想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

ELLA and BASIE! (VERVE PS-8014)

2010-11-23 11:46:44 | 音楽

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エラ・フィッツジェラルドは、1964年1月、ロイ・エルドリッジと一緒に来日した。

大学で下宿生活をしているときであり、コンサートに行くには、食費をセーブしなくてはならないので、諦めていたところ、エラが本当にジャズの好きな人たちに聴いてほしいと、自分で後方の20席を買い取り、特別価格で売り出すとの情報を得て、朝一番に並んでチケットを入手して聴きに行った。確か、500円だったと記憶している。

最後列の席ではあったが、エラとロイの二人のジャズの巨人の競演を聴くことができ、エラの雰囲気も味会うことができた。

 今まで、エラとベイシー楽団の共演レコードはなく、1963年に録音された待望のレコードである。

 下の写真は、「エラのエリントン・ソング・ブック」(Verve VL-1021)で、エリントンとの共演も聴き逃せない。

 大学の入学金が1000円で、入学時の授業料が年間9000円であった。(卒業時には12000円)

若い人たちには、理解できないかもしれないが、間借りの下宿であるから、外食をすることになるが、コメのご飯を食べるには、外食券が必要で、米穀通帳は生活必需品であった。

 好きな音楽を聴くには、食費と天秤にかけねばならなかった。

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