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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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マークス「完全歯科医業学」概要:199

2016-05-21 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


時間当たり比率がどうあるべきかが確定すれば、それを料金決定に応用するのには、2つの方法がある。最初の方法はそれぞれのサービスごとに料金表を作成するものであり、ほとんどの診療所で現在、使われている料金表と一致したmのである。(しかし、明らかにそれとは異なったものであるが)。
このような料金表を作成するには、それぞれのサービスごとに最近20回から50回の実際の実行時間を測定して総平均時間を決定する。この平均時間に時間当たり料金比率を乗じることでサービスごとの料金が産出される。たとえば、ある特定の治療20件の内、やり直したのは4回であったとしてみよう。やり直し時間を20%と仮定して安全であろう。16件では治療に5時間を要した。しかし、やり直しを含めると時間は7時間となる。そこでそのサービスに対する平均時間は5時間24分となり料金は135ドルに設定される。

そのサービスを受ける患者は、やり直しの可能性への保険として24分(つまり10ドル)を支払うことになる。これは患者には公正である、――というのは、そうなったとしても技術的に困難であるというペナルティが課せられることはなく、結果に対して正当に支払いをしているのである――そして、歯科医師に対して公正である。歯科医師は、”保険のための料金が加えられている”ということを患者に話すことはないが、治療に伴う危険要因からのやり直しの可能性と、不測の事態が生じても追加料金は請求されないという事実に言及しておく。(125ドルの料金に、うまくいかなかったときには50ドルが追加されるよりも、135ドルの方が患者にとって好ましいことではないだろうか。歯科医師は収入を一定に維持していくのであれば、135ドルへ平均を得なければならない。)


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