goo blog サービス終了のお知らせ 

「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

6月最終週 相場展望と予定

2016-06-26 23:58:37 | 相場展望

              
6/20~週の日経平均は、前週から英国のEU離脱懸念が強まり1000円下落
する中、「出口調査で、残留が僅差でリード」の報が流れると、買い戻されて日経
平均は、16300円台の戻りもあった。

6/24、日本時間の昼前に、離脱を求める票が残留を上回る事が確実になった
と報道を受け、円相場は一時100円を割り込む場面も。後場はハシゴをはずされ
急転直下の下落で、15000円割れに。先物市場では、過熱を冷ますサーキット
ブレーカーが発動する混乱ぶりとなりました。

結局、日経平均は、週間で647円下落(↓4.15%)の14952円の大引けでした。

6月最終週(6/27~7/1)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末の1日の日欧米市場の下落率は、日本↓7.92%、ダウ↓3.39%、英↓
3.15%、独6.82%と、英国の離脱決定を最初に受けた東京市場の下落率が
大きく、市場の混乱を引き受けた格好。

日経平均、為替が102円台から円高是正シフトに動けば、下バイアスの修正から
15000円台で始まり、この大台をキープして終了する可能性は高い。

不透明感を嫌がる市場に対し、EU諸国から他国の離脱懸念がある中、不透明感
強い相場展開になる可能性もあるが、政府・日銀の速やかな対応要請など思惑も。

ただ、最終週は、個別銘柄の押し目を拾う、絶好のチャンスになるでしょう。

経済イベントで、6/28、29にEU首脳会議、米で6/29FRB包括的資本
分析の公表、7/1ISM製造業っ景況指数、中国製造業/非製造業PMIなど。

国内は、7/1の日銀短観、日本版雇用統計、家計調査などの予定が注目される。

ポイントは、102円台の為替水準が100円を切る方向なのか、104円方向へ
戻りを試すのか、ポイント。購買力平価から105~110円程度が妥当とされる中、
どちらに振れるか注目です。

日経平均、6月最終週(6/27~7/1)レンジは、14650円~15500円程度を
想定しています。

1.6月最終週(6/27~7/1)主なイベントと予定
 6/27
  日本 キャリア新規上場(東証マ)
 日本  しまむら、ダイヤモンドダイニング 各決算
  米   ルー財務長官 講演
  世   世界経済フォーラム夏季ダボス会議(~6/28)
  世   テ二ス・ウインブルドン選手権 開幕(~7/10)
 6/28
 日本 ベガコーポ 新規上場(東証マ)
 日本 Jフロント、日本オラクル 各決算
 日本 株主総会、タカタ、東電、旭化成 
  米   第1四半期GDP確報値
  米   6月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  米   4月S&Pケースシラー住宅価格
  英   中銀臨時オペ
  EU  EU首脳会議(~6/29)
 6/29
 日本 コメダHD、ソラスト 各新規上場
 日本 ウエザーニュース、ナガイレーベン 各決算
 日本 株主総会集中日(791社)スズキ、三井住友建設
  米   5月個人所得/支出
  米   5月中古住宅販売成約指数
  米  ナイキ、モンサント 各決算
 6/30
 日本  5月鉱工業生産
 日本  アダストリア、クスリのアオキ、ニトリ
  米   新規失業保険申請件数(~6/25までの週)
  米   シカゴ購買部協会景気指数
  米  セントルイス連銀総裁、講演
  米   国債償還 2年債(299億ドル)
               5年債(361億ドル)
               7年債(277億ドル)
  独  6月失業率/失業者数
 EU 6月ユーロ圏消費者物価指数
 7/1
 日本  6月日銀短観
 日本  5月有効求人倍率
 日本  5月完全失業率/完全失業者数
 日本  5月消費者物価指数
 日本  5月家計調査
 日本  路線価 公表
 日本  セラク新規上場(東証マ)
 日本  良品計画、放電精密加工 各決算
 日本  仙台空港 民営化
  米    6月自動車販売台数
  米   6月ISM製造業景況指数
  米   債券市場、短縮取引
 中国  6月製造業PMI
 EU   5月ユーロ圏失業率

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/24)

 英国民投票によるEU離脱の選択できょうの市場は大混乱となった。NY時間に
 入ると動きも一服していたが、為替市場は欧州通貨安・円高が急速に進んだ。
 そのような中、ドル円はNY時間に入ると102円台で膠着。きょうは瞬間的に99円
 付近まで急落していたが、ある種、ショックからの小康状態といった雰囲気で、次の
  アクションを待つ姿勢のようだ。各国中銀の協調行動や、日本の財務省による介入
  警戒感もあり下値も攻め難く、一方で、積極的に買戻す地合いでは決してない。

 投資家もどうしてよいのか判断がつかないといったところなのかもしれない。

 また、FRBも状況を注視する方針を示している。今週のイエレンFRB議長の議会
 証言では、英国がEU離脱を決めた場合、金融市場に打撃をもたらすと強い懸念を
 表明していた。市場では、今回の英EU離脱の選択により、米利上げは当面ないと
  の見方が強まっている。CMEがFF金利先物取引から算出しているFEDウォッチで、
 若干ではあるが、7月FOMCでの利下げの確率を織り込む動きも見られている。

 確率は7%程度だが、今後、この動きが強まるようであれば、ドル円にとっては下押し
  圧力となろう。

 今日最も波乱の展開を見せたのがポンド円だったのかもしれない。一時133.00付近
  まで下落し、高値から23円暴落する場面も見られた。カーニー英中銀総裁は会見で、
  市場安定のために2500億ポンドの追加資金を供給する準備ができていると述べて
  いたが、市場では英中銀の次の一手は利下げとの見方が強まりつつある。第3四半期
  にも利下げとの見方も多く、翌日物金利スワップ(OIS)が織り込む次回の英中銀政策
  委員会(MPC)での利下げの確率は50%に高まっている。ただ、ポンドの下落が続け
  ば、輸入物価の上昇からインフレ圧力が高まることも予想され、今後、英中銀は難しい
  舵取りを迫られそうだ。

 ユーロ円は113円台半ばで大方の取引を終えた。本日は109.40近辺まで急落し、
  高値から10円近く暴落する場面が見られた。ユーロ円は2014年12月をピークに
  下落トレンドが続いている。2012年末に安倍首相が総理に就任したが、その時の
  水準を下回ってきており、総理就任後の上げを消滅させている。

 欧州では経済的影響はもちろん、政治的不安が高まることも警戒され、欧州通貨の
 下値不安は根強い。EU離脱や独立を主張している勢力を抱えているEU加盟国は
 多く、実際、スペインのカタルーニャ自治州のプチデモン州首相は、今回の英EU離脱
 の選択により、同州がスペインからの独立を求める根拠が強まったとの認識を示して
 いた。

 英スコットランド行政府のスタージョン首相からも、英国からの独立の是非を問う住民
 投票を再び実施する可能性が非常に高いと発言していたが、今後、欧州は更に流動的
 なる可能性もある。

 ちなみに、今週末にはスペインの再選挙が予定されており、急進左派政党で緊縮財政
 反対のポデモスが連立政権を樹立するようであれば、不安定要因との指摘も聞かれる。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=319092
 米国債利回り
   2年債          0.625(-0.154)
   10年債        1.557(-0.189)
   30年債        2.409(-0.145)
   期待インフレ率  1.458(-0.091)
                  ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で利回りは急上昇。英国民投票でEU離脱が選択されたことで
  市場は警戒感を強めた。安全資産である国債市場に逃避資金が集中し、利回りは
  大幅に急低下している。

 今回の英EU離脱の選択で、FRBも利上げ期待も後退しており、CMEがFF金利先物
 取引から算出しているFEDウォッチでは、若干ではあるが、7月FOMCでの利下げの
 確率を織り込む動きも浮上している。

 2-10年債の利回り格差は+93(前日+97)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=319087

3.NY株式市場、結果(6/24)

 NY株式24日
  ダウ平均       17399.86(-611.21 -3.39%)
  S&P500        2037.30( -76.02 -3.60%)
  ナスダック        4707.98(-202.06 -4.12%)
  CME日経平均  15245    (大証比:+295 +1.93%)

 今日の米国株式市場は急落。英国民投票でEU離脱が選択されたことで市場は大混乱
  となった。アジアや欧州の株式市場が急落する中、米株も急落している。前日は楽観的
 ムードも広がっていたが完全に失望売りを招いた格好。全面安の中、ダウ平均は終盤に
 かけて下げ幅を拡大し、600ドル超の下げとなった。

 銀行など金融株が下げをリードする格好。安全資産への逃避から国債市場に資金が流
  れ込んでおり、利回りが急低下していることが嫌気されているようだ。今回の英国民投票
 結果に金融機関の英国からの離脱も想定れる中、金融機関にとっては影響が大きいと
  見られているようだ。

 国債の利回りが低下すれば、機関投資家の採算も悪化することから保険株も下落した。
 各国中銀は金融システムの支援体制強化を打ち出しており、信用不安まではまだ出てい
 ないものの、警戒感は根強い。債券への投資が多い年金や生保は緩やかに破綻に近づ
  いているとの指摘も聞かれた。

 ダウ採用銘柄は全銘柄が下落。ゴールドマン、JPモルガンが7%下落し、キャタピラーも
  6%下落した。IBM、ボーイング、アメックスも5%超の下落。

 金融機関のなかでもモルガン・スタンレーの下げが目立つ。英BBCが英国民投票で
 EU離脱が選択されたことで、モルガン・スタンレーのロンドンの投資銀行部門2千人
 職をアイルランドのダブリンかフランクフルトに移す作業を開始したと伝えていた。

 モルガン・スタンレーはこの報道を否定はしているが、直ぐではないものの、事業環境
  にあわせて調整することは検討しているとしている。

 ナスダックも急落。ITハイテク株も揃って下落。旅行も大きく下落している中、世界
  最大の旅行代理店のプライスラインが11%の大幅安となった。プライスラインの
 売上高は2005年にオランダのブッキングドットコムの買収を手掛かりに欧州で
 70%近くを占めることから、今回の英EU離脱の選択は他社以上に懸念が強い様だ。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=319086

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(6/24)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=47.64(-2.47 -4.93%)
 ブレント先物8月限(ICE)
  1バレル=48.41(-2.50 -4.91%)
 ブレント-WTI 0.77

 今日のNY原油先物相場は急落。英国民投票でEU離脱が選択され、市場はリスク
 回避の動きを強めている。安産資産への逃避から原油も売りに押された格好。前日は
 英国民投票への期待から50ドル台に上昇していたが、きょうは失望売りにつながっ
 た格好となっている。

 8月限は東京時間に一時46ドル台に急落していた。その後、下げ渋ったものの戻りは
 鈍く47ドル台で通常取引を終えた。   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=319082
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1322.40(+59.30 +4.69%)

 今日のNY金先物相場は6日ぶりに急反発。英国民投票でEU離脱が選択され、市場は
 リスク回避の動きを強めた。安産資産への逃避から金は買いを集めた格好となっている。

 8月限は英EU離脱の選択が確定した東京時間に1360ドル付近まで急伸した。その後、
 伸び悩んだものの、NY時間に入っても1300ドルの水準は維持している。今回の英EU
 離脱の結果で、金は1500ドルを目指す可能性も指摘され始めている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=319083


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


6月第4週 相場展望と予定

2016-06-19 23:58:52 | 相場展望

             
6/13~週の日経平均は、英のEU離脱懸念を先取りした暴落の週となった。

欧米株式市場も軟調となる中、為替市場で、安全資産とされる円が買われ続け、
日銀のノーアクションにより、仕掛け的な円買い、株先物売りを誘発し、週間で
1000円以上の暴落となった。

日米金融政策で、両国の動きは対照的。米国は、追加利上げ見送りに先送りを
含みにしたのに対し、黒田総裁は、ただ変更なしを決定。市場との対話ができて
なく、為替市場の餌食になった格好でした。

