想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

墓碑標2016

2016-12-26 12:10:20 | 日記

年末になると、今年亡くなった人たちの墓碑標が放送される。
各界で活躍した人たちだが、中には、まだ生きていたのかと思う人もいるし、あまりにも早い死と残念に思う人もいる。
放送の中には、出てこなかったが、先日、新聞の片隅に、ミッシェル・モルガンの死亡記事が出ていた。享年96歳とあった。
「ああ、まだ生きていたのだ。」と記事を眺めた。
学生時代から、フランス映画を良く見たが、フランスを代表する女優だった。
ジャン・ギャバンと共演した「霧の波止場」、「夜の騎士道」、「マリー・アントワネット」他、いろいろ見たが、調べてみると、女優賞をとったのは、カンヌ国際映画祭での「田園交響曲」のみだったようだ。
その人と重ねて、当時のいろいろなことが思い起こされる。

クリスマス音楽が減った?

2016-12-25 10:25:14 | 日記

クリスマス音楽には良い曲がたくさんある。
もう少し前は、12月に入ると、あちこちでクリスマス音楽が流れていたものだが、最近はあまり聞かなくなったような気がする。
もともと、日本人はキリスト教徒でもないのに、クリスマスに大騒ぎする方がおかしいのかもしれないし、私の行動範囲が狭くなったせいかもしれないが・・・
先日テロ事件があったベルリンでは、クリスマス・マーケットが開かれており、昔ながらのクリスマス前風景であるが、日本では、正月もそうだが、あらゆる場面で季節感が薄れていくようだ。
今年は、クリスマスが3連休になり、若い人たちには、特に恋人関係の二人には、又とない楽しい時間なのだろう。
うらやましいが、私はクリスマス音楽に浸ることにしよう。

「本の中の江戸美術」展

2016-12-24 11:05:55 | アート・文化

先日訪れたら休館だったので、改めて、東洋文庫を訪れた。
会期が12月25日までで、ポピュラーな展覧会ではないが、意外に来場者が居た。
江戸時代に製作された絵本、絵巻、浮世絵などの絵画資料が今回の展示物である。
浮世絵は他でも接する機会が多々あるが、本は意外に少ない。
江戸時代の「浦島太郎物語」では、私が子供の頃読んだ物語とは異なり、太郎は鶴になり、亀になった乙姫と暮らすという結末になっている。
時間をかけて、ゆっくり見れば、もっと面白い発見があるだろう。
春画が含まれているため、18歳以上に入場制限されている部屋があったが、それほど気にする必要はなさそうな絵画であった。
これからもユニークな展覧会を期待したい。

世界ふれあい街歩き、大連

2016-12-23 13:03:45 | 日記

「世界ふれあい街歩き」という長寿番組がある。
自分が訪れた街が取り上げられると、時々見ることにしている。
アカシアの大連には、幼少の頃住んでいたので、懐かしい風景が出るかも知れないと楽しみに見た。
忘れられないのは、雪の引揚げの日の大連港の入り口である。
父が花の満鉄調査部勤務で、満鉄社宅に住んでいたが、社員は特権階級に属していた。
子供一人ずつに乳母がつき、私には中国人の乳母がいて、可愛がってくれたようだ。
古い市電が登場していたが、今でも走っているらしい。
中山広場(ちゅうざんひろば)と読んでいたが、子供の頃、「なかやまひろば」と言っていたような気がする。
当時の、ロシアと日本の建造物が、今も残り使用されている。
ヤマトホテルのダンス・パーティの話は母からも聞かされた。
一度「大連・旅順の旅」に参加しようかと思ったが、思い出として残しておいた方が良いと、未だに訪れていない。

コバケン指揮の日本フィルの「第九」

2016-12-22 11:10:34 | 音楽

TVでは、年末に毎年聴いているが、昨年も行かなかったので、急に思い立って、東京芸術劇場へ出かけた。
プログラムは、第九とバッハのパイプ・オルガン曲の組み合わせである。
急なチケット購入なので、1階後方の右側の席だったが、思ったより良い席だった。
日本フィルは、ほとんど総出ともいえる約100人、合唱は100人以上というメンバーで、さすがに大迫力であった。
合唱団の一員として「第九」を歌ったのは、もう25年前ぐらいになるだろうか。
頭の中で、口ずさみながら、聴き入っていた。
独唱も粒ぞろいで、バリトンのジョン・ハオが光っていた。
最後に、指揮者の小林研一郎の挨拶があったが、こんな公演なら、来年も足を運ぼうかと言う気になる。