人は思考するように：５６

宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック　歯科医師・山田忠生


スタントン・カークハイム・デイビスの美しい言葉の中に次のような一節がある。

“あなたは、せっせと数を計算していた。ところが、ほどなく理想にとって障害だと長い間、思っていた戸の外に出てみると、自分が聴衆の前に立っているのを発見する――ペンは耳にはさんだままで、指にはインクのシミをつけて。

そのとき、突如として霊感が湧き上がってくる。あなたは羊を駆り立てながら町へと向かっていく。心の赴くままに雇い主の仕事場に入っていく。あなたを見て雇い主は、こう話すだろう。「お前に教えることは、何もない。」と。

今度は、あなたが雇い主になるのだ。それはつい最近まで、あなたが羊を追い回しているとき、夢見ていたことなのである。あなたはノコギリとカンナを下に置いて、世の中の改革に取り掛かるのだ。”