為替を安定的に保つ仕事の日銀が、通貨の番人を放棄するような格好でした。

結局、日経平均は週間で、1001円下落(↓6.03%)15599円でした。

6月第4週(6/20~6/24)の主なイベントと予定は、下記1の通りです。

6/20~週は、6/23英国のEU離脱可否を問う国民投票がポイント。
昨日のファンドマネージャーの予想通りになるか、予断を許さないのが一般の
国民投票。小生は、残留が過半を握ると読んでますが、5p差あるかないか。

日経平均は、6/24に残留決定後の買戻しになると読んでいますが、どうなる
か、注目です。

日経平均、6月第4週(6/20~6/24)のレンジは、15200円~16000円
程度を想定しています。

1.6月第4週(6/9~6/24)主なイベントと予定
 6/20
  日本 黒田日銀総裁、講演
  日本 5月貿易収支
  日本 5月百貨店売上高
  日本 5月コンビニエンス売上高
   日本 あさひ 決算
  米   ミネアポリス連銀総裁、講演
  EU  ドラギECB総裁、欧州議会で発言
 6/21
  日本 日銀議事録(4/27、28分)
  日本 AWS、ストライク 各新規 東証マ上場
  日本 アークランドサカモト 決算
  日本 ゆうちょ銀行、三井物産 各株主総会 
  日本 党首討論会
  米  イエレンFRB議長、上院証言
  米  アドビ・システムズ  決算
  米  国債入札 2年債(260億ドル)
  独  6月ZEW景況感指数
  英  中銀臨時オペ
 6/22
  日本 5月工作機械受注確報
  日本 ジェイリース 新規 東証マ上場
  日本 東芝、かんぽ生命 各株主総会
  日本 参議院選挙告示(7/10 投開票)
  米   5月中古住宅販売件数
   米  4月FHFA住宅価格指数
  米   パウエルFRB理事、講演
  米   イエレンFRB議長、下院証言
  米   フェデックス 決算
  米   国債入札 5年債(340億ドル)
 6/23
  日本 バーチャレクス 新規 東証マ上場
  日本 シーズメン、オプトエレクトロニクス 各決算
  日本 シャープ、三菱重工、日本郵政 各株主総会
  日本 沖縄 慰霊の日
  日本 クラブなど、ダンス営業規制緩和 
  米   5月コンファレンスボード景気先行指数
  米   新規失業保険申請件数(~6/18までの週)
  米   ダラス連銀総裁、講演
    米   FRBストレステスト結果発表
  米   国債入札 7年債(280億ドル)
  独   6月製造業PMI速報値
  英   EU残留・離脱を問う国民投票
  EU  6月製造業PMI速報値
 6/24
  日本 日銀会合(6/15、16)主な意見
  日本 瑞光、高島屋、パルコ 各決算
  日本 三菱自動車、伊藤忠商事、三菱商事 各決算
  日本 気象庁3カ月予報
  米   5月製造業新規受注
  米  トランプ氏、訪英
   独  6月Ifo景況感指数
 6/25
  日本 株主総会 ベネッセ
 6/26
   西  スペイン総選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/17)

 今日のNY外国為替市場は、欧州通貨が買い戻され、この所のドル買いの動きも
 一服していた。きのうは英労働党の女性下院議員ジョー・コックス氏が男に襲撃
 され死亡という事件が発生した。コックス氏は残留支持を訴えていた。
 この影響で残留、離脱双方のキャンペーンが中断となっており、発表予定の世論
 調査も1日延期されている。

 また、IMFも英離脱の予期される影響についてのレポートの公表を延期する中、
 全体的に英国民投票への警戒感が一服しており、週末ということもあって様子見
 姿勢が強まっていたものと思われる。

 ユーロドルは買い戻しが強まり、1.13台をうかがう動きも見られていたが、1.13が
 上値抵抗となり上値の重さも意識された。

 ポンドドルも1.43台半ばまで上昇。きょうの上げで3日続伸となっており、100日
  線の水準まで回復してきている。ただ、来週のイベントを考慮すると、反発したと
  してもポジション調整の戻りに留まりそうで、全ては国民投票の結果次第といった
  ところだ。ポンド円も一時149円台後半まで上昇し、150円をうかがう動きも見せて
  いた。

 一方、ドル円は104円台前半での振幅に留まっている。東京時間には麻生財務相
 発言もあり、一時104円台後半まで上昇する場面が見られた。財務相は「一方向に
 偏った投機的な動きが継続することがないよう、為替市場の動向を緊張感を持って
 見守っていく。これまで以上に必要な時にはしっかりと対応していきたい」と言及。
 こうした対応はG7やG20の合意内容に沿うとの見解も示していた。

 市場では、介入は難しいとの見方が根強い。ただ、万一、英国民がEU離脱を選択し、
 金融市場が混乱した場合には、G7、G20声明で言及されている無秩序な動きに
 該当し、介入も正当化されるものと思われる。米国も文句は言えないであろう。

 ただし、円高が過度に進んでいるとはいえ、英国民投票の結果が判明するまでは、
 介入は難しいのではとも思われる。   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317963

 米国債利回り(NY時間16:55)
   2年債         0.693(+0.007)
   10年債       1.608(+0.029)
   30年債       2.420(+0.023)
   期待インフレ率  1.460(-0.002)
                  ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で利回りは上昇。今日は英EU離脱への警戒感も一服しており、
 債券市場への逃避の動きも一服している。きょうはブラード・セントルイス連銀総裁の
  発言が伝わっており、年内1回の利上げが適切と、これまでの2回から1回に見方を
  変更していた。

 今週のFOMCメンバーによる金利見通し(ドット・チャート)で、年内1回の見通しが急増
  していたが、総裁もその1人だったのかもしれない。この発言を受けて、利回りも上げ幅
  を縮小する場面が見られたが、一時的な動きに留まった。

 なお、利上げ期待が後退する中、期待インフレ率(ブレイク・イーブン・レート)は低下が
  続いている。

 政策金利に敏感な2年債利回りは0.69%、10年債は1.6%台を回復した。
 2-10年債の利回り格差+92(前日+89)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317960

3.NY株式市場 結果(6/17)

 NY株式17日
  ダウ平均     17675.16 (-57.94 -0.33%)
 S&P500       2071.22(  -6.77 -0.33%)
 ナスダック        4800.34(-44.58 -0.92%)
 CME日経平均    15640    (大証比:+110 +0.71%)

 今日のNY株式市場は反落。全体的に来週の英国民投票への警戒感は一服していた
 ものの、ハイテク株やヘルスケア株が売りに押されており、指数も上値が重い。

 ダウ平均は一時130ドル安まで下落、17600ドル付近迄 値を落とす場面が見られた。
 その後、下げ渋ったものの、プラス圏は回復できずに終えている。

 ダウ採用銘柄ではメルクが反落したほか、アップルが軟調。アップルは、中国北京市
 知的財産当局が、アイフォーンが中国の端末メーカーのデザイン特許を侵害している
 として、北京市での最新機種の販売を停止を命じたことが嫌気されている。

 一方、キャタピラーやディズニーが上昇している。
 ナスダックも続落。アップルのほか、アルファベットやアマゾンなど主力株が揃って
 下落。アルファベットは、アナリストが検索マーケティング支出の伸びが4-6月に
 やや減速した模様だと指摘したことが嫌気されている。

 ウェアラブル・カメラのゴープロが大幅高。アナリストから、今年下半期の主力製品刷新
 予定にもかかわらず、販売店からの需要が底堅いとの指摘が出ていた。同社のCFOも、
 販売が底堅く推移しており、販売店からの再受注で在庫が予想以上に圧縮する可能性
 を言及していた。

 システム開発のシナプティクスが下落。約160人の人員削減を発表し、同時にCEO
 基本給の20%削減を申し出ており、他の役員にも10%カットを求めている。事業所
 整理統合も進めており、リストラ費用は1000万ドルから1100万ドルに上る見込みだ
 としている。           http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317958

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/17)

 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=47.98(+1.77 +3.83%)
 ブレント先物8 月限(ICE)(終値)
  1バレル=49.17(+1.98 +4.20%)
 ブレント-WTI(8月限)0.61

 今日のNY原油先物相場は7日ぶりに大幅反発。きょうは英EU離脱への警戒感も
 一服しており、為替市場はドル高が一服し、原油も買い戻しが強まっている。

 7月限は前日、45ドル台まで下落する場面も見られていたが、きょうは48ドル台まで
 一時買戻しが強まった。

 なお、原油の米リグ稼働数は3週連続の増加となっている。米大手石油ガス開発の
 ベーカー・ヒューズによると、米国内の原油の掘削装置(リグ)稼動数は先週から9基
 増加し、337基であると発表した。3週連続での増加となっているが、原油価格が、
 50ドル付近まで回復する中、生産を再開するリグが増えつつあるのかもしれない。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317954
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1294.80(-3.60 -0.28%)

 今日のNY金先物相場は8日ぶりに反落。きょうは英EU離脱への警戒感も一服して
 おり、リスク回避の金買いも一服している。8月限は1300ドル台からの戻り売り圧力
 に押されているが、先高感は根強く、下値では押し目を拾う動きが見られている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317955


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


6月第3週 相場展望と予定

2016-06-12 23:58:54 | 相場展望

              
6/6~週の日経平均は、膠着感の強い相場展開であった。週明けは、米雇用
統計の悪化を受け大幅安のスタートも、戻りを試した。為替の円高是正の場面
買われる面も、ザラ場の円高に呼応するように値を下げたが、6/13~週の
日米金融政策決定会合を控え、様子見姿勢の中、終了した。

結局、日経平均は週間で約41円下落(↓0.25%)の16601円でした。

6月第3週(6/13~6/17)主なイベントと予定は、下記1の通りです。

明日から来週にかけ、注目のイベントが3つある。その2つは、週末にかけての
日米金融政策決定会合。(後1つは、英のEU離脱を問う6/23国民投票)

米FOMCでは、5月雇用統計の悪化を受けて、利上げは見送りとなろうが、7月
以降の早い時期にあるのか、イエレン声明がポイント。日銀金融政策決定会合は
今回追加緩和を見送り、7月実施が既定路線だが、7月参院選に向け、財政政策
預かる自民党を金融政策で後押しする意味で、今回 追加緩和あればサプライズ。

そんな中、6/16までは、思惑から下値を大きく売り込む可能性は、低いかも
しれない。但し、日米でノーアクションなら、為替は105円台に向う可能性も
ある。

日銀が市場の声を聞いて、何らかの円高の歯止め予防策を打てるか、黒田総裁の
先見の明ありや、否や。

また、英事前世論調査で、離脱支持が多いとの情報は、EU市場に波風を立たせ
日本にも、円高シフトの副作用を持たせる可能性もある。

と言う事で、週を通して前半は底堅く、後半は上下へのバイアスを強める相場を
想定したい。

何れにせよ、明日からは四季報を参考に個別銘柄で対応が、無難な対応だろう。

日経平均、6月第3週(6/13~6/17)レンジは、16050円~16950円程度
想定しています。

1.6月第3週(6/13~6/17)主なイベントと予定
 6/13
 日本 4~6月法人企業景気予測調査
 日本 サトウ食品、神戸物産 各決算
 日本 「四季報」、「日経会社情報」発売
 中国 5月小売売上高
 中国 5月鉱工業生産
 6/14
 日本 アルバ、菊池製作所、サンバイオ 各決算
  米   FOMC(~6/15)
  米  5月小売売上高
  米  米ゲーム見本市「E3」
 6/15
 日本 日銀金融政策決定会合(~6/16)
 日本 5月訪日外国人客数
 日本 5月首都圏新規マンション販売
 日本 アトラエ、ホープ 各新規上場(東証マ)
 日本 トヨタ 株主総会 
 日本 東京都議会期末
  米   FOMC、イエレン議長 声明
  米   FOMC経済予測公表
  米   5月生産者物価指数
  米   5月鉱工業生産指数
  米   6月NY連銀製造業景況指数
  米   国債償還 3年債(320億ドル)
 6/16
  日本 日銀決定会合
 日本 黒田総裁  記者会見
 日本 農業総合研究所、新規上場(東証マ)
 日本 西松屋 決算 
   米   5月消費者物価指数
  米   新規失業保険申請件数(~6/11迄の週)
  米   6月NAHB住宅市場指数
  米   5月北米半導体製造装置BB
   米  オラクル 決算
 中国 上海ディズニリゾート開演
  豪   5月雇用統計
  英   中銀政策金利 
 EU  ECB経済報告
 EU ユーロ圏財務相会合
 6/17
 日本 やまみ、新規上場(JASDAQ)
 日本 4月建設総合統計
 日本 サッポロドラッグストア 決算
  米   5月住宅着工件数
 EU  ドラギECB総裁 講演
 EU  EU財務相理事会
 6/18
 中国 新築住宅価格

