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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

8月第2週 相場展望と予定

2018-08-05 23:57:38 | 相場展望

  
7/30~週の日経平均は、下落。週初開催の日銀金融政策決定会合にらみで
始まった日経平均は反落でスタートした。その後、米中貿易摩擦への懸念が和
らぎ、NYダウが反発したものの、米中通商問題をめぐる動向が市場心理を揺さ
ぶった。しかし、米政府が2000億ドル相当の中国輸入品の追加関税率を10%
から25%に引き上げると報じられた事で、リスク回避の動きへと転じた。

堅調なADP雇用統計とアップルの好決算、上海株が連日の下落という材料が
交錯する中、日経平均の上値は抑制された。為替の円高も重しで、23000円台
回復は持ち越しとなっています。

結局、日経平均は、週間で187円下落(ー0.83%)の22525円でした。

さて、8月第2週(8/6~8/10)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場、ダウ/ナス共上昇。先週末発表の米7月雇用統計は、米国
経済の堅調さを再確認させるものとなったことで、日経平均は、底堅い展開を想定
したい。

今週の日経平均は、もみ合いが予想されるものの、主要企業の決算発表がピーク
を迎え、引き続き上方修正が散見されると、企業ファンダメンタルから、下値の堅い
展開を想定したい。

日経平均、8月第2週(8/6~8/10)レンジは22400円~22900円程度を想定
しています。

1.8月第2週(8/6~8/10)主なイベントと予定
 8/6
 日本 ユニチャーム、東レ、SUBARU、大成建、サントリーBF、楽天、ホトニクス、 
    ソフトバンクG、ユー・エス・エス 各決算、
  米 マリオット、タイソン・フーズ、モザイク 各決算
  米 イランに対する経済制裁の一部猶予期限(非鉄・自動車・旅客機等)
  独 6月ドイツ製造業受注
 8/7
 日本 6月景気動向指数
 日本 6月家計調査
 日本 6月毎月勤労統計調査
 日本 JPX日経400銘柄入れ替え
 日本 日清紡HD、大林組、鹿島、日清食HD、不二製油、明治HD、NTT    
    キリンHD、日本新薬、トレンド、住友ゴム、東海カ、三菱マ、横河電、
    IHI、オリンパス、バンナムHD、ベネッセHD、ダイキン ホシザキ 各決算
  米 6月求人件数
  米 ウォルト・ディズニー、ディスカバリー 各決算
  米 国債入札 3年債(340億ドル)
  米 米中間選挙予備選
  豪 豪中銀政策金利
  独 コメルツ銀行 決算
 8/8
 日本 7月景気ウォッチャー調査
 日本 6月国際収支
 日本 日銀金融政策決定会合の「主な意見」(7/30、31)
 日本 DMG森精、大塚HD、JXTG、東芝、大和ハウス、スシローGHD、昭電工、 
    テルモ、資生堂、住友鉱、SMC、ヤマハ発、東急、日ペイント、MS&AD 各決算
  米 ブッキング、21世紀フォックス、CVSヘルス、マイラン 各決算
  米 国債入札 10年債(260億ドル)
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
 中国 7月貿易収支
 8/9
 日本 日米貿易協議
 日本 7月マネーストック
 日本 6月機械受注     
 日本 7月都心オフィス空室率
 日本 日揮、クラレ、清水建、藤倉ゴム、能美防、国際帝石、DeNA、ブリヂストン
    マクドナルド、マツキヨ、ネクソン、電通、メルカリ、関西ペ、富士フイルム、
    太平洋セメ、昭和シェル、荏原、THK、シチズン、住友不、第一生命 各決算
  米 国債入札 30年債(180億ドル)
 中国 7月生産者物価指数
 中国 7月消費者物価指数
 NZ 中銀政策金利
 8/10
 日本 第2四半期GDP速報値(年換算で1.2%増予想)
 日本 7月国内企業物価指数
 日本 6月第三次産業活動指数
 日中 日中平和友好条約40周年
 日本 決算発表のピーク
    洋ゴム、前田建、浜ゴム、日本郵政、東京海上、パーソルHD、北越コーポ 
    エア・ウォーター、東和薬品、三井金、アマダ、栗田工、ゆうちょ、ドンキ、凸版印、
    リロG、SGHD、アサヒインテック、コーラ、リクルート、SOMPOHD 各決算
  米 7月消費者物価指数
  米 7月財政収支
  米 バイアコム 決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/3)

 今日のNY為替市場は、円高の動きが強まっており、ドル円は111円台
 前半に下落した。他のユーロ円やポンド円といったクロス円も下落しており、
 円高圧力がドル円を圧迫しているようだ。中国が米国からの輸入600億
 ドル相当に最大25%の報復関税を計画していると伝わるなど米中貿易
 問題の激化が続いていることはもちろんだが、一部からはイタリア財政への
 懸念からユーロ円が下落し、他の円相場に波及しているとの指摘も出ている。

 イタリアのサルビーニ副首相はマスコミとインタビューで「イタリア国民が
 我々に投票したのは、暮らしをよくし、適切な年齢で引退でき、低い税金を
 支払うためだ」と述べている。副首相はEUの財政規律を軽視する構えを示
 しているが、それに対して、トリア財務相は慎重な姿勢を求めている。

 この状況を受け欧州債市場でイタリア国債の売りが膨らんでおり、10年債
 利回りは一時3%台に上昇してたが、市場ではイタリア国債を多く保有する
 日本の投資家が同国債を売却するのではとの懸念が高まっている模様。

 ドル円は一時111.10円付近まで下落し、21日線を下放れる動きが見
 られている。このまま110円台に再び下落するようであれば、200日線が
 控える110円ちょうど付近まで下落も想定される。ドル高の流れはある
 ものの、ドル円は要警戒の値動きではある。

 一方、ユーロドルは1.15ドル台半ばから1.16ドルの間での上下動に
 終始。この日発表の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を
 下回ったことからドル売りが優勢となり、ユーロドルは1.16ドル台を回復
 する場面が見られた。しかし、イタリア財政へ懸念もある中、ユーロの上値
 は依然として重く、ユーロドルは1.16ドル台に入ると上値を抑えられている。

 原油高もあってインフレはECBの目標に接近しているものの、第1四半期
 からの景気回復のペース鈍化が依然として続いてる中、「来年夏の間中まで
 の金利据え置く」というECBのコミットに変化を与えるものはない。

 米中貿易問題の激化による中国経済の減速が、米国よりユーロ圏の経済に
 与える影響のほうが大きいとの見方もある中、ユーロドルは更に下値を探る
 との指摘も少なくないようだ。心理的節目の1.15ドルをブレイクするようで
 あれば、1.10ドルに向かって行く可能性も警戒されているようだ。

 ポンドドルは1.30ドル台は維持しているものの上値が重い展開。対円でも
 下落しており、ポンド円は一時144.50円近辺まで下落している。今年、
 強いサポートとなっている144円の水準をブレイクするか警戒される展開と
 なっている。

 前日は英中銀が利上げを実施し、政策委員の投票行動も全会一致となった。
 利上げに反対する委員が複数いると思われていただけに全会一致はサプラ
 イズであったであろう。ただ、英中銀はEU離脱交渉にかなり敏感になっている
 様子も示唆したことからポンドは売りの反応を見せていた。きょうもカーニー総裁
 がBBCのインタビューで「合意のないEU離脱の可能性は不快なほど高い」と
 述べており、ポンド売りを誘っていた。

 市場でも早期利上げ期待は一切高まっておらず、年内の利上げ確率は10%台
 に留まっておりポンドを圧迫している。英経済はユーロ圏と違い回復基調を鮮明
 にしているが、EU離脱交渉やメイ政権の動向など政治リスクが不透明感を高め
 ている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444161

 米国債利回り
   2年債       2.645(-0.018)
   10年債      2.949(-0.037)
   30年債      3.089(-0.029)
   期待インフレ率   2.121(-0.010)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。朝方発表になった米雇用統計で
 非農業部門雇用者数(NFP)の増加が予想を下回ったことや、中国が600億
 ドルの米輸入品への最高25%の関税賦課を発表したことから、米中貿易問題が
 エスカレートを嫌気し利回りは上昇している。

 10年債利回りは2.95%まで低下、2年債も2.64%まで低下した。

 2-10年債の利回り格差は30(前日33)と再びフラット化している。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444164

3.NY株式市場 結果(8/3)

 NY株式3日
   ダウ平均        25462.58(+136.42 +0.54%)
   S&P500        2840.35(+13.13 +0.46%)
   ナスダック       7812.02(+9.33 +0.12%)
   CME日経平均先物   22575 (大証終比:+65 +0.29%)


 今日のNY株式市場で、ダウ平均は反発。中国が米国からの輸入品600億ドルに
 対して最大25%の制裁関税を課すと発表した。天然ガス(LNG)や航空機など
 5207品目が対象。米中貿易問題がエスカレートする中、該当する産業株やエネ
 ルギー株は売られているものの全体的には波及しておらず、ダウ平均は堅調な
 値動きを維持している。決算を好感した買いが続いているようだ。

 ただ、米政府はこの数ヵ月、水面下で中国とのハイレベルの協議を行っていた事
 を明らかにし、今後の更なる協議にオープンとしている。

 なお、朝方発表になった米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回
 る伸びだったものの、株式市場の反応は限定的となった。

 ダウ採用銘柄は27銘柄が上昇。IBMが上昇しており指数をサポートしているほか、
 ファイザー、メルクも上昇。P&G、コカコーラ、ウォルマートといった消費関連も
 堅調に推移している。一方、ボーイング、ユナイテッドテクノロジーズが軟調。

 IBMは特段の買い材料は見当たらないが、トレーダーの間でアクティビスト(物
 言う株主)が株式を保有し、経営改革を仕掛けるとの噂が流れている。ここ数年、
 常にいわれてきた話でもあり真偽は定かではない。

 ナスダックは小幅高。アップルは最高値更新が続いたものの、アマゾンやネットフ
 リックス、アルファベットが下落。テスラも反落した。

 クラフト・ハインツが大幅高。4-6月期決算を発表しており、1株利益、売上高
 とも予想を上回った。

 シマンテックが大幅安。4-6月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想
 範囲内だったものの、7-9月期の見通しが予想を下回ったほか、通期見通しも予想
 以上に下方修正されている。

 ゲームソフトウェア開発のテイクツー・インタラクティブが大幅高。4-6月期決算
 を発表しており、1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想以上だった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444160

4.NY市場、原油先物9月限/金先物8月限 各結果(8/3)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=68.49(-0.47 -0.68%)

 NY原油は反落。米中貿易戦争激化が懸念されるなか、複数の消息筋の話として、
 米国産原油の最大の買い方である中国の国営石油会社、中国石油化工(シノペック)
 が輸入を停止すると、報じられたことに圧迫された。ただ、稼働原油掘削(リグ)数
 の減少や、米雇用統計後のドル安傾向、米株高などもあり、安値から下げ幅を縮小。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444159

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1223.20(+3.10 +0.25%)
 
 金12月限は反発。時間外取引では、ドル高などを受けて売り優勢となり、2017年
 1月以来の安値1212.5ドルを付けた。日中取引では、予想以下の米雇用統計を
 受けて反発。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=444158


各1
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8月第1週 相場展望と予定

2018-07-29 23:56:07 | 相場展望

  
7/23~週の日経平均は、小幅上昇した。日銀が金融緩和策について、一部
報道機関から、副作用に対処するために柔軟化を高める検討との思いから円
買い圧力が台頭して上値追いは限定的でした。

為替の円高/ドル安も重しで、23000円台回復は持ち越しとなっています。

結局、日経平均は、週間で14円上昇(0.07%)の22712円でした。

さて、8月第1週(7/30~8/3)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場は、ダウ/ナス共下落した。インテルやツイッターの決算
が期待外れで、ハイテク関連企業への売りが継続し値を落として終了です。

今週の日経平均は、週初は下落してスタートも、下値は限定的と思いたい。

国内は、7/31日銀金融政策決定会合、海外は米FOMCを控え、主要企業の
決算発表が本格化し、上方修正が散見されると、企業ファンダメンタルから、
上値の重さを意識しても底堅い展開を想定したい。

