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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

9月第2週 相場展望と予定

2016-09-04 23:52:40 | 相場展望

               
8/29~週の日経平均は、上昇しました。前週末のジャクソンホール会合で
イエレンFRB議長が、年内利上げと9月利上げの可能性を示唆した事による
ドル高と円安が進行が背景でした。

米経済は良好な指標が多く、雇用水準もADP雇用統計など、週末の雇用統計
発表前に、為替水準の変更の暗示するものであった。

結局、日経平均は、週間で564円上昇(↑3.45%)16925円の大引けでした。

9月第2週(9/5~9/9)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末の米雇用統計は、ここ2カ月強めに出ていた非農業部門雇用者数が、事前
予想+18万人を下回る+15.1万人に留まったものの、年内の利上げ期待が
維持され、ドル買い基調の継続が意識されて、ドル/円は104円程度です。

NY株式市場の続伸と相まって、週明けの東京市場、日経平均は17000円
回復してのスタートが期待されます。

また、G20財務相・中央銀行総裁会議で、経済対策関連も議題に上ることで、
日本株は、持ち合い放れからリバウンドを強める展開も期待されます。

週末にメジャーSQを控えても、9/20、21の日銀・政策決定会合で金融
緩和策の強化を探る動きもあり、下値は限定的と捉えたい。

日経平均、9月第2週(9/5~9/9)レンジは、16900円~17400円程度
を想定しています。

1.9月第2週(9/5~9/9)主なイベントと予定
 9/4
  世  G20首脳会議(~9/5 中国杭州)
 9/5
  日本 7月毎月勤労統計
 日本 学情、ピジョン 各決算
 日本 黒田日銀総裁 講演
 日本 ソフトバンク、英アーム社買収完了
  米   休場(レーバーデー祝日)
 中国 8月財新サービス業PMI
 9/6
 日本 くらコーポ、イーブック 各決算
 日本 東アジア首脳会議(~9/8)
  米   8月ISM非製造業景況指数
  米   米国議会再開
  米   サンフランシスコ連銀総裁 講演
  豪    中銀政策金利
 9/7
 日本 7月景気動向指数
 日本 ビューテイガレージ、イハラケミカル 各決算
  米   地区連銀経済報告(ベージュブック)
   米   アップル、新商品発表イベント開催
   豪   第2四半期GDP
  英   カーニー英中銀総裁  講演
  世   リオデジャネイロ パラリンピック開催(~9/18)
 9/8
 日本 第2四半期GDP改定値
 日本 8月景気ウオッチャー調査
 日本 7月国際収支
 日本 8月都心オフィス空室率
 日本 積水ハウス、アスカネット、シーシーエス 各決算
 日本 中曽日銀副総裁 講演
  米   新規失業保険申請件数(~9/3迄の週)
 中国 8月貿易収支
 EU   ECB政策金利
 EU  ドラギECB総裁 記者会見
  世  7月OECD景気先行指数
 9/9
 日本 オプションSQ算出日
 日本 8月マネーストック
 日本 鳥貴族、菊池製作所、丹青社 各決算
  米   ボストン連銀総裁  講演
  中国  8月消費者物価指数
 中国 8月生産者物価指数
 北朝 建国記念日
 EU  ユーロ圏財務相会合
 EU  EU財務相非公式会合

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/2)

 市場が注目していた21時半の米雇用統計(8月)は、ここ2ヵ月相当強めに出ていた
 非農業部門雇用者数、(NFP)が、事前予想の+18.0万人を下回る+15.1万人に
 とどまった。また0.1%の改善が見込まれていた失業率が4.9%と前回と同水準。

 平均時給が前月比+0.1%と予想、前回よりも低水準にとどまるなど、軒並み厳しい
 数字となった。

 この結果を受けて、市場では9月の利上げ期待が後退した。発表前まで3割を超え
 ていた金利面での利上げ織り込みは、2割程度まで急落。ドルはいったんほぼ全面
 安となった。

 しかし、ドル売りの動きは限定的なものにとどまり、すぐに値を戻す展開に。年内の
  利上げ期待が大勢派にとどまったことや、月曜日が休場となるNY勢がドル売り
  ポジションを維持することを嫌い、調整の動きを強めたことなどが、ドル高円安の
  要因となった。

 ドル円は103円40銭近辺で雇用統計を迎えた後、102円80銭近辺まで値を
 落としたものの、その後発表前の水準を大きく超えて上昇。一時104円30銭台
 まで上値を伸ばした。米株、欧州株が軒並み上昇し、リスク選好での円売りが出た
 ことも、ドル円を支える結果となった。

 ロングウィークエンド前で参加者が減ったNY午後は高値から調整の動きがやや
 優勢となったが、104円割れ程度までの戻しにとどまるなど、ドル高円安基調が
 継続して、週の取引を終えている。   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=329729

 2日のNY債券市場は、注目された米雇用統計が弱めに出たことで、9月の利上げ
 期待が後退したとして、一時買いが優勢(金利が低下)になる展開がみられた。

 しかし、その後動きは反転。2年債などの利回りは、いったんの低下分を完全に解消
 する動きがみられた。年内の利上げ期待が大勢を維持するなど、早期の利上げ期待が
 継続したことで、債券価格の低下が限定的なものにとどまった。
 10年債利回りは一時1.54%まで低下したものの、その後1.62%まで戻している。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=329726
3.NY株式市場 結果(9/2)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は一時120ドル超の上昇を見せた。終値の前日比は、
 ダウ工業株30種平均が72.66ドル高の1万8491.96ドル、ナスダック総合指数が
  22.69高の5249.90、S&P500が9.12高の2179.98。

 注目された米雇用統計において非農業部門雇用者数、失業率、平均時給などが軒並み
 予想よりも弱い数字となり、9月の利上げ期待が後退。株式市場は雇用統計の弱さよりも、
 利上げ期待が後退を好感する形で、朝から大きく上昇する形となった。

 欧州株式市場もストックス欧州600指数が4月以来の高値を付けるなど堅調で、世界
 的に株高の動き。

 来週月曜日がNY市場の休日にあたり、ロングウィークエンドとなることもあり、終盤に
 かけてはポジション調整の動きが優勢となったが、主要指数が軒並みプラス圏で引ける
 など、地合いは堅調。

 ダウ採用銘柄では、ボーイング、アップルなどの上昇が目立った。また、ここ3日ほど
 値を落としていたNY原油先物が大きく反発を見せたことで、原油関連株などにも買い
 が入っており、シェブロン、エクソンモービルなどが上昇した。

 一方、ウォルマートなどは冴えず、雇用統計を受けての家計の消費への警戒感も少し
  出ていた。

 来週は地区連銀経済報告(ベージュブック)などが予定されている。それほど目立った
 経済指標の発表は予定されていない。  http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=329723

4.NY市場、原油先物10月限、金先物12月限 各結果(9/2) 

 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=44.44(+1.28、 +2.9%)

 NY原油は急反発。10月限は、連日の急落で買いが先行したあと、ドル高で後退したが、
 米雇用が予想を下回って9月の米利上げ観測が後退したため、一気に44ドル台に切り
 返した。ドルの急落も強材料。

 ただ、ドルの急反発で上げ幅を削った。米国の3連休も手じまいを促した。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=329718
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1329.9(+9.5、 +0.97%)

 2日のNY市場の金は続伸。
 金12月限は、ドル反発で値を消したが、米雇用が予想を下回って9月利上げ観測が後退し、
 1週間ぶりの高値に急伸した。ただ、ドル・株価の急反発で上げ幅を削った。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=329717


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8月最終週 相場展望と予定

2016-08-28 23:58:51 | 相場展望

             
8/22~週の日経平均は、週末、米でのジャクソンホールのFRBイエレン議長
講演を控え、様子見ムードで終始した。参加者限られる中、週末以降、円高是正
される思惑の中、先物主導の売り戦術で、200円近い下落となった。

結局、日経平均は週間で185円安(↓1.12%)16360円の大引けでした。

8月最終週(8/29~9/2)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

明日からの日系平均、週末のジャクソンホールでのイエレンFRB議長講演の
内容を受けた欧米市場の動向に影響を受けることになる。明言を避けたものの
利上げ時期が近いことを示唆する内容で、NY株式市場は下落も、為替は反応。
円相場が底堅い中、円高是正の動きで、101円台に乗せており、週末下落分
どこまで戻せるか、キーとなりそうです。

もっとも、8/30の日本版雇用統計、8/31米ADP雇用統計、9/2米雇用
統計の重要統計を控え、週末にかけ一喜一憂の場面の想定されます。

ただ、米雇用統計が想定通りの着地を想定すれば、円高是正への方向を示唆
外需株を中心に買い戻される展開を想定したい。

日経平均、8月最終週(8/29~9/2)レンジは、16300円~16900円
程度を想定しています。

1.8月最終週(8/29~9/2)主なイベントと予定
 8/29
 日本 ダイドードリンコ、東和フード 各決算  
  米  7月個人所得
  米 7月個人支出
  英  休場
 8/30
 日本 7月完全失業率
 日本 7月有効求人倍率
 日本 7月家計調査
 日本 アイケイケイ、スリープロ 各決算

  米    6月S&Pケースシラー住宅価格指数
   米   8月コンファレンスボード消費者信頼感指数 
 8/31
 日本 7月鉱工業生産指数
  日本 デファクトスタンダード 新規上場
 日本 パーク24、トリケミカル研究所 各決算

 日本 ZMPフォーラム(~9/2、東京 六本木)
 日本 サウジアラビア副皇太子、訪日
  米   8月ADP雇用者数
  米    7月中古住宅販売成約指数
  米   8月シカゴ製造業景況指数
  米   国債償還 2年債(289億ドル)
               5年債(288億ドル)
  米   ミネアポリス連銀総裁 講演
  米   ボストン連銀総裁  講演
  印  4~6月GDP
   独   8月失業率/失業者数
 EU  7月ユーロ圏失業率
 EU  8月ユーロ圏消費者物価指数速報値
 9/1
 日本 4~6月期法人企業統計調査
 日本 伊藤園、マルチザネット、内田洋行 各決算
 日本 ユニー/ファミリーマートHD発足予定

  米    8月自動車販売台数
  米   8月ISM製造業景況指数
  米    新規失業保険申請件数(~8/27までの週)
  米   クリーブランド連銀総裁、講演
  中国 8月製造業PMI
 中国 8月財新製造業PMI
 9/2
 日本 ベイカレント・コンサルティング 新規上場
 日本 8月消費動向調査
 日本 ロックフィールド、ファースト住建 各決算
 日露 首脳会談

  米  8月雇用統計
  米   7月製造業新規受注
  米  リッチモンド連銀総裁  講演
  9/4
  世  G20首脳会議(~9/5、中国杭州)

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/26)

 今日のNY為替市場はドル買いが強まり、ドル円は102円手前まで上昇する
  場面も見られた。この日の最大の注目はイエレンFRB議長の講演だったが、
  議長は 「この数ヵ月で追加利上げへの説得力が増した」と述べた。この発言
  に講演が伝わった直後は為替市場もドル買いの反応を見せたが、その場は
  直ぐに戻していた。あくまで市場が期待していたのは9月ヒントを示すかどうか
  だったが、それについては明確な言及はなかった。

 一方でイエレン議長の講演を通過し、ドル売りの動きも見られなかった事から、
 ドル安を期待していたショート勢からの買戻しも出ていた。その流れの中で、
 フィッシャーFRB副議長の発言が流れ、「8月雇用統計はFOMCの決定に
 影響。イエレン議長の発言は9月利上げの可能性と整合」と述べた事をきっ
 かけにドル買いが加速している。

 来週は米雇用統計の発表が予定されているが、その中味次第では、9月利上
 げの可能性が一気に高まりそうな気配も出てきている。ドルショートを積み上げ
 ていたファンド勢もリスクを意識し巻き戻しを活発化させた模様。