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/10)

 今日のNY為替市場は前日からの英離脱警戒感からのリスク回避が続いている。
 6月23日のEU離脱の是非を問う英国民投票まで2週間足らずに迫る中、情勢は
 混沌としており、市場は警戒感を強めている。

 午後になって英調査会社ORBの世論調査が公表になり、離脱支持が残留支持を
 10ポイントリードしている。インターネット調査で6月8日~9日に2000人を
 対象に実施。離脱支持が55%、残留支持が45%となった。

 円相場は円高の動きが強まり、欧州通貨や資源国通貨も下値模索となった。ドル円
 上記の調査が伝わると急速に売りが強まり、106.55付近まで下落する場面も見ら
  れている。終盤には買い戻しも見られ106円台後半まで下げ渋ったものの、上値の
  重い展開は変わらず。

 ただ、FOMCや日銀決定会合など来週からの重要イベントを控えていることもあり、
 全般的には様子見の雰囲気も強い。

 ポンドが下げを加速し、ポンドドルは一時1.41台まで下落。ドイツと伴に英10年債
 利回りも過去最低水準に低下する中、ポンドは売りが強まっている。

 きょうの下げでポンドドルは5月から続いていたレンジを下にブレイクしている。
 これまでは1.4350が強い下値サポートとなっていた。このブレイクでチャートは三尊
 天井を形成しており、テクニカル的には下向きの兆候を強めた模様。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=316854
 米国債利回り
   2年債          0.727(-0.041)
   10年債        1.639(-0.048)
   30年債        2.451(-0.036)
   期待インフレ率  1.555(-0.033)
                   ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で利回りは下げが継続。6月23日の英国民投票が迫る中、
 市場は警戒感を高めており、安全資産である国債への資金流入が強まっている。
 ドイツ国債や英国債利回りも下げる中、米国債利回りも下げが続いた。

 この日も英世論調査が伝わっており、離脱支持が残留を10ポイントリードしている。

 政策金利に敏感な2年債利回りは0.72%、10年債も一時1.62%まで低下した。
 2-10年債の利回り格差は+91(前日+91)。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=316850
3.NY株式市場、結果(6/10)

 NY株式10日
   ダウ平均      17865.34(-119.85 -0.67%)
   S&P500       2096.07(  -19.41 -0.92%)
   ナスダック       4894.55(  -64.07 -1.29%)
   CME日経平均   16380    (大証比:-150 -0.92%)

 今日のNY市場でダウ平均は続落。相場の雰囲気は前日と変化はなく、英国のEU
 離脱への懸念からリスク回避の動きが見られている。また、景気の先行き不透明感も
 高まっているようだ。先週の米雇用統計をどう解釈するかは見方が分かれるものの、
 一部にはリセッションの前兆との見方も出ている。そこまでの判断は時期尚早とは
 思われるが。

 各国国債の利回りの低下が続いており、銀行株が下げを先導。また、原油も見切売り
  が強まったことからエネルギー関連株も利益確定売りが続いている。

 ダウ平均は一時172ドル安まで下落し、17800ドル付近まで下落。18000ドルから
  下放れる展開が見られており、来週以降の動きが注目される。

 ダウ採用銘柄ではキャタピラーやゴールドマン、JPモルガンが下落。ボーイング、
 ビザも軟調。反面、インテルやベライゾンが上昇。

 インテルは序盤のマイナスからプラス圏に浮上。一部報道でアップルが次世代のアイ
 フォーンに使用するモデム用の半導体を一部、クアルコム製からインテル製に変更を
 検討と伝わった。変更する機種はベライゾンの米国使用のアイフォーンと海外の一部
 となる。重要な中国に関してはこれまで通りクアルコム製を使用。

 アップルは部品調達の多角化を図っておりその一環だという。クアルコム株は下落。

 ビニル製造の化学メーカー・アクシアルが商いを伴って急伸。同業のウエストレイクが
 24億ドルで買収することで合意した。1株33ドルの現金での買収となり、アクシ
 アルの前日終値を28%上回る水準。今回の合意で5ヵ月に及ぶ買収合戦に終止符が
 打たれた。負債を含めれば買収規模は38億ドルに上る。

 ナスダックも続落。インテル以外の主要ハイテク株は揃って下落。テスラやネットフ
 リックスの下げがきつく指数を圧迫してた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=316848

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/10)

 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=49.07(-1.49 -2.95%)
 ブレント先物8 月限(ICE)(終値)
  1バレル=50.54(-1.41 -2.71%)
 ブレント-WTI(8月限)0.82(前日0.73)

 今日のNY原油先物相場は大幅続落。前日同様に英国のEU離脱への懸念が高まり、
 為替市場で欧州通貨に売りが強まる中、相対的にドルが買われる格好となっている。
 ドル高の動きに原油も利益確定売りが加速している。

 7月限は一時48ドル台前半まで下落。50ドル台をブレイクしたことで見切売りも強
 まる格好。

 米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズによると、今週の米国内の原油の掘削装置
 (リグ)稼動数は先週から8基増加し328基になった。2週連続で増加。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=316844
 NY金先物8月限(COMEX)(終値)
  1オンス=1275.90(+3.20 +0.25%)

 今日のNY金先物相場は続伸。為替市場でドル高が優勢となっており、また、英離脱
 への懸念から安全資産への資金逃避の動きが活発化し金も買い戻しが続いている。

 8月限は1280ドル付近まで一時上昇。5月の下げのフィボナッチ61.8%戻しの
 水準を上回ってきている。目先の上値ターゲットに迫った。突破すれば1300ドルの
 回復も視野に入る。          http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=316845


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


6月第2週 相場展望と予定

2016-06-05 23:58:52 | 相場展望

             
5/30~週は、サミット終了後に各国通貨とも神経質な上下動があった。
円相場は、安倍首相の消費増税延期報道をめぐって序盤は円安に動いた
が、正式表明後は円高が進んだ格好。これに合せて前半2日間は上昇し、
その後、大幅続落。週末は自律反発の買いが入りましたが、週間下落した。

結局、日経平均は、週間で192円下落(↓1.14%)16642円の大引け。

6月第2週(6/6~6/10)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

明日からの週は、週末の米雇用統計の悪化と為替の円高を受け、週初は、
大幅下落のスタートになりそうです。

NY市場は、雇用統計の悪化を受け、下落したものの6月の追加緩和が遠
のき、ダウは、30ドル安程度に収まりました。ただ、為替が106円台と2円
程度 円高が進み、これを嫌気した売りが先行するでしょう。

先週の水曜、木曜と大幅下落しており、半分織り込んでるとすれば、ここから
円高は限定的と捉えたい。

注目は、米6/6のイエレンFRB議長講演で、7月以降のどの時期に利上げ
決断するか、英のEU離脱可否を巡る結果が6/23に控える中、時期の2、
3カ月後倒しに示唆・言及できるか、コメントに注目されます。

いずれにせよ。今年2回程度の利上げを予定してる米で、ここから円高進行
は限定的と捉えれば、メジャーSQに向け、大きく売り崩す相場展開は意外と
大きくなく、16000円割れは、回避するような展開を想定したい。

日経平均、6月第2週(6/6~6/10)レンジは、16200円~16800円
程度を想定しています。

1.6月第2週(6/6~6/10)主なイベントと予定
 6/6
  日本 学情、くらコーポ、ピジョン 各決算
 日本 東京ITCサミット(~6/7、東京)
  米   イエレンFRB議長 講演
  米   ボストン連銀総裁 講演
 中国 米中戦略・経済対話(~6/7、北京)
 中東 イスラム世界ラマダン入り(~7/7)
  独   4月製造業受注
 6/7
 日本 4月景気動向指数
 日本 イーブック 決算
  米   カリフォルニア州などで米大統領予備選
  米   国債入札 3年債(240億ドル)
  米   米・インド首脳会議(ワシントン)
  豪   豪中銀政策金利
  独   4月鉱工業生産
 EU  1~3月期GDP改定値
   世   世銀、世界経済見通し公表
  6/8
 日本 4月国際収支
 日本 第1四半期GDP改定値
 日本 5月景気ウオッチャー調査
 日本 イハラケミカル、シーシーエス、トーホー 各決算
  米   国債入札 10年債(200億ドル)
 中国 5月貿易統計
  ブ   ブラジル中銀政策金利発表
 6/9
 日本 4月機会受注
 日本 5月工作機械受注
 日本 5月都心オフィース空室率
 日本 積水ハウス、鎌倉新書、バルビバービ 各決算
  米   新規失業保険申請件数(~6/4までの週)
  米   国債入札 30年債(120億ドル)
 中国 上海・香港市場休場(端午節)
 中国 5月消費者物価指数
 中国 5月生産者物価指数
 NZ  中銀政策金利
 EU ドラギECB総裁 講演
 6/10
 日本 SQ算出日
 日本 5月国内企業物価指数
 日本 4月第3次産業活動指数
 日本 ボールトイン、ロングライフ、丹青社 各決算
 日本 エルニーニョ監視速報
  米    6月ミシガン大学消費者信頼感指数
  米   5月財政収支
 中国 上海市場休場

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/3)
 
 3日のNY市場、注目された5月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が
 予想の+16.0万人に対して、わずか+3.8万人にとどまる衝撃的な弱い数字を
 記録した。失業率は予想外に4.7%まで低下したものの、労働参加率の低下もあ
 って、NFPのネガティブなインパクトがはるかに勝り、ドルは急落。ドル円が109円
 近辺から107円台、ユーロドルがユーロドルが1.11台半ばから1.13台に上昇する
 など、ドルは全面的な暴落を見せた。

 瞬間的な売りが収まった後も戻りは鈍く、ドル売りが優勢。市場では雇用統計の発表
 まで6月の利上げを期待する動きが広がっており、遅くても7月までにはという見方
 が大勢となっていたことが直近のドル買いを誘っていた。しかし、今回の数字を受け
 て6月の利上げ期待が大幅に後退。7月どころか9月も難しく、利上げは11月もし
 くは12月ではとの思惑が強まったことで、ドルが全面的に売り込まれる展開となった。

 さらに、23時に発表されたISM非製造業景気指数が、予想及び前回値をかなり下
 回り、内訳をみても雇用部門が好悪判断の境目である50を下回ると、厳し印象を受
 けるものとなったことでドル売りが加速。ドル円は107円をしっかり割り込み、一時
 106円50銭台まで売り込まれた。その後、午後に入ると週末を前に売りが落ち着い
 たが、ドル円の107円がすでに重くなるなど、ドル安基調は継続して週末となった。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=315773
 米国債利回り(NY時間16:29)
   2年債          0.772(-0.115)
   10年債        1.700(-0.099)
   30年債        2.510(-0.070)
   期待インフレ率  1.547(-0.030)
                   ※期待インフレ率は10年債で算出

 3日のNY債券市場は中長期債の利回り低下が目立つ展開となった。米雇用統計の
 衝撃的な弱さを受けて、市場が期待していた6月の追加利上げ見込みが大きく後退。
 6月を見送る場合も7月までという見方が発表前の大勢を占めていたが、7月も難し
  いであろうとの思惑が広がり、利回りの低下を招いた。  政策金利の影響が小さい
 10年債や30年債などもより短期の債券ほどではないが値を落としている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=315768
3.NY株式市場、結果(6/3)

 NY株式3日
   ダウ平均     17807.06(-31.50 -0.18%)
   S&P500     2099.13(  -6.13 -0.29%)
   ナスダック      4942.52(-28.85 -0.58%)
   CME日経平均 16330     (大証比:-330 -2.03%)

