極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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強制力と私権・人権

2020-03-10 19:01:22 | 健康等々

以下文は、昨今のコロナウイルス対応に対する素人の思いです。

 

厄介な新型コロナ・ウイルスの核心、本質に迫るには発生源等々を見極めることは大切だと思います。中国の武漢・海鮮等市場が発生源と言われていますが、素人なりに精査すると納得できる決定的な証拠が無いように思います。今一度、リセットして精査し発生源を突き止める必要はあると思います。

 

中央日報(3月3日)の記事より。

中国が最近、新型コロナ・ウイルス感染症の発源地は中国ではないとの主張をしているなかで、習近平国家主席が3月2日、直接ウイルスの根源に対する研究強化を提示しています。習主席は3月2日、中国軍事医学研究院、清華大学医学院を訪れワクチンや治療剤の開発に総力を挙げている医療スタッフを激励しています。
習主席は引き続き座談会を開催、科学技術部と国家衛生健康委員会の業務報告を聞いた後、中国公共衛生強化方案を指示しています。問題の発言はここから出てきました。習主席はこの席でウイルスの発生起源と伝播経路の研究に対する全面的な計画を立てよと指示しています。
習主席は、ウイルスタンパク質と異なる受容体の結合特徴をうまく利用して、疑われている動物の中間宿主の可能性を評価せよとし、流行病学と発生源調査に人工知能やビッグデータなど新技術を活用せよと注文、又ウイルスの発生源がどこから来てどこへ行ったかを明確に明らかにして検査の正確度と効率を上げよと話しています。
習主席のこのような発言は、表向きは新型コロナという事態に際して中国の全体的な公共衛生水準を高めようと注文する次元から出てきましたが、習主席のウイルス発生起源研究に対する指示は、3月27日に中国呼吸器疾病の最高権威者である工程院の鍾南山院士が、新型コロナの発源地が必ずしも中国であるとは言えないとして発源地論争に火をつけたことと重なり、その意図に尋常ではない関心が向けられています。
中国では鍾氏の問題提起発言後、中国疾病対策センター首席科学者の曽光氏が米国のインフルエンザ患者に対する血清検査の必要性を提起するなど新型コロナ発源地として米国を疑う主張まで出てきています。
3月2日、武漢大学医学部ウイルス研究所の楊占秋教授は環球時報とのインタビューで武漢で初めて新型コロナウイルスが検出されたものの、だからといってこれが新型コロナの始まりとみることはできないとし、新型コロナはさまざまな発源地を持つことができると主張しています。中国学界で新型コロナの中国起源を否定する主張が複数出てくる中で習主席がこの日、ウイルス起源研究に言及したことは意味深長です。中国が発源地ではないという根拠を確保してこのような動きを見せているか、全世界を恐怖に陥れたコロナ事態に対する中国責任論を避けるための動きに本格的に出たとも言われています。
特に、中国責任論に関連し、最近、中国は隣国の韓国や日本はもちろん、イランやイタリアなど世界各国に新型コロナが蔓延し始めると、その後中国に向けられる非難を遮断するために新型コロナは中国で出現したが、発源地は中国ではないという主張をし始めたとも言われています。新型コロナ・ウイルスの本質を見極める上でも世界が納得できるよう徹底的に調べ、科学的等な根拠を明白に示してほしいものです。

 

今、日本に求められている憲法に非常事態条項無き危機管理、新型コロナ・ウイルスを”特筆”すべき東大・河岡義裕教授が述べるように、変異が予想され絶対に甘く見てはならないでしょう。

戦後日本人に欠けているものは戦後GHQ策の平和、秩序の中に浸り続けた多くの日本人は安全保障、危機意識等々は皆無で、今回の非常事態でも政府批判だけのオンパレード、安倍政権の足を大きく引っ張っているのは貪欲な経済第一主義、絶対に触れて欲しくない人権でしょう。生きる上で経済活動は極めて大切ですが、命よりも経済・人権、多くの人達は世界の常識から比べたら如何に可笑しいことさえまだ気ずいていないようにも思います。

昨今の燦(さん)たるものは高校野球無観客試合です、高校野球は社会的にも極めて大きなインパクトを与えます。開催をすると言う神経は理解できません。安倍首相は子供達の未来を危惧し小、中、高を休校要請しています、何故休校要請にしたかを理解することです。私も高校野球大ファンです!