日経平均、8月第1週(7/30~8/3)レンジは22450円~22900円程度
を想定しています。

1.8月第1週(7/30~8/3)主なイベントと予定
 7/30
 日本 日銀金融政策決定会合(~7/31)
 日本 大東建、JPX、塩野義、三菱電、積水化、東海理化、山九、ハウス食G 
    JSR、ポーラオルHD、TDK、シマノ、大和証G、SCSK、オリックス
    田辺三菱、OLC、三井住友、東電 各決算
  米 6月中古住宅販売制約指数
  米 キャタピラー、ロウズ 各決算
 ジン ジンバブエ大統領選挙
 EU
 7/31
 日本 日銀金融政策決定会合
 日本 黒田日銀総裁、記者会見
 日本 日銀展望リポート
 日本 6月有効求人倍率
 日本 6月完全失業率
 日本 6月消費者物価
 日本 6月鉱工業生産速報
 日本 豊田織機、デンソー、川重、郵船、住友林、第一三共、LIXIL G アイシン精、
    三菱ケミHD、味の素、豊田合、日本ハム、ミツコシイセタン、住友化、武田、
    協和キリン、コーセー、AGC、JFEHD、住友電、マキタ、ローム、京セラ
    村田製、ホンダ、メディパル、JR西日本、JAL、大ガス、カゴメ、日東電、
    任天堂、豊通商、りそなHD、みずほ、パナソニック、スタートトゥ、SBI 各決算
  米 6月個人所得/支出
  米 FOMC(~8/1)
  米 ファイザー、プロクター・アンド・ギャンブル、ラルフローレン 各決算
  米 国債償還 2年債(278億ドル)
     国債償還 5年債(350億ドル)
     国債償還 7年債(298億ドル)
 中国 7月製造業PMI
 8/1
 日本 日銀日本円金利指標に関する検討委員会
 日本 帝人、双 日、エーザイ、小野薬、東ソー、CTC、京王、JT、参天薬、大塚商、
    コニカミノルタ、神戸鋼、古河電、日精工、カシオ、マツダ、ヤマハ、新生銀、
    京急、KDDI、キーエンス 各決算
  米 7月米自動車販売
  米 7月ADP雇用者数
  米 7月ISM製造業景況指数
  米 FOMC声明発表
  米 アップル、プルデンシャル・ファイナンシャル 各決算
  印 インド中銀政策金利
 ブラ ブラジル中銀政策金利
  仏 BNPパリバ 決算
 8/2
 日本 日銀日本円金利指標に関する検討委員会
 日本 キッコーマン、旭化成、三井化学、三井物、丸紅、三菱商、山崎パン、アサヒ
    グリー、日触媒、ダイセル、新日鉄住、クボタ、スズキ、NTTドコモ、ヤマダ電
    東急不HD、セガサミーHD、三菱UFJ、カカクコム 各決算
 日本 イボキン、システムサポート 各IPO
  米 6月製造業新規受注
  米 モトローラ・ソリューションズ、ファニーメイ、メットライフ、エクセロン、
     オールステート、ケロッグ 各決算
  英 英中銀政策金利
  英 英中銀四半期インフレ報告
  仏 アクサ、ソシエテ・ジェネラル 各決算
 8/3
 日本 日銀議事録(6/14、6/15開催分)
 日本 HOYA、MCJ、三菱重、伊藤忠、住友商、セブン銀行、トヨタ、三菱ガス
    コムシスHD、協エクシオ、サッポロHD、アルフレッサHD、アイスタイル 
    日産化、ライオン、リンナイ、ミネベアミツミ、シスメックス、いすゞ、ケーヒン、
    アシックス、三菱Uリース、三井不、菱地所、NTTデータ、ヒロセ電 各決算、
  米 6月貿易収支
  米 7月雇用統計
  米 7月ISM非製造業景況指数
  仏 クレディ・アグリコル 決算
  蘭 INGグループ 決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/27)

 今日のNY為替市場は、週末を前にしたドル高調整が続いた。ドル円は111円
 20銭近辺から、米第2四半期GDPが、予想に届かなかったことなどをきっかけに
 調整が広がり、110円台へ。GDPの数字自体は個人消費が予想を大きく上回って
 伸びるなど、強めのものであったが、調整のきっかけに。
 ハイテクを中心に決算が冴えなかったこともドル売りを誘った。株式市場開始前に
 報じられたインテルやツイッターなどの決算が期待外れとなり、株安懸念からドル
 円でもドル安円高に。
 実際にこれらの株式に加え、ハイテク全般に売りが出る格好で、ドル安円高に寄与
 した。
 ドル円は110円80銭近辺まで値を落とす場面が見られたが、その後111円台
 を回復するなど、持ち直した。トランプ大統領発言が相場を大きく作用する中で、
 市場がクローズ中の週末リスクを意識して、突っ込んだ動きを手控える動きも。

 ユーロドルはロンドン市場での売り分を解消する動きに。木曜日のECB理事会後、
 頭の重い展開が続いているが、週末越えでユーロ売りドル買いポジションを維持
 することには慎重な姿勢が見られた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=442950

 きょうのNY債券市場、27日の米国債市場は米第2四半期GDPが予想を下回
 ったことなどを受けて、利回りの低下が見られた。
 10年債利回りは2.98%台から、一時2.95%割れまで値を落とす展開。
 冴えない企業決算などを背景に、ハイテクを中心に米株が売られた事も、米国債
 の買いを誘い、利回りの低下(債券価格上昇=利回り低下)につながった。
 なお、2年債の利回り低下に比べて、10年債や30年債の利回り低下が大きく、
 イールドカーブはよりフラットになっている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=442953

3.NY株式市場 結果(7/27)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反落、ナスダックはより激しく値を落としている。 
 終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が76.01ドル安の2万5451.06ドル、
 ナスダック指数が114.77安の7737.42、S&P500が、18.62安の2818.82。

 開始前に発表されていたインテルやツイッターの決算が期待外れで、時間外から
 売りが出る流れが見られた。NY市場に入ってもこうしたハイテク関連企業への
 売りが継続しており、全体の頭を押さえる展開に。

 ダウ採用銘柄では、8.5%超の下げを記録したインテルを筆頭に、マイクロソフト、
 シスコなどが大きく売られた。同じく決算が弱かった石油メジャーエクソンモービル
 も大きく売られた。自社株買いを発表した同業シェブロンと対照的な動きに。

 ハイテク中心の売りが目立ったことでナスダックも大幅安。20%以上下げたツイッ
 ターをはじめ、アルファベット(グーグル、ネットフリックス、テスラなどが売られ
 ている)。アマゾンなどは朝方力強い動きを見せたが、他の株式の売り基調に上げ
 幅が削られた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=442948

4.NY市場、原油先物9月限/金先物8月限 各結果(7/27)

 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=68.69(-0.92 -1.32%)

 NY原油は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.92~0.70ドル安。
 NYその他の限月は0.64~0.48ドル安。

 イランと米国の関係性が緊迫化していることを背景に前日まで上げてきたものの、
 週末とあってポジション調整の売りが優勢となった。米WSJがロシアのノバク・
 エネルギー相が増産を示唆したと伝えたことも圧迫要因。米国内総生産(GDP)
 はあまり材料視されていない。

 時間外取引で9月限は売り買いが交錯し、前日終値を挟んでもみ合った。通常
 取引開始後は売りが強まり、68.26ドルまで下落。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=442946

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1222.60(-2.70 -0.22%)
 
 金8月限は続落。4-6月期の米国内総生産(GDP)は市場予想並に拡大し、
 米国と他の主要国の金融政策見通しの乖離は明らかでドルの先高感は根強く、
 ドルの代替資産である金を圧迫した。

http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=442942


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7月第4週 相場展望と予定

2018-07-22 23:56:45 | 相場展望

  
7/17~週の日経平均は、上昇した。為替の円安/ドル高も支援材料として
働いたが、22900円台で押し返されて、23000円台回復は持ち越しとなって
いる。

結局、日経平均は、週間で100円上昇(0.44%)の22697円でした。

さて、7月第4最終週(7/23~7/27)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場は、ダウ/ナス共小幅安。トランプ大統領が、中国製品に
5000億ドル相当の関税を用意しているといった発言や、ツイッターで「中国や
EU、自国通貨を操作してきた。ドル高は競争力を奪う」などと、中国との貿易
戦争へ強気な姿勢や、ドル高に苦言を呈した事で、為替市場の動きに注意です。

今週の日経平均は、7/24の対中追加関税公聴会や、7/25ユンケル欧州委員
長とトランプ米大統領のホワイトハウスでの会談。

国内は、主要企業の決算発表が本格化し、上方修正が散見されると、企業ファン
ダメンタルから、日経平均は、上値の重さを意識しても底堅い展開を想定したい。

日経平均、7月第4週(7/23~7/27)レンジは22350円~22900円程度を
想定しています。

1.7月第4週(7/23~7/27)主なイベントと予定
 7/23
 日本 KOA、SPK、ナガワ、コーエーテクモ、日立化成 各決算
 日本 マネジメントソリューションズ IPO
  米 6月中古住宅販売件数
  米 アルファベット、ハリバートン 各決算
 EU ユーロ圏消費者信頼感指数速報値
 7/24
 日本 6月製造業PMI
 日本 6月全国百貨店売上高
 日本 高純度化、タツタ線、信越ポリ、日立ハイテク、富通ゼネ、三菱自 各決算
  米 6月製造業PMI
  米 AT&T、ベライゾン、3M、TI、Uテクノロジーズ、バイオジェン、
    Hダビッドソン 各決算
  米 国債入札 2年債(350億ドル)
  ト トルコ中銀政策金利
 7/25
 日本 モバファク、OBC、エムスリー、信越化、オービック、ミルボン、日立建
 日本 アドバンテ、ファナック、キヤノンMJ、日電産、Vコマース、LINE 各決算
  米 6月新築住宅販売件数
  米 フェイスブック、ビザ、ボーイングコカ・コーラ、ギリアド・サイエンシズ
    UPS、クアルコム、GM、フォード、AMD、バンカメ、ネットフリックス 各決算
  米 国債入札 5年債(360億ドル)
 米欧 米欧首脳会談
  独 7月独Ifo景況感指数
  独 ドイツ銀行 決算
  西 サンタンデール銀行 決算
  世 BRICSサミット
 7/26
 日本 松井証、野村不HD、NRI、花王、サイバエージ、富士電機、オムロン、
 日本 キヤノン、東エレ、野村、日立物、日清粉G、中外薬、日産自、富士通 各決算
  米 6月耐久財受注
  米 6月卸売在庫
  米 アマゾン、インテル、マスターカード、コムキャスト、アムジェン、マクドナルド
    スターバックス、セルジーン、アフラック、サウスウエスト航空、ウエスタンデジタル
    アメリカン航空、アンダーアーマー 各決算
  米 国債入札 7年債(300億ドル)
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁、記者会見
 7/27
 日本 アステラス薬、ヤクルト、小田急、東ガス、ガンホー、ヤフー、ガイシ、コマツ
 日本 日立、エプソン、アルプス、日野自、JR東日本、関西電、大日住薬 各決算
  米 第2四半期GDP速報値
  米 エクソンモービル、シェブロン、メルク、グッドイヤー 各決算
  露 ロシア中銀政策金利

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/20)

 今日のNY為替市場は、ドル売りが強まり、ドル円は大幅に下落した。トランプ
 大統領が米CNBCのインタビューで、中国製品5000億ドル相当の関税賦課
 を用意しているといった発言や、ツイッターで「中国やEU、自国通貨を操作し
 てきた。引き締めはこれまでの努力全てを損なう。ドル高は競争力を奪う」など
 と、中国との貿易戦争へ強気な姿勢を示したことや、FRBの利上げとドル高に
 苦言を呈したことで、為替市場も敏感に反応せざるを得なかったようだ。
 
 ドル円は後半になってホワイトハウス高官の発言もあり、111.40円近辺
 まで下げ幅を拡大。高官は「トランプ大統領は年内あと2回の利上げを懸念し
 ている」と述べていた。きょうの下げでドル円は10日線を下回ってきており、
 目先は本日111.20円付近に来ている21日線が意識される。一方、この
 2日間の下げで過熱感は一気に解消されて、過熱感を示す指標であるRSIは
 53まで低下した。

 円に関しては、日銀がイールドカーブ操作の目標変更を検討する可能性なども伝
 わっており、様々な要因がドル円を圧迫していたようだ。

 一方、ドル売り優勢の中、ユーロドルは買い戻しが強まり1.17ドル台を回復。
 大統領は「中国のみならず、EUも為替を操作している」とツイートしていたが、
 これについてECBはコメントを控えている。ブラード・セントルイス連銀総裁
 が利上げに消極的な発言をしたこともユーロドルの上げをフォロー。

 ユーロドルは、きょうの上げで21日線を再び回復してきている。きのうは一時
 1.15ドル台まで下落し、再び下げトレンドに戻るかに思われたが、トランプ
 砲で踏み留まったようだ。ただし、特にユーロ圏発の好材料はなく、ドルの行方
 次第といった雰囲気ではある。

 きょうはポンドの上げが目立っている。対円でも上昇して、ポンド円は146円
 台半ばに上昇。EUのバルニエ首席交渉官がメイ英首相計画に一定の評価をした
 こともポンド買いを誘っている。両者はアイルランドの国境問題がこじれ交渉が
 ストップしているが、それが再び動き出しそうな期待も出ているようだ。

 バルニエ氏は、アイルランドと北アイルランドとの間での厳しい国境管理を回避
 するため、英国からの新提案を検討することに前向きだと述べていた。メイ首相
 の新提案は一部に疑問があるものの、叩き台になる可能性も指摘した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=441807