 ドル円はイエレン議長の講演後に100円割れを試す動きも見られたが、一気
 に反転し、102円手前までストップを巻き込んで上昇している。二桁をターゲット
 にしたショートポジションがかなり積み上がっていたこともあり、一気に巻き戻しが
 入った格好。ドル円の上昇に他のユーロ円やポンド円といったクロス円も上昇
 しており、ユーロ円は114円台を回復している。

 一方、ユーロドルは売りが強まり、1.13台から一時1.11台まで下落している。
 21日線とフィボナッチ38.2%戻しが控える1.1210付近を下回ってきており、
 7月下旬から続いているリバウンドの流れが一旦終了するか、来週以降の動き
 に注目。

 ポンドドルも1.32台半ばに上昇後、1.31台前半に下落している。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=328616
 米国債利回り
   2年債          0.841(+0.051)
   10年債        1.623(+0.050)
   30年債        2.284(+0.021)
   期待インフレ率   1.487(-0.015)
                   ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、利回りは上昇。きょうはイエレンFRB議長の講演が伝わり、
 議長は「この数ヵ月で追加利上げへの説得力が増した」と言及した。年内の利上げ
 可能性は示したように思われるが、あくまで市場が期待していたのは9月のヒント
 を示すかどうかだったが、それについては明確な言及はなかった。

 ただ、その後にフィッシャーFRB副議長が「8月雇用統計はFOMCの決定に影響。
 イエレン議長の発言は9月利上げの可能性と整合」と述べたことから、急速に9月
 利上げ期待が高まり、利回りは急速に上昇している。

 10年債利回りは一時1.6%台を回復し、政策金利に敏感な2年債は0.8%を上
  回っている。2-10年債の利回り格差は+78(前日+80)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=328609

3.NY株式市場 結果(8/26)

 NY株式26日
   ダウ平均       18395.40(-53.01 -0.29%)
   S&P500        2169.04(  -3.43 -0.16%)
   ナスダック         5218.92(  +6.71 +0.13%)
   CME日経平均    16585     (大証比:+185 +1.12%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は下落。きょうはイエレンFRB議長の講演が伝わり、
 議長は「この数ヵ月で追加利上げへの説得力が増した」と言及した。年内の利上げ
 可能性は示したように思われるが、あくまで市場が期待していたのは9月のヒントを
 示すかどうかだったが、それについては明確な言及はなかった。

 株価は講演後に上昇の反応を見せ、ダウ平均は一時123ドル高まで上昇した物の、
 その後、急速に下げに転じた。フィッシャーFRB副議長が「8月雇用統計はFOMC
 決定に影響。イエレン議長の発言は9月利上げの可能性と整合」と述べたことから、
 急速に9月利上げ期待が高まり、株価は売りが強まっている。

 ただ、同時に景気回復や緩やかな利上げへの期待感も出ていることから、後半は
 下げ渋る動きも見せ、ダウ平均は小幅な下げに留まっている。米国債市場で利回り
 が上昇したことから銀行株が堅調。

 ダウ採用銘柄ではベライゾン、マクドナルド、デュポンが下落。一方、メルク、インテル、
 ジョンソン&ジョンソンが上昇。

 ウェブサービスのラックスペースが上昇。投資会社のアポロ・グローバルが1株32ドル
 の現金で買収すると発表した。買収総額は43億ドルで、前日終値を6%上回る水準。
 買収は第4四半期の完了する計画となっている。

 ゲームソフト販売のゲームストップが商いを伴って下落。第2四半期の決算が予想を
 下回ったことが嫌気されている。第2四半期は新作が少なく販売が苦戦した模様。
 売上高は7.4%下落し16.3億ドルとなった。市場の予想では17.1億ドルが見込まれ
 ていた。健康食品のハーバライフが下落。著名投資家のアックマン氏によると、同社の
 大株主アイカーン氏が持ち株を売却していることを証券会社から聞いたと述べた事が
 売り材料。アックマン氏はハーバライフ株を10億ドル以上ショートにしていること明らか
 にし、アイカーン氏が売り手になれば、ハーバライフの衰退は加速するとも語っていた。

 ナスダックは後半に下げ渋り小高く終えた。アマゾンやフェイスブックが上昇したほか、
 アムジェン、セルジーンなどバイオ株も堅調。一方、アップルやマイクロソフトは下落
 している。FRBの幹部からはハイテク株のバブルの可能性も指摘されていた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=328607

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果

 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=47.64(+0.31 +0.65%)
 ブレント先物10月限(ICE)(終値)
  1バレル=49.92(+0.25 +0.50%)
 ブレント-WTI 2.28 
  
 26日NY原油先物期近10月限は続伸。サウジアラビアとイランの石油相が9月の
 石油輸出国機構(OPEC)非公式協議に出席する見通しとなり、増産凍結合意への
 期待感が強まったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が景気動向
 に楽観的な見通しを示したことなどから切り上がった。
    
 10月限は、夜間取引ではサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が
 重大な介入は必要ないとの見方を示したことが重しとなっていたが、立会い開始後
 下げ渋ると、序盤以降は一転して買い進まれ、一時、48.46ドルと1週間ぶりの水準
 へ上昇した。             http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=328601 

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1325.9(+1.3 +0.10%)
 
 26日NY金先物相場は反発。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が景気
 動向に楽観的で、利上げの可能性に言及するも、市場の予想範囲内だったことから
 切り上がったものの、フィッシャーFRB副議長が9月の利上げの可能性を示唆し、
 ドルが一段と上昇したため、その後は上げ幅を削ることとなった。
              
 12月限は、時間外取引から堅調に推移すると、イエレンFRB議長の講演開始後は下落後
 一時、1346.0ドルへと大きく切り返したが、その後は9月の利上げの可能性が意識
 されることとなり、前日付けた7月25日以来の安値(1321.0ドル)に急接近。同水準を
 割り込むまでには至らなかったが、終盤は戻りが限られた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=328598



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8月第4週 相場展望と予定

2016-08-21 23:58:17 | 相場展望

            
/15週の日経平均は、お盆週とリオ五輪後半戦を迎え、参加者が限られる
薄商いの中、為替の円高要因から先物主導の売りも入り、日系平均は大台を
目前に、下落となった。

日経平均は、週間で374円下落(↓2.21%)の16545円の大引けでした。

8月第4週(8/22~8/26)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

主要な経済指標の発表が少ない中、週末に予定されているイエレンFRB議長
ジャクソンホールでの講演があるが、それまで為替が大きく振れる事は、ない
展開とすれば、上値・下値も限定的になるかもしれない。

日経平均、8月第4週(8/22~8/26)レンジは、16250円~16850円
程度を想定しています。

1.8月第4週(8/22~8/26)主なイベントと予定
 8/22
  日本  7月粗鋼生産
  日本  7月コンビニ売上高
  日本  タカショー 決算
 8/23
 日本  黒田日銀総裁、挨拶
  日本  ヤガミ 決算
 日本  大阪維新の会、臨時党大会
  米   7月新築住宅販売件数
  米   7月北米半導体製造装置BBレシオ
  米   ベストバイ 決算
  米   国債入札 2年債(260億ドル)
  独   8月製造業PMI速報値
 EU   8月製造業PMI速報値
  8/24
 日本  気象庁3カ月予報
 日本  日産、自動運転システム搭載「セレナ」発売
  米   7月中古住宅販売件数
  米   HP 決算
  米   国債入札 5年債(340億ドル)
 8/25
 日本  アインHD 決算
 日本  全国学力テスト結果 公表(文科省)
  米   7月耐久財受注
  米   新規失業保険申請件数(~8/20までの週)
  米   ティファニー、ゲームストップ 各決算
  米   ジャクソンホール年次シンポジウム開催(~8/27)
  米   国債入札 7年債(280億ドル)
   独   8月Ifo景況感指数
 8/26
 日本  7月消費者物価指数
 日本  4~6月GPIF運用実績
 日本  HIS,ラクーン 各決算
  米   第2四半期GDP改定値
  米  イエレンFRB議長 講演
  英  第2四半期GDP改定値

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/19)

 今日のNY為替市場はドル売りが一服している。今週はFRBの利上げの動向に
 市場の関心が高まっており、FOMC議事録や、ダドリーNY連銀総裁の9月利上
  げ可能性の指摘もあったが、市場は利上げ期待をさほど高めることはなかった。

 ただ、前日のウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁も9月利上げに可能性を
 指摘していたこともあり、市場も若干リスクを感じているのかもしれない。これに
  ついては来週のイエレンFRB議長のジャクソンホールでの講演が答えを出して
  くれるものと思われる。

 きょうは経済指標など材料もないなか、週末ということもあり、為替市場は調整
 主体の動きとなった。

 ドル・円は序盤に100円割れを試す動きも見られたが、大台は維持された。米
  国債利回りが急速に上昇していたこともサポート。しかし、100.40/50付近には
  ファンド勢の売り観測が根強い。米大手銀からの戻り売り推奨も出ている模様で、
  更なる下落を見ている向きは多いようだ。きのうまでの2日間でドル円は100円
  割れが3度あったが、いずれも買い戻されており、ショート勢もきょうは、やや下値
 慎重になっていたのかもしれない。

 ユーロドルは1.13台前半に下落。きょうは1日を通して利益確定売りに押されて
  いる。前日は1.1365付近まで上昇していたが、ロンドン時間には1.1300付近
  まで下落していた。特にユーロの悪材料はなく週末を控えて調整売りが入ったもの
  と思われる。

 今週のユーロドルは買戻しが加速しており、移動平均からも上放れする動きとなっ
 ている。特にユーロを買うファンダメンタルズ的な材料はないが、ドルやポンドが
 軟調に推移する中、消去法的に買われている。さすがに短期的には過熱感も出て
  きており、過熱感を示すテクニカル指標であるRSIは買われ過ぎの水準である70
 に接近していた。一旦調整売りが出てもおかしくはない。
 
 ポンド・ドルは序盤に戻り売りが強まり、1.30台前半に下落する場面も見られた。
 一部報道でメイ英首相が、2017年4月までにリスボン条約の第50条を発動して
 正式な離脱通知をする方向に傾いていると伝わった。来年はフランス大統領選が
  4月から5月に、ドイツの連邦議会選挙が9月までに控えており、その前に正式な
  通知をしたい意向だという。

 市場の一部には離脱通知は先延ばしになるのではとの見方もあり、来年一杯は
  ない可能性も伝わっていたことから、市場も驚きだったようだ。ただ、引き伸ばす
  ことがポンドにとってどうなのかは見方が分かれるところではある。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=327517
  米国債利回り(NY時間17:00)
   2年債          0.746(+0.045)
   10年債        1.578(+0.043)
   30年債        2.287(+0.027)
   期待インフレ率    1.495(+0.009)
                   ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、利回りは上昇。今週はダドリーNY連銀総裁やウィリアムズ・
 サンフランシスコ連銀総裁から9月利上げの可能性も指摘された。市場は早期利
  上げ期待をさほど高めていなかったが、やや意識はしており、来週のイエレン議長
  の講演を前に、利益確定が優勢となった。

 10年債利回りは一時1.59%台まで上昇し、政策金利に敏感な2年債は0.75%台
  まで上昇。

 2-10年債の利回り格差は+83(前日+82)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=327513

3.NY株式市場 結果(8/19)

 NY株式19日
   ダウ平均       18552.57(-45.13 -0.24%)
   S&P500       2183.87(  -3.15 -0.14%)
   ナスダック        5238.38( -1.77 -0.03%)
   CME日経平均  16485     (大証比:-35 -0.21%)

 今日のNY株式市場、ダウ平均は反落。決算もピークアウトし、株式市場の関心は
 FRBの金融政策の動向に移っている。今週はダドリーNY連銀総裁やウィリアムズ・
 サンフランシスコ連銀総裁から9月利上げの可能性も指摘されたが、市場は利上げ
 期待をさほど高めていない。