戦後GHQ作の可笑しな憲法がありますが、この憲法のために新型コロナ・ウイルス策が上手く機能していないと思います。それは人権という壁かも知れません。国民の生命を危うくする可能性が目前に迫っていると思うべきです。可笑しな憲法のために多くの犠牲が出たら笑うに笑えない状態になると思います。最終的に犠牲になるのは、真面目な名も無き多くの弱い立場の人達でしょう。

昨今の感染拡大国からの入国制限をめぐり、首相はイタリアも急速な感染の拡大がみられ、対象とすべきか議論を行っていると指摘した上で必要があれば判断したいと述べていますが、何故安倍首相が即断できないでしょうか、答えは明白だと思います。

韓国、中国からの入国制限が始まりましたが、無いに等しい入国制限のように思えます。何故なら“お願い”、“協力”にすぎず違反しても罰則がありません、堂々と宿泊場所からの外出、公共輸送を利用できます。メディア等はこれらには触れません。世界でこのような策を行う国は無いように思います。現憲法、法にも術がないようです。何よりも多くの国民が、結果的に人権が命よりも大切だと思っているからでしょう。

 

安倍首相は新型インフルエンザ対策特別措置法改正で可能となる緊急事態宣言について、国民の私権を制約する可能性もあるわけで、どのような影響を及ぼすか十分に考慮しながら判断したいと述べ、実施に当たっては慎重に判断する考えを示していますが、国家の緊急事態、やはり私権、人権よりも命が大切なのは明白です。私権、人権、経済(本当に悔しいかも知れませんが・・・)は最悪リセットできますが、命はリセットできません。

日本は民主国家で、非常時でもあり、国民から選ばれた議員から選ばれた首相の策には国民は、自分考え方を異にしても積極的に協力、応援等することは極めて大切だと思います。これらにさえ異を唱える人達は民主主義を否定した人達だと思います。少数意見は尊重すべきですが、メディアにとって都合が悪いと少数意見を多数意見のようにすり替え術が堂々と闊歩(かっぽ)し、日本を可笑しくしていると思います。世界で国家の非常時に私権、人権が制限されて重箱の隅を突くような文句を言う国は日本だけでしょう。憲法に非常事態条項が無き国の末路はどうなるでしょうか・・・

今日、言えることは、日本の歴史を紐解けば幾多の試練、国難がありましたが必ず克服してきた歴史の事実があります。昨今の国難を必ず日本は克服し日本の歴史に記されるでしょう。

 

BUSINESS INSIDER(Jan. 23, 2020)より

以下文は日本で感染が広がる前の“1月23日”の記事です!

”「特筆」”すべき、日本でも感染症、ウイルスの研究者とも言われる東大・河岡義裕教授談です。

 

「新型コロナ「日本国内でも広がる可能性」と東大教授、今知るべきこと・・・」

1 SARSと比べて感染の広がりは早い

河岡教授によるとウイルスの全体像が見えていないので病原性については分からないことが多いとしながらも、感染の拡大ペースはSARSを上回っているのではないかという。

ただし、河岡教授はウイルスの伝播(感染の広がり)が早いといっても、ウイルスの病原性がSARSよりも強いかどうかは分かりませんと話しますが、ウイルスの感染が拡大するペースは、ウイルスの感染力以外に、人の移動の流動性による影響も大きいからです。

SARSが流行した2003年と比較して、現代では中国国内での人の動きはもちろん、中国を出入りする人の動きも激しくなっている。たとえウイルスの感染力が低かったとしても、多かれ少なかれ人の間での感染の拡大が起きている以上、人の流動性が高まることで感染が爆発的に広がる可能性がある。

1月24日から始まる春節(旧正月)休暇では、中国から日本への旅行者が激増することが予想されており、日本での感染拡大が懸念される。

 

2 人への感染拡大でさらに変異も

また、河岡教授は、今後のウイルスの広がり方について、次のように話す。

ウイルス自体は野生動物から来ているのは確かです。さらに、人に感染して広まっていく中で、“ウイルスが変異して病原性が変わっていく可能性”もあります。

中国では、野生動物を食べる文化があり、今回の新型コロナウイルスの震源地と考えられる海鮮市場にも、野生動物が生きた状態で飼育されているという。こういった動物の中に新型コロナウイルスを保有している個体がおり、直接接触した人から感染が広がっていったとみられる。

現段階で感染源となった野生動物は特定されておらず、ウイルスの詳細も分かっていない。

河岡教授は、ウイルスはすでに中国以外にも広がっていますと悩ましい現状を語る。

最悪なのはウイルス自体の感染力が非常に強い上、中国当局が発表しているよりもはるかに多くの重症者・死者が発生しているような場合だ。

中国の現状の発表を信じる限り、今回の新型コロナウイルスは最悪のケースではなさそうではあるものの、今後、ウイルスが変異することで状況は刻一刻と変わる可能性があるため、冷静に状況を注視しておくべきだろう。

 

3 日本国内で広がる可能性は十分ある

河岡教授は、感染の収束に向けてこう話す。

「 今後、国内でこのウイルスが広がる可能性が十分に考えられるので、2009年のインフルエンザのパンデミックの際に取った対策と同じような対策を今回も直ぐに発動出来るように、準備を進めるべきである 」

2009年には、新型インフルエンザ(A型H1N1)の世界的な大流行が起こった。日本では、新型インフルエンザ特別措置法にもとづき、厚生労働省が主体となって「新型インフルエンザ対策行動計画」の改定などが行われ、国内での感染防止策や医療ガイドラインなどが具体的に示されていた。