  米国債利回り
   2年債       2.595(+0.005)
   10年債      2.893(+0.055)
   30年債      3.030(+0.071)
   期待インフレ率  2.115(+0.034)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 きょうのNY債券市場、10年債利回りは上昇の一方で2年債利回りは横ばい。
 イールドカーブはスティープ化している。トランプ大統領がFRBの利上げや
 ドル高に懸念を示したことでポジションの巻き戻しが活発化した。

 10年債利回りは2.89%まで上昇の一方、政策金利に敏感な2年債は2.
 59%付近に留まった。

 2-10年債の利回り格差は30(前日25)とフラット化が一気に解消してる。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=441806

3.NY株式市場 結果(7/20)

 NY株式市場6日
   ダウ平均     25058.12(-6.38 -0.03%)
   S&P500       2801.83(-2.66 -0.09%)
   ナスダック     7820.20(-5.10 -0.07%)
   CME日経平均    22545(大証終比:-175 -0.78%)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY株式市場でダウ平均は横ばい。トランプ大統領が5000億ドル
 規模の中国からの輸入品に制裁関税を発動する用意があるとの発言もあり、
 序盤は売りが先行した。

 ただ、今度はトランプ大統領のFRBの利上げやドル高に苦言を呈したツイ
 ートもあり、為替市場でドル売りが強まる中、ダウ平均はプラスに浮上。
 また、マイクロソフトの決算が好調だったことも相場をサポートした。
 しかし、貿易問題への懸念が根強い中、買戻しを強める動きも限定的となった。

 決算については、S&P500採用銘柄のうち15%ほどが発表を終えてるが、
 そのうちの85%近くが予想を上回る決算を発表している。ここ数四半期は
 75%程度だった。アナリストからも増益見通しを上方修正する動きも出ている
 ようだ。
 
 ダウ採用銘柄ではマイクロソフトのほか、米国債のイールドカーブのスティープ
 化が見られる中、JPモルガン、ゴールドマンが上昇。ビザ、アメックスも堅調
 に推移した。一方、IBM、シスコ、インテルが軟調だったほか、キャタピラー、
 エクソンモービルも下落。

 ナスダックも横ばい。マイクロソフトが最高値を更新して株価指数をサポート
 したほか、アマゾン、フェイスブックも堅調。一方、ネットフリックス、テスラ、
 マイクロンが下落している。

 GEが続落。取引開始前に4-6月期決算を発表しており、1株利益、売上高
 とも予想を上回ったものの、2018年度のフリーキャッシュフロー(FCF)
 の見通しを下方修正したことが嫌気された。

 バイオ医薬品のPTCセラピューティクスが大幅高。アナリストが、ニューロン
 遺伝子治療を手掛けるアジリス・バイオセラプティクスの買収は、現在の研究
 開発や商業化の展開の中、適宜適切だと評価。

 靴製造販売のスケッチャーズUSAが大幅安。4-6月期決算を発表しており、
 既存店売上高や1株利益が予想を下回ったことを嫌気した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=441804

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/20)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=70.46(+1.00 +1.44%)

 NY原油は続伸。トランプ米大統領が、米CNBCのインタビューで、中国製品
 5,000億ドル相当の関税賦課を用意していると述べたことでドル安が進展した
 ことや、この日納会を迎えた8月当限が堅調に他限月に対する上ザヤを維持し
 70ドル台で納会したことが好感された。また、この日発表された米国内の原油
 稼働中のリグ(掘削装置)が減少したことも支援材料。ただ、当限を除くと、
 上げ幅は抑えられて、中心限月の9月限はわずか0.02ドル高にとどまった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=441803

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1231.10(+7.10 +0.58%)

 NY金8月限は反発。時間外取引ではユーロの戻りが売られたことを受けて
 下落する場面も見られたが、ユーロ高に転じると下げ一服となった。日中取引
 では、米大統領の利上げ批判を受けてドル安に振れたことが支援要因となった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=441801

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7月第3週 相場展望と予定

2018-07-15 23:57:38 | 相場展望

   
7/9~週の日経平均は、大きく上昇した。6月米雇用統計を好感して前週末の
NY株式市場が大幅高となった事を好感して日経平均は続伸でスタート。6/29
以来の22000円台を回復。為替の円安/ドル高も支援材料として働き、6/22
以来の22500円台に乗せて終了した。

結局、日経平均は、週間で819円上昇(3.76%)の22597円でした。

さて、7月第3最終週(7/16~7/21)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場は、ダウ/ナス共反発した。米国経済の堅調さを示し、米中
貿易戦争の警戒感は、後退した格好です。

今週の日経平均は、23000円台を目指した展開を想定したい。米・中の足元での
好調な経済指標は相場の下支え要因としても働き、週明け、 中国のGDP底堅さ
を確認できると、3連休明け日経平均の追い風になりそうです。

国内は、小売企業の決算の上方修正も散見され、企業ファンダメンタルから、日経
平均23000円台を回復する事を想定しています。

日経平均、7月第3週(7/17~7/20)レンジは22450円~23050円程度を
想定しています。

1.7月第3週(7/17~7/20)主なイベントと予定
 7/16
 日本 祝日のため休場((海の日)
  米 6月小売売上高
  米 米・露首脳会談
  米 バンク・オブ・アメリカ、ネットフリックス 各決算
 中国 第2四半期GDP
 中国 6月小売売上高
 中国 6月鉱工業生産
 EU EU中国首脳会議
  世 IMF世界経済見通し改定版公表
 7/17
 日本 6月首都圏新規マンション発売
 日本 5月国際収支
 日本 サイバーS、マネフォワ-ド、近鉄百、 各決算
  米 6月鉱工業生産
  米 6月NAHB住宅市場指数
  米 5月対米証券投資
  米 パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に1度の議会証言
  米 J&J、ユナイテッドヘルス、GS、CSX、コンチネンタル 各決算
  英 6月失業率
7/18
 日本 6月訪日外国人客数
 日本 大和オフィス、阪急リート 各決算
  米 6月住宅着工件数
  米 ベージュブック(米地区連銀経済報告)
  米 パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に1度の議会証言
  米 6月消費者物価指数
  米 IBM、アボットラボ、アメリカン・エキスプレス、モルガン・S、イーベイ 各決算
 EU ユーロ圏CPI改定値
 7/19
 日本 6月貿易統計
 日本 6月工作機械受注
 日本 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が参院で採決の見込み
 日本 光世証、DNAチップ、大江戸温 各決算
  米 6月景気先行指数
  米 MS、フィリップ・モリス、ユニオン・パシフィック、トラベラーズ、ニューコア 各決算
  米 クオールズFRB副議長、講演
  豪 6月雇用統計
 イネ インドネシア中銀政策金利 
 南ア 南アフリカ中銀政策金利
 7/20
 日本 6月消費者物価指数
 日本 ベクター、東製鉄、エンプラス、モーニングスタ 各決算
  米 GE、ハネウェル、シュルンベルジェ 各決算
  米 セントルイス連銀総裁、講演
 7/21
  世 G20財務相・中央銀行総裁会議(~7/22)

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/13)

 今日のNY為替市場は、きのうに引き続きドル買いが一服した。ここ数日、
 NY時間に入るとこの展開が続いている。ドル円も伸び悩む動きとなった
 ものの下押す動きまでは見られず、112円台は維持されている。下値で
 はマクロ系ファンドなどの買いオーダーも観測されていたようだ。

 貿易問題に関して解決の糸口は依然として見えないものの、トランプ政権は
 中国との対話の意思は引き続き示しており、これ以上エスカレートしないの
 ではとの楽観的な期待も一部にはあるようだ。今週、トランプ大統領は、
 2000億ドル規模の追加制裁関税のリストを公表したが、実際、発動と
 なると秋以降が予想され、それまでには何らかの妥協点を見出せるのでは
 との期待も根強い。

 いずれにしろ、市場も少し様子を見たいといった雰囲気になっており、それ
 を反映してか、株式市場は上げが続いて、ドル円のサポートとなっている。

 本日のドル円は112円台後半まで上昇したが、目先は1月につけた年初来
 高値113.40円付近が上値メドとして意識される。ただ、今週の急上昇
 で過熱感も高まっており、上値での利益確定売りも多そうな気配もある。

 なお、FRBが半期に一度の金融政策報告を議会に提出し、漸進的な利上げ
 の必要性に言及したほか、貿易問題の緊迫化のリスクも指摘した。しかし、
 特に目新しい内容でもなく、為替市場の反応は限定的に留まった。

 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが膨らんでいる。ロンドン時間の序盤
 売りが先行し1.1615ドル近辺まで下落。本日の21日線は1.1650
 ドル付近に来ていたが、それを下回っていた。しかし、いまの所は21日線の
 水準は維持されており、更に下値を追うのか、それとも反転攻勢に出るのか 
 来週以降の動きが注目される。

 ECBは来年夏の終わりまで金利は据え置くとコミットしているが、政策委員
 の中には7月の利上げの可能性も検討しているという報道も流れていた。
 しかし、アナリストからは現時点ではECBがスタンスを変更する要素は見当
 たらず、早くても9月というのがコンセンサスとなっている。

 ポンドドルも買い戻しの動きが優勢となり、1.3230ドルまで戻す展開。
 ロンドン時間には一時1.31ドルちょうど付近まで下落していた。きょうは
 トランプ大統領が訪英してメイ首相と会談を行なっている。トランプ大統領は
 英紙サンに対して、メイ首相の計画は恐らく米英の貿易協定をだめにするとし、
 計画が進められれば、米国は英国でなくEUと取引するだろうと語っていた。
 大統領は最近辞任したジョンソン元英外相について、偉大な首相になるだろう
 とも述べた。

 ただ、その後、これらの発言に関してトランプ大統領はメイ首相に謝罪し、EU
 離脱後の貿易条項締結に関して約束したという。この報道もポンドの買い戻し
 を誘ったようだ。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440724

  米国債利回り
   2年債       2.578(-0.008)
   10年債      2.825(-0.020)
   30年債      2.932(-0.015)
   期待インフレ率   2.121(+0.005)

 きょうのNY債券市場、10年債利回りは低下。欧州債が上昇し利回りが低下
 したことから米国債も追随した。トランプ大統領が訪英しておりメイ首相と
 会談を行なっている。トランプ大統領は英紙サンに対して、メイ首相の計画は
 恐らく米英の貿易協定をだめにするなど非難をしていたことがきっかけとなっ
 ていた模様。ただ、その後、これらの発言に関してトランプ大統領はメイ首相
 に謝罪し、EU離脱後の貿易条項締結を約束した。

 なお、FRBが半期に一度の金融政策報告を議会に提出し、漸進的な利上げの
 必要性に言及したほか、貿易問題の緊迫化のリスクも指摘した。しかし、特に
 目新しい内容でもなく反応は限定的に留まった。

 10年債利回りは2.82%まで低下し、2年債は2.57%まで低下。

 ただ、2-10年債の利回り格差は25(前日26)まで縮小して、フラット化
 の動きは止まらずに更に進んでいる。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440723

3.NY株式市場 結果(7/13)

 NY株式市場6日
   ダウ平均     25019.41(+94.52 +0.38%)
   S&P500       2801.31(+3.02 +0.11%)
   ナスダック      7825.98(+2.06 +0.03%)
   CME日経平均    22595(大証終比:-5 -0.02%)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY株式市場でダウ平均は続伸し、心理的節目の2万5千ドルを回復。
 この日大手銀の決算を受けて銀行株が下げ、ダウ平均も一時マイナスに転じる
 場面が見られたものの直ぐにプラス圏に戻している。

 産業株やエネルギー株が買われており、銀行株の下げを相殺。貿易問題への
 懸念は根強いものの、新たな悪材料も出ておらず、前日はムニューシン米財務
 長官が、中国が態度を変えれば話し合う用意があるとも述べており、一部に
 望みも残しているようだ。エネルギー株については原油相場が70ドルの水準
 を維持していることがサポート。もともと割安との指摘もある。

 銀行株に関しては、JPモルガン、シティグループ、ウェルズファーゴが寄り
 付き前に決算を発表し、JPモルガンは好調だったものの、シティはイールド
 カーブのフラット化も影響し、債券トレーディング部門が冴えなかったほか、
 ウェルズファーゴはFRBの出口戦略の影響もあり不動産ローンが落ち込んだ。

 ダウ採用銘柄ではウォルグリーンが上昇したほか、ユナイテッドテクノロジーズ、
 3M、ボーイング、キャタピラーが上昇。ディズニー、ウォルマート、エクソン
 モービルも堅調に推移している。一方、シスコ、ジョンソン&ジョンソンが下落
 したほか、アメックス、ビザが軟調。

 シスコシステムズはアマゾンのクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス
 (AWS)が自身が所有するネットワーク交換器を販売し始める可能性がある
 と伝わった。ジュニパーやアリスタなど同業他社の株価も下落。

 ジョンソン&ジョンソンはベビーパウダーなどの原料に含まれるアスベストが、
 卵巣がんを引き起こしたとして複数の女性から告訴されていた裁判で、懲罰的損
 害賠償金を支払う義務があると認定されて。これより先に認定されたのを含める
 と賠償金の総額は46.9億ドルとなり、陪審に今年認定された賠償金額で最大。