 しかし、株式市場もやや意識はしており、週末ということもあって、利益確定売りが
 優勢となった。ダウ平均の下げ幅は一時100ドルを超える場面も見られたが、その
  後は買戻しも入り下げ渋っている。

 きょうは原油も上昇の勢いが一服しており、WTIは小幅高で推移したことから、
 エネルギー関連株に利益確定売りが出ていた。

 ダウ採用銘柄ではシェブロン、エクソンモービルが軟調なほか、ウォルマート、マク
 ドナルドが下落。一方、ナイキが上昇。ナイキはサプライチェーンのパートナーシッ
 プとしてアポログローバルとの提携が発表されている。

 農機具のディーアが商いを伴って大幅高。決算を発表しており、1株利益が予想を
 上回ったほか、良好な通期見通しも示している。通期の純利益は13.2億ドルを見込
 んでおり、5月に示した12億ドルから上方修正している。農業不況が叫ばれる中、
 トラクターの販売コスト削減が奏功した。今後、現在の農業不況が続いたとしても、
 2018年末には少なくとも、税引き前利益を5億ドル引き上げるとの楽観的な指摘も
 聞かれた。

 スポーツ用品販売のフット・ロッカーが大幅高。5-7月期の決算を発表しており
 予想を上回った。ナイキやアンダーアーマーとの関係強化が奏功している。NBA
 ファイナルに出場した選手によってポロモートされたバスケットボールシューズや、
 ランニングシューズの販売が伸びている。

 ナスダックは小反落。全体的にIT・ハイテク株は全般に軟調な動きではあったが、
 半導体関連の上昇が指数をサポートした。

 その中でもアプライド・マテリアルズが上昇し指数をサポート。半導体メーカーや
 フラットパネルメーカーからの需要増を見込み、良好な業績見通しを示していた。
 5-7月期決算も予想を上回っている。需要がピークとの観測も一部では出ているが、
 同社のCFOは第4四半期も来年度の第1四半期も需要は好調が持続するとの見通し
 を示した。              http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=327510

4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/19)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=48.52(+0.30 +0.65%)

 19日のzNY原油は続伸。9月限は、買いが先行して前日高値を抜いたあと、米
 年内利上げ観測によるドル高で48ドルを下回ったが、石油輸出国機構(OPEC)・
 ロシアの増産凍結協議に対する期待で反発した。テクニカル好転やガソリンの上値
 追いも、週末を控えた買い戻しを誘った要因。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=327512
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1346.2(-11.0 -0.52%)  

 19日のNY金先物相場は反落。
 金12月限は、ドル高・原油安や金上場投信の保有金減少、米金融当局者の9月
 利上げ発言で前日安値を下回った。ただ、今週安値の維持や、米国株の下落で持ち
 直した。               http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=327511


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8月第3週 相場展望と予定

2016-08-14 23:58:08 | 相場展望

           
8/8からの日経平均は、この2、3カ月の円高進行の中、国内企業は
思った程悪くない決算や米国株の堅調さなどを支えに、東京株式市場
強含み、日経平均は、お盆前の上昇相場となりました。

結局、日経平均は、週間で665円上昇(↑4.09%)16919円でした。

8月第3週(8/15~8/19)の主なイベントと予定は、下記1の通りです。

週末のNY株式市場、米小売売上高がやや弱かった事で、やや下落して
おり、為替もドル/円で101円台前半になっており、週明けは下落から
スタートも想定されます。

また、明日から企業の決算発表が一巡。国内外の重要経済イベントも少
ない中、日銀のETF買い期待を支えに、好決算企業の見直し買いなども
想定されます。

リオ五輪も後半戦に入り、日本人の活躍も散見され、投資マインドアップで
日経平均、「閑散に売りなし」で大台突破が期待されます。

日経平均、8月第3週(8/15~8/19)レンジは、16750円~17250円
程度を想定しています。

1.8月第3週(8/15~8/19)主なイベントと予定
 8/15
 日本 終戦記念日
 日本 第2四半期GDP速報値
  日本 光通信、ウエルスマネジメント 各決算

  米   8月NY連銀製造業景況指数
   米    8月NAHB住宅市場指数
  米   国債償還 3年債 (320億ドル)
              10年債 (225億ドル) 
  米  ナショナルスチール 決算
 8/16
 日本 7月首都圏マンション発売
  米   7月住宅着工件数
  米   7月消費者物価指数
  米   7月鉱工業生産指数
  米  ホーム・デポ 決算
  米  アトランタ連銀総裁、講演
  独  8月ZEW景況感指数
  英  7月消費者物価指数
 8/17
 日本  7月訪日外国人客数
 日本 6月建設総合統計
 日本 ドンキホーテ、総合医研 各決算
  米   FOMC議事録(7/26、27日分)
  米   ターゲット、ロウズ 各決算
  米   セントルイス連銀総裁、講演
  英  7月失業率
 8/18
  日本 7月貿易収支
  米   7月コンファレンスボード景気先行指数
  米   新規失業保険申請件数(~7/13までの週)
  米   ウォルマート・ストアーズ、シスコシステムズ 各決算
  米   NY連銀総裁 講演
  米   サンフランシスコ連銀総裁 講演
  豪   7月雇用統計
  英  7月小売売上高
 EU  ECB議事録
 8/19
 日本  6月全産業活動指数
  日本 あいHD、北川精機 各決算

  米   アプライド・マテリアルズ、ディア、ギャップ 各決算
  加   7月消費者物価指数
  加   6月小売売上高
   英   7月財政収支

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/12)

 今日のNY為替市場、朝方発表になった米小売売上高や米生産者物価
 指数が弱い内容となったことで、序盤はドル売りが強まった。 7月の米
  小売売上高は総合で前月比変わらずとなり、自動車除くコアで、-0.3%
  と予想外のマイナスとなっている。GDPの算出に使用される自動車・建材
  を除いた売上高も前月比で変わらずとなった。

 第2四半期のGDP速報値は予想外に弱い内容ではあったが、個人消費
 だけは強さを維持していた。しかし、今回の7月の小売売上高からは、米
  成長を下支えしていた米個人消費にも、そろそろ、陰りが出てきている
 可能性も警戒される。

 今回の米小売売上高を受けて米利上げ期待も後退。9月はこれまで同様
 にほぼ無いと見られており、市場のコンセンサスとなっている12月も期待
 が後退している模様。CMEがFF金利先物の取引から算出しているFED
 ウォッチでは、12月までの利上げ確率は前日の52%から43%と50%以
 下に低下した。米国債市場でも政策金利に敏感な2年債利回りは、ポイント
 となっている0.7%を一時下回った。

 指標の発表を受け、ドル円は一時100円台に下落する場面が見られた。
 ただ、市場参加者も少ない中、それ以上下押しする動きも限定的で101円
 台は維持されている。

 一方、ユーロドルは指標発表後、一時1.12台まで上昇する場面も見られた。
 ただ、それ以上の上値追いの動きはなく、逆に後半には戻り売りが強まり、
 1.1160近辺まで伸び悩んでいる。100日線が1.1230近辺に来ていたが、
 到達せずに失速した格好。ドル売りからユーロドルは反転の動きを見せて
 いるが、ユーロ自体に買い材料はないことから、上値での戻り意欲の強さも
 印象付けられる展開となった。

 ポンドドルも1.30台に上昇したが、買いが一巡すると戻り売りが強まり、
 完全に指標後の上げを帳消しにした。  http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=326396

 米国債利回り
   2年債         0.702(-0.040)
   10年債       1.510(-0.049)
   30年債       2.230(-0.042)
   期待インフレ率  1.455(-0.017)
                 ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、利回りは低下。朝方発表になった米小売売上高が
 予想以上に弱かったことや、生産者物価指数(PPI)も予想外のマイナス
  となったことで、利上げ期待が後退している。利回りも指標発表後、急速
  に下げたが、原油の上昇が続いていることや、米株も下げたものの 底
  堅さは堅持している事から、後半になると利回りも下げ幅を縮小している。

 10年債利回りは一時1.48%台まで低下し、政策金利に敏感な2年債は
  0.7%を割り込む場面も見られた。
 
 2-10年債の利回り格差は+81(前日+82)。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=326392
3、NY株式市場 結果(8/12)

 NY株式12日
  ダウ平均     18576.47(-37.05 -0.20%)
  S&P500      2184.05( -1.74 -0.08%)
  ナスダック       5232.90( +4.50 +0.09%)
  CME日経平均  16825    (大証比:-95 -0.57%)

  今日のNY株式市場でダウ平均は小幅に反落した。朝方発表になった米
 小売売上高が予想以上に弱かったことで売りが先行した。米成長を下支
  えてきた個人消費への先行き不透明を強める内容ではあるが、原油高や
  ドル安もあって、利益確定売りが強まる動きまでは見られていない。

  百貨店はきょうも堅調に推移しており、資源関連も上昇している。

 米小売売上高は先行き不安を高める内容であったが、FRBの慎重姿勢
  維持されることもあり、最高値圏に来ている株式市場は底堅さを堅持して
  いる。ドル安も追い風となっている模様。

  ダウ採用銘柄ではデュポンやIBM、メルクが下落。反面、エクソンモービル
  やシェブロンが上昇した。

 高級百貨店のノードストロームが商いを伴って大幅高。5-7月期の決算を
  発表しており、1株利益が0.67ドルと予想(0.57ドル)を上回った。アウト
  レッドチェーンのラックの販売が好調だったほか、アニバーサリーセールの
  販促イベントが奏功した。今回の決算で、アウトレッド志向の顧客の囲い込
  みにも成功しており、市場は数字以上にポジティブな決算と受け止めた様だ。

 ナスダックは反発。序盤は売りが先行したものの、引けにかけて買戻しも
 入りプラスで通常取引を終えている。

 グラフィック半導体のエヌビディアが商いを伴って上昇。5-7期の決算を
  発表しており、1株利益(調整後)が0.53ドルと予想(0.48ドル)を上回った。
  新世代GPU「パスカル」への需要が好調な事と、人工知能の学習法である
  ディープラーニング(深層学習)への関心が高まっているとしている。

  通信ネットワーク機器のアカシア・コミュニケーションズが40%超急伸。決算
  を発表しており、1株利益が予想の2倍以上だった。同社シャンムカラジCEO、
  次世代の1秒間に100ギガバイトのデジタル信号を送るコヒーレント光通信
  市場で、同社の製品はリーダーシップを取っていると述べていた。今年の5月
  IPO以来、株価は上昇を続け、今回の決算を受けて株価は100ドル近くまで
  上昇しており、IPO価格の3倍以上に上昇している。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=326391 
4.NY市場 原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/12)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=43.49(+1.00 +2.30%)
 ブレント先物10月限(ICE)(終値)
  1バレル=46.04(+0.93 +2.02%)
 ブレント-WTI 2.55
   
 12日NY原油先物期近9月限は続伸。サウジアラビア石油担当相が9月OPEC
 (石油輸出国機構)非公式会合での協議参加に前向きな姿勢を示し、4%超も急
 反発した前日の流れを引き継ぐ格好となった。
     
 9月限は、夜間取引から下値を拾われる格好となるなか、立会い開始後はショート
 巻き戻しの動きが一段と進むこととなり、一時、44.60ドルと期近ベースで7月
 22日以来の水準へ値を伸ばした。   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=326384

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1343.2(-6.8 -0.50%)
  
 12日NY金先物相場は続落。7月の米小売売上高と7月の米生産者物価指数が
 予想外に弱く、ドル指数が一時、3日以来の水準へ急低下したことで、朝方に
 急伸したが、その後は伸び悩むと、ドル相場の持ち直しなどもあり、週末前の
 利益確定の動きへと転じた。
               
 12月限は、時間外取引では戻り重く推移していたが、通常取引開始後には1360
 ドル台を急回復。しかし、その後は買いが続かず、中盤すぎには一転して利食い
 売りなどから急速に切り下がった。   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=326380