 3日のNY株式市場は、日本時間21時半に発表された5月の米雇用統計において、
  非農業部門雇用者数(NFP)が予想の+16.0万人に対して+3.8万人という
 低い増加にとどまり、前回値も速報時点の+16.0万人から+12.3万人に下方
 修正されるなど、相当弱い数字となったことで、朝から大きく売り込まれて始まった。

 その後発表されたISM非製造業景気指数も予想を大きく下回ったこともあり、序盤は
 株安の動きに。ダウ平均は一時17689.68ドルと、前日終値比150ドル近い売りを
  見せた。

 しかし、その後は下げ幅を縮小する展開に。週末を前にポジション調整の買い戻しが入
 ったことや、ドル売りの動きが一巡したNY午後は為替相場も落ち着いたことなどが値
 を戻す要因に。ダウ、ナスダック、S&P500といった主要な株価指数が軒並み小幅
 安とプラス圏を回復するほどの勢いはなかったが、一時の下げからはかなり値を戻して
 週の取引を終えている。

 米労働市場の失速懸念は米株式市場にとっても売り材料であるが、今回の状況を受
  けて6月の利上げ期待が後退。早くても秋、もしくは年の暮れという見方が強まっており、
 米株式市場を支える結果に。      http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=315767

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/3)

 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=48.62(-0.55 -1.12%)
 ブレント先物8 月限(ICE)(終値)
  1バレル=49.64(-0.40 -0.80%)
 ブレント-WTI 1.02 

 3日のNY原油先物市場はやや売りが目立つ展開となった。米雇用統計の弱さを受けて
 リスク警戒感が一気に広がり、原油安の動きに。この動きはすぐにいったん戻したもの
 の、その後もリスク警戒が強い中、頭の重い展開となった。その後米石油サービス大手
 ベイカーヒューズの週間稼働リグ数の発表で、石油の稼働リグがわずかながら増加を見
 せたことで再び売りが強まる展開に。WTIは今日の安値を更新し一時48.33ドル
 まで値を落とした。もっともドル売りの動きが原油をやや支えるなど下がった所では買
 い戻しも。値からは少し値を戻して取引を終えている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=315763 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1242.90(+30.30 +2.50%)

 NY金先物は衝撃的な弱さとなった米国の雇用統計を受けて、リスク回避の動き広がっ
 たことで急騰する展開となった。NY金先物は1オンス=1215ドル近辺で発表を迎え、
 一気に1235ドル近辺へ。その後も買いが続き、ISM非製造業景気指数の弱い数字にも
 後押しされて1246ドル台までと5月24日以来の高値圏に。上昇率でいうと雇用統計後に
 すぐに2%、その後2.5%まで上値を伸ばしている。
 
 今回の数字を受けて、米国の利上げ期待が後退する中、リスク回避の動きが投資資金を
 金に流入させる結果となった。1240ドル台にしっかり乗せてからは、高値圏でのもみ合
 いに。金曜日ということで週末を前に新規の取引を手控える動きが目立った。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=315760


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


6月第1週 相場展望と予定

2016-05-29 23:39:13 | 相場展望

           
5/23~週の日経平均は、週初G7の大きな成果が得られない中、売り先行と
為替の109円前後の円高止まりを受け、一時16500円を割る場面もあった。

しかし、原油相場の上昇やEU市場の株式上昇や伊勢志摩サミットの思惑もあり
薄商いの中、押し目買いも入り、上昇に転じると、週末にかけ3日続伸となった。

結局、日経平均は週間で98円上昇(↑0.59%)の16834円の大引けでした。

6月第1週(5/30~6/3)の主なイベントと予定は、下記1、の通りです。

国内では、5/31に日本版雇用統計と新成長戦略や骨太の方針決定の予定で、
この後、消費税増税先送りと衆院解散・総選挙へのプロセスになるか、注目です。

海外では、米で6/1にADP雇用統計と週末6/3に雇用統計に注目です。
雇用統計は、下振れリスク(ベライゾンのスト影響)もあるが、予想の下振れも
想定内。それより、利上げに踏み込むのが6月か7月になるのか、注目です。
こうなると、為替の円高シフトは緩和、来週以降110円台から年末120円台
想起されます。

株式市場が半年先を見すえ、英国のEU離脱なしを本筋とするなら、日経平均
下げは限定的。むしろ17000円オーバーのリバウンド相場に期待したい。
実質6月相場となり、サマー相場になるかもしれない

日経平均、6月第1週(5/30~6/3)レンジは、16550円~17250円程度を
想定しています。

1.5月最終週(5/30~6/3)主なイベントと予定
 5/30
 日本 4月商業販売統計
 日本 アイアイケイ、東和フード 各決算
   米   株式・債券市場休場(メモリアルデー)
  米   セントルイス連銀総裁 講演
  米   ドライブシーズン(~9/5)
  独   5月消費者物価指数
   英   市場休場
 EU  5月ユーロ圏消費者信頼感指数
   世 中東和平を促す国際会議(パリ)
 5/31
 日本 4月有効求人倍率
 日本 4月完全失業者数
 日本 4月家計調査
 日本 4月鉱工業生産
 日本 1億総活躍プラン、新成長戦略、骨太の方針決定
 日本 パーク24、トリケミカル 
  米   5月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  米   4月個人所得/個人支出
  米  3月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米  国債償還 5年債(379億ドル)
  米  国債償還 7年債(268億ドル)
  印   1~3月GDP
  独   5月失業率/失業者数
  独  国際印刷・メディア産業展(~6/10)
 EU  4月ユーロ圏失業率
 EU  5月ユーロ圏消費者物価指数
 6/1
 日本 1~3月法人企業統計
 日本 5月自動車販売
 日本 通常国会会期末
 日本 伊藤園 決算
  米   5月自動車販売統計
  米  5月ISM製造業景況指数
  米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
 中国 5月製造業PMI
  ア  世界経済フォーラム東アジア会議(~6/2)
  豪  第1四半期GDP
  世  OECD、16年世界経済見通し発表
 6/2
 日本 5月マネタリーベース
 日本 5月消費動向調査
 日本 不二電機、ファースト住建、泉州電業
  米   5月ADP雇用者数
  米  新規失業保険申請件数(~5/28までの週)
  米  ダラス連銀総裁 講演
  米  パウエルFRB理事 講演
  豪  4月貿易収支
 EU  ECB政策金利
 EU  ドラギECB総裁 記者会見
  世 OPEC総会
 6/3
 日本 4月毎月勤労統計調査
 日本 鳥貴族、モロゾフ、アマガサ 各決算 
  米  5月雇用統計
  米  4月製造業新規受注
  米  4月貿易収支
  米  5月ISM非製造業景況指数
  米  シカゴ連銀総裁 講演
  米  ブレイナードFRB理事 講演
  米  米国臨床腫瘍学会(~6/7、シカゴ)
 中国 5月財新サービス業PMI

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/27)

 今日のNY市場はイエレンFRB議長の発言を受けてドル買いが強まり、ドル円は
 110円台を回復した。議長は「原油安とドル高は現在は概ね安定。今後数カ月の
 利上げは恐らく適切」と述べている。このところの米地区連銀総裁のタカ派は発言
 から、市場は6月か7月の利上げの可能性を高めているが、今日の議長の発言は
 その期待を追認する内容。
 
 今回の講演はパネルディスカッションでもあり、ヒントは出してこないのではとも
 思われていたが、意外に言及してきたことで、その点もサプライズではあった。
 ただ一方で、「生産性の伸びは非常に緩い。過度に急激な利上げに慎重を期す
  べき」とも述べている。タカ派な米地区連銀総裁のなかには、連続利上げを強調
  している総裁も多いが、そこには議長の慎重さもうかがえた。

 ドル円は110.45付近まで一時上昇。目先の上値レジスタンスとしては、5/20の
 高値110.60付近が意識される。その水準を突破してくるようであれば、4月の日銀
 ショック前の112.00水準が視野に入りそうだ。来週に期待が高まるが、月末が控え
 ていることもあって、110円台での売り圧力も相当程度ありそうだ。

 ユーロドルは1.11台前半まで下落し、100日線を下回った。200日線が1.1100
 付近にあり、試しそうな気配となっている。来週はECB理事会が予定されているが、
 大幅な政策変更はないことが予想されている。注目としては6月末までに開始する
 としている社債購入の早期実施を打ち出すとの予測が出ており、6月6日開始を決
 める可能性もあるという。その他ではギリシャ債の担保復活などが見込まれている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=314668
 米国債利回り
   2年債          0.909(+0.042)
   10年債        1.851(+0.023)
   30年債        2.646(+0.006)
   期待インフレ率  1.617(+0.006)
                 ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で利回りは上昇。午後になってイエレンFRB議長のハーバード
 大学での講演が伝わっていたが、議長は「今後数カ月での利上げは恐らく適切」と
 述べている。このところの米地区連銀総裁のタカ派は発言から、市場は6月か7月の
 利上げの可能性を高めているが、きょうの議長の発言はその期待を追認する内容で
 あったことから、利回りは急速に上昇した。

 政策金利に敏感な2年債利回りは0.9%台を回復、10年債も1.85%台を回復している。
 2-10年債の利回り格差は+94(前日+95)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=314666

3.NY株式市場 結果(5/27)

 NY株式27日
   ダウ平均       17873.22(+44.93 +0.25%)
   S&P500        2099.06(  +8.96 +0.43%)
   ナスダック        4933.50(+31.74 +0.65%)
   CME日経平均   16925    (大証比:+105 +0.62%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。?銀行株が引続き堅調で、このところ下落
  が目立っていた百貨店など消費関連株にも買い戻しが入り底堅い動きを示した。
  午後なってイエレンFRB議長のハーバード大学での講演が伝わっていたが、議長は
 「今後数カ月での利上げは恐らく適切」と述べている。このところの米地区連銀総裁
 のタカ派は発言から、市場は6月か7月の利上げの可能性を高めているが、きょうの
 議長の発言はその期待を追認する内容ではある。

 これを受け株価はネガティブな反応を示し、ダウ平均は一時マイナスに転じる場面も
 見られたものの、終盤には買い戻しが強まった。議長は「過度に急激な利上げに慎重
 を期すべき」とも述べており、積極的な利上げには慎重姿勢も強調していた。

 ダウ採用銘柄ではベライゾンやビザ、マイクロソフトが上昇。一方、マクドナルド、
 キャタピラーが下落。

 ネットワークセキュリティーのパロアルト・ネットワークスが大幅安。前日に決算を発表
  していたが、第4四半期の売上高見通しはほぼ予想通りではあるものの、それが
 成長鈍化懸念に繋がっている。アナリストの投資判断引き下げも伝わっており、今回
 第4四半期の見通しは、その次の第1四半期の減速を暗示しているとし、2014/
 15年に見られたセキュリティーバブルは明らかに終了しており、需要は今後正常化
 されて行くと指摘していた。

 ナスダックも続伸。アップルやアマゾンは軟調だったものの、アルファベットやマイ
 クロソフトが堅調。

 化粧品、美容製品販売のアルタ・サロン・コスメティックス&フレグランス (ULTA)
 大幅高。美容製品への需要が高まっており、通期見通しを上方修正している。
 既存店売上高の伸びは10~12%を予想しており、前回から上方修正している。

 精密機器のFEIが大幅高。計測機器のサーモフィッシャーが同社を約42億ドルで
 買収すると発表した。FEI株1株につき現金107.50ドルを支払う。2017年
 早期にも完了の見通し。        http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=314665

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(5/27)

 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=49.33(-0.15 -0.30%)
 ブレント先物7月限(ICE)(終値)
  1バレル=49.32(-0.27 -0.54%)
 ブレント-WTI -0.01(前日0.11)

 今日のNY原油先物市場は続落。前日の50ドル達成後の戻り売りの流れが続いて
  いる。山火事で停止していたカナダのオイルサンド企業の操業再開のニュースが伝
  わっていたことも圧迫した。大手のサンコーが多くの従業員に来週までに復帰する
  よう呼びかけているという。

 7月限は序盤に48.70ドル付近まで下落していたものの、後半になった49ドル台に
  戻している。上値期待が高まっており、下値では押し目買いも積極的に出るようだ。
 再び50ドルを試す態勢は十分に残している。