 アメックス、ビザなどカード株は大手銀の決算でカードの取扱量が減速していた
 ことが悪材料視された。

 ナスダックは横ばい。ネットフリックスやブロードコム、シスコが下落しており
 指数を圧迫。一方、アルファベットやマイクロソフト、マイクロンは堅調。

 がん治療のワクチンを手掛けるアドバクシスが大幅高。FDAが、同社が新たな
 ガイドラインに合意したことで臨床試験の差し止めを解除したと発表したことが
 好感された。

 ワールド・レスリング・エンターテインメント(WWE)が上昇。アナリストが
 目標株価を従来の58ドルから100ドルに大きく引き上げた。

 とうもろこしの精製や甘味料など食品製造のイングレディオンが大幅安。北米
 事業の不振から業績見通しの下方修正を発表した。

 AT&Tが商いを伴って下落。アナリストが投資判断を「買い」から「中立」に
 引き下げた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440721

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/13)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=71.01(+0.68 +0.97%)

 NY原油は上昇。時間外取引は中国での原油需要の減少警戒感などから弱含み
 で推移。指標の期近8月限は70ドル割れとなると買い拾われ、下値の堅さを示
 した。日中取引開始後はドル高一服や欧米の株価の上昇を背景にリスクオンの
 動きとなり、71ドル台を回復するまで地合を引き締めた。米中貿易戦争の深刻
 化、長期化による世界経済成長率の鈍化が上値圧迫要因ながら71.66ドルまで
 上げ幅を拡大した。終盤に上げ幅を縮小も71ドル台を維持して引けた。イラン、
 ベネズエラなどから供給減少も支援材料となり、2日連続で70ドル割れは買い
 拾われる格好となった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440733

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1241.20(-5.40 -0.43%)

 NY金8月限は反落。時間外取引ではドル高基調、欧州株の上昇でヘッジ商品と
 して魅力が薄れ売り優勢となり、軟調に推移。日中取引開始直後に1,236.2ドル
 まで下落し、直近の安値を更新となった。中盤にかけて下げ幅を縮小したが、
 1,244ドルで戻り一杯となり、終盤は1,241ドル水準で安もちあいで推移。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=440732


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7月第2週 相場展望と予定

2018-07-08 23:56:40 | 相場展望

   
7/2~週の日経平均は、下落した。米中貿易戦争への警戒感が根強いほか、
中国製造業PMIの不調、人民元相場下落と、海外要因から先物主導による
リスク回避の動きが、増幅された下落を展開させた格好でした。

結局、日経平均は、週間で526円下落(↓2.36%)の21778円でした。

さて、7月第2最終週(7/9~7/14)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場は、ダウ/ナス共反発した。週末の米雇用統計は雇用者数が
増加、雇用統計の内容が米国経済の堅調さを示すものだった事から、米中貿易戦争
の警戒感リスク回避動向はひとまず後退した格好です。
NY株式市場は、週間で上昇しており、日経平均は、戻りを試す場面となってOKな
状況です。

国内は、小売企業の決算、ローソン、ファーストリテ、ビックカメラなどあります。
企業ファンダメンタルから、日経平均は22000円台を回復する事を想定して
ますが、
上値は重いかもしれません。

日経平均、7月第2週(7/9~7/14)レンジは21600円~22150円程度を
想定しています。

1.7月第2週(7/9~7/14)主なイベントと予定
 7/9
 日本 7月日銀地域経済報告(さくらレポート)
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 6月景気ウォッチャー調査
 日本 5月国際収支
 日本 ファーストコポ、クリエイトSDH、コジマ、4℃HD、フジ 各決算
  米 5月消費者信用残高
  米 トランプ大統領が最高裁判事の候補発表
 英国 EU離脱に関する白書公表
 7/10
 日本 6月マネーストック
 日本 6月工作機械受注
 日本 MTG 新規上場
 日本 OSG、ビックカメラ、リソー教育、竹内製作、サイゼリヤ、プレナス 各決算
  米 5月求人件数
  米 ペプシコ 決算
  米 国債入札 3年債(330億ドル) 
 中国 6月消費者物価指数
 中国 6月生産者物価指数
  独 7月ZEW景況感指数
  英 6月鉱工業生産指数
 7/11
 日本 ローソン 各決算
 日本 6月企業物価指数
 日本 5月機械受注
 日本 6月オフィス空室率
 日本 安倍首相、歴訪(~7/18、ベルギー、フランス&中東)
 日本 サカタのタネ、コシダカHD、ローソン、ベル24HD、ライフコーポ、イズミ 各決算
  米 6月生産者物価指数
  米 国債入札 10年債(220億ドル)
  米 NY連銀総裁、講演
  英 カーニー英中銀総裁、講演
 北米 NATO首脳会議
 7/12
 日本 いちご、JINS、コスモス薬品、安川電、ファーストリテ、ユニー・ファミマ 各決算
  米 6月消費者物価指数
  米 6月財政収支
  米 新規失業保険申請件数(~7/6週)
  米 デルタ航空 決算
  米 国債入札 30年債(140億ドル)
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  仏 日本博「ジャポニスム2018」開会式
 7/13
 日本 SQ
 日本 パソナ、北の達人、クリレスHD、ベクトル、ユナイテッドU、東宝 各決算
  米 6月輸入物価指数
  米 7月ミシガン大学消費者マインド指数
  米 FRB、半期に一度の金融政策報告
  米 シティグループ、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ 各決算
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 中国 6月中国貿易収支
  英 トランプ米大統領、訪英
 7/15
  米 国債償還 3年債(240億ドル)
  米 国債償還 10年債(149億ドル)

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/6)

 今日のNY為替市場、朝方発表の米雇用統計で失業率が上昇したことや、平均
 時給が予想を下回ったことを材料にドル売りが優勢となっている。
 ドル円も110.40円付近に下落。

 ただ、失業率の上昇に関しては労働参加率が上昇したことや、平均時給も予想
 を下回ったとは言え前回と同水準で、非農業部門雇用者数(NFP)が、予想
 以上に伸びた事を加味すれば、FRBスタンスを変更させる程の弱さではない。

 今週に入ってユーロを中心に欧州通貨の見直し買いが出ており、相対的にドル
 売りが優勢となっていた。きょうの米雇用統計はその流れを後押してるだけと
 思われる。

 米株式市場が上昇しており円安の動きも手伝って、ドル円は下押す動きまでは
 見られなかった。トランプ大統領が予定通り対中制裁関税措置の第1弾を発令、
 中国も即座に報復の姿勢を示したが、市場は意外に冷静な反応を見せている。
 後半に入って110.50円近辺まで下げ渋る場面が見られたものの上値を抑え
 られた。

 一方、ユーロドルは米雇用統計を受けて買いが強まってる。米雇用統計発表後、
 上値を拒んでいた1.1720ドル水準を突破し、ストップを巻き込み1.1765ドル
 付近まで一時上昇した。ECB幹部からのタカ派な発言や、ドイツやイタリアから
 の政治リスクが一旦後退しており、ユーロは買い戻しの機運が強まっている。
 21日線を上放れる動きが加速。目先は6月に上値を抑えた1.18ドル台前半の
 水準を突破、ECB理事会前の水準に戻せるか注目される。

 ポンドも堅調。ポンドドルは一時1.3285ドル近辺まで上昇し21日線を上回って
 きている。来週以降の動きが注目されそうだ。目先の注目はメイ英首相が公的
 別荘「チェッカーズ」に閣僚を集め、EU離脱後の通商関係についてどの様に要請
 するかの協議が行なわれており、その内容に集まっている。

 場合によっては辞任する閣僚も出るのではとの警戒感も出ていたが、終盤になっ
 て結果が伝わり、メイ首相が提示した自由貿易地域の設立に閣僚が賛同した模様。
 ポンドは買いの反応を見せた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=439558

 米国債利回り
   2年債       2.537(-0.014)
   10年債      2.822(-0.007)
   30年債      2.930(-0.015)
   期待インフレ率   2.138(-0.002)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、10年債利回りは小幅に低下。ランプ大統領が予定通りに
 対中制裁関税措置の第1弾を発令し、中国も即座に報復の姿勢を見せている。
 しかし、市場は意外に冷静な対応を見せていた。ただ、この日発表になった米
 雇用統計で失業率が悪化していたことや、平均時給の伸びが予想を下回った事
 で利回りは下げの反応を示している。

 10年債利回りは2.81%まで一時低下した一方、2年債は2.53%に下げて
 いる。

 2-10年債の利回り格差は29(前日28)とフラット化は一服。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=439559

3.NY株式市場 結果(7/6)

 NY株式市場6日
   ダウ平均     24456.48(+99.74 +0.41%)
   S&P500       2759.82(+23.21 +0.85%)
   ナスダック      7688.39(+101.96 +1.34%)
   CME日経平均    21835 (大証終比:+35 +0.16%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は続伸。トランプ大統領が予定通りに対中制裁
 関税措置の第1弾を発令し、中国も即座に報復の姿勢を見せている。しかし、
 市場は意外に冷静な対応を見せていることから株式市場も買い戻しに弾みが
 ついているようだ。

 この日は米雇用統計が発表されていたが、失業率が悪化したほか、平均時給の
 伸びも予想を下回っていた。ただ、非農業部門雇用者数(NFP)は予想を上回って
 おりFRBの利上げ姿勢に変化を与えるほどの内容でないが、為替市場でドル安
 の反応が見られていることから、株式市場はネガティブな反応は見せていない。

 IT・ハイテク株中心にほぼ全面高の様相となっており、銀行株、エネルギー株、
 産業株も概ね堅調。

 ダウ採用銘柄はキャタピラーが下落している他は29銘柄が上昇。ウォルグリ
 ーンやマクドナルド、マイクロソフトが上昇しているほか、アップル、IBM、ゴールド
 マンが上昇。

 キャタピラーはロシアも米国に対し、建設と石油ガス、金属加工、光ファイバー
 産業などの輸入機器に最大40%の関税を賦課する事を発表しており建機は嫌気
 されている模様。

 ナスダックは大幅続伸。IT・ハイテク株は全面高の様相。テスラは下げに転じて
 いるものの、フェイスブック、ネットフリックス、エヌビディア、マイクロソフトなど主力
 株は揃って上昇。

 バイオジェンが大幅高。日本のエーザイと共同開発しているアルツハイマー病
 新薬候補の臨床試験が好結果を示した。新薬候補「BAN2401」の18ヵ月に
 わたる臨床試験第2フェーズの結果を発表。脳内の病状進行が著しく抑制され
 たことが実証できたという。

 バイオ医薬品のレグルス・セラピューティクスが急落。来年に向けて現金を確保
 するため従業員の約60%を削減していると伝わっている。

 出版・メディアのガネットが大幅安。アナリストが投資判断を「中立」から
 「売り」に引き下げた。

 倉庫型会員制スーパーのプライスマートが大幅安。3-5月期決算を発表して
 おり、1株利益が予想を下回った。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=439555

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/6)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=73.80(+0.86 +1.18%)

 NY原油は上伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.86~0.94ドル高、
 その他の限月は0.36~0.68ドル高。中心限月の8月限は0.86ドル高
 の73.80ドル。
  
 独自の支援材料に乏しく、前日の弱地合いを引き継ぎ、さらに直近の安値を更新
 する場面もあったが、米雇用統計の発表後、為替がドル安に振れた事や、米株式
 が堅調に推移したことで、安値から大きく切り返す展開となり、プラスサイドを
 回復した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=439553

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1255.80(-3.00 -0.24%)

 NY金8月限は反落。米中双方の敵対的な関税が予定通り発動し、貿易戦争が
 本格化に向かっているものの、悪性インフレや景気減速に対する警戒感は金融
 市場に今のところみられず、安全資産である金には売りが入った。米雇用統計を
 手がかりにドル安となったことは金を支援した反面、株高が重しとなった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=43955

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7月第1週 相場展望と予定

2018-07-01 23:54:30 | 相場展望

   
6/25~週の日経平均は、下落した。トランプ政権の取り組みが、相場を
弱含みにした格好。米中貿易戦争の警戒感がある中、米は、知的財産権
をめぐる安全保障を盾に、中国の対米投資を制限するとしたが、中国だけ
ではなく全体での枠組みに留める方向に落ち着いた。週末にトランプ政権、
WTO脱退を模索との一部報道も、株式市場は売り優勢の上下動となった。

結局、日経平均は、週間で212円下落(↓0.94%)の22304円でした。

さて、7月第1最終週(7/2~7/7)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場は、ダウ/ナス小反発も、買い材料に乏しい結果であった。

