期待の女子パシュートは、前回チャンピオンとはいえ、今期の成績は挑戦者の立場である。
準々決勝でオリンピック・レコードでの首位となり、順調に滑り出した。
準決勝で、強豪のカナダ、オランダとの対戦にならず組み合わせに恵まれた。
多種目に出場しているエースの美帆を休ませる作戦もあったが、もし敗れると、メダルも逸するリスクがあるので、正攻法を選択したのは正しい。
カナダ、オランダのどちらが勝っても、準決勝で体力を消耗しているので多少は有利である。
予想通りの接戦になったが、後半に強いカナダとどちらが勝ってもおかしくない展開となったのは、カナダがオリンピック・レコードを出したことで判る。
もし、先頭の美帆に余裕があれば、氷の状態が良いコースを選択できたかもしれない・・・
残念な結果だが、立派な銀メダルである。
男子も面白かった。
世界記録を持つアメリカが準決勝で敗退したが、余力を残して、決勝でノールウエイと対戦する戦術が裏目に出たのかもしれない。
団体戦は面白い。