経済音痴ぞろいの政権への不安

新元号への移行、オリンピックの開催を控えて、もっと盛り上がっても良いと思うのだが、一向に景気の回復感がない。
政府だけが、戦後最長の景気回復との認識に浸って、自己満足している。
日銀のゼロ金利政策は、当初から、長期化すると弊害が出ると指摘されていたが、そのようになってきたようだ。
既に、世界的に、景気の後退期に入ってきたようだが、グローバル経済においては、日本だけが、蚊帳の外にいることは不可能である。
この環境で、景気後退に突入すると、最早や、日銀に金融政策の手段はなく、財政破綻寸前の状態で、財政政策も難しい。
経済の正しい認識が出来ないので、当然ながら、有効な経済政策が打てない。
能力のある、経済ブレーンはいないものか。

もし、富士山が噴火したら

富士山の大規模噴火の検証結果が発表された。
以前から、「もし、富士山が噴火したら？」との話題は、何度となく繰り返されているが、政府が、このような形で発表するのは初めてであろう。
随分前だが、浅間山が噴火したとき、関東地方にも灰が降ったことがある。
降灰量はわずかであったが、車のフロントガラスに灰がこびりつき、苦労した記憶がある。
今回の予測では、首都圏でも、１ｃｍほど積もる可能性があり、もし、そうなると、相当の混乱に陥るだろう。
日本は、火山国であるから、地震と噴火は起こりうるものと考えねばならないが、地震はともかく、噴火による降灰については、あまり想定しておらず、実生活への影響は地震より大きいかもしれない。
情報関係の機器が使えなくなった時、どんな状態になるのだろうか。

今日はイチローの引退一色

昨夜のマリナーズ対アスレティックスの試合を最後にイチローが現役引退を表明した。
最高の花道であった。
昨年春、マリナーズ復帰が決まったときからの既定路線と思われる。
何とか１本、ヒットを打って欲しいとの願いは叶わなかったが、日本のファンへの最高のギフトになった。
先日、「商売上手なマリナーズ」と書いたが、このようなチャンスを作ってくれたマリナーズ球団に感謝しよう。
公式戦なので、１年間、試合に出場せずに打てるほどＭＬＢのレベルでないのは、むしろ当然だろう。
それでも、最後の打席は、もう少し、３塁にずれていたら、内野安打になったかもしれない。
イチローは、平成の時代を代表する一人であることは間違いない。

囲碁の大盤解説

大きな囲碁棋戦の場合、大盤解説会が開催される。
ＮＨＫ杯トーナメントの放送でも解説があるが、やはり上手下手があり、石田２４世本因坊が解説者としてＮＯ．１であろう。
趙治勳２５世本因坊の解説はとてもユニークで面白い。
解説者と聞き手のコンビも重要である。
ワールド碁チャンピオンシップ２０１９が日本で開催され、囲碁チャンネルで生放送された。
初日の解説は、伊田八段と万波四段であった。
万波四段は、聞き手としての常連であるが、伊田八段は珍しい。
２人は、先日、結婚したばかりであり、掛け合いが結構面白かった。
家庭でも、万波四段が主導権を握っていそうだ。
２日目の準決勝は、趙治勳と吉原ゆかりの名コンビで、いつもの楽しい解説会であった。
大会は、残念な結果に終わった。
先日の棋聖戦も今大会も逆転が目に付いた。
ＡＩなら、確実に勝ちきるのだろう。

パリの暴動を憂う

フランスでは、マクロン大統領の政策に反対する「黄色いベスト運動」と呼ばれるデモが行われていたが、先日のパリ、シャンゼリゼ通りの暴動は、度が過ぎている。
文化の中心であるパリで、高級ブティック店や喫茶店が放火、略奪されている情況に唖然とした。
このような状態になる前に対応できなかったのだろうか。
貧富の差の拡大に対する不満は世界中に広がっており、何かのきっかけで、このような情況になる可能性は、世界各地にあるのが現状だ。
ベネズエラもひどい情況になっているようだが、情報が少なく、判断が難しい。
日本のテレビは、桜の開花情報がニュースのトップというのんびりした情況だ。
卒業、入学のシーズンを迎え、春満開も近いようだ。