実質7月相場入りで、国内イベントは、週明けの日銀短観。悪化が想定されてるが、
織り込み済みとなるかポイント。

海外は、米での7/5、6月ADP雇用者数と週末の雇用統計。好調さの継続が
確認されると、来週以降、為替のドル高/円安トレンドも出てきます。

企業ファンダメンタルから、日経平均は22000円台をキープする事を想定して
ますが、上値は重いかもしれない。

為替がドル高/円安、企業業績の好決算/個別物色に押し目を捉える戦術が
良さそうです。

尚、7/2深夜に8強入りをかけたサッカーWCの日本、ベルギー戦があるが、
もし日本が勝てば、次の4強入りの戦いは6日深夜。こちらの動向も国内消費に
好影響をもたらす期待があります。

日経平均、7月第1週(7/2~7/6)レンジは22150円~22650円程度を
想定しています。

1.7月第1週(7/2~7/7)主なイベントと予定
 7/1
 メキ メキシコ、大統領・議会選挙
 7/2
 日本 日銀短観(6月調査、4~6月期)
 日本 路線価(2018年)
 日本 地域新聞、日フイルコン、アークス 各決算
  米 6月ISM製造業景気指数
 中国 6月中国財新製造業PMI
 EU 6月ユーロ圏失業率
 EU 6月ユーロ圏生産者物価指数
 7/3
 日本 6月マネタリーベース
 日本 放電精密、天満屋ス、北恵 各決算
  米 米株式・債券は短縮取引
  米 5月製造業新規受注
  米 6月自動車販売
  豪 豪中銀政策金利
 EU 5月ユーロ圏小売売上高
 7/4
 日本 ABC マート、アスクル、ウエルシアHD、良品計画、イオン 各決算
  米 休場(独立記念日祝日)
 中国 6月財新サービス業PMI
 7/5
 日本 キユーピー、7&I-HD、クスリのアオキ、不二越、トーセイ、乃村工 各決算
  米 FOMC議事録(6/12、13日分)
  米 6月ADP雇用者数
  米 6月ISM非製造業景気指数
  英 カーニー英中銀総裁、講演
 7/6
 日本 5月家計調査
 日本 5月景気動向指数
 日本 サーラ、久光薬、技研製、岡野バル、オンワードHD、チヨダ、吉野家HD 各決算
  米 制裁関税措置の発動予定日
  米 6月米雇用統計
  米 5月貿易収支

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/29)

 今日のNY為替市場、終盤に入ってドル円は伸び悩んだものの、一時111円
 手前まで上昇した。全体的にはドル売りが優勢だったが、円安の動きも見られ
 ドル円は堅調に推移。きょうは期末で日本時間0時のロンドン・フィキシング
 の動きが注目されたが、ポジションはドル超過だった模様で、フィキシングに
 かけてドル売りが強まった。

 ドル円も一旦上値が抑えられていたものの、ロンドンフィキシングを通過する
 とドル売りも一服し、終盤にかけて上値追いの動きが強まった。

 しかし、米株式市場が引けにかけて急速に戻り売りに押されたことでドル円も
 110.65円付近に伸び悩んでいる。貿易問題への懸念は依然として燻って
 おり、きょうもトランプ大統領がWTOからの脱退を検討しているとの報道が
 流れドル円は急速に売られる場面が見られた。ムニューシン米財務長官が
 その報道を否定したことから事無きを得たが、上値での戻り売り圧力も根強い。
 111円台は簡単ではなさそうだが、きょうの動きでテクニカル的には上値期待
 が高まっている。

 なお、GMが自動車関税の影響で米国で人員削減の可能性とのニュースが伝
 わっていたが、株式市場と伴に特にネガティブな反応は見られていない。
 貿易問題は今後も燻り続けるものと思われるが、市場は一旦それを消化させ、
 ファンダメンタルズに意識を戻すか来週以降の動きが注目される。

 きょうはユーロの買い戻しが強まり、ユーロドルは1.16ドル台後半まで一気
 に上昇。東京時間にEU首脳会議で、首脳が移民問題で合意したとのニュース
 に安心感が広まった模様。ひとまずメルケル首相率いる連立政権の崩壊は
 回避できぞうな情勢。伝わっている合意内容は、国境管理の強化、亡命希望者
 に対するセンター設立、亡命の可否を決定するプロセスの迅速化などとなって
 いる。メルケル首相の方針に反対姿勢を示していた連立パートナーのキリスト
 教社会同盟(CSU)も好意的な反応を示しており、ひとまず市場には安心感が
 広がった格好。しかし、肝心の各国の引き受けスキームに関しては玉虫色だ。

 ユーロドルは1.1670ドル付近に来ている21日線を上抜いており、来週以降の
 動きが注目される。

 ポンドも買い戻しが強まり、ポンドドルは1.32ドル台を回復。昨年11月以来の
 安値からようやく一服といったところで、ロンドン時間に発表になった英GDP確報
 値が上方修正されたこともポンド買いを後押しした。

 ただ、EU離脱問題に関する進展は見られず、ハードブレクジットの危険性も
 なお残る。EU首脳会議でも英離脱問題について議論したが進展はなかった。
 メイ政権への不安も高まる中、まだポンドを積極的に買い上がる雰囲気までは
 ないものと見られる。来週は6月分のPMIが発表される週。
 予想では第1四半期に低下したセンチメントから抜け出す気配はない。8月の
 利上げ期待は依然として根強いものの、なお、ポンドは下振れリスクが残る。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=438474

 米国債利回り
   2年債       2.530(+0.020)
   10年債      2.862(+0.026)
   30年債      2.991(+0.026)
   期待インフレ率   2.128(+0.017)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、10年債利回りは上昇。期末の動きもあり前半は前日付近
 での推移が続いた。イールドカーブは2007年以来の水準にフラット化してた
 が、終盤になって10年債利回りが上昇したことから、フラット化はやや解消さ
 れている。

 10年債利回りは2.86%付近まで上昇した他、2年債も2.53%付近まで
 上昇。
 2-10年債の利回り格差は33(前日32)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=438473

3.NY株式市場 結果(6/29)

 NY株式市場22日
   ダウ平均     24271.41(+55.36 +0.23%)
   S&P500       2718.37(+2.06 +0.08%)
   ナスダック      7510.31(+6.62 +0.09%)
   CME日経平均    22280 (大証終比:-10 -0.04%)

 今日のNY株式市場、終盤になって急速に伸び悩んだもののダウ平均は続伸して
 いる。ナイキが大幅高となっておりダウ平均を支援した。ダウ平均は前半に一時
 293ドル高まで上昇したものの、引けにかけ戻り売りが強まり55ドル高で終えて
 いる。

 貿易問題への懸念は依然として燻っており、きょうもトランプ大統領がWTOから
 の脱退を要望しているとの観測報道が流れた。ムニューシン米財務長官が
 その報道を否定したことから事無きを得たが、7月6日の関税適用期限が迫って
 おり来週以降も材料視される可能性は高い。きょうは投資制限に関する財務省
 報告が公表される可能性がある。厳しい措置は見送られそうだが、中身は確かめ
 ておく必要はありそうだ。

 GMが自動車関税の影響で米国で人員削減の可能性とのニュースが伝わっていた
 が、きょうはネガティブな反応は見られていない。貿易問題は今後も燻り続ける
 ものと思われるが、来週以降ファンダメンタルズに意識を戻せるか注目される。

 ダウ採用銘柄ではナイキが11%上昇しダウ平均を54ドル押し上げた。ほぼ
 きょうのダウ平均の上げを賄った形。そのほか、エクソンモービル、シェブロン、
 アメックス、インテルが上昇。一方、JPモルガンやゴールドマンが軟調。
 ゴールドマンとモルガンスタンレーはストレステストでFRBから、今年は資本
 還元を引き上げできないとの判断が下されている。

 ナイキは前日引け後に3-5月期の決算を発表しており、北米の売上高が4四半
 期ぶりに予想外に増加したことが好感されている。海外市場も加速しており、
 中国での売上高は35%増加した。

 ナスダックも終盤に伸び悩み前日付近で終えている。アルファベットやインテル
 はプラス圏を維持したものの、そのほかのアップル、マイクロソフトは下げに転じ、
 ネットフリックスやエヌビディア、テスラは下落。

 特殊医薬品のジェムファイアが急伸。血液中に中性脂肪が過多に存在する高中性
 脂肪血症薬の臨床試験のフェーズ2bで患者の中性脂肪の減少が主要目標値に
 達した。

 住宅建設のKBホームが大幅高。前日引け後に3-5月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回った。今回の決算を受けてアナリストは「売り」
 から「買い」に2段階の投資判断引き上げを行なっている。

 コロナビールなど酒造販売のコンステレーション・ブランズが大幅安。3-5月期
 決算を発表しており、利益率が低下し1株利益が予想を下回ったことが嫌気され
 ている。

 バイオのセルジーンが上昇。アクセレロンと共同開発している骨髄異形成症候群
 (MDS)の患者を対象とした「Luspatercept」の第3フェーズの臨床試験で主要
 目標を達成したと発表した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=438471

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(6/29)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=74.15(+0.70 +0.95%)

 NY原油は総じて続伸。74.46ドルまで上昇し、一代高値を更新した。
 22日に開催された石油輸出国機構(OPEC)総会で決定された増産幅が予想ほど
 大きくなかったこと、米国がイランに対して行う経済制裁による供給減から需給
 ひっ迫感が強いことに加え、ニューヨークダウ大幅高、ドル高一服で投資家心理
 が強気となったことにも後押しされた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=438484

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1254.50(+3.50 +0.28%)

 NY金8月限は小反発。時間外取引では欧州時間のユーロ高などを受けて小高く
 なった。日中取引では、ドルが対円で堅調に推移したが、対ユーロでは下落した
 ことでジリ高となり、修正高局面を迎えた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=438483


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6月最終週 相場展望と予定

2018-06-24 23:49:21 | 相場展望

   
6/18~週の日経平均は、下落した。米中貿易戦争への警戒感などリスク動向を
にらみ、神経質な展開でした。
ダウ8日続落など、世界同時株安の兆候も一巡すると株式市場は反発。リスク回避
一服してドル円は110円後半まで一時上昇して、東京株式市場を下支えしたが、
米中貿易戦争からリスク回避で円高に向うとの思惑など、日経平均は、下落した。

結局、日経平均は、週間で334円下落(↓1.47%)の22516円でした。

さて、6月最終週(6/25~6/30)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場は、ダウ反発もナス下落と、続落を続けたダウはテクニカル的
反発も予想されるが、買い材料に乏しい。米中貿易摩擦の拡大警戒感から、調整を
想定しておく必要がありそうです。

ただ、長期的に為替の円安トレンドを考えた企業ファンダメンタルから、日経平均
22000円台をキープする事を想定しています。

米長期金利の再上昇期待もあり、為替が円安ドル高、企業業績の好決算、個別
物色
中心に押し目を捉える戦術が効果ありそうです。

日経平均、6月最終週(6/25~6/29)レンジは22100円~22700円程度

想定しています。

1.6月最終週(6/25~6/30)主なイベントと予定
 6/25
 日本 金融政策決定会合の主な意見(6/14、15分)
 日本 気象庁、3カ月予報
 日本 しまむら、あさひ、高島屋、タキヒョー 各決算
   米 5月新築住宅販売件数
   米 カーニバル 決算
   独 6月Ifo景況感指数
 6/26
 日本 5月企業向けサービス価格指数
 日本 ピックルス、日本オラクル、瑞光、ライトオン 各決算
  米 4月S&Pケースシラー住宅価格
  米 6月消費者信頼感指数
  米 レナー 決算
  米 国債入札 2年債(340億ドル)
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 ダラス連銀総裁、講演
 6/27
 日本 安川情報、ハイデ日高、NaITO、パルコ 各決算
  米 5月耐久財受注
  米 5月中古住宅販売制約指数
  米 米週間原油在庫統計
  米 ライト・エイド 決算
  米 国債入札 5年債(360億ドル)
  米 カーニー英中銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、講演
 NZ 政策金利
 6/28
 日本 5月百貨店販売額
 日本 5月スーパー販売額
 日本 象印、ハローズ、Jフロント、ナガイレーベ、ヒマラヤ、ニトリHD、 各決算
  米 第1四半期GDP確報値
  米 新規失業保険申請件数
  米 ナイキ、アクセンチュア、ウォルグリーン、KBホーム 各決算
  米 国債入札 7年債(300億ドル)
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 香港 一帯一路サミット
 6/29
 日本 5月有効求人倍率
 日本 5月完全失業率
 日本 5月消費者物価
 日本 5月鉱工業生産速報
 日本 アダストリア、クラウディアH、WNIウェザー、スギHD、ダイセキ 各決算
  米 5月個人所得/支出
  米 5月PCEデフレータ
  米 6月ミシガン大消費者信頼感指数
  独 5月独失業率
 EU 6月ユーロ圏消費者物価指数
 6/30
  米 国債償還 2年債(297億ドル)
  米 国債償還 5年債(350億ドル)
  米 国債償還 7年債(299億ドル)
 中国 6月中国製造業PMI

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/22)