 午後にイエレンFRB議長が「今後数カ月での利上げは恐らく適切」と述べ6月か
 7月の利上げ期待を追認する発言をしていたが、原油のネガティブな反応は一時的で
 逆に前日付近まで買いが優勢となっている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=314660
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1216.70(-6.00 -0.49%)

 今日のNY金先物相場は8日続落。米利上げ期待が高まるなか、金の持ち高調整は
 続いている模様。午後にイエレンFRB議長が「今後数カ月での利上げは恐らく適切」
  と述べ6月か7月の利上げ期待を追認する発言をしており、為替市場でドル高が強ま
  ったことも圧迫した。

 8月限は1209ドル付近まで下落し、100日線の水準を割り込んだ。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=314662


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


5月第4週 相場展望と予定

2016-05-22 23:55:04 | 相場展望

          
5/16~週の日経平均は、G7やサミットを翌週控える中、為替の円高が一服
した事もあり、上昇した。また国内1~3月度GDPも予想を上振れ、下値を探る
動きとならなかった。

米での経済指標が底堅く、6月にも追加利上げの思惑が噴出し、為替の円高
一服寄与した格好でした。
週末のNY市場は、欧州、アジアの株の底堅さを受け上昇しました。

結局、日経平均は週間で324円上昇(↑1.97%)16736円の大引けでした。

5月第4週(5/23~5/27)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

イベントでは、伊勢志摩サミットが週末開催を控える中、米で5/27にイエレン
FRB議長の講演が予定されている。利上げを示唆する様な流れが出れば、
為替ドル/円で110円台からさらに円高是正の動き(~月末)もあり、株式市場
リバウンドへのプロローグになるかもしれません。

このところの煮詰まり感から、下値というよりは、決算発表一巡の見直し買いなど
リバウンド相場を想定しています。

日経平均、5月第4週(5/23~5/27)レンジは、16500円~17200円
程度を想定しています。

1.5月第4週(5/23~5/27)主なイベントと予定
 5/23
 日本 4月貿易収支
 日本 4月全国スーパー売上高
  日本 タカショー 決算
  米   セントルイス連銀総裁 講演
  米   サンフランシスコ連銀総裁  講演
   米   フィラデルフィア連銀総裁 講演
 中国 太陽電池 展示会(~5/26、上海)
  ベ   オバマ大統領、ベトナム訪問(5/22~25) 
  独   5月製造業PMI速報値
  EU  5月ユーロ圏製造業PMI速報値
 EU  5月ユーロ圏消費者信頼感指数
  世   世界人権サミット(~5/24、イスタンブール)
 5/24
 日本 ヤガミ 決算
  米   新築住宅販売件数
  米   4月北米半導体製造装置BBレシオ
  米   ベストバイ、トールブラザーズ 各決算
  米   国債入札 2年債(260億ドル)
  独   5月ZEW景況感指数
  米   大統領選、ワシントン州予備選
 EU  ユーロ圏財務相会合
  5/25
 日本 人と車のテクノロジー展(~5/27、パシフィコ横浜)
 日本 ワイヤレスジャパン(~5/27、東京ビックサイト)
 日本 気象庁3カ月予報
 日本 内田洋行 決算
  米 3月FHFA住宅価格指数   
  米 ダラス連銀総裁 講演
  米 ミネアポリス連銀総裁 講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁 講演
  米 HP、ティファニー、ネットアップ 各決算
  米 国債入札 5年債(340億ドル)
  独 5月Ifo景況感指数
 EU  EU財務相理事会
 5/26
 日本 G7サミット(~5/27、伊勢志摩)
 日本 プラネット 決算
 日本 セブン&アイ 株主総会 
  米  4月耐久財受注
  米  4月中古住宅販売成約指数
  米  新規失業保険申請件数(~5/21までの週)
  米  パウエルFRB理事 講演
  米  国債入札 7年債(280億ドル)
 5/27
 日本 4月全国消費者物価指数
 日本 HIS、アイン 各決算
 日本 オバマ大統領、広島訪問
 日本 オバマ大統領 講演
  米 第1四半期GDP改定値
  米  イエレンFRB 議長討論会参加

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/20)

 今日のNY為替市場はドル買いが一服となった。序盤はこの日発表になった
 米中古住宅販売件数が予想を上回ったことからドル買いの動きが見られたも
 のの、後半になって伸び悩んでいる。

 今週のFOMC議事録を受けてマーケットの流れは180度逆流しており、
 6月か7月の利上げシナリオが一気に再浮上している。米国債利回りも上昇
 する中、為替市場はドル買いを強めたが、きょうは週末ということもあって、
 様子見の雰囲気が強かった。次の材料待ちといったところだが、来週のイエ
 レンFRB議長の講演あたりは要注目となる。

 ドル円は米中古住宅販売件数の発表後に110.60近辺まで上昇したが、後半
  になって110円台前半に伸び悩んでいる。日本経済新聞が日銀は将来の金融
  緩和の出口で保有国債に損失が生じる事態に備え、2015年度に初めて4500
  億円程度の引当金を積んだと報じていた。

 一部にはこの報道が、日銀の出口戦略が予想以上に早いのではとの連想に
 つながり、海外勢が敏感に反応との指摘も聞かれた。何とも言えないところで
  あるが、上昇していた米株が伸び悩んでいたこともあり、NY時間の午後の薄い
  板にまとまった売りが入ったようだ。

 今週のFOMC議事録の公表以降、ドル円はリバウンドの流れを強めており、
 10日線と21日線はゴールデンクロスを示現している。上値期待を高める
 動きではあるが、移動平均の交差はダマシが多いことでも知られる。しかし、
 今回は21日線の傾きがフラットでの交差でもあり、信頼感はやや高そうだ。
 21日線は大型連休あたりから横ばいでの推移が続いていた。

 長期トレンドはまだ下落基調で、今回の上げが続くかは未知数だが、4月
 下旬の日銀ショック前の112円辺りまでの戻りは期待されているのかも
 しれない。              http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=313549 

 米国債利回り(NY時間17:05)
   2年債          0.876(-0.006)
   10年債        1.838(-0.010)
   30年債        2.629(-0.013)
    期待インフレ率  1.602(-0.013)
                   ※期待インフレ率は10年債で算出

  今日のNY債券市場は利回りが低下。この日発表の指標も好調で米株も
  上昇するなど好条件ではあったものの、FOMC議事録後の急上昇から、
  週末ということもあり上げが一服した。原油が下げたことも利益確定の動き
  を誘っている。

  政策金利に敏感な2年債利回りは終盤に下げに転じ、10年債は1.83%まで
   低下した。

  2-10年債の利回り格差は+96(前日+96)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=313547

3.NY株式市場 結果(5/20)

 NY株式20日
   ダウ平均         17500.94(+65.54 +0.38%)
   S&P500          2052.32(+12.28 +0.60%)
   ナスダック          4769.56(+57.03 +1.21%)
   CME日経平均   16755    (大証終比:+15 +0.09%)

 今日のNY株式市場は反発。今週のFOMC議事録を受けて、株式市場は利上げ
 警戒感を高め、戻り売りが強まっていたが、きょうは下げも一服。半導体製造装
 置のアプライド・マテリアルの見通しが堅調だったことで、半導体関連中心にハ
 イテク株の上昇が相場を支援した。また、このところ軟調な動きが続いていた小
 売り株も反発。

 ダウ採用銘柄ではデュポンやアメックス、インテルが上昇。一方、マクドナルド、
 ナイキが下落。

 農機具のディーアが商いを伴って下落。通期の純利益を従来の13億ドルから約12
 億ドルに下方修正したことが嫌気されている。第3四半期の農機の売上高も約12
 %減少を見込んだ。同社はリース終了時に返却される機器の評価に一定の割引率
 を導入しているという。一部のディーラーや顧客と価格リスクを共有することによって
  トラブル発生を防ぐためとしている。それに伴う損失は、改善より前に悪化する可能
  性があると述べていた。

 大手スポーツ用品販売のフットロッカーが商い伴って下落してる。第1四半期の決算
  を発表しており、既存店売上高の伸びが2.9%増と予想(4.5%増)を下回った。
  同社は在庫と賃料、賃金を厳密に管理しており、通期で1桁台半ばの既存店売上高
  の伸びと2桁台の1株利益の伸び達成に自信を示していたものの、市場には懐疑的
  な見方が広がっている。この下げに連れ安する形でナイキも軟調。

 ナイキはフットロッカーの最大の商品仕入先。

 ナスダックは大幅反発。アプライド・マテリアルズは13%の上昇となってたほか、
 クアルコム、インテル、ブロードコムなど半導体関連株の上げが指数をサポート。
 他のITハイテク株も総じて堅調。

 アプライド・マテリアルズは決算を発表しており5-7月期の売上高見通しが前期比
  14-18%増と強気な見通しを示したことが好感されている。台湾積体電路製造
 (TSMC)やインテルなど一部の半導体メーカーが最先端技術の回路線幅10ナノ
 メートル(1ナノは10億分の1)の半導体製造装置への移行の準備を進めている。
 これに伴うアプライド社への需要増が期待されているようだ。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=313545
4.NY市場 原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/20)

 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=47.75(-0.41 -0.85%)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=48.41(-0.26 -0.53%)
 ブレント先物7月限(ICE)
  1バレル=48.72(-0.09 -0.18%)
 ブレント-WTI(7月限)

 今日のNY原油先物市場は続落。きょうが最終売買日となる6月限は利益確定売
 りが優勢となった。ナイジェリアやカナダの石油施設の閉鎖や米生産減を材料に
 買い戻しが強まっているが、50ドルの心理的節目を前に利益確定売りも出ている。
 今週は米利上げ期待が急速に高まったことも圧迫。

 6月限は一時47ドル台半ばまで下落。一方、来週から中心限月となる7月限は
 47ドル台に下落する場面も見られた。その後、48ドル台半ばまで戻す動き。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=313543
 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1252.90(-1.90 -0.15%)

 今日のNY金先物相場は続落。株価が堅調に推移したことや、この日発表の米住宅
 指標は好調な内容だったことで、金は売りが優勢となった。金への逃避買い需要が
 後退している。6月限は心理的節目となっている1250ドルを割り込む場面も見られた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=313544


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


5月第3週 相場展望と予定

2016-05-15 23:58:37 | 相場展望

               
5/9~週の日経平均は、GW明けの反動高となった。GW中、為替の仕掛け的
円買いからドル/円は一時105円となり株大幅下落。連休明けに過度な円高に
対する修正も入り、108円台になったことが、自律反発の流れを生んだ。

決算発表のピーク週で、積極的な売買が控える中、週末SQ日に16800円台
つける場面もあった。

結局、日経平均は1週間で305円上昇(↑1.90%)の16412円の終了でした。

5月第3週(5/16~5/20)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場は、小売売上高など上方修正の着地もあり、米景気の底堅さを
裏付けた格好だが、利上げ時期の前倒し思惑もあり、下落して終了している。

国内決算はピークを過ぎ、上方修正も少なからず散見され、決算通過で、業績を
見直す動きもありそう。下方修正で、過度に下げた銘柄では修正期待も出てきます。

明日からの週は、5/18発表のこくないGDPが注目される。仮にマイナスなら2
四半期連続マイナス。消費税増税先送り決定と熊本地震などによる経済下支えで
財政出動期待も高まります。

