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子供の難病を支援するマクドナルド

2015-05-13 11:39:29 | 健康等々
 マクドナルドと言うと何かにつきネガティブな報道が多いですが、身近に知られていない子供の難病支援活動があります、「マクドナルド・ハウス」です!

 10年以上前、私の知人の娘さんが米国カリフォルニアでホームステイ中に急性白血病になり保険内容、経済的等で窮地になられ、現地の方々の多くのアドバイスでマクドナルド・ハウスを紹介され、数週間後、米国から日本まで医師付き添いで無事日本に帰国されましたが、驚愕!全ての費用をマクドナルド・ハウスで負担!私自身、最初信用しませんでしたが、後日ボランティアだと分かり感動しました、当事は日本にマクドナルド・ハウスはありませんし、聞いたことがありませんでした。在米中に初めてマクドナルド・ハウスのことを知り調べました、ボランティアとは・・・を知り、自分に無理なく出来るボランテア・・・特に感動したのは、経済的支援を出来ない多くの無名のボランティアは時間を見つけ、愛犬を子供達に見せ一緒に遊ぶ、大好きな歌を子供達の前で歌う、ギターを弾く、絵本の読み聞かせ等々、今自分に出来ることを難病の子供達のために行なう・・・

 マクドナルドに行くと、ハッピーセットの売り上げ1点につき1円を支援金に充てていますと言うプレートを見かけますし、レジ横のハウスの募金箱もあり、寄付金は全国3000店から年間約1億円に上るそうです。勿論UCC等々多くの私企業、私人等の現物等々寄付も多いそうです。

 公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウスは難病等の子ども(日本では現在約20万人の子供達が、小児がんなどの長期療養を必要とする難病と闘っているそうです。)とそのご家族が利用できる滞在施設で、入院している子ども、その家族がよりよい生活をおくれるように多くのボランティアがサポートしているそうです。難病等を抱えた子供を自宅から遠くの病院へ預けることは誰もが不安ですし、病気を抱えた子供も家族と離ればなれでの治療は精神的にかなりの苦痛が生じます。ドナルド・マクドナルド・ハウスの運営は100%寄付、ボランティア等で支えられているそうです。

 歴史的にはロナルド・マクドナルド・ハウス(Ronald McDonald House)とは、難病の子供とその家族を支援すべくアメリカのフィラデルフィア小児病院で誕生した宿泊施設で、ホスピタル・ホスピタリティ・ハウスの中でも最初期に発足した組織だそうです。

 アメリカンフットボール選手であったフレッド・ヒルが、娘の白血病治療の付き添いで病院内での生活を経験した際、患者の家族が休息や睡眠を取るためのスペースが病院やその近隣に無く、また多くの家族が同様に困っていることを知り、フレッド・ヒルは患者の家族が利用しやすい宿泊施設を病院の近くに作ることを思い立ったそうです。発端となった施設はフィラデルフィア新聞社主が家を提供し、ファーストフードチェーンのマクドナルドの店長らが支援したことからロナルド・マクドナルドの名前が付けられたと言われています。

 2014年12月現在、世界37ヶ国に344ヶ所のハウスが設けられており、現地のマクドナルド法人が運営を支援しているそうです。

 ハウスの理念は、Home away from home (家庭から離れたところにある家庭)という言葉で代表され、家庭から離れていても家庭的な雰囲気のある場所を病院の近くに提供、ハウスでは食事も自炊可能で、掃除や洗濯も宿泊者が行えるようになっており、それをボランティアが支援するという運営方法をとっています。これにより人件費の圧縮がなされ、一般の人や企業などの寄付をハウスの建設や運営費にあてており、宿泊者からは1000円/泊とリネンなどの実費(数百円/泊)で格安で宿泊できるようになっており、長期入院が必要な病児の家族を経済的な面からも支援しています。ボランティアは、宿泊者の生活面での支援以外にも、精神的な支援も行っているそうです。

 日本では日本マクドナルドが主体的に支援を行っているそうです。

 ドナルド・マクドナルド・ハウスは、世界のどの国でも多くのボランティアに支えられているようです。現在世界のドナルド・マクドナルド・ハウスに登録しているボランティアの総数は、約30,000人に上るといわれています。延べ時間数は年間で300万時間にも及ぶそうです。

 ハウスの運営に参加しませんか?と言う宣伝をたまに見かけます・・・ボランティア内容は、電話応対、チェックイン&アウト業務、ハウスのご案内等、ハウスキーピング…ハウス内の清掃、植木の手入れ等、ナイトボランティア…夜間の見回り、緊急対応等々です。
 活動時間は、9時~12時、12時~15時、15時~18時、18時~20時、20時〜9時(ナイトボランティアのみ)ボランティアをやり易いのは、好きな曜日と時間帯を選び、2週間に1度の頻度でいいようです。

 日本のマクドナルドハウスは、東京都世田谷区、宮城県仙台市、高知県高知市、大阪府吹田市、栃木県下野市、北海道札幌市、東京都府中市、東京都文京区、愛知県名古屋市、福岡県福岡市に存在し、多くの難病等の子供達等を支援しています。

 難病の子供、家族等を支え、支援活動を行なっているマクドナルド・・・マクドナルドの発展を願わずにはおれません。
 
 小児ガン等々、難病と戦っている全国20万人の子供達が一日も早く元気に社会復帰してほしいですね。子供達は未来を背負う日本の宝です。

***一部マクドナルドのネット資料等を参考にしています。
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