メダル至上主義を見直そう

このところスポーツ界の不祥事が相次いでいる。
「勝てば官軍」「勝ち馬に乗る」と、とにかく勝てばよいという風潮が蔓延しているようだ。
今日、高校野球の決勝戦があるようだが、秋田県の金足農高の選手は全員地元の秋田県出身に対し、大阪桐蔭高校は、全国から選手を集めている野球学校となると、金足農高を応援したくなる。
今度は、アジア大会での不祥事である。
こともあろうに、公式ジャンパーを着て外出し、買春とはあきれたものだ。
バスケット・チームの選手は、プロのＢリーグの選手のようだが、税金を使って、プロの選手を送る必要があるのか疑問に思う。
東京オリンピックへ向けて、メダル、メダルと大騒ぎをするのは止めようではないか。

秋の気配が・・・

この２，３日、ずっと過ごしやすくなった。
夜、エアコンなしで眠れるし、朝方はひんやりとした気配さえ感ぜられる。
日中の日差しにも柔らかさがあるし、湿度の関係か、さわやかである。
このまま、秋へ向かうのだろうか。
ただ、台風１９号、２０号と連続してやってくるようだ。
夏休みの最後の土、日くらい、良い天気であって欲しいものだが・・・
夜には、花火の音が聞こえるが、出かける気にはならない。
今年は、熱中症にならないように外出を控えたので、花火は、もっぱらＴＶ中継だった。
阿波踊りは、ひと悶着あったようだが、各地の夏祭りは平和あってのもので、台風の被害がないことを願うばかりだ。

深刻な廃プラ問題

世界各地で廃プラスチックの問題が深刻化している。
このまま放置していれば、海洋だけでなく生態系に大きな問題を起こすことは目に見えている。
石油化学工業は、大気汚染、水質汚染他の問題をクリアし、人類に多大な恩恵をもたらしたことは事実だが、廃プラ問題を解決できなければ、その被害は甚大なものになるであろう。
カリブ海の海岸に漂着したプラスティック・ゴミの山を見るとすさまじい。
原子力の廃棄ゴミ問題もそうだが、このまま廃棄物の循環処理のシステムを構築しないと、地球はゴミの山になってしまう。
プラスチックを自然に戻す開発かプラスチックに代わる新しい物質の開発が必要だ。
日本政府の廃プラ問題に対する姿勢は、禍根を残しそうだ。

京都五山送り火の生中継

大学時代、大文字山の下の所に下宿していたのだが、いつも夏休みの帰省中で「大文字焼き」を見たことがない。
昔と違い、高いビルも建っているので、すべてを観ることの出来るスポットは限られるのだろう。
鴨川の河原から、夏の涼風を感じながら見るのが最高かもしれない。
初めて、最初から最後まで、ＴＶの生中継で「送り火」を見たが、ＴＶだから見られる点火の様子に加え、見事な情景を映し出してくれた。
「大」「妙」「法」「舟形」「左大」「鳥居形」と、次々に点火され、静かに消えて行く様子は、お盆の行事に相応しい。
華やかな花火とは異なる真夏のショーだった。

興味深い「都名所図会」巡り

中村芝翫が案内する「ぶらり京都歴史探訪」という番組がある。
知っているようで知らない京都の魅力をいろいろな角度から紹介してくれる。
京都の奥深さ、魅力は、ちょっと訪れるくらいでは理解できない。
私は、大学の４年間を京都で過ごし、有名なお寺等をいろいろと訪れたが、ほんの一部である。
清水寺一つとっても、この番組で、ビックリさせられることが一杯ある。
最も、一般の人間では入れない所へも行けるので当然ではあるが・・・
それにしても、江戸時代に、こんなに詳しく京都の魅力を紹介しているとは驚きだ。
円山公園など、安保反対集会で何度も行っているが、公園としての魅力は知らない。
この番組を見ていると、もう一度、京都をゆっくり訪れて見たいと思うが、今はどこも観光客で溢れていて、半世紀以上前のあの頃にもっとぶらぶらしていたらと残念である。