また、仮にプラスでも増税先送りは止むを得ない判断となり、熊本震災復興に向け
財政出動は、必至。安倍首相はサミットに向け、この考えを表明するだろう。

よって、為替の過度な変動が無ければ、リバウンドを試す展開を想定したい。

日経平均、5月第3週(5/16~5/20)レンジは、16150円~16950円程度を
想定しています。

1.5月第3週(5/15~5/20)主なイベント予定
 5/15
  米  国債償還   3年債(319億ドル)
              10年債(232億ドル)
              30年債(188億ドル)
 5/16
  日本 4月企業物価
  日本 4月工作機械受注
  日本 電通、メディパル、三菱UFJ FG等 各決算
  日本 16年度補正予算案、質疑採決
   日本 ニッポン1億総活躍社会プラン最終案とりまとめ
  米   5月NY連銀製造業景況指数
  米   4月NAHB住宅価格指数
  米   ミネアポリス連銀総裁、タウンホールミーティング開催
  独   休場(精霊降臨祭)
 5/17
  日本 アイコム、ムサシ、ナガホリ等 各決算
  米  4月消費者物価指数
  米  4月住宅着工件数
  米  4月建設許可件数
  米  4月鉱工業生産
  米  ダラス連銀総裁、質疑応答
  米  アトランタ連銀総裁  コメント
  米  SF連銀総裁 コメント
  米  ホーム・デポ 決算
 5/18
  日本 第1四半期GDP速報値コンクリート、ニレコ 各決算
  日本 首都圏マンション販売
  日本 4月訪日外国人客数
  日本 相模ゴム、旭コンクリ 各決算
  米   FOMC議事録(4/26、27分)
  米   シスコシステムズ、ターゲット 各決算
  米   グーグル年次開発者会議(~5/20)
  中国 4月新築住宅価格
   英    4月失業率
 5/19
  日本 3月機械受注
  日本 サンユー建設、原田工業、うかい 各決算 
   米   4月景気先行指数
  米   新規失業保険申請件数(~5/14までの週)
  米   5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
  米   ウォルマート・ストアーズ、アプライド・マテリアルズ 各決算
  米   NY連銀総裁 講演
   豪   4月雇用統計
  ア   アジア石油化学工業会議(~5/20)
  EU  ECB議事録
 5/20
  日本 地盤ネット、東京海上、光通信
  米  4月中古住宅販売件数
  米  ギャップ 決算
  世  G7財務相/中央銀行総裁 会議(~5/21 仙台)
 5/21
  世  G7議長国記者会見

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/13)

 今日のNY為替市場はドルの買戻しが続いた反面、ドル円は戻り売りに押される
 展開となった。この日発表になった米小売売上高やミシガン大消費者信頼感は
 予想外の強さを示した。このところのドル買い戻しの流れに拍車がかかる格好と
 なり、ドル円は一時109.50付近まで上昇し、ユーロドルは一時1.12台に下落。

 ただ、ドル円の上昇は発表直後の一時的なものに留まり、直ぐに押し戻されている。
 109円台半ばから110円までの上値抵抗の強さは観測されていたが、実際、上値を
 突破できなかったことで失望感も強まったようだ。ドル円は後半にかけて米株安と
 伴に見切売りに押され、108円台半ばまで失速している。

 今回の指標発表後のドル円の動きを見ると、今回のリバウンドは一時的と見ている
 向きが依然として多い印象も受ける。また、この日の米経済指標は心強い内容だっ
 たものの、利上げを織り込む動きも見られていない。

 一方、ユーロドルもきつい下げとなったが、きょうの動きで、これまで堅持してきた21日
  線をブレイクし、下放れの動きが見られた。ポイントとなっていた1.1350水準もブレイク
  したことから一旦、上値へのモメンタムは弱まったようにも思われる。
 100日線まではまだ距離があるが、目先の下値メドとしては、4月安値の1.12台前半の
 水準が意識される。ただ、中期的な上値期待まではまだ失っていないものと思われる。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=312499
 米国債利回り
   2年債          0.746(-0.008)
   10年債        1.700(-0.052)
   30年債        2.549(-0.050)
   期待インフレ率  1.613(-0.017)
                   ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場は利回りは低下。この日発表の米小売売上高やミシガン大指数は
 予想を上回る心強い内容となったものの、反応は限定的となった。強い指標だったもの
  の利上げ期待を織り込む動きもなく、米株も売りに押されたことから、終盤にかけ利回り
  は低下している。

 政策金利に敏感な2年債利回りは0.78%台まで一時上昇したものの、0.74%台まで
 低下し、10年債は1.75%台まで上昇後、1.70%まで低下している。

 2-10年債の利回り格差は+95(前日+99)。http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=312496

3.NY株式市場、結果(5/13)

 NY株式13日
   ダウ平均          17535.32(-185.18 -1.05%)
   S&P500           2046.61(  -17.50 -0.85%)
   ナスダック           4717.68(  -19.66 -0.41%)
   CME日経平均      16420     (大証比:+80 +0.49%)

 今日のNY株式市場は上値の重い展開となった。この日発表になった米小売売上高や
 ミシガン大指数は心強い内容となったものの米株は反応が鈍い。百貨店やディスカウント
  ストアなど消費関連株の下げが続いており、相場を圧迫している。原油が反落したことも
  重しとなった。

 ダウ平均は一時プラス圏に浮上する場面も見られたが、終始軟調で17500ドル付近まで
  下落している。

 ダウ採用銘柄ではウォルマートが下落たほか、キャタピラー、ゴールドマン、ボーイングが
  軟調。一方、インテルが上昇したほか、アップルも下げ一服となった。
 ウォルマートはアナリストが暖冬や消費低迷の逆風も影響もあり、既存店売上高は5月初
  めも軟調な状態が続いている可能性を指摘していた。

 百貨店株の下げが続いている。きょうはノードストロムとJCペニーが決算を発表しており、
  伴に第1四半期の既存店売上高が予想外の減少となっていた。見通しも下方修正が相
  次ぎ、今週発表になっている百貨店の決算は弱い内容が相次いでいる。
 オンラインストアの台頭で百貨店への客足が鈍る中、それを補うだけの対策ができてい
  ない。消費者の関心が健康や旅行などに傾く中、休日に百貨店に足を運ぶ消費者も少な
  くなってきており、不振が鮮明となっている。伝統的な百貨店のあり方を考え直す時期に
  来ているとの指摘も聞かれる。

 ナスダックも下落。アップルの下げが一服したことで、前半はプラス圏で推移する場面も
  見られたものの、午後に入って指数は下げに転じた。アマゾンが下落したほか、アルファ
  ベットやフェイスブックも軟調。

 コンピューター・グラフィックス(CG)用半導体のエヌビディアが15%の大幅高。
 決算を発表しており、予想を上回ったほか、見通しも上方修正した。PC自体の需要は
 もはや、スマホのような期待はできないものの、ゲーム専用PCからの需要が好調。
 データセンターや自動車など新たな分野の画像処理への進出も視野に入れていると
 いう。                http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=312495

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/13)

 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=46.21(-0.49 -1.05%)
 ブレント先物7 月限(ICE)(終値)
  1バレル=47.83(-0.25 -0.52%)
 ブレント-WTI(7月限)1.62(前日1.38)

 今日のNY原油先物市場は反落。今週は上げが続いていたが、為替市場でドル高が
 強まっていることから、きょうは利益確定売りが優勢となった。

 米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズが米国内の原油掘削装置(リグ)の稼動数を
 発表していたが、8週連続で減少していた。足元の原油市場は、米国の生産減や、ナイ
 ジェリアの武装勢力の攻撃による生産停止といった買い材料の一方で、山火事で生産を
 停止していたカナダの製油所が再開するとの期待が混在している。

 6月限は一時45ドル台に下落する場面も見られた。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=312492
 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1272.70(+1.50 +0.12%)

 今日のNY金先物相場は小反発。この日発表の米経済指標が強い内容となったことから、
 為替市場でドル買いが優勢となり、金は売りが強まる場面が見られた。しかし、金への
 需要は旺盛で、下値では押し目買いも見られプラス圏に浮上している。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=312493


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


5月第2週 相場展望と予定

2016-05-08 23:58:09 | 相場展望

             
5/2~週は、国内GW週で、実質2日間取引の中、円高思惑の中の取引と
なった。週初は、連休中に105円台超え円高シフトへの疑心から500円超
の下落となった。

それでも4/28先週末の日経平均先物は、16000円台を割っていた物の
16000円台割れは回避した。5/6の週末も、6日続落となったが、為替が
107円前後とドルの買戻しが見られ、大台割れは踏み止まった。

週初の大幅続落は、先週末に 米為替報告書でドイツ、中国等と合わせ「日本
を為替監視リスト」に加えると発表した事から、投機筋の円買いの動きと連動し
日本株売りとなった格好でした。

結局、日経平均は、週間で559円下落(↓3.36%)の16106円でした。

GW明け5月第2週(5/9~5/13)の主なイベントと予定は、下記1.の通り。

来週は、決算発表のピークを迎え、週末はオプションSQが待っている。
5/6の米雇用統計は弱い着地であったが、6月利上げが遠のく事を好感し
NY株式市場は、上昇して終了。

週初は、為替が106円台後半から、日経平均は弱含みのスタートになりそう。
足元の円高水準は、企業の為替想定レートを超えて、輸出企業の業績見通し、
たとえ良くても、慎重に見極めたいとする模様眺めになる可能性もあります。

ただ、週明けに下落すると7日続落となり、先物主導の買戻しも週末SQと合せ
意表をつく可能性もあります。

為替が106円台を維持するようなら、ここからの大きな下落は、限定的と捉え
たい。

日経平均、5月第2週(5/9~5/13)レンジは、15750円~16500円
程度を想定しています。

1.5月第2週(5/9~5/13)主なイベントと予定
 5/9(月)
  日本 4月消費動向調査
 日本 3月毎月勤労統計
 日本 日銀議事録
 日本 ホシザキ電機、ドンキホーテ、アコム 各決算
 日本 経団連会長会見
  米   ミネアポリス連銀総裁 講演
  米   シカゴ連銀総裁 講演
  フ   フィリピン大統領選挙
  独   3月製造業受注
  世   IAEA(国際原子力機関)定例理事会(~5/13)
 5/10(火)
 日本 味の素、ダイキン、ソフトバンク 各決算
  米   3月卸売在庫
  米   ウォルト・ディズニー 決算
  米    国債入札 3年債(240億ドル)
 中国 4月消費者物価指数
 中国 4月生産者物価指数
  独   3月鉱工業生産 
  ス   クレディ・スイス 決算
  伊   ウニクレディト 決算
  蘭   INGグループ 決算
 5/11(水)
 日本 3月景気動向指数
 日本 清水建設、小野薬品、トヨタ、セコム 各決算
 日本 クエート首相、訪日(~5/14)
  米   4月財政収支
  米   エネルギー省 週間石油在庫 
  米   メーシーズ 決算
  米   国債入札 10年債(230億ドル)
  仏   カンヌ国際映画祭(~5/14)
 5/12(木)
 日本 日銀、金融政策決定会合で主な意見(4/27、28日分)
 日本 3月国際収支
 日本 4月景気ウオッチャー調査
 日本 4月都心オフィス空室率
 日本 楽天、住友不動産、サンドラッグ 各決算
 日本 エルニーニョ監視速報
  米   新規失業保険申請件数(~5/7までの週)
  米   4月輸入物価
  米   国債入札 30年債(150億ドル)
  米   コールズ、ラルフローレン 各決算
  印   インド3月鉱工業生産
  英   中銀政策金利
  英   四半期インフレ報告
  仏   クレディ・アグリコル 決算
 EU  ユーロ圏3月鉱工業生産
 5/13(金)
 日本 黒田日銀総裁、講演
 日本 オプションSQ算出日
 日本 MSCI定期見直し
 日本 熊本地震、補正予算の閣議決定
 日本 大和ハウス、カルビー、ニコン、第一生命 各決算
  米   4月小売売上高
  米   4月生産者物価指数
  米   5月ミシガン大学消費者信頼感
  米   JCペニー 決算
  米   サンフランシスコ連銀総裁 講演
  独   第1四半期GDP速報値
 5/14(土)
 日本 日本金融学界(~5/16)
 中国 4月小売売上高
 中国 4月鉱工業生産
  世  G7教育相 会合(5/15)

2.NY市場、為替/債券 書く結果(5/6)

 今日のNY市場は、この日の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)の
 伸びが予想を大きく下回り、分岐点の20万人も下回ったことから、発表直後
 ドル売りが強まった。ドル円も一時106.45付近まで下落したが、その動きは
 続かなかった。

  今回の結果をもって、FRBがFOMC声明で言及している「労働市場は改善し
  ている」との判断を修正するとまでは想定されず、あくまで今回は単月の数字
 との位置づけであろう。ダドリーNY連銀総裁も「見方に変更はなく、年内2回の
 利上げが適切」と述べていた。NFPは伸びが鈍化したものの、平均賃金は上昇
 しており、インフレ期待を示す内容ではある。また、減少が続いていた製造業が
 小幅ながら増加に転じていたことも心強い内容ではあった。