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8月第2週 相場展望と予定

2016-08-07 23:58:27 | 相場展望

           
8/1~週の日経平均は、前週末の米GDPの内容が予想を下回った事から
ドル売り/円買いの流れとなり、ドル/円は、102円台から100円台へと
円高へ動き、週央には、16000円台まで下落したが、自律反発の流れから
下ヒゲをつけて大台キープすると、日銀金融会合でETF買い増し効果もあり、
先物主導も大きく売り崩さず、週末を迎えた格好だった。

結局、日経平均は、週間で314円下落(↓1.90%)の16254円の大引け。

8月第2週(8/1~8/5)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
 
週末に発表された米雇用統計は、非農業部門雇用者数25.5万人増となる等
予想を上回る結果で、NY株式市場は、大幅高で終了すると共に、為替が円高
是正の102円近くまで戻しており、週明けの東京市場の追い風になります。

国内企業の4~6月期決算はピークを超え、トヨタなど為替レートを円高に修正
減益予想となる中、週末に買われており、円高を背景にした保守的予想の中、
見直し修正の素地が出てきたことは、明るい材料である。

週末のオプションSQを控えているが、リオ五輪開催の序盤中、日本勢の健闘
(金1、銅4)もあり、「閑散に売りなし」で、投資マインドは前向きになる
要素があります。

日経平均、8月第2週(8/8~8/12)レンジは、16150円~16850円程度
を想定しています。

1.8月第2週(8/8~8/12)主なイベントと予定
 8/8
 日本 日銀主な意見(7/28、29分)
 日本 6月国際収支
  日本 7月景気ウオッチャー調査
 日本 五洋建設、沢井製薬、ハーモニック 各決算
 日本 天皇陛下 「お気持ち」表明
  米   7月労働市場情勢指数
  米   アラガン、バークシャー・ハザウェイ 各決算
 中国 7月貿易収支
  独   6月鉱工業生産
 8/9
 日本 7月工作機械受注
 日本 清水建設、リクルート、ダイフク、リロHD 各決算
  米   第2四半期 労働生産性
  米   国債入札 3年債(240億ドル)
  米   マイラン、ウォルト・ディズニー、コーチ 各決算
 中国 7月消費者物価指数
 中国 7月生産者物価指数
  独   6月貿易収支
 8/10
 日本 6月機械受注
 日本 7月オフィスビル空室率(三鬼商事)
 日本 6月第3次産業活動指数
 日本 長谷工、テンプHD、そーせい、ヤオコー 各決算
 日本 ドローン活用セミナー(サンケイプラザ)
 日本 エルニーニョ監視速報
  米   国債入札 10年債(230億ドル)
  米   ラルフローレン 決算
 NZ  中銀政策金利発表
 8/11
 日本 休場(山の日祝日)
  米  新規失業保険申請件数(~8/6までの週)
  米  メーシーズ 決算
  米  国債入札 30年債(150億ドル)
 8/12
 日本 MSCI指数 定期見直し発表
  日本  オプションSQ算出日
 日本 マブチ、電通、東芝、日本郵政、青山商事  
  米   7月小売売上高
  米   7月生産者物価指数
  米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数
  米   JCペニー、エヌビディア 各決算
 中国 7月小売売上高
 中国 7月鉱工業生産
 中国 1~7月固定資産投資
  独   第2四半期GDP速報値
 EU  ユーロ圏6月鉱工業生産

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/5)

 今日のNY為替市場、NY時間の朝方に発表になった米雇用統計が予想以上に
  強い内容となったことでドル高が強まっている。きょうの米雇用統計は、失業率
  こそ予想よりも高かったものの、非農業部門雇用者数は25.5万人増となるなど、
  その他 数字は現状であれば満点であろう。失業率については労働参加率の
  上昇が要因の一つとも思われ、ネガティブは話ではない。市場は年内利上げ期待
  を高めており、CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、
  年内までの利上げ確率を前日の32%から46%まで高めている。

 ただ、9月となると、まだそこまでは強気にはなれない。米雇用統計の発表に隠れ
 てしまった感があるが、同時刻に6月の米貿易収支が発表になっていた。予想より
 赤字が拡大しており、3ヵ月連続の赤字拡大となった。これを受けて第2四半期の
 GDPは下方修正される可能性も指摘されている。速報値は前期比年率換算で1.2
 %だったが、もしかすると、1%を下回る可能性も出てきている。

 雇用は力強いが、低成長では利上げは難しいものと思われる。せめてFRBの長期
 見通しである2.0%超は見たいところではある。

 ドル円も買戻しが強まった。終盤には101円台後半に伸び悩んだものの、一時102円
 台まで上昇している。円高のブレーキが無ければ来週以降、103円付近までの上昇も
 期待できそうな流れではある。しかし、日銀に対する不透明感もあり、円高を志向
 する向きも多い。ファンド勢からは上値での戻り売りも出ているものと思われる。

 ユーロドルは売りが強まり、米雇用統計発表前の水準から100ポイント下落し、1.10
 50近辺まで一時急速に下落した。後半にかけて1.11台まで戻す場面も見られたが、
 それ以上は上値を抑えられている。10日線と21日線のゴールデンクロスも示現
 するなど、テクニカル的にはリバウンドのサインも出ている。週初には一時1.12台
 まで買い戻されていたが、過熱感も出ていたことから、週央から戻り売りが強まっ
 ていた。きょうの下げはかなり冷や水を浴びせられた格好となったものと思われ、
 目先は1.10台を維持できるか注目される。http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=325368

 米国債利回り
   2年債          0.722(+0.079)
   10年債        1.589(+0.088)
   30年債        2.316(+0.062)
   期待インフレ率  1.510(+0.034)
                  ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、利回りは大幅上昇。この日発表になった米雇用統計が予想を
 上回る強い内容となったことで、景気の先行きに安心感が広がっている。非農業部
 門雇用者数は25.5万人増とベンチマークである20万人を2ヵ月連続で上回った。

 前回分も更に上方修正され、春の弱いデータを完全に払拭している。これを受け
 市場は利上げ期待を高めた。

 10年債利回りは1.58%台に上昇し、政策金利に敏感な2年債は0.72%まで上昇し、
 年内1回の利上げを織り込む水準を回復している。

 2-10年債の利回り格差は+87(前日+86)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=325366

3.NY株式市場 結果(8/5)

 NY株式5日
  ダウ平均        18543.53(+191.48 +1.04%)
  S&P500         2182.87( +18.62 +0.86%)
  ナスダック         5221.12( +54.87 +1.06%)
  CME日経平均    16430     (大証比:+220 +1.34%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅高となり、S&P500やナスダックは最高
 値を更新している。この日発表になった米雇用統計が予想を上回る強い内容と
  なったことで、景気の先行きに安心感が広がっている。非農業部門雇用者数は
  25.5万人増とベンチマークである20万人を2ヵ月連続で上回った。

 前回分も更に上方修正され、春の弱いデータを完全に払拭している。

 これを受け市場は利上げ期待を高めている。しかし、あくまで年内の利上げで、9月
 利上げまで見込む向きはまだ少ない。先週発表になった米GDPの弱さが期待に
  ブレーキをかけているようで、インフレも2%を下回る水準が続いている。
 ただ、株式市場にとっては景気が底堅いものの利上げ期待が高まらない状況は好
  都合。ほぼ全面高の展開となっており銀行株が特に上げを先導した。

 銀行株については米雇用統計が強い内容で、年内の米利上げ期待が高まったが、
  一方で9月利上げには慎重との見方も根強い。米国債市場で長期金利は上昇して
  いる一方で、短期金利は抑えられている格好で、銀行の金利収入拡大が見込まれる。

 また、債券市場に方向感が出れば、第2四半期の決算でも好調だった債券トレーディ
 ングの増収も期待される。何よりも最近では銀行株は景気敏感株の位置づけが強い。

 ダウ採用銘柄ではメルクが大幅高となったほか、JPモルガンやゴールドマンなども
 上昇。一方、ベライゾン、P&Gが軟調。

 メルクの大幅高については、幅広く拡大が期待されていたブリストル・マイヤーズの
 がん免疫治療薬「オプジーボ」の臨床試験が失敗に終わったことが明らかとなり、
 オプジーボの競合薬「キートルーダ」を製造するメルクが上昇した構図。メルクは
 2009年以来の大幅上昇となった。ブリストル・マイヤーズは大幅安。

 ナスダックも大幅高。アップルやアルファベット、ネットフリックスが上昇。好
 決算を発表したプライスラインが商いを伴って上昇。

 クラウドのラックスペースが大幅高。米資産運用のアポロ・グローバルと買収に向けて
 協議を行っていることが明らかになった。報道によると、アポロが目指す買収価格は
 35億ドル超だという。ラックスペースは戦略的選択肢としてアドバイザーにモルガン・
 スタンレーを起用しており、身売りの可能性を探っていた。ただ、報道では買収が実現
 するかどうかは未知数だと伝えている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=325364
4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/5)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=41.80(-0.13 -0.31%)
 ブレント先物10月限(ICE)(終値)
  1バレル=44.27(-0.02 -0.05%)
 ブレント-WTI 2.47
   
 5日のNY原油先物期近9月限は反落。ショートポジションの巻き戻しなどによる
 安値修正の動きは続かず、高水準な米原油在庫など供給だぶつき懸念や、ドル相場の
 上昇などが重しとなった。
  
 9月限は、夜間取引では7月の米雇用統計が強い結果となったことを受け、期近
 ベースで7月28日以来の水準へ強含むも後が続かず、立会い開始後は戻り売りへと
 転じた。               http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=325360

 NY金先物12月限(COMEX)(終値)
1オンス=1344.4(-23.0 -1.68%)

 5日のNY金先物相場は反落。7月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が事前予想を
 大きく上回り、平均時給も予想を上回る伸びとなるなど予想以上に強い結果となった
 ことや、ドル相場が大きく上昇したことが嫌気された。
          
 12月限は、7月の米雇用統計発表後は利益確定の動きなどに押される格好となり、
 一時、1342.1ドルと1週間ぶりの水準まで大きく下落した。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=325355


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8月第1週 相場展望と予定

2016-07-31 23:59:09 | 相場展望

              
7/25~週の日経平均は、日米金融政策に注目が集まった。そんな中、決算
反応も見られ、日替わりアップダウン株価のもみ合い商状。米国では予想通り
利上げ見送りも、9月利上げについて言及はなかった。一方、日銀は追加緩和
に踏み切るとの思惑通り、ETFの買い増し倍増を打ち出したが、初期反応は、
内容の解釈でやや円高の反応になる中、週末は反発となった。

7月最終週の日経平均は、57円下落(↓0.35%)16569円の大引けでした。

8月第1週(8/1~8/5)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末の大引け後、為替の円高が進行し102円台となっており、日経平均先物は
15360円程度となっており、下落からのスタートになりそうです。

ただ、8/2に事業規模28兆円の経済対策が示される上、7/Eの追加緩和の
効果が出なければ、9月追加金融政策を打ち出す金融政策・財政政策の両輪で
アベノミクス再起動の思惑もあり、持ち直しの可能性もあります。

