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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

”失った歯”とブリッジ治療ー(29)

2010-12-06 | わかる歯の話
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


誤解や曲解のあることを承知で、あえて少し踏み込んだことを述べてみます。

治療費という金額の多寡には、あまり拘らないでください。しかし、聞くところでは前歯を白いセラミックでかぶせた、あるいは臼歯を金でかぶせた、そして保険がきかなかったので、高くついた。

あの先生では10万円だった。いや、あっちの歯医者では9万円だったなど、こんな話はある程度、日常茶飯事的な話題でしょうか。さまざまなルートで、私もしばしば耳にします。

そして、やはりセラミックや金は高くつくから、私はこの不景気な時代に、そんな出費はかけなれないからあきらめたなどという話も…。




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”失った歯”とブリッジ治療ー(28)

2010-11-26 | わかる歯の話
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


そのときの例えに、こんな表現がありました。私たち歯医者は、天丼やうな丼の「上」とか「並」を売っているのではないと。
確かにその通りで、私たちは“金”や“銀”、そして“セラミック”などを売っているのではないのです。

しかし、「保険」でしますか、「自費」でしますか、という患者さんへの問いかけに、「それはどう違うのですか?」という疑問が、当然に患者さんには生じます。そして、患者さんはお聞きになるでしょう。

それに歯科医師は、どのように答えているでしょうか。 「それは保険の場合は“銀”で、自費の場合は“金”を使います。その“金”は、こんなに優れた金属なのです…。」と、延々と“金”の説明をまるで、ときには鉱物学者、そしてときには貴金属販売員のようなトークを聞かされたことはないでしょうか。



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”失った歯”とブリッジ治療ー(27)

2010-11-10 | わかる歯の話
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


印象(型取り)が終わった後で、やおらチェアサイドで患者さんに話すことになります。私には、これがとても苦痛でした。何か、いよいよ物売り屋さんにならねばならない、という感じでしょうか。

決して、物販をしている方を見下しているわけではありませんので、ご理解ください。治療行為そのものを売るのであれば抵抗はないのですが、「保険」でしますか、「自費」でしますか、つまりは”金”でしますか、”銀”でしますかという”物売り”をすることに抵抗を感じたのです。



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”失った歯”とブリッジ治療ー(26)

2010-10-20 | わかる歯の話
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

今から40年前になる当時のことであります。人工冠で修復するときや、ブリッジで修復治療のために、必要な歯の形成削合と、印象(型取り)が終わってからの患者さんとの話となります。

つまり、最も歯科医師として本領発揮をする治療行為は、無事に終わっております。何が大切かといって、修復治療においては、ひとたび歯を削れば、二度ともとには戻せない「歯に人工冠をかぶせるために、必要にして十分に歯を形成削合する」治療行為ほど、歯科医師として緊張もし、慎重にして大胆に行う治療行為は、歯科医師である私には、これ以上に歯科医師冥利に尽きる治療行為は無いと確信しています。

しかし、そのときに、当時は大切な患者さんとの話し合いが行われないままに終わっていたのです。

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”失った歯”とブリッジ治療ー(25)

2010-10-06 | わかる歯の話

宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生

ここが患者さんには、よく理解できていない最も大きなポイントではないかと思っております。そして、このポイントを患者さんが理解できるように十分に、わかりやすく、適正に説明をしてこなかった歯科医師側にも、なぜそうしてこなかったのか、どうも今もなぜそうしないのかという大きな疑問が残ります。

私が歯科医師になったときには、今とは全く異なった説明を私はしておりました。そして、当時は常に私自身もその説明には納得がいかなかったのです。

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