最近は、朝の通勤時間帯の電車に乗ることはほとんどないが、ほとんどの人間がスマホをいじっている。
私の現役の頃は、朝の通勤電車で日経新聞を読むのが日課であった。
もちろん、会社の仕事と関係のある経済記事に目を通すためだが、あるとき異変が生じた。
日経の購読者のほとんどすべてのサラリーマンが朝刊の連載小説を読み始めた。
渡辺淳一の「失楽園」である。
主人公の凛子は、飲み会でも話題の種となった。
連載小説は面倒なので、ほとんど読まないが、現在連載されている、林真理子の「愉楽にて」は、久しぶりに読んでいる。
男に生まれれば、一度はこんなことをして見たいという夢のような話である。
多分、当時と同じような状況になっているのではないだろうか。
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