ベートーベン作曲 ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 「皇帝」
ピアノ : エミール・ギレリス
レオポルド・ルートヴィッヒ指揮 フィルハーモニア管弦楽団
今年も残り少なくなり、「第九」の季節になった。今年は、大震災があり、第九にはことさら想いが寄せられ、各地で連日演奏会が催されている。
昨年は、TVで聴き、パスしたのだが、今年はやはり生で聴くことにし、「第九と皇帝」という贅沢なプログラムがあったので、これを選んだ。
演奏曲目、演奏者、場所、価格を総合的に判断すると、ベターな選択であろうと、急遽、自由席券を買ったので、開場時間前に東京文化会館に行った。
入場前のホールは、自由席の待つ人たちで一杯になったが、時間どおりに開場しない。そのうち、倒れる人が出て、ますます開場が遅れた。
これだけの人が待っているのだから、10分位早めに開場すればよいものをと思った。
10分遅れで開場したが、今度は自由席が不明確で、ウロウロする人が出る始末である。
座席表に色で示すなど、ちょっと工夫すれば良いと思うのだが、サービスという基本のマネジメントが欠如しているのであろう。
この公演は、毎年行われ、今年で31回目という。東京文化会館開館50周年記念参加公演ということで、合唱に市民合唱団のメンバーが加わり、大人数の合唱となり、迫力があった。
今年聴いた「第九」で、特に印象に残っているのは、大震災の後に、ズービン・メータが指揮した演奏である。
今日のレコードは、「第九」でなく「皇帝」を選んだ。もちろん、知る人ぞ知る名曲である。