また、国内決算がピークに向かい、円高傾向で輸出株の減益要因の中、企業の
保守的予想も増えており、アク抜けになる銘柄も出てくる事が予想されます。

日経平均、8月第1週(8/1~8/5)レンジは、16250円~16900円程度を
想定しています。

1.8月第1週(8/1~8/5)
 7/31
  米  国債償還 2年債(290億ドル)
             5年債(287億ドル)
 8/1
  日本  JT、住友電工、キーエンス、三菱UFJ等 決算
  米    7月ISM製造業景況指数
  米  6月建設支出
 中国  7月製造業PMI
 中国  7月財新製造業PMI
  世  バーキンドOPEC新事務局長 就任
 8/2
 日本  政府による経済対策決定
 日本  7月マネタリーベース
 日本  7月消費動向調査
 日本  旭化成、小野薬品、ホンダ、KDDI等 決算 
 日本  IOC総会、東京五輪の追加種目(~8/4)
   米    7月自動車販売
  米    6月個人支出/個人所得
  米   P&G、ファイザー、CVSヘルス、AIG、エトナ、
      エイボン  各決算
  米  ダラス連銀総裁、講演
  豪    中銀政策金利発表
 8/3
 日本  内閣改造、自民党 役員人事
  日本  日銀議事録(6/15、16実施分)
 日本  明治、クボタ、富士重工、オリンパス等 決算
  米    7月ADP雇用者数
  米  7月ISM非製造業景況指数
  米  タイムワーナー、メットライフ、ヒューマナ 各決算
 中国 7月財新サービス業PMI
  仏  アクサ、ソシエテ ジェネラル、クレディ・アグリコル 各決算
  蘭  INGグループ
  伊  ウニクレディト 決算
 EU  6月ユーロ圏小売売上高
 8/4
 日本  岩田日銀副総裁、講演
 日本  テルモ、トヨタ、エフピコ、三井不動産
  米     6月製造業受注
  米   新規失業保険申請件数(~7/30迄の週)
  米  21世紀FOX、バイアコム 各決算、
  米  ダラス連銀総裁、講演
  英   中銀政策金利発表
  英  中銀四半期インフレ報告
 EU   ECB経済報告
 8/5
 日本  6月毎月勤労統計
 日本  6月景気動向指数
 日本  大成建設、東レ、シスメックス、セコム等 決算
  米  7月雇用統計
   米  シマンテック 決算
  世  第31回夏季五輪リオデジャネイロ大会(~8/21迄)

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/29)

 今日のNY市場はドル売りの動きが強まり、ドル円は一時102円を割り込んでいる。
 この日発表になった第2四半期の米GDPが前期比年率換算で+1.2%と予想を
  大きく下回る内容となったことが嫌気されている。今週のFOMC声明で、利上げ
 ムードが改めて復活していたが、きょうのGDPはその雰囲気に水を差す結果と
 なった。

 GDPについては個人消費は力強く推移していたものの、民間投資が大きく減少
 しており成長を圧迫した。在庫投資が81億ドルの減少と2011年以来の減少と
 なっており、企業の投資が鈍化していたことが示されている。

 きょうのドル円は二重の逆風にさらされた格好となった。日銀は追加緩和を決定
 したものの、ETFの増額のみに留まり、ドル円はネガティブな反応を示していた。
 もともと今週の市場は、日銀が追加緩和を打ち出してもドル円は失望売りを見せ
  るというのがメインシナリオで、ドル円の上値は重かった。その意味では「噂で売
  って事実でも売る」といったところだったのかもしれない。舌も乾かぬうちに今度は
 弱い米GDPで、円高圧力にドル安圧力が加わった格好となり、102円を一時割り
 込んでいる。

 目先は再び100円割れが視野に入りそうだ。頼みの米利上げ期待も、今日の米
  GDPで一旦後退。ただ、米指標次第では利上げ期待は再び高まる可能性もあり、
  100円を割り込んだ水準では押し目買い意欲も相当程度あるものと思われる。

 ドル安の流れからユーロドルの買い戻しが強まり、一時1.12台をうかがう動きも見
 られた。今週に入ってユーロドルは買戻しを強めており、前日に200日線付近に
 到達するなど反転の兆しも出ていた。きょう以降の動きが注目だったが、大幅高と
 なり、200日線から完全に上放れしている。

 ただ、ファンダメンタルズからはユーロドルの上げが続くかは懐疑的だ。この日発表
 のユーロ圏の消費者物価速報値は、予想は上回っていたものの、なおデフレぎり
  ぎりの水準にあり、ECBに追加緩和の余地を残す内容となっている。ECBとFRB
 方向感格差拡大への期待は依然として高いものと思われる。

 今回ユーロドルの上げは、その期待の一時的なズレと、英EU離脱問題の一時的な
 落ち着きが要因と思われ、いずれ修正されるのであろう。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=324229
 米国債利回り
   2年債          0.655(-0.051)
   10年債        1.450(-0.055)
   30年債        2.179(-0.053)
   期待インフレ率   1.490(-0.030)
                   ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、利回りは低下している。この日発表になった第2四半期の
 米GDPが前期比年率換算で+1.2%と予想を大きく下回る内容となったことが
 嫌気されている。今週のFOMC声明で、利上げムードが改めて復活していたが、
 きょうのGDPはその雰囲気に水を差す結果となった。

 政策金利に敏感な2年債利回りは0.7%を下回り、10年債利回りも1.44%まで
 低下している。

 2-10年債の利回り格差は+80(前日+80)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=324225

3.NY株式市場 結果(7/29)

 NY株式29日
  ダウ平均        18432.24(-24.11 -0.13%)
  S&P500         2173.60( +3.54 +0.16%)
  ナスダック          5162.13( +7.15 +0.14%)
  CME日経平均     16360     (大証比:-250 -1.53%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は小反落したものの、全体的には底堅い動きを
  堅持している。朝方発表になった第2四半期の米GDPが予想を大きく下回る弱い
  内容だったことで、序盤は売りが先行した。きょうが7月末の取引ということもあり、
 調整売りも出ていたようだ。ダウ平均も一時85ドル安まで下落したものの、下値
 では押し目買いも入り、一時プラス圏に戻す展開。きょうのGDPを受けて早期利
 上げ期待が後退しており、株式市場の下値を支援している面もありそうだ。

 決算関連ではアルファベットやアマゾンなどが上昇した一方、エクソン・モービル
 下落している。

 ダウ採用銘柄ではエクソンモービルのほか、マクドナルド、ビザが軟調。一方、
 ベライゾン、P&G、マイクロソフトが堅調に推移した。

 HPの会社分割で新たに情報部門の会社として誕生したHPエンタープライズが
 上昇。一部で投資会社が買収を検討しているとの観測が伝わっている。KKRや
 アポロ・グローバルなど大手のプライベート・エクイティの名前が候補として
 あがっている。

 ナスダックは上昇。決算を受けてアルファベットやアマゾンの上昇が指数をサポ
 ートした。

 医療廃棄物処理のステリサイクルが大幅安。同社の届け出によると、過去の決算
 での損失引当金の計上時期に誤りが生じていたことを明らかにした。誤りは過去の
 訴訟2件の和解に関連したもので、2015年の第1四半期から第3四半期までの
 財務報告書に影響しているとしている。15年通期の純利益には影響しないとして
 いる。また、4-6月期の決算も発表しており、売上高、利益とも予想を下回った。

 HDDなどストレージ技術とソリューションを提供するウエスタン・デジタルが大
 幅安。決算を発表しており、7-9月期の見通しが予想を下回ったことが嫌気され
 ている。調整後1株利益の見通しは0.85ドル~0.90ドルと予想(0.94ドル)を下
 回った。アナリストの投資判断引き下げも伝わっており、サンディスクを買収した事
 で、短期的には成長加速も見込まれるが、長期的には課題も多いとしている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=324224
4.NY市場、原油先物9月限/金先物9月限 各結果(7/29)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=41.60(+0.46 +1.12%)
 ブレント先物9月限(ICE)(終値)
  1バレル=42.46(-0.24 -0.56%)
 ブレント-WTI 0.86
   
 29日のNY原油先物期近9月限は反発。依然として供給だぶつき懸念やチャート
 面の悪化などが背景となり、夜間取引で一段と値を沈めたが、立会い開始後は下げ
 すぎ感からの修正へと転じた。
  
 9月限は、夜間取引で一時、40.57ドルと期近ベースで4月20日以来の水準へ下落
 したが、立会い開始後は同水準を攻めきれず、中盤以降は安値修正へと転じた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=324217
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1357.5(+16.3 +1.22%)

 29日のNY金先物相場は続伸。日本銀行が追加緩和を決定したことや、第2四半期
 米国内総生産(GDP)速報が予想外の小幅な伸びとなり、ドル相場が下落したこと
 などが好感された。
          
 12月限は、時間外取引では伸び悩み上値が押さえられていたものの、通常取引開始
 後はほぼ一本調子で切り返すと、12日以来の水準へと大きく値を伸ばした。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=324212


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7月最終週 相場展望と予定

2016-07-24 23:58:23 | 相場展望

             
/18~の日経平均は、為替のドル高傾向=円安を背景にリバウンドを試す
週となった。週末のトルコの軍事クーデターが未遂で終わり、週明けからリスク
オンの動きになると共に、市場マインド改善につながった。

市場の関心は、米経済を中心としたファンダメンタルズ動向に向き易くなった。

日本では、政府・与党が今月纏め上げる経済対策の規模が20兆円前後になる
とリリースされ、英国のEU離脱の過度な懸念を後退させた格好でした。

結局、日経平均は、週間で129円上昇(↑0.78%)16627円の大引けでした。

7月最終週(7/25~7/29)の主なイベントと予定は、下記1の通りです。

「ポケモンGO」のヒットで任天堂の活発な取引が継続しているが、7/27の四
半期決算で、次の半期決算を上方修正に踏み切れるかポイント。イベント出尽
くしでヤレヤレ売りになる可能性もあります。

また、日米の中央銀行で金融政策会合があり、特に日銀金融政策会合では、追加
緩和の可能性があります。5月、6月と不発になっただけに、ここは必要か。

また、国内も四半期決算が本格化し、輸出関連株の過度な警戒感は、為替の円高
是正が進んでいる中、再燃することは少ないかもしれません。

よって、減益決算等が織り込まれていく中、決算が、アク抜けにつながる展開に
期待したい。

日経平均、7月最終週(7/25~7/29)レンジ、16500円~17000円程度
を想定しています。

1.7月最終週(7/25~7/29)主なイベントと予定
 7/25
 日本  6月貿易収支
  日本  気象庁3カ月予報
  米  ギリアド・サイエンシズ、スプリント、TI 各決算
  独   7月Ifo景況感指数
 7/26
 日本  エムスリー、信越化学、オリックス 各決算
  米   FOMC(~7/27) 
  米  6月新築住宅販売件数
  米  5月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米  7月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  米  マクドナルド、3M、キャタピラー、ベライゾン
      ユナイテッド・テクノロジーズ、デュポン、フリーポート 各決算
  米  国債入札 2年債(260億ドル)
 7/27
 日本  富士フィルム、ファナック、任天堂 各決算
  米  FOMC声明発表
  米    6月耐久財受注
  米  6月中古住宅販売成約指数
  米  アップル、ザ コカ・コーラカンパニー、ボーイング 
      グッドイヤー、フェイスブック 各決算
  米  国債入札 5年債(340億ドル)
  豪    第2四半期消費者物価指数
  英  第2四半期GDP速報値
  独  ドイツ銀行 決算
  西  サンタンデール銀行 決算 
 7/28
 日本  日銀金融政策決定会合(~7/29)
 日本  リファインバース 新規上場
 日本  大東建託、花王、富士通、ソフトバンク 各決算
  米   新規失業保険申請件数(~7/23迄の週)
  米   アルファベット、アムジェン、マスターカード、ダウ・ケミカル
      フォード・モーター、セルジーン、ハーレーダビッドソン 各決算
  米  国債入札 7年債(280億ドル)
   独  7月消費者物価指数速報値
  仏  BNPパリバ 決算
 7/29
 日本  日銀金融政策決定会合
 日本  黒田日銀総裁、記者会見
  日本  6月有効求人倍率
  日本  6月失業率
 日本  6月完全失業者数
 日本  6月消費者物価指数
 日本  6月家計調査
 日本  GPIFが運用実績と14年度末の保有銘柄を公表
 日本  武田、ソニー、三菱重工 各決算
  米   第2四半期GDP速報値
   米  エクソンモービル、アマゾン・ドット・コム、シェブロン、メルク
      ABインベブ、UPS、CBS 各決算
  米  サンフランシスコ連銀総裁、講演
  米  ダラス連銀総裁、質疑応答
 EU  第2四半期ユーロ圏GDP速報値
 EU  欧州最大手51行ストレステスト の結果公表
 7/31
 日本  東京都知事選挙 投開票 

