宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
10:早期発見・早期治療の必須アイテム
かつて、私の小学校時代だと記憶していますが、学校の集団検診で、「はい、息を止めて」と胸部レントゲン撮影をドキドキしながらとったことがあります。あれで飛躍的に肺結核の早期発見が可能となったのでしょう。 ちょうど、私が歯科医師になったばかりのころ、歯科用のレントゲン装置も非常にコンパクトになり、町の歯医者さんでも設置が容易になりました。歯科医師が”スーパーマン”のような「眼」をもつようになったのです。見えない個所を見通す早期発見の必須アイテムの登場でした。
11:”歯と歯の間”のムシ歯はおまかせ
前歯のように前後の幅が薄い歯ですと、ムシ歯になると何となく”歯と歯の間”が黒ずんで、気がつくこともありますが、幅のある臼歯になるとお手上げです。かなりムシ歯が進行して、ようやく目に見えるエナメル質が破壊され、やっと気づくことになります。すぐに歯医者に行ったのに大きなムシ歯だったということになります。ですから、学校健診でムシ歯がなかったということは、歯科医師が目で見た限りではムシ歯はなかったということなのです。 歯科医師は”スーパーマン”ではありません。その見えない個所のムシ歯を発見してくれるのがレントゲンということであります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます