想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

ALL ABOUT OSCAR PETERSON (Verve mv-9001)

2011-12-21 11:11:46 | スポーツ

オスカー・ピーターソンのすべて

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パソコンをしながらTVを見ていると、ニュースが入り、金正日総書記の突然の死亡を伝えた。瞬間、暗殺かと思ったが、心筋梗塞との事であった。

17日の朝の死亡を、発表まで韓国でも把握していなかったとはある意味驚きだ。韓国大統領は、厳しい立場に追い込まれるだろう。

今年は、ビン・ラディン、カダフィに続き、話題の人物が死亡した。これが、安定へ向かうのか、混乱へ進むのか、しばらく目が離せない。

一方、注目のダルビッシュに、レインジャーズが入札、独占交渉権を得たそうだ。彼なら、活躍は間違いないだろう。今から、楽しみである。

日本球界では、来シーズンの更改とFAの動向がほぼ固まり、来シーズンの戦力の目処が立ってきた。

話題は、やはり、巨人の大型補強とアメリカ大リーグへの流出であろう。

巨人の補強は、日本一になったソフトバンクから、ホールトンと杉内という左右のエース、横浜から4番の村田を獲得である。

以前にも、ヤクルトから、最多勝のグライシンガーと首位打者のラミレス、横浜から抑えのクルーンに加え、西武かは豊田、日ハムからマイケルとあたりかまわず獲得し、更に遡れば、各チームの4番バッターを総ざらいしたことがあるが、その割に、成績は芳しくない。

しかし、これだけの補強をすれば、誰が監督をやっても、優勝できて当然だろう。

交流戦で、ダルビッシュ、岩隈、和田、杉内、ホールトンと云った苦手投手がいないのだから、ソフトバンク以上の成績を残す事ができるだろう。

対抗は中日だが、落合監督の辞めた中日では、さほど怖くない。期待は、当然、阪神になるが、今シーズン、働かなかった城島、金本、小林、久保田、安藤、林といった選手が、フルに活躍すれば、多少の望みがある。

FAした杉内は去年の更改での評価に不満があったようだが、評価には、いろいろ疑問を感じる点もある。

例えば、阪神の岩田の場合、5500万円と評価が低く、気の毒である。一方、金本は、2億2千万円とは驚きだ。外野の守備を気にしながら、コースを投げ分け、レフト前ヒットで、楽々、1点取られて負け投手では不満だろう。

パ・リーグでは、オリックスの補強が目立つ。ソフトバンクの戦力ダウンがあり、来シーズンは、混戦になり、面白そうだ。

戦力分析と順位予想は、来春のキャンプを待とう。

今日のレコードは、オスカー・ピーターソンがヴァーヴ・レコードに残した700曲から、選び抜かれた17曲を2枚のレコードにまとめたもので、その足跡をたどることができる。


Breakfast Dance and Barbecue (ROULETTE RET 5020)

2011-12-18 11:07:14 | アート・文化

オン・ステージ / カウント・ベイシー楽団

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西洋美術館の「ゴヤ 光と影」展を観に出かけた。目玉は、「着衣のマハ」である。プラド美術館では、「裸のマハ」と並べて、展示されているが、今回の展覧会では、「着衣のマハ」だけで、贅沢は言えないが、ちょっと残念である。しかし、40点の素描画が展示されており、小さくて観にくいが、この中に、ゴヤが描きたかったものがあるようだ。

時間に余裕があったので、国立博物館の常設展示を見ることにした。

展示方式を工夫したようで、以前に比べ、とても見やすくなっており、また、展示物も、国宝から、重要文化財まで豊富で、見ごたえのある展示であった。

70歳以上は、常設展は無料とのことで、一度にすべてを観るのはきついが、上野へ出かけた時、余裕の時間に訪れるのがよい。

昔、出張でミュンヘンへ行った時、自由時間に、他の者は、ホーフブロイハウスへ、ビールを飲みに行き、飲めない私は、ドイツ博物館へ出かけた。その展示に驚き、日本にもこんな博物館があったら、子供は一日中、ここで楽しみ、学ぶことができるのにと思ったものだが、折角の国の財産なのだから、科学博物館も、もっと広報に努めるべきだろう。宝の持ち腐れは、もったいない。

企画展と称して開催すると、満員になり、ゆっくり、鑑賞できないが、行ってきたということに満足している人が多いようで、常設展示でも、特別展示があり、企画展に相当する展示物も多々あり、ゆったりと観ることができる。

高齢者が多くなり、時間を持て余す人が多いようだが、これまで興味を持たなかった事に関心を持つような施策をとれば、医療費削減にも貢献するのではないだろうか。

医療費というと、受診時の100円負担や70~74歳の2割負担もすべて先送りになるらしい。反対が多いと問題を先送りすれば、いずれ、現在の健康保険制度は破綻するだろう。

開院と同時に待合室は同じ顔ぶれの老人で満杯になるとか、高額医療費に疑問のある治療を継続しているケースが指摘されているが、見直すべき点は多々ある。

長い間喫煙し、歳をとったら、病院通いで他人にその負担を押し付けるなどもってのほかだ。たばこ増税は見送られたが、本人の為にも、医療費の削減の為にも、早急に、たばこの値上げをすべきであろう。

今日のレコードは、1950年、マイアミ・アメリカーナ・ホテルのボール・ルームでの朝食ダンスの実況録音で、ブルース歌手のジョー・ウイリアムス他の熱狂的な演奏が収められている。

一度で良いから、こんな朝食を経験したいものだ。

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Piano Concertos (Angel AA-8412)

2011-12-14 12:23:52 | 音楽

ベートーベン作曲 ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 「皇帝」

ピアノ : エミール・ギレリス

レオポルド・ルートヴィッヒ指揮 フィルハーモニア管弦楽団

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今年も残り少なくなり、「第九」の季節になった。今年は、大震災があり、第九にはことさら想いが寄せられ、各地で連日演奏会が催されている。

昨年は、TVで聴き、パスしたのだが、今年はやはり生で聴くことにし、「第九と皇帝」という贅沢なプログラムがあったので、これを選んだ。

演奏曲目、演奏者、場所、価格を総合的に判断すると、ベターな選択であろうと、急遽、自由席券を買ったので、開場時間前に東京文化会館に行った。

入場前のホールは、自由席の待つ人たちで一杯になったが、時間どおりに開場しない。そのうち、倒れる人が出て、ますます開場が遅れた。

これだけの人が待っているのだから、10分位早めに開場すればよいものをと思った。

10分遅れで開場したが、今度は自由席が不明確で、ウロウロする人が出る始末である。

座席表に色で示すなど、ちょっと工夫すれば良いと思うのだが、サービスという基本のマネジメントが欠如しているのであろう。

この公演は、毎年行われ、今年で31回目という。東京文化会館開館50周年記念参加公演ということで、合唱に市民合唱団のメンバーが加わり、大人数の合唱となり、迫力があった。

今年聴いた「第九」で、特に印象に残っているのは、大震災の後に、ズービン・メータが指揮した演奏である。

今日のレコードは、「第九」でなく「皇帝」を選んだ。もちろん、知る人ぞ知る名曲である。


STAN GETZ AND THE OSCAR PETERSON TRIO (Verve V6-8251)

2011-12-11 10:47:04 | 社会・経済

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2012年度の税制改正案が閣議決定された。税制改正法案が、年明けの通常国会に提出されるが、野党は対決姿勢を強めており、たいした改正ではないが、結構もめるだろう。

現在抱えている問題は、財政赤字下での「社会保障と税の一体改革」であり、目玉は消費税の税率アップである。

公務員へのボーナスが支給されたが、満額支給であり、年末へ向けて、懐が温かいのは、議員と公務員だけである。

前国会では、結局、消費税の増税前にやらなければならないことは、すべて先送りされた。

国民一人一人に身近な問題だけに、これから、議論がにぎやかになるだろうが、政府もマスコミも、国民に十分な情報を提供していない。

例えば、消費税の仕組みついて、国民の何%が理解しているだろうか。多くの人は、自分が支払った5%分が、国庫に入っていると思っているだろう。

実際には、インボイスが徹底していないために、尻抜けになっており、未納の金額が膨大に膨らんでいる。

年金のいい加減な事務処理で、「正直者が馬鹿を見る」実体が明らかになり、年金制度への不信感が増大したが、消費税の増税前に、公平な徴収に改正する必要があろう。

政治資金収支報告書が公開されたが、ある議員は、国民の税金である政治資金を、クラブやカラオケに使用していたというが、罪にはならない。税金泥棒という認識などないのであろう。

ギリシャやイタリアの状況を見て、財政破綻の国民生活への影響は無視できない事が判り、消費税率アップを是認する人が増えているが、政府は甘えてはならない。

野田首相にどれだけの覚悟があるだろう。

今年は、地震と原発災害に明け暮れたが、来年は、金融問題に振り回されそうな気がする。

このレコードは、私のコレクションの1枚を、兄がどうしても欲しいと云うので、交換した輸入盤の1枚である。

オスカー・ピーターソン・トリオ(レイ・ブラウン、ハーブ・エリス)にスタン・ゲッツ(ts)が加わった楽しい演奏である。


MY GREATEST SONG : Bing Crrosby (DECCA SDL-12)

2011-12-08 18:19:42 | 音楽

ビング・クロスビー ; マイ・グレイテスト・ソング

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フリオ・イグレシアスのチケットが格安で手に入ったので、聴きに行った。

68歳になるとかで、マイクなしでは、さすがに昔のような声量はないが、音質は昔通りで、休憩なしで、1時間半の公演を見事に歌いきった。

さすがに、世界で一流と認められているエンターテイナーだけのことはある。

プログラムも、アルゼンチン・タンゴのダンスを織り込むなど、飽きさせずに、あっという間に終わってしまった。アンコールがなく、聴衆は少し不満気であったが、これも、余韻を残すための演出であろう。

残念ながら、最近、日本には、イヴ・モンタン、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、クラスの歌手は無理としても、いわゆる大人の歌手がいない。

公演場所がTOKYO DOME CITYHALL とかで、初めて行ったのだが、まぎらわしい名前で知らない人が多く、ウロウロしたが、もう少し、標識の工夫が必要と感じた。

また、アリーナ席であったが、帰りの混雑を考えると、もし、何か事故があったらどうなるのだろうと多少心配になった。

公演前に、小石川後楽園に立ち寄った。ここは、梅と花菖蒲の頃には来たことがあるが、紅葉は、六義園の方が良いとのことで、紅葉の時期に訪れたことがなかった。しかし、水戸光圀の代に完成したこの庭園は、中国の風物を取り入れ、一部、京を模してつくられただけに、なかなか風情のある庭園になっている。当日は、小春日和で暖かく、散策を楽しんだ。

フリオ・イグレシアスは、さほどのファンではないので、レコードを持ち合わせていないので、代わりに、世界の一流歌手であるビング・クロスビーのレコードを選んだ。

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