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/22)

 今日のNY為替市場はドル高が強まっている。日本時間0時のロンドンフィキシング
 かけて突如ドル買いが強まった。この日はイベントも主要な指標の発表なく手掛かり
 材料に乏しい中、実需のまとまったドル買いがフィキシングにかけて入ったようだ。

 その後も戻る気配はなくドルは本日の高値圏で推移した。きょうはロンドン時間に英
 PMIが発表になっており、英国民投票後のデータとして注目されたが、はやり弱い
 内容となった。他のユーロ圏や資源国などのデータも景気回復を感じさせるものは少
 ない。他国は追加緩和が模索される中、米国は強い経済指標が相次ぎ、年内の利
  上げ期待を再び復活させている状況。米国と他国との格差がドル買いに安心感を与
  えているものと思われる。

 ドル円は序盤は戻り売りが優勢となり、105円台に値を落としていた。しかし、ロンド
 ン・フィキシングかけてのドル買いで、一気に106.40近辺まで上昇。その後、独ミュン
 ヘンのショッピングモールで銃撃事件が発生し死者も出る中、リスク回避の動きも若干
 見られたものの、106円台は維持して終えている。

 ただ、ドル円は英国民投票後のコレクションも一服といったところで、そろそろ落ち着
 きどこを探る雰囲気も出てきている。来週はFOMCや日銀決定会合が予定されており、
 それを確認して次の展開待ちといったところ思われる。

 ユーロドルは売りが強まり1.09台に下落。今週に入って何度か1.10を割り込んでいた
  が、いずれもサポートされており、下値では根強い買い観測されていた。しかし、きょうは
 1.10を回復できずに終えている。レンジを下にブレイクしてくるか来週以降の動きが注
 目される。

 前日のECB理事会は政策を据え置き、ドラギ総裁も様子見姿勢を示していたが、市場
 では9月の理事会での緩和期待が高まっている。しかし、一部報道でECB内では9月
 の緩和は検討されていないとの観測も出ていた。

 ポンドは本日安値圏での推移が続いた。ロンドン時間に発表になった7月の英PMIの
 データを受けて、きょうのポンドは既に急落してNY時間に入ってきていたことから、
 上記のドル買いに伴う下げではない。

 7月の英PMIのデータは国民投票後のデータでもあり注目されていたが、結果は想定
 どおり、英国民投票が英企業のセンチメントを悪化させしていることを証明した。市場
 では英中銀の利下げ期待を裏付ける内容と捉えたようだ。

 ポンドドルは今週に入って上値が重かったものの、1.3050水準ではサポートされていた。
 その水準を再びうかがう動きとなっているが、ブレイクするようであれば、国民投票後
 の安値1.27台を再び目指す展開も想定される。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=323176
 米国債利回り
  2年債          0.703(+0.025)
  10年債         1.566(+0.010)
  30年債          2.283(-0.008)
  期待インフレ率  1.515(+0.050)
                 ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で利回りは上に往って来いの展開となっている。利回りは上昇
 してNY時間に帰ってきたものの、NY時間に入ると上げ幅を縮小する動きが続いた。
 原油の下げが続いていることも利回りを圧迫したようだ。

 10年債利回りは1.6%から一時1.54%に低下。政策金利に敏感な2年債は0.7%台
  を回復している。利上げ期待の強さもうかがえる動き。

 2-10年債の利回り格差は+86(前日+88)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=323172

3.NY株式市場 結果(7/22)

 NT株式22日
  ダウ平均       18570.85(+53.62 +0.29%)
  S&P500        2175.03(  +9.86 +0.46%)
  ナスダック        5100.16(+26.26 +0.52%)
  CME日経平均   16665    (大証比:+35 +0.21%)

 今日のNY株式市場、ダウ平均は反発している。高値警戒感も出ており、序盤は戻り
 売りが先行したものの、下押す動きも見られず、プラス圏に浮上した。ただ、積極的
 に買い上がる動きまでは見られず小幅高での推移に留まっている。AT&Tやベライ
 ゾンなど通信株の上昇が相場をサポートした一方、決算を受けてGEや、ハネウエル、
 キャタピラーなど産業関連は売りに押された。週間ベースで4週連続の上昇となって
 おり、モメンタムは完全に上向きを指している。

 ダウ採用銘柄ではビザ、マイクロソフト、アメックスが上昇。一方、キャタピラー、
 GEが下落したほか、アップルも冴えない動きとなった。ビザはペイパルとの合意が
 好感されている。

 メキシコ料理のチポトレ・メキシカンが上昇。前日引け後に発表した決算は利益、
 売上高ともに予想を下回った。食中毒の影響がいまだに尾を引いている。ただ、
 株価は上昇。同社は2006年にマクドナルドから分割した会社だが、食中毒の影響
 で株価が大きく下落しており、マクドナルドが買い戻す好機となっているとの指摘も
 出ている。マクドナルドも食品衛生問題で苦しんだが、チポトレ・メキシカンを買い
 戻せば、その経験も生きるとしている。

 靴メーカーのスケッチャーズUSAが22%の急落。決算が予想を大きく下回ったことが
 嫌気されている。今回の弱い決算について、同社のCEOは世界での政治的、経済的
  な不透明感が米国の販売促進にも影響したとしている。ドル高やブラジルの付加価値
  税の引き上げ、そして、マレーシアの倉庫の火災も業績を圧迫した。

 ナスダックも反発し5100ポイントを回復している。マイクロソフトやアマゾンが上昇。
 バイオジェンも続伸。一方、アップルやギリアド・サイエンシズは下落した。

 AMDが大幅高。第2四半期決算が予想を上回ったことが好感されている。第3四半期
 の売上高見通しも前期比で15~21%増としており好調な見通しを示している。ゲーム
  メーカーや画像処理向けの需要が好調だった。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=323171
4.NY市場、原油先物9月限/金先物8月限 各結果(7/22)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=44.19(-0.56 -1.25%)
 ブレント先物9月限(ICE)
  1バレル=45.69(-0.97 -1.10%)
 ブレント-WTI 1.50
   
 22日のNY原油先物期近9月限は続落。高水準な米原油・ガソリン在庫など供給だぶ
 つき懸念、イラクの7月の原油輸出の増加見通しやドル相場の上昇などが重しとなり、
 下値を切り下げる展開となった。
  
 9月限は、夜間取引では方向感なく推移するも、立会い開始後は戻り売りから44ドルを
 割り込んだ。ただし、20日に付けた期近ベースで5月10日の安値(43.69ドル)を割り
 込むまでには至らなかった。      http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=323164
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1323.4(-7.6 -0.57%)

 22日のNY金先物相場は反落。欧州中央銀行(ECB)の年内の追加緩和の可能性や
 米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを急がないスタンスなども、週末前の利益
 確定の動きなどが優勢となった。
        
 8月限は、時間外取引序盤に前日の高値(1334.0ドル)に顔合わせも上抜くまでには
 至らず、その後は下値を切り下げる動きへと転じると、通常取引開始後もマイナス圏で
 軟調に推移した。           http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=323161


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7月第4週 相場展望と予定

2016-07-18 23:39:52 | 相場展望

             
7/11~週の日経平均は、英国のEU離脱による下落分を埋めるように株高、
為替水準の訂正が、世界的な株高の中、進みました。
英国で後任首相が決まったことで、EU離脱の影響が緩和されました。
米で、NYダウ/S&P500が最高値を更新することで、相場マインド改善した。

日本において、週末の与党大勝や新たな経済刺激策の期待も生まれた格好で、
リバウンドをバックアップした格好です。

結局、日経平均は週間で1390円上昇(↑9.21%)16497円の大引けでした。

7月第4週(7/18~7/22)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

先週は、任天堂効果もあり、スマホゲーム関連など動意付いたが、明日からは、
参議院選でのアベノミクス信任による安定政権を受け、アベノミクス関連に再注目。

週末トルコでのクーデターは鎮圧され、週明けの海外市場は、影響が限定的な様子。

日経平均、NY市場が底堅い動きなら、6日続伸の展開もありそうです。

日経平均、7月第4週(7/19~7/22)レンジは、16200円~16800円
程度を
想定しています。

1.7月第4週(7/18~7/22)主なイベントと予定
 7/18
 日本  休場(海の日祝日)
  米   7月NAHB住宅市場指数
  米     バンカメ、ネットフリックス、バンカメ、IBM 各決算
  米   米国議会夏季休会
  中国  6月主要70都市住宅価格
  英    ウィール英中銀政策委員、EU離脱の影響について講演
 EU   EU外相理事会
 7/19
 日本  東証マザーズ指数先物取引開始
 日本  芥川賞、直木賞の発表 
  米   6月住宅着工件数
  米   J&J、フィリップモリス、ゴールドマン・サックスG 各決算
   独    7月ZEW景況感指数
  英   6月消費者物価指数
  英    6月生産者物価指数
  世   IMF世界経済見通し改訂版発表
 7/20
 日本  6月訪日外国人客数
 日本  安川電機、エンプラス、アルインコ 各決算
  米  マイクロソフト、クアルコム、モルガン・スタンレー
  英  6月失業率
 7/21
 日本  デュアルタップ、インソース 各新規上場
 日本  中外製薬、サイバーエージェント 各決算
  米    6月中古住宅販売件数
  米   新規失業保険申請件数(~7/16までの週)
  米  7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
  米  インテル、スターバックス、アメリカン・エキスプレス
      トラベラーズ・カンパニーズ、イーベイ 各決算
 EU  ECB政策金利
 EU  ドラギECB総裁記者会見
 7/22
 日本  日本電産、富士通ゼネラル 各決算
 日本  経団連 夏季フォーラム
  米   GE、AT&T 各決算
  独  7月製造業PMI速報
  仏  サバデル銀行 決算
 EU  7月ユーロ圏製造業PMI速報値
 EU  ECB専門家予測調査
 7/23
  世    G20財務相 中銀総裁会議(~7/24まで)

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/15)

 今日のNY市場は全体的に調整色の強い相場展開が見られ、為替市場も円安
 ポンドの買い戻しが一服している。特に調整色を強める理由はなかったように
 思われるが、週末ということもあり、今週に入ってからの急ピッチな戻りも一服
 といったところであろう。

 ただ、NY時間終了間際になって、トルコで軍の反乱が発生。為替市場は地政
 学リスクを意識した動きとなった。トルコ軍は国を掌握したと述べているものの、
 エルドアン大統領は今もトルコを掌握しており軍の最高司令官だと述べている。

 情報が錯綜しており、来週以降の火種になるか警戒される。

 今日は6月の米小売売上高や鉱工業生産が発表され、予想を上回る内容となっ
  た。米消費者物価も発表になっていたが、インフレ期待をうかがわせる内容では
  ある。これらの結果を受けて年内の米利上げ期待は更に復活しているようだ。

 ドル円は一時104円台まで下落。トルコの報道で地政学リスクからの円高が終了
 間際に強まった。

 英EU離脱への警戒感は短期間で薄れ、安倍首相の経済対策や日銀の追加緩和
  期待で、今週は円安の動きが加速した。米株高や強い米指標で米利上げ期待も
  復活しつつある。

 ドル円にとっては二重の追い風が吹いている状況で、10日線と21日線はゴール
 デン・クロスが示現しそうな雰囲気も出ている。しかし、今週の安値から600P近く
  急伸しており、さすがに短期的な過熱感は否めない。

