想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

Breakfast Dance and Barbecue (ROULETTE RET 5020)

2011-12-18 11:07:14 | アート・文化

オン・ステージ / カウント・ベイシー楽団

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西洋美術館の「ゴヤ 光と影」展を観に出かけた。目玉は、「着衣のマハ」である。プラド美術館では、「裸のマハ」と並べて、展示されているが、今回の展覧会では、「着衣のマハ」だけで、贅沢は言えないが、ちょっと残念である。しかし、40点の素描画が展示されており、小さくて観にくいが、この中に、ゴヤが描きたかったものがあるようだ。

時間に余裕があったので、国立博物館の常設展示を見ることにした。

展示方式を工夫したようで、以前に比べ、とても見やすくなっており、また、展示物も、国宝から、重要文化財まで豊富で、見ごたえのある展示であった。

70歳以上は、常設展は無料とのことで、一度にすべてを観るのはきついが、上野へ出かけた時、余裕の時間に訪れるのがよい。

昔、出張でミュンヘンへ行った時、自由時間に、他の者は、ホーフブロイハウスへ、ビールを飲みに行き、飲めない私は、ドイツ博物館へ出かけた。その展示に驚き、日本にもこんな博物館があったら、子供は一日中、ここで楽しみ、学ぶことができるのにと思ったものだが、折角の国の財産なのだから、科学博物館も、もっと広報に努めるべきだろう。宝の持ち腐れは、もったいない。

企画展と称して開催すると、満員になり、ゆっくり、鑑賞できないが、行ってきたということに満足している人が多いようで、常設展示でも、特別展示があり、企画展に相当する展示物も多々あり、ゆったりと観ることができる。

高齢者が多くなり、時間を持て余す人が多いようだが、これまで興味を持たなかった事に関心を持つような施策をとれば、医療費削減にも貢献するのではないだろうか。

医療費というと、受診時の100円負担や70~74歳の2割負担もすべて先送りになるらしい。反対が多いと問題を先送りすれば、いずれ、現在の健康保険制度は破綻するだろう。

開院と同時に待合室は同じ顔ぶれの老人で満杯になるとか、高額医療費に疑問のある治療を継続しているケースが指摘されているが、見直すべき点は多々ある。

長い間喫煙し、歳をとったら、病院通いで他人にその負担を押し付けるなどもってのほかだ。たばこ増税は見送られたが、本人の為にも、医療費の削減の為にも、早急に、たばこの値上げをすべきであろう。

今日のレコードは、1950年、マイアミ・アメリカーナ・ホテルのボール・ルームでの朝食ダンスの実況録音で、ブルース歌手のジョー・ウイリアムス他の熱狂的な演奏が収められている。

一度で良いから、こんな朝食を経験したいものだ。

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