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昨今の異常寒波等とペンタゴン・レポート

2018-02-03 19:38:59 | 日本の異常気象等

以下文は、主にペンタゴン・レポート、An Abrupt Climate Change( Scenario United States National Security)、ウィキペディア等々を参考にしていますが、誤訳等が多々あると思いますので雑文とします。

昨今の日本の異状とも言える寒波等々、何故このようなことが起きるでしょうか・・・気象ニュース等では偏西風(ジェット・ストリーム)等の動きが変わって影響を受けている等々と説明しますが、何故このような異常な偏西風の動きになったかに多くの方は興味があると思います。

お勧めの資料(英文)は、米国のAn Abrupt Climate Change Scenario and Its Implications for United States National Security October 2003(Peter Schwartz and Doug Randall)

急激な気候変動シナリオとその米国への影響、州の国家安全保障(2003年10月)です。
・・・この緩やかな地球温暖化が比較的急激な減速につながる可能性がある、海洋熱塩の流れにより冬の気温がより厳しくなる可能性がある等としています。この文書では、一時温暖化後の寒冷化をも視野に入れ論じています。

 

近未来の異常気象を予測していた文書があります。ペンタゴン・リポート(英文~2003)と言う漏洩(故意漏洩)した極秘文書ですが、日本ではメディアでも公にされず、この文書の存在を知っている方は少ないと思います。温暖化策は何だったかと言うことになるでしょう。

この「ペンタゴン・レポート」と、「急激な気候変動シナリオとその米国への影響、州の国家安全保障(2003年10月)」は、近未来地球の気象、環境変化が及ぼす影響、被害をアメリカが最小にするための国家戦略の資としていると思います。正にアメリカ・ファースト策の資と言えそうです。

ペンタゴン・レポートはアメリカ合衆国国防省(通称ペンタゴン)が近い将来(2010~2020年)の異常気象、環境変化に伴う情勢の乱れなどを予測、これまでの世界中の気温の移り変わり、近年の気候変動から近い将来に起きるであろう出来事をシュミレート(模擬)したものです。

 

2003年にイギリスの新聞・ガーデイアンによってリークされた文書です。極秘文書がどうして

リークしたか・・・一説では世界に警鐘を鳴らすために、故意に上級職員等が漏らしたと言う説もあるようです。このペンタゴン・レポートを基に忠実に作られた映画が有名な、「ザ・ディ・アフター・ツゥモロー(2004)」です。映画では「数年間」の寒冷化激変を、「数日間」の超激変にした内容となっています。この映画はペンタゴン・レポートそのもので、内容を一蹴出来ないと思います。

ペンタゴン・レポートでは2010~2020年の間に地球規模の異常気象、食料、資源等の不足から各地での小規模紛争の発生を予想をしています。

地球温暖化の項目では、温暖化の根本的な原因は「温室効果ガスではなく、太陽活動の異常」であるとしています。

 

グリーン・ランドでの調査で約8200年前に現在と同じような気候変動が起きていたことが判っています。8200年前には地球の一時的な温暖化とそれに伴う異常気象の直ぐ後に氷河期が訪れ、地球全体の環境を激変させています。ペンタゴン・リポートでは温暖化が突如として氷河期へと変貌を遂げた理由は「海流」とされています。

温暖化によって極地の氷が溶けだすと海の塩分濃度が変化、それが海流の流れの変化を最悪の場合、海流の活動停止を招くとしています。更に寒冷化、気候変動を加速させたのは、2010年4月にメキシコ湾でイギリスのBP社が引き起こした原油流出事故が原因だと指摘されています。
事故発生から2ヵ月が経過した2010年6月頃からメキシコ湾流が停滞を始め、2010年10月には世界中の海流が完全に停止したことが観測衛星で確認されましたが、これらの事実は世界では殆ど知らされていません。

この原油流出は6ヵ月続き、流出原油は10センチの厚さで海底に堆積していることが確認されています。結果、欧米地域では急速な気温低下、極地の寒気で構成される巨大な嵐が発生する可能性があるとされています。