  ただ、今回の米雇用統計を受けて6月の利上げへの期待については大きく後退
  したようだ。大手金融機関などからも見通しの修正が伝えられている。
  6月FOMCについては、FOMCボードメンバーからは利上げの可能性を排除して
  いないといった発言も相次いでいたが、英国民投票が翌週に控えている時期でも
  あり、市場では利上げ期待は、さほど盛り上がってはいなかった。

 ドル円は106.45付近まで下落後、107円台に再び戻している。ドル買い戻しの
 動きは根強いようだ。

 ユーロドルも瞬間的に1.14台後半まで上昇したものの、一時1.13台まで値を落
  とした。今日のローソク足は長い上ヒゲをつけており、下向きの流れが続いている
 可能性を示している。21日線がある1.1350水準は視野に入れたままだ。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=311416
 米国債利回り(NY時間16:49)
   2年債          0.730(+0.012)
   10年債        1.775(+0.030)
   30年債        2.625(+0.022)
   期待インフレ率  1.619(-0.016)
                  ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、利回り上昇。この日発表の米雇用統計で非農業部門雇用者
  数(NFP)が予想を下回り、ベンチマークとなっている20万人増も下回ったことから、
 発表直後は利回りは急低下した。しかし、平均賃金の上昇傾向が見られていたこと
 から悲観一辺倒の内容でもなく、緩やかな利上げとのシナリオに変化はない。

 米株や商品市場が上昇していたこともサポートしている。

 ダドリーNY連銀総裁の発言が伝わっていたが、「年内は2回の利上げが適切との
  認識には変更はない」と述べていた。

 政策金利に敏感な2年債は0.7%を割り込んだ後、0.73%まで戻す展開。10年債も
  一時1.70%台まで低下後、1.78%台まで一時上昇している。

 2-10年債の利回り格差は+105(前日+103)。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=311414
3.NY株式市場 結果(5/6)

 NY株式6日
    ダウ平均         17740.63(+79.92 +0.45%)
    S&P500          2057.14(  +6.51 +0.32%)
    ナスダック           4736.16(+19.06 +0.40%)
    CME日経平均      16115    (大証比:+35 +0.22%)

 今日のNY株式市場は後半になって買い戻しが膨らんだ。この日発表の米雇用統計で
  非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回り、ベンチマークとなっている20万人増も
  下回ったことから序盤は売りが先行した。
 ただ、後半になって下げを取り戻している。今週は下げが続いていたことから、下値
  での押し目買いも入っていたようだ。商品市場で原油や貴金属がしっかりしていたこと
  もサポートした。雇用統計についても、平均賃金の上昇傾向が見られていたことから、
  悲観的な内容でもなく、緩やかな利上げとのシナリオに変化はない。ただ、6月利上げ
  に関しては、一部市場関係者からは可能性を排除する動きも見られていた。ダウ平均
  一時80ドル安まで下落していたものの、その後は80ドル高まで戻している。

 ダウ採用銘柄ではウォルマート、IBM、シスコが上昇。一方、メルクが下落している
  ほか、アップル、ゴールドマンも軟調。

 鉱山大手のフリーポート・マクモランが上昇。コンゴに所有する鉱山の権利の56%を
  中国国営の五鉱鉱山に売却することで協議していると報じられたことが買い手掛かり
 となっている。買収額は20億ドル超にのぼる可能性も指摘されている。

 ナスダックはアマゾンやフェイスブック、アルファベットが上昇。決算を受けて下落
  していたテスラも反発した。

 薬品のエンドー・インターナショナルが40%超の急落となっている。決算を発表して
  おり、1~3月期の決算自体は予想を上回ったものの、通期見通しを大幅に下方修正
  しており予想も下回った。ジェネリック薬が不振で予想以上の価格下落が収益を圧迫
  している。今回の決算ではジェネリック関連の銘柄は全て同様の流れとなっており、
 株価を落としている。       http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=311410

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/6)

 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=44.66(+0.34 +0.77%)
 ブレント先物7 月限(ICE)(終値)
  1バレル=45.37(+0.36 +0.80%)
 ブレント-WTI(7月限)0.71(前回 0.69) 

 今日のNY原油先物市場は続伸。カナダのアルバータ州で発生した山火事による、
 オイルサンドの生産停止や、米国での生産減が引き続き材料視されている。きょうは
 ベーカーヒューズ社からリグ稼動数の週間調査が発表になっていたが、7週連続での
 減少となっていた。

 6月限は一時45ドル台まで上昇していたものの、OPECでの生産増加も確認される
  中、45ドル台に入ると戻り売りも出て伸び悩んでいる。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=311411

 NY金先物6月限(COMEX)(終値)
  1オンス=1294.00(+21.70 +1.71%)

 今日のNY金先物相場は4日ぶりに反発。この日の米雇用統計が予想を下回る内容だった
 ことで、買い戻しが優勢となった。また、為替市場でのドル高の動きが続いていることも
 サポートしている。6月限は再び1300ドル台をうかがう展開となっている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=311412


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


5月第1週 相場展望と予定

2016-05-01 23:58:08 | 相場展望

              
4/25~週の日経平均は、大幅下落した。GW前の4/28の日銀金融
政策決定会合で、まさかの「現状維持」のゼロ回答で、先週の上昇分を帳
消しにしました。 欧米市場は、原油先物の反転で、軟調ながらも下げは
わずかな印象。米のFOMCは利上げが見送られた。日本市場は、GW前
失望と、投機筋のドル売り/円買いを誘い、4/28半日で111円台から
108円台へ3円超の円高。併せて、先物主導の売りで、600円超の下落
となりました。

結局、日経平均は週間で906円下落(↓5.16%)16666円の大引け。

5月第1週(5/2~5/6)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

昭和の日の祝日4/29のNY市場は、やや弱めの経済指標で、下落した
が、為替がさらに円高になっており、106円台となっており、週明け東京
市場は、大逆風の寄り付きになりそうである。

主な経済指標は、米で5/2ISM製造業景況指数、5/4ADP雇用統計
ISM非製造業景況指数、5/6の雇用統計など注目です。

日銀の市場と対話しない決定により、GWの円高アノマリーも重なり、日経
平均は、ザラ場に16000円割れとなり、自律反発の戻しも参加者が限定
する中、ショート有利に映ります。

ただ月末、麻生財務相は、看過できない投機筋による為替相場への関与は、
政府として対応すると表明しており、リップ効果は少しはありそうである。

また、国内決算発表が本格化する中、好決算を発表する銘柄も多くあるが、
地合が悪く、足を引っ張られる可能性あります。

腹を決めて、16000円を大きく割り込む場面で、好業績の売られ過ぎた
銘柄を押し目で拾えば、GW後に収穫もできそうである。

日経平均、5月第1週(5/2~5/6)レンジは、15700円~16500円
程度を想定しています。

1.5月第1週(5/2~5/6)主なイベントと予定
 5/1
 中国 4月製造業PMI
 5/2
 日本 4月国内自動車販売
 日本 4月百貨店個店売上げ
 日本 サントリー、JT、ポーラ 各決算
  米   4月ISM製造業景況指数
  米   アトランタ連銀総裁 講演
  米   SF連銀総裁、講演
  米   AIG 決算
 中国 休場
 香港 休場
  ア   アジア開発銀行年次総会
  英   休場(バンクホリデー)
 5/3
 日本 休場(憲法記念日祝日)
  米   4月自動車販売台数
  米   クリーブランド連銀総裁 講演
  米   アトランタ連銀総裁  講演
  米   ファイザー、ハリバートン、CVSヘルス、バレロ・エナジー
      CBS、NYタイムズ 各決算
 中国 4月財新製造業PMI
  豪   中銀政策金利発表
  ブ   3月ブラジル鉱工業生産
  仏   BNPパリバ、コメルツ銀行 各決算
  英   HSBC HD 決算
  EU 3月ユーロ圏生産者物価指数
 5/4
 日本 休場(みどりの日祝日)
  米   3月製造業新規受注
  米   4月ADP雇用者数
  米   4月ISM非製造業景況指数
  米   ミネアポリス連銀総裁、講演
  米   アンハイザーBI、タイムワーナー、21世紀フォックス
      メットライフ、プルデンシャル、ヒューマナ 各決算
  仏   ソシエテ ジェネラル 決算
 5/5
 日本 休場(こどもの日祝日)
  米   新規失業保険申請件数(~4/30までの週)
  米  セントルイス連銀総裁、講演
  米  セントルイス連銀総裁、ダラス連銀総裁、アトランタ連銀総裁、 
     SF連銀総裁のパネル討論会
  米  メルク、エイボン 各決算
 中国 4月財新サービス業PMI
  英   ロンドン市長選
 EU  ECB経済報告
  5/6
 日本 4月マネタリーベース
 日本 帝人、伊藤忠、長瀬産業 各決算
 日本 4月ユニクロ売上げ速報
 日ロ 首脳会談
  米  4月雇用統計

2.NY市場、為替/債券 各結果(4/29)

 今日のNY市場は日銀ショック後の円高が加速しており、ドル円は106円台
  前半まで下落した。東京勢は大型連休に入り、ドル円の取引参加者も少ない中
 下値での買いも細っている。ドル円は下値警戒感を強める中、更に下のレベル
 にシフトさせたようだ。

 きょうは米消費支出やミシガン大消費者信頼感指数など米個人消費関連の
 指標が公表されていた。先日のFOMC声明では個人消費は鈍化したものの、
 センチメントは維持と言及していたが、きょうの指標は概ねFOMC声明通りの
 内容であったと言える。

 きょうはカプラン・ダラス連銀総裁の発言が伝わっていたが、6月のFOMCでは
 英国のEU離脱の是非が要素になると述べていた。英国民投票の投票日は6月
 23日で、6月FOMCはその前の週にあたる。

 足元の米景気鈍化や英国民投票のリスクなどを考慮すると、6月利上げは難しい
 との見方が優勢となっている。円高のみならず、ドル売り圧力もドル円を押し下げ
 ているものと見られる。

 このケースの場合、いつもなら為替介入というキーワードが聞こえてきそうだが、
 さすがに今回はあまり聞こえてこない。市場の期待が高まっていた追加緩和を
 日銀が自ら見送ったが故に起こっていることである。米国もドル高に神経質になっ
 ており、通貨安競争回避に語気を強めている気配もうかがえる。米大統領候補
 からも同様の声が聞かれていた。よほどでない限り日本の当局も介入は難しい
 であろう。

 その他、ユーロ円も121円台半ば、ポンド円も155円台前半まで下落した。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=310644
 米国債利回り
   2年債          0.782(0.000)
   10年債        1.833(+0.009)
   30年債        2.678(-0.002)
   期待インフレ率  1.708(-0.012)
                  *期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、利回りは横ばい。上昇してNY時間は始まったものの、この日
 発表の指標が予想を下回った事や、原油安、株安が利回りを前日付近に押し下げ。
 FRBは利上げを急がないとの見方も出ている。

 政策金利に敏感な2年債は一時0.76%まで低下。
 2-10年債の利回り格差は+105(前日+104)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=310642

3.NY株式市場、結果(4/29)

 NY株式29日
   ダウ平均        17773.64(-57.12 -0.32%)
   S&P500         2065.30(-10.51 -0.51%)
   ナスダック         4775.36(-29.93 -0.62%)
   CME日経平均    15930     (大証終比:-570 -3.49%)

 今日のNY株式市場は続落。この日発表の米消費支出が予想を下回ったことや、
 冴えない決算を嫌気して利益確定売りが優勢となっている。月末要因もあった
 ようだ。

 FRBが慎重姿勢を継続していることもあり、米株式市場は年初来高値付近で
 推移しているものの、決め手もなく上抜けて行かない。決算発表は来週も続くが、
 減益決算は予想範囲内ではあるものの、この先の浮上を確認できる内容も少ない。

