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北野武監督作品「アウトレイジ・ビヨンド」がヴェネチア国際映画祭に出品されている。彼は海外での評価は非常に高いようでいつも注目されている。
彼の作品の「座頭市」に、タップダンスのシーンがあるが、とても印象的であった。
そのシーンのタップを指導したHIDEBOHが出演する公演があった。
地元のホールで手軽に行け、プレビュー公演のせいか、料金も銀座博品館の半額であったので、タップダンスを見るつもりで出かけた。
さすがに観客は普段見掛けない若い人が多く、市外から来ているのであろう。
私の年代の者は、タップダンスといえば、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの優雅なダンスシーンやジーン・ケリーの映画のシーンを思い出すであろう。
ニューオーリンズに行った時、夜のバーボン・ストリートの路上で、黒人の子供が見事なタップを踊り、チップを求めていた。
彼のタップは、アステアとは異質であるが、テクニックは素晴らしい。
公演の「タップジゴロ」は、ミュージカル仕立てになっており、背景が戦後間もない頃の銀座で、若い人たちには理解しにくいかもしれないが、ある意味、懐かしさがあった。
できるだけ、本物を見ようと、海外からの公演を見ることの方が多いが、若い人たちのレベルは上がってきているようで、彼らの実力を見直す必要がありそうだ。
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