地球の気候は、熱塩循環という深層海流によって維持されていると言われています。熱塩循環は約1200年位で世界を循環、熱や溶解物資を運ぶ重要な役割を担っていると言われ、地球の温暖化か臨界点に達すると停止することが知られています。熱塩循環停止は寒冷化へ向かうとされています。過去には、12700年前と8200年前に同じ現象が起きている事実があります。

地球の寒冷化について最大の問題は、寒冷化が終わる時期が予測出来ないこと、食料の減産を余儀なくされると言われています。寒冷化すると当然農業の生産量が激減、現在、世界中で海流の停滞が起こっているため海洋資源が激減すると言われています。温暖化が突如として氷河期へと変貌を遂げた理由は「海流」とされています。

温暖化によって極地の氷が溶けだすと海の塩分濃度が変化してしまい、それが海流の流れの変化を起こし、最悪は海流の活動停止を招き、結果欧米地域では急速な気温低下が進み、極地の寒気で構成されるスーパーストームと呼ばれる巨大な嵐が発生する可能性があると言われています。予測の背景には、今から8200年前、現在と同じような海流の停滞が起こった事実があり地球寒冷化現象が100年間続いています。

アジア・北米大陸では毎年の平均気温がー2.8度、北ヨーロッパはー3.6度も下がった事実があります。南半球では反対に気温が2.2度上昇、このときの気候変動は、世界各地で干ばつが10年間続いています。冬期には各地を嵐が直撃。西ヨーロッパ・北大西洋では猛烈な強風が吹き荒れています。ペンタンゴン・リポートも現在の地球も8200年前の気候変動が再現される可能性を指摘しています。

 

最新のペンタゴン・レポート(英文HP)では、地球の気候変動、寒冷化等の最新文がペンタゴンのサイト(英文)で公開されています。6年前よりも厳しいものとなっています。

過去に起こった激烈な寒冷化が近いうちに発生、激烈な気候変動が襲うとした予測となっています。近年、日本の寒波も厳しくなっておりレポートの通りに進む可能性があります。

2010年が温暖化の臨界点で、次年から急激な寒冷化が始まり食料や水、資源等の問題から国家間の緊張、紛争が激化するとしています。レポートには2030年までの具体的な予測のカレンダーが掲載されています。

 

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ペンタゴン・リポート(2003年)・・・2010年以後の世界
全体的には、2010年から2020年にかけて、北半球の大陸部を低温乾燥気候が覆うと予測しています。その結果、ヨーロッパや北米は急激な寒冷期に突入します。
世界の各地で次のような変化が表れます。

ヨーロッパの北西部

今後10年間で年間平均気温が6度低下、この地域の気候は、シベリアのような気候となり、乾燥状態になると思われます。

降水量が大幅減少のため農作物の生産が極端に減少、農民は離農するか、少しは温暖な南部の地域に移住しはじめます。北米地域でも気温低下、乾燥気候となります。

農作物を生産できる期間が短くなるため、生産量が極端減、海岸部は海面上昇が起こるため、津波の危険にさらされるようになります。

アジア地域

夏の時期の降雨量の増加によって洪水多発、気候は冬は寒く、夏は気温が上昇、農作物の生産量が大幅低下、飢餓が急速に拡大

夏のには太平洋で発生する大型台風の直撃があり、冬の間には北極方面からの吹雪が直撃するようになります。

アフリカ地域

東部のケニア・タンザニア等では降雨量が極端に減少、今以上に干ばつ地域が拡大、飢餓が拡大
このような事態が起こることによって国家間の紛争が多発、地球上の安全保障に重大な影響を与えることになります。

 

今、地球は太陽異常で厳しい環境に置かれていますが、地球は太陽と一心同体であり極めて密接な関わりを持っていると思います。太陽の小さな異常等でも、地球は影響を受けると言う事実は間違いないように思います。人間は太陽系の自然の驚異には術がありませんが、かけがえの無い太陽、地球を見守り、事実を知り、認識、意識することは可能だと思います。

地球は今後、これから未曾有の大混乱に陥る可能性があると思います。人類が近未来の気候変動を予測等することで被害を最小限に留めることが出来るかも知れません。

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