 このまま110円回復と楽観的に見ている向きはまだ少ないであろう。先日の米雇用
 統計は強い数字ではあったが、春に見られた弱さは一時的なものなのか、そして、
 英国では新政権が誕生したばかりで、英離脱の交渉はこれからが本番だ。そもそも
 中国をはじめとした新興国のリスクは根強く、更に円売りを進めるために確認しな
 ければならないことはたくさんある。105円を回復したところで一旦立ち止まるのは
 賢明な判断なのかもしれない。     http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=322245
 米国債利回り(NY時間17:36)
   2年債          0.667(-0.006)
   10年債        1.551(+0.015)
   30年債        2.266(+0.013)
   期待インフレ率  1.501(+0.013)
                  ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で利回りは上昇。この日発表になった米経済指標が強い内容
  となったことで利上げへの期待感が高まっており、利回りは上昇している。ただ、
 終盤になってトルコ軍の反乱の一方が入ると、地政学リスクから急速に利回りは
 上げ幅を縮小している。

 10年債利回りは一時1.6%台まで上昇後、トルコの報で1.55%まで低下。一方、
 政策金利に敏感な2年債利回りは0.7%台を回復していたが、0.66%台とマイナス
 圏に沈んでいる。

 2-10年債の利回り格差は+88(前日+86)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=322243
 
3.NY株式市場、結果(7/15)

 NY株式15日
  ダウ平均       18516.55(+10.14 +0.05%)
  S&P500        2161.74(   -2.01 -0.09%)
  ナスダック         5029.59(   -4.47 -0.09%)
  CME日経平均    16460     (大証比:+60 +0.36%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は小幅に6日続伸し最高値を更新したものの、
 S&P500やナスダックは反落している。きょうは全体的に利益確定売りが
 優勢となった。今週は最高値更新が続いてきたが、週末ということもあり、調整が
  入ったようだ。寄り付き前にシティグループやウェルズ・ファーゴの決算が発表に
  なっていたが、両銘柄とも株価は反落している。シティGは予想を上回ったものの、
  ウェルズ・ファーゴはエネルギー企業への融資が焦げ付き減益決算を発表。

 この日発表の米小売売上高や鉱工業生産は強い内容だったものの、利上げ期待
  とドル高に繋がっており、株式市場にとっては圧迫材料となっている。ただ、利益
 確定を強める動きまではなく下値では押し目買いも入り底堅さは堅持している。

 ダウ採用銘柄ではキャタピラーやGE、ボーイングが上昇。
 反面、ナイキやゴールドマンが下落した。

 健康食品のハーバライが商いを伴って大幅高。同社のビジネスモデルがねずみ講
 ではないかと米連邦取引委員会(FTC)と争っていた問題で和解が成立した。
 今回の和解により、ハーバライフは虚偽の申し立てをめぐり2億ドル支払うことと、
 商慣行の一部変更、そして、売り上げ実績を証明が条件に付されている。空売りで
 有名な著名投資家のアックマン氏がハーバーライフがねずみ講だとして空売りを
 仕掛けた。それに対して著名投資家のアイカーン氏がハーバーライフを支援し、
 ハーバー株は落ち着きを取り戻したが、今回の和解で3年にわたる論争に決着が
 着いた形で、アイカーン氏は勝利宣言を出している。

 CBSが下落。アナリストの投資判断引き下げが嫌気されている模様。下半期の
 オリンピックを除くテレビ広告が減少するリスクがあり、全体のマクロ経済の動向は
  TV広告の強さを支援しないとしている。

 ナスダックは反落。インテルやマイクロン、フェイスブックが軟調。

 バイオ医薬品のサイトレックスが30%の急落。増資を発表しており、発行価額が
 1株0.7ドルと前日終値を22%下回る水準。また、今回の増資は100%ワラントで
 ヘッジされ最大2860万株の普通株が発行される。発行価額が低いうえ希薄化も
 懸念されることから、株価は一時55セントまで急落。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=322241

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/15)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=45.95(+0.27 +0.59%)
 ブレント先物9 月限(ICE)(終値)
  1バレル=47.61(+0.24 +0.51%)
 ブレント-WTI 1.66
   
 13日のNY原油先物期近8月限は続伸。エクソンモービル社がナイジェリア産原油
  輸出を停止し、中国経済の成長不安の後退や予想を上回る6月の米小売売上高
  などが下支えとなる一方、供給だぶつき懸念やドル高が重しとなり、序盤以降は
  伸び悩んだ。
  
 夜間取引では軟調な展開が続いていたが、終盤に前日の高値を上抜くと、立会い
 開始後には46.31ドルまで上昇。ただし、その後は供給だぶつき懸念が重しとなり、
 レンジ内で戻り一服となった。     http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=322231 

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1327.4(-4.8 -0.36%)

 14日のNY金先物相場は続落。ドル相場の上昇や6月の米消費者物価指数の予想を
 下回る伸びなどが重しとなるも、リスクセンチメントの改善を背景にした株高の流れが
 一服したことや、チャート上での下値支持などから、序盤以降は下げ渋った。
    
 8月限は、通常取引開始後に前日付けた6月30日以来の安値(1320.4ドル)に接近
 するも割り込むまでには至らず、その後は下げ幅を縮小した。ただし、週足ベースでは
  7週ぶりにマイナスで引けた。   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=322226


 
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7月第3週 相場展望と予定

2016-07-10 23:45:55 | 相場展望

            
7/4~週の日経平均、先進国の中で日本が、英のEU離脱の影響を大きく
受けた格好となった。日本株について、リスク回避の円買いで、103円台から
一時100円を下回る場面もあり、週末100円台と、株式市場の下値切り下げ
で、15100円台の終了となった。

結局、日経平均は、週間で575円下落(↓3.67%)15106円の大引けでした。

7月第3週(7/11~7/15)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末の雇用統計は、非農業部門の就業者数は28,7万人増と、5月の1.1万人
増から急回復。市場予想の18万人を大きく上回り、20万人の大台を超えるのは
4カ月ぶりのサプライズ結果であった。

NY株式市場が、市場高値に後1ドルと迫る高値となっており、この状況下で為替の
反応が鈍いのが難点も、週明けの東京市場は、参院選結果を踏まえ、安定政権に
突入する期待も加わり、大きく反発しそうである。

週末には、LINE上場が予定されており、初値に期待が集まりそうである。

日経平均、7月第3週(7/11~7/15)レンジは、15000円~15800円程度
を想定しています。

1.7月第3週(7/11~7/15)主なイベントと予定
 7/11
  日本 5月機械受注
 日本 マネーストック
 日本 ローソン、クリエイトSD、コスモス薬品 各決算
 日本 世界鉄道博(~9/11、パシフィコ横浜)
 日本 エルニーニュ監視速報
  米   アルコア 決算
  米   カンザスシティー連銀総裁 講演
 EU  ユーロ圏財務相会合
 7/12
 日本 日銀(生活者意識調査)結果
 日本 6月国内企業物価指数
 日本 ディップ、パル、ビックカメラ、コ-ナン商事 各決算
  米   国債入札 3年債(240億ドル)
  米   タルーロFRB理事 講演
  米   セントルイス連銀総裁  講演
  米   ミネアポリス連銀総裁  講演
 EU  EU財務相理事会
 7/13
 日本 SFOODS、TSI、ベル24 各決算
  米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
  米   国債入札 10年債(200億ドル)
  米   ダラス連銀総裁  講演
  米   クリーブランド連銀総裁  講演
 中国 6月貿易収支
 7/14
 日本 6月首都圏新築マンション販売 
 日本 東京都知事選告示
 日本 いちごHD、ドトール日レス、ファーストリテ 各決算
  米   6月生産者物価指数
  米   新規失業保険申請件数(~6/9までの週)
  米   国債入札 30年債(120億ドル)
  米   JPモルガン・チェース 決算
  米  ダラス連銀総裁 講演
  米  アトランタ連銀総裁 講演
  米  カンザスシティー連銀総裁 講演
  豪  6月雇用統計
  英  中銀政策金利発表
  7/15
 日本 LINE 東証に上昇(公開価格未定)
 日本 タマホーム、パソナ、松竹、東宝 各決算
 日本 日銀議事録
  米  6月消費者物価指数
  米  6月小売売上高
  米  7月NY連銀製造業景況指数
  米  7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
  米  シティグループ、USバンコープ 各決算
  米  国債償還 3年債(320億ドル)
  米  セントルイス連銀総裁 講演
  米  ミネアポリス連銀総裁  講演
 中国 第2四半期GDP
 中国 6月鉱工業生産
 中国 6月小売売上高

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/8)

 今日のNY為替市場、この日発表になった米雇用統計は強い内容だったものの、
 ドル高の動きは限定的となった。非農業部門雇用者数(NFP)は28.7万人
 増と8ヵ月ぶりの大幅な伸びとなり、今回の強い結果に利上げが再びテーブルの
 上に浮上したとの見方も出ている。なかには9月のFOMCでの利上げの可能性
 指摘する向きもいた。しかし、FRBは英EU離脱の米経済への影響を見極める
 姿勢を示しており、当面、利上げはないとの見方も出ている。

 まちまちな見方に為替市場も発表直後に上下動したのみで、方向感は見出せな
  かったようだ。

 英EU離脱問題で次の利上げのハードルは高まったものと思われる。今回の米
  雇用統計は英国民投票前の数字でもあり、もう少し情報を確認する必要はあろう。
 いずれにしろ、今月のFOMCでFRBがどういう認識を示すか待ちたい所ではある。

 ドル円は米雇用統計後に101円から100円の間を上下動したが、結局、100円台
  半ばで落ち着いている。英EU離脱問題で円高が進み、ドル円も100円割れを試す
  動きが続いていたが、きょうの米雇用統計で下値にはこれまで以上に慎重になった
  ものと思われる。

 ユーロ円も米雇用統計発表直後は一時110円台に下落したものの、それ以上、下押し
 する動きもなく111円台で推移した。下げは一服してきているが、英国民投票後の
 流れに変化はなくリバウンドの気配も見えない。英離脱問題をきっかけにイタリア
 銀の不良債権問題も浮上しており、ユーロ圏経済への不透明感は依然として根強い
 ようだ。

 きょうはIMFがユーロ圏についての4条協議報告書を公表していたが、ユーロ圏の
 インフレ率が現在の低水準から回復しない場合、ECBは資産購入プログラムの拡大
 を検討するべきだとの見解を示していた。ディスインフレ圧力が依然として強く、
 この先も外需は弱まる可能性があり、政治的リスクも大幅に高まったとしている。

 その他、銀行の不良債権についても懸念を示していた。ただ、ECBは現行の政策の
 効果を見極める姿勢を強めている。

 ポンドも下げ一服といったところで、ポンド円は概ね130円台で推移した。来週は
 英中銀政策委員会(MPC)が開催されるが、ここにきて、来週早々にも利下げとの
 期待も高まっている。カーニー英中銀総裁は夏までの追加緩和を既に示唆しているが、
 その内容からは8月のMPCが有力と見られていた。しかし、足元で不動産市場や
 金融機関への懸念も高まる中、市場の見方は現時点で半々といったところのようだ。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=321197

 米国債利回り
  2年債         0.605(+0.016)
  10年債       1.356(-0.029)
  30年債       2.097(-0.038)
  期待インフレ率  1.452(-0.007)
               ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは下げている。この日発表になった米雇用統計
 で非農業部門雇用者数が予想を大きく上回り、米経済の先行きに楽観的な見方も広が
 った。再び年内利上げがテーブルの上に復活しているが、FRBは以前よりも慎重になっ
  ており、利上げにはまだ超えなければならないハードルが幾つかありそうだ。

 10年債利回りは一時1.44%台まで上昇したものの、1.35%に下げている、一方、
 政策金利に敏感な2年債利回りは後半になって上げを縮小させたもののプラス圏は
 維持した。

 2-10年債の利回り格差は+75(前日+79)に縮小し、イールドカーブは再びフラッ
 ト化している。            http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=321193

3.NY株式市場 結果(7/8)

