宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
今、改めて編集をし直している3人の著者を、このように思った。敬称は略していることはご容赦を。かつて、それぞれの著書を翻訳編集させていただいた。それらは同時進行ではなく、まったく異なった年度に実施した。そして今、それらを再び編集し直している。それも同時進行といってよい。
基本的にはプロフェションとしての職業への心構え、そして歯科医業の展開に関する哲学、考え方、具体的なオフィスでの実践などがメインの内容である。似通っているところは恐ろしいほど似通っている。しかし、やはりまったく異なったアプローチである。
わかったようで、わからない表現かもしれないが、パンキーは「情の人」という印象が強い。それだけに人とのつながりを大切にしている。
それに比較して歯科医師でないのに、なぜこれほどまでに歯科医業に精通しているのか不思議でならないマークス。その分析と理論的裏付けはパンキーを越えていると思う。まさしく、「知の人」である。
そして、バークリー。彼の患者への愛情にはすごいものがある。それが予防歯科をオフィスで実践することをさせたのだろう。「愛の人」と言わせていただく。
その3人の碩学の著書の編集は、まだしばらく続きそうだ。