１２月になると、恒例のベートーベンの第九交響曲の演奏会があちこちで模様されるが、他にも、毎年やってくるサンクトペテルブルグ管弦楽団や、３大アベ・マリアのコンサート、バレエ「くるみ割り人形」と恒例のクリスマス・コンサートが模様される。
今年は、何にしようかと迷ったが、ニューヨーク・ハーレム・シンガーズのクリスマス・ゴスペル・コンサートに出かけた。
ゴスペルは、ジャズ・コンサートや映画の中で聞くことはあるが、本格的なコンサートは始めてである。
とてもレベルの高いグループで、アカペラでのハーモニーもしっかりし、この体でなければ無理だろうと思われる声量は圧倒的であった。
残念なのは、歌詞が断片的にしか理解できないことだが、ゴスペルであるので、題からある程度は推測できる。
知らない曲も多々あったが、ゴスペル・ファンが多いだけに、曲が始まるとすぐに手拍子が始まる。
アンコールがなかったが、折角のクリスマス・コンサートなのだから、ポピュラーなクリスマス・ソングで応えたら、もっと盛り上がっただろう。