 NY株式8日
  ダウ平均        18146.74(+250.86 +1.40%)
  S&P500        2129.90(  +32.00 +1.53%)
  ナスダック         4956.76(  +79.95 +1.64%)
  CME日経平均   15415    (大証比:+295 +1.92%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は終値ベースで1万8千ドル台を回復し、S&P
 500は終値ベースでの最高値を更新している。この日発表になった米雇用統計で
 非農業部門雇用者数が予想を大きく上回ったことで、米経済の先行きに楽観的な
 見方が広がった。

 早期利上げ期待も一部では強まったものの、FRBはなお慎重との見方から、年内の
 利上げ確率はさほど高まっていなかったことも株価にはフォロー。きょうの上昇で
 英国民投票以降の下げを完全に回復した格好。銀行や資源関連、小売りなど幅広い
 銘柄に買いが広がっている。

 ダウ採用銘柄は全銘柄が上昇。キャタピラーやデュポン、アメックス、ビザが指数を
 押し上げた。ゴールドマン、JPモルガンも上昇。

 化学のケマーズが大幅高。ケマーズはデュポンから分社化しているが、デュポンが
 テフロン製造用の化学薬品による水質汚染で精巣癌になったと主張する男性の訴訟で、
 オハイオ州コロンバスの連邦地裁の陪審は 懲罰的損害賠償としてデュポンに50万
 ドルの支払い義務があると認定した。デュポンに対しては同陪審が補償的損害賠償金
 として510万ドルを支払う義務があると既に認定しているが、これとは別に最大12億
  ドルの懲罰的賠償金を支払う義務があるかどうかが焦点となっていた。

 ヒューマナが下落。同業のエトナによる買収が合意されているが、米司法省がこの
 買収が反トラスト法に違反するのではとの大きな懸念を示している。このことがメディ
  ケア・アドバンテージにおける消費者の選択肢を狭めるのではとの懸念が出ており、
  アナリストからは、これを理由に目標株価引き下げが伝わっていた。

 ナスダックも続伸。ITハイテク株中心に主力銘柄は揃って上昇。アマゾン、アップル、
 マイクロソフトが高い。        http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=321189

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/8)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=45.41(+0.27 +0.60%)
 ブレント先物9 月限(ICE)
  1バレル=46.76(+0.36 +0.78%)
 ブレント-WTI 1.35

 今日のNY原油先物相場は反発。この日発表になった米雇用統計で非農業部門雇用
 者数が予想を大きく上回ったことで、米経済の先行きに楽観的な見方が広がった。
 原油も発表直後は買いの反応を見せたものの、後半にかけ伸び悩む動きも見せている。
 米雇用統計は強かったものの、年内の米利上げ期待が再びテーブルに上りそうな気配
 もあり、戻り売りに押される場面も見られた。

 8月限は雇用統計発表直後には46ドル付近まで上昇したものの、その後、急速に売り
 が強まり44ドル台に下落する場面も見られた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=321191
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1358.40(-3.70 -0.27%)

 今日のNY金先物相場は続落。この日発表になった米雇用統計で非農業部門雇用者数が
 予想を大きく上回ったことで、米経済の先行きに楽観的な見方が広がり、金は逃避買い
 が一服している。

 8月限は米雇用統計発表直後に1336ドルまで下落したが、景気の先行き不透明感が
 完全に解消されているわけではなく、下値では押し目買いも見られていた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=321192


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7月第2週 相場展望と予定

2016-07-03 23:53:23 | 相場展望

              
6/27~週の日経平均は、英国のEU離脱パニックも一服し、戻りを試す展開
となった。

週明けは、EU離脱パニック相場の余波で、不安定な相場状況の中、震源地の
英国を始め欧米市場は、ほぼ暴落分を埋めており、日本市場は、為替の円高
是正が進まず、103円手前と、それが戻りを鈍くしている格好です。

結局、日経平均はリバウンドも、投票前水準の60%弱戻し。週間730円上昇
(↑4.89%)の15682円の大引けでした。

7月第2週(7/4~7/8)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

市場の関心は、ひとまず英国EU離脱結果より、米国の経済統計に移りそうです。

米国で、7/6に6月ISM非製造業景況指数、7/7ADP雇用統計(雇用統計
の前哨戦)、7/8に米雇用統計となり、前月の雇用結果がイレギュラー一時的
なものであれば、8月までの利上げ再燃される可能性もあります。

予想外の英国EU離脱決定で、金融市場は混乱したが、離脱交渉が9月以降に
先送りされ、ひとまず9月までは小康状態に入りそう。

物色の流れとしては、円高是正がすぐに望めない中での戻りを考えれば、内需
ディフェンシブ銘柄や、中・小型株に注目しておきたい。

日経平均、7月第2週(7/4~7/8)レンジは、15500円~16100円程度を
想定しています。

1.7月第2週(7/4~7/8)主なイベントと予定
 7/4
  日本 6月マネタリーベース
 日本 キューピー、わらべや日洋、アークス 各決算
 日本 ファーストリテ、ユニクロ 各6月売上げ速報
  米   米国市場 休場(独立記念日祝日)
 7/5
 日本 サンエー、アスクル、フロイント産業 各決算
  米   5月耐久財受注
  米   NY連銀総裁 講演
  中国  6月財新サービス業PMI
  豪   中銀政策金利
  英   BOE半期金融安定化報告
 7/6
 日本 ABCマート、ウエルシア、イオン 各決算
  米   6月ISM非製造業景況指数
  米   FOMC議事録(6/14、15分)
  独   5月製造業受注
 EU  ドラギECB総裁 講演 
 7/7
 日本 黒田日銀総裁、支店長会議 挨拶
 日本 日銀地域経済報告
 日本 5月景気動向指数
 日本 6月三鬼商事、オフィスビル空室率
  日本 セブン&アイ、メディアドゥ、乃村工芸 各決算
  米    6月ADP雇用者数
  米   新規失業保険申請件数(~7/2までの週)
  露   ロシア宇宙船 ソユーズMS打ち上げ
 EU  ECB議事録
  世  イスラム教世界 ラマダン明け
 7/8
 日本 5月国際収支
 日本 オプションSQ算出日
 日本 5月毎月勤労統計
 日本 6月景気ウオッチャー調査
 日本 久光製薬、マニー、ファミリーマート 各決算
  米   6月雇用統計
  世    NATO首脳会議(~7/9、ワルシャワ)
 7/9
 日本 G20(~7/10、上海)

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/1) 

 今日のNY為替市場はポンドは反転の兆しが見えず軟調な展開が続いている。
 一方、ドル円も上値の重い展開となった。前日はカーニー英中銀総裁が夏まで
 追加緩和の可能性を示唆していたが、中銀が英EU離脱の影響から景気を支援
 する姿勢を強めており、市場の期待感は高いようだ。

 フィッシャーFRB副議長の発言が伝わっていたが、英離脱による米国への影響
 を見極める姿勢を示すなどFRBも慎重姿勢を強めており、早期利上げ期待は大
 きく後退している。この日はISM製造業景気指数が発表になり予想を上回る強
 い内容だったものの、ドル買いの反応は限定的に留まっていた。

 ドル円は前日のNY時間に103円台を回復していたが、きょうは戻り売りが優勢で、
 上記の強い米経済指標にも反応は鈍かった。ドル円を支えていた最大の要因の一
 つである米利上げ期待が後退していることから、強い米経済指標が出たとしても
 上値は試しづらいようだ。底堅さはあるものの、上値を突破する勢いは見られて
 いない。

 一方、ポンドの下値模索は続いており、ポンド円は135円台まで一時下落。英国民
 投票の混乱も一服し、ポンド円も下げを取り戻していたが、今週に取り戻した分
 の半分を失っている。

 次の英首相が誰になるのか目先は最注目だが、EU離脱の急先鋒だったジョンソン
 前ロンドン市長は立候補しない方針を打ち出している。この動きを受けて新政権は
 国民投票の結果を覆してEU残留に動くのではとの期待も一部からは出ていたが、
 最有力候補で、キャメロン首相と伴に残留支持に回ったメイ内相は「離脱は離脱」
 と述べており、国民投票の結果を覆すつもりはない姿勢を明確にしている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=320183
 米国債利回り
   2年債          0.589(+0.008)
   10年債        1.444(-0.026)
   30年債        2.225(-0.059)
   期待インフレ率  1.468(+0.030)
                  ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で利回りは低下。中銀への追加緩和期待や、FRB幹部からも
 利上げを急がない姿勢が示されていることで利回りは下げが続いている。この日
 発表のISM指数が強い内容となり利回りは下げ幅を縮小したものの、10年債は
 プラス圏には浮上できなかった。

 10年債利回りは1.4%を割り込んでいたが、一時1.46%までは戻している。政策
 金利に敏感な2年債は0.58%とプラス圏に浮上した。

 2-10年債の利回り格差は+86(前日+87)。
                     http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=320179
3.NY株式市場、結果(7/1)

 NY株式1日
   ダウ平均       17949.37(+19.38 +0.11%)
   S&P500       2102.95(  +4.09 +0.19%)
   ナスダック       4862.57(+19.89 +0.41%)
   CME日経平均  15650    (大証比:-20 -0.13%)

 今日の米国株式市場でダウ平均は小幅ながら4日続伸。この日発表のISM指数が
 予想を上回る内容となったことが好感されている。また、ドル高の動きが一服して
 いることや、中銀の政策への期待感が株価を押し上げている。
 ダウ平均は一時1万8千ドル台まで上昇していたが、さすがに前日までの3日間で
 800ドル近くしており戻り売りも出ていた。

 ダウ採用銘柄はホームデポやファイザー、キャタピラーが上昇。一方、デュポンや
 JPモルガン、シェブロンが下落している。

 ハーレー・ダビットソンが商いを伴って15%の大幅高となっている。ツイッターで
 プライベート・エクイティのKKRによる1株65ドルでの買収の噂がツイートされた
 ことで思惑を呼んでいる。あくまで未確認情報で、アナリストからは否定的なコメ
 ントも出ていた。

 ナスダックも続伸。アマゾンやアルファベットが上昇したほか、ネットフリックの上昇が
  指数に寄与した。ネットフリックスは調査会社が4-6月期の海外契約者数の伸びに
  ついて肯定的な見解を示していたことが材料視されている。
 また、アナリストからも10-12月期以降に海外契約者数が伸びるとの指摘も出て
 おり、目標株価を120ドルとしていた。

 半導体のマイクロンテクノロジーが大幅安。前日引け後に3-5月期の決算を発表
 しており、1株損益は0.08ドルの赤字となった。予想ほどの赤字ではなかったが、
 売上高は予想を下回っていたほか、6ー8月期の見通しが1株0.16~0.24ドルの
  赤字を見込んでいる。市場では黒字も見込まれていた。需要が生産ほど十分に伸びず、
 人員削減も発表している。       http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=320177

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/1)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=48.99(+0.66 +1.37%)
 ブレント先物9月限(ICE)(終値)
  1バレル=50.35(+0.64 +1.29%)
 ブレント-WTI 1.36

 今日のNY原油先物相場は反発。英国民投票から落ち着きを取り戻す中、各国中銀の
 政策期待などもあり、原油は買い戻しが続いている。序盤は前日付近での上下動が
 見られていたが、後半になって売り物をこなし買いが強まった。8月限は英国民投票
 後の下げをほぼ取り戻しており、50ドル台をうかがう体勢を継続させている。

 なお、米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズによると、米国内の原油の掘削装置
 (リグ)稼動数は先週から11基増加し、341基であると発表した。先週は4週間
 ぶりに減少に転じていたが、再び増加に転じていた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=320173
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1339.00(+18.40 +1.39%)

 今日のNY金先物相場は反発。英国民投票の混乱は一旦収まっているとはいえ不透明
 感は根強い。一方で中銀の追加緩和への政策期待も強く、金は混在した要因から資金を
 集めているようだ。

 8月限は1339ドルで通常取引を終えており、英国民投票の結果が判明した24日の終値
 を上回ってきている。         http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=320174


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