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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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パンキー・マン・スカイラ―哲学による咬合再構築:補遺Ⅵ-5

2017-09-08 | 咬合病・修複歯科関連分野:論文など翻訳紹介
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


平衡側斜面からの外傷

早期に接触する平衡側斜面と結びついた潜在的に破壊を伴う外傷について述べた。これは非機能側での接触である。咀嚼サイクルが中心位の位置に到達したとき、歯は両側ともに平衡状態にある。咀嚼サイクルが中心位をこえたときには、機能側において非常に急傾斜な、あるいは早期の平衡接触として外傷が発現する。

完全に平衡を保っている歯を明確にする。咬合力が均等に両側に作用しているとき、その歯は中心位でも、偏心位においても平衡を保つ。咬合力が片側のみに作用すれば、一方の歯にのみ過度な力が加わり、他側の歯にはストレスや力は、ほとんどあるいはまったく加わらない。このことは力が一様に両側へ作用するときには、平衡状態にないということを示している。力が等しく両側に作用すると、ストレスは作用された側の歯によって吸収される。

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