巡後は
 戻り売りが強まり、前日付近まで下落する場面も見られた。3連休を控えている事や
 原油が急速に売りに押されたことが圧迫した模様。しかし、プラス圏を維持する中、
 ダウ平均は再び上げ幅を広げている。
 
 ダウ採用銘柄ではボーイングが上昇しているほか、JPモルガン、ダウ・インク、
 ウォルマートが上昇。一方、マクドナルド、コカコーラが軟調。
 
 ボーイングは米連邦航空局(FAA)が737MAXの運航再開に向けた会合をテキ
 サスで行っており、出席したエルウェル局長代行が、「非常に勇気付けられる内容
 だった」と述べたことで期待感が広がっている。SECが737MAX関連の情報
 開示で調査をしているとの報道が伝わり上げ幅を縮小する場面も見られたが、一時的
 な反応に留まっている。
 
 ナスダックも反発。アマゾンやフェイスブック、ネットフリックスが上昇。一方、
 テスラの下げは続いており、クアルコムも続落している。
 
 電気トラック製造のワークホースが大幅高。トランプ大統領が改めてGMがオハイオ
 州ローズタウンの遊休工場を売却すると述べたことを好感している。
 
 スポーツ用品販売最大手のフットロッカーが大幅安。2-4月期決算を発表しており、
 既存店売上高が予想を下回ったほか、1株利益、売上高とも予想を下回った。
 
 HPが上昇。2-4月期の決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 コスト削減が奏功し始めている。通期の利益見通しは従来からレンジを狭め予想を上
 回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/104464

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(5/24)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=58.63(+0.72 +1.24%)
 
 NY原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.72ドル高。
 その他の限月は0.74~1.11ドル高。
 
 トランプ米大統領が「中国との協議は早期に進展するとみている」との認識を示した
 こともあり、前日に大幅安となった反動が現れた。
 トランプ米大統領が中東に約1500人を追加派兵するよう指示したことは、対立する
 イランの緊張感を高めた。ただ、同大統領は増派については主に防御の役割であり、
 様子を見守ると述べた。
 
 時間外取引で7月限は堅調に推移し、通常取引序盤にかけては58.98ドルまで
 上昇した。その後は一転して売りが優勢となり、57.50ドルまで下げに転じる
 場面はあったが、引けにかけては買いが盛り返した。
 https://fx.minkabu.jp/news/104469
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1289.20(-1.80 -0.14%) 
 
 金8月限は小反落。金の代替資産とされるドルが軟調に推移したものの、金は売り
 優勢だった。前日の引け後にトランプ米大統領が「中国との協議は早期に進展する
 とみている」との認識を示したことが、悪化する米中貿易摩擦に対する警戒感を後退
 させた。トランプ米大統領は来月末のG20首脳会議で習近平・中国国家主席と会談
 する見通し。
 https://fx.minkabu.jp/news/104471


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