 ダウ平均は一時17650ドル付近まで下落しており、18000ドル台が重くなって
  いる雰囲気も見られる。

 ダウ採用銘柄ではウォルマートやインテル、シスコが下落したほか、メルクも軟調。
 反面、ホームデポやトラベラーズが上昇。

 石油精製・化学製造のフィリップス66が決算を嫌気して大幅安。第1四半期の純
 利益は61%の減益となった。石油精製と化学製品の利益率が低下したことが影響
 している。

 医療廃棄物処理のステリサイクルが大幅安。決算を発表しており、1株利益は1.11
 ドルと予想(1.15ドル)を下回ったほか、弱気な見通しを示したことも圧迫している。
 アナリストからは投資判断引き下げが相次いでおり、信じられない見通しの下方修正
 との声も出ていた。

 ナスダックも下落。アマゾンが決算を好感して大幅高となったものの、同じく前日
 決算を発表したギリアド・サイエンシズは下落。アップルも続落している。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=310640
4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(4/29)

 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=45.92(-0.11 -0.24%)
 ブレント先物7 月限(ICE)(終値)
  1バレル=47.37(-0.40 -0.84%)
 ブレント-WTI 1.45(前日2.11)

 今日のNY原油先物市場は反落。4月のOPECの産油量に増産傾向が見られており、
 きょうは利益確定売りに押されている。月末の取引ということもあり、今月の上昇の
 調整も入ったようだ。

 6月限はNY時間の序盤に46ドル台後半まで上昇していたものの、一時45ドル台前半
  まで下落している。          http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=310636

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1290.50(+24.10 +1.90%)

 今日のNY金先物相場は続伸。為替市場でドル安が強まっており、金は底堅い動きを
 続けている。

 6月限は一時1300ドル手前まで上昇し、3月に付けた直近高値を抜き、約1年ぶりの
 水準に上昇した。           http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=310637


☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング


4月最終週 相場展望と予定

2016-04-24 23:58:21 | 相場展望

              
4/18~週は、原油相場を眺めた相場展開になった。週明けは、ドーハ
産油国会合で、減産凍結が合意できず、リスクオフの展開となった。

日経平均は、600円近い暴落16270円台に沈んだ後、原油相場下げ
止まりから買いが優勢になると、米株式市場は、ダウが18000ドル台へ
独DAX指数も年初来高値となった。

為替も週初の107円台→109円台と徐々に円高是正され、週末には、
日銀の追加金融緩和の思惑が流れると週末の持高調整も、吹き飛ばし
200円超の上昇となった。

日経平均、週間で724円上昇(↑4.3%)17572円の大引けでした。

4月最終週(4/25~4/29)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

注目するのは、日米金融政策決定会合。米で4/26、27に行われ、金利
引き下げは、見送りがコンセンサスだが、イエレンFRB議長が6月利上げ
示唆するコメントを出すか、注目されます。

また、日銀金融政策決定会合では、追加の金融緩和実施がコンセンサス。
熊本地震もあり、ここで実施しないとインフレ誘導どころか、デフレへ逆戻り。
また、熊本地震もあり、来年4月の消費税増税見送りも、大義名分がたつ。

こんな背景の中、追加緩和見送ったら、株価暴落でアベノミクス崩壊リスク。
この舵取りで、日銀は、少なくともETF/REITの大幅買い付けを実施する
施策を取る様に思います。

また、国内企業決算が本格化する中、好調不調の企業選別が起こると共に
GW前の持高調整があるかもしれない。

但し、ここへきて為替の円安傾向が継続するようなら、大きく売り込まれる
ことはないように思う。

日経平均、最終週(4/25~4/28)レンジは、16850円~18050円
程度を想定しています。

1.4月最終週(4/25~4/29)主なイベントと予定
 4/25
  日本 JSR、日立化成、日本電産 各決算
 日本 東京五輪エンブレム決定
 日本 気象庁3カ月予報
  米   3月新築住宅販売件数
  米   ハリバートン  決算
 中国 北京モーターショー(~5/4))
  独   4月Ifo景況感指数
 4/26
 日本 エムスリー、信越化学、JFE、東京エレ 各決算
  米    FOMC
  米   3月耐久財受注
  米   4月コンファレンスボード消費者信頼感指数
  米   2月S&Pケースシラー住宅価格
  米   アップル、AT&T、P&G、3M、デュポン、アフラック、イーベイ)
      フリーポート・マクモラン、コーチ 各決算
  米   大統領選
  米   国債入札 2年債(260億ドル)
 4/27
 日本 日銀金融政策決定会合(~4/28)
 日本 花王、富士フィルム、ファナック、京セラ 各決算
  米   FOMC結果
  米   声明発表
  米   3月中古住宅販売成約指数
  米   コムキャスト、ユナイテッド・テクノロジーズ、ボーイング
      サンディスク 各決算
  米   国債入札 5年債(340億ドル)
   豪   第1四半期消費者物価指数
  英   第1四半期GDP速報値
  英   バークレイズ 決算
  独   ドイツ証券取引所  決算
   西  サンタンデール銀行 決算
 4/28
 日本 日銀金融政策決定会合 公表
 日本 黒田日銀総裁、記者会見
 日本 3月有効求人倍率
 日本 3月完全失業者数
 日本 3月家計調査
 日本 3月消費者物価指数
 日本 キリン、ヤフー、ソニー、JAL 各決算
  米   第1四半期GDP速報値
  米   新規失業保険申請件数(~4/23までの週)
  米   テキサス・インスツルメンツ、アマゾン、ギリアド・サイエンシズ
      アムジェン、マスターカード、UPS、セルジーン、ダウ・ケミカル
      コノコ・フィリップス、フォード、エクスペディア 各決算
  米   国債入札 7年債(280億ドル)
  独   4月失業率
  独   4月消費者物価指数
  独   ドイツ銀行 決算
  英   ロイズ・バンキング・グループ 決算
  西   バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア 決算 
 4/29
 日本 休場(昭和の日祝日)
 日本 ドワンゴが「ニコニコ超会議」(~4/30)
  米   3月個人所得/支出
  米   4月シカゴ購買部協会景気指数
  米   エクソンモービル、シェブロン 各決算
  仏   第1四半期GDP 
  英   ロイヤルバンクスコットランドグループ  決算
  西   第1四半期GDP
 EU  ユーロ圏第1四半期GDP速報値
 EU  4月ユーロ圏消費者物価指数
 4/30
  米  国債償還 2年債(349億ドル)
              5年債(408億ドル)

2.NY市場、為替/債券 各結果(4/22)

 今日のNY市場はドル買いが優勢となった。原油高も寄与した面もあるが、やはり
 ドル円の急上昇がドルをサポートしたものと思われる。ドル円は終始買いが続き、
 一時111.80近辺まで上昇した。

 東京時間にブルームバーグが関係筋の話として、日本銀行は金融機関が資金を
  預ける当座預金の一部にマイナス金利を適用しているが、金融機関に対する貸し
  出しに対しても、マイナス金利の適用を検討する案が浮上していると伝えたことで、
  来週 日銀決定会合への期待感が高まっている。

 ドル円は110円を突破してきたことで、上値に弾みがついた格好。きょうの動きに
 ショートを大量に組んでいたファンド勢も巻き戻しを余儀なくされたのであろう。
 この日の終盤に発表になっていた4月19日週のIMM通貨先物の建玉は、投機筋
  の円買い越しが7万枚を超え過去最高を更新している。

 かなりの円ロングポジションが溜まっており、巻き戻しがいつ入ってもおかしくは
 ない状況ではあった。今週はじりじりと110円に向かって踏み上げられる中で、
  日銀観測報道にファンド勢も我慢できなくなったのかもしれない。

 ユーロ円が125円台半ばで上昇。前日のドラギ会見を通過してユーロは売りが
  強まっているものの、円安の動きがユーロ円を支援している。

 前日を振り返ると、3月31日から4月18日にかけての下降波のフィボナッチ50%
  戻し (124.95付近)に跳ね返され、上記フィボナッチ38.2%戻しの水準より下に
  押し込められてしまっていた。

 テクニカル的には下向きの流れに戻りそうな気配が高まり、ここ数日のリバウンドの
 流れも終了とも思われたが、きょうは土壇場で逆転し、21日線も上回ってきている。
 ユーロ自体が軟調な動きをしている事から、継続性は未知数だが、リバウンド期待
 十分に残した格好。          http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=309619
 
 米国債利回り(NY時間16:32)
  2年債          0.818(+0.012)
  10年債        1.886(+0.025)
  30年債        2.706(+0.022)
  期待インフレ率  1.651(+0.007)
                  *期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、原油高や米株も底堅く推移したことで利回りは上昇している。
 来週はFOMCが予定されているが、市場では6月利上げは示唆しないとの見方が
 優勢になっている。しかし、市場の期待感は幾分上がっているようで、確率は以前
 よりは若干上がっている。

 政策金利に敏感な2年債は0.82%台、10年債も一時1.89%台まで上昇。
 2-10年債の利回り格差は+107(前日+106)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=309618

3.NY株式市場 結果(4/22)

 NY株式22日
  ダウ平均        18003.75(+21.23 +0.12%)
  S&P500         2091.58(  +0.10 0.00%)
  ナスダック         4906.23( -39.66 -0.80%)
  CME日経平均   17785     (大証比:+215 +1.21%)

 今日のNY株式市場、ダウ平均は小反発。きょうは原油が上昇していたことから
 底堅い動きが見られている。

 前日にマイクロソフトとアルファベットが決算を発表していたが、ともに弱い内容
 だったことからハイテク株が軟調。ダウ平均もマイナス圏で推移していたが、後半
 にかけ買い戻されている。

 ダウ採用銘柄ではコカコーラやトラベラーズが反発し、ベライゾンも上昇。一方、
 マイクロソフトが7%下落したほか、ビザ、インテルが下落した。ビザも前日に
  決算を発表していたが、予想を上回る決算となっていたものの、ビザ・ヨーロッパ
  の買収完了が第3四半期にずれ込んだことから、第2四半期の増収率は下方修正
  している。

 おむつ、ティッシュなど生活用品メーカーのキンバリー・クラークが商いを伴って下落。
  決算が予想を下回ったことが嫌気されている。売上高は4.6%減の44.8億ドルと
  なり、予想(45.4億ドル)を下回った。ティッシュなど製品の半分は国外での販売に
  なるが、ドル高が売上高を7%下押しさせたとしている。

 地域金融のサントラストが大幅高。決算を発表しており、金利の利ざやを示す純
  金利マージンが3.04%と前四半期の2.98%から上昇。純金利収入も13.2億ドル
  と、前四半期の12.8億ドルから増収となった。FRBが12月に政策金利を引き上げ
  たことを受け、顧客への貸し出し金利を引き上げたことが増収に繋がった。

 ハイテク株の下落を受けてナスダックは下落。マイクロソフトとアルファベットが
 大幅安となったほか、アマゾンやフェイスブックなど他の銘柄も売りに押された。
 決算を発表していたスターバックスも大幅安。

 アメリカン航空が下落。決算は予想を上回ったものの、会社側が会見で、PRASM
 (有効座席マイル当たりの旅客収入)は2017年までプラスには回復しないだろうと
  述べたことが嫌気されている。航空各社は競争が激しくなっており、実質的な値引き
  が圧迫している。            http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=309617

4.NY市場 原油先物6月限/金先物6月限 各結果(4/22)

 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=43.73(+0.55 +1.27%)
 ブレント先物6月限(ICE)(終値)
  1バレル=45.11(+0.58 +1.30%)
 ブレント-WTI 1.38(前日1.35)

 今日のNY原油先物相場は反発。買い戻しが続いている。米国内の生産縮小が続い
 ており、この日発表の米国内の原油掘削装置(リグ)稼動数も8基減少し343基と、
 なっていた。5週連続で減少している。

 産油国の増産凍結については依然として不透明ではあるものの、期待感は残って
 いる。
 6月限は一時44ドル台を回復していた。  http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=309612

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1230.00(-20.30 -1.62%)

 今日のNY金先物相場は続落。為替市場でドル買いが続いており、金は利益確定
 売りが続いている。市場もリスク回避の雰囲気が後退しており、金への逃避買いも
 一服しているようだ。

 6月限は1230ドルまで値を落としている。 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=309613


☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング