日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

目利き力

2024-04-10 | つれづれ
企業は一つの事業に固執する必要がないと思っています。
いや、一つの事業に固執していてはいけません!

企業にとって必要なのは柔軟性であり
時代に合った事業を
素早く自社の事業にする
この動きの軽さ速さが重要だと思っています。

ロボット化やAI化が爆速で進む世の中
世界的インフレで価値を落とす基軸通貨
カネ余りの中の資産運用
超優秀なものだけが生き残れる時代の中で
旧態依然とした会社経営など通用するはずもありません。

ここで質問させてください。

今の事業は
3年後に必要とされ、更に重要度が増しますか?
5年後は?
10年後は?

もしも必要とされ、重要度が増すとしたらその理由は?
裏付けは?
その確信はどこから来るのか具体的な根拠を述べるてください。

今から40年も前の話になりますが
大学の担任教授から
「なんで税理士なんか目指すの?直ぐに必要なくなる業種だよ!」
と言われ、
大学に入ったことさえ後悔した記憶があります(商学部会計学科)。

それでも
税理士という業種を
「中小企業のホームドクター」
「中小企業のリハビリセンター」
「中小企業の応援団」
「中小企業の羅針盤」
と位置付けることにより
私なりの税理士像を求めながらでここまでやってきました。

一部の同業者からは
「お前は動くな!税理士の仕事が増える!」
「お前は動くな!そこまでのスキルを身に着けていない!」
「お前は動くな!お前のような思いでこの仕事をしている訳じゃない!」
みんなで泥船に乗り一緒に沈むことなど考えていない私は
単にその泥船から降り
少しずつより沈まない船に乗り換えながらここまで来たと自負しています。

これから3年、5年、10年後の税理士像は
より規範性が高く
より迅速正確で
より高度なスキルを持つ者だけが生き残ることが出来
従来からの「便利屋さん的事務員」としての位置づけは
自らの身を亡ぼすだけの業務内容になると思っています。

そう予想する中での企業としての方向性を
常に試しながら
常に市場に問いながら
試行錯誤を今後もずっと続けて行きます(少なくとも私が120歳までは)

事業承継が叫ばれる昨今
私も現事業(会社)の事業承継はどんどん進めて行きます。
ただ、会社承継後でも自分自身のビジネスマンとしての引退はなく
新たな事業を創造し、拡大し続けるつもりでいます。

世の中はなぜか一定年齢になった高齢者を引退させようという風潮が強いです。
心臓が止まるその瞬間まで「人としての生き甲斐」は持ち続けたいものです。
その為にも私自身は社会とのかかわりをずっと持ち続けたいと思っています。

その為にも自分自身が
世の中の動き
人の考え方
トレンいろいろなものへの興味を持ち続けながら
目利き力を高めて行きたいと思っています。
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