 今日のNY為替市場、ドル円は再び109円台に値を落とした。朝方トランプ
 大統領がツイッターで、EUが貿易障壁を早急に取り除かない場合、域内から
 輸入する全ての自動車に20%の関税を賦課する考えを示した。貿易問題に
 神経質になる中、市場も敏感な反応を見せ、為替市場は円高の動きが強まった。
 110円台を回復していたドル円も109円台に下落し、一時109.80円と21日
 線を下回る動きも見られた。

 しかし、直ぐに反応は緩み、米株も上昇を維持する中、ドル円も下げ渋る動き
 を見せている。トランプ大統領の発表はある程度予想されていた面もあった様
 で急激なリスク回避の動きまでには至っていない。

 トランプ大統領のツイートで混乱はあったものの、今日の為替市場はドル売り・
 円売りの動きが見られた。米株式市場でダウ平均が9日ぶりに反発するなど、
 貿易問題を材料にリスク回避を強める雰囲気は一服していた模様。その後、ドル
 円は買戻しも入り、110円ちょうど付近まで戻している。 

 ドル売り・円売りの中、ユーロドルの買戻しが強まった。ロンドン時間の序盤
 にはユーロ圏の6月のPMIの発表をきっかけに買い戻しを強め1.1675
 ドル近辺まで上昇していた。

 そのPMIだが、製造業とサービス業でまちまちなところもあり、第1四半期の
 減速からの鮮明な回復までは示さなかったように思われる。ただ、買いたい時
 に買いたい材料で、5ヵ月ぶりに前月から上昇した点に敏感に反応したようだ。
 前日からドルは利益確定売りが優勢となってるが、その流れの一環と思われる。

 ポンドはNY時間にかけて失速。ロンドン時間の序盤に前日の英中銀金融政策
 委員会(MPC)後の流れを受けて買いが先行したが、NY時間にかけて失速
 した格好。上に往って来いの展開となっている。一時21日線を上回る場面も
 見られたが、上値を抑えられた格好。一部からは懐疑的な見方も出ているよう
 だが、前日の英MPCを受けて8月利上げの確率は70%まで上昇している。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=437318

 米国債利回り
   2年債       2.541(+0.004)
   10年債      2.895(-0.002)
   30年債      3.038(-0.006)
   期待インフレ率   2.137(+0.017)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、10年債利回りは横ばい。序盤は上昇して始まったものの
 トランプ大統領がツイッターでEUが貿易障壁を早急に取り除かない場合、域内
 から輸入する全ての自動車に20%の関税を賦課する考えを示したことで上げ幅
 を縮小した。ただ、今日の市場はリスク回避の雰囲気までは強まらず、OPEC
 総会での増産が小幅だったことから原油が急伸しており、利回りは前日付近に留
 まった。

 10年債利回りは一時2.92%に上昇したほか、2年債は2.54%で推移。
 2-10年債の利回り格差は35(前日36)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=437317

3.NY株式市場 結果(6/22)

 NY株式市場22日
   ダウ平均     24580.89(+119.19 +0.49%)
   S&P500       2754.89(+5.13 +0.19%)
   ナスダック      7692.82(-20.14 -0.26%)
   CME日経平均    22525 (大証終比:+65 +0.29%)

 今日のNY株式市場で、ダウ平均は9日ぶりに反発しており、40年ぶりの
 9日続落は回避された。貿易問題への懸念は根強いものの、きょうはOPEC
 総会を受けて原油相場が急伸しており、エネルギー株の買いが相場をリード。

 ロシアなど非OPEC国も参加した総会では、予想通り増産が決定された。
 ただ、増産幅は名目で日量100万バレル、実質で60万バレルと予想された
 範囲の中では最も小幅な増産となった。名目で150万、180万との見方も
 出ていた。イランは増産に反対していたが、小幅な増産で妥協した模様。

 ダウ平均は寄付きから上昇して始まり、上げ幅は一時200ドルを超える場面
 も見られた。トランプ大統領がツイッターでEUが貿易障壁を早急に取り除か
 ない場合、域内から輸入する全ての自動車に20%の関税を賦課する考えを示
 したことで上げ幅を縮小する場面もあったものの、きょうは一時的な反応に留
 まっている。

 ダウ採用銘柄ではシェブロンやエクソンモービルが上昇したほか、ベライゾン、
 マクドナルド、ダウ・デュポン、ジョンソン&ジョンソン、GEも堅調。一方、
 JPモルガン、ゴールドマン、マイクロソフトが下落。

 ナスダックは下落。IT・ハイテク株は売りが優勢となった。途中で下げ渋り
 一時プラス圏に浮上する場面も見られたものの、維持できていない。テスラや
 エヌビディア、マイクロンが下落。

 オープンOS「Linux」関連のシステム開発を手掛けるレッド・ハットが
 商いを伴って大幅安。3-5月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも
 予想を上回ったものの、通期見通しを下方修正したことが嫌気されている。

 中古車ディラーのカーマックスが大幅高。3-5月期の決算を発表しており、
 既存店売上高は前年比で減少したものの、2-4月期よりはパフォーマンスは
 改善した。1株利益や売上高も予想を上回った。

 倉庫など物流サービスのウィルスコットが大幅高。オフィス・トレーラーなど
 仮設住宅のモジュラー・スペースを11億ドルで買収することで合意したと発表。
 現金と株式交換のほか、権利行使価格15.50ドルのワラント発行で行う。
 今年第3四半期の買収完了を目指す。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=437312

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(6/22)

 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=68.58(+3.04 +4.64%)

 NY原油は急反発。注目された石油輸出国機構(OPEC)総会での増産が合意が、
 予想を超えなかったことで、これまでの下落に対する反動で大幅高となった。
 明確に声明で増産量が示された訳ではないが、サウジアラビアが、世界供給量
 の1%に相当する日量約100万バレルの増産につながると説明したことで、100万
 バレル増産と、日本をはじめ各国メディアでは報じられている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=437316

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1270.70(+0.20 +0.02%)

 NY金8月限は小反発。時間外取引でユーロ高を受けて堅調となったが、ユーロ
 買いが一巡すると、上げ一服となった。日中取引では、トランプ米大統領が欧州
 連合(EU)の自動車に関税と警告したことなどを受けて小じっかりで推移した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=437311


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6月第4週 相場展望と予定

2018-06-17 23:54:01 | 相場展望

   
6/11~週の日経平均は、上昇した。日米欧の金融政策が相次いで発表
された。米FOMCは予想通り0.25%の利上げを発表し、米の年内後2回
の利上げを見込むなど印象がある。また、EUはECB理事会を受け利上げ
方向に舵を切ろうとしており、この流れから日米金融政策の格差がドル円を
押し上げるとの期待があり、為替が円安に向うとの思惑や、米朝首脳会談で、
中身は兎も角、表紙的に「北朝鮮が完全な非核化」と地政学リスク軽減。

週末に米・中貿易戦争の再燃もあったが、日経平均は、上昇して引けた。

結局、日経平均は、週間で157円上昇(0.69%)の22851円でした。

さて、6月第4週(6/18~6/25)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場は、米中貿易摩擦が再燃して、小幅安で終了しており、
東京市場は、反落スタートが想定されます。ただ、日米欧の金融政策イベント
を通過しており、為替の円安トレンドを考えた企業のファンダメンタルを見ると、
日経平均は、23000円台へ向うことに期待したい。

米長期金利の再上昇期待もあり、為替が円安ドル高、企業業績の見直しに
動く様だと、好決算の個別物色中心に水準底上げを想定したい。

日経平均、6月第4週(6/18~6/22)レンジは22700円~23200円
程度を想定しています。

1.6月第4週(6/18~6/22)主なイベントと予定
 6/18
 日本 5月貿易収支
 日本 日ヘルスケア、ツルハHD、プレミア投 各決算
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 ウィリアムズ氏、NY連銀総裁に就任
 上海 休場
 香港 休場
 EU ドラギECB総裁、講演
 6/19
 日本 メルカリ 東証Mに上場
 日本 サンオータス、アークランド 各決算
  米 5月住宅着工件数
  米 セントルイス連銀総裁、討論会出席
  米 オラクル、フェデックス 各決算
 EU ドラギECB総裁、講演
 6/20
 日本 日銀議事録(4/26、27日分)
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 5月訪日外国人客数
  米 5月中古住宅販売件数
  米 セントルイス連銀総裁、討論会出席
  米 マイクロン・テクノロジー 決算
 タイ タイ中銀政策金利
 フィ フィリピン中銀政策金利
  ブ ブラジル中銀政策金利
  世 ドラギECB総裁、パウエルFRB議長、討論会出席
 6/21
 日本 オプトエレクト 決算
  米 5月景気先行指数
  米 新規失業保険申請件数(~6/15迄)
  米 FRB、銀行のストレステスト結果公表
  米 クローガー 決算
  英 英中銀政策金利
  英 カーニー英中銀総裁、講演
 EU ユーロ圏財務相会合
 6/22
 日本 5月消費者物価指数
 日本 サツドラHD 決算
  米 6月製造業PMI
  独 6月製造業PMI速報値
 EU 6月ユーロ圏製造業PMI速報値
 EU EU財務相理事会
  米 OPEC総会

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/15)

 今日のNY為替市場、ドル円は110円台半ばでの推移が続いた。今日の
 ドル円は日銀決定会合などを受けて一時110.90円付近まで上昇したもの
 の、ロンドン時間から戻り売りが強まった。トランプ大統領が500億ドル規模
 の中国からの輸入品への制裁関税措置を承認した。事前に伝わっていた
 内容ではあったが、中国が報復した場合には追加する可能性も付け加えて
 いる。その中国は早速、同規模の報復関税を課すと表明している。

 関税措置は1102品目に及び、第1弾は7月6日から340億ドル規模の輸入
 品に制裁関税を課す。第2弾が160億ドル。一方、中国も同日の7月6日から
 農産物、自動車など500億ドル規模の米輸入品に報復関税を課すと発表した。

 双方、発動まではまだ3週間ほど時間があることから、交渉の余地は残って
 いるものと思われるが、市場はネガティブな反応を見せた。

 米株が下落したほか、きょうは原油も金も米国債利回りも下げており、リスク
 許容度の低下が見られている。しかし、為替市場では円高の動きが強まった
 印象まではない。むしろ、ユーロドルが前日の急落から買い戻しが入っており、
 それに伴うドル売りがドル円を圧迫していたようにも思われる。実際、ユーロ
 が入っており、円やポンド円は上昇した。

 ドル円は上値は重いものの、110.50円を割り込むと買いオーダーも
 断続的に入り、底堅さは堅持している印象。今週のFOMCは、年内あと
 2回の利上げを見込むなどタカ派な印象が強かった。市場では12月の利
 上げ確率を50%程度で織り込む動きが出ている。

 一方、日銀は消費者物価指数(CPI)の見方を下方修正するなど、依然
 として出口戦略には程遠い状況。

 市場がフォンダメンタルズに焦点を戻せば、日米金融政策の格差がドル円
 を押し上げるとの期待が根強くあるのかもしれない。

 ユーロドルは買い戻しが入り1.16ドル台を回復。一時1.1625ドル
 付近まで上昇。前日はECB理事会を受けてユーロは急落した。高値から
 300ポイント近く急落し、きょうは1.1545ドル付近まで下げ幅を拡大する
 場面も見られた。

 特にユーロを買い戻す材料は見当たらないが、前日の急ピッチな下げに、
 さすがにショートカバーも入っていた印象。ただ、上値では戻り売りのオー
 ダーも観測されている模様で、目先は5月安値の1.1510ドルを意識する
 展開は続いているものと見られる。

 ポンドも買い戻しが優勢となった。前日はユーロに連れ安する格好で下落
 したが、今日はユーロの買い戻しに同調している。来週は英中銀金融政策
 委員会(MPC)が予定されている。政策は据え置きが確実視されている
 ものの、声明や政策委員の投票行動などが注目される。前日の英小売売上
 高は第1四半期の減速が一時的であるという英中銀の見方を裏付ける内容
 となった。このところ発表されている英指標は回復を示す内容も相次いでいる。

 いまのところ市場は、8月の利上げ確率を50%程度で織り込んでいる。
 今回は政策は据え置かれるものの、利上げに関して何らかのヒントが出る
 か注目したいところではある。前回のMPCでの政策委員の投票は7対2
 での据え置きだったが、6対3に変化するようであれば、8月の利上げ
 確率は高まりそうだ。ただ、ポンドの場合、議会での英離脱法案の行方は
 リスクとして意識される。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436171

 米国債利回り
   2年債       2.545(-0.018)
   10年債      2.921(-0.015)
   30年債      3.045(-0.010)
   期待インフレ率   2.129(-0.001)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、ドル円は110円台半ばでの推移が続いた。今日の
 ドル円は日銀決定会合などを受けて一時110.90円付近まで上昇した
 ものの、ロンドン時間から戻り売りが強まった。トランプ大統領が500億ドル
 規模の中国からの輸入品への制裁関税措置を承認した。事前に伝わって
 いた内容ではあったが、中国が報復した場合には追加する可能性も付け
 加えている。その中国は早速、同規模の報復関税を課すと表明している。

