日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

正しい事には労力が要る

2009-12-18 | 経営理念
不景気の影響もあってか、一時ほどうるさく言わ(報道され)なくなった
コンプライアンス
企業の不正・不祥事
道徳・倫理違反(これも広義のコンプライアンス)

しかし、報道されなくなっただけで
目に見えないところで「正しくない事」は、ドロドロと蠢(うごめ)いています。

経営者がちょっと油断をすると、企業内には正しくない事が蔓延してしまいます。
自社の商品を売り込むために裏金を使う、過剰な接待漬けにする
故意に過大請求を行う
製品の原材料を偽る(虚偽表示)
会社のものを持ちかえる
決算書を偽る
その他、挙げ始めるときりが無くなってしまいます。

そのような中でも
私たち税理士が立ち向かわなければならないのが
最後に挙げた正しい決算です。

なんだ!?
決算書くらい正しいものを作るなんて簡単じゃないか!
そんな風に思われるかもしれませんが
なぜ、エンロンやワールドコムの不正な決算があったのでしょうか?
なぜ、ライブドアによる粉飾決算事件があったのでしょうか?
金融機関や証券会社にしても多くの粉飾決算を繰り返してきたのはなぜだったのでしょうか?

ほとんどの企業不正には、企業の欲と上司の命令、個人の欲が入り混じっているものです。
特に昨年来のこの不況下に置いては
ついつい自分に甘くなってしまう輩は後を絶ちません。

正しい事には労力が要る!
この言葉は、先般TKC社長高田順三氏の講演の中で聞いた言葉です。
この言葉に付け加えるなら
正しい事には勇気と我慢が要るという事になるでしょうか。

夜が明けるとまた甘い誘惑との戦いが始まります。
頑張らなきゃ!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする