パンキー歯科診業哲理：２３６

歯科医師・山田忠生


金銭タイプ：このタイプの人は金銭ー取引、報酬、”契約”をすることなどに関心をもっている。経済的に付け込まれるようなことを非常に警戒しており、出費に対しては防衛的である。このタイプの人は、どれ程の費用になるのかを知ろうとして診療所に飛び込んでくるような、威張り散らしがちな外向性の人である。
あるいは、支払い能力は十分にあるのにもかかわらず、”専門家として割引”を望む医者や同僚も考えられる。このタイプの人と密な関係を構築するには価値を立証し、歯科医学がすばらしい投資となることを示すことが重要である。効率に対しては良い応答を示すが、浪費につながるようであれば興味をもたない。完全で、しかも安価な予備調査、つまり必要とする個所の完全な診査とレントゲン写真、診断用模型を”目玉商品”として提供することが効果的だと考えている歯科医師もいる。金銭タイプの人は、このような価値には良い反応を示し、適切なやり方によっては見込み患者に対して非常に影響を与えることがある。