新幹線を減便しない不思議

企業の決算が発表されているが、今３月期はともかく、２１年３月期については、見通しを見送る企業が続出している。
連休の新幹線はガラガラで、ＪＲ各社の今年度の業績は相当厳しいものになるだろう。
緊急事態宣言で、外出自粛要請がなされ、県外への移動が自粛となれば、乗客は減るはずだが、ＪＲは新幹線の減便をしていない。
ガラガラの新幹線を走らせる社会的ニーズは少ないはずだし、コストもかかるのに減便しないのは不思議である。
台風の時に、間引き運転をするのだから出来ない筈はない。
役員が３か月、１０％の報酬の自主返納をすると報道されているが、その程度の危機感しかないのだろうか。
エネルギーの無駄使いは社会的損失である。

与党議員は腰抜けばかり？

コロナ対策が十分に進まない中、なぜ、安倍は検察の定年延長にこだわるのか？
安倍のコロナ対応のまずさに支持率は低下しており、先が見えてきた。
安倍は記者会見で、プロンプターを見ながら、間違えないように読んでいるが、それでも、最も大事なことを間違える。
本気で考えておらず、気合が入っていないと見られても仕方がない。
本人も自分の能力の限界を感じているだろうし、オリンピックが中止になるなら、首相に拘るインセンティブも低下していることだろう。
そうなると、心配は退任後のことである。
韓国では、退任後にほとんどの大統領が訴追されている。
安倍がやってきた森友、加計、桜を見る会など、心配事は多々あり、自分を護ってくれる検事総長が必要なのだろう。
与党議員達も、安倍一強の弊害を感じている筈だがが、相変わらず見過ごそうとしている。
安倍は自分の保身のことしか考えていないようだ。

政府の緩和基準は妥当か？

経済への打撃の大きさから、出口戦略が浮上している。
当然、緩和の基準をどうするかが問題となる。
失敗すると、再流行する危険性がある。
本当に収束に向っているなら好ましいことだが、今一つ素直に喜べない。
何故かというと、発表されている基準データの信憑性に疑問が残るからである。
これまで必要なデータが、継続的に発表されていない。
少なくとも、検査数、感染者数、結果としての陽性率、実効再生産数の地域別データと入院患者の実態は必要である。
もし自分が罹った場合を考えると、病院の実態は、是非知りたい情報である。
病床数は、安倍が国会で答弁した数の半分にも満たないのが実態のようである。
出口のスタートは、政府が正しい情報を公開することである。

少しゆるみが・・・

当初の緊急事態宣言の期限の連休が終わり、宣言は延長されたものの、連休明けの外出はかなり増えているようだ。
連休まではと我慢していたので、ある程度やむ得ないのかもしれない。
戦中の「欲しがりません、勝つまでは」「贅沢は敵」を経験した年代の者にとっては、この程度の我慢は比べ物にならない。
食料品の買い物には出かけねばならないが、わざわざ、電車やバスに乗ってまで出かける必要はなく、近くのスーパーでしのぐことは可能である。
コロナは、いつ、どこで、感染するかわからないので、まずは自分のため、そして、人に迷惑をかけないため、外出を自粛するのは最低限の行動だろう。
パチンコ店には行列ができているようだが、一種のギャンブル依存症であるから、彼らには、他人に迷惑がかかるなど別問題で、異なる対策が必要なのだろう。
もう少し、我慢が続きそうだ。

山中教授の発信力に期待

ノーベル賞受賞学者でありながら、山中教授に話はとても判り易い。
先日の安倍首相とのインターネットでのやり取りは見なかったが、概要はインターネットで読んだ。
有名人だけに、彼の発言の影響力は大きいだろう。
ＮＨＫにも出演し、「実効再生産数」が重要との話をしていた。
また、データの情報開示の重要性についても触れていたが、全くその通りである。
他の影響力のある人たちも、どんどん発信してもらいたい。