 関税措置は1102品目に及び、第1弾は7月6日から340億ドル規模の
 輸入品に制裁関税を課す。第2弾が160億ドル。一方、中国も同日の
 7月6日から農産物、自動車など500億ドル規模の米輸入品に報復関税
 を課すと発表した。

 双方、発動まではまだ3週間ほど時間があることから、交渉の余地は残っ
 ているものと思われるが、市場はネガティブな反応を見せた。

 米株が下落したほか、きょうは原油も金も米国債利回りも下げており、
 リスク許容度の低下が見られている。しかし、為替市場では円高の動きが
 強まった印象まではない。むしろ、ユーロドルが前日の急落から買い戻し
 が入っており、それに伴うドル売りがドル円を圧迫していたようにも思わ
 れる。実際、ユーロ円やポンド円は上昇した。

 ドル円は上値は重いものの、110.50円を割り込むと買いオーダーも
 断続的に入り、底堅さは堅持している印象。今週のFOMCは、年内あと
 2回の利上げを見込むなどタカ派な印象が強かった。市場では12月の利
 上げ確率を50%程度で織り込む動きが出てる。一方、日銀は消費者物価
 指数(CPI)の見方を下方修正するなど、依然として出口戦略には程遠
 い状況。

 市場がフォンダメンタルズに焦点を戻せば、日米金融政策の格差がドル円
 を押し上げるとの期待が根強くあるのかもしれない。

 ユーロドルは買い戻しが入り1.16ドル台を回復。一時1.1625ドル
 付近まで上昇。前日はECB理事会を受けてユーロは急落。高値から300
 ポイント近く急落し、きょうは1.1545ドル付近まで下げ幅を拡大する
 場面も見られた。

 特に、ユーロを買い戻す材料は見当たらないが、前日の急ピッチな下げに、
 さすがにショートカバーも入っていた印象。
 ただ、上値では戻り売りのオーダーも観測されている模様で、目先は5月
 安値の1.1510ドルを意識する展開は続いているものと見られる。

 ポンドも買い戻しが優勢となった。前日はユーロに連れ安する格好で下落
 したが、きょうはユーロの買い戻しに同調している。来週は英中銀金融政策
 委員会(MPC)が予定されている。政策は据え置きが確実視されているも
 のの、声明や政策委員の投票行動などが注目される。前日の英小売売上高は
 第1四半期の減速が一時的であるとの英中銀の見方を裏付ける内容となった。

 このところ発表されている英指標は回復を示す内容も相次いでいる。

 いまのところ市場は、8月の利上げ確率を50%程度で織り込んでいる。
 今回は政策は据え置かれるものの、利上げに関して何らかのヒントが出るか
 注目したいところではある。前回のMPCでの政策委員の投票は7対2での
 据え置きだったが、6対3に変化するようであれば、8月の利上げ確率は高
 まりそうだ。ただ、ポンドの場合、議会での英離脱法案の行方はリスクとし
 て意識される。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436171

3.NY株式市場 結果(6/15)

 NY株式市場8日
   ダウ平均     25090.48(-84.83 -0.34%)
   S&P500       2779.42( -3.07 -0.11%)
   ナスダック      7746.38(-14.66 -0.19%)
   CME日経平均    22790 (大証比:-40 -0.18%)

 今日のNY株式市場で、きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続落。
 トランプ大統領が500億ドル規模の中国からの輸入品への制裁関税措置を
 承認した。事前に伝わっていた内容ではあったものの、中国が報復した場合
 には追加するとも付け加えている。その中国は早速、同規模の報復関税を課
 すと表明した。

 関税措置は1102品目に及び、第1弾は7月6日から340億ドル規模の
 輸入品に制裁関税を課す。第2弾が160億ドル。一方、中国も同日の7月
 6日から農産物、自動車など500億ドル規模の米輸入製品に関税を課すと
 発表した。

 双方、発動まではまだ3週間ほど時間があることから、交渉の余地は残って
 いるものと思われるが、市場はネガティブな反応を見せた。

 一方、来週のOPEC総会を前に原油が急落していることも株式市場を圧迫。
 ロシアとサウジが増産の意思を示しているようだ。エネルギー株や銀行株、
 そして、中国関連の産業株や食品株が下落した。

 ダウ平均は一時280ドル安まで下げ幅を拡大したが、後半になって下げ渋
 っている。

 ダウ採用銘柄ではキャタピラーやボーイング、GEが下落している他、エク
 ソンモービル、シェブロンも軟調。アメックス、シスコ、アップルも安い。
 一方、ナイキ、P&G、コカコーラが上昇。

 ナスダックも反落。アップルやアマゾン、マイクロソフトが下落している他、
 アルファベット、インテルも軟調。

 アドビシステムズが下落。3-5月期決算を発表しており、1株利益、売上
 高とも予想を上回った。6-8月期については、利益見通しこそ予想を上回
 っているものの、売上高は予想範囲内に留まっている。この1年間で株価は
 倍近く上昇してきたが、今回の売上高見通しに、安定的に高い成長を維持で
 きるか懐疑的な見方も出ている模様。

 ブロードコムが小幅に5日続伸。1100人の人員削減計画を発表している。

 ドロップボックスがきょうも大幅高。今週に入って突如動意づいている。
 ただ、特に材料は見当たらない。市場の一部からは、大手IT企業が買収に
 関心を示しているとも言われている。 
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436169

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/15)

 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=65.06(-1.83-2.74%)

 NY原油は急反落。時間外取引は弱含みで推移。期近7月限は66.56ドルで
 買い支えられ、下値は堅く推移。日中取引はニューヨーク時間の午前8時半
 過ぎに米トランプ政権が中国製品に対する制裁関税を発動するとのニュース
 が流れると、中国経済に対する不安から貴金属、非鉄、大豆などを中心に
 商品市場がほぼ全面安となり、原油もその流れに巻き込まれ、下げ足を速め、
 11時半頃に65ドル割れとなり、64.29ドルまで値を落とした。午後は幾分、
 下げ幅を縮小したが、65.20ドル手前で戻り一杯となった。
 かろうじて65ドル台は維持したが、大幅安で引けた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436181

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1278.50(-29.80 -2.28%)

 NY金8月限は大幅安。時間外取引では、ドル堅調を背景に売り優勢となっ
 たが、1,300.3ドルで買い支えられ、1,300ドルの節目は維持した。日中取引
 開始後はニューヨーク時間の午前8時半過ぎに米トランプ政権が中国製品に
 対する制裁関税を発動するとのニュースが流れると、中国経済に対する懸念
 から一次産品需要の減少に対する不安が強まり、金市場でも売りが殺到した。
 今月1日の安値1,293.1ドル、1,290ドル、5月21日の安値1,2868ドル、さらに
 1,280ドルと主要な支持線を割り込み、右肩下がりの展開となった。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=436180

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6月第3週 相場展望と予定

2018-06-10 23:58:42 | 相場展望

     
6/4~週の日経平均は、上昇した。米5月雇用統計の良好さを背景にダウ
上昇を好感して大幅反発でスタートした。米朝協議の準備が進展するなど、
外部要因が落ち着き、ナスダック指数が3/12の史上最高値を更新した事も
支援材料に働いた。また、米中貿易摩擦への警戒感が後退した事もプラス材料
だった。
結局、日経平均は、週間で523円上昇(2.36%)の22694円でした。

さて、6月第3週(6/11~6/15)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場は、G7サミットへ警戒感があったものの、ダウは3日続伸
しており、反発してスタートが想定されます。

イベントは、6/12米朝首脳会談や週末にかけて日米欧の金融政策決定会合。
米で、3月以来、金利が引き上げられる事がコンセンサスで、9、12月と後2回
引き上げも視野に入ってきます。6/12米朝首脳会談の成功もあれば、為替は、
ドル/円で110円台~もあります。

週末の日経平均は、アク抜けできなかっただけに、米長期金利の再上昇で、為替
が円安ドル高、企業業績の見直しに動く様だと、好決算の個別物色中心に水準
底上げしそうである。

日経平均、6月第3週(6/11~6/15)レンジは22650円~23250円程度を
想定しています。

1.6月第3週(6/11~6/15)主なイベントと予定
 6/11
 日本 学情、サトウ食品、シーズHD、Casa、トーホー 各決算
  米 国債入札 2年債(320億ドル)
  米 国債入札 10年債(220億ドル)
  英 4月鉱工業生産
   ト トルコ第1四半期GDP
 6/12
 日本 グッドコムA、ネオジャパン、トランザス、きんえい 各決算
 米朝 米朝首脳会談
  米 FOMC(~6/13)
  米 5月米財政収支
  米 5月米消費者物価指数
  米  国債入札 30年債(140億ドル)
  印 5月インド消費者物価指数
 6/13
 日本 神戸物産、稲葉製作、石井表記、アイモバイル、ヤーマン、コーセル 各決算
  米 FOMC、経済予測公表
  米 パウエルFRB議長会見
  米 5月米生産者物価指数
 6/14
 日本 日銀金融政策決定会合(~6/15)
 日本 丸善CHI、Bガレージ、ラクスル、SAMURAI、鎌倉新書、MICS化学 各決算
  米 5月小売売上高
  米 5月輸入物価指数
  米 アドビシステム 決算
 中国 5月小売売上高
 中国 5月鉱工業生産
  豪 5月雇用統計
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁会見
 6/15
 日本 日銀政策金利
 日本 黒田日銀総裁会見
 日本 「四季報」発売
 日本 星野RR、インベスコ、積水ハウスR、トーセイ・リート 各決算
  米 5月鉱工業生産
  米 4月対米証券投資
  米 国債償還 3年債(240億ドル)
  露 ロシア中銀政策金利

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/8)

 今日のNY為替市場、ドル円はG7サミットを警戒した円高の動きから
 ロンドン時間には109.20円近辺まで下落していたが、米国債利回
 りが上昇に転じ、米株も下げ渋ったことから、NY時間に入ってドル円
 は下げ渋った。

 カナダで開催されるG7サミットで、通商問題に関してトランプ大統領
 と各国首脳との見解は隔たりが大きい。恐らく通商問題に関してはまと
 めることはできないのではとの見方も出ている。しかし、あらかじめ想定
 されていた範囲内でもあり、いまのところ市場も冷静に受け止めてる様だ。

 来週はFOMCやECB理事会、そして、米朝首脳会談など重要イベント
 が目白押しの週で、その結果を見極めたい雰囲気も出ている。

 ユーロドルNY時間に入って下げ渋る動きとなり、1.1770ドル付近まで
 戻している。ユーロ円の売りも圧迫し、ロンドン時間に一時1.173ドル
 近辺まで下落していた。イタリア国債の利回りが再び上昇し始めており、
 ドイツ国債との利回り格差も拡大していることからユーロは戻り売りが優勢
 となった模様。

 ここにきて来週のECB理事会への期待感が高まっており、具体策の公表迄
 未知数なものの、出口戦略に向けて何らかヒントが示されるのではとの期待
 感が高まっている。

 この日の4月のドイツ鉱工業生産は予想外の減少となるなど第1四半期の
 減速から回復を示す指標が確認できていない状況が続いている。ただ、意外
 なほど楽観的だ。米国はもちろんのこと、英国も回復を示す指標が出始めて
 おり、ユーロ圏もという見通しを強めているのかもしれない。

 ポンドはNY時間の序盤に売りが強まり、ポンドドルは一時1.33ドル台半ば
 まで下落した。ただ、後半になって買戻しが続いており1.34ドル台まで戻す、
 下に往って来いの展開。アイルランドの国境問題でEU側の離脱交渉担当官
 のバルニエ氏がメイ英首相の提案を拒否したと伝わったことが、ポンド売りを
 呼び込んだ。

 EU側は北アイルランドだけEUの関税同盟に残すバックストップ措置を提示
 しているが、メイ首相は北アイルランドだけではなく、英全体に適用する案を
 提示したほか、デイビス英離脱担当相が主張している時限措置導入も示した。
 しかし、EU側はどちらも受け入れることはできないと拒否している。特に、
 時限措置についてはEU離脱支持派にとって重要な条件の1つだった。

 北アイルランドとアイルランドとの国境に税関などを設置するハードボーダー
 の回避が最大の障害となっている。 
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=434973

 米国債利回り
   2年債       2.492(+0.004)
   10年債      2.942(+0.022)
   30年債      3.086(+0.018)
   期待インフレ率   2.129(-0.011)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で、10年債利回りは小幅に上昇。G7サミットへの警戒
 感もあるものの、米株が底堅く推移した事や、来週は入札が予定されている中、
 売りが優勢となり利回りは上昇した。

 10年債は2.94%、政策金利に敏感な2年債は2.49%付近。
 2-10年債の利回り格差は45(前日46)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=434972

3.NY株式市場 結果(6/8)

 NY株式市場8日
   ダウ平均     25316.53(+75.12 +0.30%)
   S&P500       2779.03( +8.66 +0.31%)
   ナスダック      7645.51(+10.44 +0.14%)
   CME日経平均   22665  (大証終比:+45 +0.20%)