今のところ、今回の新型コロナウイルスに関連した具体的なガイドラインなどはない。

厚生労働省健康局の担当者は、1月22日の段階で、Business Insider Japanの取材に対して、「世界保健機関(WHO)での緊急会議が22日未明に行われる予定なので、それを受けて今後の日本での対応について発表する予定です」と話した。

なお、厚生労働省では1月22日現在、国内・国外で確認された感染者と濃厚接触した恐れのある国内在住者18名に対して、健康状態を追跡調査していると発表。今のところ、1月15日に確認された感染者を除いて、新たな感染者は確認されていない。

 

4 1月22日未明、WHOの緊急会合が行われている

WHO(世界保険機関)は1月22日(現地時間)、スイスのジュネーブで、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大防止について、緊急会合を開催。「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうか協議している。

 

5 感染者500人超、17人死亡

1月22日、中国、国家衛生健康委員会は北京で記者会見を実施。これまでに中国全土で新型コロナ・ウイルスへの感染者が500人を超え、17名が死亡したことを明らかにした。

新型コロナウイルによる致死率は、2003年に中国を震源地として世界的に流行した新型コロナ・ウイルスを原因とした「SARS(重症急性呼吸器症候群)」の致死率・約9%と比較すると低いといえるものの、高齢者や子どもへの感染・重症化には十分な注意が必要だ。

また、21日には、ついにアメリカでも、武漢から帰国した男性1名が新型コロナ・ウイルスを原因とする肺炎を発症していたことが確認された。 これで海外への感染が拡大した例は、タイ、日本、韓国、台湾に続いて5か国目となった。

 

新型コロナ・ウイルスの変異を確認

人民網日本語版(2020年03月06日)

複数国の研究者は自国の新型コロナウイルスの変異を確認しています。この変異はどのような影響をもたらすだろうか。環球時報が伝えています。

ブラジル保健省が2日に発表した最新データによると、ブラジルの感染確定者は2人、ブラジルの研究者は1人目の感染者がドイツで見つかったウイルスに類似、2人目が英国で見つかったウイルスにより類似していることを発見しました。この2人の患者はいずれも今年2月にイタリアで感染した後ブラジルに帰国したひとです。

サンパウロ大学医学院研究者によると、ウイルスの変異は感染症が関連地域における拡散で残した痕跡で、ウイルスの感染経路の特定に用いることができます。しかし専門家は、この2人は中国で見つかった感染者と異なるとしています。

オーストラリアにも、ウイルスに変異が生じているとする研究者がいます。3日付のインド英文紙「THE HINDU」によるとオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)はこの「SARS-CoV-2」と呼ばれるウイルスに変異が生じていると発表しました。

中国科学院が発行する「国家科学評論」は3日、「SARS-CoV-2の起源と持続的な進化」と題した論文の中で中国の科学研究チームによる最新の発見を発表しました。新型コロナウイルスには最近、149の変異点が発生するとともに、L亜型とS亜型に分かれています。研究によると地域の分布および人々の割合において、この2つの亜型には大きな差があります。S亜型は相対的に古いバージョンで、L亜型はより攻撃的でより感染力が強いと言われています。

論文によると、異なる亜型の理解を深めることで新型肺炎の差別化治療と予防・抑制の一助となります。論文の作者は新型コロナウイルスの変化方法から推測すると、L亜型とS亜型の感染力や症状の程度には大きな差が存在する可能性があるとみています。

武漢大学医学部ウイルス学研究所の楊占秋教授は4日、取材に対し「ブラジルの患者2人のウイルス検体のうち1つは英国と同じで、もう1つはドイツと同じというのは、欧州で流行している新型コロナウイルスが、まさにこれらの亜型であることを意味します。変異後の異なる新型コロナウイルスは、症状の特徴に差が存在します。例えば中国のウイルスの致死率は2%だが、欧州ではさらに上がるかもしれない」と話しています。

楊氏は「ウイルスの変異は、感染経路及び感染源の特定に間違いなく役立ちます。例えるならば鄭州市の患者のウイルスが武漢市の患者と異なれば、武漢から伝わったのではなく、この地域にもともとウイルスがあり武漢とは関係がないという可能性があります。武漢と同じであれば、武漢から伝わったことになる」と説明しています。

楊氏はさらに、「新型コロナウイルスの変異はワクチン開発にとって大きな意義があり、感染の診断にとっても価値があります。欧州の患者の遺伝子配列が武漢と異なれば、中国の診断データを使い欧州諸国の患者を検査しても検出されることはありません。ワクチンも同じ原理で、ブラジル人患者のウイルスが中国と異なる型であれば中国のワクチンを彼らに使用しても効果がなく、保護的役割を果たせません。これによってワクチンや試薬キットの開発がより正確になると話しています。

 

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