何か社会的事件が発生すると、第3者委員会なるものが設立されて、原因に究明に当たるのが通例になっている。
ところが、この第3者委員会なるもの、その中立性に疑問が残ることが良くある。
先日の厚労省の委員会等、その最たるものであろう。
結論ありきでメンバーを選び、調査、報告された内容は、とても信頼できない。
昨日、日産の特別委員会の報告が発表されたが、西川社長を始めとする経営陣の責任については、一言も触れられていないそうで、現経営陣の継続を前提とした結論ありきでは社会からの信頼回復にはつながらないだろう。
こんなことが続けば、第3者委員会なるものへの信頼性を失いかねない。