想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

宮沢賢治の思い出

2019-12-08 19:07:49 | 日記・エッセイ・コラム

ブラタモリで宮沢賢治ゆかりの地、花巻を取り上げていた。
高校野球のファンにとっては、大谷の出身校で知っているだろうが、普通の人たちにとっては、余り馴染みが無い。
番組を見ながら、私は中学時代を思い出した。
知識欲が旺盛な時期であったが、今と違い、ラジオ、本、映画位しかなかった。
中学2年の時、担任の先生から、弁論大会に出てくれと頼まれた。
私は、討論会は好きだったが、弁論会はあまり好きでなかった。
と言うのは、弁論会には、一つのパターンが定着していた。
その時、「宮沢賢治の生涯」と言う題で自分流の弁論を行った。
図書室には、伝記の本があり、良く覚えていないが、何かしら感銘を受けていたのだろう。
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ・・・・」と、静かに、彼の詩の朗読で始め、最後は、「・・・ソンナヒトニ、ワタシハナリタイ」と締めくくった。
宮沢賢治が実際に耕していた畑、「銀河鉄道の夜」に出てくる電車等、想像していたものが、実際に目に出来るとは・・・
小学4年から中学3年まで、昆虫採集を続けていたが、1年だけ、河原、山を歩き、鉱物採集をしたことがある。
採集した石を図鑑で調べたが、それ以上に、興味を持つことは無かった。
賢治が、地質にまで詳しいとは知らなかった。