 今日のNY株式市場で、ダウ平均は3日続伸。序盤は売りが優勢となりダウ
 平均も下げて始まった。きょうからカナダで開催されるG7サミットへ警戒
 感や、アップルが今年後半に投入するアイフォーン向けの部品について、
 発注が前年比約20%減ることに備えるようサプライチェーンに伝えていた
 との報道も嫌気していた。

 ただ、売りが一巡すると買い戻しが優勢となりダウ平均はプラス圏に浮上。
 景気の先行きに期待した押し目買いが下値では断続的に入り底堅さは堅持し
 ている。

 ダウ銘柄ではアップルが下落したほか、インテル、シェブロン、キャタピラー、
 ウォルマートが軟調。一方、P&Gが上昇したほか、ディズニー、GEも堅調
 に推移した。

 P&Gは3日続伸。アナリストが、複数の事業を個々に判断し企業価値を積算
 するサム・オブ・ザ・パーツ分析では適正株価は104ドルになる可能性を指摘。

 ナスダックも序盤の下げからプラスに転じた。アップルのニュースで同社のサプ
 ライヤーには売りが優勢となっていたが、そのほかは堅調。ブロードコム、エヌ
 ビディア、インテルが下落の一方で、マイクロンやフェイスブック、マイクロソ
 フトが上昇している。

 ブロードコムは2-4月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を
 上回った。ただ、今四半期の売上高見通しに関しては据え置いている。データ
 センターからの需要が堅調な一方で、スマホからの需要が弱まっていることが
 明らかとなった。

 フィリップ・モリス・インターナショナルが堅調。四半期配当を、従来の1株
 1.07ドルから1.14ドルに増配する計画が伝わっている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=434970

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/8)

 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=65.74(-0.21 -0.32%)

 イランが米国の経済制裁を批判して、サウジアラビアにイランの減産をカバー
 するように増産を求めると発言したことが伝わり、欧州主導で原油市場の地合い
 を弱くした。帳入れ後、サウジが6月に日量10万バレル増産する計画があると
 の情報も流れた。また、米国の稼働中の原油リグ(掘削装置)の増加が続いてい
 ることも上値抑制要因。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=434978

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1302.70(-0.30 -0.02%)

 NY金8月限は小反落。時間外取引では、新規買い材料不足で1,296ドルまで
 下落する場面があったが、買い拾われ、一時1,304.8ドルまで戻した。
 日中取引は主要な米経済指標の発表がなく、方向性を欠く展開となった。
 ドルが対ユーロで堅調に推移したことが圧迫要因となり、時間外取引の高値
 1,304.8ドルが抵抗線となった。G7サミットなどイベントを控えた手じまい売り
 が優勢となり、小安く引けた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=434977


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6月第2週 相場展望と予定

2018-06-03 23:55:57 | 相場展望

       
5/28~週の日経平均は、下落となった。週初は、北朝鮮情勢に対する
警戒感が和らいだ事から、続伸スタートとなった。だが、イタリア、スペイン
政局懸念等を背景に欧州株が全面安となった事から、リスクオフの円買い
で、東京株式市場は、軟調となった。また、トランプ大統領が、6/1からEU、
カナダ、メキシコに鉄鋼等の輸入関税を課すとの声明で、世界貿易戦争を
彷彿させ、週末にかけ日経平均は、下落した。

結局、日経平均は、週間で279円下落(↓1.24%)の22171円でした。

さて、月最終週(6/4~6/8)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場、5月雇用統計は非農業部門雇用者数が+22.3万人
(市場予想の+18.8万人)や失業率が低水準の3.8%の着地となり、大幅
上昇して終了です。

明日からの日経平均、NY株式市場の上昇を好感してスタートしそうである。
雇用統計の結果から、今月の米金利引き上げは確実で、その後、年内2回
引き上げ観測も浮上している。この背景からドル高/円安へのシフトが、東京
市場へ追い風になりそうである。

経済指標は、国内で6/54月家計調査、6/8に 4月国際収、5月景気
ウォッチャー調査とメジャーSQがあります。また、米で6/5に5月ISM
非製造業景況指数、6/6に4月貿易収支があります。

またイベントとして、6/7日米 主脳会談、週末はG7があります。

6/12に日朝会談が開催される可能性は大きく、地政学リスクが後退や
NY市場の堅調さ、為替のドル高を背景に、日経平均は企業業績で好決算
企業や他銘柄も含め、水準訂正する展開に期待したい。

日経平均、6月第2週(6/4~6/8)レンジは、22300円~22850円
程度を想定しています。

1.6月第2週(6/4~6/8)主なイベントと予定
 6/4
 日本 モロゾフ、アマガサ、GMB、ピジョン 各決算
  米 4月製造業新規受注
  米 アップル年次開発者会議
  ト 5月トルコ消費者物価指数
 6/5
 日本 4月家計調査
 日本 ザッパラス、フジコーポ、アインHD、長野東急 各決算
  米   5月ISM非製造業景況指数
  豪  中銀政策金利
 EU  ユーロ圏総合PMI改定値
 6/6
 日本 三井ハイテ、日本駐車、くらコーポ、日本スキー 各決算
  米  4月貿易収支
  豪 第1四半期GDP
  印 インド中銀政策金利
 6/7
 日本 日米首脳会談
 日本 4月景気動向指数
 日本 土屋HD、クミアイ化、楽天地、スバル興 各決算
  米  ブロードコム  決算
   ト トルコ中銀政策金利
  独  製造業受注
 6/8
 日本 メジャーSQ (5月SQ値、22621.77円)
 日本 4月国際収支
 日本 5月景気ウォッチャー調査
 日本 第1四半期GDP改定値
 日本 エイチーム、積水ハウス、鳥貴族、gumi、丹青社、ハイレックス 各決算
  中国 5月貿易収支
  世  G7首脳会議(~6/9)
  露 大統領、訪中
 6/9 
 中国 5月消費者物価指数
 中国 5月生産者物価指数

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/1)

 今日のNY為替市場、この日発表になった米雇用統計やISM指数が予想を
 上回る強い内容となった。米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が、
 22.3万人と予想を上回ったほか、注目の平均時給も前年比2.7%と、
 予想を上回っている。今月のFOMCでの利上げ期待を追認する内容でも
 あり、あと3回の利上げの可能性も高める内容ではある。

 為替市場も素直にドル買いで反応したものの、何れも戻り待ちの売りに押さ
 れる展開も見られている。市場の関心が通商問題や欧州の動向など政治に
 向かっており、ファンダメンタルズに向いていない面もあるものと想像される。

 イタリアでは「五つ星運動」と「同盟」が推奨したコンテ氏がイタリア首相に
 宣誓就任しており、再選挙は回避の情勢。イタリアへの警戒感は後退して
 いるものの、トランプ政権の通商政策が相場に影を落としており、本格的な
 貿易戦争へ発展しないか警戒感も高まっている。

 為替市場もファンダメンタルズの動向に素直に反応できない面があるのかも
 しれない。

 ドル円は指標発表後に一時109.70円近辺まで上昇し、本日の21日線
 付近まで上昇したが、上値を拒まれてる。ただ、米株や米国債利回りも上昇
 しており下値はサポートされている状況。21日線の水準と心理的節目の
 110円、そして、200日線が110円台前半に来ており、目先の上値レジス
 タンスとして意識される。

  なお、トランプ大統領と北朝鮮の金英哲・朝鮮労働党副委員長とのホワイト
 ハウスでの執務室での協議が終了し、トランプ大統領は米朝首脳会談を、
 シンガポールで6月12日に開催すると発表。ドル円もややポジティブな
 反応を見せていた。

  ユーロドルは一時1.16台前半まで下落する場面も見られた。ただ、動き
  が一巡すると直ぐに切り返しており、下値ではショートカバーが根強く出て
  いる様子もうかがえる。特段ユーロを買う材料は無さそうだが、イタリアで
 「五つ星運動」と「同盟」が推奨したコンテ氏がイタリア首相に宣誓就任し
 再選挙は回避されそうな情勢。イタリアへの警戒感は後退している。

  今週はイタリアの騒動でユーロがやや下げ過ぎていた面もあるようだ。過熱
 感を示すテクニカル指標のRSIは週前半に一時20を下回る場面も見られ
 ていた。RSIが20を下回るのは2015年のギリシャ危機以来で、現在とは
 雰囲気がかなり違っており、完全に行き過ぎとも思われる。尚、今日のRSI
 は35付近まで戻している。

  なお、新財務相に指名されたトリア氏はローマの大統領官邸で、「イタリア
 にはユーロ離脱を望むと表明している政治勢力はない」と述べていた。

 ポンドドルは買い戻しが続き1.33ドル台半ばまで上昇。ポンド円も一本
 調子の上げを続けており、146円台前半まで戻している。

 ロンドン時間に発表になっていた5月の英製造業PMIは予想を上回る内容
 となっていた。第1四半期の景気減速からの回復の証拠を待っている市場に
 とっては朗報だったが、それをもって積極的にポンドを買い上げるモメンタム
 まではなく、もう少し数字を確認したい意向の様だ。来週は建設業やサービス
 業のPMIの発表が予定されており注目される。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=433835
 
 米国債利回り
   2年債            2.468(+0.040)
   10年債           2.899(+0.040)
   30年債           3.047(+0.022)
     期待インフレ率  2.113(+0.024)
                  ※期待インフレ率は10年債で算出

  今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日発表の米雇用統計や
 ISM指数が予想を上回る強い内容となった。FRBの利上げ期待も上昇
 しており、あと3回の利上げの可能性も高める内容ではあった。また、
 イタリアは再選挙が回避され懸念が完全に後退していることも追い風とな
 った模様。

 10年債は一時2.92%、政策金利に敏感な2年債も2.48%台まで一時
  上昇した。

 2-10年債の利回り格差は43(前日43)。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=433834

3.NY株式市場 結果(6/1)

 NY株式1日
  ダウ平均       24635.21 (+219.37 +0.90%)
  S&P500        2734.62(  +29.35 +1.08%)
  ナスダック         7554.33 (+112.22 +1.51%)
  CME日経平均    22370     (大証比:+150 +0.67%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。この日発表の米雇用統計やISM
 指数が予想を上回る強い内容となったことを素直に好感している。

 FRBの利上げ期待も上昇しており、あと3回の利上げの可能性も高める
 内容ではあったが、株式市場はきょうの指標をポジティブに捉えている様だ。
 また、イタリアは再選挙が回避され懸念が完全に後退していることも追い風
 となっている模様。

 トランプ大統領の通商政策による貿易戦争への懸念は高まっているものの、
 6月相場入りということもあり、きょうは買い戻しを優先させているようだ。

 米国債利回りが上昇していることから銀行株が堅調なほか、FAANG銘柄
 などIT株の上昇も目立つ。IT株については、EUが米国に対して報復
 関税を発動する意向を示しているが、その対象品目には入っていないことが
 安心感を呼んでいるとの指摘も聞かれる。

 ダウ採用銘柄ではインテル、シスコ、アップル、マイクロソフトが上昇して
 いるほか、ダウ・デュポン、メルクも堅調。一方、ディズニーやシェブロン
 が軟調な動き。

 ナスダックも反発。主力のITハイテクは揃って上昇して、アルファベットや
 マイクロン、ネットフリックス、テスラが堅調。

 アルファベットはきのう、自動運転技術の開発を手掛ける傘下のウェイモが
 フィアット・クライスラー(FCA)との提携を拡大すると発表した。

 ヨガウエアのルルレモンが大幅高。2-4月期決算を発表しており、直販を
 含む既存店売上高が19%増と予想を上回った。1株利益も予想を上回って
 おり、通期見通しも上方修正した。今回の決算で投資家は再建への信頼感を
 高めたようだ。

 ウィンリゾーツやラスベガスサンズなどカジノ株が軟調。マカオ当局が5月
 カジノ売上高を発表しており、前年比で12%増と予想(17%増)を下回
 った。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=433832

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/1)

 NY原油先物7月限(WTI)(終値)
  1バレル=65.81(-1.23 -1.83%)

 NY原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.23~1.14
 ドル安。その他の限月は1.01ドル安~1.20ドル高。

 石油輸出国機構(OPEC)やロシアが増産に向けて協議していることが引き
 続き重しとなった。米国の原油生産量が過去最高水準を更新し続けているなか、
 パイプラインの不足によって内陸部のシェールオイルを沿岸部に輸送できてい
 ないことは、ブレント原油との価格差を広げ、ニューヨーク原油を重くする
 背景となっている。ドル高もドル建てで取引されるコモディティを押し下げた。

  時間外取引で7月限は売り買いが交錯。通常取引に向けて売りが強まると、
  通常取引開始後は一段安となり、65.63ドルまで下落した。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=433838

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1299.30(-5.40 -0.41%)
  
 金8月限は続落。ドル高に圧迫された。米雇用統計や米ISM製造業景気
 指数が堅調だったことが背景。トランプ政権の高圧的な通商政策が米国の
 貿易赤字を縮小させるとの見方もドル高要因。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=433837


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