想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

橋の落下リスクが表面化

2015-12-23 11:26:54 | 社会・経済

地震での橋桁落下防止の耐震装置の溶接不良が多量にあることが判明した。
元請が外注した下請け業者が、コストダウンのため、抜き取り検査用の製品のみ、正常な規格品を作り、検査会社とグルになり、その他の製品は手抜きをするという不正を行っていたとのことであるから驚きだ。
責任感のかけらも見当たらない。
これらの製品は、全国の高速道路や国道に架かる橋、690本に使用され、装置の溶接不良の危険は目の前にあるということになる。
元請は、製品検査という本来業務をせず、下請け任せにしていたことに原因がある。
先日の杭打ち問題でも、元請は本来の責任を全うしておらず、その責任は大きい。
建設業界は、長年の不況で、収益が悪化し、下請け依存体質が益々進み、下請けへしわ寄せする無責任な形になっており、早急に体質改善する必要がある。
新国立競技場の元請は大成建設に決まったが、多くの工事は下請けに発注されることになるのだろう。
工期との関係で、採算は合わないとも言われているが、注目の建造物であり、下請けにしわ寄せすることなく、良いものを作って欲しい。