山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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咬合再構築のP-M-Sフィロソフィ教本:抄録ー14

2011-09-28 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


[フラッグを用いて測定する手順]

調査をするに当たっては、3つの重要な決定をしなければならない。
1・スピーの湾曲の急傾斜なものと、平坦なもの
2・前歯の測定点での咬合平面の高さ
3・臼歯の測定点での咬合平面の高さ


1・スピーの湾曲の急傾斜なものと、平坦なもの
  a・装着した模型を調査して、コンパスを調整して、このケースに最も適当な弧を描く半径を選ぶ。(図3A、3B)

半径4インチで描く弧は、概ね90%のケースに用いることができる。スピーの湾曲が急傾斜な場合は、半径を3インチ3/4に短くする修正が必要となる。(例えば、極度な過蓋咬合の場合、そして下顎第一大臼歯の喪失とそれに続く喪失部への上顎歯の挺出によって、下顎歯列弓が破壊され平坦な湾曲が不可能となるなど。) しかし、半径4インチ1/2以上や、4インチ以下は非常にめずらしく、上述のように半径4インチのケースが90%を占める。


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