2012年度の税制改正案が閣議決定された。税制改正法案が、年明けの通常国会に提出されるが、野党は対決姿勢を強めており、たいした改正ではないが、結構もめるだろう。
現在抱えている問題は、財政赤字下での「社会保障と税の一体改革」であり、目玉は消費税の税率アップである。
公務員へのボーナスが支給されたが、満額支給であり、年末へ向けて、懐が温かいのは、議員と公務員だけである。
前国会では、結局、消費税の増税前にやらなければならないことは、すべて先送りされた。
国民一人一人に身近な問題だけに、これから、議論がにぎやかになるだろうが、政府もマスコミも、国民に十分な情報を提供していない。
例えば、消費税の仕組みついて、国民の何%が理解しているだろうか。多くの人は、自分が支払った5%分が、国庫に入っていると思っているだろう。
実際には、インボイスが徹底していないために、尻抜けになっており、未納の金額が膨大に膨らんでいる。
年金のいい加減な事務処理で、「正直者が馬鹿を見る」実体が明らかになり、年金制度への不信感が増大したが、消費税の増税前に、公平な徴収に改正する必要があろう。
政治資金収支報告書が公開されたが、ある議員は、国民の税金である政治資金を、クラブやカラオケに使用していたというが、罪にはならない。税金泥棒という認識などないのであろう。
ギリシャやイタリアの状況を見て、財政破綻の国民生活への影響は無視できない事が判り、消費税率アップを是認する人が増えているが、政府は甘えてはならない。
野田首相にどれだけの覚悟があるだろう。
今年は、地震と原発災害に明け暮れたが、来年は、金融問題に振り回されそうな気がする。
このレコードは、私のコレクションの1枚を、兄がどうしても欲しいと云うので、交換した輸入盤の1枚である。
オスカー・ピーターソン・トリオ(レイ・ブラウン、ハーブ・エリス)にスタン・ゲッツ(ts)が加わった楽しい演奏である。
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