想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

あきれた国交省の脅し

2015-10-25 11:06:39 | 社会・経済

国交省が旭化成建材に脅しをかけている。
自分たちの指示に従わなければ、行政処分に手心を加えるというのだ。
そもそも今回の問題の根幹には、過去から問題があったにもかかわらず放置して来た国交省にも大いに責任がる。
自分たちの責任を逃れるために、スケープ・ゴードにしようとの姿勢がチラチラする。
国交省は官庁の中でも、業界との癒着が最も大きい省の一つであり、建設省時代から、この体質は変わっていない。
行政の役割は、自分たちは上の立場で、問題が出れば、処分というのは、とんでもない勘違いだ。
国交省は今回の問題で、監督官庁として、書類を受け取るだけでなく、どんな責任を果たしてきたのか明確にすべきである。
また、今回の横浜のマンションの地盤は複雑で、試掘をして指示をした三井住友建設には難しさは把握できていたはずで、下請け任せにせず、きちんとした管理をする責任があったといえる。
この際、下請け依存の建設業界のウミを出すことが求められる。

ドラフト会議のドラマ

2015-10-24 10:38:52 | スポーツ

来シーズンの戦力補強のためには、各チームとも、ドラフト会議はとても重要である。
来シーズンは、多くの新監督が誕生し、だいぶ顔ぶれが変わる。
外野手出身の監督が多いのが特徴だろうか。
大谷、藤浪、松井とトップ指名選手は、やはり、それなりの活躍をしている。
もちろん、上位指名でなくても、柳田、山田のように大活躍している選手もいるので、素質の見定めは重要だ。
今年の目玉の高橋投手はソフトバンク、平沢内野手はロッテ、高山外野手はヤクルトといずれも上位チームが獲得権のくじを引き当て、これでは面白くないなと思ったら、大逆転のドラマが起こった。
当たりくじの確認ミスで、阪神が高山を獲得した。
阪神にとっては、マートンの退団が確実なだけに、これは大きい。
各球団のスカウトの力量が試される隠し玉の選手の活躍も楽しみだ。

不安を煽るのはマスコミの役割ではない

2015-10-23 16:41:21 | 社会・経済

連日、横浜のマンション関連の報道がされている。
しかしながら、見ていて、報道の仕方に大いに問題があるように思う。
あたかも、旭化成建材が工事したすべての物件に問題があるかのような取り上げ方だ。
今回の現場代理人が関与した工事については、早急な調査が必要だが、その他の物件についてはあまり関係性が無い。
もしあるとすれば、すべての杭打ち工事に共通することだ。
原発事故で、福島周辺の県のすべての農産物が放射能汚染されており、東北の水産物すべてが汚染されているかもしれないと云うに等しい。
不安だけ煽ってなんの役に立つのだ。
どこか1社の食品会社で品質問題が出たら、その会社の製造するすべての製品に問題があるというだろうか。
現存する改正前の建築基準法で建てられた建築物の方が余程危険だろう。
専門家ぶって喋っているTVのコメンテイター達は、たいした知識もないのに、あきれた発言をするものだ。
専門家でも、間違った判断をすることは、原発事故で証明されたばかりである。
目の前のバッシングでなく、現に起こり、今後も起こるであろう問題にどう対処するかの方が重要だ。

衝撃発言、杭打ち工事の実態

2015-10-22 10:49:58 | 社会・経済

横浜のマンションの話題で持ちきりであるが、昨夜のニュース・ステーションで、20年杭打ち工事に携わり、現場代理人も経験した人物の衝撃発言があった。
この話を聞くと、氷山の一角とは思っていたが、想像以上に根の深い問題であることが判る。
いろいろな会社の工事に関わり、旭化成建材の管理は厳しかったといっているが、調査は、旭化成建材が工事した3000件だけでなく、すべての建築物の再調査が必要になる内容である。
何年も経過してから表面化したら、何が原因か特定できない。
オリンピックへ向けて、建設工事の人手不足が問題視されているが、同時に質の低下も懸念され、頭の痛い問題だ。
今回の問題で、元請の三井住友建設が記者会見にも全然出てこないのはどういうことなのだろう?

GDP 600兆円のからくり

2015-10-20 16:47:31 | 社会・経済

中国の2015年7~9月のGDP成長率が7%を割ったことが話題になっている。
事前の見通しが6.8%で、目標が7%、その中間の6.9%とは見事な落としどころと皮肉る者もいる。
中国の統計数字には信頼性が薄いので、0.1%の誤差など、さほど意味があるとは思われないのだが、大きく取り上げられている。
私が学生の頃であるが、そもそも近代経済学のGDPは、「主婦がおしめを家で洗っていたものをクリーニング店に出すとGDPが増えるというもので、あまり意味が無い。」との議論があったのを思い出す。
インターネットの普及で、統計をどう取るかは、時代の変化に対応する必要はあるが、継続性がなくなれば、意味を持たない。
アベノミクスの2020年度、GDP600兆円を達成するには、年3%以上の名目成長率が必要になるが、内閣府は、たとえば、軍備費を拡大し、戦車などの購入費を参入するように変えれば、達成可能との試算をしているという。
意味の無い辻褄あわせはゴメンだ。