日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

スプーンフィーディング人間になるな!

2024-04-16 | つれづれ
世の中、AIが発展し過ぎたようです。

スプーンフィーディング人間が大量生産され始めました。
スプーンフィーディングとは、
食事をスプーンで直接口に運んでもらう赤ん坊のように、
常に他人から情報や答えを直接与えられたいと願う人を指します。
 
急激に発展したAIは、
人間から「思考」「考えようとする気力」「経験」というものを奪い取ったかもしれません。

私たち仕事をする大人は
やれ効率性だの
やれ生産性だの
やれ採算性だのを言い過ぎたのかもしれません。

結果、AIに頼り
スプーンフィーディング人間を大量生産し始めている気がします。

AIは、直ぐに回答をくれます。
私たち人間が考えなくても正しい答えやそのヒントを与えてくれます。
半面
私たちから
「思考する能力」
「疑う能力」
「ひとまとめにする能力」
「発見する能力」
「言いまわす能力」
「耐える能力」
などなど、たくさんの能力を奪い取って行っています。

AIは使いこなすものであって
AIに使いこなされる側になってはいけません。
AIに使われるということは
人は不要ということになってしまいます。

私たちの企業経営の歴史において
経営者は常に「誰かからの搾取」によって発展して来ています。
その対象が生き物だったかもしれません
人間だったかもしれません
機械だったかもしれません
経営者は常に誰かからの搾取で会社を大きくして来ているのです。

今の時代は、AIとロボットから搾取しようとしています。
相変わらず人間から搾取しようとしている企業はブラック企業と呼ばれ
競争心もなく落ちぶれていくだけの予備軍はホワイト企業と呼ばれ
生き残っていく、発展していくという集団はプラチナ企業を目指しています。

プラチナ企業は
少数精鋭の中で
人心を磨き
卓越した人間味を提供できる企業です。
そんな集団しか生き残っていけないのです。

大学を卒業して40年以上経過し
この40年間の中で最も「人が不要」なものとして扱われる時代になった気がしています。
企業はひと昔前は「猫の手でも欲しい」といって、
無知で未経験な無能な人間(失礼)でも採用したがっていました。

しかし今はそのような人は不要になってしまいました。
知性を持ち
気遣いができ
お客様を最高の気分にさせ
しっかりお客様のハートを鷲掴みにできる
もちろん会社の利益にも貢献できる
そんな人間しか要らなくなってしまったのです。

「そんな人間なんかいる訳ないじゃん!」と思っているそこのあなた!
そんな人間はいるし、そうなろうとする人たちが高給を得
素晴らしい人生を送れるようになるのです。

今のままでいいや!と思っていること自体が
既に企業から「不要なお荷物」と化しているのです。

今の時代を甘く見てはいけません。
8時間、年間240日しか働かない人間(しかも拗ねる、急に休む)に対して
ロボットは24時間365日文句も言わず働き続けてくれます。
AIは、全世界の知見を基に提案をしてくれます。
分かるならわかる、わからないならわからないを数秒で回答してくれます。
こんな時代にあって人間しかできないことを磨いて行かないと
時代から振り落とされるだけになってしまいます。

世の中人手不足だからと高を括っていると自分の居場所は無くなってしまう。
今までは人と競争すれば良かった時代ですが
これからは優秀なロボット、AIと競争しなければ不要なものとして扱われます。

勉強しろ!
人間味を磨け!
思いやりを持て!
こんな言葉たちは会社では
直接命令されることが少なくなってくるでしょう(パワハラモラハラ対策)
しかし、求められます。
確実に求められます。

そんな時代に生きているのだという自覚を持ちたいものです。


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