歯科医師・山田忠生
経営参画方式は、権威主義的な方法よりも効果がある。前者の場合、スタッフが興味や意欲を保持したまま、人間関係での基調をあまり伴うことなく、問題を解決することができる。それはスタッフとともに目的を遂行する機会を与えてくれる。信頼があれば、決定の履行はずっと容易になる。というのも他のスタッフがたとえ賛成しなくても、それを受け入れてくれるからである。
”人は自分に影響を及ぼす決定に直接たずさわった場合に、そうでなかったときよりもその決定に責任をもとものである。”という原理を私は支持する。チームのメンバーが自分に責任のある決定を、自分であるということが重要なのである。しかしながら私たちが教育方針や財政投資、責任、危険性などを平等に分担しなくても、スタッフ全員で物事の決定にあたるというのは論理的でもなければ、現実的でもないのである。